Sigma EF-630 Instructions Manual

  • SIGMA EF-630電子フラッシュの使用説明書の内容を理解しました。E-TTL自動調光、ワイヤレス撮影、マニュアル発光、後幕シンクロなど様々な機能についてご質問にお答えします。お気軽にご質問ください。
  • 電池はどの種類を使用しますか?
    ワイヤレス撮影モードは何種類ありますか?
    オートパワーオフ機能はありますか?
    連続撮影時の注意点は何ですか?
    液晶パネルにエラーマークが表示された場合はどうすればよいですか?
J E D F
E
s
I
D
k
N
C
s
C
t
K R P
F50E17201
ELECTRONIC FLASH EF-630
FOR CANON
使用説明書/INSTRUCTIONS
日本語
4~19
ENGLISH
20~35
DEUTSCH
36~51
FRANÇAIS
52~67
ESPAÑOL
68~83
ITALIANO
84~99
DANSK
100~115
NEDERLANDS
116~131
简体中文
132~147
繁體中文
148~163
164~179
РУCCКИЙ
180~195
PORTUGUÊS
196~211
2
3
4
日本語
このたびは、シグマエレクトロニックフラッシュ EF-630 (FOR
CANON) をお買い上げいただきありがとうございます。本説明書を
ご精読の上、フラッシュの機能、操作、取り扱い上の注意点を正し
く理解して、写真撮影をお楽しみください。尚、ご使用のカメラの
使用説明書のフラッシュ撮影に関する項目も併せてご覧ください。
お読みになった後は、いつでも見られる所に保管してください。
安全上のご注意
人的損害や物的損害を未然に防止するため、ご使用の前にこの項目
の内容を十分ご理解いただくようお願いします。
この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、人が死亡ま
たは重傷を負う可能性が想定される内容を示しています。
この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、人が障害を
負う可能性が想定される内容および物的損害の発生が想定
される内容を示しています。
各文章の
記号は注意
もしくは警告を促す内容を告げています
各文章の
記号は行為を禁止する内容を告げています。
1m
ラッシュを接続して使用する
キヤノン
てください
5
電池について
このフラッシュは、単三形のニッケル水素電池、もしくはアルカリ
乾電池を 4 本使用します。
電池や電池室カバーの接点は、常にきれいにしてください。
交換するときには 4 本とも同じメーカーの同じ種類のものを使用
してください。誤った使い方は、液漏れ、発熱、破裂等のおそれ
があります。
電池の分解、火中、水中への投下、ショート等は破裂のおそれが
ありますので絶対にしないでください。また、ニッケル水素電池
以外は充電しないでください。
長期間使用しない場合、電池を取り出して保管してください。電
池を入れたまま長期間放置しますと、液漏れが生じてフラッシュ
内部を損傷するおそれがあります。
長期間の旅行、寒冷地での撮影、または大量に撮影するときには、
予備の電池をご用意ください。
3 形リチウム乾電池は使用しないでください。故障の原因とな
ることがあります。
電池を処分する場合は、お住まいの自治体の規則に従ってくださ
い。
各部の名称
P.2
1.
発光部
2.
ワイヤレス信号受光窓
3.
ビープ音スイッチ
4.
AF 補助光発光部
5.
電池室カバー
6.
取付けシュー
7.
液晶パネル
8.
バックライトスイッチ
9.
ボタン
10.
電源スイッチ
11.
レディライト/TEST ボタン
12.
ボタン
13.
セレクター
14.
シューロックレバー
15.
ダイヤル
16.
シンクロ端子
17.
キャッチライトパネル
18.
ワイドパネル
セレクター(13)について
本書ではセレクターの各ポジション
/ / /
で表しています。
(上ボタン)
(左ボタン)
(右ボタン)
ボタン
(下ボタン)
上下で操作する場合は
、左右で操作する場合は
で表して
います。
対応するカメラについて
このフラッシュは以下のカメラに対応しています。
E-TTL II / E-TTL 自動調光方式の EOS デジタルカメラ
6
電池の入れ方
1. 電源スイッチを「OFF」にして、電池室カバーをスライドして開
きます。P.3 -(1)
2. 電池室内の表示に従い、電池の+-の向きを間違えないように入
れます。P.3 -(2)
3. 電池室カバーを閉じます。P.3 -(3)
4. 電源スイッチをONにします。発光可能な状態まで充電される
とレディライトが緑色で点滅、フルに充電されると赤で点灯しま
す。
ご注意!!
電池容量が少なくなると、液晶パネルに
マークが表示されます。電池容量が完全になくな
ると、右図のような画面に切り換わり、操作がで
きなくなります。新しい電池と交換してください。
エラー警告について
液晶パネルに マークが表示された場合、フラッシュに何らか
の異常が発生した恐れがあります。一旦電源スイッチを入れ直す、
もしくは電池をご確認ください。それでも表示が消えない場合は、
弊社営業所にご相談ください。
オートパワーオフについて
1.5 分間フラッシュが操作されないと、電池の消耗を防ぐため自
動的に電源が OFF になります。TEST ボタンを押すか、カメラ本体
のシャッターボタンを半押しすると再度電源が ON になります。た
だし、WL SLAVES-FL NORMALS-FL SLAVEモードではオ
ートパワーオフが働きません。
カメラへの取り付け方
1. 電源スイッチを「OFF」にします。
2. シューロックレバーがUNLOCK の位置にあることを確認し
ます。P.3 -(4)
3. カメラのホットシューに止まるまで差し込み、シューロックレバ
ーを「LOCK」方向にカチッとロックされるまでスライドしま
す。P.3 -(5)
取り外しは、シューロックレバーのボタンを押しながら「UN
LOCK」方向に止まるまでスライドし、フラッシュを引き抜いて
ください。
ご注意!!
シューロックレバーがUNLOCKから外れた位置でフラッシュ
を引き抜くと、カメラのホットシューとフラッシュの取付けシュー
を破損する恐れがあります。
発光部のセット
通常の撮影では発光部を正面方向にセットします。P.3-(6)
ご注意!!
電源スイッチを ON にし、ステータスエリアに マーク
が表示される、もしくはステータスエリアの距離表示が点滅してい
る場合、発光部が正しく正面方向にセットされていませんのでご注
意ください。
7
連続撮影時のご注意
連続発光による加熱での劣化を防止するため、以下の表に示す回数
以下で止めて 10 分以上休ませてください。
モード
最大連続発光回数
TTL, M(1/1, 1/2)
20
M(1/4, 1/8)
25
M(1/16
1/32)
40
MULTI
10 サイクル
ご注意!!
液晶パネルに マークが表示された場合、加熱防止のために
ラッシュの発光が制限されます。 マークが消えるまで休ませ
てください。
設定の基本ステップ
設定の基本を説明します。EF-630 は以下のステップで殆どの設定
が簡単に行えます。
ご注意!!
電源スイッチが
ロック
のポジションにあると
設定が
変更で
きません。設定の際は必ず
ON
に合わせてください。
カメラのメニュー画面でフラッシュの設定を変更できる「ストロボ
機能設定」と「ストロボカスタム機能設定」の項目には対応してい
ません。フラッシュ側で設定を行ってください。
ボタンでメイン画面とセットアップメニューを切り替えます。
(電源をONにした時は、必ずメイン画面からスタートします。
メイン画面
トア
プメニュ
発光モード
の変更や、個々の発
光モードにおける詳細を設定で
きます。
フラッシュ撮影のオプション機
能の追加や、フラッシュの基本
状態を設定できます。
ステータスエリア
発光モードエリア
モード詳細エリア
タブエリア
サブメニュー
メイン画面での基本操作
発光モードを選ぶ
ボタンで発光モードエリアを選び、
ボタン、もしくはダイヤルで発光
モードを変更します。
発光モードの詳細を設定する
ボタンでモード詳細エリアを選び、
ボタン、もしくはダイヤルで設定
値を変更します。
8
セットアップメニューでの
基本操作
ダイヤル回すとページが切り替わり
ます。(タブエリアが選択されている
ときは、 ボタンでも切り替えでき
ます。
セットアップメニューでは
ボタンで希望の項目を選び、
タンか
ボタンでサブメニューを
開きます。(項目によっては専用画面
が開いたり、確認メッセージが表示さ
れるものがあります。
サブメニューでは
ボタンで希望のオプションを選び、
ボタンか
ボタンで確定します。
ボタンを押すとオプションが変
更されずにサブメニューが閉じま
。)
E-TTL II / E-TTL自動調光撮影
E-TTL II / E-TTL 自動調光方式による撮影です。通常はこのモード
で撮影してください。
1. 発光モードを
TTL
にセットします。
2. 被写体が撮影範囲内にあるかをステ
ータスエリアの距離表示で確認しま
す。
3. レディライトで充電を確認し、撮影します。
フラッシュの撮影が正常に行われるとステータスエリアに
マークが約 5 秒間表示されます。 マークが表示されない場合
は、光量が不足、もしくは過多の可能性がありますので、条件を変
更して撮影し直してください。
シャッタースピードと絞りについて
カメラの各露出モードにおけるシャッタースピードと絞りの関係は
以下のようになります。
シャッタースピード
絞り
P
自動設定
1/60 フラッシュ同調速度※)
自動設定
Av
自動設定
30 フラッシュ同調速度※)
任意に設定可
Tv
フラッシュ同調速度※以下で任意に設
定可
自動設定
M
任意に設定可
FP
発光を
ON
に設定すると、高速側のシャッタースピードの
制限が無くなります。
ご注意!!
カメラのシャッタースピードや絞り値表示が点滅している状態で撮
影すると、露出が合わない可能性があります。その際は条件を変更
して撮影してください。
カメラの撮影モードが「かんたん撮
影ゾーン」に設定されている時は、
図のような画面になり、TEST ボタ
ボタン以外のボタン操
が禁止されます。
9
調光補正
背景の露出には影響を与えずに、フラッシュの発光量のみ補正する
ことができます。
発光モード:TTLWL TTL」「 WL
SLAVE」で使用できます。
モード詳細エリアで補正量をセットし
ます。補正量は 1/3 段ステップ(カメ
ラが 1/2 段ステップの時は 1/2 段ステ
ップ)で、±3 段までできます。
カメラ側の調光補正機能は使用しないでください。
FEB撮影 (Flash Exposure Bracketing)
フラッシュの発光量を変えながら 3
の撮影をすることができます。
発光モード:TTL」「 WL TTLで使用
できます。
モード詳細エリアで補正量をセットし
ます。補正量は 1/3 段ステップ(カメ
ラが 1/2 段ステップの時は 1/2 段ステ
ップ)で、±3 段までできます。
レディライトで充電を確認しながら、3
枚撮影します。
標準→アンダー→オーバーの順で撮影されます。
FEB
アイコンが以下のように変化し、何枚目の撮影かがわかります。
1 枚目
2 枚目
3 枚目
3 枚の撮影が終了すると FEB は自動的に解除されます
FEB は調光補正と併用できます。
FEロック撮影
被写体の任意の部分に適正調光させる撮影方法です。
発光モード:TTL」「 WL TTL」で使用できます。
1. 被写体にピントを合わせます。
2. 調光したい部分を画面の中央に合わせ、カメラのM-Fnボタン
を押します。
フラッシュがプリ発光し、被写体に必要な発光量が記憶されます。
ファインダー内に「FEL」が約 0.5 秒間表示されます。
3. 構図を決めて撮影します。
ファインダー内の「 」が点滅した時は光量が不足しています。
条件を変更して再度 FE ロックしてください。
カメラによって FE ロックが割り当てられているボタンが異なり
ます。ご使用のカメラの説明書を参照してください。
マニュアル発光撮影
発光量を任意に設定することができます。
1. 発光モードをMANUAL」にセット
します。
2. モード詳細エリアで、発光量を設定
します。1/1281/1 の範囲、1/3EV
ピッチで設定できます。
(MODE WL TTL)
10
3. レディライトで充電を確認し、撮影します。
ステータスエリアの距離表示部で、適正露出が得られる距離が計算
され表示されます。同じ発光量でも、カメラの ISO 感度や絞り値を
変更すると、適正露出が得られる距離が変わります。
マニュアル発光での適正露出は、次の計算式で割り出せます。
フラッシュの発光量(GN)/撮影距離(m)=絞り値(F
このフラッシュの GN(ガイドナンバー)は巻末の[表 1]を参照
してください。
マルチ発光撮影
シャッターの開いている間にフラッシュを連続発光して、被写体の
動きを1コマの画面に連続分解写真のように写し込むことができま
す。
カメラの露出モードは M で使用してください。
1. 発光モードを「MULTI」にセットします。
2. モード詳細エリアで、発光量、発光
間隔「Hz
(例: 10Hz = 1 秒間に 10
回の間隔で発光します)
発光回数
x」を設定します。
3.
発光回数
÷
発光間隔
より遅い
シャッタースピードをセットします。
4. レディライトで充電を確認し、撮影します。
連続して発光できる回数は発光量と発光間隔の組み合わせで異なり
ます。巻末の[表 2]を参照してください。
ワイヤレス撮影
フラッシュをカメラから離して設置すると、ライティングによる表
現の幅が広がります。EF-630 はフラッシュ光による通信で、離れ
たフラッシュを制御します。
EF-630 は、用途に合わせて 3 つのワイヤレス撮影モードを備え
ています。
WL TTL
ワイヤレス ETTL 自動調光撮影
WL MANUAL
ワイヤレスマニュアル発光撮影
WL MULTI
ワイヤレスマルチ発光撮影
カメラに取り付けるフラッシュを「マスター」カメラから離して
置くフラッシュを「スレーブ」と表記します。
被写体よりフラッシュは約 0.5m5mカメラは約 1m5m の範
囲内にセットしてください。
フラッシュをカメラから離して使用するときは、付属のミニスタ
ンドを取り付けると便利です。ミニスタンドには三脚用のねじ穴
もついています。
カメラの内蔵ストロボを利用したワイヤレス撮影も可能です(ワ
イヤレスストロボ撮影のマスター機能を備えた機種に限ります)
カメラ側の設定はカメラの説明書を参照してください。
EF-610 DG SUPER EO-ETTL II との組み合わせでも使用できま
す。その場合は EF-630 を「マスター」にしてください。EF-610
DG SUPER の設定は EF-610 DG SUPER の使用説明書に従って
ください。光量比設定時の「発光グループ」 EF-610 DG SUPER
の「スレーブ ID」に相当します。
EF-630 の発光グルー
A
B
C
EF-610 DG SUPER のスレーブ ID
1
2
3
11
ワイヤレス撮影の準備(マスターの設定)
発光グループ設定
スレーブを 2 つ(A, B、または 3
A, B, Cのグループに分けて光量比
や発光量を変えた撮影ができます。
1. 希望のワイヤレス撮影モードに設定
し、発光モードエリアが選択されて
いる状態で
ボタンを押すと、発光
グループ設定画面に切り替わります。
2. ダイヤル、または ボタンで発光
グループ設定を切り替えます。
OFFは光量比撮影を行わない設定
です)
3. 設定後は
ボタンを押し、通常画面に戻ります。
マスター発光設定
「マスター」をコントロール機能のみ
にするか、フラッシュとして発光させ
るかを設定します。
ON
コントロール機能+本発光※
OFF
コントロール機能のみ
※光量比を設定したワイヤレス撮影の際、「マスター」はグループ
A」に属します。
チャンネル設定
他の人がワイヤレス撮影をしている時、
異なるチャンネル設定することで誤
作動を防げます。(チャンネル 14
ら選択できます)
ワイヤレス撮影の準備(スレーブの設定)
1. 発光モードを「WL SLAVE」にセットします。
2. モード詳細エリアでマスターと同じ
チャンネルを設定します。
3. 光量比を設定したワイヤレス撮影を
行う場合はモード詳細エリアで
り分けたい発光グループを設定しま
す。(光量比撮影を行わない場合は A
BC のどれでも構いません)
ワイヤレスE-TTL II / E-TTL自動調光撮
ワイヤレス E-TTL II / E-TTL 自動調光撮影では、カメラが自動的に
適正露出になるように制御します。
1 灯、またはすべてのスレーブを同一光量で発光させる
自動調光撮影
マスターの設定
1. 発光モードをWL TTLにセットし
ます。
2. 必要に応じ、モ ド詳細エリアで「チ
ャンネルの設定」「マスターの発光設
定」を行います。
スレーブの設定
3. 「ワイヤレス撮影の準備(スレーブの設定)の項目に従い設定し
ます。
4. スレーブを設置し、充電完了を確認して撮影します。(スレーブは
AF 補助光が点滅して充電完了を知らせます。
12
光量比を設定した自動調光撮影(2 グループ)
グループA」とグループBの総和が適正露出になるように制御
されます。
マスターの設定
1. ワイヤレス撮影の準備(マスター
の設定)」の項目に従い、「発光グル
ープ設定」A:Bに設定します。
2. モード詳細エリアで光量比を設定し
ます
8:1
1:8 の間で設定できます
スレーブの設定
3. 「ワイヤレス撮影の準備(スレーブの設定)の項目に従い設定し
ます。
光量比を設定した自動調光撮影(3 グループ)
グループ「C」は被写体の背景の影を消すなど、補助的な光源とし
て使用してください。
マスターの設定
1.
ワイヤレス撮影の準備
マスタ
設定)」の項目に従い、「発光グルー
プ設定」を
A:B C
に設定します
2. モード詳細エリアでA:B」の光量
比を設定します。8:11:8 の間で設
定できます)
3. モード詳細エリアで「C」の調光補正値を設定します。
スレーブの設定
4. 「ワイヤレス撮影の準備(スレーブの設定)の項目に従い設定し
ます。
ワイヤレスマニュアル撮影
任意に発光量を設定できるワイヤレスマニュアル撮影です。露出は
市販のフラッシュメーターで決定してください。
1 灯、またはすべてのスレーブを同一光量で発光させる
マニュアル撮影
マスターの設定
1. 発光モードを「WL MANUALにセ
ットします。
2. 必要に応じ、モード詳細エリアで「チ
ャンネルの設定」「マスターの発光設
定」を行います。
3. モード詳細エリアで、発光量を設定します。( 1/1281/1 の範囲、
1/3EV ピッチで設定できます。
スレーブの設定
4. 発光モードを「WL SLAVE」にセットします。
5. 「ワイヤレス撮影の準備(スレーブの設定)の項目に従い設定し
ます。
6. スレーブを設置し、充電完了を確認して撮影します。(スレーブは
AF 補助光が点滅して充電完了を知らせます。
グループごとに発光量を設定するマニュアル撮影
2 つ、または 3 つのグループごとに発光量を設定したマニュアル撮
影ができます。
マスターの設定
1. 「ワイヤレス撮影の準備(マスター
の設定)」の項目に従い、「発光グル
ープ設定」A:B」ま は「 A:B:C
に設定します。
13
2. モード詳細エリアで各グループの発光量を設定します。
スレーブの設定
3. 「ワイヤレス撮影の準備(スレーブの設定)の項目に従い設定し
ます。
ワイヤレスマルチ発光撮影
ワイヤレスで 1 灯、または複数のフラッシュをマルチ発光させるこ
とができます。
カメラの露出モードは M で使用してください。
1 灯、またはすべてのスレーブを同一光量で発光させる
マルチ発光撮影
マスターの設定
1. 発光モードをWL MULTIにセット
します。
2. 必要に応じ、モード詳細エリアで「チ
ャンネルの設定」「マスターの発光設
定」をします。
3. モード詳細エリアで、発光量、発光間隔Hz」( : 10Hz = 1 秒間
10 回の間隔で発光します)、発光回数「x」を設定します。
スレーブの設定
4. 「ワイヤレス撮影の準備(スレーブの設定)の項目に従い設定し
ます。
5. 「発光回数」÷「発光間隔」より遅いシャッタースピードをセッ
トします。
6. スレーブを設置し、充電完了を確認して撮影します。(スレーブは
AF 補助光が点滅して充電完了を知らせます。
グループごとに発光量を設定するマルチ発光撮影
2 つ、または 3 つのグループごとに発光量を設定したマルチ発光撮
影ができます。
マスターの設定
1. 「ワイヤレス撮影の準備(マスター
の設定)」の項目に従い、「発光グル
ープ設定」A:B」ま は「 A:B:C
に設定します
2. モード詳細エリアで各グループの発光量を設定します。
3. モード詳細エリアで、発光量、発光間隔Hz」( : 10Hz = 1 秒間
10 回の間隔で発光します)、発光回数「x」を設定します。
スレーブの設定
4. 「ワイヤレス撮影の準備(スレーブの設定)の項目に従い設定し
ます。
以降、前項目の 5 より同手順で撮影してください。
スレーブ発光
EF-630 は他のフラッシュ光に反応して光る機能を備えています。
自動調光撮影はできませんが、気軽にカメラからフラッシュを離し
た撮影が行えます。
通常スレーブ発光
カメラに取り付けたフラッシュの光に反応し、カメラから離した
EF-630 を同調発光させることができます。
カメラの内蔵フラッシュでは、プリ発光により誤作動してしまう
ため、同調発光させることができません。
14
カメラに取り付ける制御用フラッシュは、マニュアル発光モードに
し、1/16 程度の発光量にセットします。
カメラの露出モードを M、シャッタースピードを 1/30 秒以下、絞
りと ISO は任意の値をセットします。
1. EF-630 の発光モードを「S-FL NORMAL」にセットします。
2. モード詳細エリアで、カメラの設定
と同じ ISO と絞り値をセットします。
3. 発光用フラッシュから被写体の距離
と、ステータスエリアの距離表示が
おおむね一致するように、モード詳
細エリアで発光量を調整します。
4. 充電完了を確認して撮影します。
指定スレーブ発光
複数の EF-630 を使用し、設定したチャンネルが一致するフラッシ
ュのみを同調発光させることができます。1 台を制御用としてカメ
ラに取り付けて、他を発光用として使用します。
カメラの露出モードを M、シャッタースピードを 1/30 以下、絞り
ISO は任意の値をセットします。
制御用フラッシュの設定
1. 発光モードを「S-FL CTRL」にセッ
トします。
2. 必要に応じてチャンネルを設定しま
す。(モード詳細エリアで Ch.1
Ch.3 を選びます。
発光用フラッシュの設定
3. 発光モードを「S-FL SLAV E」にセットします。
4. モード詳細エリアで、制御用フラッシ
ュと同じチャンネルを設定します。
5. モード詳細エリアで、カメラの設定と
同じ ISO と絞り値をセットします。
6. 発光用フラッシュから被写体の距離
ステータスエリアの距離表示が
おむね一致するように、モード詳細エリアで発光量を調整します。
7. 充電完了を確認して撮影します。
他マウント用の EF-630 や、EF-610 DG SUPER との組み合わせ
でも使用できます。EF-610 DG SUPER の設定は EF-610 DG
SUPER の使用説明書に従ってください)
オプション機能について
セットアップメニューから設定、追加できるオプション機能を説明
します。
後幕シンクロ撮影 (MENU 1)
シャッター幕が閉じる直前にフラッシュが発光します。動く被写体
の後方に流れる光や軌跡が撮影できるため、自然な動きが表現でき
ます。
カメラの露出モード:PAvTvM で使用できます。
発光モード:TTL」「 MANUAL」「 WL」で使用できます。
1. MENU 1REAR CURTAIN SYNCON」にセットし
ます。
2. メイン画面に戻ります。(ステータスエリアに マークが表示
されます。
15
ご注意!!
後幕シンクロ撮影に対応していない発光モードの時はONにセッ
トできません。
FP発光(ハイスピードシンクロ) (MENU 1)
FP 発光はフラッシュを連続発光させて、シャッターの走行開始か
ら終了まで発光を維持することにより、フラッシュ同調速度より高
速のシャッタースピードで撮影できます。
カメラの露出モード:PAvTvM で使用できます。
発光モード:TTL」「 MANUALWL TTL」「 WL MANUALで使用
できます。
1. MENU 1FPON」にセットします。
2. メイン画面に戻ります。(ステータスエリアに マークが表示
されます。
TTL」モードでは、ステータスエリアの距離表示で、被写体が撮
影範囲内にあるかを確認して撮影してください。
MANUALモードでは被写体までの距離とステータスエリアの距
離表示の数値が一致するように、絞りなどを調整して撮影してくだ
さい。
FP 発光では、フラッシュのガイドナンバーがシャッター速度によ
って変化し、光の到達距離が短くなります。ガイドナンバーは巻末
の[表 3]を参照してください。
ご注意!!
FP 発光に対応していない発光モードの時は「ONにセットできま
せん。
配光モード (MENU 1)
EF-630 3 通りの配光モードを備えており、目的によって選択す
ることができます。
MENU 1LIGHT DISTRIBUTION
NORMAL
-
(初期設定)
通常配光
一般的な撮影向きの基本的な配光特性をもった
モードです。
GN
ガイドナンバー優先配光
周辺部の光量は落ちますが、より大きなガイドナ
ンバーが得られるモードです。
DIFFUSE
フラット配光
周辺光量の落ち込みを減らし、均一な配光特性を
もったモードです。
テスト発光 (MENU 2)
EF-630 2 通りのテスト発光モードを備えており、いずれかを
TEST ボタンに割り当てることができます。
MENU 2TEST FLASH
1 TIME
(初期設定)
テスト発光
通常のテスト発光が行われます。
MODELING
モデリング発光
発光モード:TTL」「 MANUAL」「 MULTI」で使
用できます。
TEST ボタンを押し続けると、約 1.5 秒間連続発
光が行われ、フラッシュ撮影による被写体の影の
出方を確認することができます。
16
ご注意!!
モデリング発光に対応していない発光モードの時は「MODELING
にセットできません。
カメラとフラッシュが通信しているときは TEST ボタンを操作でき
ません。(カメラの絞り込みボタンを押すと TEST ボタンの割り当
てに関わらずモデリング発光が行われます。
カスタムモード (MENU 3)
好みの設定を登録し、簡単に呼び出す
ことができます(2 つのパターンを登
録できます)
カスタムモードの登録・呼出し
1. 発光モード、モード詳細エリア、セ
ットアップメニューの内容を一通り
好みの状態に設定します。
2. MENU 3CUSTOM MODE SETTING」から「C1」「 C2
のいずれかを選び
ボタンを押します。
3. OK」を選び
ボタンで確定します。
登録された内容は、カスタムモードとして発光モードに追加されま
す(カスタムモードは、発光モードエリアに もしくは
マークが表示されます)
登録されたカスタムモードを消去す
1. MENU 3CUSTOM MODE DELETE」から「C1」「 C2
のいずれかを選び
ボタンを押します。
2. OK」を選び
ボタンで確定します。
AF補助光 (MENU 4)
暗い場所ではオートフォーカスの作動をアシストするために AF
助光が照射されます(有効範囲・約 0.7m10m)。
AF 補助光が不要な場合は「MENU 4AF ASSIST LIGHT
OFF」にセットしてください。
液晶パネルの照明 (MENU 4)
電源を ON にすると液晶パネルが照明されます。照明の点灯、消灯
に関する設定を変更することができます。
MENU 4LCD LIGHT
AUTO
(初期設定)
最後にボタン・ダイヤル操作を行った時点から
8
秒で消灯します。消灯時にボタン・ダイヤル操作
を行うと自動で点灯します。
8 SEC
ボタン・ダイヤル操作に関わらず、点灯時点から
8
秒で消灯します。
ON
常に点灯します。
設定に関わらず、 ボタンで点灯消灯させることができます。
液晶パネルの調整 (MENU 4)
液晶パネルのコントラストや照明の明るさを調整することができま
す。
MENU 4DISPLAY SETTING
17
BRIGHTNESS
明るさ
ボタンで見やすい明るさに調整してくだ
さい。
CONTRAST
コントラスト
ボタンで見やすいコントラストに調整し
てください。
調整を確定する場合は「OK」を選び
ボタンで確定します。
キャンセルする場合はCANCELを選び
ボタンで確定します。
距離表示の単位変更 (MENU 4)
ステータスエリアの距離表示を変更することができます。
MENU 4M / FEET
M
(初期設定)
メートル表記
FEET
フィート表記
情報表示 (MENU 5)
以下の情報が確認できます。
MENU 5INFORMATION
MODEL
モデル名
SERIAL No.
シリアルナンバー
VERSION
ファームウェアバージョン
設定の初期化 (MENU 5)
フラッシュの設定を初期の設定に戻すことができます。
MENU 5RESET SETTINGS
初期化を実行するには「OK」を選び
ボタンで確定します。
設定の初期化を実行すると、登録されたカスタムモードも消去さ
れます。
その他の便利な機能
照射角について
照射角を (オート)でご使用
の場合、レンズの焦点距離に最適な照
射角に自動的にセットされます。
カメラの撮像素子サイズも考慮し制
御されるため、実際のレンズの焦点
距離と異なる数値が表示される場合
があります。
発光モードによってはレンズの焦点距離に関わらず、照射角が固
定される場合があります。
照射角は手動で切り替えできます。モード詳細エリアで ボタン
を押します。
AUTO
24
28
35
50
70
85
105
135
200mm
照射角が変わると、ガイドナンバーも変化します。
18
ワイドパネル
17mm までの広角レンズを使用するときには、ワイドパネルを使用
してください。
ワイドパネル+キャッチライトパネルを止まるまで引き出します
(強く引っ張らないでください) キャッチライトパネルは元の位置
に収納してください。P.3-(7)
ワイドパネル使用中は、モード詳細エリアの照射角表示部に
マークが表示されます。
バウンス撮影
フラッシュの発光部を天井や壁へ向けて発光し、光を拡散させるこ
とにより、影の少ない柔らかな写真を撮ることができます。
発光部を上方 90°、下方 、左右 180°にセットできます。P. 3-(8)
バウンス中はステータスエリアに マークが表示され
ます。
バウンスさせる反射面の色が写真全体にあらわれますので、なる
べく白い面を選んでください。また、バウンスさせる反射面の状
況や撮影距離などの撮影条件によって調光できる範囲が変化しま
す。
近接撮影
発光部を下方に 傾けることで、近接撮影において画面下部に十分
に光ををまわすことができます。
下方に バウンスさせている時は、ステータスエリアの距離表示
が点滅します。
キャッチライトパネル
バウンス撮影時に、人物の目にキャッチライトを入れることができ
るキャッチライトパネルを内蔵しています。
ワイドパネル+キャッチライトパネルを止まるまで引き出します
(強く引っ張らないでください)。ワイドパネルは元の位置に収納
てください。P.3-(9)
バウンス角度を上方 90°にし、被写体から近い距離での撮影が効
果的です。P.3-(10)
シンクロ端子
EF-630 は、市販のシンクロコードでカメラと接続できるシンクロ
端子を備えています。
シンクロコード接続での撮影は、発光モードをMANUALで使用
してください。
MENU 2」の「ISO」「 F-NUMBER」でカメラと同じ ISO F
をセットし、フラッシュから被写体の距離と、ステータスエリアの
距離表示がおおむね一致するように、モード詳細エリアで発光量を
調整します。
ご注意!!
シンクロ端子を使用してのフラッシュ撮影では、E-TTL
II
/
E-TTL
よる自動調光撮影はできません。
シンクロ端子極性が、中央のピンがプラス、外周部がマイナスのも
ののみ対応しています。逆の極性のものをご使用の場合は市販の変
換コード等を利用してください。
19
誤操作防止機能
電源スイッチを
ロック
ポジションにすると、TEST ボタン
ボタン以外の操作が禁止され、誤操作を防ぐことができます。
ロック中はステータスエリアに マークが表示されます。
ビープ音
液晶パネルの表示を見なくても音だけでフラッシュの状態を知るこ
とができます。
本体正面の BEEP スイッチを「ON」にしてください。ON にする
とステータスエリアに マークが表示されます。
ピッ(1 回)
充電完了
ピッピッ(2 回)
調光 OK
ピー(2 秒間)
エラー警告
主な仕様
形式:クリップオン式直列制御 TTL オートズームフラッシュ
ガイドナンバー:63ISO100/m200mm 位置) 使用電源:単三
形アルカリ乾電池、又は単三形ニッケル水素電池 4 充電時間:
3 秒(アルカリ乾電池使用)、約 1.8 秒(ニッケル水素電池使用)
発光回数:約 120 回(アルカリ乾電池使用)、約 185 回(ニッケル
水素電池使用) 閃光時間:約 1700 秒(フル発光時) 照射角
度:24200mm の使用レンズに合わせて自動セット(ワイドパネ
ル使用で 17mm レンズの画角をカバー) 質量:490g 寸法(幅×
高×長)79.4×148.4×121.5mm
品質保証とアフターサービスについて
この製品の保証の内容、およびアフターサービスについては、別紙
の“保証書”を御覧ください。
製品のお問い合わせは… シグマ
カスタマーサポート部
フリーコール : 0120-9977-88
携帯電話
PHS
をご利用の方は
044-989-7436
にご連絡ください
サポート・インターネットページアドレス
http://www.sigma-photo.co.jp/support/index.htm
株式会社シグマ 本社
215-8530 神奈川県川崎市麻生区栗木 2 丁目 4 16
(044) 989-7430 () FAX: (044) 989-7451
インターネットホームページアドレス
http://www.sigma-photo.co.jp
この製品は、クラス B 情報技術装置です。この製品は、家庭環境で
使用することを目的としていますが、この製品がラジオやテレビジ
ョン受信機に近接して使用されると、受信障害を引き起こすことが
あります。使用説明書に従って正しい取り扱いをしてください。
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ENGLISH
Thank you very much for purchasing the Sigma Electronic Flash
EF-630 (FOR CANON). To add to your enjoyment of photography,
the flash has a variety of features. To make the most of all these
features and to get the maximum performance and enjoyment from
your flash, please read this instruction booklet together with your
camera’s instruction manual before using the flash, and also keep it
handy for your future reference.
SAFETY PRECAUTIONS
To avoid causing damage or injury, please read this instruction
manual carefully, before using the flash
. Please take special note
of the following two cautionary symbols.
Warning
!!
Using
the
product
and
disregarding
this
warning
sign
may cause serious injury or other dangerous results.
Caution
!!
Using the product disregarding this caution sign
may cause injury or damage.
This symbol denotes a warning or point, where caution is
required.
This Symbol contains information regarding the actions that
must be avoided.
Warning !!
Caution !!
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