使用説明書
温度データロガー
型番 TH10
TH10-ja-JP_V1.7 12/15
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はじめに
Extech の型番 TH10「温度データロガー」をお選びいただき、ありがとうございます。こ
の測定器は 32000 ものデータを測定保存します。ユーザは、データ保存速度、速／遅のお
知らせ音、保存モードを簡単に設定することができます。またパソコンの USB ポートにモ
ジュールを差し込む意事によりデータをダウンロードしたり、提供された PC 用ソフトを作
動させることもできます。そうすることにより、温度データはグラフ化され、さらに別の
アプリケーションにアップロードすることもできます。このデータロガーは寿命の長いリ
チウム電池付きで提供されて、1 年間使用できます。この器具は十全なテスト戸調整を受け
て出荷され、適切に使用すれば何年もの間信頼できる役務を提供します。当社ウェブサイ
ト(www.extech.com) をお訊ねいただきこの取扱説明書の最新版や製品のアップデート、カ
スタマーサポートをチェックしてください。
特徴
32,000測定値を記憶する
選択可能なデータ採取速度: 2秒, 5秒, 10秒, 30秒, 1分, 5分, 10分, 30分, 1時
間, 2時間, 3時間, 6時間, 12時間, 24時間
黄色と緑のLEDランプによる状態表示
セットアップとデータダウンロードのためのUSBインターフェース
ユーザによる設定可能な温度しきいお知らせ音
グラフを見るために使用する分析ソフト
寿命の長い電池
詳細
1. 保護カバー
2. パソコンのポートに差し込むためのUSB
3. スタートボタン
4. 温度センサー
5. お知らせ音のLEDランプ (黄色)
6. 記録の LEDランプ (緑)
7. 搭載用クリップ
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ソフトのインストール
グラフ作成ソフトのインストール
提供されたディスクをパソコンのCD-ROMドライブに挿入して、提供されたデー
タロガーのウィンドウ・パソコン用ソフトをインストールしてください。インス
トールのためのプログラムが自動的に開いてスクリーン上にプロンプトが現れな
い場合CD-ROM ドライブを開いて、プログラムディスク内のファイル
「SETUP.EXE」を探してダブルクリックします。インストール完了の表示が出る
まで、スクリーン上のプロンプトに従ってください。
グラフ作成ソフトを起動する前に、USBドライバをインストールしてください。
インストール方法は以下の通りです。
USB ドライバのインストール
TH10 データロガーーのためのUSB ドライバはかならず、マニュアルでインスト
ールしなくてはいけません。。
TH10のソフトウェアの入ったCD （またはダウンロードしたプログラム）の
中をみます。
「Driver」フォルダ内の「DriverUSBXPRESS」フォルダを探し出します。
「USBXPress」のインストールプログラムのファイルをダブルクリックしま
す。
このドライバをインストールするには、デフォールトに従ってください。
インストールが完了したら、TH10のをパソコンのUSBポートに差し込み、
TH10のソフトを開始してください。
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TH10用ソフトを開始する
TH10をパソコンのUSBポートに差し込み、データロガーのアイコンをダブルクリ
ックすると、プログラムが起動します。
以下の図のような画面で「CONNECT（接続）」をクリックすると、TH10はソフトウェアに
接続し、下図に見えるようなツールバーのある主要ウィンドウが現れます。
「About」をクリックすると、ソフトのバージョンがわかります。
「View File」をクリックすると、TH10をパソコンに接続しなくてもそれまでにダウンロー
ドした以前のデータファイルが見られます
「Quit」をクリックすると、プログラムを終了します。
注意: TH10がパソコンのUSBポートに接続されている間は、TH10の内部の
電池は通常より高い速度で消耗します。電池寿命を延ばすためには、
TH10を長々とパソコンのUSBポートに接続しないことです。
TH10は、パソコンに接続している間は電池なしで機能します。
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メニューバーの詳細
ソフトの主要メニューは以下のような画面です。
左から右へ、メニューバーのアイコンが並んでいます。
「DATA DOWNLOAD（データダウンロード）」、「LOGGER SETUP（ロガー
のーセットアップ）」、「FILE OPEN（ファイルを開く）」、「FILE SAVE-AS
（名前を付けてファイルを保存）」、「FILE PRINT（印刷）」、「VIEW ALL
（全てを見る）」およびズーム
上述に加えて、「FILE」、「VIEW」、「LINK」、「HELP」ではプルダウンメ
ニューが利用可能です
これらの機能はすべて、後段で説明します。
ロガーのセットアップ
メニューバーの左から2番目のアイコンをクリックするか、「LINK」のプルダウ
ンメニューから「LOGGER SET」を選びます。以下のようなセットアップウィ
ンドウが開きます。セットアップウインドウの各欄の詳細は説明の下にありま
す。
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「CURRENT TIME（現在時刻）」欄は、パソコンの年月日と時間の設定と
自動的に同期します。
「MANUAL およびINSTANT」選択ボタンにより、ユーザはセットアップウ
ィンドウが開いているときに即座にデータの採取保存を行う (INSTANT)こ
ともできるし、後から行う(MANUAL).ともできます 。
「LOGGER NAME」欄は、ユーザがTH10 のために固有の名前を選ぶこと
ができます。
「SAMPLE POINTS」欄は、TH10に対して、測定値に定められた番号をつ
けるように指示します。
「SAMPLE RATE」のプルダウンメニューでは、TH10に対して、特定の速
度で測定値の採取保存を行うように指示します
LEDランプの点滅速度は、ユーザが設定することができます。長い間隔にす
れば、電池寿命を延ばすことができます。
セットアップウィンドウの「ALARM SETTINGS」欄は、ユーザが高温限界
や低温限界を定めたり、電池寿命を延ばすためにTH10のLEDランプの点滅
を無効化したりできます。.
「Unit」 では温度の単位 を摂氏／華氏のいずれにするか選ぶことができま
す
変更が行われたらすぐに「SETUP」ボタンを押すと、変更が保存されます。
「DEFAULT」ボタンを押すとTH10 を工場出荷時の設定に戻すことができます。
「CANCEL」ボタンを押すとセットアップを中止することができます。
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注意: 保存されたデータはいかなるのも、ユーザが「Setup」をクリックした時に永遠に
削除されます。新しいセットアップを行う前にデータを保存には、「Cancel」ボ タ
ンをクリックして、以前のデータをダウンロードしてください。
注意: 電池切れになると、TH10は指定されたデータ採油ポイントでのデータ採取を中止
します。データの採取保存が完全に継続して行われるように、電池残量が十分で
あることを確認してください。うたがわしい場合は、重要データの採取保存の前
に、新しい電池を入れることをおすすめします。
セットアップウィンドウで「INSTANT」を選択した場合、TH10は「SETUP」ボタンが押
されると即座にデータの採取保存を開始アーします。「 MANUAL」を選択すると、TH10
はマニュアルで、TH10の黄色のボタンをおよそ3秒間、あるいは２つのLEDランプが同時
に光るまで長押ししてスタートさせなくてはいけません。
データの採取保存は、設定したデータ試料採取速度で、測定値の数がセットアップウィン
ドウで設定した数になるまで行われます。
設定した測定値数に達すると緑のLEDランプが光り、ユーザが設定した限界温度を超える
と赤か黄色のランプが光ります。詳しい説明は、LED ランプの状態についての説明を参照
してください。
データのダウンロード
RHT10の保存している測定値をパソコンに転送するには、以下の手順で行います:
A. RHT10を、RHT10が初期化されたのと同じUSBポートに接続する。
B. グラフ作成ソフトがまだ起動してなかったら、起動させる。
C. Download アイコン(左端)
をクリックするか、「LINK」のプルダウンメ
ニューから「Data Download」を選択する
D. 下図のようなウィンドウがあらわれる。「DOWNLOAD」をクリックすると測
定値の転送が開始される。
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測定値の成功がうまくいくと「VIEW」と「SAVE」のスクリーン（二つとも以下
に例を挙げる）が現れます。「 SAVE」スクリーンでは、ファイルに名前を付け
て、便利な場所に保存します。データは拡張子rec.のファイルとして保存され、こ
のソフトでのみ使用できます。ユーザは「SAVE-AS（名前を付けて保存する）」
を選択して、データをエクセルやテキスト、ビットマップのファイルとして保存
する事もできます(次節で説明します)。
以下のスクリーンでは、「VIEW」を押すと、データをグラフで見ることができま
す。RHT10 の中に現在保存されているデータがない場合、ユーザはプログラムか
ら警告ウィンドウを見せられます。
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「VIEW」を押すと、「データグラフ」ウィンドウが開きます。
データグラフ」ウィンドウには転送されたデータが、日時／時間が水平軸に、限界温度が
垂直軸に示されているx-yグラフの形式で存在しています。
データ部分を拡大したり縮小したりするには、いくつかの方法があります：
1) 選んだ部分を拡大するには、マウスを用いてデータ部分の周囲をクリックして
ドラッグします。
2) メニューバーのズーム拡大アイコンクリックします。
3) 「VIEW」のプルダウンメニューから 「VIEW ALL（すべてを見る）」または
「ZOOM OUT（ズームアウトする）」 を選択します。
上に掲げたグラフの例では、温度は赤い実線（「traces（跡）」として知られる）で示され
ています。限界低温と限界高温の値は赤い破線出示されています。
グラフウィンドウをカスタマイズするには、「VIEW」のプルダウンメニューから「SHOW
TRACES」、「BACKGROUND」、「GRID LINES」、「MASK POINTS」を選ぶ。これらの選
択肢で、ウィンドウに以下のような変更ができます：
SHOW TRACES: ユーザは trace＝跡として見るデータを選択できる（温度と警告）
BACKGROUND: 背景色を選ぶことができる
GRID LINES: x 軸と y 軸のグリッド線を表示させたり消したりできる
MASK POINTS: trace=跡の上にドットを置いて、跡の連続性を破り、実際に採取された
データ数値を示す。
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ファイルを開く、ファイルに名前を付けて保存する
転送されたデータを、このソフトに固有な拡張子rec.ファイル以外の形式で保存す
るためには、メニューバーの右から4番目の「SAVE AS（名前を付けて保存）」 ア
イコン
をクリックするか、「FILE」のプルダウンメニューから「 SAVE AS」
を選びます。データは以下の形式で保存することができます:
テキストファイル(.txt)
エクセルファイル(.xls)
ビットマップファイル(.bmp)
データグラフウインドウで見るために既存のデータを開くには、「FILE OPEN」
(メニューバーの左から3番目)をクリックするか、「FILE」のプルダウンメニ
ューから「FILE OPEN」を選択します。プロンプトが表示されたら、以前に保存
した.recファイルを一つ選びます。
ファイルの印刷
データグラフウィンドウを、有線もしくは無線で接続しているプリンタで印刷す
るためには、プリンタのアイコンをクリックするか、「ファイル」のプルダウン
メニューから「印刷」選びます。カラーのグラフウィンドウを正確に印刷するに
は、カラープリンタが必要です。
注意: 型番TH10データロガーは、ユーザが新たにログセッションを開始するま
で、その内部メモリにデータを保存します。新しいログ・セッションを
開始すると TH10の内部に保存された測定値はすべて消えます。新しい
ログ・セッションを開始する前に、以前のデータをかならず保存してく
ださい。
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TH10 LED
ランプによる状態表示
* 電池節約のために、TH10の LEDランプの点滅するサイクルを20秒に1度から30秒に1
度に、附属のソフトを用いて変更することができます。
** 電池節約のために、温度警告のためのLEDランプは無効化することができます。
†
電池残量が低くなると、全ての機能は自動的に無効化されます。注意: 電池
残量が少なくなるとデータの測定保存は自動的に中止します (すでに採取
されたデータは保存されます) 。付属のソフトはデータの採取保存を再スタ
ートして、採取保存されたデータをダウンロードするように要求されます。
LEDランプ 意味 動作
記録 お知らせ音
LEDが点灯していない
-進行中のデータ採取保存はない
-電池が見つからない
-電池をすっかり使い切ってしまった
電池をきちんと入
れて、バッテリーを
交換しデータをダ
ウンロードしてく
ださい。
記録 お知らせ音
緑のランプが10秒ごとに点滅する*
-データの採取保存中、お知らせ音無し**
緑のランプが10秒ごとに2回ずつ光る*.
-ディスプレイが起動する
開始するには、緑と
黄色のランプが点
灯するまで、スター
トボタンを長押し
します。
記録 お知らせ音
黄色のランプが10秒ごとに点滅する*
-データの採取保存中、温度のための低いお知らせ
音あり**
黄色のランプが60秒ごとに１回だけ光る*.
- ロガーのメモリがいっぱいである
データをダウンロ
ードしてください
記録 お知らせ音
赤のランプが10秒ごとに点滅する*
-データの採取保存中、温度のための高いお知らせ
音あり
Green LED
Yellow LED
緑の LED
黄色の LED
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仕様
温度 範囲外 -40 ～ 70
o
C (-40から158
o
F)
精度 (-40 ～ -10 と +40 ～
+70
o
C)
±2
o
C
精度 (-10 ～ +40
o
C)
±1
o
C
精度(-40 ～ +14 と 104 ～
158
o
F)
±3.6
o
F
精度 (+14 ～ 104
o
F)
±1.8
o
F
データの採取保
存速度
データ採取間隔が選択可能: 2秒から24時間まで
動作温度 -35 ～ 80
o
C (-31 ～ 176
o
F)
電池種類 3.6V リチウム (1/2 AA) (SAFT LS14250や Tadiran
TL-5101 、あるいはこれらの相当品)
電池寿命 1 年（一般的使用）。データ採取間隔、周囲の温度、お知ら
せランプの使用などによって異なる
大きさ／重量
101 x 25 x 23mm (4.0 x 1.0 x 0.9”) / 172g (6oz)
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電池の交換
電池は12ヶ月ごとに、あるいは重要なデータ斎主の前に交換することを強くお
すすめします。
TH10は、電池が弱っても、電池交換の時も、保存したデータを失いません。し
かしながら、データの採取保存は電池交換が行われるまで中断され、新しい電
池を入れて、かつデータをパソコンにダウンロードしても再開することはでき
ません。
3.6Vリチウム電池だけを用いてください。電池を交換する前に、パソコンから
データロガーを取り外してください。以下に図を掲げた1から４の手順に従って
ください。
注意: TH10をパソコンのUSBポートに必要以上に長く差し込んだままにしてお
くと、電池容量が失われます。
EU のユーザは全員、電池条例により、使用済み電池を地域の集積所か、あるいは
電池もしくは蓄電池を販売している場所に返却することを法律的に義務づけられ
ています。
家庭ゴミに混ぜて廃棄することは禁じられています。.
処分
:
寿命の尽きた器具の処分については、有効な法律規定に従ってください。
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その他の電池関連危険防止のための覚え
電池を決して火中に投じないでください。電池が爆発するか液漏れするかする可能
性があります。.
異なる種類の電池を混ぜて使用しないでください。つねに同じ種類の新しい電池を
入れてください。
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