UDM-4K22

Barco UDM-4K22 ユーザーマニュアル

  • Barco UDM シリーズ プロジェクターの安全マニュアルの内容を学習済みです。高輝度レーザー光源や高電圧など、安全に使用する上で重要な情報が記載されています。プロジェクターの設置、使用方法、メンテナンス、緊急時の対処法など、ご不明な点がございましたらお気軽にご質問ください。
  • プロジェクターの電源投入前に確認すべきことは?
    レーザー光に直接触れてはいけないのはなぜですか?
    プロジェクターのメンテナンスは誰がすべきですか?
    火災が発生した場合の対処法は?
    プロジェクターの設置場所を選ぶ際の注意点は何ですか?
ENABLING BRIGHT OUTCOMES
安全マニュアル
UDM
Registered office: Barco NV
President Kennedypark 35, 8500 Kortrijk, Belgium
www.barco.com/en/support
www.barco.com
Barco Fredrikstad AS
Habornveien 53, N-1630 Gamle Fredrikstad, Norway
www.barco.com
R5911439JA /00 UDM 3
1 安全情報
この文書について
内容い。UDM ジェターの使要な
す。また、UDM プロジェクターの損傷を防ぐための注意事項についても記載されています。UDM プロジェクターを設置する前に、こ
の章に記載されているすべての安全ガイド、安全上の注意、および警告を十分に理解し、それらの内容に従ってください。
このドキュメントで使用される UDMシリーズ という用語の明確化
このドキュメントで「UDM」という用語を使用している場合、その内容が次の Barco 製品に適用されることを意味しています。
UDM 4K4
UDM 4K22
UDM W14
UDM W22
モデル認証名
UDM
Barco は、法的に規定された保証条件の一部として、いかなる問題もなく製造されていることを保証します。この章に記
載されている仕様に従って使用していただくことが、プロジェクターが正常に動作する上で不可欠です。仕様に従わずに
使用すると、保証の対象外となることがあります。
1.1 全体的な考慮事項
WARNING: 荷が吊り上げられている場合、または高い棚の上に置かれている場合は頭上に注意してください。
WARNING: けがを防ぐため、ヘルメットを着用してください。
WARNING: 重量物を取り扱う際には注意してください。
WARNING: 重量物を取り扱う際には、指をけがしないように注意してください。
WARNING: 光学的放射の非常事態が発生した場合は、装置を主電源から切断してください。これはメインスイッチを使用
して行います。メインスイッチに手が届きにくい場合は、プロジェクタを他の手段、例えばメインジャンクションボック
スで切断しなければなりません。
非常時の危険性を減らすために、シャッターを使用するか、プロジェクターの黒い画像を選択することをお勧めします。
全体的な安全上の注意
本製品には、ユーザーによる修理点検ができない部品が含まれています。外装または構成部品内の機械部品や電子部品の改造や交
換を行うと、危険であり、かつ保証は無効になります。
プロジェクターのスイッチがオンになっている場合は、ビームを直視しないでください。明るい光により、目に永久的な傷を被る
恐れがあります。
この機器を使用する前にこのマニュアルをよく読み、また今後参照できるように保管しておいてください。
設置および初期調整は、当社認定のBarcoサービスマンまたはBarcoサービス業者に依頼してください。
プロジェクターに記載されている警告やマニュアルに記載されている注意は、必ず守ってください。
この機器の操作や使用に関する指示には、正確に従ってください。
また、使用する地域の設置規則にも従う必要があります。
安全上の注意
本装置は、国の安全規定の基準として、国際安全規 IEC60950-1 要件に従って組み立てられています。安全規格は、「通常の」
(オフィスおよび家庭) で使用されることを意図した電気ビジネス機器を含む情報技術機器を対象としています。これらの安全規格で
は、感電、エネルギー ハザード、および帯電部への接触などの危険からユーザーやオペレーターを保護するために、安全に対して十分
な注意が必要なコンポーネント、物質、および絶縁体の使用について、重要な要件を課しています。安全規格では、内部および外部の
温度の上限、放射レベル、機械的安定度および強度、筐体の構造、および火災のリスクに対する保護についても規定しています。単一
故障状態をシミュレートしたテストにより、装置の通常動作に障害が発生した場合でもユーザーに対して装置が安全であることが確
されています。
光放射についての注意事項
このプロジェクターには超高輝度 (放射輝度) レーザーが組み込まれており、このレーザー光はプロジェクターの光学パスを介して処理
されます。いずれの使用事例でも、ネイティブのレーザー光にエンドユーザーがアクセスできることはありません。投影レンズから
る光は光学パス内で危険が取り除かれており、ネイティブのレーザー光より大きな光源と低い放射輝度値を示します。それでも、投影
される光は、人間の目や皮膚がビームに直接曝露されると大変危険です。このリスクはレーザー光の特徴のみに特別に関連するもの
はなく、光源から発する高温エネルギーのみによるものであり、ランプベースのシステムでも同じことが言えます。
安全情報
R5911439JA /00 UDM4
危険距離 (HD) 暴露されと、熱によっ眼球の網が破損すことがあます。HD とは、「危険距離」章に記載れている
り、投影レンズ表面から投影された光が最も弱くなっている地点に向って、放射照度が最大許容曝露と等しくなる距離のことです。
WARNING: 危険距離以内で光に直接晒されない場合は許可されます、RG3 (リスクグループ 3) IEC EN 62471-5:2015
CAUTION: 本書に記載されている以外の制御法や調整法を使用したり、手順を実行したりすると、有害な放射線被ばくを
引き起こすことがあります。
レーザー放射についての注意事項
このプロジェクターのオプション機器であるレーザー距離計は、0.95 mW / 638 nm のクラス 2 レーザー測距ビームを放射できます。正
合、は、ジェター(参照)。レーザービーは、ジェター
ニューから、またはプロジェクターソフトウェアから、機器のボタンを押すと有効にできます。レーザー測距ビームを覗き込むと、熱
によって眼球の網膜が破損することがあります。
Image 1-1
WARNING: レーザー放射 - レーザー測距ビームを凝視しないでください(クラス 2 IEC EN 60825-12014
ユーザー定義
このマニュアルでは、サービスマンとは適切な技術的訓練を受け、作業をする際に遭遇する可性のある危 (高圧電流、電子回路、
高輝度プロジェクターを含むそれに限定しな) を認識するに十分な知識と経験を持ち、当人および者に対しこのようなリス
を最小限に抑えることのできる、Barco に認定された人物を指します。また、ユーザーおよびオペレーターとは、プロフェッショナル
投影システムの操作を行うことを許可された、サービスマン以外の人物を指します。
UDM プロジェクターは、光源および関回路による高電圧、高強度の光ビーム、および高温環境などの作業をする際に遭遇す可能
性のある危険について十分な知識と経験を持つサービス マンのみによって使用されることを想定しています。これらの危険に関する知
識を持つ有資格のサービスマンだけが、製品筐体内の保守点検作業を行うことができます。
1.2 設置担当員により実施される安全トレーニング
ユーザー定義
UDM プロジェクターは、熟知している担当 (設置担当員またはサービス担当員) の指示およびトレーニングを受けた者が、負傷の
因となり得るエネルギー源を特定し、かかるエネルギー源への不測の接触または照射を回避するために措置を講じることを意図してい
ます。
熟知している担当員は、ユーザーに以下の点について指導する必要があります。
高輝度光ビーム。ユーザーは、光ビーム危険距離 (HD) に基づく立ち入り禁止区域を遵守する必要があります。
プロジェクター内の危険なエネルギー源。ユーザーがプロジェクターの一切のカバーを取り外すことは禁止されています。
設置、保守、またはサービスは、熟知している担当員のみが行うものとします。
立ち入り制限区域、立ち入り禁止区域および制限区域の要件。
立ち入り制限区域
トレーニングを受けていない人および子供を保護するため、プロジェクターは立ち入り制限区域に設置する必要があります。「立ち入
り制限区域」とは、装置の配置場所として以下の 2 つの制限が適用される場所です。
この立ち入り制限区域には、熟知している担当員 (設置担当員またはサービス担当員) または熟知している担当員の指示およびト
レーニングを受けた者のみが立ち入ることができるようにしてください。同区域への立ち入りを制限する理由と遵守すべき注意事
項についての説明を受けた者のみが立ち入ることができるようにしてください。
当該区域は、工具またはロックと鍵、あるいは他のセキュリティ手段を使用しないと立ち入りができないような形で制限し、ま
た、当該区域の管理者によって管理されるようにしてください。
アクセス場所が制限されている理由: これ RG3 品です。国際既定により、投影レンズと関連危険距離 (HD) 間のゾーン内の投影
れた光の中に立ち入ることは禁じられています。十分な分離高および幅を作り出すか、オプションのバリアを置くなどして、その行
が物理的に不可能になるようにするものとします。制限区域内でのオペレーターのトレーニングは十分であると見なされています。適
用される分離高および幅は8 ページ、 高輝度の注意事項: 危険距離 (HD)で説明します。
立ち入り禁止区域
常動時に、ジェクターは本面とダクからします。プロジェクターぐ近可燃物質かれ
と、その物質が自然発火して火災を引き起こす可能性があります。このため、プロジェクターのすべての外面の周囲には必ず「立ち入
り禁止区域」を設け、この区域内にはいかなる可燃性物質も置かないようにしてください。
この立ち入り禁止区域は 40 cm (16 インチ) 以上とする必要があります。
安全情報
R5911439JA /00 UDM 5
制限ゾーン
ビームレーユーザーるため、ビー (HD)
い。
1.3 安全上の重要な注意
感電の危険を避けるために
本製品は単相 AC 電源で作動させてください。主電圧と容量がプロジェクターの定格に合うか確認してください (16-12A120-
180V / 200-240V60-50Hz)。必須の交流条件を満たすことができない場合には、電気工事技師にご連絡ください。接地することは
非常に重要です。
本装置は、付属の 3 導体 AC 電源ケーブルを使用して接地 (アース) してください。
付属の電源コードが適切なタイプでない場合は、販売元にお問い合わせください。
プラグをコンセントに差し込めない場合は、電気工事技師に連絡し、古いコンセントを新しいものに交換してください。接地型プ
ラグを使用することは非常に重要です。
決して、ニ線の電源コードは使用しないでください。これは危険であり、感電の原因となる恐れがあります。必ず接地端子付きの
電源コネクタを使用してください。
電源コードの上には何ものせないでください。本製品のコードを人に踏まれないように配置してください。コードを取り外す場合
は、プラグの部分を持って引き抜いてください。コード自体を持って引き抜くことは避けてください。
本装置に付属の電源コードのみを使用してください。他の電源コードは、外観上類似している場合でも、工場における安全性テス
トが実施されていないため、本装置への電源供給には使用できません。交換用の電源コードについては、販売元にお問い合わせく
ださい。
プラグをコンセントに差し込めない場合は、電気工事技師に連絡し、古いコンセントを新しいものに交換してください。接地型プ
ラグを使用することは非常に重要です。
破損したコードを使用して、プロジェクターを操作しないでください。コードを交換します。
このプロジェクターを落とすか、破損した場合にはこのプロジェクターを当社認定のサービス担当員が検査して許可するまでは操
作しないでください。
コードを、つまずいたり、ひっぱったり、あるいは熱いものに触れるようなことがない場所に配置してください。
延長コードが必要な場合、少なくともこのプロジェクターのものと同等の定格電流のコードを使用してください。このプロジェク
ターより少ないアンペア数に対応しているコードを使用するとオーバーヒートすることがあります。
本装置のキャビネット スロットには、いかなる物体も押し込まないでください。危険な電圧ポイントまたはショートする部品に触
れて火災、あるいは感電の危険があります。
物体が本体の通気口や開口部から入らないようにしてください。
プロジェクターを雨や水分にさらさないでください。
プロジェクターは、屋内での使用のみのために設計されています。決して、ユニットを室外で操作しないでください。
このプロジェクターに水などの液体がかぶることのないように注意してください。
このプロジェクターにいかなる液体も絶対にこぼさないでください。
液体をこぼしたり、硬い物体をキャビネットに落としたりした場合には、プラグを外して、当社認定のサービス担当員が点検して
から操作を再開してください。
このプロジェクターは分解しないでください。保守や修理作業が必要な場合には、資格のあるサービス担当員が常に作業を行うよ
うにしてください。
メーカーが推奨していないアクセサリや部品は使用しないでください。
- 雷が発生している場合、または長期間留守にするなどで使用しない場合、本ビデオ製品を保護するために、コンセントからプラ
グを抜いてください。これにより、雷と AC 電源ライン サージによる損傷を防ぐことができます。
けがを防ぐために
けがや身体への影響を防ぐため、プロジェクターの電源投入または調整を行う前に、このマニュアルとシステム上のすべてのラベ
ルをお読みください。
けがを防ぐため、プロジェクターの重量に注意してください。基本プロジェクターの重量は 47 kg です。
けがを防ぐために、レンズおよび他のすべてのカバーが正しく取り付けられていることを確認してください。設置手順を参照して
ください。
警告: 高輝度の光ビームが放出されます。決して、レンズをのぞき込まないでください。高輝度のために眼を負傷することがありま
す。
警告: 超高輝度プロジェクター: このプロジェクターには超高輝度 (放射輝度) レーザーが組み込まれており、このレーザー光はプロ
ジェクターの光学パスを介して処理されます。いずれの使用事例でも、ネイティブのレーザー光にエンドユーザーがアクセスでき
ることはありません。投影レンズから出る光は光学パス内で危険が取り除かれており、ネイティブのレーザー光より大きな光源と
低い放射輝度値を示します。それでも、投影される光は、人間の目がビームに直接曝露されると大変危険です。このリスクはレー
ザー光の特徴のみに関連するものではなく、光源から発する高温エネルギーのみによるものであり、ランプ ベースのシステムでも
同じことが言えます。
危険距離で暴露されると、熱によって眼球の網膜が破損することがあります。危険距離 (HD) とは、8 ページ、 高輝度の注意事項:
危険距離 (HD)の章に記載されている通り、投影レンズ表面から投影された光が最も弱くなっている地点に向って、放射照度が最大
許容曝露と等しくなる距離のことです。
高輝度警告: 投影レンズが取り付けられていな場合は、プロジェクター光源のスイッチを入れてはならず、シャッターは閉じていな
ければなりません。
国際既定により、投影レンズと関連危険距離 (HD) 間のゾーン内の投影された光の中に立ち入ることは禁じられています。十分な分
離高を作り出すか、オプションのバリアを置くなどして、その行為が物理的に不可能になるようにするものとします。制限区域内
でのオペレーターのトレーニングは十分であると見なされています。適用される分離高は 8 ページ、 高輝度の注意事項: 危険距離
(HD)で説明します。
警告: オプションのレーザー測距メーターを設置した場合のレーザー放射。レーザー測距ビームを凝視しないでください。クラス 2
レーザービームのために眼を負傷することがあります。
ビームの前に手を出さないでください。
安全情報
R5911439JA /00 UDM6
本製品には、ユーザーによる修理点検ができない部品が含まれています。外装または構成部品内の機械部品や電子部品の改造や交
換を行うと、危険であり、かつ保証は無効になります。このような操作は、Barco 認定のサービス担当者によって実施されなければ
なりません。
プロジェクターのカバーを取り外す前に、プロジェクターの電源を切り、電源コンセントから外してください。
内部の部品にアクセスする場合など、プロジェクターのスイッチをオフにする必要がある場合、必ず電源コードをコンセントから
取り外してください。
プロジェクター側の電源入力は、切断デバイスと考えられています。内部の部品にアクセスする場合など、プロジェクターのス
イッチをオフにする必要がある場合、必ずプロジェクター側の電源コードを取り外してください。プロジェクター側の電源入力部
に手が届かない場合 (吊り下げ構成の場合など) は、プロジェクターに電力を供給するソケット コンセントを近くに設置して手が届
きやすくなるようにするか、または、容易に手が届く位置に断路器を配置するように配線します。
プロジェクターを積み重ね、または吊り下げる際は必ず積み重ね用フレームを使用してください。
積み重ね構成での最大台数: 3 台。
吊り下げ構成での最大台数: 2 台。
Barco 積み重ね用フレームを使用してトラスにプロジェクターを吊り下げる場合は必ず、プロジェクターとトラスの間に安全ケーブ
ルを使用して、スタックを固定してください。
ハンギング構成でプロジェクターを使用している場合、必ず 本の安全なケーブルで取り付けてください。これらのケーブルの正
しい使用方法については、設置マニュアルを参照してください。
本装置を不安定なカート、スタンドまたはテーブルの上に置かないでください。装置が落下し、重大な破損の原因となるほか、
ユーザーが負傷する可能性があります。
プロジェクターは、安定した場所にのみ設置するか、承認されているシーリングマウント器具を使用してしっかりと取り付けてく
ださい。
レンズまたはシールドなしでの使用は危険です。レンズを交換する際は必ず、光出力を切り替えてください。
レンズまたはシールドに、明らかに機能を損なうレベルの損傷がある場合は、それらを交換する必要があります。たとえば、割れ
目や深い傷などがある場合は、交換が必要です。
冷却液回路。 プロジェクターには、モノエチレン グリコール (1.2-エタン ジオール) と水溶液中阻害剤 (34 活性) で満たされた冷
却回路があります。冷却液回路で液漏れが発生している可能性がある場合は、本装置の電源をオフにして資格のあるサービス担当
員に連絡してください。この液体は家庭用のものではありません。子どもの手が届かないように注意してください。飲み込むと人
体に有害です。妊婦が触れないようにしてください。眼、皮膚、および衣服に触れないようにしてください。有毒ガスを吸入しな
いようにしてください。
HD ゾーン内では、光を人や反射物に絶対に向けないでください。
すべてのオペレーターは十分なトレーニングを受け、潜在的な危険について承知しているものとします。
外部冷却システムを使用する場合は、冷却システムのホースを、つまずいたり、ひっぱったり、あるいは熱いものに触れるような
ことがない場所に配置してください。
火災の危険を避けるために
プロジェクターの近くに可燃性物質を置かないでください。
Barco の大型スクリーンプロジェクション製品は、最も厳格な規制に適合するように設計および製造されています。通常動作時に、
本プロジェクターは本体外面と通気ダクトから排熱します。これらはいずれも通常の状態であり、安全です。本プロジェクターの
すぐ近くに可燃性物質が置かれていると、その物質が自然発火して火災を引き起こす可能性があります。このため、プロジェク
ターのすべての外面の周囲には必ず「立ち入り禁止区域」を設け、この区域内にはいかなる可燃性物質も置かないようにしてくだ
さい。このプロジェクターについて、この立ち入り禁止区域は 40 cm (16 インチ) 以上とする必要があります。
投影レンズの出力に近い距離にある投影光路には、物を置かないでください。投影レンズの出力に集光した光が当たると、損傷、
火災、または火傷の恐れがあります。
プロジェクターがしっかりと取り付けられており、投影光路が偶発的に変更されないことを確認してください。
プロジェクターの動作時には、プロジェクターやレンズにいかなる素材の覆いもかぶせないようにしてください。.このプロジェク
ターは、換気の良い場所に、発火物や直射日光を避けて設置してください。プロジェクターを雨や水分にさらさないでください。
火災が発生したら、砂、二酸化炭素 (CO
2
)、または粉末の消火器を使用してください。漏電による火災には水を使用してはいけませ
ん。プロジェクターの保守点検はかならず Barco 認定のサービス担当員に依頼してください。必ず正規の Barco の交換部品を使用
してください。プロジェクターの安全性が損なわれる恐れがありますので、Barco 指定外の交換部品は決して使用しないでくださ
い。
この機器にあるスロットと開口部は通気のために設けられています。プロジェクターを安定して動作させ、オーバーヒートを防ぐ
ために、これらのスロットと開口部は塞いだり覆ったりしないでください。開口部が塞がれないように、プロジェクターを壁の近
くや、ベッド、ソファ、じゅうたんなどの柔らかい素材の表面上に置かないでください。ラジエータや温風の吹出口の近くや上に
は、決してこのプロジェクターを配置しないでください。適切な通気が確保されない限り、本プロジェクターを他の装置内に組み
込んだり、他の筐体内に配置したりしないでください。
熱がこもるのを防ぐため、投影を行う場合は通気のよい部屋や冷房している部屋で使用する必要があります。プロジェクターと冷
却システムから排気される熱気が屋外に排出されるようにしてください。
プロジェクターは、完全に冷却してから格納してください。その際、コードはプロジェクターから取り外してください。
プロジェクターの損傷を避けるために
プロジェクターの空気フィルターは定期的に掃除または交換する必要があります。ブース領域は 1 ヶ月に 1 度はクリーニングして
ください。清掃を行わないと、プロジェクター内部の空気の流れが滞り、過熱が生じます。過熱により、動作中にプロジェクター
がシャットダウンしてしまう場合もあります。
プロジェクターは、吸気口に空気が自由に流れることを保証できる方法で設置する必要があります。
1 つの映写室に複数のプロジェクターを設置する場合、排気の空気の流れに関する要件はそれぞれのプロジェクターシステムについ
て守る必要があります。冷却装置の空気抽出または冷却が不十分だと、予想されるプロジェクター本体の寿命が短くなるだけでな
く、レーザーが使えなくなるまでの期間が早まる点に注意してください。
適切な空気の流れを確保するために、またプロジェクターが EMC および安全要件に適合するために、プロジェクターはすべてのカ
バーを設置した状態で使用してください。
キャビネットにあるスロットと開口部は通気のために設けられています。プロジェクターを安定して動作させ、オーバーヒートを
防ぐために、これらのスロットと開口部は塞いだり覆ったりしないでください。開口部が塞がれないように、本製品をベッド、ソ
ファ、じゅうたんなどの柔らかい素材の表面上に置かないでください。ラジエータや温風の吹出口の近くや上には、決して本製品
を配置しないでください。適切な通気が確保されない限り、本製品を他の装置内に組み込んだり、他の筐体内に配置したりしない
でください。
安全情報
R5911439JA /00 UDM 7
プロジェクター上、または内部に何も漏れがないことを確認してください。漏れがある場合は、プロジェクターのスイッチを切
り、電源コードを抜きます。資格を持ったスタッフが確認するまで、プロジェクターは使用しないようにしてください。
プロジェクターの冷却ファンや、プロジェクター周囲の空気の自由な流れを妨げないようにしてください。
本装置を水の近くで使用しないでください。
レーザー光の特別な注意: DLP プロジェクターを高出力のレーザー機器と同じ部屋で使用する場合には、特別な注意が必要です。レ
ンズにレーザー光が直接または間接的に当たると、Digital MicroMirror Devices
TM
に重大な損傷をまねく場合があります。この場
合、保証が適用されなくなります。
直射日光の下に絶対にプロジェクターを置かないでください。レンズに直射日光が直接当たると、Digital MicroMirror Devices
TM
重大な損傷をまねく場合があります。この場合、保証が適用されなくなります。
梱包用のダンボールと梱包材は保管しておいてください。将来、この装置を梱包して発送する必要性が生じた場合に使用できま
す。発送する場合は、本装置の保護のため工場出荷時と同様に梱包してください。
クリーニングの際には電源コンセントから本製品のコードを抜いてください。液体クリーナーや洗剤やエアゾールクリーナーは使
用しないでください。クリーニングの際には、湿らせた布を使用してください。シンナー、ベンジンなど強力な液体や研磨剤は、
キャビネットを損傷するため使用しないでください。がんこな汚れは、中性洗剤で軽く湿らせた布を使用することで取り除くこと
ができます。
最高の光学パフォーマンスと解像度を確保するため、投影レンズには特別に反射防止コーティングが施されています。このため、
レンズには触れないようにしてください。レンズのほこりを取り除く場合には、柔らかい乾燥した布を使用してください。レンズ
のクリーニングについては、プロジェクターのマニュアルに明記されている手順に正確に従ってください。
UDM 4K モデルにあるBarco TLD+ シリーズのズームレンズを必ずお使いください。他のレンズを使用すると、内部の光学系が損
傷します。適切な固定式TLD+レンズについては、Barco に問い合わせるか、Barco のウェブサイトをご覧ください。
許容周囲温度範囲: t
a
= 0°C (32°F) 40°C (104°F)
定格湿度 = 0% RH80% RH非結露。
修理点検が必要な場合
設置した製品のカバーを開けて、ご自分で修理点検しようとしないでください。カバーをあけると、感電などの危険があります。
修理点検はすべて、当社認定のサービス担当員に依頼してください。
このマニュアルで説明していない内部設定やその他のコントロール設定を出荷時の設定から変更すると、プロジェクターの深刻な
破損を引き起こす可能性があり、また保証も行われなくなる恐れがありますので、ご注意ください。
次のような場合には、プロジェクターの電源プラグをコンセントから抜き、Barco 認定のサービス担当員に修理点検を依頼してくだ
さい。
- 電源コードやプラグが破損したり擦り切れたりしている場合。
- 本装置に液体をこぼした場合。
- 本製品が雨や水に濡れた場合。
- 本製品を指示にしたがって操作しても正しく動作しない場合。操作についての説明がないコントロールは、調節しないでくださ
い。誤った調節をすると破損する恐れがあり、当社認定の技術員による大規模な修理や再調整が必要となることがあります。
- 本製品を落としたり、キャビネットが破損したりした場合。
- 本製品のパフォーマンスに大きな変化があり、修理点検が必要であると表示された場合。
部品交換: 部品交換が必要な場合、保守技術者がオリジナルの Barco の部品、または Barco のオリジナルの部品と同じ性質を持つ認
定の交換部品を使用しているか確認してください。認定外の部品を使用すると、パフォーマンスや信頼性が低下し、また火災や感
電などの危険が生じる場合があります。認定外の部品を使用した場合、保証が無効となることがあります。
安全確認: プロジェクターの修理点検が終了したら、製品が正常に動作するかどうか、保守技術者に安全確認を行ってもらいます。
UDM の積み重ねおよび輸送
レンタル フライト ケースは、最大 2 個の高さまで積み重ねることができます。この高さ以上には積み重ねないでください。
すべての荷重が 4 個の車輪に均等に分散されるように、フライト ケースを置く場所の表面は平坦でなければなりません。また、荷
重に十分に耐えられる強度を備えていなければなりません。
フライト ケースの積み重ねまたは輸送を行う前に、車輪とその固定ネジに磨耗や破損がないかチェックしてください。
フライト ケースの積み重ねまたは輸送を行う前に、各フライト ケースの 個のロック ハンドルが正常に機能すること、および確
実にロックされていることをチェックしてください。
積み重ねる際は、上部のフライト ケースの車輪が、下部のフライト ケースの受け皿に正しく置かれていることを確認してくださ
い。
積み重ねた状態のフライト ケースを動かすことはできません。積み重ねる際は、2 個目のフライト ケースを上に置く前に、下側の
フライト ケースを最終的な位置に配置する必要があります。
トラックや他の輸送手段の内部では、各フライト ケースがストラップでしっかりと固定されていない限り、装置を入れた状態のフ
ライト ケースを積み重ねないでください。
車輪が破損している場合は、積み重ねたフライト ケースが崩れないように、フライト ケースをストラップでしっかりと固定する必
要があります。
フライト ケースを持ち上げる場合は適切なフォークリフトを使用し、また、けがを防ぐために十分に注意してください。
安全データシート
化学製品に関する安全な取り扱いについては、安全データシート (SDS) を参照してください。SDS [email protected]
ら入手できます。
安全情報
R5911439JA /00 UDM8
1.4 製品安全ラベル
光ビーム関連の安全ラベル
ラベルの画像 ラベルの説明 ラベルの場所
危険 RG3: 家庭用のアイコンではありません
危険 RG3: 光学的放射警告アイコン
危険クラス 2:レーザー放射警告アイコン。
0.95 mW 638 nm.
ATTENTION! NE PAS REGARDER LE FAISCEAU DU PROJECTEUR
EVITER TOUTE EXPOSITION DIRECTE DES YEUX AU FAISCEAU DU PROJECTEUR
RAYONNEMENT LASER - NE PAS REGARDER DANS LE FAISCEAU DU TELEMETRE
RG3 IEC EN 62471-5:2015 CLASS 2 IEC EN 60825-1:2014
DISTANCE DE SECURITE: CONSULTER LE MANUEL DE SECURITE
-
辐视围
WARNING! DO NOT LOOK INTO THE BEAM
NO DIRECT EYE EXPOSURE TO THE PROJECTOR BEAM IS PERMITTED
LASER RADIATION - DO NOT STARE INTO LASER RANGING BEAM
RG3 IEC EN 62471-5:2015 CLASS 2 IEC EN 60825-1:2014
HAZARD DISTANCE: CONSULT SAFETY MANUAL
0.95mW 638nm
警告! ビームを見つめないでください。ビームに直接晒されない場合は許可されます。 - レー
ザー測距ビームを凝視しないでください。RG3 IEC EN 62471-5:2015 CLASS 2 IEC EN 60825-
1:2014 危険距離: 安全マニュアルを参照してください。
警告!勿觀看投影機光束 眼睛勿直接接觸可允許暴露的光束 鐳射輻射-勿直視鐳射範圍內光束
RG3 IEC EN 62471-52015 CLASS 2 IEC EN 60825-12014 危害距離:請參考安全手冊
警告!勿观看投影机光束 眼睛勿直接接触可允许暴露的光束 激光辐射-勿直视激光范围内光束
RG3 IEC EN 62471-52015 CLASS 2 IEC EN 60825-12014 危害距离:请参考安全手册
ATTENTION! NE PAS REGARDER LE FAISCEAU DU PROJECTEUR EVITER TOUTE
EXPOSITION DIRECTE DES YEUX AU FAISCEAU DU PROJECTEUR RAYONNEMENT
LASER - NE PAS REGARDER DANS LE FAISCEAU DU TELEMETRE RG3 IEC EN 62471-
5:2015 CLASS 2 IEC EN 60825-1:2014 DISTANCE DE SECURITE: CONSULTER LE MANUEL
DE SECURITE
1.5 高輝度の注意事項: 危険距離 (HD)
HD
危険距離 (HD) は、輝度 (表面単位あたりのエネルギー) が角膜または皮膚で最大適用曝露制限未満になる投影レンズから
測定された距離です。人間から光源までの距離が HD 未満である場合は、光ビームが暴露に安全でないとされます。
HD に基づく制限ゾーン (RZ)
HD は、プロジェクターが放出するルーメン数および取り付けられたレンズの種類によって異なります。、 の章を参照してください。
訓練を受けていないエンドユーザー (映画館訪問者、観客など) を保護するために、設置場所は、以下の設置要件に適合しなければなら
りません。オペレーターは、危険距離内のビームへのアクセスを制御するか、観客の目が危険距離内にならないようにする高さに製
を設置すること。制限を超える放射レベルはオペレーター、パフォーマー、従業員以外の人間が上に立つことを許されるあらゆる表
2.0 メート 未満 (SH)、またはそのような人間がいることの許可されるあらゆる場所から横方向1.0 メートル (SW) 未満の場所で
は許可されません。抑制のない振る舞いが合理的に予測できる環境では、例えば、HD範囲内である個人が別の個人の肩に乗ることによ
る暴露の可能性を防ぐために、最低分離高は 3.0 メートル以上高くする必要があります。
これらの値は最小値で、IEC 62471-5:2015 section 6.6.3.5 で提供されたガイダンスに基づいています。
ンストーラーとユーザーはリを理し、ラベユーザーに示れた離にづい護手講じ要が
す。取り付け方法、分離高さバリア、検出システム、その他の適用できる規制措置は、目が危険距離内部で放射に晒されないようにす
る必要があります。
例えば、1 メートル以上のHDあり人が存在する可能性のある非管理区域に光を放射するプロジェクターは、「固定されたプロジェク
ターの付け」ラメーター従ってするがあます。結果、床面 2 メー以上いとを通ない
り、HDは観客区域に向かって伸びることはありません。抑制のない振る舞いが合理的に予測できる環境では、例えば、HD範囲内で
る個人が別の個人の肩に乗ることによる暴露の可能性を防ぐために、最低分離高は 3.0 メートル以上高くする必要があります。十分
大きな分離高は画像プロジェクターを天井にまたは物理的バリアの使用を通して取り付けることで達成できます。
安全情報
R5911439JA /00 UDM 9
RA
TH
PR
RZ
HD
SW
1m
SW
SW
SW
HD
EXIT
SH
RA
PR
TH
RZ
SH
(B) TOP VIEW(A) SIDE VIEW
Image 1-2
A 側面。
B 上面。
RA 立ち入り制限区域 (プロジェクターのブース領域)
PR プロジェクター。
TH シアター。
RZ シアター内の制限ゾーン
SH 分離高:
SW 分離幅:
国の既定により、投影レンと関連危距離 (HD) 間のゾー内の投影された光の中に立ち入るこは禁じらています。十分な分
高を作り出したり、バリアを置いたりするなどして、その行為が物理的に不可能になるようにするものとします。最低分離高は、オ
レーター、パフォーマー、または従業員以外の人間が上に立つことの許可される表面を考慮に入れます。
Image 1-3 に、一般的な設置方法を示します。これらの最低要件が満たされるかどうかを確認しなければなりません。必要に応じて、
シアター内の制限ゾー (RZ) を設定しなければなりません。この場合は、Image 1-3 に示す赤いロープなど、物理的なバリアを使用し
ます。
制限区域のステッカーは、アイコンのみのあるステッカーに置き換えることができます。
PR
RESTRICTED
AREA
RESTRICTED
AREA
Image 1-3
1.6 全密閉型投影システムの HD
HD
危険距離 (HD) は、輝度 (表面単位あたりのエネルギー) が角膜または皮膚で最大適用曝露制限未満になる投影レンズから
測定された距離です。人間から光源までの距離が HD 未満である場合は、光ビームが暴露に安全でないとされます。
HD に基づく制限ゾーン (RZ)
プロジェクターは、拡散コーティングされ投影画面にビームを投する、背面投影の用途も適しています。Image 1-4 示すよ
に、制限密閉投影領域 (RA) および観察領域 (TH) という 2 つの領域について考慮する必要があります。
安全情報
R5911439JA /00 UDM10
RA TH
sw
PD
HD
DIFFUSE
sw
RZ
sw
sw
PR
HD
REFLECTION
RESTRICTED
AREA
RESTRICTED
AREA
Image 1-4
RA 立ち入り制限区域 (密閉投影領域)
PR プロジェクター。
TH シアター (観察領域)
RZ 制限ゾーン。
PD 投影距離。
SW 分離幅: 最低 1 メートルが必要です。
このタイプのセットアップでは、以下の 3 種類の HD
(イントラビームの曝露について第 8 ページ、 高輝度の注意事項: 危険距離 (HD) で説明されている HD) を考慮する必要がありま
す。
HD
reflection
: 背面投影画面からの反射光について、常に制限対象としなければならない距離。
HD
diffuse
: 拡散表面の背面投影画面を観察する際に考慮すべき関連距離。
8 ページ、 高輝度の注意事項: 危険距 (HD) で述べている通り、HD のいずれかより近いビーム領域内には制限ゾーンを設けなけれ
なりん。閉投 2 の制ゾーみ合切です。1 は、ビーム前 1 m (SW) 慮し
た、画面に向けて投影されるビームの制限ゾーンです。もう 1 つは、横方向に 1 メートルの場所を考慮した、画面からの背面反射に関
する制限ゾーン (HD
反射
) です。
HD
reflection
距離は、決められた HD 距離と背面投影画面までの投影距離との差の 25% に当たります。使用するレンズおよびプロジェク
ターモデルの HD 距離を決めるには、第 章を参照してください。
HD
reflection
= 25% (HD PD)
観察中に画面から放射される光は、10 cm とされる RG2 暴露を超過してはなりまん。画面表面での測定されたライトが 5000 cd/m²
または 15000 ルクス未満の場合、HD
diffuse
は無視できます。
安全情報
R5911439JA /00 UDM 11
1.7 「修正光学の HD
危険距離
0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
1
1,2
1,4
1,6
1,8
2,0
2,2
2,4
2,6
2,8
3,0
3,2
3,4
3,6
3,8
4,0
4,2
4,4
4,6
4,8
5,0
5,2
5,4
5,6
5,8
6,0
6,2
6,4
6,6
6,8
7,0
7,2
7,4
7,6
7,8
8,0
8,2
8,4
8,6
8,8
9,0
9,2
9,4
9,6
9,8
10,0
Hazard distance (HD) [m]
Throw Rao (TD)
UDM 22
UDM 14
1
2
1 2
Image 1-5
HD 危険距離
TR 投光率
1.8 連絡先情報
Barco連絡先情報
本社住所 President Kennedypark 35, 8500 Kortrijk, Belgium
安全情報
Barco Fredrikstad AS | Habornveien 53, N-1630 Gamle Fredrikstad, Norway
Registered office: Barco NV | President Kennedypark 35, 8500 Kortrijk, Belgium
www.barco.com
R5911439JA /00 | 2019-10-09
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