UDX-W40

Barco UDX-W40 ユーザーマニュアル

  • Barco UDXシリーズプロジェクターの安全マニュアルに関するご質問にお答えします。このマニュアルには、高輝度レーザー光源や高電圧など、安全に配慮して使用する上で重要な情報が網羅されています。設置方法、メンテナンス方法、危険回避策など、あらゆる疑問にお答えしますので、お気軽にご質問ください。
  • プロジェクターの設置にはどのような注意が必要ですか?
    レーザー光源の危険性について教えてください。
    プロジェクターのメンテナンスはどのように行いますか?
ENABLING BRIGHT OUTCOMES
安全マニュアル
UDX series
Registered office: Barco NV
President Kennedypark 35, 8500 Kortrijk, Belgium
www.barco.com/en/support
www.barco.com
Barco NV
Beneluxpark 21, 8500 Kortrijk, Belgium
www.barco.com/en/support
www.barco.com
R5906111JA /05 UDX series 3
1 安全および環境情報
本書について
本書の内容は注意深くお読みください。UDXプロジェクターを設置および使用するときにけがを防止するための重要な情報が記載さ
ていす。また、UDXジェクターの傷をぐたの注事項ついても載さていす。UDXロジェターを置する前
に、この章に記載されているすべての安全ガイド、安全上の注意、および警告を十分に理解し、それらの内容に従ってください。
このドキュメントで使用される「UDX」という用語の明確化
このドキュメントで「UDX」という用語を使用している場合、その内容が次の Barco 製品に適用されることを意味しています。
UDX 4K22, UDX 4K26, UDX 4K32, UDX 4K40, UDX U32, UDX U40, UDX W22, UDX W26, UDX W32, UDX W40
モデル認証名
UDX
Barco は、法的に規定された保証条件の一部として、いかなる問題もなく製造されていることを保証します。この章に記
載されている仕様に従って使用していただくことが、プロジェクターが正常に動作する上で不可欠です。仕様に従わずに
使用すると、保証の対象外となることがあります。
1.1 全体的な考慮事項
警告: 荷が吊り上げられている場合、または高い棚の上に置かれている場合は頭上に注意してください。
警告: けがを防ぐため、ヘルメットを着用してください。
警告: 重量物を取り扱う際には注意してください。
警告: 重量物を取り扱う際には、指をけがしないように注意してください。
警告: 光学的放射の非常事態が発生した場合は、装置を主電源から切断してください。これはメインスイッチを使用して行
います。メインスイッチに手が届きにくい場合は、プロジェクタを他の手段、例えばメインジャンクションボックスで切
断しなければなりません。
非常時の危険性を減らすために、シャッターを使用するか、プロジェクターの黒い画像を選択することをお勧めします。
全般的な安全上の注意
この機器を使用する前にこのマニュアルをよく読み、また今後参照できるように保管しておいてください。
設置および初期調整は、当社認定の Barco サービスマンまたは Barco サービス業者に依頼してください。
プロジェクターに記載されている警告やマニュアルに記載されている注意は、必ず守ってください。
この機器の操作や使用に関する指示には、正確に従ってください。
また、使用する地域の設置規則にも従う必要があります。
安全上の注意
は、 IEC60950-1EN60950-1UL60950-1 CAN/CSA C22.2
No.60950-1 が定める国際安全規格の要件に準して作成されています。これらの安全規格では、感電、エネルギー ハザード、およ
帯電部への接触などの危険からユーザーやオペレーターを保護するために、安全に対して十分な注意が必要なコンポーネント、物質、
および絶縁体の使用について、重要な要件を課しています。安全規格では、内部および外部の温度の上限、放射レベル、機械的安定度
および強度、筐体の構造、および火災のリスクに対する保護についても規定しています。単一故障状態をシミュレートしたテストによ
り、装置の通常動作に障害が発生した場合でもユーザーに対して装置が安全であることが確認されています。
光放射についての注意事項
このプロジェクターには超高輝度 (放射輝度) レーザーが組み込まれており、このレーザー光はプロジェクターの光学パスを介して処理
されます。いずれの使用事例でも、ネイティブのレーザー光にエンドユーザーがアクセスできることはありません。投影レンズから出
る光は光学パス内で危険が取り除かれており、ネイティブのレーザー光より大きな光源と低い放射輝度値を示します。それでも、投影
される光は、人間の目や皮膚がビームに直接曝露されると大変危険です。このリスクはレーザー光の特徴のみに特別に関連するもので
はなく、光源から発する高温エネルギーのみによるものであり、ランプベースのシステムでも同じことが言えます。
危険距離 (HD) で暴されと、熱によっ眼球の網膜が損するこがあります。HD とは、「危距離」章に記載されいる
り、投影レンズ表面から投影された光が最も弱くなっている地点に向って、放射照度が最大許容曝露と等しくなる距離のことです。
警告: 危険距離以内で光に直接晒されない場合は許可されます、RG3 (リスクグループ 3) IEC EN 62471-5:2015
安全および環境情報
R5906111JA /05 UDX series4
注意: 本書に記載されている以外の制御法や調整法を使用したり、手順を実行したりすると、有害な放射線被ばくを引き起
こすことがあります。
レーザー放射についての注意事項
このプロジェクターのオプション機器であるレーザー距離計は、0.95 mW / 638 nm のクラス 2 レーザー測距ビームを放射できます。正
く取てい合、離計は、ジェターのます(画 1-1 照)。レーザービームは、ジェ
ターメニューから、またはプロジェクターソフトウェアから、機器のボタンを押すと有効にできます。レーザー測距ビームを覗き込む
と、熱によって眼球の網膜が破損することがあります。
画像 1-1: レーザー距離計の位置
警告: レーザー放射 - レーザー測距ビームを凝視しないでください(クラス 2 IEC EN 60825-12014
ユーザー定義
このマニュアルでは、サービスマンとは適切な技術的訓練を受け、作業をする際に遭遇する可能性のある危 (高圧電流、電子回路、
高輝度プロジェクターを含むそれに限しない) を認識するに十分な知識と経験を持ち、当人および他者に対してこのようなリスク
を最小限に抑えることのできる人物を指します。また、ユーザーおよびオペレーターとは、プロフェッショナル投影システムの操作を
行うことを許可された、サービスマン以外の人物を指します。
UDX プロジェクターは、光源および関連回路による高電圧、高強度の光ビーム、および高温環境などの作業をする際に遭遇する可能性
のある危険について十分な知識と経験を持つサービス マンのみによって使用されることを想定しています。これらの危険に関する知識
を持つ有資格のサービスマンだけが、製品筐体内の保守点検作業を行うことができます。
1.2 設置担当員により実施される安全トレーニング
ユーザー定義
UDX プロジェクターは、熟知している担当員 (設置担当員またはサービス担当) の指示およびトレーニングを受けた者が、負傷の原
因となり得るエネルギー源を特定し、かかるエネルギー源への不測の接触または照射を回避するために措置を講じることを意図してい
ます。
熟知している担当員は、ユーザーに以下の点について指導する必要があります。
高輝度光ビーム。ユーザーは、光ビーム危険距離 (HD) に基づく立ち入り禁止区域を遵守する必要があります。
プロジェクター内の危険なエネルギー源。ユーザーがプロジェクターの一切のカバーを取り外すことは禁止されています。
設置、保守、またはサービスは、熟知している担当員のみが行うものとします。
立ち入り制限区域、立ち入り禁止区域および制限区域の要件。
立ち入り制限区域
トレーニングを受けていない人および子供を保護するため、プロジェクターは立ち入り制限区域に設置する必要があります。「立ち入
り制限区域」とは、装置の配置場所として以下の 2 つの制限が適用される場所です。
この立ち入り制限区域には、熟知している担当員 (設置担当員またはサービス担当員) または熟知している担当員の指示およびト
レーニングを受けた者のみが立ち入ることができるようにしてください。同区域への立ち入りを制限する理由と遵守すべき注意事
項についての説明を受けた者のみが立ち入ることができるようにしてください。
当該区域は、工具またはロックと鍵、あるいは他のセキュリティ手段を使用しないと立ち入りができないような形で制限し、ま
た、当該区域の管理者によって管理されるようにしてください。
アクセス場所が制限されている理由: これ RG3 品です。国際既定により、投影レンズと関連危険距離 (HD) 間のゾーン内の投影
れた光の中に立ち入ることは禁じられています。十分な分離高および幅を作り出すか、オプションのバリアを置くなどして、その行為
が物理的に不可能になるようにするものとします。制限区域内でのオペレーターのトレーニングは十分であると見なされています。適
用される分離高および幅は8 ページ、 高輝度の注意事項: 危険距離 (HD)で説明します。
立ち入り禁止区域
常動時に、ロジェターは本面と気ダトか熱しす。本プジェクターすぐに可性物が置てい
と、その物質が自然発火して火災を引き起こす可能性があります。このため、プロジェクターのすべての外面の周囲には必ず「立ち入
り禁止区域」を設け、この区域内にはいかなる可燃性物質も置かないようにしてください。
この立ち入り禁止区域は 40 cm (16 インチ) 以上とする必要があります。
制限ゾーン
度光ビーレーいユーザーやめ、ビームの (HD)
い。
安全および環境情報
R5906111JA /05 UDX series 5
1.3 安全上の重要な注意
感電の危険を避けるために
本製品は単相 AC 電源で作動させてください。主電圧と容量がプロジェクターの定格に合うか確認してください (120-160V/200-
240V (+/-10%), 20A, 50-60Hz)。必須の電源条件を満たすことができない場合には、電気工事技師にご連絡ください。接地すること
は非常に重要です。
本装置は、付属の 3 導体 AC 電源ケーブルを使用して接地 (アース) してください。プラグをコンセントに差し込めない場合は、電
気工事技師に連絡し、古いコンセントを新しいものに交換してください。接地型プラグを使用することは非常に重要です。
電源コードの上には何ものせないでください。本製品のコードを人に踏まれないように配置してください。コードを取り外す場合
は、プラグの部分を持って引き抜いてください。コード自体を持って引き抜くことは避けてください。
本装置に付属の電源コードのみを使用してください。他の電源コードは、外観上類似している場合でも、工場における安全性テス
トが実施されていないため、本装置への電源供給には使用できません。交換用の電源コードについては、販売元にお問い合わせく
ださい。
破損したコードを使用して、プロジェクターを操作しないでください。コードを交換します。
このプロジェクターを落とすか、破損した場合にはこのプロジェクターを当社認定のサービス担当員が検査して許可するまでは操
作しないでください。
コードを、つまずいたり、ひっぱったり、あるいは熱いものに触れるようなことがない場所に配置してください。
延長コードが必要な場合、少なくともこのプロジェクターのものと同等の定格電流のコードを使用してください。このプロジェク
ターより少ないアンペア数に対応しているコードを使用するとオーバーヒートすることがあります。
本装置のキャビネット スロットには、いかなる物体も押し込まないでください。危険な電圧ポイントまたはショートする部品に触
れて火災、あるいは感電の危険があります。
プロジェクターを雨や水分にさらさないでください。
このプロジェクターに水などの液体がかぶることのないように注意してください。
このプロジェクターにいかなる液体も絶対にこぼさないでください。
液体をこぼしたり、硬い物体をキャビネットに落とした場合には、プラグを外して、当社認定のサービス担当員が点検してから操
作を再開してください。
このプロジェクターは分解しないでください。保守や修理作業が必要な場合には、資格のあるサービス担当員が常に作業を行うよ
うにしてください。
メーカーが推奨していないアクセサリや部品は使用しないでください。
- 雷が発生している場合、または長期間留守にするなどで使用しない場合、本ビデオ製品を保護するために、コンセントからプラ
グを抜いてください。これにより、雷と AC 電源ライン サージによる損傷を防ぐことができます。
けがを防ぐために
けがや身体への影響を防ぐため、プロジェクターの電源投入または調整を行う前に、このマニュアルとシステム上のすべてのラベ
ルをお読みください。
けがを防ぐため、プロジェクターの重量に注意してください。プロジェクターの運搬には、最低でも 4 人が必要です。レンズとリ
ギング フレームを除外したプロジェクターの重さ約 ±90 kg (±198 lbs)
けがを防ぐために、レンズおよび他のすべてのカバーが正しく取り付けられていることを確認してください。設置手順を参照して
ください。
警告: 高輝度の光ビームが放出されます。決して、レンズをのぞき込まないでください。高輝度のために眼を負傷することがありま
す。
警告: 超高輝度プロジェクター: このプロジェクターには超高輝度 (放射輝度) レーザーが組み込まれており、このレーザー光はプロ
ジェクターの光学パスを介して処理されます。いずれの使用事例でも、ネイティブのレーザー光にエンドユーザーがアクセスでき
ることはありません。投影レンズから出る光は光学パス内で危険が取り除かれており、ネイティブのレーザー光より大きな光源と
低い放射輝度値を示します。それでも、投影される光は、人間の目がビームに直接曝露されると大変危険です。このリスクはレー
ザー光の特徴のみに関連するものではなく、光源から発する高温エネルギーのみによるものであり、ランプ ベースのシステムでも
同じことが言えます。
危険距離で暴露されると、熱によって眼球の網膜が破損することがあります。危険距離 (HD) とは、8 ページ、 高輝度の注意事項:
危険距離 (HD)の章に記載されている通り、投影レンズ表面から投影された光が最も弱くなっている地点に向って、放射照度が最大
許容曝露と等しくなる距離のことです。
高輝度警告: 投影レンズが取り付けられていな場合は、プロジェクター光源のスイッチを入れてはならず、シャッターは閉じていな
ければなりません。
国際既定により、投影レンズと関連危険距離 (HD) 間のゾーン内の投影された光の中に立ち入ることは禁じられています。十分な分
離高を作り出すか、オプションのバリアを置くなどして、その行為が物理的に不可能になるようにするものとします。制限区域内
でのオペレーターのトレーニングは十分であると見なされています。適用される分離高は 8 ページ、 高輝度の注意事項: 危険距離
(HD)で説明します。
警告 :レーザー放射。 レーザー測距ビームを凝視しないでください。クラス 2 レーザービームのために眼を負傷することがありま
す。
ビームの前に手を出さないでください。
プロジェクターのカバーを取り外す前に、プロジェクターの電源を切り、電源コンセントから外してください。
内部の部品にアクセスする場合など、プロジェクターのスイッチをオフにする必要がある場合、必ず電源コードをコンセントから
取り外してください。
プロジェクター側の電源入力は、切断デバイスと考えられています。内部の部品にアクセスする場合など、プロジェクターのス
イッチをオフにする必要がある場合、必ずプロジェクター側の電源コードを取り外してください。プロジェクター側の電源入力部
に手が届かない場合 (吊り下げ構成の場合など) は、プロジェクターに電力を供給するソケット コンセントを近くに設置して手が届
きやすくなるようにするか、または、容易に手が届く位置に断路器を配置するように配線します。
ハンギング構成 (トラス) では 2 個を超える UDX プロジェクターを重ねないでください。また、ベース スタンド構成 (テーブル設置
) では 3 個を超える UDX プロジェクターを重ねないでください。
ハンギング構成でプロジェクターを使用している場合、必ず 本の安全なケーブルで取り付けてください。これらのケーブルの正
しい使用方法については、設置マニュアルを参照してください。
本装置を不安定なカート、スタンドまたはテーブルの上に置かないでください。装置が落下し、重大な破損の原因となるほか、
ユーザーが負傷する可能性があります。
レンズまたはシールドなしでの使用は危険です。レンズまたはシールドに、明らかに機能を損なうレベルの損傷がある場合は、そ
れらを交換する必要があります。たとえば、割れ目や深い傷などがある場合は、交換が必要です。
安全および環境情報
R5906111JA /05 UDX series6
冷却液回路。 プロジェクターには、モノエチレン グリコール (1.2-エタン ジオール) と水溶液中阻害剤 (34 活性) で満たされた冷
却回路があります。冷却液回路で液漏れが発生した場合は、本装置の電源をオフにして資格のあるサービス担当員に連絡してくだ
さい。この液体は家庭用のものではありません。子どもの手が届かないように注意してください。飲み込むと人体に有害です。妊
婦が触れないようにしてください。眼、皮膚、および衣服に触れないようにしてください。有毒ガスを吸入しないようにしてくだ
さい。
HD ゾーン内では、光を人や反射物に絶対に向けないでください。
すべてのオペレーターは十分なトレーニングを受け、潜在的な危険について承知しているものとします。
外部冷却システムを使用する場合は、冷却システムのホースを、つまずいたり、ひっぱったり、あるいは熱いものに触れるような
ことがない場所に配置してください。
火災の危険を避けるために
プロジェクターの近くに可燃性物質を置かないでください。
Barco の大型スクリーンプロジェクション製品は、最も厳格な規制に適合するように設計および製造されています。通常動作時に、
本プロジェクターは本体外面と通気ダクトから排熱します。これらはいずれも通常の状態であり、安全です。本プロジェクターの
すぐ近くに可燃性物質が置かれていると、その物質が自然発火して火災を引き起こす可能性があります。このため、プロジェク
ターのすべての外面の周囲には必ず「立ち入り禁止区域」を設け、この区域内にはいかなる可燃性物質も置かないようにしてくだ
さい。このプロジェクターについて、この立ち入り禁止区域は 40 cm (16 インチ) 以上とする必要があります。
投影レンズの出力に近い距離にある投影光路には、物を置かないでください。投影レンズの出力に集光した光が当たると、損傷、
火災、または火傷の恐れがあります。
プロジェクターがしっかりと取り付けられており、投影光路が偶発的に変更されないことを確認してください。
プロジェクターの動作時には、プロジェクターやレンズにいかなる素材の覆いもかぶせないようにしてください。.このプロジェク
ターは、換気の良い場所に、発火物や直射日光を避けて設置してください。プロジェクターを雨や水分にさらさないでください。
火災が発生したら、砂、二酸化炭素 (CO
2
)、または粉末の消火器を使用してください。漏電による火災には水を使用してはいけませ
ん。プロジェクターの保守点検はかならず当社認定のサービス担当員に依頼してください。必ず正規の Barco の交換部品を使用し
てください。プロジェクターの安全性が損なわれる恐れがありますので、Barco 指定外の交換部品は決して使用しないでください。
この機器にあるスロットと開口部は通気のために設けられています。プロジェクターを安定して動作させ、オーバーヒートを防ぐ
ために、これらのスロットと開口部は塞いだり覆ったりしないでください。開口部が塞がれないように、プロジェクターを壁の近
くや、ベッド、ソファ、じゅうたんなどの柔らかい素材の表面上に置かないでください。ラジエータや温風の吹出口の近くや上に
は、決してこのプロジェクターを配置しないでください。適切な通気が確保されない限り、本プロジェクターを他の装置内に組み
込んだり、他の筐体内に配置したりしないでください。
熱がこもるのを防ぐため、投影を行う場合は通気のよい部屋や冷房している部屋で使用する必要があります。プロジェクターと冷
却システムから排気される熱気が屋外に排出されるようにしてください。
プロジェクターは、完全に冷却してから格納してください。その際、コードはプロジェクターから取り外してください。
バッテリーの爆発を防ぐために
電池が正しく取り付けられていないと、発火するおそれがあります。
交換には、メーカーが推奨するものと同一または同等の種類のみを使用してください。
使用済みバッテリーを破棄する場合は。各地方自治体における危険物の廃棄規則を確認の上、適切に処理してください。
プロジェクターの損傷を避けるために
プロジェクターの空気フィルターは定期的に掃除または交換する必要があります。ブース領域は 1 ヶ月に 1 度はクリーニングして
ください。清掃を行わないと、プロジェクター内部の空気の流れが滞り、過熱が生じます。過熱により、動作中にプロジェクター
がシャットダウンしてしまう場合もあります。
プロジェクターは、吸気口に空気が自由に流れることを保証できる方法で設置する必要があります。
1 つの映写室に複数のプロジェクターを設置する場合、排気の空気の流れに関する要件はそれぞれのプロジェクター システムにつ
いて守る必要があります。冷却装置の空気抽出または冷却が不十分だと、予想されるプロジェクター本体の寿命が短くなるだけで
なく、レーザーが使えなくなるまでの期間が早まる点に注意してください。
適切な空気の流れを確保するために、またプロジェクターが EMC および安全要件に適合するために、プロジェクターはすべてのカ
バーを設置した状態で使用してください。
キャビネットにあるスロットと開口部は通気のために設けられています。プロジェクターを安定して動作させ、オーバーヒートを
防ぐために、これらのスロットと開口部は塞いだり覆ったりしないでください。開口部が塞がれないように、本製品をベッド、ソ
ファ、じゅうたんなどの柔らかい素材の表面上に置かないでください。ラジエータや温風の吹出口の近くや上には、決して本製品
を配置しないでください。適切な通気が確保されない限り、本製品を他の装置内に組み込んだり、他の筐体内に配置したりしない
でください。
プロジェクター上、または内部に何も漏れがないことを確認してください。漏れがある場合は、プロジェクターのスイッチを切
り、電源コードを抜きます。資格を持ったスタッフが確認するまで、プロジェクターは使用しないようにしてください。
プロジェクターの冷却ファンや、プロジェクター周囲の空気の自由な流れを妨げないようにしてください。
本装置を水の近くで使用しないでください。
レーザー光の特別な注意: DLP プロジェクターを高出力のレーザー機器と同じ部屋で使用する場合には、特別な注意が必要です。レ
ンズにレーザー光が直接または間接的に当たると、Digital Mirror Devices
TM
に重大な損傷をまねく場合があります。この場合、保証
が適用されなくなります。
直射日光の下に絶対にプロジェクターを置かないでください。レンズに直射日光が直接当たると、Digital MicroMirror Devices
TM
重大な損傷をまねく場合があります。この場合、保証が適用されなくなります。
梱包用のダンボールと梱包材は保管しておいてください。将来、この装置を梱包して発送する必要性が生じた場合に使用できま
す。発送する場合は、本装置の保護のため工場出荷時と同様に梱包してください。
クリーニングの際には電源コンセントから本製品のコードを抜いてください。液体クリーナーや洗剤やエアゾール クリーナーは使
用しないでください。クリーニングの際には、湿らせた布を使用してください。シンナー、ベンジンなど強力な液体や研磨剤は、
キャビネットを損傷するため使用しないでください。がんこな汚れは、中性洗剤で軽く湿らせた布を使用することで取り除くこと
ができます。
最高の光学パフォーマンスと解像度を確保するため、投影レンズには特別に反射防止コーティングが施されています。このため、
レンズには触れないようにしてください。レンズのほこりを取り除く場合には、柔らかい乾燥した布を使用してください。レンズ
のクリーニングについては、プロジェクターのマニュアルに明記されている手順に正確に従ってください。
UDX 4K モデルにあるBarco TLD+ シリーズのズームレンズを必ずお使いください。他のレンズを使用すると、内部の光学系が損
傷します。適切な固定式TLD+レンズについては、Barco に問い合わせるか、Barco のウェブサイトをご覧ください。
許容周囲温度範囲: t
a
= 0°C (32°F) 40°C (104°F)
安全および環境情報
R5906111JA /05 UDX series 7
定格湿度 = 0% RH80% RH非結露。
修理点検が必要な場合
設置した製品のカバーを開けて、ご自分で修理点検しようとしないでください。カバーをあけると、感電などの危険があります。
修理点検はすべて、当社認定のサービス担当員に依頼してください。
このマニュアルで説明していない内部設定やその他のコントロール設定を出荷時の設定から変更すると、プロジェクターの深刻な
破損を引き起こす可能性があり、また保証も行われなくなる恐れがありますので、ご注意ください。
次のような場合には、プロジェクターの電源プラグをコンセントから抜き、当社認定のサービス技術員に修理点検を依頼してくだ
さい。
- 電源コードやプラグが破損したり擦り切れたりしている場合。
- 本装置に液体をこぼした場合。
- 本製品が雨や水に濡れた場合。
- 本製品を指示にしたがって操作しても正しく動作しない場合。操作についての説明がないコントロールは、調節しないでくださ
い。誤った調節をすると破損する恐れがあり、当社認定の技術員による大規模な修理や再調整が必要となることがあります。
- 本製品を落としたり、キャビネットが破損したりした場合。
- 本製品のパフォーマンスに大きな変化があり、修理点検が必要であると表示された場合。
部品交換: 部品交換が必要な場合、保守技術者がオリジナルの Barco の部品、または Barco のオリジナルの部品と同じ性質を持つ認
定の交換部品を使用しているか確認してください。認定外の部品を使用すると、パフォーマンスや信頼性が低下し、また火災や感
電などの危険が生じる場合があります。認定外の部品を使用した場合、保証が無効となることがあります。
安全確認: プロジェクターの修理点検が終了したら、製品が正常に動作するかどうか、保守技術者に安全確認を行ってもらいます。
積み重ね/輸送UDXレンタル フライト ケース
レンタル フライト ケースは、最大2まで積み重ねることができます。この高さ以上には積み重ねないでください。
すべての荷重が 4 個の車輪に均等に分散されるように、フライト ケースを置く場所の表面は平坦でなければなりません。また、荷
重に十分に耐えられる強度を備えていなければなりません。
フライト ケースの積み重ねまたは輸送を行う前に、車輪とその固定ネジに磨耗や破損がないかチェックしてください。
フライト ケースの積み重ねまたは輸送を行う前に、各フライト ケースの 個のロック ハンドルが正常に機能すること、および確
実にロックされていることをチェックしてください。
積み重ねる際は、上部のフライト ケースの車輪が、下部のフライト ケースの受け皿に正しく置かれていることを確認してくださ
い。
積み重ねた状態のフライト ケースを動かすことはできません。積み重ねる際は、2 個目のフライト ケースを上に置く前に、下側の
フライト ケースを最終的な位置に配置する必要があります。
トラックや他の輸送手段の内部では、各フライト ケースがストラップでしっかりと固定されていない限り、装置を入れた状態のフ
ライト ケースを積み重ねないでください。
車輪が破損している場合は、積み重ねたフライト ケースが崩れないように、フライト ケースをストラップでしっかりと固定する必
要があります。
フライト ケースを持ち上げる場合は適切なフォークリフトを使用し、また、けがを防ぐために十分に注意してください。
1.4 製品安全ラベル
光ビーム関連の安全ラベル
ラベルの画像 ラベルの説明 ラベルの場所
危険 RG3: 家庭用のアイコンではありません。
危険 RG3: 光学的放射警告アイコン。
安全および環境情報
R5906111JA /05 UDX series8
ラベルの画像 ラベルの説明 ラベルの場所
危険クラス 2:レーザー放射警告アイコン。
0.95mW 638nm
警告! 決してライトビームをのぞき込まないでください。ビームを直視しないでください。レー
ザー放射 - レーザー測距ビームを凝視しないでください。RG3 IEC EN 624715:2015CLASS 2
IEC EN 608251:2014.危険距離: 安全マニュアルを参照してください。
本製品は、JUNE 07, 2017 発効の特例的認可番号 2016-V-0144 によって認可された特性を除
き、21 CFR 1040 に基づくレーザー製品の性能基準に適合しています。
警告!勿觀看投影機光束 眼睛勿直接接觸可允許暴露的光束 鐳射輻射-勿直視鐳射範圍內光束
RG3 IEC EN 62471-52015 CLASS 2 IEC EN 60825-12014 危害距離:請參考安全手冊.
警告!勿观看投影机光束 眼睛勿直接接触可允许暴露的光束 激光辐射-勿直视激光范围内光束
RG3 IEC EN 62471-52015 CLASS 2 IEC EN 60825-12014 危害距离:请参考安全手册.
ATTENTION ! NE PAS REGARDER LE FAISCEAU DU PROJECTEUR.EVITER TOUTE
EXPOSITION DIRECTE DES YEUX AU FAISCEAU DU PROJECTEUR.RAYONNEMENT LASER
- NE PAS REGARDER DANS LE FAISCEAU DU TELEMETRE.RG3 IEC EN 62471-5:2015.
CLASS 2 IEC EN 60825-1:2014.DISTANCE DE SECURITE : CONSULTER LE MANUEL DE
SECURITE.
1.5 高輝度の注意事項: 危険距離 (HD)
HD
危険距離 (HD) は、輝度 (表面単位あたりのエネルギー) が角膜または皮膚で最大適用曝露制限未満になる投影レンズから
測定された距離です。人間から光源までの距離が HD 未満である場合は、光ビームが暴露に安全でないとされます。
HD に基づく制限ゾーン (RZ)
HD は、ロジェターするルーの種よっなりす。11 ページ、 「修正
HD」の章を参照してください。
訓練を受けていないエンドユーザー (映画館訪問者、観客など) を保護するために、設置場所は、以下の設置要件に適合しなければなら
りません。オペレーターは、危険距離内のビームへのアクセスを制御するか、観客の目が危険距離内にならないようにする高さに製品
を設置すること。制限を超える放射レベルはオペレーター、パフォーマー、従業員以外の人間が上に立つことを許されるあらゆる表面
2.0 メート 未満 (SH)、またはそのような人間がいることの許可されるあらゆる場所から横方向1.0 メートル (SW) 未満の場所
は許可されません。抑制のない振る舞いが合理的に予測できる環境では、例えば、HD範囲内である個人が別の個人の肩に乗ることによ
る暴露の可能性を防ぐために、最低分離高は 3.0 メートル以上高くする必要があります。
これらの値は最小値で、IEC 62471-5:2015 section 6.6.3.5 で提供されたガイダンスに基づいています。
ンストーラーとユーザーはリを理し、ラとユーザー報にれた険距基づ防護を講る必あり
す。取り付け方法、分離高さバリア、検出システム、その他の適用できる規制措置は、目が危険距離内部で放射に晒されないようにす
る必要があります。
例えば、1 メートル以上のHDがあり人が存在する可能性のある非管理区域に光を放射するプロジェクターは、「固定されたプロジェク
ターの付け」ラメーター従ってする要がります。の結果、光がから 2 メール以高いろをない
り、HDは観客区域に向かって伸びることはありません。抑制のない振る舞いが合理的に予測できる環境では、例えば、HD範囲内であ
る個人が別の個人の肩に乗ることによる暴露の可能性を防ぐために、最低分離高 3.0 メートル以上高くする必要があります。十分に
大きな分離高は画像プロジェクターを天井にまたは物理的バリアの使用を通して取り付けることで達成できます。
安全および環境情報
R5906111JA /05 UDX series 9
RA
TH
PR
RZ
HD
SW
1m
SW
SW
SW
HD
EXIT
SH
RA
PR
TH
RZ
SH
(B) TOP VIEW(A) SIDE VIEW
画像 1-2
A 側面。
B 上面。
RA 立ち入り制限区域 (プロジェクターのブース領域)
PR プロジェクター。
TH シアター。
RZ シアター内の制限ゾーン
SH 分離高:
SW 分離幅:
国の既定により、投影レンと関連危距離 (HD) 間のゾー内の投影された光の中に立ち入ることは禁じられています。十分な分
高を作り出したり、バリアを置いたりするなどして、その行為が物理的に不可能になるようにするものとします。最低分離高は、オペ
レーター、パフォーマー、または従業員以外の人間が上に立つことの許可される表面を考慮に入れます。
画像 1-3 に、一般的な設置方法を示します。これらの最低要件が満たされるかどうかを確認しなければなりません。必要に応じて、
アター内の制限ゾーン (RZ) を設定しなければなりません。この場は、画 1-3 に示す赤いロープなど、物理的バリアを使用しま
す。
制限区域のステッカーは、アイコンのみのあるステッカーに置き換えることができます。
PR
RESTRICTED
AREA
RESTRICTED
AREA
画像 1-3
1.6 全密閉型投影システムの HD
HD
危険距離 (HD) は、輝度 (表面単位あたりのエネルギー) が角膜または皮膚で最大適用曝露制限未満になる投影レンズから
測定された距離です。人間から光源までの距離が HD 未満である場合は、光ビームが暴露に安全でないとされます。
HD に基づく制限ゾーン (RZ)
ロジェターは、拡コーティング投影にビーする、投影にもいます。 1-4
に、制限密閉投影領域 (RA) および観察領域 (TH) という 2 つの領域について考慮する必要があります。
安全および環境情報
R5906111JA /05 UDX series10
RA TH
sw
PD
HD
DIFFUSE
sw
RZ
sw
sw
PR
HD
REFLECTION
RESTRICTED
AREA
RESTRICTED
AREA
画像 1-4
RA 立ち入り制限区域 (密閉投影領域)
PR プロジェクター。
TH シアター (観察領域)
RZ 制限ゾーン。
PD 投影距離。
SW 分離幅: 最低 1 メートルが必要です。
このタイプのセットアップでは、以下の 3 種類の HD
(イントラビームの曝露について第 8 ページ、 高輝度の注意事項: 危険距離 (HD) で説明されている HD) を考慮する必要がありま
す。
HD
reflection
: 背面投影画面からの反射光について、常に制限対象としなければならない距離。
HD
diffuse
: 拡散表面の背面投影画面を観察する際に考慮すべき関連距離。
8 ページ、 高輝度の注意事項: 危険距 (HD) で述べている通り、HD のいずれかより近いビーム領域内には制限ゾーンを設けなけれ
なりん。閉投 2 の制ゾー組みのがす。1 は、ビー 1 m 離幅 (SW)
た、画面に向けて投影されるビームの制限ゾーンです。もう 1 つは、横方向に 1 メートルの場所を考慮した、画面からの背面反射に関
する制限ゾーン (HD
反射
) です。
HD
reflection
距離は、決められた HD 距離と背面投影画面までの投影距離との差の 25% に当たります。使用するレンズおよびプロジェク
ターモデルの HD 距離を決めるには、第 11 ページ、 「修正光学の HD 章にあるグラフを参照してください。
HD
reflection
= 25% (HD PD)
観察中に画面から放射される光は、10 cm とされる RG2 暴露を超過してはなりまん。画面表面での測定されたライトが 5000 cd/m²
または 15000 ルクス未満の場合、HD
diffuse
は無視できます。
安全および環境情報
R5906111JA /05 UDX series 11
1.7 「修正光学の HD
危険距離
0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
0,5
1
1,5
2
2,5
3
3,5
4
4,5
5
5,5
6
6,5
7
7,5
8
8,5
9
9,5
10
10,5
11
11,5
12
Hazard Distance (HD) [m]
Throw Rao (TR)
UDX 4K40, UDX 4K40 LC, UDX W40, UDX W40 LC, UDX U40, UDX U40 LC
UDX 4K32, UDX W32, UDX U32 UDX 4K26, UDX W26 UDX 4K22, UDX W22
1
2 4
3 42
1
1
2
3
4
画像 1-5
HD 危険距離
TR 投光率
1.8 連絡先情報
Barco連絡先情報
登録拠点住所: President Kennedypark 35, 8500 Kortrijk, Belgium
連絡先住所: Beneluxpark 21, 8500 Kortrijk, Belgium
輸入元連絡先情報
お住まいの地域の輸入元については、Barco に直接お問い合わせいただくか、各地にある Barco のオフィスのいずれかにご連絡くださ
い。各オフィスの連絡先情報は、Barco のウェブ サイト www.barco.com に記載されています。
1.9 製品マニュアルのダウンロード
製品マニュアルのダウンロード
製品マニュアルと説明書は、www.barco.com/td からオンラインで入手できます。
登録が必要な場合があります。ウェブサイトに記載されている指示に従ってください。
重要!機器を主電源に接続する前に、インストール手順をお読みください。
安全および環境情報
Barco NV | Beneluxpark 21, 8500 Kortrijk, Belgium
Registered office: Barco NV | President Kennedypark 35, 8500 Kortrijk, Belgium
www.barco.com
R5906111JA /05 | 2019-02-11
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