クイックガイド _____________________________________________________________________________ PDT101
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トランスミッターには、工場で垂直取り付け位置の校正が行われてい
ます。
水平位置の固定では、最大でスパンの ±1 % のゼロ点ずれが生じる場
合があります、若干のゼロ点ずれは、装置の前および左側にあるゼロ
点調整ポテンショメーターを使って最小限に抑えることができます。
3⁄32 インチまたは 2.5 mm のマイナスまたはプラスドライバーを使用
して、ポテンショメーターを回します。
真のゼロ差圧をかけるには、トランスミッターに付属されている
チューブを使用して、高圧および低圧側接続部をともに空圧的に接続
します。バーブ接続部は外径 1/4 インチ、内径 1/8 インチ に対応して
います。チューブトランスミッターがビルディングコントロールシス
テム (BCS) のチューブに接続されるまでは、チューブを所定位置のま
まにしてください。
1. トランスミッター前面の端子ブロックを取り外します。
2. PDT101 にある端子ブロックラベルのマーキングに従ってターミナ
ルを特定し、配線を接続します。
3. 端子ブロックプラグを相手側コネクターにしっかり取り付けます。
左側のマイナス (-) 端子および右側のプラス (+) 端子を使用しま
す。使用されていない中央の端子は無視してください。電源のプラス
リード線を PDT101 のプラス端子へ、電源のマイナスリード線を BCS
4 ~ 20 mA マイナス入力端子へ接続します。最後に、PDT101 のマイ
ナス (-) 端子を BCS プラス入力へ接続します。
シールドを接地した状態のシールドケーブルの使用が必要です。シー
ルドを変換器に接続しないでください。
3
ループ抵抗 (Ω)
電源電圧( V)
Vmin = 12V+ [.022A*(R L)]
10% の安全率を含む
RL = RS + RW
R
L = ループ抵抗 (ohms)
RS =
検出抵抗 (ohms)
RW = 配線抵抗 (ohms)
ループ電源電圧 (VDC)
4
左側の端子はコモン(電源および出力マイナス側)、右側の端子は
Vin(電源プラス側)です。中央の端子は Vout(出力信号)です。
シールドを接地した状態のシールドケーブルの使用が必要です。シー
ルドを変換器に接続しないでください。電圧出力配線の最大長さは 30
m です。
+
–
出力信号
コモン
(
V
-)
V
out
V
in (V+
、電源
)
電源
5
PDT101 電圧出力モデルは、0 ~ 5 VDC の出力のものを標準品として
提供されています。トランスミッター内のジャンパーを動かすこと
で、ユニットの出力を 0 ~ 10 VDC に変更することができます。両方
のハウジングタブを同時に押してハウジングを外し、ジャンパーにア
クセスします。下図のとおりジャンパー(橙)を左側に動かし、ハウ
ジングカバーを慎重に取り付けます。作業が終わったら、ユニットの
出力が 0 ~ 10 VDC であることを示すフロントラベル上のチェック
ボックスに印を付けます。
ジャンパー(橙)
ハウジングタブ(2
箇所)
0 ~
5 VDC 0 ~ 10 VDC
6
トラブルシューティングや性能確認を行うために、各圧力ポートを互
いに空圧的に接続し、ゼロ点ずれを取り付け時と同じにするよう推奨
します。ゼロ点調整はスパンの校正には影響しません。
スパンの調整は、標準圧力の精度が高く高性能な電気式メーターが利
用できるときにのみ行ってください。
DIN
1. 配線の端子ブロックをトランスミッターから取り外します。
2. 小型のマイナスドライバーを、トランスミッターのケースから若干
下に飛び出している黒のプラスチッククリップに差し込みます。
3. ドライバーのハンドルを上に上げます。するとスプリングクリップ
が下に下がります。
保証についての情報は、ヴァイサラの以下のインターネットページを
ご覧ください。http://www.vaisala.com/warranty
ユニットは地域の法令に従って廃棄してください。通常の家庭廃棄物
と一緒に処理しないでください。リサイクル可能な材料はすべてリサ
イクルしてください。