Vaisala PDT102 ユーザーマニュアル

タイプ
ユーザーマニュアル
ヴァイサラ差圧トランスミッター
PDT102
M211285JA-E ___________________________________________________________________________________ 1
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警告
取り付け前にお読みください
ヴァイサラ微差圧トランスミッタ PDT102 は、主にライフサイエ
スおよびクリーンルーム用途向けに設計された高性能機器です
PDT102 は、生命維持装置およびシステムの重要部品として使用す
ことが認められていません。質問や不明点があれば、取り付け前に
ヴァイサラまでお問い合わせください。
圧力の超過
: トランスミッターの定格耐圧能力を超える圧力がかか
ことがあり、トランスミッターに永久的な電気的または機械的損傷が
発生する場合があります。
静電気の帯電
: トランスミッターへの損傷を避けるため、オペレー
ターまたは設置担当者は該当の ESD(静電気放電)保護手順に従っ
ください。
技術仕様
性能
測定範囲(双方向)
±50 Pa または ±0.25 in H
2
O
過圧力
耐圧力
0.7 bar
バースト圧力
1.7 bar
静圧力
1.7 bar
圧力タイプ
差圧、ゲージ圧、真空圧および
複合圧
精度
非直線性、ヒステリシス、
再現性、およびゼロ点
/スパ
ン校正設定を含む
0.5 %
再現性
精度が 0.25 %
の場合
精度が 0.5 %
の場合
電気的分解能
長期安定性
年間
応答時間(10
90%
ウォームアップタイム
15 s
補償温度範囲
+2
+57 °C
温度依存性
±(
0.036 Pa +
測定値の
0.036 %
/
°
C または
±(0.0001 inH2O + 測定値の 0.02%/ °
F
(基準
21
°
C
または
70
°
F
取り付け位置誤差(ゼロ点調整可
0.25 % 以下
調整(前
面より操作)
ゼロ点
±5 % スパン
スパン
±3 % スパン
動作環境
動作温度
-29
+70 °C
保管温度
-40
+82 °C
電磁適合性
EN61326-1 イミュニティテスト基本要件
注記
:
80
120 Mhz
の狭帯域周波数を利用して
3 V/m
の電磁界で使
用す
る場合、PDT102 の電流出力は(0.25 % の指定した精度で)最大
0.3 %
逸脱する可能性があります
出力と入力
プロセス接続
1/8 NPT
メス
(ANSI/ASME B1.20.1 による
)
出力信号
2
4
20 mA
3
0
5 V
動作電圧
12
36 VDC
4
20 mA
時の最大ループ抵抗
(供給電圧
12 V
/0.022 A 以下
供給電流
出力 0
5 V
の場合
最大
10 mA
出力 4
20 mA
の場合
最大
20 mA
電気的接続
スクリュー端子、
12
22 AWG
0.33
3.31 mm
2
機械仕様
媒体(測定ガス)
汚れのない乾燥した空気、非導電ガス
および非腐食性ガス
材料
プロセス接続
センサー素子
ケース
ガラス入りポリカーボネート(
UL94-V-1
取り付け
DIN
レール
EN50022
EN50035
および
EN50045
ハウジング等級
IP30
重量
0.16 kg
取り付け
EN50022 のレールに固定する場合は、最初にリヤクリップの上部分を
レール上面に掛けて、所定に位置に軽く押し込みます。取り外すには、
下側のリヤレバーの裏に指を置いて前に引きますEN50035 のレール
から取り外すには、ユニットをつかんで上げながら、底を手前に引い
て外します。EN50045 の場合は、引き降ろしてから底を手前に引いて
外します。
レール上に複数のユニットを並べることができます。内部回路の通気
は、各ユニットの底面を通して行います。タグ用の穴をリヤレバー下
の側、およびハウジング端子ストリップの下に設けています。これ
は、校正基準のタグまたは ID を取り付けられます。
125.99
Sp an
Zero
V+ V–
22.6
99.6
80.8
Out
1
寸法(
mm
134.4
Sp an
Zero
V+ V–
Out
22.6
99.6
80.8
Test :
+
-
2
プロセスバルブアクチュエーターおよびテスト
ジャックがある場合の寸法
(mm)
クイックガイド ____________________________________________________________________________ PDT102
© Vaisala 2014. All rights reserved. __________________________________________________________________ 2
電気配線
電圧出力を備えた PDT102 は、12 36 VDC の電圧で作動し(通常は
24 VDC)、10 mA 未満の電流が出るようになります。
シールドを接地した状態のシールドケーブルの使用が必要です。シー
ルドを変換器に接続しないでください。電圧出力配線の最大長さは 30
m です。
+
+
電源
3
電圧出力配線
4 20 mA の出力に必要な電圧は回路のループ抵抗によって決まりま
す。任意のループ抵抗RL)に必要な最小電源電圧(Vmin)が記載
されている 5 を参照してください。
+
R
S
電源
4
電流出力配線
0
10
12 20 30 36
40
1250
1091
1000
750
500
250
0
545
24
ループ抵抗 (Ω)
電源電圧( V
Vmin = 12V+ [.022A*(R L)]
* 10% の安全率を含む
RL = RS + RW
RL = ループ抵抗 (ohms)
RS = 検出抵抗 (ohms)
RW = 配線抵抗 (ohms)
5
負荷限度
校正
いずれの PDT102 モデルにもゼロ点およびスパン調整ねじが付いて
ます。両方のねじは互いに独立しており、ユニットの全面からアクセ
スできます。
取付け時と取付け後 100 日目にゼロ点調整をしてください。また、
毎年校正を行うよう推奨します。真のゼロ差圧をかけるには、高圧お
よび低圧側接続部をともに空圧的に接続します。332 インチまたは
2.5 mm のマイナスまたはプラスドライバーを使用して、ポテンショ
メーターを回します。スパンの調整は、標準圧力の精度が高く高性能
な電気式メーターが利用できるときにのみ行ってください。
スパンの調整は、標準圧力の精度が高く高性能な電気式メーターが利
用できるときにのみ行ってください。
フロントアクセステストジャック(オプション)
フロントアクセステストジャックは、電源配線を切り離すことなくオ
ンラインでプロセス基準信号または校正信号を与えます。この測定値
は標準のマルチメーターを使って測定できます。テストジャックから
の基準信号は、4 20 mA の出力の場合は直列で、電圧出力の場合
並列で出されます。
金メッキされた接点は、標準の 0.08 インチマイクロチップテストリー
ド線に対応します。所定位置にはまり、確実に測定されるようにな
ています。
プロセスバルブアクチュエーター(オプション)
オプションのプロセスバルブアクチュエーターには、プロセスバル
ブアクチュエーター、アクチュエーターツール、および 7 インチのシ
リコンチューブが含まれています。アクチュエーターツールは、校
正(CAL)および監視(MON)モードを識別するもので、(HI)お
よび(LO)の圧力基準用のポートがあります。(OFF)位置からアク
チュエーターの挿脱が可能です。
- CAL モードでは、PDT102 がプロセスから分離され、外部で生
されたテスト圧を校正のために入力できるようになります。
- MON モードではプロセスチュープを物理的に切り離すことなく、
ハンドヘルド圧力機器を使ってシステム圧を監視できます。こ
モードでは、オンラインでの測定は継続されています。フロント
アクセステストジャックを使用して、プロセスを中断すること
く基準信号を記録することも可能です。
プロセスバルブアクチュエーターを使用した校正
1. アクチュエーターツールを挿入して時計方向に 90°回し、PDT102
をプロセスから分離します。
2. ゼロ圧をかけます。これは、付属のシリコンチューブを使用してア
クチュエーターツール HI および LO ポートを接続させると、う
まく行うことができます。
3. ゼロ点を確認または調整します。
4. 必要なスパン圧を生成するのに外部の圧力生成装置を使用すること
ができます。スパンを確認または調整します。
5. フロントアクセステストジャックを介して出力を測定します。
プロセスバルブアクチュエーターを使用しての監
プロセスバルブアクチュエーターとフロントアクセステストジャック
を使用して、PDT102 のオンライン監視が簡単に行えます。
1. アクチュエーターツールを挿入します。
2. アクチュエーターツールを反時計方向に 90°回します。これにより、
プロセス圧は圧力センサー側とアクチュエーターツールの両方にか
かります。
3. フロントアクセステストジャックを介して出力を測定します。
保証
保証についての情報は、ヴァイサラの以下のインターネットページを
ご覧ください。http://www.vaisala.com/warranty
破棄について
ユニットは地域の法令に従って廃棄してください。通常の家庭
棄物と一緒に処理しないでください。リサイクル可能な材料は
べてリサイクルしてください。
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