クイックガイド ____________________________________________________________________________ PDT102
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電圧出力を備えた PDT102 は、12 ~ 36 VDC の電圧で作動し(通常は
24 VDC)、10 mA 未満の電流が出るようになります。
シールドを接地した状態のシールドケーブルの使用が必要です。シー
ルドを変換器に接続しないでください。電圧出力配線の最大長さは 30
m です。
3
4 ~ 20 mA の出力に必要な電圧は回路のループ抵抗によって決まりま
す。任意のループ抵抗(RL)に必要な最小電源電圧(Vmin)が記載
されている 図 5 を参照してください。
4
0
10
12 20 30 36
40
1250
1091
1000
750
500
250
0
545
24
ループ抵抗 (Ω)
電源電圧( V)
Vmin = 12V+ [.022A*(R L)]
* 10% の安全率を含む
RL = RS + RW
RL = ループ抵抗 (ohms)
RS = 検出抵抗 (ohms)
RW = 配線抵抗 (ohms)
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いずれの PDT102 モデルにもゼロ点およびスパン調整ねじが付いてい
ます。両方のねじは互いに独立しており、ユニットの全面からアクセ
スできます。
取付け時と取付け後の 100 日目にゼロ点調整をしてください。また、
毎年校正を行うよう推奨します。真のゼロ差圧をかけるには、高圧お
よび低圧側接続部をともに空圧的に接続します。3⁄32 インチまたは
2.5 mm のマイナスまたはプラスドライバーを使用して、ポテンショ
メーターを回します。スパンの調整は、標準圧力の精度が高く高性能
な電気式メーターが利用できるときにのみ行ってください。
スパンの調整は、標準圧力の精度が高く高性能な電気式メーターが利
用できるときにのみ行ってください。
フロントアクセステストジャックは、電源配線を切り離すことなくオ
ンラインでプロセス基準信号または校正信号を与えます。この測定値
は標準のマルチメーターを使って測定できます。テストジャックから
の基準信号は、4 ~ 20 mA の出力の場合は直列で、電圧出力の場合は
並列で出されます。
金メッキされた接点は、標準の 0.08 インチマイクロチップテストリー
ド線に対応します。所定位置にはまり、確実に測定されるようになっ
ています。
オプションのプロセスバルブアクチュエーターには、プロセスバル
ブアクチュエーター、アクチュエーターツール、および 7 インチのシ
リコンチューブが含まれています。アクチュエーターツールは、校
正(CAL)および監視(MON)モードを識別するもので、(HI)お
よび(LO)の圧力基準用のポートがあります。(OFF)位置からアク
チュエーターの挿脱が可能です。
- CAL モードでは、PDT102 がプロセスから分離され、外部で生成
されたテスト圧を校正のために入力できるようになります。
- MON モードではプロセスチュープを物理的に切り離すことなく、
ハンドヘルド圧力機器を使ってシステム圧を監視できます。この
モードでは、オンラインでの測定は継続されています。フロント
アクセステストジャックを使用して、プロセスを中断することな
く基準信号を記録することも可能です。
1. アクチュエーターツールを挿入して時計方向に 90°回し、PDT102
をプロセスから分離します。
2. ゼロ圧をかけます。これは、付属のシリコンチューブを使用してア
クチュエーターツールの HI および LO ポートを接続させると、う
まく行うことができます。
3. ゼロ点を確認または調整します。
4. 必要なスパン圧を生成するのに外部の圧力生成装置を使用すること
ができます。スパンを確認または調整します。
5. フロントアクセステストジャックを介して出力を測定します。
プロセスバルブアクチュエーターとフロントアクセステストジャック
を使用して、PDT102 のオンライン監視が簡単に行えます。
1. アクチュエーターツールを挿入します。
2. アクチュエーターツールを反時計方向に 90°回します。これにより、
プロセス圧は圧力センサー側とアクチュエーターツールの両方にか
かります。
3. フロントアクセステストジャックを介して出力を測定します。
保証についての情報は、ヴァイサラの以下のインターネットページを
ご覧ください。http://www.vaisala.com/warranty
ユニットは地域の法令に従って廃棄してください。通常の家庭廃
棄物と一緒に処理しないでください。リサイクル可能な材料はす
べてリサイクルしてください。