Tru-Test XRS Stick Reader ユーザーマニュアル

タイプ
ユーザーマニュアル
1
こちらは XRS Stick Reader(スティックリーダー)の設定と使用方法の詳細を案内する取扱説明書です。さらに詳しい情報は
www.tru-test.com をご覧ください。
注意: 本書では次の略号を使用してます。 EID = 電子タグ VID =視覚識別番号
内容
ご利用前に .................................................................................. 2
各部名称 ...................................................................................... 3
LED ................................................................................................ 3
液晶画面の表示 ......................................................................... 3
スイッチをオンにする .................................................................. 3
EID をスキャン .............................................................................. 3
スイッチをオフにする .................................................................. 3
相互参照用にファイル転送する ............................................... 4
スティックリーダーの設定を変更 .............................................. 4
その他の設定メニュー ............................................................... 4
スキャン時にカスタムフィールドの情報を追加 ....................... 4
スキャン時にアラートを受ける .................................................. 4
スティックリーダーの設定メニュー ............................................ 5
バッテリー充電のオプション ...................................................... 6
バッテリーの交換 ........................................................................ 7
EziLink を使って相互参照用のファイルをスティックリーダー
に転送する .................................................................................. 7
EziLink を使ってスティックリーダーからひとつもしくはそれ以
上のスキャンしたセッションを転送する .................................... 8
EziLink を使ってフォーマットを変更する .................................... 8
EziLink を使ってカスタムフィールドを設定する ......................... 9
EziLink を使ってスティックリーダーにアラートファイルを転送
する ............................................................................................. 10
EziLink を使ってすべてのセッションを消去する ...................... 11
EziLink を使ってすべてのアラートを消去する ......................... 12
EziLink を使ってすべてのセッション、VID-EID 一組、アラート
のデータを消去する ................................................................. 12
EziLink を使ってすべてのセッション、VID-EID 一組、アラート
のデータを消去する方法: ....................................................... 12
スティックリーダーのファームウェアを更新する .................... 12
EziLink を使った XRS の設定 ..................................................... 13
トラブルシューティング ............................................................. 17
本器の取扱いについて ............................................................ 20
サービスと保証内容 ................................................................. 20
仕様 ............................................................................................ 20
© 2011-2012 Tru-Test Limited
本書に記載の製品名およびブランド名はすべて所有各社の商標もしくは登録商標です。
本書のいかなる部分も Tru-Test 社の許諾を得ることなく、情報検索システム内に複写、複
製、保存してはならず、またいかなる方法、もしくは電子的、機械的、複写、記録媒体など
いかなる手段によっても送信・伝達してはなりません。事前の通告なしに製品の仕様は変
ることがあります。
より詳しい情報や Tru-Test グループの高品質な各種製品やブランドについては
www.tru-test.com をご参照ください。
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25 Carbine Road
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郵送先住所:
P O Box 51078
Pakuranga
Manukau 2140
New Zealand
Bluetooth
®の英名称とロゴは Bluetooth SIG 社所有の登録商標です。Tru-Test 社は許可を得
て、これらを使用しています。
1 11/2012
2
ご利用前に
内蔵バッテリーの充電
注意:
本器使用前に内蔵バッテリーを必ず満充電にしてください。
バッテリーの充電は気温 5 度から 40 度の間で行ってください。満充電にはおよそ 3 時間かかります。満充電で約 19 時間使用で
きます。
本器は充電しながらでも使用できます。
その他のバッテリー充電方法については、6 ページの「バッテリー充電のオプション」を参照してください。
その他機器類への接続
その他機器類への接続方法についての情報は、付属の CD にある技術仕様書"
XRS Connections
"の内容、もしくはウェブサイト
www.tru-test.com を参照してください。
PC へは XRS シリアルケーブルと USB シリアルアダプターを使って接続できます(下記の写真参照)。
3000 シリーズの重量測定器へは、XRS シリアルケーブルもしくはワイヤレスの
Bluetooth
® を使って接続できます。
Bluetooth
®に接
続する際は自動的に相手先を探し、XR3000 測定器に接続します。この場合、接続には数分を要することがあります。
EziLink
TM
の使用
EziLink ソフトウェアは付属の CD からインストールできます。EziLink を使ってスティックリーダーから PC へ情報を転送できます。ステ
ィックリーダーの設定は機器内でもできますが、一部の設定は EziLink を使わなければなりません。
EziLink の使用方法:
1 EziLink ソフトウェアを PC にインストール
EziLink CD にある情報を参照)。
2 PC USB ポートに XRS シリアルケーブル
USB シリアルアダプタを使ってスティック
リーダーを接続(写真参照)。
3 スティックリーダーのスイッチをオン。
4 立ち上げにはデスクトップにある EziLink
のアイコンをダブルクリック。
接続すると EziLink の画面の右上に XRS
のアイコンが表示され、画面下に接続の
詳細が表示されます。
注意:
- スティックリーダーは EziLink 起動前にスイッチをオンにしないと接続しません。
- 問題が起こった場合は EziLink CD にあるトラブルシューティングの対策を参照してください。
3
各部名称
LED
本器には緑と、状態により青か赤になる 2 つの LED があり
ます。以下のとおりに点灯します:
赤が点滅
スキャンの途中もしくは EID を読み
込んでいる
緑が点灯
EID の読み込み完了
/赤の LED で赤が
点滅せず青が点灯
Bluetooth
が相手先を探して接続
液晶画面の表示
バッテリー表示
充電量を表示
BLUETOOTH® の設定
AUTO
Bluetooth
の設定が自動的に相手先
を探す。設定の変更は 4 ページの
「設定の変更」を参照
Bluetooth
ワイヤレス
接続がアクティブ
Bluetooth
が機器に接続
時間
現在の時刻を表示。タグをスキャン
する際にこの日時が記録される。
EziLink を使って日時を変更可。15
ージの「Date Time(日時)のタブ 」を参
カウント
現行セッションでスキャンしている家
畜の数
ステータス
メッセージを表示
スイッチをオンにする
リードボタンを押す。
音が鳴り 、「READY」が表示される:
EID をスキャン
アンテナをタグの近くに持っていき、リードボタンを押してか
ら放す。
液晶画面にタグの番号が表示され、緑の LED が一度点滅。
グリップが振動し、音が鳴る と読み込み完了。
ヒン
家畜動中の場はリドボンをし続てお
とがきま。リドボンをすとスキンが止しす。
1
スイッチをオフにする
スクロールボタンを押し続ける。
液晶画面に 3, 2, 1 とカウントダウンが表示され、音が鳴り
オフになる。
1
読み込み時に初期設定が「スタンダード」に設定されている場合。
4
相互参照用にファイル転送する
EID とそれに対応する VID のデータを含むファイルは、EziLink
を使ってスキャン開始前にスティックリーダーにデータ転送
できます。相互参照用にファイルを事前に転送しておけば、
スキャン時に VID は大きな字で液晶画面に表示されます。
EID はそのすぐ上に小さい字で表示されます。
相互参照用ファイルの転送に関する情報は 7 ページの
EziLink を使って相互参照用のファイルをスティックリーダー
に転送」を参照してください。
スティックリーダーの設定を変更
設定画面にするには、リードボタンとスクロールボタンを同
時に押す。
EXIT の下に 3 つの設定メニューが表示される。
メニューを選ぶには、スクロールボタンを繰り返し押す。
選ぶメニューがハイライトされたら、リードボタンを押す。
設定メニューの画面から出るには、EXIT がハイライトされる
までスクロールボタンを押し、リードボタンを押す。
設定メニューの説明は次のページを参照してください。
その他の設定メニュー
スティックリーダーの画面上でできるもの以外は EziLink ソフ
トウェアを使って設定変更ができます。Automatic Power Down
(自動電源オフ)、音や振動のオン/オフ、日時の設定などが
あります。詳細は 13 ページの「EziLink を使った XRS の設定
を参照してください。
スキャン時にカスタムフィールドの
情報を追加
カスタムフィールドの設定をオンにしておけば、スキャン時
に各家畜の情報を追加することができます。スティックリー
ダーにはカスタムフィールドをフラッグ(オプションはブランク
か、数字の 1 から 5)で示すようあらかじめ設定されていま
す。カスタムフィールドは EziLink を使って希望のとおりに変
更ができます。(詳細は 9 ページの「EziLink を使ってカスタム
フィールドを設定する」を参照してください)。
1 前述のように EID をスキャン。
2 スクロールボタンを押し、オプションを見る。
3 希望するオプションが表示されたら、そのまま次のスキ
ャンに移る。
次の動作に移ることで、表示されていたオプションの情
報が自動的に上書きして保存される。
注意:
カスタムフィールドの情報は、次の動作に移らなくて
も、ディスプレイの時間が切れたり、READY の表示画面に戻
ったり、 電源が切れた場合でも、自動的に保存されます。
スキャン時にアラートを受ける
アラートの設定をオンにしておくと、家畜を特定したい場合、
該当のタグが読み込まれたときにアラートを受けられます。
EID とアラートのメッセージを含むファイルをスキャン前に
EziLink を使ってスティックリーダーに転送できます。
1 前述のように EID をスキャン。
該当の EID にアラートの指示がなされていると、音が鳴
り、グリップが振動し、画面にメッセージが表示される。
2 スクロールボタンを押し「Continue」を選び、リードボタ
ンを押す。それにより、アラートが認識されたとみなさ
れ、スキャンが続行できるようになる。
アラートのファイル転送についての詳細は 10 ページの
EziLink を使ってスティックリーダーにアラートファイルを転
送する 」を参照してください。
5
スティックリーダーの設定メニュー
メニュー
オプション
1
説明
START NEW
SESSION
(新しいセッシ
ョンを開始)
記録されたすべてのタグはセッションのファイルに保存されています。セッションのファイルは 50 まで作成できます。読み取り
が終了したセッションは EziLink を使って PC へ転送できます(8 ページのEziLink を使ってスティックリーダーからひとつもしくは
それ以上のスキャンしたセッションを転送する」を参照)。
リードボタンを押すと新しいセッションのスキャンを開始します。
CUSTOM FIELD
(カスタムフィ
ールド)
OFF*
ON
セッションの間に家畜のコンディションなどのデータを入力したい場合、カスタムフィールドの設定をオンにします。タイトルと
オプションは EziLink で設定し、スティックリーダーへ転送します(9 ページの「EziLink を使ってカスタムフィールドを設定する
」を
参照)。
ALERTS
(アラート)
OFF*
ON
家畜を特定したい場合、該当のタグが読み込まれたときにアラートが受けられるよう設定をオンにします。例えば、保留期間
中の家畜を知らせるようアラートをセットしたい場合などです。アラートは EziLink で設定し、スティックリーダーへ転送します
10 ページの EziLink を使ってスティックリーダーにアラートファイルを転送する」を参照)。
BLUETOOTH®
AUTO*
OFF
MANUAL
Bluetooth
® ワイヤレス接続によって、スティックリーダーから XR3000 やコンピューターなど別の機器へ情報を転送できます。
Auto(自動) -
Bluetooth
Auto にセットされている場合、スティックリーダーは自動的に直近で使用された
Bluetooth
搭載機器
に接続します。該当の機器がみつからない場合は、以前使用された機器の中から接続するものを選ぼうとします。 その中か
らもみつからない場合は、XR3000 の測定器を探して接続し、接続したことのある機器として記憶します。それでもうまくいかな
い場合は、スティックリーダーは
Bluetooth
搭載機器から入ってくる接続を許可します。いつでも Auto を無効にして、手動で機
器を探すか( 下記 FIND BT DEVICES を参照)、もしくは以前接続した機器のリストから選ぶことができます(下記 PAIRED DEVICES
を参照)。スティックリーダーにいつも同じ
Bluetooth
搭載機器を使用する場合は Auto の設定が理想的です。
Off (オフ)- スティックリーダーが自動的に
Bluetooth
搭載機器に接続したり、探したりするのを避けたい場合は、機能をオフに
することができます。この機能をオフにするとバッテリーの節約になります。
Manual (マニュアル)- Manual にセットすると、スティックリーダーは
Bluetooth
搭載機器から入ってくる接続を許可します。また
は手動で機器を探すか(下記 FIND BT DEVICES を参照)、もしくは以前接続した機器のリストから選ぶことができます(下記
PAIRED DEVICES を参照)。
FIND BT
DEVICES
Bluetooth
載機器を探
す)
Auto もしくは Manual にセットされている場合、手動で
Bluetooth
搭載機器を探し、特定の機器に接続するか、もしくは既存の接
続を断ち別の機器に接続させることができます。
範囲内にある機器を探すには、まずリードボタンを押してください。
数分後、スティックリーダーは範囲内にある
Bluetooth
搭載機器のリストを画面に表示します。
接続するには、リストから該当する機器を選び、リードボタンを押します。
該当の機器は接続したことのある機器のリストに追加されます(下記 PAIRED DEVICES を参照)。
PAIRED
DEVICES
(接続したこと
のある機器)
Auto もしくは Manual にセットされている場合、手動で以前接続していた機器に接続させるか、もしくは既存の接続を断ち別の
機器に接続させることができます。
接続したことのある機器の中から選んで接続するほうが FIND BT DEVICES」のオプションを使うよりも素早く接続できます。
リードボタンを押し、接続したことのある機器を表示します。該当の機器を選び、リードボタンを押すと、スティックリーダーは
接続したことのある機器へ接続しようとします。
DUPLICATES
(重複)
ON*
OFF
Duplicates がオンになっていると、スティックリーダーは同じセッションの中で同じ EID を二度記録しません。スティックリーダー
は過去 500 のタグを記憶します。
FLIP SCREEN
(スクリーンを
回転)
OFF*
ON
液晶画面を左利き用に回転させることができます。オンにすると画面は右利き用には逆さまになります。
CONTRAST
(照度)
画面照度の明暗を調整できます。リードボタンを繰り返し押すと調整できます。
READ MODE
(リードモー
ド)
STANDARD*
(スタンダード)
CONTINUOUS
(コンティニュア
ス=継続)
SINGLE
(シングル)
STANDARD にセットすると、スティックリーダーはリードボタンが押されるとスキャンを開始します。タグが読み込まれれば瞬時
ですが、初期設定では 3 秒間スキャンをします。リードボタンを押し続けるとスキャンは継続し、複数のタグをスキャンしま
す。STANDARD は一般の使用に適しています。読み込みの所要時間は EziLink で設定できます。詳細は 13 ページの「EziLink
使った XRS の設定(Reading Tags tab)」を参照してください。
CONTINUOUS(継続)にセットすると、リードボタンが押されるとスキャンを開始し、再びリードボタンが押されるまでストップしま
せん。この設定は囲いにいる家畜や移動させている家畜をスキャンするのに適しています。
シングルにセットすると、スタンダードと同じように機能しますが、リードボタンを押し続けても、1 つのタグを読み込んだ後は
スキャンを継続しません。次のタグをスキャンするには、リードボタンを一度放し、再度押さなければなりません。
SOFTWARE
VERSION
(ソフトウェア)
スティックリーダーのソフトウェアのバージョンを表示します。
ENGLISH*
(英語)
ESPAÑOL
PORTUGUÊS
FRANÇAIS
DEUTSCH
ITALIANO
DANSK
SVENSKA
液晶画面の言語を変更できます。
リードボタンを繰り返し押してください。
Bluetooth
でスティックリーダーが XR3000 測定器に接続される場合は、自動的に測定器の言語になります。
1
初期設定には *マーク
6
バッテリー充電のオプション
スティックリーダーの内蔵バッテリーは XRS アダプターケーブルを電源につないで充電します(2 ページの「内蔵バッテリーの充電
を参照)が、他の方法もあります。
内蔵バッテリーは、バッテリーリードをつなぎ車両用の 12 V バッテリーを使って充電ができます。
スティックリーダーは XRS シリアルケーブルを使って 3000 シリーズの重量測定器に接続することもできます。測定器が 12 V バッ
テリーとつながっているか、もしくは電源とつながっている場合、スティックリーダーの内蔵バッテリーは測定器の接続を通じて充
電されます。
スティックリーダーのバッテリーが空になっても充電中なら使用できます。充電中に使用する場合、内蔵バッテリーはスティックリ
ーダーのコンパートメントの中に納まっていなければならず、電源、12 V バッテリーもしくは前述のように 3000 シリーズの測定器に
つながっていなければなりません。
注意!
スティックリーダーの接続には同梱のアダプターやケーブル、もしくは別売りの正規品を必ずご使用ください。
7
バッテリーの交換
予備のバッテリーは付属品として購入できます(Tru-Test のパーツ番号 813295)。スティックリーダーの端にあるコンパートメントの
カバーをはずしてバッテリーを交換します(3 ページの「各部名称を参照)。注意深くバッテリーをずらしながら外し、予備を入れ
ます。水分やほこりがコンパートメントに入らないように注意し、バッテリーが常に清潔で乾いた状態であるようにしてください。
EziLink を使って相互参照用のファイルをスティックリーダーに転送する
EID とそれに対応する VID のデータを含むファイルは、EziLink を使ってスキャン開始前にスティックリーダーにデータ転送できます。
EID/VID の一組 20,000 まで転送できます。相互参照用のファイルは下記のフォーマットで作成されなければなりません。
ファイルは拡張子が.csv もしくは.xls のフォーマットでなければなりません。フィールドが コンマで区切られている限り、拡張子
.txt のファイルも利用できます(拡張子.csv ファイルでは必須)。
ファイルにはひとつの列に VID、もうひとつには EID のデータと、これら 2 列のデータだけが含まれていなければなりません。
VID は最初の列に、EID 2 列目に入れるか、もしくは逆に挿入も可能。
ヘッダーの行はオプションとして挿入可能。
ファイルにはアルファベットと数字のみを挿入。 ] ( ) { }, ; ` ~ ^ \ #などは挿入しない。
VID 7 文字かそれ以上なら、数字のみの下何桁かだけを使用することができます。例えば相互参照用の VID XBX00047
がなら下五桁の 00047 だけをデータとして転送します。これにより、大量のタグデータをファイルすることができるようになりま
す。6 文字以下なら、全桁を転送してください。例えば、相互参照用の VID VID001 ならそのままを転送します。
EID のフォーマットがスティックリーダー内で設定されるかどうかに関わらず、VID-EID 一組のファイルで使われる EID のフォー
マットは前述の 3 つのフォーマットで作成できます。
相互参照用ファイルの例:
VID1列目、EID2列目、ヘッダー無し。
EID 1 列目、VID 2 列目、1 行目にヘッダーあり。
EziLink を使ってスティックリーダーへ相互参照用ファイルを転送する方法:
1 をクリック。
Load VID-EID Pairs FileVID-EID 一組のファイルを読み込み)」 が表示される。
2 転送したいファイルを探し、選んでクリック。
3 Open をクリック。
EID とそれに対応する VID がスティックリーダーに転送され、確認のメッセージが表示される。
4 OK をクリック。
注意:
スティックリーダーの中に EID-VID 一組のデータが存在する場合に、相互参照用ファイルの転送を試みると、既存のデータ
と新しいデータをひとつにまとめたいかどうかを問われます。Merge(まとめる)を選ぶと、新しい一組は古い一組とまとめられ、新
規の一組はそのまま転送されます。Don’t Merge (まとめない)を選ぶと、古い一組は消去され、新しい一組が転送されます。
スキャン時の相互参照用ファイルの使用について詳しい情報は 4 ページの「相互参照用にファイル転送する 」を参照してください。
スティックリーダーから VID-EID 一組のデータを消去する方法は、12 ページの「EziLink を使ってすべてのセッション、VID-EID 一組、ア
ラートのデータを消去する」を参照してください。
8
EziLink を使ってスティックリーダーからひとつもしくはそれ以上のスキャンした
セッションを転送する
EziLink を使ってスティックリーダーからひとつもしくはそれ以上のスキャンしたセッションを転送できます。
スティックリーダーが PC につながっていると、EziLink の画面ではスティックリーダーに保存されているスキャンしたセッションのリス
トが表示されます。EziLink を使って、ひとつひとつもしくはすべて一括で、同時にデータの転送ができます。
データは拡張子.csv もしくは.xls のフォーマットで保存できます。拡張子.csv のファイルなら NLIS(オーストラリアのみ)に適していま
すが、これは EziLink で初期設定が NLIS に設定されている場合に限ります。ファイルフォーマットの初期設定の変更については下
記「
EziLink
を使ってファイルフォーマットを変更する」を参照してください。
EziLink を使ってスティックリーダーからひとつのセッションのスキャンデータを転送する方法:
1 左側のパネルから希望のセッションをクリック。
2
をクリック。
EziLink NLIS のフォーマットを選択したら、「NLIS」が表示される。必要な項目を入力し OK をクリック。
すべてのフォーマットでは「Save」が表示される。
3 ファイル名を入力するか、自動的に設定されるファイル名を承認し、保存先を選ぶ。
4 Save をクリック。セッションは転送され、確認のメッセージが表示される。
5 OK をクリック。
EziLink を使ってスティックリーダーからすべてのセッションのスキャンデータを転送する方法:
1
をクリック。
Browse for folder(フォルダーを探す)」が表示される。
2 保存先を選んで OK をクリック。
自動的に設定されるファイル名「XRS_Session x on yyyy-mm-dd (x はスティックリーダー内のセッション番号、スキャンが最初に
記録された日付 y が年、m が月、d が日で表示)で転送される。確認のメッセージが表示される。
3 OK をクリック。
スティックリーダー内にあるすべてのセッションや記録したデータを削除するかどうか、注意のメッセージが表示される。
4 削除するなら Continue をクリック、データをそのまま手付かずの状態で残すなら Cancel をクリック。
5 OK をクリック。
注意:
EziLink のオプションで NLIS のフォーマットが初期設定で選択されている場合、セクションは一度にひとつしか転送できませ
ん。
EziLink を使ってフォーマットを変更する
EziLink を使ってスティックリーダーから転送されたセッションデータは、以下のいずれかのフォーマットで保存できます。
マイクロソフトのエクセルを使いファイルを開いたり、操作ができる。
コンマで区切って並べるフォーマット。汎用性が高く第三者に転送する際によく使われる。エクセルが入っている
場合、拡張子.csv のファイルは自動的にエクセルで開くが、EID の番号と番号の間にスペースがなくなることがあ
るので、エクセルフォーマットを使用することが望ましい。拡張子.csv の内容はウインドウズの「Open With の機
能を使って Notepad で開くことができる。
the NLIS データベースにアップロードするのに適した拡張子.csv のファイル(オーストラリアのみ)。
ここで述べるフォーマットの変更とは、転送の段階で無効にしない限り、すべてのセッションがそのフォーマットで保存されることを
意味します。詳細は前述の EziLink 参照してください。
EziLink を使ってフォーマットを変更する方法:
1
をクリック。
Options」が表示される。
2 ファイルフォーマットのタブで、希望のオプションをクリック。
9
EziLink を使ってカスタムフィールドを設定する
EziLink ではカスタムフィールドを設定できます。スキャンごとに情報を記録するのに使用できます。
例えば、スキャン時に家畜の種類や治療の情報などを記録したいときに、自在に設定できます。
始める前に、スティックリーダー内にいかなるセッションデータも残っていないようにしなければなりません。すべてのセッションデ
ータは PC に転送し(8 ページの「EziLink を使ってスティックリーダーからひとつもしくはそれ以上のスキャンしたセッションを転送す
る」を参照)、スティックリーダーからセッションデータを消去してください(11 ページ「EziLink を使ってすべてのセッションを消去
する を使ってすべてのセッションを消去する」を参照)。
10 までオプションを作成できます。各オプションの名前は 6 桁もしくは 6 文字まで入力できます。タイトルを入れるスペースは、オ
プションの名前の長さによります。
EziLink を使ってカスタムフィールドを設定する方法:
1 をクリック。
2 Custom Field(カスタムフィールド)のタブをクリック。
3 Custom Field Enable(オン)にする。
4 Clear All (すべて消去)をクリックし、カスタムフィールドにある既存のセッティングを消去する。
5 Label (タイトル)の項目にタイトル名を入力するか、フラッグの表示だけを使用する場合は#を入力する。
6 スキャン時に選択するオプション名を入力する。
7 Save をクリック。
カスタムフィールドの情報がスティックリーダーに送信される。
注意:
タイトルとオプションが変更できない場合は、スティックリーダーのデータが空になっていないのが原因です。
スキャン時のカスタムフィールドの使用方法については 4 ページの「スキャン時にカスタムフィールドの情報を追加」を参照し
てください。
カスタムフィールド使用の参考例
こちらは、スキャン時に家畜の品種を記録する例です。
タイトルには品種を意味する「BREED」を入力(入力は英数字のみ)。
オプションには ANG(アンガス種)、 HER(ヘレフォード種)、SIM(ジンメンタール種)、BRA(ブランガス)、X(異種交配) などコード化し
たものを入力。
カスタムフィールドのタイトルやオプションを設定するには EziLink を使用する。 EziLink で設定の画面:
EID タグがスキャンされると、品種のオプションを入力できるようになる。
1 EID タグをスキャン。
2 スクロールボタンを押して、オプションを見る。
3 該当のオプションが表示されたら、そのまま次のスキャンに移る。
次の動作に移ることで、表示されていたオプションの情報が自動的に上書きして保存される。
10
EziLink を使ってスティックリーダーにアラートファイルを転送する
アラートの設定をオンにしておくと、家畜を特定したい場合、該当のタグが読み込まれたときにアラートを受けられます。EID とアラ
ートのメッセージを含むファイルをスキャン前に EziLink を使ってスティックリーダーに転送できます。
アラートは 10,000 まで、メッセージは 254 種類まで利用できます。メッセージは英数字で文字数 32 まで入力できます。アラートファ
イルは以下のいずれかのフォーマットでなければなりません:
ファイルは拡張子が.csv もしくは.xls のフォーマットでなければなりません。フィールドが コンマで区切られている限り、拡張子
.txt のファイルも利用できます(拡張子.csv ファイルでは必須)。
ファイルには 2 列までデータを入力できます。1 列目に EID2 列目にメッセージを入力(メッセージはオプショナル)。
EID 1 列目に、メッセージは 2 列目に入力しなければなりません。
ファイルにはアルファベットと数字のみを挿入。 ] ( ) { }, ; ` ~ ^ \ #などは挿入しない。
EID のフォーマットがスティックリーダー内で設定されるかどうかに関わらず、アラートファイルで使われる EID のフォーマットは
前述の 3 つのフォーマットで作成できます。
アラートファイルの例:
EID とメッセージ
特定された EID EID 番号とメッセージ
EID のみ
EziLink を使ってアラートファイルをスティックリーダーに転送する方法:
1 をクリック。
Load EID-Alerts Pairs FileEID-アラートファイルを読み込み)」が表示される。
2 ファイルの隣にあるドロップダウンの矢印をクリックし、すべてのファイルを選択するか、必要ならマイクロソフトのエクセルファ
イルを選択する。アラートファイルが拡張子.csv の場合は、初期設定をそのまま承認する。
3 アラートファイルのロケーションを探し、選んだらクリック。
4 Open をクリック。
情報がスティックリーダーに送信される。
注意:
- スティックリーダー内にすでにアラートのデータがある場合、既存のアラートを消去し新しいアラートを転送するかどうかを問わ
れます。
- メッセージのある EID だけが選択された場合、EziLink はすべての EID を転送するかどうか、もしくはメッセージ付きのものだけを
転送するのかを問われます。
- アラートファイルの中でメッセージが使われていない場合でも、該当の EID タグが読み込まれるとアラートを発します。ただし、
画面のメッセージ欄は空欄となります。ただし、アラートを認識する操作は必要です。
スキャン時のアラートの使用について詳しい情報は 4 ページの「スキャン時にアラートを受ける 」を参考にしてください。
11
メッセージなしのアラートの参考例
こちらは、特定した数多くの家畜を群れから離すときに使われるアラートの例です。 目的がはっきりしているのでメッセージは不要
です。
エクセルで表示されるアラートファイルの画面:
EziLink はアラートファイルをスティックリーダーへ転送するときに利用します。
該当の EID にアラートの指示がなされていると、音が鳴り、グリップが振動し、画面にメッセージが表示される。
スクロールボタンを押し「Continue」を選び、リードボタンを押す。それにより、アラートが認識されたみなされ、スキャンが続行でき
るようになる。
メッセージ付きのアラートの参考例
こちらは、 保留期間にある家畜や処分する家畜を数頭だけ特定するアラートの例です。対象となる家畜にメッセージ(CULL-処分
W’HOLD-保留期間など)を付ければ、特定に役立ちます。
エクセルで表示されるアラートファイルの画面:
該当の EID にアラートの指示がなされていると、音が鳴り、グリップが振動し、画面にメッセージが表示される。
スクロールボタンを押し「Continue」を選び、リードボタンを押す。それにより、アラートが認識されたみなされ、スキャンが続行でき
るようになる。
EziLink を使ってすべてのセッションを消去する
スティックリーダーが PC につながっていると、EziLink の画面ではスティックリーダーに保存されているスキャンしたセッションのリス
トが表示されます。
スティックリーダーからすべてのセッションデータを消去する方法:
1 をクリック。
スティックリーダーにあるすべてのセッションデータを消去するかどうか確認のメッセージが表示される。
2 Continue(継続)をクリック。
スティックリーダーからセッションデータを消去。確認のメッセージが表示される。
3 OK をクリック。
12
EziLink を使ってすべてのアラートを消去する
EziLink を使ってスティックリーダーからすべてのアラートを消去する方法:
1 をクリック。
スティックリーダーにあるすべてのアラートを消去するかどうか確認のメッセージが表示される。
2 Yes をクリック。
スティックリーダーからアラートを消去。確認のメッセージが表示される。
3 OK をクリック。
EziLink を使ってすべてのセッション、VID-EID 一組、アラートのデータを消去す
EziLink を使ってすべてのセッション、VID-EID 一組、アラートのデータを消去する方法:
1 File / Clear all sessions, VID-EID pairs and alerts in XRS…」をクリック・
すべてのセッション、VID-EID 一組、アラートのデータを消去するかどうか確認のメッセージが表示される。
2 Clear Everything(すべて消去)」をクリック
スティックリーダーからすべてのデータを消去。確認のメッセージが表示される。
3 OK をクリック。
スティックリーダーのファームウェアを更新する
Tru-Test のウェブサイト、www.tru-test.com から時々ファームウェアの更新ができるようになります。EziLink を使用するスティックリー
ダーへプログラムされるのに必要な拡張子.hex のファイルとして提供されます。
スティックリーダーは XRS シリアルケーブルと USB シリアルアダプタをつないで PC に接続してなければなりません。
EziLink を使ってスティックリーダーのファームウェアを更新する方法:
1 Tools / Update firmware in XRS」をクリック。
Load Firmware File(ファームウェアのファイルを読み込む)」が表示される。
2 ファームウェアのロケーションを探して、選んだらクリック。
3 Open をクリック。
1 分以内でファームウェアが更新される。
13
EziLink を使った XRS の設定
EziLink を使ってスティックリーダーの設定を変更する方法:
1 をクリック。
2 タブのひとつをクリック(User InterfaceBluetooth®Reading TagsDataDate/TimeCustom FieldAboutClear Configuration)。
User Interface (ユーザーインターフェイス)のタブ
このタブではスティックリーダーのユーザーインターフェイスを変更できます。
設定
オプション
説明
Contrast Level
(照度)
1
2*
3
4
5
液晶 画面の明暗を明るさに合うよう調整できます。気温の高低によって、異なる設定に
すると調整がうまくいくことがあります。この照度はスティックリーダー本体でも変更が可
能です。5 ページの「スティックリーダーの設定メニュー」を参照してください。
Flip Screen
(スクリーンを回
転)
Off*
On
液晶 画面を左利き用に回転させることができます。オンにすると左利き用に回転しま
す。右利き用には逆さまになります。この設定はスティックリーダー本体でも変更可能で
す。5 ページの「スティックリーダーの設定メニュー
を参照してください。
Beeper
(ビープ音)
Disabled
(オフ)
Enabled*
(オン)
タグが読み込まれる時やキーが押される時にビープ音が鳴ります。ビープ音を消したい
場合は、Disabled にしてください。
Vibrator
(振動)
Disabled
(オフ)
Enabled*
(オン)
タグが読み込まれる時に振動します。振動の機能を止めたい場合は、Disabled にしてくだ
さい。
Display Message
Duration
(メッセージ表示
時間)
1 second
2 seconds*
3 seconds
5 seconds
10 seconds
15 seconds
20 seconds
25 seconds
スティックリーダーに表示される「Connected(接続)」などのメッセージは一定の時間だけ
表示されます。この表示時間を変更することができます。
Automatic Power
Down
(自動電源オフ)
Off
1 minute
5 minutes
10 minutes
15 minutes*
30 minutes
45 minutes
1 hour
自動的に電源オフになるまでの時間の長さを変更できます。
Language
(言語)
English*
Español
Português
Français
Deutsch
Italiano
Dansk
Svenska
ユーザーインターフェイスは英語、スペイン語、ポルトガル語、フランス語、ドイツ語、イタ
リア語、デンマーク語、スウェーデン語で表示できます。この設定はスティックリーダーそ
のものでも変更可能です。5 ページの「スティックリーダーの設定メニュー
」を参照してく
ださい。
注意:
最初に XR3000 に接続すると、スティックリーダーの言語は XR3000 と同じになりま
す。
14
Bluetooth® のタブ
このタブでは
Bluetooth
の設定を変更できます。
設定
オプション
説明
Clear Paired BT
Device List
(接続したことの
ある機器のリス
トを消去)
N/A
接続したことのある機器のリストを消去するには Clear Paired BT Device List をクリックし
てください。新しい XR3000 に素早く自動接続できるようになり、間違った機器への接続を
防ぎます。
Bluetooth
Control
(コントロール)
Off
Manual
Auto*
スティックリーダーのワイヤレス接続の方法を変更できます。この設定はスティックリーダ
ーそのものでも変更可能です。5 ページの「スティックリーダーの設定メニュー」を参照し
てください。
詳しい接続のオプションは 5 ページを参照するか、同梱の CD にある技術仕様書
XRS
Connections
を参照するか、ウェブサイト www.tru-test.com を参照してください。
Bluetooth
MAC
address
MAC アドレス)
N/A (情報の
み)
スティックリーダーの
Bluetooth
ワイヤレス接続モジュール独自のアドレスです。このアド
レスは、PC など別の機器によって接続先を探す場合、スティックリーダーの特定に使用
されます。
Reading Tags (タグ読み込み)のタブ
このタブではタグを読み込む方法を変更できます。
設定
オプション
説明
Read Mode
(リードモード)
STANDARD*
(スタンダード)
CONTINUOUS
(コンティニュア
ス=継続)
SINGLE
(シングル)
STANDARD にセットすると、スティックリーダーはリードボタンが押されるとスキャンを開始
します。タグが読み込まれれば瞬時ですが、初期設定では 3 秒間スキャンをします。リー
ドボタンを押し続けるとスキャンは継続し、複数のタグをスキャンします。STANDARD は一
般の使用に適しています。
CONTINUOUS(継続)にセットすると、リードボタンが押されるとスキャンを開始し、再びリード
ボタンが押されるまでストップしません。この設定は囲いにいる家畜や移動させている家
畜をスキャンするのに適しています。
シングルにセットすると、スタンダードと同じように機能しますが、リードボタンを押し続け
ても、1 つのタグを読み込んだ後はスキャンを継続しません。次のタグをスキャンするに
は、リードボタンを一度放し、再度押さなければなりません。この設定はスティックリーダ
ー本体でも変更可能です。5 ページの「スティックリーダーの設定メニュー」を参照してく
ださい。
Read Time
(リードタイム)
1 second
2 seconds
3 seconds*
5 seconds
10 seconds
15 seconds
20 seconds
25 seconds
リードモードを Standard もしくは Single に設定すると、タグのスキャンにかかる時間を変更
できます。
EID Output Format
(出力フォーマッ
ト)
Standard*
No space
(スペース無
し)
Hexadecimal
16 進数)
EID データの保存とスティックリーダーからの出力の方法を変更できます。オプションは
Standard (例:982 0000000123456)、スペース無し(例:9820000000123456)、16 進数(例:
8000F58000000001)など。
Check for
Duplicate
(重複のチェッ
ク)
Enabled*
(オン)
Disabled
(オフ)
同じセクションで重複する番号の取扱い方法を変更できます。
Duplicates がオンになっていると、そのセッションで記憶された 500 のタグをスキャンごと
にチェックします。重複している場合は、画面上に表示され、異なる音の鳴り方がしま
す。 重複したタグは保存されません。
Duplicates がオフになっていると、スティックリーダーは重複したタグも保存します。この設
定はスティックリーダー本体でも変更可能です。5 ページの「スティックリーダーの設定メ
ニュー」を参照してください。
15
Data (データ)のタブ
このタブではスティックリーダーのデータ管理の方法を変更できます。
設定
オプション
説明
Alerts
(アラート)
Disabled*
(オフ)
Enabled
(オン)
スキャン時に特定の家畜のアラートを受けられるようにするには、アラートの設定をオン
にしておかなければなりません。4 ページの「スキャン時にアラートを受ける 」を参照し
てください。
この設定はスティックリーダー本体でも変更可能です。5 ページの「スティックリーダーの
設定メニュー」
を参照してください。ただし、アラートファイルはエクセルなど違うアプリケ
ーションで作成し、EziLink を使ってスティックリーダーへ転送されなければなりません。10
ページの「 EziLink を使ってスティックリーダーにアラートファイルを転送」 を参照してくださ
い。
New Session on
Power Up
(スイッチを入れ
るごとに新しい
セッション開始)
Disabled*
(オフ)
Enabled
(オン)
この設定がオンになっていると、スティックリーダーはスイッチがオンになるたびに自動
的に新しいセッションを開始します。
注意:
この機能を使うなら、Auto Power Down の設定を変更してください。
Date Time(日時)のタブ
このタブではスティックリーダーの日時を変更することができます。この設定された日時はスキャンのセッションのときにタグ
とともに記録されます。PC にセッションデータが転送されると、この日時がファイル内の列に表示されます。初期設定により
自動的に付けられるファイル名にもセッションで最初にスキャンした日が含まれます。
設定
オプション
説明
Set Time
(時間設定)
N/A
時間の変更方法:
1 時間の項目の横で、変更したい数字を選ぶ。
2 数字を入力するか
もしくは
3 時間の項目の横にある矢印をクリック。
4 a.m. p.m.を選ぶ。
5 a p を入力するか
もしくは
6 矢印をクリックして a.m. p.m.を切り替える
Set Date
(日付設定)
N/A
日付の設定方法:
1 日付の項目の横で、変更したい数字を選ぶ。
2 数字を入力するか
もしくは
日付の項目の横にあるドロップダウンの矢印をクリックし、カレンダーを見る。左と右
にあるスクロールの矢印を使って、月を変更し、選んだ日付をクリック。
3 Close をクリック。
Custom Field(カスタムフィールド)のタブ
このタブではカスタムフィールドを作成できます。9 ページの「EziLink を使ってカスタムフィールドを設定する
を参照してくだ
さい。
設定
オプション
説明
Custom Field
(カスタムフィー
ルド)
Disabled
(オフ)
Enabled*
(オン)
スキャン時に各家畜の情報を追加する場合はカスタムフィールドをオンにしなければなり
ません。4 ページの「スキャン時にカスタムフィールドの情報を追加 」を参照してくだ
さい。
カスタムフィールドはスティックリーダー本体でもオン/オフにすることができます(5 ページ
の「スティックリーダーの設定メニュー」を参照)。ただし、カスタムフィールドは EziLink
のみ設定や編集ができます。9 ページの「EziLink を使ってカスタムフィールドを設定す
を参照してください。
16
About(アバウト)のタブ
このタブではスティックリーダーのプロパティを見ることができます。トラブルシューティングのときにプロパティが必要になり
ます。
設定
オプション
説明
Firmware Version
(ファームウェア
バージョン)
N/A (情報の
み)
スティックリーダーで使われてるソフトウェアのバージョン。ファームウェアを更新する場
合は、12 ページの「スティックリーダーのファームウェアを更新する」を参照してください。
Serial Number
(シリアル番号)
N/A (情報の
み)
スティックリーダーのシリアル番号。
Battery Charge
Level
(バッテリー充電
レベル)
N/A(情報の
み)
スティックリーダーのバッテリー充電レベル。充電レベルはスティックリーダー本体の画
面でも見ることができます。3 ページ「液晶画面の表示」を参照ください。
Clear Configuration (コンフィギュレーションをリセット)のタブ
このタブではスティックリーダーの設定を初期設定にリセットできます。リセットしても以前記録された内容やセッションデータ
ーが変更されることはありません。
設定
オプション
説明
Clear All XRS
Configurations to
their Default
Values(すべての
コンフィギュレー
ションを初期設
定に戻す)
N/A
Clear All XRS Configurations to their Default Values をクリックして、設定を初期設定に
リセットできます。初期設定は、この表で星印で表示されています。
初期設定には *マーク
17
トラブルシューティング
問題
原因
対策
スティックリーダーの電
源が突然切れた
操作しないまま一定時間放置す
ると、スティックリーダーは自動
的にスイッチをオフにします。こ
の動作は初期設定によるもので
あり、正常です。設定は変更が
可能です。
スティックリーダーが自動的にオフになるまでの時間を変更する
か、Automatic Power Down 機能を無効にします。13 ページの
EziLink を使った XRS の設定」のユーザーインターフェイスのタブ、
自動電源オフの機能設定)を参照してください。
内蔵バッテリーの電力が消耗し
たため。.
バッテリーを充電してください。2 ページの「内蔵バッテリーの充電」
を参照してください。.
スティックリーダーが
EID 1 セッションに 2
回記録しない
この動作は初期設定によるもの
であり、正常です。
スティックリーダーに EID 2 回記録させるには、DUPLICATES の設
定を無効にします。4 ページの「スティックリーダーの設定を変更」を
参照してください。
スキャン時にスティック
リーダーの画面にフラ
ッグが表示され、セッ
ションファイルに不必
要なカスタムフィールド
の情報が入ってしまっ
CUSTOM FIELD の設定が ON
なっています。前回の使用時に
カスタムフィールドの情報を追加
するよう設定されており、その後
この機能を無効にしていなかっ
たためです。
スティックリーダーの設定変更で CUSTOM FIELD 機能を無効にしま
す。4 ページの「スティックリーダーの設定を変更」を参照してくださ
い。.
特定の ID の家畜をス
キャンした時に、スティ
ックリーダーから音が
鳴り、グリップが振動
し、画面にメッセージが
表示される
ALERTS の設定が ON になってい
ます。前回の使用時にアラート
が設定されており、その後この機
能を無効にしていなかったため
です。
スティックリーダーの設定変更で ALERTS 機能を無効にします。4
ージの「スティックリーダーの設定を変更」を参照してください。
スティックリーダーが
EID タグの記録を特定
のフォーマットで行う
が、フォーマットが不適
スティックリーダーが EID タグ
記録する際のフォーマットは、標
準(例:982 000000012345)、スペ
ースなし(例
L9820000000123456)、16 進法
(例:8000F58000000001)のいず
れかになります。
EID Output Format の設定を変更します。13 ページの「EziLink を使
った XRS の設定」タグ読み込みタブ、EID 出力フォーマット設定)を参
照してください。
EID がエクセル上で異
なる番号で表示される
(例:982000000123456
9.82E+14 として表示
される)
EziLink によるセッションのインポ
ートが NLIS もしくは.csv フォーマッ
トで行われるよう設定されている
ため、エクセルでファイルを開い
たときに EID 情報が正確に表示
されなくなっています。
ファイル形式を .xls に変更します。8 ページの「EziLink を使ってファイ
ルフォーマットを変更する」を参照してください。もしくは、EID 出力フ
ォーマットにスペースを含むよう変更します。13 ページの「EziLink
使った XRS の設定」タグ読み込みタブ、EID 出力フォーマット設定)を
参照してください。
スティックリーダーのス
イッチをオンにするた
びに新しいセッション
が開始される
New Session On Power Up の設
定が On になっています。
New Session On Power Up 機能を無効にします。13 ページの
EziLink を使った XRS の設定」データタブ、電源オンとともに新セッシ
ョン開始の設定)を参照してください。手動で新しいセッションを開始
する場合は、スティックリーダーの設定変更で START NEW SESSION
を選択してください(4 ページの「スティックリーダーの設定を変更」
を参照してください)。
18
スティックリーダーがほ
んの短時間しか EID
グのスキャンをしない
Read Mode の設定が Standard
もしくは Single になっていて、ス
ティックリーダーには EID タグの
スキャンに時間制限が設定され
ています。
スキャンの時間制限を変更します。もしくは、連続スキャンができる
よう Read Mode を変更し、スティックリーダーによる EID スキャンの
方式を変えます。
スティックリーダーによる EID スキャンの時間制限を変更するには、
13 ページの「EziLink を使った XRS の設定」タグ読み込みタブ、読み
込み時間の設定)を参照してください。
スティックリーダーによる EID スキャンの方式を変えるには、Read
Mode の設定を Continuous にします。連続スキャンモードでは、ス
ティックリーダーはリードボタンを押すとスキャンを開始し、リードボ
タンを再度押すとスキャンを終了します。この設定は囲いや通路に
いる家畜を一通りスキャンしたい時に適しています。
Read Mode の設定を変えるには、4 ページの「スティックリーダーの
設定を変更」を参照してください。
リードボタンを押すま
で、スティックリーダー
が各タグのスキャンを
続行する
Read Mode の設定が
Continuous になっています。
スティックリーダーによる EID スキャンの方式を変えるには、Read
Mode の設定を Standard もしくは Single にします。
標準モードでは、スティックリーダーはリードボタンを押すとスキャン
を開始します。Read Time で設定された時間内(初期設定で 3 秒間)
は読み込み時間スキャンは続行されます。制限時間内にタグが読
み込まれた場合はその時点でスキャンが終了します。リードボタン
を押し下げたままにするとスティックリーダーはスキャンを続行する
ので、複数のタグを連続でスキャンすることができます。一般的な
使用には、「標準」設定が適しています。
シングルモードでは、ボタンを押し下げたままにしてもスティックリー
ダーはスキャンを続行せず、最初のタグのみ読み込みます。それ
以外の動作は標準モードと同じです。次のタグをスキャンするに
は、リードボタンから一旦手を離し、もう一度リードボタンを押しま
す。
Read Mode の設定を変えるには、4 ページの「スティックリーダーの
設定を変更」を参照してください。
リードボタンを押し下げ
たままスキャンを続け
ようとしても、スティック
リーダーが最初のタグ
1 つ分しかスキャンしな
Read Mode の設定が Single
なっています。
シングルモードでは、スティックリーダーは最初にスキャンされたタ
グのみを読み込みます。ボタンを押し下げたままにしてもスティック
リーダーはスキャンを続行しません。次のタグをスキャンするには、
リードボタンから一旦手を離し、もう一度リードボタンを押します。
スティックリーダーによる EID スキャンの方式を変えるには、Read
Mode の設定を Standard もしくは Continuous にします。
標準モードでは、スティックリーダーはリードボタンを押すとスキャン
を開始します。Read Time で設定された時間内(初期設定で 3 秒間)
は読み込み時間スキャンは続行されます。制限時間内にタグが読
み込まれた場合はその時点でスキャンが終了します。リードボタン
を押し下げたままにするとスティックリーダーはスキャンを続行しま
す。
連続スキャンモードでは、スティックリーダーはリードボタンを押すと
スキャンを開始し、リードボタンを再度押すとスキャンを終了しま
す。
Read Mode の設定を変えるには、4 ページの「スティックリーダーの
設定を変更」を参照してください。
タグをスキャンした時
やスティックリーダーの
スイッチをオンにした
時に音が鳴らない
Beeper の設定が無効になってい
ます。
Beeper の設定を有効にします。13 ページの「EziLink を使った XRS
設定」、画面タブ、Beeper 設定)を参照してください。
スキャン時などにステ
ィックリーダーが振動し
ない
Vibrator の設定が無効になって
います。
Vibrator の設定を有効にします。13 ページの「EziLink を使った XRS
の設定」、画面タブ、Vibrator 設定)を参照してください。
スティックリーダーが測
定器に接続できない
接続方式(シリアルケーブルかワ
イヤレス
Bluetooth
か)により異な
ります。
技術仕様書の
“XRS Connections”
を参照してください。スティックリー
ダーと同梱の CD もしくは www.tru-test.com にてご覧いただけます。
19
スティックリーダーが
PC(パソコン)に接続で
きない。
接続方式(シリアルケーブルかワ
イヤレス
Bluetooth
か)により異な
ります。
技術仕様書の
“XRS Connections”
を参照してください。スティックリーダ
ーと同梱の CD もしくは www.tru-test.com にてご覧いただけます。
EziLink がスティックリー
ダーを認識しない
EziLink を起動する前に、スティッ
クリーダーを PC に接続し、スティ
ックリーダーのスイッチをオンに
しておかなければなりません。
1 スティックリーダーが PC に適切に接続されているか確認します
2 ページの「EziLink の使用」を参照してください)。
2 スティックリーダーのスイッチをオンにします。
3 EziLink を起動します。
スティックリーダーと測
定器のワイヤレス接続
Bluetooth
)がすぐに切
れてしまう
信号強度が弱いか、接続状態が
良くない可能性があります。
技術仕様書の
“XRS Connections”
を参照してください。スティックリーダ
ーと同梱の CD もしくは www.tru-test.com にてご覧いただけます。
読み込み範囲や反応
性が悪くなった
付近で別の EID リーダー(特にパ
ネルリーダー)が使用されている
可能性があります。
PC のモニターのような電子機器
や変速駆動(搾乳施設内など)
が干渉し障害が生じていることも
考えられます。
他の EID リーダーや電子機器の電源を切るか、他の機器や設備に干
渉されない場所に移動してスティックリーダーを使用してください。
液晶画面がよく見えな
極度の温度変化によりこのよう
な状態になる場合があります。
スティックリーダーの設定変更で CONTRAST 調整します。4 ページ
の「スティックリーダーの設定を変更」を参照してください。
充電してもバッテリー
がすぐ空になる
気温が 5°C を切るか 40°C を上回
る場合、通常通り充電が行われ
ているように見えても、実際には
充電の効率が悪くなっています。
バッテリーの充電は必ず 5°C40°C の環境で行ってください。
バッテリーの充電状態は、充電
を終えてから 5 分経たないと正
確に表示されません。
充電後 5 分待って充電状態を再確認してください。
環境温度やバッテリーの状態に
もよりますが、リチウムイオン電
池は経年劣化により充電容量が
徐々に低下していくので、いずれ
は交換が必要になります。
充電要領の低下を最小限にとどめるため、スティックリーダーはバッ
テリーが半分充電された状態で涼しい場所に保管することをおすす
めします。バッテリーの充電は使用後より使用前のほうが有効です。
必要に応じてバッテリーを交換してください。 (Tru-Test パーツ番号
813295)
タグの読み込みができ
ない
読み込み範囲に EID タグ 2
以上あるため。
読み込み範囲内に複数のタグが混在しないよう、スキャン時のスティ
ックリーダーの位置や作業環境を調整します。
EID タグが ISO11784/ISO11785
応の HDX/FDX ではないため。
EID タグの取扱い業者に問い合わせてください。
EID タグに不具合があるか、プロ
グラムが設定されていないため。
スティックリーダーに相
互参照ファイルを転送
したのに、VIDsが表示
されない
相互参照ファイルの形式が適合
していないと考えられます。
相互参照ファイルの形式に間違いがないか確認してください。7 ペー
ジの「EziLink を使って相互参照用のファイルをスティックリーダーに転
を参照してください。
スティックリーダーにア
ラートファイルを転送し
たのにアラートが動作
しない
アラートファイルの形式が適合し
ていないと考えられます。
アラートファイルの形式に間違いがないか確認してください。10 ペー
ジの「EziLink
を使ってスティックリーダーにアラートファイルを転送」を
参照してください。
スキャン記録が上書き
される
スティックリーダーのメモリに空き
容量がなくなったためです。
スティックリーダーのメモリ(スキャン 20,000 件まで)に空き容量がなく
なったら、スティックリーダーは古い記録のある部分から上書きしてい
きます。
EziLink を使って、セッションのデータを PC に転送してください。8 ペー
ジの EziLink を参照してください。その後、不要になったセッションのデ
ータをスティックリーダーから消去します。11 ページ「EziLink を使って
すべてのセッションを消去する」使ってすべてのセッションを消去す
る」参照してください。
20
本器の取扱いについて
ぬるま湯と石鹸で湿めらせた布で拭いてください。洗剤等はケースを損傷することがあるので使用しないでください。
本器を水の中に置いたままにしないでください。涼しく乾いた場所に保管してください。
スティックリーダーにケーブルを接続していない時は、ダストキャップをかぶせ、埃や湿気が入らないようにしてください。
サービスと保証内容
サービスと保証内容についてはウェブサイト www.tru-test.com を参照してください。
仕様
サイズ
651 x 65 x 51 mm (L x H x W)
重量
バッテリーを含み 706 g
通信環境
Bluetooth
®クラス 1 ワイヤレス接続, 100 m まで
RS232 9600-115200 bps, Xon/Xoff
動作中の気温環境
-10 から +50 °C
保管中の気温環境
-20 から +35 °C
バッテリー充電温度
+5 から +40 °C
読み取り可能範囲
HDX 330 mm まで、FDX 350 mm まで
読み取り速度
1 分につき 1000 まで
タグの互換性
ISO HDX ISO FDX-B を読み取り
保護特性(防浸)
IP671m 30 分の浸水に耐える)
バッテリー動作可能時間
19 時間、リードボタンモードがスタンダードの場合
9.5 時間、リードボタンモードがコンティニアス(連続)の場合
バッテリー
7.4 V, 1500 mAh リチウムイオン
充電所要時間
3 時間
ソフトウェア
Tru-Test EziLink
TM
サイズ
651 x 65 x 51 mm (L x H x W)
重量
バッテリーを含み 706 g
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Tru-Test XRS Stick Reader ユーザーマニュアル

タイプ
ユーザーマニュアル