IFM LMT302 取扱説明書

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取扱説明書
バイナリレベルセンサ
LMTx0x
LMTx1x
LMTx2x
11406185 / 0109 / 2023
JP
LMTx0x LMTx1x LMTx2x バイナリレベルセンサ
2
目次
1 は............................................................ 4
1.1 ............................................................ 4
1.2 使.............................................................. 4
2 安.............................................................. 5
3 製................................................................. 6
3.1 使.............................................................. 6
3.2 使.................................................. 7
4 能 ...................................................................... 9
4.1 .............................................................. 9
4.2 長 ................................................... 9
5 ................................................................... 10
5.1 / ......................................................... 10
5.2 例 ................................................... 11
5.2.1 .......................................... 11
5.2.2 .......................................... 11
5.2.3 ............................................ 12
5.3 3-A®使意.......................................... 13
5.4 EHEDG使........................................ 13
5.5 EC1935/2004......................................... 14
5.6 .............................................................. 14
5.6.1 LMT1x0、LMT1x1、LMT1x2の取付け(ハイジェニック) . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 14
5.6.2 LMT1x4LMT1x5け ........................................... 15
5.6.3 音叉型アダプタへのLMT2x2およびLMT3x2の取付け . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 17
6 ................................................................... 18
7 .............................................................. 20
7.1 IO-Link.............................................. 20
7.2 PCIO-Link使................................. 20
7.3 定....................................... 21
7.4 .................................................. 21
7.5 ............................................................ 21
7.6 ....................................................... 22
7.7 /................................................. 22
7.8 IO-Link調................................................. 23
7.9 ......................................... 23
7.9.1 調整 ........................................ 23
7.9.2 ..................................................... 23
バイナリレベルセンサ LMTx0x LMTx1x LMTx2x
3
7.9.3 .............................................. 24
8 ................................................................... 25
8.1 LED....................................... 25
8.2 IO-Link................................................. 25
9 棄 ........................................................ 26
10 工.............................................................. 27
LMTx0x LMTx1x LMTx2x バイナリレベルセンサ
4
1 はじめに(注意)
指示、技術データ、および詳細情報は、センサ/パッケージのQRコードを使用するか、www.ifm.com
を参照してください。
1.1 表記の説明
要件
操作指示
操作による応答、結果
[...] 設定ボタン、表示等
参照
重要事項
従わないと誤動作や干渉を引き起こすことがあります。
情報
補足事項
1.2 使用警告
注意
人的被害の警告
w軽度の可逆的損傷を引き起こすことがあります。
バイナリレベルセンサ LMTx0x LMTx1x LMTx2x
5
2 安全の為の注意
• ここで説明するセンサはシステムに組込まれるサブコンポーネントです。
– システムの安全責任は、システムの設計者にあります。
– システム作成者は、法規および標準の要件に従ってリスク評価を実施して文書を作成し、シス
テムのオペレータおよびユーザに提供します。この文書には、オペレータ、ユーザ、および該
当する場合はシステム設計者が承認したサービススタッフ向けの、すべての情報および安全の
為の注意事項を記載する必要があります。
• 製品を取扱う前に本書をお読みになり、ご使用中は保管しておいてください。
• 製品がアプリケーションおよび環境条件に適していることを確認してください。
製品は意図された目的以外に使用しないでください (→ Ò 機能と特徴) 。
製品は許可される媒体以外に使用しないでください。 (→ Ò 技術データ)
• 使用上の注意や技術的な説明を無視した場合、物的および人的損害をもたらす恐れがあります。
• 製品を改造したりオペレーターの使用法が不適切であったりしたために生じた結果について、当
社は責任を負わず、また保証の対象外となります。
• 製品の取り付け、接続、設定および保守運用は知識をもった専門の方が行ってください。
• 製品とケーブルは損傷から保護してください。
LMTx0x LMTx1x LMTx2x バイナリレベルセンサ
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3 製品の用途
このセンサはタンクや配管内の液体、ペースト状の媒体、粉体のレベルを監視します。限界値検出お
よび空運転防止に使用できます。2つのスイッチングしきい値を独立して設定できるため、2種類の媒
体を検出できます(たとえば媒体の相分離や差別化などに使用できます)。
3.1 使用場所
• ほとんどすべての媒体の検出。
• 食品およびハイジェニックエリア
• 使用可能なプロセス接続:G1/2、G3/4、G1。
• さまざまな取付け位置や温度分離に対応する、多様なプローブ長
タイプ 工場出荷時設定:1) 感度1) プローブ長2) 圧力接続口
LMT100 水性媒体 11 mm G1/2
LMT110 油、グリス、粉体 11 mm G1/2
LMT121 含水量の少ない媒体 媒体 11 mm G1/2
LMT102 水性媒体 38 mm G1/2
LMT104 水性媒体 153 mm G1/2
LMT105 水性媒体 253 mm G1/2
LMT202 水性媒体 28 mm G3/4、音叉式
LMT302 水性媒体 38 mm G1、音叉式
1)感度は調整可能(Ò パラメータ設定)
2)プローブ長は円錐形シーリングの端から測定(Ò 技術データ)
適切なセンサを使用すれば、体積や泡を抑制しながら特定の媒体の存在を検出できます。
試験済みの媒体と、それに対応する推奨センサタイプは、次の表をご覧ください。媒体の全リストは
www.ifm.comをご覧ください。
媒体 LMTx0x LMTx1x LMTx2x
アルコール(40 % vol.)
ビール ● ◌ ●
バター(有塩/無塩) ◌ ◌ ●
アイスクリーム ◌ ◌ ●
脂肪 ◌ ● ◌
はちみつ ◌ ◌ ●
バイナリレベルセンサ LMTx0x LMTx1x LMTx2x
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媒体 LMTx0x LMTx1x LMTx2x
ヨーグルト(プレーン) ● ◌ ◌
乳成分を含まないクリーム ● ◌
ケチャップ ● ◌ ◌
ジャム ● ◌ ◌
牛乳 ● ◌ ●
レムラードソース ● ◌ ◌
オリーブ油 ◌ ● ◌
クリーム(30 %)
チョコレート
(約40℃)
◌◌●
蒸留水 ● ◌ ●
水道水 ● ◌ ●
砂糖(グラニュー糖) ◌ ● ◌
● 工場出荷時設定の変更なしで媒体を検出(プラグ&プレイ)
◌ 感度を設定することで検出可能(IO-Linkが必要)(Ò パラメータ設定)
前述の詳細は拘束力をもたない参考値です。記載の媒体の組成によっては、誤差が生じること
があります。同様の蘇生の媒体を、同等のセンサタイプを使用して検出できます。
uアプリケーションテストによって機能を確認してください。
媒体を変更した場合は、別のタイプの装置を使用するか感度を調整する必要が生じることがあ
ります。
3.2 使用場所についての注意
• 摩耗性のある媒体(ケイ砂など)および重量のあるバルク材には適していません。
• オゾン水には適しません。
• 激性のある媒体(酸、アルカリ)での使用
u事前に製品材質の適合性をご確認ください(→ 技術データシート)。
• 均一ではなく、互いに分離して分離層を形成する媒体(水の上に油の層がある場合など)で使用
する場合
uアプリケーションテストによって機能を確認してください。
• 大量の空気またはガスの泡があると、スイッチング特性が変化することがあります。この効果
は、たとえば空運転防止やポンプ保護を実装するために使用できます(キーワード:キャビテー
ション)
LMTx0x LMTx1x LMTx2x バイナリレベルセンサ
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uアプリケーションテストによって機能を確認してください。必要に応じて、感度を調整するかス
イッチング遅延を設定してください。(Ò パラメータ設定)
• プローブ先端を強い太陽放射(UV放射)にさらさないでください。
バイナリレベルセンサ LMTx0x LMTx1x LMTx2x
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4 機能
4.1 測定原理
図1: 測定原理
センサはインピーダンス分光法によって動作します。監視対象の媒
体の電気的動作を、50~200 MHzの範囲の周波数で解析します。プ
ローブ先端に、レベルに影響される電場が生成されます。媒体や沈
殿物、泡の性質は、電気的特性が異なり、それを使用して評価を行
います。
4.2 センサのその他の特長
• 無駄のないセンサ形状、パイプの閉塞を起こさない短いプローブのセンサタイプ、圧力損失な
し。
• 制約のない取付け方向。
• ifm溶接アダプタを使用する場合のL型ソケット用ケーブル引出し部の明確な位置。
LMTx0x LMTx1x LMTx2x バイナリレベルセンサ
10
5 取付方法
注意
媒体の温度が50℃を超えると、外装部品は65℃を超える温度になることがあります。
w火傷の危険があります
uセンサに触らないでください。
u外装が可燃物に接触したり、不測の接触が起きたりしたりすることを防ぐため、保護し
てください。
uセンサとプロセスアダプタが冷めてからメンテナンスを実施してください。
センサーの取付け/取外しの前に:
uシステムに圧力がかかっていないこと、配管やタンク内に媒体がないことを確認してくださ
い。また、機械や媒体の温度が極端になることに付随する潜在的危険を、常に考慮してくだ
さい。
センサには取付け/接続用アクセサリは付属していません。
ifmのアクセサリ以外は使用しないでください。他社の部品を使用した場合は、最適な機能が保
証されません。
アクセサリ:www.ifm.com
5.1 取付場所 / 環境
• できれば閉じた金属性のタンクまたはパイプに取付けてください。
• センサは金属製の媒体接触部と電気的に接触している必要があります。
樹脂製のタンクに取付ける場合は、電磁干渉を起こすことがあります。
uアプリケーションテストによって機能を確認してください。
u干渉が起きた場合は、適切な対策をとる必要があります(シールド、接地など)。
センサーの正しい適合と機能、接続の浸入耐性は、ifm製のアダプターを使用した場合に限り保
証されます。
他のメーカの媒体接続部を使用する場合:
u機械的互換性を確認してください。
w原則として、特に互換性のない場合や不適切な取付けの場合、ifmは侵入耐性、衛生および
機能に対して何ら責任を負いません。
バイナリレベルセンサ LMTx0x LMTx1x LMTx2x
11
15 mm
15 mm
図2: センサ先端距離
スペースが限られている場合(パイプ、タンクの隅、構造体など)
や、撹拌装置その他の可動部に取付ける場合
u誤動作とセンサや装置への損傷を防ぐため、周囲の物体(パイ
プ/タンク壁、構造物、他のセンサ等)との間には最低15 mmの
距離を保ってください。センサ先端距離の図を参照してくださ
い。
5.2 アプリケーション事例
5.2.1 短いプローブのセンサタイプ
1
図3: タンクへの取付け
1
1
図4: 配管への取付け
1:取付け位置が適している範囲は限られます
図 タンクへの取付け:タンクで取付け可能な位置(ポイントレベル検出や空運転防止用など)
図 配管への取付け配管のレベル検出
粘着性が高いペースト状の媒体および沈殿や堆積物の生じやすい媒体では、取付け位置(1)
はある程度しか適していません。残留物がレベルとして検出される可能性があります。
5.2.2 長いプローブのセンサタイプ
上部からの取付け:
LMTx0x LMTx1x LMTx2x バイナリレベルセンサ
12
A
図5: 上部からの取付け
A: 最高レベル
図 上部からの取付け最高レベル(A)の監視またはオーバーフロー
予防としてさまざまなプローブ長によりさまざまな応答レベルが可
能です。
水平取付け:
図6: 水平取付け
図 水平取付けプローブ先端をさらにタンク内部に取付けることがで
きるため、非常に付着しやすく粘性の高い残留物を抑制できます。
センサタイプLMT1x4およびLMT1x5では、バリエーション豊富なクランプアダプタ(アクセサ
リ)により、高さ/取付け深さに関してさまざまな取付けが可能です。そのため、たとえば応答
レベルを高精度で調整できます。さらにこれらのタイプでは、可変クランプアダプタによって
プロセスから熱的に分離できます(センサエレクトロニクスの埋込取付け)。そのためプロセ
ス温度が高いアプリケーションや蓄熱のリスクがあるアプリケーションでも使用できます(タ
ンクへの取付けなど)。
5.2.3 音叉式アダプタへの取付け
アプリケーション事例:既存の音叉式アダプタへの取付け:
11
図7: 音叉式アダプタへの取付け
1: 最高レベル
図 音叉式アダプタへの取付け:
多くの場合、センサタイプLMT2x2およびLMT3x2(G3/4またはG1接続部)とともに、既存の音叉式
溶接アダプタを使用できます。通常、応答レベル(1)は維持されます。
バイナリレベルセンサ LMTx0x LMTx1x LMTx2x
13
u他のメーカの媒体接続部を使用する場合:
設置位置/環境に従ってください。
5.3 3-A®に従って使用する場合の注意
uセンサーが3-Aに従ってシステムに統合されていることを確認してください。
u必ず3-A認証を受け、3-Aシンボルのあるアダプターを使用してください。アクセサリ:
www.ifm.com
接続口には、リーク孔がなければなりません。これは3-A認定のアダプタを使用して取付ける場合に
保証されます。
u垂直パイプの場合は、リーク孔がはっきりと視認できなければならず、下向きに取付ける必要が
あります。
3-Aに従って使用する場合は、洗浄とメンテナンスに特殊な規制が適用されます。
3-A規格63-03のE1.2 / 63-03の基準を満たす必要のあるシステムには適していません。
5.4 EHEDGに従って使用する場合の注意
センサーは適切に設置すればCIP(定置洗浄)に適しています。
uデータシートに従って、アプリケーションの制限(温度および材料耐性)を守ってくださ
い。
uセンサーは必ずEHEDGガイドラインに従ってシステムに取り付けてください。
u自己排出取付けを使用してください。
uEHEDGに従って許容される、EHEDGガイドラインで義務付けられる特殊シールを備えたプロセ
スアダプターを必ず使用してください。
配管システムのガスケットが、センサーのシールポイントに接触してはなりません。
uタンク内の構造物の場合は、取付けは埋込み式でなければなりません。それができない場合は、
水ジェットによる直接洗浄およびデッドスペースの洗浄が可能でなければなりません。
u垂直パイプの場合は、リーク孔がはっきりと視認できなければならず、下向きに取付ける必要が
あります。
LMTx0x LMTx1x LMTx2x バイナリレベルセンサ
14
L
d
D
1
1: リーク孔
uデッドスペースができないよう、次の寸法を守ってください。
L <(D - d)
5.5 (EC)1935/2004規制に関するメモ
製品の次のコンポーネントは、(EC)1935/2004に従って常時食品と接触するように設計されていま
す。
– PEEK製センサ先端部
– PEEK製のシールリング
FKM製シールリング(LMT104 / LMT105)
5.6 取付手順
センサはアダプタによって取付けます。
uシーリング部の清浄度を確認してください。保護パッケージは取付けの直前まで取り除かないで
ください。シーリング部が破損している場合は、センサーまたはアダプターを交換してくださ
い。
5.6.1 LMT1x0、LMT1x1、LMT1x2の取付け(ハイジェニック)
シールはPEEK製シーリングコーンの前面平坦部(2)によって形成されます。
u必要に応じて、付属のシール(黒いOリング)、(1)を、ネジ切り部からセンサに滑り込ませ、
位置が正しいことを確認してください。センサとアダプタとの間の隙間を密封して、ねじ切りエ
リアへの汚染物の侵入から保護します。
バイナリレベルセンサ LMTx0x LMTx1x LMTx2x
15
2
1
外装と媒体接続部(1)との間のシールにより、さまざまな
挿入深さを相殺できますが、システム圧力は相殺できませ
ん。
1: 背面のシール (O-リング、黒)
2: シーリングコーン/金属上のシーリングPEEK
u必要に応じて、このアプリケーション用に承認されている適切な潤滑ペーストを使用して、ねじ
に薄く塗ります。
uセンサーを対応する媒体接触部にねじ込んで締付けます。
最大締付トルク:20~25 Nm
u取り付け後、タンク/パイプの侵入耐性をチェックします。
5.6.2 LMT1x4、LMT1x5の取付け
センサは2つのシールバージョンによりハイジェニックゼロリークに調整可能です。金属間シール
(図 LMTシール、金属間)を使用して、または追加のPEEKガスケット(図 LMTシール、PEEK)を
挿入することによる、埋込み取付けゼロリーク。
PEEKシールリングはセンサには付属していません。別途ご注文いただけます(E43323)。
PEEKシールリングは、媒体に向かってエンドストップのあるifmアダプタ向けに承認されてい
ます。
外装と圧力接続部(図 LMTシール、金属間の(1))の間のシールがシステム圧力に耐える場
合、埋込み取付けシールエリア用のエンドストップはありません。
uこの場合、PEEKシールリングを使用する必要があります。
金属間シールを使用する埋込取付けハイジェニックゼロリーク(2):
LMTx0x LMTx1x LMTx2x バイナリレベルセンサ
16
2
1
図8: LMTシール、金属間
1: 緑のフラットシール
2: 金属製シーリングコーン
u緑のフラットシール(1)を挿入して位置を確認してください。
u必要に応じて、このアプリケーション用に承認されている適切な潤滑ペーストを使用して、ねじ
に薄く塗ります。
uセンサーを対応する媒体接触部にねじ込んで締付けます。
最大締付トルク:20~25Nm。
u取り付け後タンク/パイプの浸入耐性をチェックします。
PEEKガスケット(3)を使用する埋込取付けハイジェニックゼロリーク
4
1
3
4
3
図9: LMTシール、PEEK。
1: 緑のフラットシール
3: PEEKシールリング、ベージュ(アクセサリE43323)
4: 黒のフラットシール(E43323)
u必要に応じて、緑色のフラットシール(1)(納品時)を黒のフラットシール(4)に交換しま
す。フラットシール(4)は製品E43323に同梱されています。
uPEEKシールリング(3)をセンサ先端のエンドストップ(コーン)が感じられるまでスライドさ
せます。
u必要に応じて、このアプリケーション用に承認されている適切な潤滑ペーストを使用して、ねじ
に薄く塗ります。
uセンサーを対応する媒体接触部にねじ込んで締付けます。
最大締付トルク:20~25Nm。
u取り付け後タンク/パイプの浸入耐性をチェックします。
バイナリレベルセンサ LMTx0x LMTx1x LMTx2x
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5.6.3 音叉型アダプタへのLMT2x2およびLMT3x2の取付け
u既存のアダプタのメーカの取付け手順に従ってください。
u緑のフラットシール(1)(緑のフラットシールの図)を挿入して位置を確認してください。背面
の、センサーとアダプターとの隙間が密封されます。
u適切なオリジナルのOリングと、アダプタのスペースリング(ある場合)を、センサの適切な方向
にスライドし (G 3/4)、アダプタ(G1)の位置を確認します。
uOリングの状態と材料をチェックして、必要に応じて交換します。
u用途に適した認定潤滑ペーストを使用して、センサのねじ切りに薄くグリスを塗ります。
uセンサをアダプタにねじ込み、六角ナット(2)(LMTスパナ面の図) の位置で、センサが溶接ア
ダプタのエンドストップ(3)に接触するまで締付けます。
センサ 面の幅 六角(2)の締付けトルク
LMT2x2 SW 32 75 Nm
LMT3x2 SW36 100 Nm
1
図10: LMT緑のフラットシール
1: 緑のフラットシール
2
3
1
図11: LMTスパナ面
1: 六角AF 27
2: 六角LMT2x2 AF32/LMT3x2 AF36
3: エンドストップ
最大締付けトルクは35 Nmなので、六角(1)(AF 27)は使用しないでください。
u取り付け後タンク/パイプの浸入耐性をチェックします。
LMTx0x LMTx1x LMTx2x バイナリレベルセンサ
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6 接続方法
配線工事は、関連法令・規定に従って必ず法的有資格者が行ってください。
電子機器の取付けは、国内または海外の規格に従ってください。
データシートを参照してSELV・PELV電圧を供給してください。
u取付けおよび配線は、必ず電源を切ってから行ってください。
u配線は下記を参照してください。
海洋用途の場合(デバイスの承認が得られる場合)は、追加のサージ保護が必要です。
通常動作(工場出荷時設定):
L
1 BN
2 WH
4 BK
3 BU
OUT1
OUT2
L+
43
2 1
ティーチ動作:
L
1 BN
2 WH
4 BK
3 BU
IN
OUT2
L+
43
2 1
ピン コアカラー
1: BN
2: WH 白
3: BU
4: BK
OUT1:
• PNP/NPNスイッチング出力
• IO-Link
IN:
• ティーチ信号の入力
OUT2:
• PNP/NPNスイッチング信号
DIN EN 60947-5-2規格による色
工場出荷時設定OUT1およびOUT2:PNPスイッチング信号:
バイナリレベルセンサ LMTx0x LMTx1x LMTx2x
19
工場出荷時設定では、ティーチ動作は無効になっています。
u有効化:Ò PCおよびIO-Linkインターフェース経由のパラメータ設定: [ou1] = [tch]
wティーチモードでは、出力OUT2のみ使用できます。
接続アクセサリはセンサには付属していません。別途ご注文いただけます。
LMTx0x LMTx1x LMTx2x バイナリレベルセンサ
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7 パラメータ設定
適切なセンサを使用すれば、体積や泡を抑制しながら特定の媒体の存在を検出できます。多くの場
合、工場出荷時の設定値で十分です。特殊な要件に関しては、感度その他の機能を用途に合わせて調
整/設定できます。たとえば、水沫や波動運動、空気の泡は、スイッチングディレーを設定することで
抑制できます。
センサを取付ける前でも、また動作中でも、パラメータを設定する事ができます。
動作中にパラメータを変更すると、機能に影響することがあります。
u必ず工場内の設備に誤作動 / 危険な動作がないことを確認してください。
u装置の状態が極端になることに付随する潜在的危険に注意してください。
7.1 IO-Link通信インターフェース
センサはIO-Link通信インターフェースを備え、IO-Link対応モジュールが必要です。
IO-Linkインターフェースを使用すると次のことが可能です。
• プロセスデータと診断データへの直接アクセス
• IO-Linkインターフェース経由での、装置外のセンサのパラメータ設定
• 動作中のIO-Linkマスタからのセンサのパラメータ設定。
センサの設定に必要なIODD、プロセスデータの構造の詳細情報、診断情報、パラメータアドレス、
および必要なIO-Linkハードウェアおよびソフトウェアに関して必要な情報は、www.ifm.com をご覧
ください。
7.2 PCとIO-Linkマスタを使用したパラメータ設定
uPCとソフトウェアを起動し、マスタを接続します。それぞれのセンサ/ソフトウェアのÒ 取扱説
明書をご覧ください。
uセンサをUSB IO-Linkマスタに接続します。(Ò アクセサリ)
uIO-Linkソフトウェアのメニューに従い操作します。
uパラメータを設定します。調整可能なパラメータ(Ò パラメータ)。
u設定したパラメータがセンサに取り込まれたか確認します。必要に応じて、再度センサを読み込
んでください。
uUSB IO-Linkマスタを取外して、センサを動作させてください。
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IFM LMT302 取扱説明書

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