32 HD 64 Channel HDX USB 3.0 Audio Interface

Orion 32 HD 64 Channel HDX USB 3.0 Audio Interface ユーザーマニュアル

  • Antelope Orion 32 HD のユーザーマニュアルの内容を理解しました。このデバイスの機能、使用方法、トラブルシューティングなど、あらゆる質問にお答えします。例えば、アクティベーション方法、サンプルレートの設定、AuraVerbの使い方、接続方法などの質問にご対応できます。
  • Orion 32 HDのアクティベーション方法は?
    サンプルレートはどのように設定しますか?
    AuraVerbとは何ですか?
    トラブルシューティングでまず確認すべきことは?
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1. 製品を安全にご利用いただくために
2. 初めに
3. 主な仕様
4. クイックスタート
5. アクティベーションガイド
6.1 フロントパネル
6.2 リアパネル
7. ソフトウェアコントロールパネル
8. 高度な注意事項
9. 同梱品
10. トラブルシューティング
11. 技術仕様
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1. 安全にご利用いただくために
感電・火災などのリスクを減らすためにご一読下さい。
ねじを外したり、カバーを開けないでください。ユーザー様ご自身で修理できるパーツはご
ざいません。修理や調整が必要な場合はテクニカルサポートまでご連絡ください。
水に濡れる可能性がある場所や、湿度の高い場所にさらさないでください。
万が一、異物や液体が製品に混入した場合は直ちに電源を落とし、コンセントを抜いてくだ
さい。異物や液体が完全に取り除かれるまでは使用を控え、メーカーまでご連絡ください。
火災や致命的な故障の原因となります。
濡れた手で電源ケーブルに触れないでください。
電源ケーブルを抜き差しする場合は、必ず本体の電源スイッチを落とした状態で行ってくだ
さい。
本体の上に物を置かないでください。また本体は、周辺機器の動作に影響を与えそうな狭く
換気の乏しい場所での使用はしないでください。
故障が起きたときはまず電源を落とし、電源ケーブルを抜いてください。自分で直そうとせ
ず、テクニカルサポートまたはディーラーまでご連絡ください。
暖房器具からの熱風が直接あたる場所や、パワーアンプの近くには設置しないでください。
お掃除の際には強い化学薬品は使用せず、電子機器専用のクリーナーをご使用ください。
本体の電源を入れる前に全ての周辺機器を接続してください。
本製品の電源ケーブルはアースが接続されています。アースを取り付けずに本製品を使用し
ないでください。
電源ケーブルは人が踏んでしまうような場所や、他の物が上に乗ることのないように設置、
接続するようにしてください。
本製品の電源を完全に落とす場合は、本体の電源を落としてからコンセントを外し、本体か
ら電源ケーブルを抜いてください。
ヘッドフォンやモニターを通して頻繁に、または長時間大きい音量・音圧に耳を晒してしま
うと聴覚器官の損傷の恐れがありますので、くれぐれもご注意ください。
持ち運び、運送の際には必ず本製品をラックから外してお持ちください。
本製品は下記の温度環境で動作するように設計されています
050 °C、32122 °F
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2. はじめに
この度は Orion32 HD をご購入いただき、誠
にありがとうございます。
Orion32 HD は、Orion シリーズの最新作で
す。HDX ポートまたは USB 3.0介して、
DAW と互換性と Pro Tools HD および
ネイティブインターフェイスは、
Antelope Audio のすべての機能を提供しま
す。 ゼロレイテンシー監視、 192 kHz 対応
I/O ストリーミング64チャンネル、業界を
リードする Antelope のクロッキング、オリ
ジナル AD/DA 変換。 Orion32 HD のアナロ
グ I/O は、8つの DB25 コネクタによって
出力され、MADI、ADAT、S/PDIF 接続を搭
載しています。
Orion32 HD は、Antelope Audio Field
Programmable Gate Array(FPGA)技術を搭
載したVintage FXがあり、伝説的なヴィン
テージギアをまったく新しいレベルでモデリ
ングできます。
Orion32 HD は、これまでの製品と同様、多
彩なオーディオインターフェイスで、トラッ
キング時に驚異64チャンネルのオーディオ
をストリーミングを実現するだけでなく、複
数のモニターミックスを可能にします。 独立
したソフトウェアミキサー、統合されたハー
ドウェアベースの FPGA ビンテージエフェク
ト、これまでの製品より多くの接続オプショ
ンを提供します。
Orion32 HD のクロッキング精度は、
Antelope の代名詞、64ビット AFC
(Aoustically Focused Clocking)ジッタ管理
技術によって実現しますAntelope のク
ロッキングは、安定性と音質の両方の点で優
れ、トランジェントはこれまでにないほどに
輝き、比類のない深みとディテールでステレ
オイメージを実現します。 クロックの常識を
変えた OCX HD や Trinity マスタークロック
のように、完璧です
独自の FPGA は、すべての Antelope Audio イ
ンターフェイスの心と魂であり、Orion 32 HD
に含まれています。 Antelope のハードウェア
ベースの EQ、コンプレッサー、 AuraVerb
は、今までにないライブラリを使用すること
ができます。 Vintage EQ の絶妙なコレクショ
ンには、
LangPEQ1、BAE1073、1084、1023、UK69
などのイギリスとドイツのヴィンテージユ
ニットモデルが含まれています。 ヴィンテー
ジコンプレッサーは、FET76 の実用的なモデ
ルなどがすぐに使用できます。インター
フェースの新規ユーザーと登録ユーザーには
無料でご利用いただけます。
Orion32 HD は、Mac/Windows 対応のデスク
トップアプリケーションによって直感的に操
作可能です。 色分けされたルーティングマト
リクスには、個別のルーティングを可能にす
る別のビューが追加されました。 インター
フェイスは同じネットワーク上の複数のコン
ピュータからもアクセスできます。 自由に移
動可能でサイズ変更可能なコントロールパネ
ルは、コンピュータのモニタスペースを最大
限に活用し、巨大なプロジェクトに取り組ん
だとき、複数の画面に配置するときに最適で
す。
詳しい情報は弊社オンラインサポートにて
Q&A、サポートセンターを設けております。
また、 www.antelopeaudio.com にて製品の登
録ができます。
それでは Orion32 HD で新たな世界を堪能し
てください!
All the best,
The Antelope Team
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3.
ハードウェアベースの Vintage FX : EQ, Compressors, Reverb
独自の Field Programmable Gate Array (FPGA) でヴィンテージ機材を完全再現
64 HDX & USB3
32 I/ODB25 接続に対応
最大 64チャンネル対応の MADI 搭載
最大 16チャンネル対応の ADAT 搭載
2つの S/PDIF 端子
マスタリンググレード・モニターアウトプット (TRS 2ch)
Antelope Audio 独自の AD/DA コンバージョン技術搭載
Antelope Audio の代名詞、64bitAcoustically Focused Clocking Technology搭載
Antelope 独自のオーブンコントロールオシレーターを搭載し、圧倒的な安定度を実現
ワードクロック出力×2、ワードクロック入力×1、アトミック入力×1 搭載
簡単にリコールできる5つのプリセット領域
1Uラックサイズでありながら消費電力わずか20W、発熱量を大幅に減らした省エネ設計
簡単に操作できる Windows/MacOSX 対応のデスクトップアプリケーション
柔軟性の高いルーティング、ミキシング機能
直感的な操作が可能なソフトウェアコントロールパネル
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4.タート
電源ケーブルをリアパネルのコネクタに接続して下さい。
1. お使いのコンピューターと本機を、USB3.0 ケーブルを使い、接続して下さい。
2. Orion32 HD のランチャーをダウンロード、インストールしてください。
http://www.antelopeaudio.com/products/orion32-hd/.
3. ランチャーを起動すると自動的にコントロールパネルをインストールします。
4. コントロールパネルを開き、指示に従ってアクティベーションして下さい。
5. Orion32 HD で使う入出力を接続して下さい。
6. お使いの DAW のデバイスが Orion32 HD に選択されているか確認して下さい。
Orion32 HD に最新のファームウェアがインストールされていることを 確認してください。
ファームウェア情報を確認するには、情報パネルを選択 し、Firmware Update をクリックします。
Orion32 HD 推奨システム
Computer : USB 3.0 対応の Mac/PC
Processor : 最低 Core 2 Duo, Core i3/i5/i7/E5 推奨
Memory : 最低4 GB RAM, 8 GB RAM 以上推奨
OS X : 10.9.3 かそれ以上
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5. クティベーション
Orion32 HD はアクティベーションが完了しない限り使用できません。
本機とお使いのコンピューターを USB3.0 ケーブルで接続して下さい。
1. http://en.antelopeaudio.com/support/download/ へアクセスして下さい。
2. Orion32 HD のランチャーをダウンロードしてください。
3. ランチャーを起動するとソフトウェアコントロールパネルが自動でダウンロードされます。
4. アクティベーション画面が表示されます。既にアカウントをお持ちの方は "Use existing
Antelope ID" をクリックしログイン情報を入力して下さい。
5. アカウントをお持ちではない方は、"user ID" "email" "password' を入力し "Done" を ク
ックして下さい。
6. 登録したメールアドレスに確認用のメールが送信されます。メールを開きのアクティベー
ョンリンクをクリックしてください。もしメールが見当たらない場合は迷惑 メールフォ
ルダを確認して下さい。
7. ランチャーに戻り、記入項目を埋めて "Done" をクリック下さい。
8. 以上でアクティベーションは完了です。
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6.ネル・リアパネル
6.1. トパネル
1. 電源ボタン
起動とスタンバイの切替ができます。
このボタンを長押しすると、システムメニューにアクセスできます。選択できるサブメ
ニューは以下の通りです。
1. Device Info - デバイス情報
2. Brightness - 画面の明るさ調整
3. Scr Save Time - スクリーンセーバーの起動タイム
4. Scr Save Style - スクリーンセーバーのスタイル選択
5. Factory Reset - デバイスを工場出荷状態に戻します。
6. 10M Calibration - Atomic 信号を受信した場合の校正モード
メニューの選択操作は、Frequency ボタン (上下) で行えます。
サブメニューの選択は、Frequency ボタン (下) を長押して下さい。
設定を保存したい場合、Frequency ボタン (下) を長押して下さい。
2. オーブン・ロックライト
点灯時は内蔵のリアパネルに接続されたデジタル信号に同期しています。
※USB、HDX 接続は除く
3. アトミック・ロックライト
リアパネルの 10M 入力から信号を受信しているときに点灯します。オーブンモード時に
アトミック信号を受信するとオーブンライトは消え、アトミック・クロックライトが点
灯します。
4. Frequency ボタン
この2つのボタンでサンプルレートの設定が出来ます。
ディスプレイには選択されたサンプルレートが表示されます。
対応サンプルレート :
32kHz、44.1kHz、48kHz、88.2kHz、96kHz、176.4kHz、192kHz
1 2 3 4 66 77 85
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6. ディスプレイ
この多機能ディスプレイでは、左側にサンプルレート、右側に入力と出力ボリュームを
32チャンネル分上下に表示できます。表示設定はソフトウェアから変更できます。
このディスプレイには保護フィルムが貼ってあり、この状態では表示が若干暗くなるの
で、必要に応じでお剥がし下さい。
7. Antelope ボタン
このボタンを長押しするとコントロールメニューを呼び出すことが出来ます。コント
ロールメニューからは以下の設定の調整が可能です。
1. Clock Source - クロックソース選択
2. Peak Meter - ピークメーター設定
3. Monitor Trim - モニタートリム設定
4. Line Out Trim - ラインアウトトリム設定
5. Line In Trim - ラインイントリム設定
6. SR Conversion - SRコンバーター設定
7. S-MUX In - S-MUX 入力設定
8. S-MUX Out - S-MUX 出力設定
メニューの選択操作は、Frequency ボタン (上下) で行えます。
サブメニューの選択は、Frequency ボタン (下) を押して下さい。
設定を保存したい場合、Frequency ボタン (下) を長押して下さい。
工場出荷状態に復旧する場合 (Factory Reset)
1. 電源ケーブルを抜いて下さい。
2. Frequency ボタンの上下を押しながら電源ケーブルを差し直して下さい。
8. プリセットボタン (1-5)
お気に入りのプリセットを5つ保存でき、呼び出しができます。詳しくは14ペー
ジ、第8項を参照して下さい。
1. プリセットの保存
Control Panel で
Ctrl (Win) / Cmd (Mac) + 任意のプリセットボタンをクリックする
Ctrl + キーボードから 1~5 の任意の数字キーを押す
2. プリセットの呼び出し
プリセットボタンを押すだけです。
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6.2. リアパネル
710 712
711 717
713 714
718 720
715 716 71979
9. 電源ソケット
この IECコネクタは95~245Vに対応しており世界中で電圧を気にせず使えます。
10. ワードクロック入力
ワードクロックの入力BNC端子です。
11. 10M 入力
Antelope 10M、10MX などのアトミック・クロックとの接続に対応するBNC入力端子であ
り、優れたオシレーター精度を発揮させます。デバイスがオープンモードの間にアトミッ
ク・クロックを接続すると、デバイスのフロントパネルのアトミックLEDライトが点灯し、
ア トミックデバイスが基本の同期対象となりサンプル制度を向上させより音質や安定性の
向上 が可能になります。
12. ワードクロック出力
2つのワードクロック出力BNC端子です。
13. S/PDIF 入出力
75 Ω S/PDIF 対応の入出力
14. モニターアウト
自由なアサインが可能なステレオアウト
15. HDX ポート
Orion32 HD と HD system を接続できます。 (ケーブル別売り)
16. ADAT 入出力
2の入力、2つの出力の ADAT 端子 (各端子、最大8ch対応).
17. MADI 入出力
最大64ch入出力に対応の MADI 端子
18. USB3.0 ポート
最大 192kHz まで対応の USB 3.0 接続端子
19. アナログ・ライン出力 (上段)
4つの D-SUB 25 出力端子、各端子8chに出力が可能
20. アナログ・ライン入力 (下段)
4つの D-SUB 25 出力端子、各端子8chに入力が可能
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7.フトウェアコントロールパネル
7.1. ルーティング画面、メイン画面
ユニバーサルパネルは常にコントロールパネル上部に表示され、主な操作が簡単に出来ます。
メイン画面
1. 電源/スタンバイボタン
2. メインソース (メニューから異なるソースを確認できます)
3. クロックソース
このメニューでは、Orion32 HD の同期方法を選択できます。内部同期 (Atomic の有無にかかわ
らず) W.C. (ワードクロック入力) または MADI、ADAT、S / PDIF を使って外部デバイスと同期さ
せ、デジタル信号と同期させることができます。
Atomic Clock が接続されると、クロックソース メニューの 'Oven' を自動で変更します。
Orion32 HD は、MADI および ADAT の 48kHz 以上のサンプルレートをサポートしており、 S-
Mux もサポートしています。
4. サンプルレート選択
クロックソースとサンプルレートを選択すると、それぞれの使用可能なチャンネル数が自動的に
決定されます。
5. ロックライト
Orion32 HD が別のクロックソースに接続されると、パネルがロックされ、クロックソースに
「Pad Lock」と表示され、プリセットを変更することができなくなります。
プリセットは、クロックソース情報とサンプルレートを保存しません。
デバイスがクロックロックを受信している間にプリセットを調整します。
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23 45 26 8 9 10 11
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6. Devices
コンピュータに接続されている Antelope Audio デバイスまたは同じネットワーク上の
Antelope Audio デバイスを切り替えることができます。
7. プリセット
8. 設定
9. デバイス情報
10. モニターコントロールノブ
11. ミュートボタン
12. ʻFromʼ セクション (ルーティング画面)
13. ʻToʼ セクション (ルーティング画面)
14. 信号メーター
15. オルタナティブ・ルーティングマトリックス画面
16. ルーティングの Undo/Redo Save/Load
17. How To (ビデオチュートリアル)
7.2. ミキサー画面
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3 8
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Orion32 HD は4つのソフトウェアローレイテンシーミキサーを備えており、コントロールパネ
ルからの出力にルーティングすることができるゼロレイテンシーミキシングとモニタリングを提
供します。低レイテンシーミキサーは、ソロ、ミュート、パン、ステレオリンク、ボリュームレ
ベル、フェーダー、マスターフェーダーなど、実際のミキサーの基本的な機能を搭載しているの
で、AuraVerb を使用するためにステレオミックスと Aux センドを簡単に作成できます 。
1. ェーダー (ダブルクリックで初期値に戻る)
2. フェーダーレベル表示
3. Solo
4. Mute
5. ステレオリンク
6. Pan (ダブルクリックで初期値に戻る)
7. Send (ダブルクリックで初期値に戻る)
8. マスターミックスフェーダー (ダブルクリックで初期値に戻る)
9. マスターミックスレベル表示
10. マスターミックス Mute
11. Mixer 1‒4 表示/非表示
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AuraVerb は実用性と操作性を兼ね備えたリバーブであり、Orion32 HD により、お使いのパソ
コ ンに一切負担をかけず、ゼロレイテンシーに近いエフェクトモニタリングが可能です。
AuraVerb はさらに、お使いの DAW からハードウェアエフェクトとして使用できるので、ミキ
シングやマスタリングの際にも AuraVerb を使用することが可能です。
デフォルではリバーブはオフの状態です。
Quick Start
Orion32 HD のミキサー上で AuraVerb はプリフェーダーセンドエフェクトとして表示されま
す。リバーブへ信号を送る場合、ミキサーの各チャンネルのセンドコントロールから設定し、
ミキサーのマスターチャンネルへのリターン調整はリバーブアウトプットレベルから行って下
さい。リバーブをモニターしたい場合、 Orion32 HD のルーティング画面から MIX 1[1][2] を
MONITOR [1][2] へクリック・ドラッグすることでミキサー出力をモニターへルーティングでき
ます。リバーブミックスの調整はミキサーチャンネルフェーダーのドライシグナルとリバーブ
アウトプットレベルで調整して下さい。
AuraVerb Parameters
Color
AuraVerb のカラーコントロールはリバーブの全体的なトーンを調整できます。数値が0のとき
は暗い絨毯敷きの部屋の雰囲気、100のときは最も明るく、例えばリードボーカルにジリジリ
と したエフェクトを足すことができます。
PreDelay
Predelay は一般的なリバーブにもある機能で、音源ソースとリバーブ成分との間にディレイを
かけるパラメーターです。
このパラメータは、未処理の信号に対して、後ろに残響信号を配置するために使用されます。
このパラメータの設定範囲は、環境サイズに基づいており、0~32ms の範囲です。
このパラメータはプロジェクトのテンポや、強調したいタイミングに合わせて調整するとミッ
クス内で最もリバーブ感を活かせることが出来ます。
Early Reflection Gain
このパラメーターは初期反射の音を調整できます。レベルが低ければドライサウンドとよく
馴染み、レベルが大きければ、トラックに厚みを増せます。
Late Reflection Delay
AuraVerb は仮想空間における壁や天井から反射される振動を計算します。そしてこのパラ
メー ターはこのような反響のディレイを調整することができ、仮想空間上でのエコーの生成や
空間的な印象を操作できます。
AuraVerb では、音響環境をより細かく設定するために、いくつかのパラメータを微調整する
ことができます。
Richness
Reverb Time
15
Room Size
Reverb Level
AuraVerb には、さまざまなジャンルや楽器に適した24のプリセットが用意されています。
S&L アイコンは、AuraVerb プリセットの保存と読み込みが出来ます。
7.3. エフェクト画面
16個のAFXチャンネルストリップを表示できます。Orion32 HD では、各チャンネルストリッ
プに最大8つのエフェクト(ペアで表示可能)をスタックできます。 EQ とコンプレッサーの
選択は、ハードウェアベースのヴィンテージFXモデリングの伝説的スタジオギアたちを
Antelope Audio ライブラリから選択できます。
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4
7
10
8
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6
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13
5
2
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3
ギア・アイコンをクリックすると、設定パネルが表示されます。
1. モニターアウトトリム
2. ライン出力トリム
3. ライン入力トリム
4. オシレーター 1 & Mute
5. オシレーター レベル
6. オシレーター 2 & Mute
7. Loop Sync In
8. Loop Sync 有効ボタン & Loop Sync 表示 (Green = Master, Red = Slave)
9. Loop Sync Out
10. ライン出力ボリューム
11. USB チャンネル数選択
12. MADI IN/OUT & S-MUX
13. SRC
14. Windows のみ: ASIO設定 バッファサイズ & USB ストリーミングモード
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8.意事項
グランドループハムとノイズ
Orion32 HD はこれらを最小限に抑える設計をしていますが、オーディオ信号を扱うケーブルは
出来る限り短く、シールドを持つバランスケーブルの使用を推奨します。また、電源の接続は
専用電源、またはノイズフィルターを内蔵したコンセントをご利用下さい。電源ケーブルと音
声ケーブ ルを並行に引き回すのもノイズの原因となりますので分けて配線して下さい。
9. 同梱品
本体
ニュアル
保証書
USB 3.0 ケーブル
電源ケーブル
10. トラブルシューティング
起動・サウンド
最新のコントロールネル・ファームウェアに更新済ですか?
未更新の場合は最新版へアップデートして下さい。
ルーティングパネルを通してオーディオ信号の正しいルーティングが出来ていますか?
USB再生時、上の部分を下の部分へドラッグ&ドロップして、USB再生チャンネルをDACチャ
ンネ ルへルーティングして下さい。Orion32 HD のルーティングに関して詳しい情報は
Antelope Audio YouTube ページ上のコンテンツ "Roouting with ease" を参照して下さい。
DAW上のサンプルレートと Orion32 HD のサンプルレートは一致していますか?
Mac をお使いの場合は、オーディオ/MIDI設定画面からサンプルレートが正しく設定されて
いるか確認しDAWのサンプルレートを確認してから Orion32 HD のサンプル レートを確認
して下さい。
Windows の場合 Orion32 HD アイコンを右クリック、プロパティを選択し、詳細設定 から
プレイバックデバイスの設定を確認をして下さい。そして、DAWと Orion32 HD のサンプ
ルレートが正しく設定されているか確認して下さい。.
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信号が正しく入力されない、出力されていないと思った場合
入力ソースから正しく信号が発信されていることが確認できますか?
入力ソースは Orion32 HD に対応するサンプルレートですか?
接続している方法と Orion32 HD のコントロールパネル上で表示されているロックライ ト
が一致しているか確認して下さい。
違うケーブル、または別のソースで試して下さい。
コントロールパネル上のルーティング設定を確認して下さい。シグナルパスは正しくルー
ティングミキサーへ信号をルーティングした場合は該当するフェーダーが上がっ ているこ
とを確認して下さい。
コントロールパネル上の該当するピークメーターをドロップダウンメニューから選択し、
信号が受信されていことを、出力されていることを確認して下さい。
DAW
DAWのバッファサイズを確認して下さい。
128サンプル以下の低い値にバッファサイズを指定している場合、設定値を上げてみて下さい。
DAW上の入出力は正しく設定されていますか?
DAWサウンドカード環境設定で Orion32 HD が選択されていますか?
Orion32 HD が DAW によって認識されい場合、USBケーブルを一旦抜き差ししてPCを再起動し
たあと、ファームウェア、ドライバ、コントロールパネルを再インストールして下さい。
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11. Technical Specifications
Analog Inserts N/A
Analog Inputs 4 × DB25 (32 channels total), +24 dBu max
Analog Outputs 4 × DB25 (32 channels total), +24dBu
1 × Stereo pair of Monitor outs on 1/4" TRS, +24dBu
Digital Inputs 1 × Fiber Optic MADI (up to 64 channels)
2 × ADAT (up to 16 channels)
1 × S/PDIF
Digital Outputs 1 × Fiber Optic MADI (up to 64 channels)
2 × ADAT (up to 16 channels)
1 × S/PDIF
HDX 2 × mini HDX connectors
32 Channels I/O each (total of 64 Channels)
USB USB 3.0, up to 192kHz
64 channels I/O, Type B connector
Word Clock Input 1 × Input @ 75 Ohms 3Vpp on BNC 32 – 192kHz
Word Clock Output 2 × Outputs @ 75 Ohms 3Vpp on BNC 32 – 192kHz
Atomic Clock Input 1 × 10MHz Input @ 75 Ohms 1Vpp on BNC
D/A Monitor Converter Dynamic Range: 129 dB
THD + N: -108 dB
D/A Converter Dynamic Range: 120 dB
THD + N: -107 dB
A/D Converter Dynamic Range: 120 dB
THD + N: -110 dB
Mic Preamp N/A
Clocking system 4th Generation Acoustically Focused Clocking
64-bit DDS
Oven Controlled Crystal Oscillator
Sample Rates 32, 44.1, 48, 88.2, 96, 176.4, 192 (kHz)
Electrical Specs AC Universal input: ~95-245 V
Power Consumption: 30 Watts Max
Physical Specs Dimensions: 483 mm/19” (W) / 44 mm/1.75” (H) /
270 mm/10.63” (D)
Weight: 3.6 kg/ 10 lbs approx.
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