OWNER'S MANUAL 2012

65 SX

ART. NO. 3211712ja

KTM をお買い上げ頂いた皆様に 1

KTM をお買い上げ頂いた皆 様に

このたびは KTM のモーターサイクルをお買い上げ頂き、ありがとうございます。最新のスポーツモーターサイクルを手に入れられ

たお客様に、これをお子様と一緒に十分満喫頂くため、適切なメンテナンスと手入れを行う事をお願いしています。

快適な走行をお楽しみ下さい！

お持ちのモーターサイクルのシリアルナンバーを下記に記して下さい。

変更、または特定モデルの生産を予告無く停止する権利を有するものとします。商品入手の可否、写真･イラスト並びに記載内容と

の差異、印刷ミス並びに誤記に対し、KTM は一切の責任を負いかねます。写真に使用されているモデルには、一部量産製品には無

い特殊装備が施されています。

© 2011 KTM-Sportmotorcycle AG、 Mattighofen オーストリア

無断複写･転載を禁じます。

一部または全部ならびにその種類を問わず、複製･複写には必ず著作者の書面による許可を要します。

ISO 9001（12 100 6061）

国際品質管理規格 ISO 9001 の観点から、KTM では到達しうる最高の生産品質を実現するための品質保証プロセスを

導入しています。

発行: TÜV Management Service

目次 2

目次

各部の名称　右後方 ( 代表写真)........................................... 8

シリアルナンバー...................................................................... 9

シャーシナンバー ................................................................. 9

エンジンナンバー ................................................................. 9

ショックアブソーバータイプナンバー................................. 9

操作各部 .................................................................................. 10

クラッチレバー................................................................... 10

ブレーキレバー................................................................... 10

スロットルグリップ ........................................................... 10

エンジンストップスイッチ................................................. 10

ブレーキペダル................................................................... 12

三角スタンド ...................................................................... 12

運転操作の前に ....................................................................... 13

初めて運転操作を行う際の注意 ......................................... 13

慣らし運転をする ............................................................... 14

運転上の注意事項.................................................................... 15

運転操作の前に必ず行う点検･メンテナンス項目 .............. 15

エンジン始動 ...................................................................... 15

発進..................................................................................... 16

シフト操作とライディング................................................. 16

フロントフォークのコンプレッションダンパーを調節す

る ........................................................................................ 21

フロントフォークのリバウンドダンパーを調節する......... 21

ショックアブソーバーのコンプレッションダンパーを調

節する ................................................................................. 21

ショックアブソーバーのリバウンドダンパーを調節する

............................................................................................ 22

後輪に負荷をかけない状態で寸法を測定する.................... 22

ショックアブソーバーの空車サグを点検する.................... 22

ショックアブソーバーのライディングサグを点検する ..... 23

車両をリフトスタンドでジャッキアップする.................... 26

車両をリフトスタンドから降ろす...................................... 26

フォークレッグの空気を抜く............................................. 26

フォークレッグのダストシールを清掃する ....................... 26

フォークカバーを取り外す x ........................................... 27

フォークカバーを取り付ける x........................................ 27

フォークレッグを取り外す x ........................................... 28

フォークレッグを取り付ける x........................................ 28

ロアートリプルクランプを取り外す x............................. 29

ロアートリプルクランプを取り付ける x ......................... 29

フロントフェンダーを取り外す ......................................... 32

フロントフェンダーを取り付ける...................................... 33

ショックアブソーバーを取り外す x................................. 33

ショックアブソーバーを取り付ける x............................. 33

シートを取り外す ............................................................... 33

シートを取り付ける ........................................................... 34

エアフィルターを取り外す x ........................................... 34

エアフィルターを取り付ける x........................................ 34

エアフィルターとエアフィルターケースを清掃する x.... 35

メインサイレンサーを取り外す ......................................... 35

チェーンの汚れを点検する................................................. 39

チェーンを清掃する ........................................................... 39

チェーンの遊びを点検する................................................. 40

チェーンの遊びを調節する................................................. 40

チェーン、リアスプロケット、フロントスプロケット、

チェーンガイドを点検する................................................. 41

チェーンガイドを調節する x ........................................... 42

フレームを点検する x...................................................... 43

スイングアームを点検する x ........................................... 43

アクセルワイヤーの取回しを点検する............................... 43

ブレーキレバーの遊びを点検する...................................... 46

ブレーキレバーの基本位置を調整する............................... 46

ブレーキディスクを点検する............................................. 46

前輪ブレーキのブレーキフルードのレベルを点検する ..... 47

前輪ブレーキのブレーキフルードを補給する x............... 47

前輪ブレーキのブレーキパッドを点検する ....................... 48

前輪ブレーキのブレーキパッドを取り外す x.................. 49

前輪ブレーキのブレーキパッドを取り付ける x............... 49

前輪ブレーキのブレーキパッドを交換する x.................. 50

ブレーキペダルの遊びを点検する...................................... 50

後輪ブレーキのブレーキパッドを取り付ける x............... 54

後輪ブレーキのブレーキパッドを交換する x.................. 54

前輪を取り外す x ............................................................. 56

目次 3

前輪を取り付ける x.......................................................... 56

後輪を取り外す x ............................................................. 57

後輪を取り付ける x.......................................................... 57

スポークの張りを点検する................................................. 59

冷却システム........................................................................... 60

冷却システム ...................................................................... 60

不凍液とクーラントのレベルを点検する........................... 60

クーラントのレベルを点検する ......................................... 61

保管 ......................................................................................... 69

表示方法 4

重要な注意事項 5

重要な注意事項 6

適切に対応しないと車両または部品に重大な損傷をもたらす危険を示します。

– お子様に初めて運転をさせる前に必ず、このオーナーズマニュアルをお子様と一緒に全頁注意して読んで下さい。車両の操作や

取扱いのために有用なヒントや情報が盛り込まれています。車両をお子様に合った最適な状態に調整し、またお子様を怪我から

載されています。

– オーナーズマニュアルはモーターサイクルの重要な部品の一部です。転売する際は必ず車両と一緒に新しい所有者に引き渡して

各部の名称 7

4 ブレーキキャリパー前方

5 燃料コック ( 頁11)

6 チョーク ( 頁11)

7 シフトレバー ( 頁12)

8 ショックアブソーバーのリバウンドレベル調節

運転操作の前に 14

運転上の注意事項 15

運転上の注意事項 16

れ、クラッチレバーを離しながらスロットルを開きます。

– チョーク機能が作動している場合、エンジンが暖まったらこれを解除して下さい。

– スロットルグリップを全開にして最高速度に達したら、スロットルを ¾ まで戻します。ほとんど減速する事なく燃費を大幅に

抑える事ができます。

– エンジンが消費できる分だけの燃料を供給する事が大切です。急激にスロットルを開くと燃費が悪くなります。

– シフトダウンするには、ブレーキをかけながらスロットルを閉じます。

– クラッチレバーを握り、低いギアに入れ、クラッチレバーをゆっくりと離しながらスロットルを開くか、再度シフトチェンジし

ます。

– しばらくアイドリングや停止状態が続く場合は、エンジンを停止するようお子様に指導して下さい。

規定

– 砂地、雨で濡れた地面やスリップしやすい場所では、主に後輪のブレーキを作動するようにします。

– ブレーキをかけるプロセスはカーブが始まる前に終了しているのが望ましい状況です。その際、速度に合わせてシフトダウンし

運転上の注意事項 17

業を行う際は、部品が冷えるまで待って下さい。

損傷の危険性 停車中の車両が動いたり倒れる恐れがあります。

– 車両は必ず安定した平らな場所にとめて下さい。

火災の危険性 一部の部品は運転中非常に熱くなります。

– ブレーキをかけます。

– ギアをニュートラルに入れます。

– エンジンがアイドリング回転数に達したら、エンジンが止まるまでエンジンストップスイッチ を押し続けます。

– 燃料コックにあるギザギザの付いたスクリューを時計回りに最後まで回し切ります。

– 車両を安定した地面の上に立てます。

かからないよう注意して下さい。こぼれた燃料はすぐに拭き取って下さい。

い。

– エンジンを停止します。

– フィラーキャップを開きます。 ( 頁10)

運転上の注意事項 18

フューエルタンク

3.5 L 無鉛ハイオクガソリン、2 ストロー