6
PRO MIXER DJX750 取扱説明書
1.7 BPM
PRO MIXER DJX750 の BPM オートカウンターは 2 つのトラック間を滑
らかに移行するための非常に役に立つ機能で、これにより、あな
たのセッションが大成功を収めること間違いなしです。この機能
は、送り出すトラックの異なるテンポを BPM (Beats Per Minute) 単位
で 伝 え ま す 。両 方 の BPM カウンターセクションは同じで クロスフ
ェーダーに対応 する 2 つのステレオチャンネルの BPM 値 をそれ
ぞ れ 表 示しま す。DISPLAY の上部にある LED 1 - 4 (29) には、4 つの入
力チャンネルのうちのどれがその時 BPM カウンターに送り出され
た か が 表 示されます。
ASSIGN A キーそして B キ ーによって割り当てられたトラックの テ
ンポは、それぞれ DISPLAY (30) に 表 示され ます。1 つのトラックに 複
数のテンポの切り替えがある際には 絶えず異なる BPM 値が表示
され 混乱してしまいます。このような場合には ビートカウンター
セクションにある SYNC LOCK キー (31) を 使って、1 曲のテンポの値
の範囲を制限することができます。この操作は、カウンターがす
でに実際的な数値を伝えている場合におこないます。同じ操作は
BEAT ASSIST キー (32) を 用 い て 手 動 で お こ な う こ と も 可 能 で す 。こ れ
らのキーを 3 回以上 1 つの曲の拍子の中で実行すると、DISPLAY
に抽出されたテンポが表示されます。BEAT ASSIST キーと SYNC LOCK
キーには、それぞれ LED が 備 わ ってい ま す。
SYNC LOCK キーもしくは BEAT ASSIST キーを用いて 両チャンネルで
送り出されるトラックのテンポを制限したら、チャンネルのテンポ
の違いを、9 個の LED から成る TEMPO DIFFERENCE 表示 (24) で確か
められます。ここでは、右方向へ点灯するか (信号 A のテンポの
方が遅い) もしくは左方向へ点灯するか (信号 B のテンポの方が
遅い) で、テンポの違いの程度が表示されます。中央の LED が点
灯すると、テンポは同じということになります。その下にある TIME
OFFSET LED 表示 (23) では、チャンネルの同期を読み取れます。表示
の中央の LED が点灯すると、トラックが同時に出力されているこ
とになります。この表示が 左方向もしくは右方向に移動する場合
には、チャンネルは同時に出力されていません。TEMPO DIFFERENCE
表 示 そして TIME OFFSET 表示は 両方のチャンネルのテンポが一定
に保たれている、もしくは上記の方法によって固定されている場
合にのみ アクティブになります。
◊
160 BPM
160BPM
SYNC LOCK モードもしくは BEAT ASSIST モードを終了するには 両チャ
ンネルでもう一度 SYNC LOCK キーを押してください。
1.8
DJX750 にはデジタルエフェクトプロセッサが内蔵されているため、
マスター信号、入力チャンネル信号またはマイク信号にエフェク
トをかけることができます。このモジュールには、リバーブ、コーラ
ス 、エ コ ー と い っ た 標 準 的 な エ フ ェ ク ト の 他 に フ ィ ル タ ー 、モ ジ ュ
レーションエフェクトなども含まれています。
• SOURCE コントローラー (33) でエフェクトをかけたい信号を選択
します。
• PROGRAM コントローラー (35) を 廻してエフェクトを 選 択しま
す。PROGRAM ディスプレイ (34) にプログラムナンバーが 表 示さ
れます。
• PROGRAM コントローラーを約 2 秒 間 押 し 続 け る と 、選 択 し た
プリセットが ロ ードされ ま す。
• エフェクトがロードされたら、PROGRAM コントローラー (35) を
廻して、エフェクトのパラメーターを変更することができます。
ディスプ レ イに パラメー ター の 値 が 表 示 さ れ ま す。
◊
Grp No. Eect Type Adjustable Parameter
1 0 Filter Sweep LP Frequency
1 Filter Sweep BP Frequency
2 Filter Sweep HP Frequency
3 “Auto Filter (Envelope)” LP Sensitivity
4 “Auto Filter (Envelope)” BP Sensitivity
5 “Auto Filter (Envelope)” HP Sensitivity
6 LFO Filter LP LFO Rate
7 LFO Filter BP LFO Rate
8 LFO Filter HP LFO Rate
2 0 Bitcrusher — Depth
3 0 Flanger Gate/Pan LFO Rate
1 Flanger “Standard (Full Res)” LFO Rate
2 Flanger “Standard (Half Res)” LFO Rate
3 Flanger Ultra LFO Rate
4 0 Delay 1/1 Delay Time (related to BPM)
1 Delay 3/4 Delay Time (related to BPM)
2 Delay 1/2 Delay Time (related to BPM)
5 0 Echo 1/1 Delay Time (related to BPM)
1 Echo 3/4 Delay Time (related to BPM)
2 Echo 1/2 Delay Time (related to BPM)
6 0 Reverb Big Plate Reverb Time (Decay)
1 Reverb Small Chamber Reverb Time (Decay)
2 Reverb Bright Room Reverb Time (Decay)
3 Reverb Voice Widener Tone
4 Reverb/Delay “Big Plate + Delay” Delay Time (related to BPM)
7 0 Phase Shifter 4 LFO Rate
1 Phase Shifter Fall LFO Rate
2 Phase Shifter Rise LFO Rate
8 0 Panning Panning LFO Rate
1 Panning Tremolo LFO Rate
9 0 Sim/Dyn Ultrabass Frequency
1 Sim/Dyn Ultrafex Frequency
2 Sim/Dyn Voice Changer Distortion