マット出 力 は 内 部 マットに 加 え 、ガ ベージ マットと ホールド アウトマットも含 めて出 力 で きま す。
TALENT 1 2 1 & 2
出演者用出力は、出演者用モニターへ最 終合成を出力します。これにより、出演者はフレーム内の自分の
位置の調整や、合成されたイメージ内で自分の動きを連動させることができます。
MONITOR OUT
モニター出力のコネクターは
MONITOR
OUT
です。このコネクターをモニターや収 録デッキに接続します。
また、カスケード接続でのモニタリングを行う際に、他の
Ultimatte
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にデイジ ー チェーン 接 続 するため に
も 使 用 し ま す 。詳 細 は「
CONFIGURE
設 定 」セ ク シ ョ ン を 参 照 し て く だ さ い 。
MONITOR IN
モニター入 力は、カスケード接 続で のモニタリング を行う際 に、他の
Ultimatte
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にデイジ ー チェーン 接 続
す る た め に 使 用 し ま す 。詳 細 は「
CONFIGURE
設 定 」セ ク シ ョ ン を 参 照 し て く だ さ い 。
Ultimatte
の機能や設定の使用方法について読み進める前に、マットの種類と合成への配置の仕方に目
を向けてみましょう。
イメー ジ の 一 部 を 他 の イメー ジ の上 に合 成 する 際 に 、イメー ジ に付 随 するマットが 必 要 で す。
Ultimatte
では、
メインユ ニットで 生 成したマット、ま たは 外 部 のソースによるマットのいず れも 使 用 で きま す。マットは 、
「 ア ル フ ァ 」や「 キ ー 」と も 呼 ば れ 、グ レ ー ス ケ ー ル の イ メ ー ジ と し て 表 示 さ れ ま す 。マ ッ ト は 、付 随 す る ソ
ース 映 像 の 合 成に使 用される部 分を決 定します。合 成されるソースの イメージ は「フィル」と呼 ば れ ます。
マットの黒の領域は、合成された出力で表示される「フィル」のイメージの領域を意味します。白の領域は、
その後ろにあるイメージを表示し、イメージの一部を切り取り、分離、除去する場合に使用します。グレー
の色の濃さに応じて、該当のフィルのイメージの透明度が変わります。
目的によって、使用するマットは異なります。イメージの一部をフォアグラウンドやバックグラウンドのエ
レメントに分離する際や、イメージの残したい部分を含め、除去したい部分を除外する場合に使用します。
下記に、マットの種類を説明します。
BACKGROUND MATTE
バックグラウンドマットは、バックグラウンドの一部を抜き出し、フォアグラウンドの上に配置します。
例 え ば 、バックグ ラウンドの イメージ に バー チ ャル セットを 使 用してい るとしま す。そ の セット内 に 、高さ
のあるバーチャルの大理石の柱が複数あるとします。バーチャルセットの柱と正確にマッチするバックグ
ラウンドマットを使 用すると、バックグラウンドからそれらの 柱を抜き出してフォアグラウンドの上に 表
示し、出演者は柱の後ろを歩くことができます。これは、バックグラウンドのイメージを使ってフォアグラ
ウンドのエレメントを作成 する優 れた 方 法です。これにより、追 加 のフォアグラウンドに使 用するレイヤー
入 力を予 備 的に残しておくことが できます。バックグラウンドから抜き取るエレメントは、完 全な不 透 明
である必要があります。
出演者用出力にはミラー設定があり、出演者用出力を左右反転させます。同機能を使用す
ることで、出演者は映像上での自分の位置を逆算する必要なく、立ち位置を確認できます。
詳 細 は「
CONFIGURE
設 定 」セ ク シ ョ ン の「 出 演 者 用 ミ ラ ー 」の 項 目 を 参 照 し て く だ さ い 。
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マットとは?