Hach HQd Basic User Manual

タイプ
Basic User Manual
目次
仕様書 74 ページ
総合情報 74 ページ
設置 76 ページ
ユーザー インターフェースとナビゲーショ
78 ページ
スタートアップ 80 ページ
標準操作 81 ページ
データ管理 82 ページ
メンテナンス 84 ページ
トラブルシューティング
85 ページ
仕様書
この仕様は予告なく変更されることがあります。
仕様 詳細
寸法
19.7 x 9.5 cm
重量 335 g (バッテリー含まず)430 g (単三バッテリー 4
含む)
測定器本体 IP67 保護等級、水深 1 m 30 分間耐えられる防水性
バッテリー収納部 水深 0.6 m 15 秒間耐えられる耐水性
電源要件 (内部) 単三アルカリバッテリーまたは充電式ニッケル水素充
バッテリー (NiMH) 4 本、バッテリー駆動時間: 最大
200 時間
電源要件 (外部) Class II、外部電源アダプタ: 入力 100 240 VAC
50/60 Hz、出力 4.5 7.5 VDC (7 VA)
測定器の保護クラス
Class I
保管環境 -20 +60
動作温度 0 +60
運転湿度 90 % (結露なきこと)
5 ピン入力コネクタ IntelliCAL
プローブ用 M12 コネクタ
8 ピン入力コネクタ 8 ピン・コネクタにより、USB および外部 AC 電源との
接続が可能
仕様 詳細
USB/DC アダプタ 周辺機器とホスト
データ・メモリ (内部) 500 件の測定結果
データ・ストレージ 自動: Press to Read (手動読み取り) モードおよび
Interval (一定間隔) モード手動: Continuous Read Mode
(連続読み取り) モード
データのエクスポート PC または USB ストレージ・デバイスへの USB 接続
(ストレージ・デバイスの容量によって制限される)。デ
ータ・ログ全体を転送または値の読み取り時に転送。
接続 内蔵 USB タイプ A (USB フラッシュ・メモリ・デバイ
ス、プリンタ、キーボード) および内蔵 USB タイプ B
(PC )
温度補正 オフ、自動、手動 (パラメータに依存)
測定ディスプレイのロ
ック
Continuous measurement (連続測定)Interval (一定間
)Press to Read (手動読み取り) モード。LDO プロー
ブ用の平均化機能。
キーボード USB/DC アダプタに外付け PC キーボード用コネクタ
より詳しい情報
より詳しい情報は、当社 Web サイトにて入手できます。
総合情報
いかなる場合も、製造元は、例えそのような損害が生じる可能性につい
て報告を受けていたとしても、本マニュアルに含まれるいかなる瑕疵ま
たは脱落から生じる直接的、間接的、特定、付随的または結果的に生じ
る損害に関して責を負いません。製造元は、通知または義務なしに、随
時本マニュアルおよび製品において、その記載を変更する権利を留保し
ます。改訂版は、製造元の Web サイト上にあります。
74
日本語
安全情報
メーカーは、本製品の目的外使用または誤用に起因する直接損害、偶発的損害、
結果的損害を含むあらゆる損害に対して、適用法で認められている範囲で一切責
任を負わないものとします。ユーザーは、適用に伴う危険性を特定したり、装置
が誤作動した場合にプロセスを保護するための適切な機構を設けることに関し
て、全責任を負うものとします。
この機器の開梱、設定または操作を行う前に、このマニュアルをすべて
よく読んでください。危険および注意の注意事項に注意を払ってくださ
い。これを怠ると、使用者が重傷を負う可能性、あるいは機器が損傷を
受ける可能性があります。
本装置に備わっている保護機能が故障していないことを確認します。本
マニュアルで指定されている以外の方法で本装置を使用または設置しな
いでください。
危険情報の使用
回避しないと死亡または重傷につながる潜在的または切迫した危険な状況を示し
ます。
回避しなければ、死亡または重傷につながるおそれのある潜在的または切迫した
危険な状況を示します。
軽傷または中程度のけがをする事故の原因となる可能性のある危険な状況を示し
ます。
回避しなければ、本製品を損傷する可能性のある状況や、特に強調したい情報を
示します。特に注意を要する情報。
使用上の注意ラベル
測定器上に貼付されたラベルや注意書きを全てお読みください。これを
怠ると、人身傷害や装置の損傷につながるおそれがあります。測定器に
記載されたシンボルは、使用上の注意と共にマニュアルを参照してくだ
さい。
このシンボルが測定器に記載されている場合、操作上の指示マニュア
ル、または安全情報を参照してください。
この記号は、しるしの付いた部分の温度が非常に高くなっている可能
性があるため、十分注意する必要があることを示します。
このシンボルが付いている電気機器は、 ヨーロッパ域内または公共の
廃棄処理システムで処分できません。古くなったり耐用年数を経た
機器は、廃棄するためにメーカーに無償返却してください。
製品概要
HQd 携帯型測定器は、デジタル式 IntelliCAL
プローブとともに使用し
て、水のさまざまなパラメータを測定するのに使用します。測定器は、
測定器に接続されているプローブの種類を自動的に認識します。測定デ
ータは、プリンタに転送したり、PC USB ストレージ・デバイスに保
存することができます。
HQd シリーズ測定器には、次の 4 つのモデルがあります。
HQ11d - pH/mV/ORP
HQ14d - 伝導度、塩度、総溶解固形分 (TDS)、抵抗率
HQ30d - すべての IntelliCAL プローブ、1 つのプローブ・コネクタ
HQ40d - すべての IntelliCAL プローブ、2 つのプローブ・コネクタ
すべてのモデルに共通の機能:
プローブおよびパラメータの自動認識
装置によるガイド付き較正手順
プローブ内への較正データの保存
規制準拠および優良試験所規範 (GLP) に則したプローブ固有のメソ
ッド設定
セキュリティ・オプション
日本語
75
USB 接続によるリアルタイム・データ・ロギング
PC/プリンタ/USB ストレージ・デバイス/キーボード用の USB 接続
仮想シリアル・ポート接続による PC ベースのシステムとの双方向通
データのトレーサビリティ用のサンプル ID とオペレータ ID
調整可能な自動シャットオフ
製品コンポーネント
1 2 を参照して、すべてのコンポーネントが入っていることを確
認します。コンポーネントが不足していたり損傷している場合は、直ち
にメーカーまたは販売代理店にお問合せください。
1 測定器コンポーネント (HQ40d モデル)
1 測定器 4 AC-DC 電源アダプタ
2 単三バッテリー (4 ) 5 USB/DC アダプタ
3 AC 電源コード
2 測定器コンポーネント (HQ11dHQ14dHQ30d モデル)
1 測定器 2 単三バッテリー (4 )
設置
複合的な危険。本書のこのセクションに記載されている作業は、必ず
資格のある要員が行う必要があります。
76
日本語
バッテリーの取り付け
爆発の危険。バッテリーを正しく入れないと、爆発性ガスが発生する可能性があ
ります。バッテリーが指定の化学型であり 3 本とも同じ型であることと、正しい
方向に入れられていることを確認してください。新しいバッテリーと古いバッテ
リーを混ぜて使用しないでください。
バッテリー収納部は防水ではありません。バッテリー収納部が濡れた場合、バッ
テリーを取り外して乾かし、収納部内部を完全に乾燥させてください。バッテリ
ーの接触に腐食がないかチェックし、必要に応じて洗浄してください。
ニッケル水素(NiMH)バッテリーを使用する場合、フル充電されたバッテリーが挿
入された場合であっても、バッテリーのアイコンはフル充電を示しません(NiMH
1.2V でアルカリ・バッテリーは 1.5V)。アイコンは完全充電を示しませんが、
2300mAH NiMH バッテリーは再充電が必要になるまで、新しいアルカリ・バ
ッテリーに対して 90%程度の使用可能時間があります。
バッテリーのリークから測定器の損傷が起こることを避けるために、長期に渡っ
て使用を停止する場合はバッテリーを外してください。
測定器は AA アルカリまたは充電可能 NiMH バッテリーから給電するこ
とができます。バッテリーの消耗を抑えることができるように、5 分間
操作を行わないと、測定器の電源が自動的にオフになります。この時間
[Display Options] メニューで変更できます。
バッテリーの取り付けは 3 を参照してください。
1. バッテリーカバーのリリースタブを引いて、カバーを取り外しま
す。
2. 単三アルカリ・バッテリーまたは充電式ニッケル水素充バッテリー
(NiMH) 4 本を取り付けます。バッテリーが正しい向きに入っている
ことを確認してください。
3. バッテリー・カバーを交換します。
3 バッテリーの取り付け
1 バッテリー 2 リリース・タブ 3 バッテリー・カバー
AC 電源への接続
感電死の危険。湿ったまたは湿る可能性がある場所の AC 電源コンセ
ントは必ず地絡遮断回路(GFCI/GFI)回路ブレーカを備えなければなり
ません。この製品の AC-DC 電源アダプタはシールされてなく、湿った
ベンチ上または湿った場所では GFIC 保護なしには使用してはなりま
せん。
日本語
77
測定器は AC 電源アダプタ・キットを使用して AC 電源から給電するこ
とができます。キットには、AC-DC 電源アダプタ、USB/DC アダプタ、
AC 電源コードで構成されています。
1. 測定器をオフにします。
2. AC 電源コードを AC-DC 電源アダプタに差し込みます ( 4)
3. AC-DC 電源アダプタを USB/DC アダプタに接続します。
4. USB/DC アダプタを測定器に接続します。
5. AC 電源コードをコンセントに差し込みます。
6. 測定器をオンにします。
4 AC 電源の接続
1 USB ストレージ・デバイス/プリン
/Qwerty キーボードの接続用
(USB 周辺機器)
4 AC-DC 電源アダプタ
2 PC 接続用 (USB ホスト) 5 AC 電源コード
3 USB/DC アダプタ
ユーザー インターフェースとナビゲーション
ユーザー・インターフェース
5 キーパッドの説明
1 オン/オフ: 測定器のオン/オフを切
り替えます
6 /下キー: メニューのスクロール、
数値および文字の入力、読み取り値
画面の変更
2 オペレータ ID: データと担当者を関
連付けます
7 /右キー: 読み取り、選択、確定、
データの保存
3 バックライト: ディスプレイ画面を
照らします
8 データ・ログ: 保存データの呼び出
しまたは転送
4 サンプル ID: データとサンプル収集
場所を関連付けます
9 測定器オプション: 設定の変更、検
査標準測定の実行、測定器情報の表
5 /左キー: 較正、キャンセル、現在
のメニューの終了
ディスプレイの説明
測定画面
測定器のディスプレイには、濃度、単位、温度、較正ステータス、オペ
レータ ID、サンプル ID、日付と時刻が表示されます ( 6)
78
日本語
6 シングル画面表示
1 較正ステータス・インジケータ 9 Time (時間)
2 メインの測定値と単位 10 日付
3 IntelliCAL プローブの種類とポー
ト・インジケータ
11 Read (OKSelect)
4 バッテリーの状態 12 ディスプレイ・サイズ・アイコン
5 電源 13 Calibrate (CancelExit)
6 サンプル温度 ( または °F) 14 サンプル ID およびオペレータ ID
7 2 次測定単位 15 安定性または表示ロック インジケ
ータ
8 3 次単位 (一部のプローブ用)
デュアル画面モード (HQ40d モデルのみ)
HQ40d 測定器に 2 つのプローブを接続した場合、ディスプレイに両方の
プローブからの読み取り値を同時に表示することも、1 つのプローブの
読み取り値のみを表示することもできます ( 7)
:
プローブを較正する場合は、画面モードをシングル画面モードに変更します。
画面モードをシングル画面またはデュアル画面に変更するには、 /
キーを使用します。デュアル画面モードの場合、 キーを押すと左側の
プローブが選択され、 を押すと右側のプローブが選択されます。
7 デュアル画面表示
1 左側のポートに接続されているプ
ローブ
3 左側のプローブの測定情報
2 右側のポートに接続されているプ
ローブ
4 右側のプローブの測定情報
ナビゲーション
測定器には、各種オプションを変更するためのメニューがあります。
/ キーを使用してさまざまなオプションをハイライト表示します。
/ キーを押して、オプションを選択します。オプションを変更するに
2 つの方法があります。
1. リストからオプションを選択します: (上方)および (下方)キ
ーを使用してオプションを選択します。チェック ボックスが現れた
ら、複数のオプションの選択が可能です。[Select] の下にある /
キーを押します。
:
チェック・ボックスをオフにするには、
[Deselect]
の下にある
/
左キーを
押します。
2. 矢印キーを使用してオプション値を入力します:
(上方)および (下方)キーを押して、値を入力または変更しま
す。
3. / キーを押して、次のスペースに進みます。
4. [OK] の下にある /右キーを押して、値を確定します。
日本語
79
スタートアップ
測定器のオンとオフ
キーを押して、測定器をオンまたはオフにしてください。測定器がオ
ンにならない場合は、バッテリーが正しく入っていること、または AC
電源アダプタがコンセントに正しく接続されていることを確認してくだ
さい。
言語の変更
言語の表示は測定器を始めて電源オンした時に選択されます。言語は、
[Meter Options] メニューから変更することもできます。
[Security Options] で、言語メニューへのアクセスを制限することができ
ます。
より詳しい情報は、当社 Web サイトにて入手できます。
1.
キーを押して [Language] を選択します。
2. リストから言語を選択します。
:
測定器の電源をオンにする際に、電源キーを押し続けることで、言語を変
更することもできます。
日付と時刻の変更
日付と時間は日付/時刻メニューで変更可能です。
1. キーを押して、[Date & Time] を選択します。
2. 時間と日付情報を更新します。
オプション 説明
[Format (
)]
次のいずれかの日付と時刻の形式を選択します。 /
ーを使用して、形式オプションから選択します。
dd-mm-yyyy 24 時間
dd-mm-yyyy 12 時間
mm/dd/yyyy 24 時間
mm/dd/yyyy 12 時間
dd-mmm-yyyy 24h
dd-mmm-yyyy 12h
yyyy-mm-dd 24 時間
yyyy-mm-dd 12 時間
日付 / キーを使用して現在の日付を入力します。
時間 / キーを使用して現在の時刻を入力します。
現在の日付と時刻はディスプレイに表示されます。
日付と時刻の設定が完了したらプローブを接続して、測定器で測定を行
えるようにします。
プローブの接続
1. ディスプレイに現在の日時が表示されていることを確認します。
:
プローブのタイムスタンプは、プローブを初めて測定器に接続したときに
設定されます。タイムスタンプにより、プローブの履歴を記録したり、測定実
施時間を記録することができます。
2. プローブを測定器に差し込みます ( 8)
3. ロック・ナットを押しながら回して固定します。
80
日本語
8 プローブの接続
1 プローブ接続ポート
(HQ40d のみ)
2 USB/DC アダプタ
ート
3 プローブ接続ポート
標準操作
較正について
各プローブは、異なる種類の較正溶液を使用します。プローブを頻繁に
較正して、最高の精度を維持してください。
:
詳細な手順については、各プローブに付属のドキュメントを参照してください。
較正アイコン は、次のことを示します。
較正タイマーが満了
LDO センサ・キャップの交換要
較正が範囲外
較正結果が許容基準設定値外
サンプル測定について
各プローブでは、サンプル測定を行う際の特定の準備手順が定められて
います。詳細な手順については、プローブに付属の取扱説明書を参照し
てください。
検査標準測定について
検査標準測定を実行することで、既知の値の溶液を測定して装置の精度
を確認できます。測定器は、検査標準測定に合格したかどうかを示しま
す。検査標準測定に合格しなかった場合、プローブが較正されるまで較
正アイコン が表示され続けます。
指定した許容基準とともに、検査標準測定の実施を求める通知が指定し
た間隔で自動的に表示されるように測定器を設定できます。通知、検査
標準測定値、許容基準は変更することができます。詳細な手順について
は、プローブに付属のドキュメントを参照してください。
試料 ID の使用
サンプル ID タグは、測定値と特定のサンプリング場所を関連付けるのに
使用します。サンプル ID タグを割り当てた場合、保存データにはサンプ
ID が含まれます。
1.
キーを押します。
2. サンプル ID を選択、作成または削除します。
オプション 説明
現在の ID リストから ID を選択します。異なる ID が選択される
まで、現在の ID がサンプル・データに関連付けられま
す。
新しい試料 ID の作
新規試料 ID に名前を入力します。
試料 ID の削除 既存のサンプル ID を削除します。
日本語
81
オペレーター ID の使用
オペレータ ID タグは、測定値と個々のオペレータを関連付けるのに使用
します。すべての保存データには、オペレータ ID が含まれます。
1. キーを押します。
2. 以下のように、オペレータ ID を選択、作成、または削除します。
オプション 説明
現在の ID リストから ID を選択します。異なる ID が選択
されるまで、現在の ID がサンプルデータに関連
付けられます。
新しいオペレータ ID
作成
新しいオペレータ ID に名前を入力してください
(最大 10 個の名前を入力可能です)
Delete Operator ID (
ペレータ ID の削除)
既存のオペレータ ID を削除してください。
データ管理
保存データについて
次の種類のデータがデータ・ログに保存されます。
サンプル測定値: Press to Read (手動読み取り) モードおよび Interval
(一定間隔) モードでは、サンプルを測定するたびに自動的に保存され
ます。Continuous measurement (連続測定) モードの場合、データは
[Store] を選択した場合のみ保存されます。
較正: 較正終了時に [Store] を選択した場合のみ保存されます。較正デ
ータは、IntelliCAL (R) プローブ内にも保存されます。
検査標準測定: 検査標準物質を測定するたびに自動的に保存されます
(Press to Read (手動読み取り) モードまたは Interval (一定間隔) モー
ドの場合)
データ・ログがいっぱい (500 データ・ポイント) になった場合は、新し
いデータ・ポイントが追加されたときに最も古いデータ・ポイントが削
除されます。データ・ログ全体を削除して、すでにプリンタまたは PC
に送信したデータを削除することができます (
キー > [Delete Data
Log])。ユーザーによってデータ・ログが削除されないようにするには、
[Security Options] メニューを使用します。
保存データの表示
データ・ログには、サンプル・データ、較正データ、検査標準測定デー
タが含まれています。データログの最新のデータポイントには、Data
Point 001 というタグが付けられています。
1.
キーを押します。
2. [View Data Log] を選択して、保存データを表示します。最新のデー
ポイントが表示されます。画面上部に、データがサンプルの読み
取り値、較正値、または検査標準測定値であるかが示されます。
キーを押して、次に新しいデータ・ポイントを表示します。
オプション 説明
Reading Log Reading Log - サンプルの測定値と時刻、日付、オペレー
ター、サンプル ID が表示されます。関連付けられている
較正データを表示するには、[Details] を選択します。
Calibration
Log
Calibration Log - 較正データが表示されます。較正に関す
る詳細情報を表示するには、[Details] を選択します。
Check
Standard Log
Check Standard Log - 検査標準測定データが表示されま
す。測定に関連付けた較正データを表示するには、
[Details] を選択します。
82
日本語
保存されているプローブ・データの表示
プローブが測定器に接続されていることを確認します。2 つのプローブ
が接続されている場合は、選択するように求められたときに適切なプロ
ーブを選択します。
1. プローブに保存されている較正データを表示するには、 キーを押
して、[View Probe Data] を選択します。プローブの最新の較正デー
タと較正履歴が表示されます。
オプション 説明
View Current
Calibration
最新の較正情報には、最新の較正の詳細な較正データが表
示されます。プローブがユーザーによって較正されてい
ない場合は、出荷時の較正データが表示されます。
View Calibration
History
較正履歴には、プローブが較正された日時が表示されま
す。較正データの概要を表示するには、日時を選択しま
す。
保存データの印刷
USB 接続を行うには、測定器を AC 電源に接続する必要があります。測
定器の電源をオンにする前に、AC 電源に接続したことを確認してくださ
い。
データはすべてプリンタに送信できます。互換性のあるプリンタとは、
72 列以上のデータ列をサポートしていて、最大 500 の連続データストリ
ーム・イベント (1 3 行のテキスト行) を印刷可能で、コード・ページ
437 とコード・ページ 850 を完全にサポートしているプリンタです。
1. 測定器をオフにします。測定が AC 電源に接続されていることを確
認します。AC 電源への接続 77 ページを参照してください。
2. USB タイプ A ケーブルを使用して、プリンタを測定器に接続します。
9 を参照してください。
3. 測定器をオンにします。
4.
キーを押します。
5. [Send Data Log] を選択します。ディスプレイに [Transfer Complete]
と表示されるまで待ち、プリンタが印刷を完了するまで待ちます。プ
リンタの接続を外します。
9 プリンタへの接続
1 測定器 7 USB ケーブル
2 AC-DC 電源アダプタ 8 USB/DC アダプタ
3 AC 電源コード 9 プローブ接続用ポート
4 コンセント 10 USB/DC アダプタ用ポート
5 プリンタ用電源アダプタ (オプショ
)
11 プローブ接続用ポート
6 プリンタ、FCC Part 15B, Class B
準拠
日本語
83
レポート・オプションの変更
サンプル・データの印刷レポートには、1 3 行の情報が含まれます。
より詳しい情報は、当社 Web サイトにて入手できます。
1. キーを押します。[Report Options] を選択します。
2. [Report Type] を選択して、いずれかのオプションを選択します。
オプション 説明
Basic report 1 行のデータ。
Advanced report 2 行のデータ。最初の行には、[Basic report] と同じ情報
が表示されます。
Total report 3 行のデータ。最初の 2 行には、[Advanced report] と同
じ情報が表示されます。
USB ストレージ・デバイスへのデータの送信
大量のデータ・ポイントの転送には、時間がかかることがあります。転送が完了
するまで USB ストレージ・デバイスとの接続を解除しないでください。
データは、USB ストレージ・デバイスに転送して保存したり、コンピュ
ーターに転送することができます。
1. 測定器をオフにします。測定が AC 電源に接続されていることを確
認します。
2. 測定器の電源をオンにする前に、測定器に USB ストレージ・デバイ
スを差し込みます。
3. 測定器をオンにします。
4. キーを押します。
5. [Send Data Log] を選択します。ディスプレイに [Transfer Complete]
と表示され、USB ストレージ・デバイスのライトが点滅しなくなる
まで待ちます。USB デバイスを取り外します。
:
データ転送が遅い場合は、次回使用するときのために
USB
ストレージ・デ
バイスを
FAT (
ファイルアロケーションテーブル
)
形式で再フォーマットし
てください。
コンピューターへのデータの送信
HQ40d PC Application がインストールされている場合、HQd シリーズ測
定器からコンピューターにデータを直接転送することができます。デー
タ収集中にリアル・タイムでデータを送信することも、データ・ログ全
体を転送することもできます。
ソフトウェアの最新バージョンのダウンロードについては、当社 Web
イトの該当製品のページを参照してください。
1. HQ40d PC Application をコンピューターにインストールします。
2. 測定器をオフにします。測定が AC 電源に接続されていることを確
認します。
3. USB タイプ B ケーブルを使用して、PC を測定器に接続します。
4. 測定器をオンにします。
5. コンピューターで HQ40d PC Application を開きます。メニュー・バ
ーにある緑色の三角形をクリックして、接続を開始します。
6. リアルタイムでデータを収集するか、データログからデータを転
送します。
リアルタイム - データ・ポイントが測定器に保存されると、同時
に結果が PC Application に送信されます。
より詳しい情報は、当社 Web サイトにて入手できます。
データログ - キーを押して、[Send Data Log] を選択します。
ディスプレイに [Transfer Complete] と表示されるまで待ちます。
データは、カンマ区切り値 (.csv) のファイルとして送信されます。
データが HQ40d PC Application ウィンドウに表示されます。
メンテナンス
複合的な危険。本書のこのセクションに記載されている作業は、必ず
資格のある要員が行う必要があります。
84
日本語
測定器の洗浄
測定器はメンテナンス不要に設計され、通常の動作のためには定期的な
洗浄は不要です。測定器の外表面は必要に応じて洗浄することができま
す。
1. 湿らせた布で測定器の表面を拭きます。
2. コネクタの清掃または水分を取り除くには、綿棒を使用します。
バッテリーの交換
爆発の危険。バッテリーを正しく入れないと、爆発性ガスが発生する可能性があ
ります。バッテリーが指定の化学型であり 3 本とも同じ型であることと、正しい
方向に入れられていることを確認してください。新しいバッテリーと古いバッテ
リーを混ぜて使用しないでください。
バッテリーの交換は 10 を参照してください。保護等級 IP67 を維持
するために、カバーがしっかりと閉じられていることを確認してくださ
い。
1. バッテリーカバーのリリースタブを引いて、カバーを取り外しま
す。
2. バッテリーを外します。
3. 単三アルカリバッテリーまたは充電式ニッケル水素充バッテリー
(NiMH) 4 本を取り付けます。バッテリーが正しい向きに入っている
ことを確認してください。
4. バッテリー カバーを交換します。
10 バッテリーの交換
1 バッテリー 2 リリース・タブ 3 バッテリー・カバー
トラブルシューティング
一般的な問題のメッセージまたは現象、起こり得る原因および修復アク
ションは次の表を参照してください。
日本語
85
エラー/警告 説明 対処方法
Connect a Probe
プローブが接続され
ていないか、正しく接
続されていません
プローブコネクタのロック・ナッ
トを締めてください。
プローブを取り外してから、再度差
し込んでください。
ソフトウェアが最新
バージョンではあり
ません。
ソフトウェアの最新バージョンの
ダウンロードについては、当社
Web サイトの該当製品のページを
参照してください。
プローブに問題があ
ります
別の IntelliCAL プローブを接続し
て、プローブまたは測定器のどちら
に問題があるか確認してください。
Probe Not
Supported
プローブが接続され
ていないか、正しく接
続されていません
プローブコネクタのロック・ナッ
トを締めてください。
プローブを取り外してから、再度差
し込んでください。
ソフトウェアが最新
バージョンではあり
ません。
ソフトウェアの最新バージョンの
ダウンロードについては、当社
Web サイトの該当製品のページを
参照してください。
プローブに問題があ
ります
別の IntelliCAL プローブを測定器
に接続して、プローブまたは測定器
のどちらに問題があるか確認して
ください。
HQd 測定器が
IntelliCAL プローブ
をサポートしていま
せん。
技術サポートにお問い合わせくだ
さい。
Bootloader
X.X.XX.XX error
ソフトウェアが最新
バージョンではあり
ません。
ソフトウェアの最新バージョンの
ダウンロードについては、当社
Web サイトの該当製品のページを
参照してください。
エラー/警告 説明 対処方法
残り 0 日に関する
メッセージ (LDO
LBOD のみ)
LDO または LBOD
センサ・キャップを
365 日間使用しまし
LDO または LBOD センサ・キャッ
プと iButton
®
を交換してくださ
い。
LDO センサ・キャッ
プの残り寿命が 0
です。
LDO センサ・キャップを交換して
ください。較正を行うことはでき
ます。ただし、較正に合格した場合
でも、測定画面に較正アイコンと疑
問符が表示されます。
測定器の日付と時刻
が正しくありません。
1. 測定器からプローブを取り外
します。
2. 測定器のバッテリーを外しま
す。
3. 測定器のバッテリーを正しい
向きに入れます。バッテリー
の向きを示すマークに従って
ください。
4. 測定器を正しい日付と時刻に
設定します。
5. プローブを接続して、メッセー
ジが表示されないことを確認
します。
ソフトウェアが最新
バージョンではあり
ません。
ソフトウェアの最新バージョンの
ダウンロードについては、当社
Web サイトの該当製品のページを
参照してください。
Meter not
configured
ソフトウェアエラー 測定器が正しく起動した場合は、
ータログとメソッド・ファイルを
バックアップします。
ソフトウェアの最新バージョンの
ダウンロードについては、当社
Web サイトの該当製品のページを
参照してください。
86
日本語
エラー/警告 説明 対処方法
測定器の電源がオ
ンにならないか、
続的に電源がオン
になる
バッテリーが正しく
入っていない
バッテリーの向きを示すマークど
おりにバッテリーが入っているこ
とを確認して、もう一度テストして
ください。
バッテリーの端子を清掃して、新品
のバッテリーを入れてください。
AC 電源アダプタを接続して、もう
一度テストしてください。
ソフトウェアが最新
バージョンではあり
ません。
ソフトウェアの最新バージョンの
ダウンロードについては、当社
Web サイトの該当製品のページを
参照してください。
測定器が損傷してい
技術サポートにお問い合わせくだ
さい。
Full Access
Options 画面にア
クセスできない
正しいパスワードを
入力しませんでした
技術サポートにお問い合わせくだ
さい。
Full Access
Options 画面また
Operator
Access Options
画面にアクセスで
きない
ソフトウェアが最新
バージョンではあり
ません。
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ダウンロードについては、当社
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日本語
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Hach HQd Basic User Manual

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