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2.3 その他の安全上の注意
作業者に関する安全
▶ クランプあるいはその他の適切な方法により、作業材料を固定して安定した位置に保持してください。
作業材料を手あるいは身体で保持することは不安定で、コントロールを失う危険があります。
▶ 本体の加工や改造は絶対に行わないでください。
▶ 耳栓を着用してください。騒音により、聴覚に悪影響が出る恐れがあります。
▶ 本体に集じん装置を取り付けないで作業をする場合、作業される方は防じんマスクを着用しなければな
りません。
▶ 休憩を取って緊張をほぐし、指を動かして血行を良くするように心がけてください。
▶ 作業材料を固定します。作業材料の固定にはクランプあるいは万力を使用してください。この方が手で
おさえるよりも確実であり、本体を両手で自由に操作することができます。
▶ 本体は、体の弱い人が指示を受けずに使用するには向いていません。
▶ 本体は子供の手が届かないところに保管してください。
▶ 先端工具は使用することで熱くなり、またソーブレードのカッティングエッジは鋭いので、先端工具の
交換時には保護手袋を着用してください。
▶ 本製品の電源は必ず作業場で入れてください。
▶ 本体は必ずハンドガードを取り付けて使用してください。
▶ 本体を保管および搬送する際は、スイッチインターロックを作動させてください。
▶ 不意に始動しないようにしてください。コントロールスイッチに指を掛けた状態で本体を持ち運ばない
でください。本体を使用しない時(仕事の休憩中、手入れや保守を行う時、先端工具の交換時、搬送中)
は、バッテリーを本体から取り外してください。
▶ 各国の労働安全衛生法に従ってください。
▶ 含鉛塗料、特定の種類の木材、コンクリート/石材、石英を含む岩石、鉱物および金属などの母材から
生じた粉じんは、健康を害する恐れがあります。作業者や近くにいる人が粉じんに触れたり吸い込んだ
りすると、アレルギー反応や呼吸器疾患を起こす可能性があります。カシやブナ材などの特定の粉じん
は、特に木材処理用の添加剤(クロム塩酸、木材保護剤)が使用されている場合、発ガン性があるとさ
れています。アスベストが含まれる母材は、必ず専門家が取り扱うようにしてください。できるだけ集
じん装置を使用してください。集じん効率を高めるには、適切な可動集じん装置を使用してください。
必要に応じてそれぞれの粉じんに適した防塵マスクを着用してください。作業場の換気に十分配慮して
ください。処理する母材について、各国で効力を持つ規定を遵守してください。
電気に関する安全注意事項
▶ 作業を開始する前に、作業場に埋設された電線、ガス管や水道管がないかを金属探知機などで調査して
ください。例えば、作業中に誤って先端工具が電線に触れると、本体の金属部分とケーブルが通電する
可能性があります。この場合、感電による重大な事故が発生する危険があります。
レシプロソー特有の安全上の注意
▶ 作業時には必ず本体を身体から離すようにしてください。
▶
決してソーブレードの前に手を差し出したり、触れたりしないでください。
▶ 未知の母材には決して切断を行わないでください。切断ラインの上面と下面から障害物を取り除いてく
ださい。ソーブレードが切断面に当たった時に、本体に対して反力が作用することがあります。
▶ 特にパイプ直径が大きい場合にパイプカットアダプター(アクセサリー)を使用するときは、適切な押
し付け力と適度な切断速度で作業してください。これにより、本体の過熱を防止することができます。
▶ 警告事項! パイプ類を切断する場合は(解体および据付け工事など)、パイプ内に水滴が残っていない
ことを前もって確認してください。必要に応じてパイプを空にしてください。パイプを切断する場合に
は、本体をパイプより上の位置に保持してください。本体は耐水仕様ではありません。水滴が本体にか
かると短絡の原因となることがあります。
▶ 本体は規定の切断能力範囲内で、適切なブレード(レシプロソーに対応した正しい寸法で 1/2" コネク
ションエンドの付いたソーブレード)を取り付けて使用してください。
バッテリーの慎重な取扱いおよび使用
▶ LiIon バッテリーの搬送、保管、作動については特別規定を守ってください。
▶ バッテリーは高温と火気を避けて保管してください。爆発の恐れがあります。
▶ 湿気が入らないようにしてください。湿気が浸入すると短絡を引き起こしたり、火傷や火災が発生する
可能性があります。
▶ バッテリーを分解したり、挟んだり、80 °C(176°F)以上に加熱したり、燃やしたりしないでください。
これを守らないと、火事、爆発、腐食の危険があります。
▶ 損傷したバッテリー(例えば亀裂や破損箇所があったり、電気接点が曲がっていたり、押し戻されてい
たり、引き抜かれているバッテリー)は、充電することも、そのまま使用を続けることもできません。
▶ バッテリーを他の電気器具の電源用に使用しないでください。