Dell EMC ホスト バス アダプター ユーザーズ ガ
イド
HBA345
規制モデル： UCSF-1050, UCSA-1051
5 月 2021 年
Rev. A03
メモ、注意、警告
メモ: 製品を使いやすくするための重要な情報を説明しています。
注意: ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その危険を回避するための方法を説明しています。
警告: 物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示しています。
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会社の商標です。その他の商標は、それぞれの所有者の商標である場合があります。
章 1: 概要........................................................................................................................................ 4
Dell HBA345 アダプター..................................................................................................................................................... 4
Dell HBA345 前面カード..................................................................................................................................................... 4
Dell HBA カードの仕様........................................................................................................................................................5
対応オペレーティング システム......................................................................................................................................6
サポートされる PowerEdge システム............................................................................................................................. 6
章 2: 機能........................................................................................................................................7
章 3: Dell HBA カードの導入............................................................................................................. 8
HBA345 アダプターの取り外し........................................................................................................................................8
HBA345 アダプター カードの取り付け.......................................................................................................................... 9
HBA345 前面カードの取り外し...................................................................................................................................... 10
HBA345 前面カードの取り付け....................................................................................................................................... 11
章 4: ドライバーのインストール....................................................................................................... 12
デバイス ドライバー メディアの作成........................................................................................................................... 12
Dell サポート Web サイトからのドライバーのダウンロード.............................................................................12
Dell Systems Service and Diagnostic Tools メディアからのドライバーのダウンロード................................ 12
Windows ドライバーのインストール.............................................................................................................................13
Windows Server 2016/2019 以降のインストール中におけるドライバーのインストール............................ 13
Windows Server 2016/2019 以降のインストール後にドライバーをインストール.........................................13
既存の Windows Server 2016/2019 以降用 Dell HBA コントローラー ドライバーのアップデート.............14
Linux ドライバーのインストール....................................................................................................................................14
KMOD サポートを含む RPM ドライバー パッケージのインストールまたはアップデート........................14
KMP サポートを含む RPM ドライバパッケージのインストールまたはアップデート................................15
章 5: Human Interface Infrastructure（HII）構成ユーティリティー.....................................................16
HII 構成ユーティリティーの起動....................................................................................................................................16
HII 構成ユーティリティーの終了....................................................................................................................................16
Dell HBA345 設定ユーティリティーへの移動...............................................................................................................17
コントローラー管理.....................................................................................................................................................17
章 6: ファームウェアのアップデート.................................................................................................19
章 7: 困ったときは......................................................................................................................... 20
デルへのお問い合わせ..................................................................................................................................................... 20
エクスプレス サービス コードとサービス タグの位置............................................................................................ 20
関連マニュアル...................................................................................................................................................................21
マニュアルのフィードバック..........................................................................................................................................21
目次
目次 3
概要
Dell EMC ホスト バス アダプター（HBA）カード ファミリーは、Dell HBA345 アダプターと Dell HBA345 前面カードで構成されてい
ます。
トピック：
• Dell HBA345 アダプター
• Dell HBA345 前面カード
• Dell HBA カードの仕様
• 対応オペレーティング システム
• サポートされる PowerEdge システム
Dell HBA345 アダプター
Dell HBA345 アダプターは、エッジ コネクターを介してホストへの PCIe 接続と、RAID 機能のない物理ディスク ドライブ インター
フェイスを提供するホスト バス アダプター（HBA）です。内蔵ストレージのロープロファイルとフル ハイト フォーム ファクター
で使用できます。これは Dell シリアル接続 SCSI（SAS）コントローラー ソリューション ファミリーの一部です。
図 1. HBA345 アダプター機能
1.
ヒート シンク 2. セカンダリ SAS 出力ポート B
3. プライマリ SAS 出力ポート A 4. カード エッジ コネクター
Dell HBA345 前面カード
Dell HBA345 前面カードは、前面バックプレーンに直接マウントされるホスト バス アダプター（HBA）で、スリムライン コネクタ
ー ケーブルを使用したホストへの PCIe 接続および RAID 機能のない内蔵ストレージの物理ディスク ドライブ インターフェイスを
提供します。HBA345 前面カードは、Dell シリアル接続 SCSI（SAS）コントローラー ソリューション ファミリーの一部です。
1
4 概要
図 2. HBA345 前面カードの機能
1. PCIe 入力コネクター 2. ヒート シンク
3. セカンダリ SAS 出力コネクター ポート B 4. プライマリ SAS 出力カード エッジ コネクター ポート A
5. 電源 エッジ コネクター
Dell HBA カードの仕様
次の表は、アダプターと前面フォーム ファクターの両方に該当する、Dell HBA カードの仕様について説明しています。
表 1. Dell HBA345 カードの仕様
特長 Dell HBA345
プロセッサー Symbios Logic SAS3416 Fusion-MPT I/O コントローラー チップ
ドライブ タイプ SAS、SATA
RAID 非対応 有
起動サポート 有
キューの深さ 7680
概要 5
対応オペレーティング システム
HBA345 カード用の特定サーバーでサポートされているオペレーティング システムのリストについては、「Dell EMC エンタープラ
イズ オペレーティング システム サポート」を参照してください。
メモ: サポートされるオペレーティング システムの最新リストとドライバーのインストール手順については、www.dell.com/
operatingsystemmanuals でオペレーティング システムのマニュアルを参照してください。特定のオペレーティング システム
のサービス パック要件については、www.dell.com/manuals で「ドライバーおよびダウンロード」のセクションを参照してくだ
さい。
サポートされる PowerEdge システム
次の PowerEdge システムは Dell HBA コントローラーをサポートしています。
● PowerEdge C6525
● PowerEdge R7525
● PowerEdge R6525
● PowerEdge C6520
6 概要
機能
Dell HBA345 カードは次の機能をサポートしており、アダプターと前面フォーム ファクターの両方に該当します。
LED アクティビティ
Dell HBA345 コントローラーには、ステータス LED が搭載されています。
表 2. LED の動作
LED の状態 LED ステータス
オフ 次のいずれかの状態を示します。
● 電源オフ
● すべてのリンクが切断されています
● ケーブルが接続されていません
緑色 ドライブが接続され、機能しています
緑色の点滅 設置操作を実行するとアクティブになります
橙色 障害の予測
2
機能 7
Dell HBA カードの導入
注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許可されている範囲に限
り、またはオンラインサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示によってのみ、トラブルシューティングと簡単
な修理を行うようにしてください。Dell の許可を受けていない保守による損傷は、保証の対象となりません。システムに付属
のマニュアルの「安全にお使いいただくために」をお読みになり、指示に従ってください。
本セクションには、Dell HBA345 アダプターと前面カードの取り付けおよび取り外しにおける高レベルの一連の手順が記載されて
います。
● Dell HBA345 アダプター取り外し
● Dell HBA345 アダプター取り付け
● Dell HBA345 前面カードの取り外し
● Dell HBA345 前面カードの取り付け
トピック：
• HBA345 アダプターの取り外し
• HBA345 アダプター カードの取り付け
• HBA345 前面カードの取り外し
• HBA345 前面カードの取り付け
HBA345 アダプターの取り外し
注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許可されている範囲に限
り、またはオンラインサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示によってのみ、トラブルシューティングと簡単
な修理を行うようにしてください。Dell の許可を受けていない保守による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属して
いるマニュアルの「安全にお使いいただくために」をお読みになり、指示に従ってください。
1. システムと周辺機器の電源を切り、システムをコンセントから外し、周辺機器をシステムから外します。
メモ: システム内部のコンポーネントの取り外しや取り付けを行う際には、静電マットと静電ストラップを常に使用するこ
とをお勧めします。
2. システムを開きます。
3. システム ボード上の拡張ライザーの HBA カードの位置を確認します。
注意: カードの損傷を避けるため、カードは両端部分だけを持つようにしてください。
4. ライザーをシステム ボードから外して持ち上げます。HBA カードを取り外します。
5. カードに接続されている SAS ケーブルを外します。
a. SAS ケーブル コネクターの金属製タブを押し下げます。
b. コネクターから SAS ケーブルを引き出します。
6. ストレージ コントローラーを交換してから、SAS ケーブルを再接続し、ライザーに挿入します。カードの取り付けの詳細につ
いては、「HBA345 アダプターの取り付け」を参照してください。
7. ライザーをシステム ボードに取り付けなおし、ライザーを締めます。
8. システムを閉じます。
9. システムおよびシステムに接続されているすべての周辺機器をコンセントに接続し、電源を入れます。
3
8 Dell HBA カードの導入
図 3. HBA345 アダプターの取り外しおよび取り付け
1. ヒート シンク 2. プライマリー SAS 出力ポート B
3. プライマリ SAS 出力ポート A 4. システム ボード上のカード エッジ コネクター
5. HBA345 アダプター コネクター
HBA345 アダプター カードの取り付け
注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許可されている範囲に限
り、またはオンラインサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示によってのみ、トラブルシューティングと簡単
な修理を行うようにしてください。Dell の許可を受けていない保守による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属して
いるマニュアルの「安全にお使いいただくために」をお読みになり、指示に従ってください。
1. システムおよび接続されているすべての周辺機器の電源を切り、システムをコンセントから外します。
メモ: システム内部のコンポーネントの取り外しや取り付けを行う際には、静電マットと静電ストラップを常に使用するこ
とをお勧めします。
2. システムを開きます。
3. SAS データ ケーブル コネクターをカードに接続します。
メモ: ケーブルは、必ずケーブルのコネクター ラベルの表記に従って接続してください。向きが逆の場合、ケーブルは正し
く動作しません。
4. カードの端のコネクターをシステム ボードのコネクターに合わせます。
注意: カードの損傷を避けるため、カードは両端部分だけを持つようにしてください。
5. カードが完全に装着されるまで、カードの端を押し下げます。
6. SAS データ ケーブルをシャーシ内側のチャネルに沿ってバックプレーンに配線します。
7. SAS A とラベル表示されたコネクターをバックプレーンのコネクター SAS A に、SAS B とラベル表示されたコネクターをバッ
クプレーンのコネクター SAS B に接続します。
8. システムを閉じます。
9. システムおよびシステムに接続されているすべての周辺機器をコンセントに接続し、電源を入れます。
Dell HBA カードの導入 9
HBA345 前面カードの取り外し
注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許可されている範囲に限
り、またはオンラインサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示によってのみ、トラブルシューティングと簡単
な修理を行うようにしてください。Dell の許可を受けていない保守による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属して
いるマニュアルの「安全にお使いいただくために」をお読みになり、指示に従ってください。
1. システムと周辺機器の電源を切り、システムをコンセントから外し、周辺機器をシステムから外します。
メモ: システム内部のコンポーネントでの作業中は、静電マットと静電ストラップを常に使用することをお勧めします。
2. システムを開きます。
3. システムの前面にあるコントローラー キャリアの HBA カードの位置を確認します。
注意: カードの損傷を避けるため、カードは両端部分だけを持つようにしてください。
4. コントローラー キャリアのファスナーのネジを外し、バックプレーンからキャリアを引き出し、バックプレーンからコントロ
ーラーを取り外します。
メモ: H345 前面コントローラーが逆方向に設定されたシステムの場合は、最初にバックプレーンからすべてのドライブを
アンインストールしてから、バックプレーンをコントローラーと一緒にアンインストールする必要があります。コントロ
ーラーをアンインストールするための十分なスペースがありません。
5. カードに接続されている SAS ケーブルを外します。
a. SAS ケーブル コネクターの金属製タブを押し下げます。
b. コネクターから SAS ケーブルを引き出します。
6. コントローラー キャリアから HBA コントローラーを取り外します。
メモ: 交換用ストレージ コントローラーが前面コントローラーの場合は、コントローラーをキャリアに再度挿入し、適切な
ネジで固定します。
7. 交換用ストレージ コントローラーを取り、バックプレーンに再接続する前に SAS ケーブルを再接続します。
H345 の前面コントローラーで逆方向に設定されたシステムの場合は、バックプレーンをシステムに再取り付けする前に、バッ
クプレーンに HBA コントローラーを取り付け直します。カードの取り付けの詳細については、「HBA345 前面カードの取り付
け」を参照してください。
8. システムを閉じます。
9. システムおよびシステムに接続されているすべての周辺機器をコンセントに接続し、電源を入れます。
10 Dell HBA カードの導入
図 4. HBA345 前面カードの取り外しと取り付け
1. PCIe 入力コネクター 2. ヒート シンク
3. セカンダリ SAS 出力コネクター ポート B 4. プライマリ SAS 出力カード エッジ コネクター ポート A
5. 電源 エッジ コネクター
HBA345 前面カードの取り付け
注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許可されている範囲に限
り、またはオンラインサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示によってのみ、トラブルシューティングと簡単
な修理を行うようにしてください。Dell の許可を受けていない保守による損傷は、保証の対象となりません。製品に付属して
いるマニュアルの「安全にお使いいただくために」をお読みになり、指示に従ってください。
1. システムおよび接続されているすべての周辺機器の電源を切り、システムをコンセントから外します。
メモ: システム内部のコンポーネントの取り外しや取り付けを行う際には、静電マットと静電ストラップを常に使用するこ
とをお勧めします。
2. システムを開きます。
3. SAS データ ケーブル コネクターをカードに接続します。
メモ: ケーブルは、必ずケーブルのコネクター ラベルの表記に従って接続してください。向きが逆の場合、ケーブルは正し
く動作しません。
4. カードの端のコネクターをシステム ボードのコネクターに合わせます。
注意: カードの損傷を避けるため、カードは両端部分だけを持つようにしてください。
5. カードがコネクターに完全に装着されるまで、カード エッジを押し下げます。
6. システムを閉じます。
7. システムおよびシステムに接続されているすべての周辺機器をコンセントに接続し、電源を入れます。
Dell HBA カードの導入 11
ドライバーのインストール
Dell HBA カードが、サポートしているオペレーティング システムで動作するにはソフトウェア ドライバーが必要です。
本章には、Dell HBA コントローラー用のドライバーをインストールする手順が含まれます。
メモ: VMware ESXi の Dell HBA コントローラーのドライバーは Dell サポート サイトからダウンロードされた VMware ESXi ISO
イメージの中にパッケージ化されています。詳細については、Dell.com/virtualizationsolutions にある VMware マニュアルを参照
してください。
本章では、ドライバーをインストールする次の 2 つの方法について説明します。
● ［オペレーティング システムのインストール中のドライバーのインストール］：オペレーティング システムを新規にインストー
ルする際にドライバーも一緒にインストールする場合は、この方法を使用します。
● ［既存のドライバーのアップデート］：オペレーティング システムと Dell HBA コントローラーが既にインストール済みで、最新
のドライバーにアップデートする場合は、この方法を使用します。
メモ: インストール後に、既存のオペレーティング システム ドライバーをアップデートすることをお勧めします。ネイティブ
ドライバー サポートは Windows 2016 で使用できます。
トピック：
• デバイス ドライバー メディアの作成
• Windows ドライバーのインストール
• Linux ドライバーのインストール
デバイス ドライバー メディアの作成
次のいずれかの方法を使用して、デバイス ドライバー メディアを作成します。
1. Windows ドライバーのインストール 、p. 13.
2. Linux ドライバーのインストール 、p. 14.
Dell サポート Web サイトからのドライバーのダウンロード
Dell サポート Web サイトからドライバーをダウンロードするには、次の手順を実行します。
1. https://www.dell.com/support にアクセスします。
2. ［サービスタグで選択して開始］にお使いのシステムのサービス タグを入力するか、［すべての Dell 製品のリストから選択する］
を選択します。
3. ドロップダウンリストから、［システムタイプ］、［オペレーティング システム］、および ［カテゴリ］ を選択します。
ユーザーの選択した項目に該当するドライバーが表示されます。
4. 必要なドライバーを USB ドライブ、CD、または DVD にダウンロードします。
5. オペレーティング システムのインストール中に ［Load Driver］（ドライバーをロードする）オプションで作成したメディアを使
用して、大容量ストレージのドライバーをロードします。オペレーティング システムの再インストールの詳細については、本
ガイドのお使いのオペレーティング システムに関連するセクションを参照してください。
Dell Systems Service and Diagnostic Tools メディアからのドライバー
のダウンロード
『Dell Systems Service and Diagnostic Tools』メディアからドライバーをダウンロードするには、次の手順を実行します。
1. システムに『Dell Systems Service and Diagnostics Tools』メディアを挿入します。
［Dell Service and Diagnostic Utilities へようこそ］画面が表示されます。
2. お使いのシステムモデルおよびオペレーティング システムを選択します。
4
12 ドライバーのインストール
3. ［続行］ をクリックします。
4. 表示されるドライバーのリストから、必要なドライバーを選択します。
5. 自己解凍型 zip ファイルを選択し、［Run］（実行）をクリックします。
6. ドライバーをハード ドライブ、CD、DVD、または USB ドライブにコピーします。
7. 必要なすべてのドライバーに対して、手順 1～6 を繰り返します。
Windows ドライバーのインストール
Dell HBA コントローラー用の Windows ドライバーをインストールする前に、デバイス ドライバー メディアを作成する必要があり
ます。
● オペレーティング システムのマニュアルセットに含まれている Microsoft の『Getting Started』（はじめに）をお読みください。
● お使いのシステムに、最新の BIOS、ファームウェア、ドライバーのアップデートがインストールされていることを確認してく
ださい。必要に応じて、https://www.dell.com/support から最新の BIOS、ファームウェア、ドライバーのアップデートをダウン
ロードします。
● 次のいずれかの方法でデバイス ドライバー メディアを作成します。
○ USB ドライブ
○ CD
○ DVD
Windows Server 2016/2019 以降のインストール中におけるドライバー
のインストール
ドライバーをインストールするには、次の手順を実行します。
1. Windows Server 2016/2019 以降のメディアを使用してシステムを起動します。
2. ［Windows Server 2016/2019 以降をどこにインストールしますか］というウィンドウが表示されるまで画面上の指示に従い、次
に［ドライバーをロードする］を選択します。
3. システムがメディアを挿入するためのプロンプトを表示します。インストール メディアを挿入し、適切な場所を参照します。
4. リストから［コントローラー HBA］を選択します。
5. ［次へ］ をクリックし、インストールを続行します。
Windows Server 2016/2019 以降のインストール後にドライバーをイン
ストール
Windows がインストール済みのシステムで Dell HBA コントローラー用のドライバーを設定するには、次の手順を実行します。
1. システムの電源を切ります。
2. 新しい Dell HBA コントローラーをシステムに取り付けます。
システムへの Dell HBA コントローラーの取り付けとケーブル接続の手順については、トピック Dell HBA カードの導入 、p. 8 を
参照してください。
3. システムをオンにします。
［新しいハードウェアの検出ウィザード］ 画面が表示され、検出されたハードウェアデバイスを表示します。
4. ［［次へ］］をクリックします。
5. ［デバイス ドライバーの特定］ 画面で、［デバイスに最適なドライバを検索する］を選択し、［次へ］をクリックします。
6. ［ドライバー ファイルの特定］画面を参照し、ドライバーを選択します。
7. ［［次へ］］をクリックします。
適切なデバイス ドライバーがウィザードによって検出され、インストールされます。
8. ［完了］ をクリックしてインストール作業を終了します。
9. 指示メッセージが表示されたらシステムを再起動します。
ドライバーのインストール 13
既存の Windows Server 2016/2019 以降用 Dell HBA コントローラー ド
ライバーのアップデート
メモ: ドライバーをアップデートする前に、システム上のアプリケーションをすべて閉じます。
1. ドライバーが含まれているメディアを挿入します。
2. ［スタート ］ > ［設定 ］ > ［コントロール パネル］ > ［システム］ の順にクリックします。
［システムのプロパティ］ ウィンドウが表示されます。
メモ: ［システム］ へのパスはオペレーティング システムのファミリーにより異なる場合があります。
3. ［Hardware］（ハードウェア）タブをクリックします。
4. ［デバイス マネージャー］をクリックします。
［デバイス マネージャー］画面が表示されます。
メモ: ［デバイス マネージャー］へのパスはオペレーティング システムのファミリーにより異なる場合があります。
5. エントリをダブルクリックするか、［SCSI と RAID コントローラー］の横にあるプラス記号をクリックして［SCSI と RAID コン
トローラー］を展開します。
メモ: Windows Server 2016 または Windows Server 2019 では、Dell HBA コントローラーは［ストレージ コントローラー］の
下にリスト表示されます。
6. ドライバーをアップデートするコントローラーをダブルクリックします。
7. ［ドライバー］ タブをクリックして、［ドライバーの更新］ をクリックします。
デバイス ドライバーをアップデートするウィザード画面が表示されます。
8. ［リストまたは特定の場所からインストールする］ を選択します。
9. ［次へ］をクリックします。
10. ウィザードの手順に従って、ドライバー ファイルのある場所に移動します。
11. ドライバー メディアから INF ファイルを選択します。
12.［次へ］ をクリックし、ウィザードでインストール手順を続行します。
13.［完了］ をクリックしてウィザードを終了し、システムを再起動して変更を有効にします。
メモ: デルでは、Windows Server 2016/2019 以降のオペレーティング システムを実行しているシステム上のドライバーをア
ップデートするための Dell Update パッケージ（DUP）を提供しています。DUP は実行可能なアプリケーションで、特定の
デバイスのドライバーをアップデートします。DUP はコマンド ライン インターフェイスとサイレント実行をサポートし
ています。詳細については、「https://www.dell.com/support」を参照してください。
Linux ドライバーのインストール
ドライバー アップデート ディスク（DUD）のイメージは、インストールのためのネイティブ（インボックス）ドライバーが不十
分なこれらのオペレーティング システムのリリースでのみ作成されます。対応する DUD イメージを使用してオペレーティング
システムをインストールしている場合は、「KMOD サポートでの RPM ドライバー パッケージのインストールまたはアップデート」
を参照してください。それ以外の場合は、ネイティブのデバイス ドライバーーを使用して続行し、「KMP Support を使用した RPM
ドライバー パッケージのインストールまたはアップデート」をスキップします。
KMOD サポートを含む RPM ドライバー パッケージのインストールまた
はアップデート
メモ: この手順は Red Hat Enterprise Linux 8.0、7.6 と 6.5 SP2 に該当します。
KMOD サポートを含む RPM パッケージをインストールするには、次の手順を実行します。
1. gzip された tarball ドライバー リリース パッケージを展開します。
2. 次のコマンドを使用してドライバー パッケージをインストールします。kmod-mpt3sas-<バージョン >.rpm。
メモ: 既存のパッケージをアップグレードする場合は、rpm -Uvh <package name> を使用します。
14 ドライバーのインストール
3. 旧デバイス ドライバーが使用中である場合、アップデートしたドライバーを有効にするにはシステムを再起動する必要があり
ます。
4. 次のシステムコマンド：modinfo mpt3sas で、ドライバがロードされたことを確認します。
KMP サポートを含む RPM ドライバパッケージのインストールまたはア
ップデート
メモ: この手順は SUSE Enterprise Linux 15 SP1、SLES11、および SLES 11 SP3 にも適用されます。
KMP サポートを含む RPM パッケージをインストールするには、次の手順を実行します。
1. Gzip された tarball ドライバー リリース パッケージを展開します。
2. コマンド：rpm –ihv lsi-mpt3sas-kmp-default-<version>.rpm を使用してドライバ パッケージをインストールしま
す。
メモ: 既存のパッケージをアップデートする場合は、rpm -Uvh <package name> を使用します。
3. 旧デバイス ドライバーが使用中である場合、アップデートしたドライバーを有効にするにはシステムを再起動する必要があり
ます。
4. 次のシステムコマンド：lsi-mpt3sas で、ドライバがロードされたことを確認します。
カーネルのアップグレード
新しいカーネルにアップグレードする場合は、DKMS 対応のドライバー パッケージを再インストールする必要があります。新しい
カーネルのドライバーをアップデートまたはインストールするには、次の手順を実行します。
1. ［ターミナル］ウィンドウで、次のコマンドをタイプします。dkms build -m <module_name> – v <module version>
– k <kernel version> dkms install -m <module_name> – v <module version> – k <kernel version>。
2. 新しいカーネルにドライバーが正しくインストールされているかどうかをチェックするには、dkms status と入力します。
次のようなメッセージが表示されます：<driver name>, <driver version>, <new kernel version>:
installed。
3. 旧デバイス ドライバーが使用中である場合、アップデートしたドライバーを有効にするにはシステムを再起動する必要があり
ます。
ドライバーのインストール 15
Human Interface Infrastructure（HII）構成ユー
ティリティー
HII 構成ユーティリティーーは、デバイス構成の表示および設定の標準化された方法です。HII 構成ユーティリティーーは、PCle SSD
デバイスに次のようなプレ オペレーティング システム機能および管理を提供します。
● 物理デバイスプロパティの表示。
● 物理デバイス動作の実行。
● デバッグ情報の取得。
トピック：
• HII 構成ユーティリティーの起動
• HII 構成ユーティリティーの終了
• Dell HBA345 設定ユーティリティーへの移動
HII 構成ユーティリティーの起動
HII 構成ユーティリティーを起動するには、次の手順を実行します。
1. ［System Setup］を表示するには、システムの電源を入れ、F2 を押して、［System Setup Main Menu］をクリックします。
System Setup Main Menu 画面の詳細は次のとおりです。
表 3. システム セットアップ メニュー
オプション 説明
システム BIOS BIOS の設定を行う。
iDRAC 設定 iDRAC の設定を行う。iDRAC 設定ユーティリティーは、UEFI
（Unified Extensible Firmware Interface）を使用することで
iDRAC パラメーターをセットアップして設定するためのイン
ターフェイスです。iDRAC 設定ユーティリティーを使用する
ことで、さまざまな iDRAC パラメーターを有効または無効に
することができます。このユーティリティーの詳細について
は、『iDRAC ユーザーズ ガイド』を参照してください。https://
www.dell.com/poweredgemanuals
デバイス設定 ストレージ コントローラーとネットワーク カードなどのデ
バイスのデバイス設定を設定できます。
2. ［デバイス設定］をクリックします。
コントローラーの管理メニューにアクセスするには、矢印キーまたはマウスを使用します。
メモ: これらのオプションの詳細は、ブラウザー画面の右上隅にある［ヘルプ］をクリックしてください。
HII 構成ユーティリティーの終了
HII 構成ユーティリティーを終了するには、HII 構成ユーティリティーの［システム セットアップ メニュー］の右上隅にある ［Exit］
（終了）ボタンをクリックします。
メモ: HII 設定ユーティリティーの任意のページで［終了］をクリックすると、［システム セットアップ］メイン メニューに戻
ります。
5
16 Human Interface Infrastructure（HII）構成ユーティリティー
メモ: HII 構成ユーティリティーの任意のページで ［Esc］ を押すと、前のページに戻ります。
Dell HBA345 設定ユーティリティーへの移動
1. HII 設定ユーティリティーの起動「HII 構成ユーティリティーの起動 、p. 16」を参照してください。
［デバイス設定］画面に NIC ポートのリストと Dell HBA 345 設定ユーティリティーが表示されます。
2. Dell HBA345 のフロント設定ユーティリティーにアクセスするには、［Dell HBA345 のフロント設定ユーティリティー］をクリッ
クします。
次の構成オプションのリストが表示されます。
● コントローラー プロパティ
● トポロジーの更新
● デバイスプロパティ
コントローラー管理
コントローラー管理ではコントローラー プロパティを設定、管理、表示できます。
コントローラー プロパティの表示
［コントローラー プロパティを表示］画面で、コントローラーのプロパティを表示できます。
［セットアップ ユーティリティー メイン メニュー］で、［デバイス設定］ > ［ Dell HBA345 設定ユーティリティー ］ > ［コントロ
ーラー管理］ > ［コントローラー プロパティの表示］の順にクリックします。
この表では、［コントローラー プロパティを表示］画面の詳細を説明します。
表 4. コントローラー プロパティのオプションを表示
オプション 説明
コントローラー名 コントローラー名
チップ名 コントローラー チップ名
チップ リビジョン コントローラー チップ リビジョン
PCI Bus: Dev:Func PCI Bus：デバイス：コントローラー機能のフォーマット
PCI スロット コントローラーの PCI スロット番号
PCI Ven: Dev コントローラーの PCI ベンダー ID とデバイス ID
PCI SSVen: SSDev コントローラーの PCI サブ ベンダー ID とサブ デバイス ID
SAS アドレス コントローラーの SAS アドレス
パッケージバージョン コントローラーのパッケージ バージョン
SAS および SATA デバイスの数* サポートされている SAS および SATA デバイスの数
エンクロージャの数* コントローラー エンクロージャの数
メモ: *このオプションは、トポロジーを更新した後でのみ表示されます。
トポロジーの更新
トポロジーの更新では、デバイスを再検出することができます。また、コントローラーに接続されているデバイスの変更を検出す
るためにも役立ちます。
1. ［セットアップ ユーティリティー メインメニュー］で、［デバイス設定］ > ［ Dell HBA345 設定ユーティリティー］ > ［ コント
ローラー管理］ > ［トポロジーの更新］の順にクリックします。
2. ［Ok］をクリックして、トポロジーを更新します。
Human Interface Infrastructure（HII）構成ユーティリティー 17
［トポロジー更新プロセスが正常に完了しました］と画面に表示されます。
3. ［Ok］ をクリックして続行します。
デバイスプロパティ
デバイスのプロパティでは、デバイスのプロパティを表示することができます。
1. ［デバイス プロパティ］画面を表示するには、システムの電源を入れ、F2 を押して、［システム セットアップ メイン メニュー
> デバイスの設定 > Dell HBA345 前面設定ユーティリティー > デバイスのプロパティ > エンクロージャ（ベイ ID = 1、エンクロ
ージャ レベル = 1）］をクリックします。
表 5. エンクロージャ: ベイ ID = 1 プロパティ
オプション 説明
エンクロージャ論理 ID エンクロージャの論理 ID
エンクロージャ レベル エンクロージャのレベル
ベイ ID エンクロージャのベイ ID
ベンダー名 エンクロージャのベンダー名
製品名 エンクロージャの製品名
製品リビジョン エンクロージャの製品リビジョン
スロット数 エンクロージャがサポートしているスロットの数
2. <Slot 0> SAS-HDD-SEAGATE ST600MM0069 をクリックして、エンクロージャ：エンクロージャ レベル = 1 プロパティを表示
します。
表 6. エンクロージャ：エンクロージャ レベル = 1 プロパティ
オプション 説明
デバイスタイプ 物理ディスクのタイプ。
プロトコル ドライブ プロトコル。
スロット番号 エンクロージャのドライブ スロット番号。
ベンダー名 ドライブのベンダー名。
製品名 ドライブの製品名。
リビジョン名 ドライブのリビジョン バージョン。
シリアル番号 物理ディスクのシリアル。
容量 ドライブの容量。
セクター サイズ 選択した物理ディスクのセクター サイズ。
マルチパス デバイス ドライブのマルチパス サポートの有無。
SAS アドレス 物理ディスクの SAS アドレス。
ネゴシエートされた論理リンク レート デバイスのネゴシエートされた論理リンク レート。
ネゴシエートされた物理リンク レート デバイスのネゴシエートされた物理リンク レート。
最大ドライブ レート 可能な最大ドライブ レート。
書き込みキャッシュ 書き込みキャッシュを有効または無効にすることができま
す。
LED の位置 LED の位置をオンまたはオフにすることができます。
レガシー OpROM 起動デバイス Yes（はい）または No（いいえ）を選択できます。
3. ［Apply Changes］をクリックして、選択した変更を送信します。
確認画面が表示されます。［Ok］ をクリックして続行します。
18 Human Interface Infrastructure（HII）構成ユーティリティー
ファームウェアのアップデート
次の手順を実行して、DUP をダウンロードして実行し、ファームウェアをアップデートします。
1. https://www.dell.com/support にアクセスします。
2. お使いのシステムのサービス タグを入力し、［送信］ をクリックします。
Product Support（製品サポート）ページが表示されます。
3. ［ドライバおよびダウンロード］ をクリックします。
4. オペレーティングシステム、カテゴリ、およびアップデートの重要度を選択します。
適用可能なアップデートのリストが表示されます。
5. ［ダウンロード］ をクリックします。
6. ダウンロードが完了したら、ファイル名をダブルクリックして DUP を実行します。
メモ: ［ファイル タイトル］列から別のファイル形式をダウンロードすることもできます。それには、DUP のファイル形
式を選択してクリックします。複数のファイル タイプをダウンロードする場合は、一度に 1 つずつダウンロードします。
メモ: Dell Repository Manager を使用すると、1 つの DUP や DUP のグループをダウンロードできます。詳細については、
www.dell.com/openmanagemanuals > Repository Manager ユーザーズ ガイドを参照してください。
7. DUP のウィンドウに表示されるアップデート情報を読みます。
8. DUP インベントリレポートで、コンポーネントのパッケージバージョンとインストール済みバージョンをチェックします。
9. ［インストール］ をクリックして DUP をインストールします。
メモ: 異なるオペレーティング システムをサポートするシステムでのファームウェアのアップデートの詳細は、https://
www.dell.com/openmanagemanuals を参照してください。
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ファームウェアのアップデート 19
困ったときは
デルに問い合わせてデル製品のサポート受けたり、製品マニュアルに関するフィードバックを送信したりできます。
トピック：
• デルへのお問い合わせ
• エクスプレス サービス コードとサービス タグの位置
• 関連マニュアル
• マニュアルのフィードバック
デルへのお問い合わせ
デルでは、オンラインまたは電話によるサポートとサービスのオプションを提供しています。お使いのコンピュータがインターネ
ットに接続されていない場合は、購入時の納品書、出荷伝票、請求書、またはデルの製品カタログでデルの連絡先をご確認くださ
い。利用できるサービスは国や製品により異なる場合があります。また、地域によっては一部のサービスがご利用できない場合も
あります。デルのセールス、テクニカル サポート、またはカスタマー サービスへは、次の手順でお問い合わせいただけます。
1. www.dell.com/support/home にアクセスします。
2. お住まいの国を、ページ右下隅のドロップダウンメニューから選択します。
3. カスタマイズされたサポートを利用するには、次の手順に従います。
a. ［Enter a Service Tag, Serial Number, Service Request, Model, or Keyword］フィールドに、システムのサービス タグを入力しま
す。
b. ［送信］ をクリックします。
さまざまなサポートのカテゴリをリストアップしているサポートページが表示されます。
4. 一般的なサポートを利用するには、次の手順に従います。
a. 製品カテゴリを選択します。
b. 製品セグメントを選択します。
c. お使いの製品を選択します。
さまざまなサポートのカテゴリをリストアップしているサポートページが表示されます。
5. Dell グローバル テクニカル サポートへのお問い合わせ先詳細：
a. グローバル テクニカル サポートをクリックします。
b. ［Contact Technical Support（テクニカル サポートに連絡）］ページには、Dell グローバル テクニカル サポートチームへの電
話、チャット、または電子メール送信のための詳細が記載されています。
エクスプレス サービス コードとサービス タグの位置
固有のエクスプレス サービス コードとサービス タグは、システムを識別するために使用されます。
情報タグは、システムの前面および背面にあります。これには、サービス タグ、エクスプレス サービス コード、製造日、NIC、
MAC アドレス、QRL ラベルなどのシステム情報が含まれています。iDRAC にデフォルトのセキュアなアクセスが選択されている
場合、情報タグには iDRAC のデフォルトのセキュア パスワードも含まれます。iDRAC Quick Sync 2 を選択した場合、情報タグには
OpenManage Mobile（OMM）ラベルも含まれており、管理者は PowerEdge サーバの設定、監視、およびトラブルシューティング
を行うことができます。
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