Dell Cloud Solution Resources 取扱説明書

  • こんにちは!Dell Wyse Management Suite 1.1 の検証ガイドに関するご質問にお答えします。このガイドには、WMS のインストール、設定、運用、トラブルシューティングに関する詳細な手順が記載されています。OS イメージングやアプリケーション配信の方法、デバイスの自動登録方法なども解説されていますので、お気軽にご質問ください!
  • WMS のインストール手順は?
    デバイスを WMS に自動登録するには?
    アプリケーションを配信するには?
    OS イメージを展開するには?
    トラブルシューティング機能には何がありますか?
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WYSE MANAGEMENT
SUITE 1.1
検証ガイ1.0
本ドキュメントでは、Dell Wyse Management Suite 1.1(以下 WMS 略) を検証いただく
際に、一般的なセットアップ方法、運用タスクについて説しています。お客様・パートナ
様にて WMS を検証いただく際の参考としていただければと思います
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1 Wyse Management Suite 1.1 概要
WMS は、Dell の全てのシンクライアントをサポートする管理ツールです。導入時のキッティングから、運用中の設定変更、アプ
リケーションの更新といったシンクライアントのライフサクル全般の運用負荷を軽減いただけます
1.1 機能概要
WMS では主に下記の機能を提供します。
機能
説明
OS イメージの展開
シンクライアントのマスターイメージをネットワーク展開ます
アプリケーションの展開
アプリケーションパッケージをネットワーク経由でリモートインストールします
アセット管理
お客様環境内のシンクライアントのアセット管理およびレーティン
OS 設定の展
OS 環境設定や VDI 接続設定、BIOS 設定などをネットワーク経由で展開しま
リアルタイムコマンド発行
シャットダウン、ロック、再起動、デスクトップメッセージ送付、Wake on LAN を実行します
トラブルシューティング
シンクライアント情報の確認、OS ログの取得、画面ショットの取得など
1.2 管理概念
WMS におけるシンクライアントの管理概念について説明します
概念
説明
デバイス
シンクライアント端末そのものです
デバイスグループ
用途、利用者層などの共通事項により分類するデバイスのグループです。WMS ではデバイスグルー
プを中心として、設定や OS イメージ、アプリケーションの配信を実施します
デバイスグループは階層構造をとることが可能でサブグループは親グループのポリシーを継承し、
自身の個別ポリシーを追加定義可能です
OS ポリシー
VDI 接続設定、システム設定、BIOS 設定(一部機種のみの定義です。OS 種類により設定可能な
項目が異なります
レポジト
OS イメージやアプリケーションを保存するファイルサーバ
アプリポリシー
アプリケーションパッケージと展開ルールを定義したもの
詳細なアプリポリシー
アプリケーションパッケージと展開ルールを定義したもの
複数アプリケーションの同時展開や事前/事後処理の定義も可能
OS イメージポリシー
OS イメージと展開ルールを定義したもの
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2 Wyse Management Suite 1.1 導入
WMS Windows Server OS 上に構築するサーバアプリケーションす。WMS 1.1 Quick Start Guide 記載のシテム
要件に従って導入する OS 境を準備します。
https://downloads.dell.com/wyse/WMS/1.1/Dell_Wyse_Management_Suite_1.1_QSG.pdf
WMS.exe を下記 URL よりダウンロードし実行します。
https://downloads.dell.com/wyse/WMS/1.1/
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項番
操作
1
Welcome
[Next] タンを押しま
2
Setup Type
セットアップ方法を選択します
では[Custom]
[Next]ボタンを押します。
WMS1.1 コンソールでは
”IE Enhanced Security
Configuration
必要がありますここでチェック
を入れることでこの設定をオフ
にすることができます。
3
Configuration
WMS で使用する DB MongoDB
の設定を行います
本書では WMS サ ー
MongoDB を同居させる構成と
しますので、[Embedded
MongoDB] 選択します。
MongoDB のユーザアカウント
stratus のパスワードを設定し、
[Next] タンを押します。
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4
MariaDB Database Server
WMS で使用する MariaDB の設
定を行います。書では WMS
ーバに MariaDB 同居させる構
成としますので、[Embedded
MariaDB] を選択します。
MariaDB
stratus のパスワードを設定し、
[Next] タンを押します。
5
Port selection
WMS 使
ポート番号を設定し、[Next]
タンを押します。
6
Credential
管理者ユーザアカウントの設定
を行います。WMS のローカルア
カウントを作成することになり
ます。
First Name, Last Name, Email
Address とパスワードを入力
ます。
ここで入力した Email Address
が以降の WMS UI で使用する管
理者になります。
[Next] タンを押します。
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7
Destination
WMS
ルダ、およびローカルレポジトリ
として使用するフォルダを指定
します。
[Next]ボタンを押します。
8
Pre-Installation Summary
ウィザードで設定した内容を確
認の上、[Next]ボタを押し
す。
9
以上の入力が終わると、インスト
ールが開始されます。
環境に依存しますが、5 分程度で
完了します。
10
左画面が表示されたらインスト
ール完了です。
[Launch]
初期セットアップウィザードを
起動します。
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2.1 初期セットアップウィザー
インストール UI の最後[Launch] ボタンを押すか、ラウザーより URL https://<WMS FQDN/ccm-web/setup
にアクセスすることで初期セットアップウィザードを起動できます。初期セットアップウィザードではライセンスタ
プの選択およびライセンスキーの入力、メール通知設定、WMS の証明書設定をウィザードにて実施いただけます。
項番
画面
操作
1
Wyse Management Suite へよ
うこそ
[開始す] ボタンを押します
2
ラインスを選して
ださい
導入するWMS Edition を選択
します。本書では Pro を選択し
ます。
3
Pro 択した場合、ライ
スキ情報する要が
ります。画面下部のライセンスキ
ーの入力センスキ
[イ]
押します
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4
入力したライセンスが確認され、
なければ [次へ] タン
押します
5
電子メールアラートの設定
WMS 機能
設定します。書ではメール通知
機能は設定しませんので、[スキ
ップ]ボタンを押して先に進みま
す。
6
証明書のインポー
WMS 使を設
します。
本書では管理 UI にて設定するた
め、ここでの設定は割愛します。
[スキップ] を押して次に進みま
す。
7
以上て初トアプウ
ザードの操作は完了です。
2.2 WMS Pro 評価ライセンスキーの入手について
Dell では WMS Pro 45 日間の評価用ライセンスキーを提供しています。以下の URL て必要事項を入力いただく
ことでライセンスキーを入手いただけます。
評価用ライセンスキーを入手いただく際、お客様ドメイン E メールアドレスの入力が必要となります。お使いい
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だけるメールアドレスは、お 客様ドメインにつき 1 つとなります。登録いただいた E メールアドレスは、評価後に WMS
Pro をご購入いただいた際に、Pro のライセンス付与せていただくアドレスとなります。
https://www.wysemanagementsuite.com/trial.aspx
オンプレミスにて構築する WMS で入力するライセンスキーは一旦クラウド版 WMS のコンソールのライセンス管理画
面にて、オンプレミス利用用のライセンスキーとしてエクポートすることで入手いただけます。
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2.3 WMS のシステム設
WMS コンソールより証明書の登録、AD 管理ユーザ連携、デフォルトデバイスグループを設定します。
本書では Active Directory 証明書サービスが導入されている前提で設定手順を説明します。
手順
画面
説明
1
AD 証明書サービスが導入されているホストに
ログインし、MMC を起動し、「証明書テンプレ
ート」スナップインを追加します。
2
デフォルトのテンプレート「Web サーバ」を
複製しま
3
新しいテンプレートのプロパテ
全般->テンプレートの表示名 を設定します
また、有効期間も企業のポリシーに準じて変更
します。
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4
新しいテンプレートのプロパテ
->
にて WMS をホストするコンピュータアカウ
ントを追加します
[追加] ボタンを押します
5
[オブジェクトの種類] ボタンを押し、コン
ュータを選択します。
[選択するオブジェクト名を入力してくださ
い]の欄に WMS のホスト名を入力し、[名前の
確認] ボタンを押します
完了した [OK] ボタンを押します
6
追加たコピューアカウトに対するア
クセス許可設定を追加します。
[登録] のアクセスの「許可にチェックを入れ
て、OK を押します。
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7
証明機関管理ツールを起動します。
「証明書テンプレート」を右クリックし「発
行する証明書テンプレート」を選択します。
8
先ほど作成した WMS の証明書テンプレート
を選択して「OKボタンをクリックします。
9
WMS 導入したホストにログインし、MMC
起動し、ーカルコンュータカウン
「証明書」スナップインを追加します。
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10
証明書->個人->証明書 を右クリックし、す
べてのタスク->新しい証明書の要求を選択し
ます。
11
開始する前に
[次へ] をクリックします
12
証明書登録ポリシーの選択
[Active Directory 登録ポリシー] を選択し、
[次へ] ボタンを押します
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13
証明書の要求
先ほ新規成したンプレトを選択し、
[プロパティ] ボタンを押します。
14
証明書のプロパテ
サブジェクトタブにて必要事項を入力します。
本書では下記を設定します
共通名 wms11.selab.local
JP
組織 Dell
組織単位 CCC
15
証明書のプロパテ
全般タブにてフレンドリ名を入力します。本書
では WMS入力します
[適用] し、[OK]ボタンを押します
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16
証明書の登録
[登録] ボタンを押します
17
新しく登録した証明書を右クリックし、
すべてのタスク->エクスポート
を選択します。
18
証明書のエクスポートウィザー
[次へ] ボタンを押します
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19
秘密キーのエクスポート
「はい、秘密キーをエクスポートします」を選
択し、[次へ] を押します。
20
エクスポートファイルの形
「Personal Information Exchange PKCS
#12 (.PFX)を選択し
[次へ] を押します。
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21
セキュリティ
パスードチェッボックへチェックを
入れ、パスワードを入力します
「次へ」をクリックします
22
エクスポートファイル
保存先とファイル名を入力して、[次へ] を押
します。
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22
[完了]を押します。
23
WMS Web コンソールにサインインし、「ポ
ータル管理」タブを選択します。
24
システム-> セットアッ を選択します。
PKCS-12 横の [参照…] ボタンを押し、エク
スポートした証明書ファイルを選択し、[保存]
ボタンを押します
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アラート がポップアップします
[保存して再起動] を押しますWMS サービス
が再起動し、設定が完了します
26
本書の手順の場合、Can not CRL for
certificate, CN=wms11.selab.local
OU=CCC, O=Dell, C=JP 検証をスキップし
て保存を選択します。れは推奨されません。
が表示されます。
「検をスップし保存」クリックしま
す。
180 秒後にサービスの再起動の後ージが更
新されます。
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2.4 デバイスの登録環境の構築
本書では、デバイス動的にチェックイン(WMS への登録)しデフォルト 管理対象外グループからタイムゾ
ーン毎のデバイスグループに自動グルーピングされる環境します。
“管理対象外グループ”のグループトークン設定
手順
画面
説明
1
WMS コンソールにサインインしGroup タブ
を選択します。
左ペイン「管理対象外グループ」 を選択し、
ペンマークをクリックします。
2
編集 管理対象外グループ
グループトークン 配下のトークン欄に任意の
テキストを入力します。
[保存] ボタンを押します
自動デバイスグルーピングの設定(WMS Pro のみの)
手順
画面
説明
1
WMS にサインインし、ルール タブを開きま
す。
左ペインにて、「管理対象外のデバイスの自動
割り当て を選択します。
右ペインにて 「ルールの追加」を押します。
2
デバイス自動割り当ての新規ルールの作
名前欄にルール名を入力します
宛先グループ デフォルトポリシーグルー
プ」 のままとします。
「状態の追加」ボタンを押します。
追加されたコンディションにて下記設定を選
択します
属性:サブネット
/