HI90HD

Wacker Neuson HI90HD, HI35, HI90 ユーザーマニュアル

  • Wacker Neuson HIシリーズ間接燃焼式エアヒーターの操作説明書の内容を理解しています。安全な使用、メンテナンス、トラブルシューティングなど、この機器に関するご質問にお答えします。説明書には、各機種の仕様、設置方法、始動手順、定期点検などが詳しく解説されています。お気軽にご質問ください。
  • 機器の始動方法を教えてください。
    メンテナンスの頻度と内容は?
    極寒地での始動方法は?
    安全対策としてどのような点に注意すべきですか?
操作説明書
間接燃焼式エアヒーター
HI35
HI60 / HI60HD
HI90 / HI90HD
種類
HI35, HI60 / HI60HD, HI90 / HI90HD
文書
5100020155
年月日
1215
バージョン
03
言語
JP
著作権表示 ゥ Copyright 2015 by Wacker Neuson Production Americas LLC.
複写および頒布権を含むすべての権利は、当社に帰属します。
本出版物は、当機械の最初の購入者本人によって複写することがで
ます。 Wacker Neuson Production Americas LLC の書面による許可のな
い複製は禁じられています。
Wacker Neuson Production Americas LLC による許可のない複製または
配布は、いかなる形態においても、正当な著作権への侵害とみなさ
ます。 違反者は処罰されます
商標 本マニュアルに引用されるすべての商標は、各社それぞれの登録商
または商標です。
メーカー Wacker Neuson Production Americas LLC
N92W15000 Anthony Avenue
Menomonee Falls, WI 53051 U.S.A.
電話番号 : (262) 255-0500 ・ Fax: (262) 255-0550 電話番号 :
(800) 770-0957
www.wackerneuson.com
翻訳済使用説明書 本オペレータマニュアルは、使用説明書原本の翻訳です。オペレー
タマニュアルの原本に使用されている言語は、アメリカ英語です。
wc_tx003882jp.fm
3
はじめに
HI 35 – HI 90
はじめに
本マニュアルを保管してください。このマニュアルには、以下の機種に関する重要
な指示が記載されています。重要な指示は Wacker Neuson Production Americas LLC
が明記したものであり、機器を設置、操作、メンテナンスする際に従わなければな
りません。
本マニュアルを保管してください。このマニュアルには、以下の機種に関する重要
な指示が記載されています。重要な指示は Wacker Neuson Production Americas LLC
が明記したものであり、機器を設置、操作、メンテナンスする際に従わなければな
りません。
本マニュアルは、以下の商品番号の機器を対象とします。
機器の識別
型番、商品番号、改訂番号、シリアル番号が記載された銘板が機器に付いていま
す。銘板の位置は、上の図に示されています。
シリアル番号
(
S/N
)
今後の参照のため、下記のスペースにシリアル番号を控えてください。機器のパー
ツを注文、または保守を依頼するときに、このシリアル番号が必要になります。
機器 商品番号 機器 商品番号
HI 35 5200019337
HI 60 5200019338 HI 60HD 5200019339
HI 90 5200019340 HI 90HD 5200019341
wc_gr012337
シリアル番号:
wc_tx003882jp.fm
4
はじめに
HI 35 – HI 90
機器に関する
文書
本文書ではこれ以降、Wacker Neuson Production Americas LLC をワッカーノ
イソンと記載します。
機器と一緒にこのオペレーター マニュアルのコピーを保管してください。
機器に付属する別冊『パーツブック』を使用して交換部品を注文してください。
不足している文書がある場合、ワッカーノイソンに問い合わせて、または
www.wackerneuson.com から注文してください。
部品の注文または保守に関する情報を尋ねる際は、機種番号、商品番号、改訂
番号、およびシリアル番号を準備し、担当者に伝えてください。
本マニュアル
に記載される
情報の目的
本マニュアルは、上記のワッカーノイソンの機種を安全に操作し、保守する
ための情報と手順を説明します。自身の安全と怪我の危険性を減らすために、
本マニュアルに書かれているすべての指示をよく読み、理解し、順守してく
ださい。
ワッカーノイソンは、事前に通知することなく、機器の性能を改善し、安全基
準を高めるために技術的な改良を加える権利を保有します。
本マニュアルに書かれている情報は、出版される前までに製造された機器に基
づいています。ワッカーノイソンは、事前に通知することなく情報の一部を変
更する権利を保有します。
本マニュアルに記載されているイラスト、パーツ、手順は、ワッカーノイソン
の工場が取り付けた構成部品を参照しています。お住まいの地域の要件によっ
て、機器が異なることがあります。
メーカーによる
認可
本マニュアルには、
認可された
パーツ、付属品、および改造に関する記述が含ま
れています。 以下の定義が適用されます。
認可されたパーツおよび付属品とは、ワッカーノイソンが製造または提供する
ものをいいます。
認可された改造とは、認可されたワッカーノイソンのサービスセンターがワッ
カーノイソンの指示書に従って行う改造をいいます。
認可されていない部品、付属品、および改造とは、認可されている基準に満た
ないものをいいます。
認可されていない部品、付属品、または改造は以下の原因となる恐れがあります。
作業場でオペレーターや他の人物が重症を負う危険性。
保障の対象とならない機器への恒久的な損傷。
認可された / れていないパーツ、付属品、または改造に関する質問がある場合
は、お近くのワッカーノイソンディーラーまですぐにお問い合わせください。
目次
HI 35 – HI 90
wo_bo5100020155_02TOC.fm
5
はじめに 3
1 安全に関する情報 7
1.1 本マニュアルで使用される警告表示 ................................................... 7
1.2 機器の詳細と使用目的 ......................................................................... 8
1.3 機器を操作するための安全ガイドライン ............................................ 9
1.4 燃焼バーナーを操作するための安全に関するガイドライン ............. 11
1.5 保守時の安全対策 .............................................................................. 12
1.6 機器を吊り上げと輸送時の安全ガイドライン ................................... 13
2 ラベル 14
2.1 ラベル位置 ......................................................................................... 14
2.2 ラベルの意味 ..................................................................................... 15
3 吊り上げと輸送 18
3.1 機器の吊り上げ ................................................................................. 18
3.2 機器の輸送 ......................................................................................... 20
4 操作 21
4.1 初めて機器を使用するための準備 ..................................................... 21
4.2 機器の組み立て ................................................................................. 22
4.3 フロントダクトアダプターの取り付け ............................................. 23
4.4 柔軟なダクトオプション ................................................................... 24
4.5 ダクトガイドライン .......................................................................... 25
4.6 機器のコンポーネントの詳細 ............................................................ 27
4.7 機器の設置 ......................................................................................... 28
4.8 電源要件 ............................................................................................ 29
4.9 電源の接続 ......................................................................................... 30
4.10 推奨する燃料と燃料ブレンド基準 ..................................................... 31
4.11 機器の通気 ......................................................................................... 32
4.12 動作状態インジケーター ................................................................... 34
4.13 コントロールパネル .......................................................................... 35
4.14 始動前確認 ......................................................................................... 36
4.15 燃料ホースの点検 .............................................................................. 36
4.16 機器の始動 ......................................................................................... 37
4.17 極度に寒い気候での機器の始動 ........................................................ 38
4.18 停止 ................................................................................................... 39
4.19 リモートサーモスタットの設置と使用 ............................................. 40
目次
HI 35 – HI 90
wo_bo5100020155_02TOC.fm
6
4.20 柔軟なダクトオプション ....................................................................41
4.21 燃料バルブの使用 ( 燃料装置の空気抜き ) .......................................41
5 バーナーのセットアップ 42
5.1 工場設定 .............................................................................................42
5.2 アクセスカバーの取り外し ................................................................42
5.3 バーナーのセットアップ ....................................................................43
5.4 オイルバーナー電極の点検と調節 ......................................................45
5.5 バーナーノズルの確認 / 交換 .............................................................47
5.6 燃料圧力の確認と調節 ........................................................................48
5.7 空気バンドのセット ...........................................................................50
6 メンテナンス 51
6.1 定期メンテナンススケジュール .........................................................51
6.2 熱交換器の点検 ..................................................................................52
6.3 燃料ヒーターフィルターの点検と交換 ..............................................55
6.4 カドミウム (CAD) セルの点検、掃除、およびテスト .......................56
6.5 フレームヘッドの点検 ........................................................................57
6.6 燃料フィルターの掃除 / 交換 .............................................................58
6.7 電気接続の点検 ..................................................................................59
6.8 長期の保管 ..........................................................................................59
6.9 機器の解体 / 廃棄 .............................................................................60
7 トラブルシューティング 61
8 技術データ 62
8.1 機器 ....................................................................................................62
8.2 サイズ .................................................................................................63
9 略図 64
9.1 電気配線図 — HI 35HI 60HI 90 ...................................................64
9.2 コンポーネント — HI 35HI 60HI 90 ............................................65
9.3 電気配線図 — HI 60HDHI 90HD ......................................................66
9.4 コンポーネント — HI 60HDHI 90HD ..............................................67
HI 35 – HI 90 安全に関する情報
wc_si000909jp.fm 7
1 安全に関する情報
1.1 本マニュアルで使用される警告表示
本マニュアルには、危険、警告、注意、
通知 、
注という警告表示が使用されて
います。 怪我や機器の損傷、不適切な保守が行われる可能性を減らすために、警
告表示に従わなければなりません
注意事項 :
安全性を警告する記号として使用されない「注意」は、避けられな
かった場合、財産に影響を与える状況を示しています。
注:
注には、手順での重要な追加情報が記載されています。
これは安全性を警告する記号です。この記号は、個人が受ける可能性のある危険
について警告しています。
この記号の後に書かれているすべての安全に関するメッセージに従ってくだ
さい。
危険
「危険」は、避けられなかった場合、死に至る、または重症を負う危険な状況を示
しています。
死に至る、または重症を負う危険性を避けるために、この記号の後に書かれて
いるすべての安全に関するメッセージに従ってください。
警告
「警告」は、避けられなかった場合、死に至る、または重症を負う可能性のある危
険な状況を示しています。
死に至る、または重症を負う可能性を避けるために、この記号の後に書かれて
いるすべての安全に関するメッセージに従ってください。
注意
「注意」は、避けられなかった場合、軽傷や中度の傷害を受ける危険な状況を示し
ています。
軽傷や中度の傷害を負わないように、この記号の後に書かれているすべての安
全に関するメッセージに従ってください。
安全に関する情報 HI 35 – HI 90
8 wc_si000909jp.fm
1.2 機器の詳細と使用目的
機器の詳細
HI ヒーターは、ディーゼル燃料で可動する間接燃焼式エアヒーターです。本機器
は以下のコンポーネントで構成されています。
ステンレススティール製の燃焼室と熱交換器
送風機
シングルステージバーナー
高温停止装置
燃料タンク
燃料は、閉型燃焼室で燃焼されます。室内の空気または外気 ( 使用場所による )
が、使用場所で機器に取り込まれます。この取り込まれたきれいで、乾燥した熱
い空気は、送風機で加熱する場所に吹き込まれます。送風機は触れられないよう
に、空気吸入口に取り付けられたガードで保護されています
使用目的
HI ヒーターは、野外や室内の工事現場とその他の高度な用途で使用するためのも
のです。
この機器は、上記の使用目的のみのために設計され、作られています。他の目的
で本機器を使用すると、機器が恒久的な損傷を受けたり、オペレーターやその場
にいる他の人物が重症を負う危険性があります。誤使用による機器の損傷は保証
の対象となりません。
本機器は、該当するすべての規則に準拠して室内で使用するよう作られているた
め、適切な換気をせずに機器を室内で使用しないでください
本機器は、最新の世界的な安全基準に則り、設計され、作られています。本機器
は、出来る限り実際に起こりうる危険性を減らし、保護ガードを設置し、ラベル
を貼ることでオペレーターの安全性を高めるよう、入念に設計されています。し
かし、保護対策を講じても、危険性が完全に排除されない可能性があります。そ
うした危険性は残存リスクと呼ばれます。本機器では、残存リスクとして以下の
ようなものがあります。
排気ガス
排気口や燃料ヒーターなどの表面が高温
燃料、および燃料補給時に発生する燃料ガス
高電圧とアークフラッシュ
オペレーター自身と他の人を守るために、本マニュアルに書かれている安全に関
する情報をよく読み、理解してから機器を操作してください
オプションの
付属品
ワッカーノイソン社は、本機器用に様々なオプションの付属品を提供していま
す。オプションの付属品には以下のようなものがあります。
リモートサーモスタット
詳細は、お近くの Wacker Neuson 販売店にお問い合わせください。
HI 35 – HI 90 安全に関する情報
wc_si000909jp.fm 9
1.3 機器を操作するための安全ガイドライン
オペレーターの
トレーニング
本機器を操作する前に以下を行ってください。
本機器に付属するすべてのマニュアルに書かれた操作指示を読み、理解してく
ださい。
すべての制御装置と安全装置の場所およびその適切な使用方法を把握してくだ
さい。
必要な場合、追加のトレーニングについてワッカーノイソンまでお問い合わせ
ください。
本機器を操作する際は以下にご注意ください。
適切な訓練を受けていない人物が機器を操作しないようにしてください。機器
を操作する人物は、潜在リスクとそれに関連する危険性を把握していなければ
なりません。
オペレーター
の資格
訓練を受けた人物のみが機器を始動させ、操作し、停止させることができます。
オペレーターは以下の条件も満たさなければなりません。
機器を適切に使用する方法の指導を受けていること。
必要な安全装置を把握していること。
以下の人物を本機器に近づけないでください。もしくは、以下の人物に機器を操
作させないでください。
子ども
アルコールや薬物中毒者
使用場所
使用場所にご注意ください。
資格のない人物や子ども、ペットを機器に近づけないでください
機器の使用場所 / 業場所にある他の機器やそうした場所にいる人物の位置と
動きの変化に注意してください。
適用範囲に、有毒ガスなどの特別な危険がないか、または不安定な地盤条件を
認識し、本機器を使用される前にそうした危険を排除するための適切な処置を
行ってください。
使用場所にご注意ください。
可燃物、燃料、可燃性の蒸気のある場所で本機器を操作しないでください。
安全装置、制御
装置、付属品
以下の条件を満たす場合のみ本機器を操作してください。
すべての安全装置と安全ガードが適切に設置され、正常に使用できる状態にある。
すべての制御装置が正常に稼働している。
オペレーターマニュアルの指示通りに機器が正しくセットアップされている。
機器が手入れされている。
機器のラベルが読み取れる。
機器を安全に操作するために以下に注意してください。
安全装置や防護装置が不足していたり、正常に動作しない場合、本機器を操作
しないでください。
安全装置を改造したり無効にしないでください。
ワッカーノイソンが承認する付属品や装着品のみ使用してください。
安全に関する情報 HI 35 – HI 90
10 wc_si000909jp.fm
安全に操作す
るための注意
事項
本機器を操作する際は以下にご注意ください。
本機器の可動部分にご注意ください。本機器の可動部に手、足、衣服のだぶつ
いた部分を近づけないようにしてください。
本機器を操作する際は以下にご注意ください。
修理の必要な機器を操作しないでください。
個人用保護具
(
PPE
)
本機器を操作する際は、以下の個人用保護具 (PPE) を着用してください。
動きを妨げない体にフィットした作業服
側面シールド付き保護眼鏡
聴覚保護具
安全靴
作業場
作業場に機器を設置する際は以下のガイドラインに従ってください。
機器は不燃性の水平な硬い面に設置してください。
機器の周辺や機器の下は、きれいに整頓され、ごみや可燃物がないようにして
ください。
機器の上部に埃があると落ちてくる可能性があるので、埃がないようにしてく
ださい。
機器の下や上に電極を置かないでください。
使用後
1. 機器を止め、冷まします。
2. 機器の電源を外します。
3. 機器を使用していないときに、機器が転倒、回転、横滑り、または落下しない
ようにしてください。
4. 使用時以外は機器を適切に保管してください。機器は、子どもの手の届かな
い、清潔で乾燥した場所に保管してください。
警告
火事の危険性。電源が入っていなくても、プラグを差し込んだまま機器を動かさ
ないでください。
機器の電源を切り、10 分待ってから電源コードを抜き、機器を完全に冷まし
ます。
HI 35 – HI 90 安全に関する情報
wc_si000909jp.fm 11
1.4 燃焼バーナーを操作するための安全に関するガイドライン
機器を使用する際は、以下を守ってください。
燃料がこぼれた場合は素早く拭き取ってください。
機器に燃料を補給した後は、燃料タンクの蓋を交換してください
よく換気された場所で燃料タンクにオイルを補給してください。
機器を使用する際は、以下を守ってください。
裸火の近く、喫煙中、または機器が稼働しているときに、燃料タンクに燃料を
補給したり、燃料タンクから燃料を排出しないでください。
機器に燃料を補給しているときに喫煙しないでください。
ガソリン、クランクケース油、またはガソリンが含まれる油を使用しないでく
ださい。
危険
バーナーの排気ガスには、、猛毒の一酸化炭素が含まれています。一酸化炭素にさ
らされると数分で死亡します
該当する地域や国の規則に従い、機器で適切に通気が確保されるまで、室内や
密閉された場所で機器を動かさないでください。
安全に関する情報 HI 35 – HI 90
12 wc_si000909jp.fm
1.5 保守時の安全対策
保守トレーニ
ング
本機器の修理やメンテナンスを行う前に、以下を行ってください。
本機器に付属するすべてのマニュアルに書かれた指示を読み、理解してくだ
さい。
すべての制御装置と安全装置の場所およびその適切な使用方法を把握してくだ
さい。
訓練を受けた人物のみが、トラブルシューティングや機器で生じている問題の
修理を行ってください。
必要な場合、追加のトレーニングについてワッカーノイソンまでお問い合わせ
ください。
本機器の保守やメンテナンスを行う際は、以下に注意してください。
適切な訓練を受けていない人物が機器の保守やメンテナンスを行わないように
してください。本機器の保守やメンテナンスを行う人物は、関連する潜在リス
クや危険性を把握していなければなりません。
注意事項
本機器の保守やメンテナンスを行う際は、以下の注意事項に従ってください。
本機器の保守を行う前に、保守手順を読み、理解してください。
機器を操作する前にすべての調節と修理を終わらせてください。既知の問題や
欠陥のある機器を操作しないでください。
資格のある技術者がすべての修理と調節を行わなければなりません。
機器を止めてからメンテナンスや修理を行ってください。
機器の改造
機器の保守とメンテナンスを行う際は以下に注意してください。
ワッカーノイソンが認可する付属品や付属装置のみご使用ください。
機器の保守とメンテナンスを行う際は以下に注意してください。
安全装置を無効にしないでください。
ワッカーノイソンから書面で許可を得ることなく機器を改造しないでください。
部品とラベル
の交換
摩耗または損傷した部品は交換してください。
紛失したラベルや読み取れないラベルはすべて交換してください。
電気部品を交換する際は、元の部品と同じ定格と性能の部品を使用してくだ
さい。
ワッカーノイソン製交換用部品、または寸法、種類、強度および素材などのす
べての仕様が元の部品と一致する部品のみ使用してください
掃除
機器の掃除と保守を行う際は以下に注意してください。
機器の手入れを行い、葉っぱ、紙、カートンなどの屑が残っていないようにし
てください。
ラベルは常に読み取れる状態にしてください。
機器を掃除する際は以下に注意してください。
機器が動いているときに機器を掃除しないでください。
ガソリン、その他の燃料、または可燃性の溶剤を使用して機器を掃除しないで
ください。燃料や溶剤から煙が出ている場合、爆発する恐れがあります。
HI 35 – HI 90 安全に関する情報
wc_si000909jp.fm 13
個人用保護具
(
PPE
)
本機器の保守やメンテナンスを行う際は、以下の個人用保護具 (PPE) を着用し
てください。
動きを妨げない体にフィットした作業服
側面シールド付き保護眼鏡
聴覚保護具
安全靴
また、機器の保守やメンテナンスを行う前に以下を行ってください。
長い髪は後ろで束ねる。
装身具 ( 指輪を含む ) をすべて外す。
1.6 機器を吊り上げと輸送時の安全ガイドライン
機器を吊り上げる際は以下に注意してください。
スリング、チェーン、フック、スロープ、ジャック、フォークリフト、クレー
ン、ホイスト、その他の吊り上げ装置が安全に取り付けられ、機器を安全に吊
り上げ、保持できる可搬重量を備えていることを確認してください。機械の重
量については、
技術データ
のセクションを参照してください。
機器を吊り上げる際は、周囲にいる人物に十分注意してください
オペレーターマニュアルに記載された吊り上げ位置と固定位置のみ使用してく
ださい。
機器の輸送に使用する車が機器を安全に輸送するのに必要な積載量とプラット
フォームサイズを備えていることを確認してください。
怪我の危険性を減らすために、以下に注意してください。
機器を吊り上げている間や動かしている間は機器の下に立たないでください。
機器を吊り上げている間や動かしている間は機器に乗らないでください。
wc_si000914jp.fm
14
ラベル HI 35 – HI 90
2 ラベル
2.1 ラベル位置
wc_gr012461
HI 35
A
B
C
D
E
F
G
H
H
G
wc_gr012462
A
B
C
D
E
F
G
H
J
G
H
A
HI 60 / HI 60HD / HI 90 / HI 90HD
wc_si000914jp.fm
15
HI 35 – HI 90 ラベル
2.2 ラベルの意味
1
A
警告
高温面
B
警告
感電の危険性。
電源を外してから修理を行ってください。
オペレーター マニュアルをお読みください。
C
注意
本機器はディーゼル燃料を使用しています。
D
危険
窒息の危険性。ヒーターの排気ガスには一酸化
炭素が含まれます。一酸化炭素は無色無臭の猛
毒ガスです。
該当する地域や国の規則に従い、機器で適切に
通気が確保されるまで、室内や密閉された場所
で機器を動かさないでください。
オペレーターマニュアルをお読みください。
5200020709
181146
181145181145
52000221745200022174
wc_si000914jp.fm
16
ラベル HI 35 – HI 90
E
警告
付属のオペレーターマニュアルを読み、理解
してから本機器を操作してください。
管轄権のある該当地域の当局が定める要件に
従わなければなりません。
可燃性の表面や材料の近くでヒーターを使用
しないでください。
ヒーターを使用する場所では新鮮な空気が入
るようにしてください。
機器は接地されていなければなりません。
ディーゼル軽油 No.2 または灯油のみ使用して
ください。
ガソリンやクランクケース排油を使用しない
でください。
装置の作動中にタンクに燃料を補充しないで
ください。
ヒーターの作動中に電源を外さないでください。
燃焼室が熱い時はヒーターを始動しないでく
ださい。
燃焼室に油が溜まっている場合、ヒーターを
始動しないでください。
装置が冷めてから停止してください。自動冷
却が作動するように、必ずコントロールパネ
ルのスイッチを使用してヒーターを止めてく
ださい。自動冷却後、ヒーターは自動的に停
止します。
燃料フィルターを定期的に掃除し、必要に応
じて燃料タンクの水を抜いてください。
長期保管後に初めてヒーターを使用する際、
リセットボタンを最大 3 回押して、機器をリ
セットする必要がある場合があります。リ
セットボタンが点灯後、2 分待ってからリセ
トしてください。
装置を改造しないでください。資格のある
サービス技術者が調節してください。
機器のコンセントを抜いてから、メンテナン
スのためにカバーを外してください。
F
警告
切断の危険性可動刃に手や足を近づけないでく
ださい。
52000218845200021884
wc_si000914jp.fm
17
HI 35 – HI 90 ラベル
G
注意事項
吊り上げ位置
H
固定位置
J
オペレーターマニュアルをお読みください。
バルブをこの位置 ( ) にセットすると、燃料
がタンクに戻ります。
バルブをこの位置 ( ) にセットすると、燃料
がバーナーに供給されます。
113726
吊り上げと輸送 HI 35 – 90
18 wc_tx003883jp.fm
3 吊り上げと輸送
3.1 機器の吊り上げ
要件
機器の重量に対応した吊り上げ具 ( クレーン、ホイストまたはフォークリフト
トラック )。
技術データ
の章を参照してください。
機器の重量に対応した吊り上げ具 ( フック、チェーン、および連結具 )。
機器が停止していること。
すべての通気装置がヒーターから外れていること ( 載されている場合 )。
注記 本機器をけん引しないでください。
固定用具のストラップやチェーンが機器上部を通らないようにしてください。
吊り上げ時に燃料タンクの蓋から燃料が漏れることがあります。吊り上げる前
に、必要に応じて、機器から燃料を除いてください。こぼれた燃料を拭き取っ
てから機器を使用してください。
手順
以下の手順に従い、機器を吊り上げます。
1. 機器の電源を切り、機器を完全に冷まします。
2. 電源コードを外します。
3. 機器にあるすべての開口部を塞ぎ、道にあるゴミや埃が入らないようにします。
この手順は次のページに続きます。
警告
下敷きになる危険性。
必ず資格のある人物が機器を吊り上げなければなりません。
警告
下敷きになる危険性。吊り上げ装置が倒れた場合、下敷きになる恐れがあります。
機器を吊り上げている、または移動させているときに、機器の下に立ったり、
機器の上に登ったりしないでください。
HI 35 – 90 吊り上げと輸送
wc_tx003883jp.fm 19
前のページからの続き。
4. 固定用ブラケット ( 固定位置 ) き機器の場合
機器の四箇所の固定位置 (a) に吊り上げ具を付けます。
5. リフトバー (b)/ フォークリフトポケット (c) 付きの機器の場合 :
吊り上げ装置をリフトバーにつなぎます。
または、フォークトラックのリフトポケットにつなぎます。
6. 機器を地面から少し離れる程度に持ち上げます。
7. 安定性を確認します。必要な場合、機器を下げ、吊り上げ装置の位置を直して
から再度機器を地面から少し離れる程度に持ち上げます。
8. 機器が安定している場合のみ、機器の吊り上げを続行します。
wc_gr012341
a
b
c
c
警告
下敷きになる危険性。機器が不安定な場合、吊り上げ装置が転倒する可能性があ
ります。吊り上げ装置が倒れた場合、下敷きになる恐れがあります。
安定性を確認してから続行してください。
吊り上げと輸送 HI 35 – 90
20 wc_tx003883jp.fm
3.2 機器の輸送
要件
機器の重量に対応した固定具 ( フック、チェーン、および連結具 )。
機器の重量に対応した輸送車両。
機器が停止していること。
すべての通気装置がヒーターから外れていること ( 載されている場合 )。
注記 本機器をけん引しないでください。
固定用具のストラップやチェーンが機器上部を通らないようにしてください。
輸送中に燃料タンクの蓋から燃料が漏れることがあります。こぼれた燃料を拭
き取ってから機器を使用してください。
手順
以下の手順で、機器を始動させます。
1. 機器の電源を切り、電源コードを抜き、機器を完全に冷まします。
2. 機器にあるすべての開口部を塞ぎ、道にあるゴミや埃が入らないようにします。
3. 固定用ブラケット付き機器の場合 :
機器の四箇所の固定位置 (a) に固定具を付けます。
4. フォークリフトポケット (c) 付き機器の場合 :
固定具をリフトポケットにつなぎます
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c
c
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