Hilti TE 60 取扱説明書

  • こんにちは!Hilti TE 60とTE 60-ATC-AVRコンバイハンマーの取扱説明書の内容を理解しています。この機器に関するご質問にお答えします。機能、使用方法、メンテナンスなど、様々な点についてお尋ねください。
  • TE 60とTE 60-ATC-AVRの違いは何ですか?
    このハンマーでどのような作業ができますか?
    過負荷保護機能とは何ですか?
    推奨される延長コードの太さは何ですか?
オリジナル取扱説明書
TE 60 / TE 60‑ATC‑AVR コンビハンマードリル
ご使用前にこの取扱説明書を必ずお読みくださ
い。
この取扱説明書は必ず工具と一緒に保管してくだ
さい。
他の人が使用する場合には、本体と取扱説明書
を一緒にお渡しください。
目次
1 一般的な注意 208
2 製品の説明 209
3 先端工具、 アクセサリー、 消耗品 211
4 製品仕様 212
5 安全上の注意 213
6 ご使用前に 215
7 ご使用方法 215
8 手入れと保守 217
9 故障かな? と思った時 218
10 廃棄 219
11 本体に関するメーカー保証 219
12 EU 規格の準拠証明 (原本) 220
1 この数字は該当図を示しています。 図は取扱説明書
の冒頭にあります。
この取扱説明書で 「本体」 と呼ばれる工具は、 常に
TE 60 / TE 60‑ATC コンビハンマードリルを指していま
す。
各部名称、 操作部/表示部名称 1
@
チャック
;
機能切替スイッチ
=
無段変速スイッチ
%
電源コード
&
サイドハンドル
(
デプスゲージ (オプション)
)
サービスインジケーター
+
盗難防止インジケーター (オプション)
§
スイッチロック
/
ハーフパワーインジケーター (オプション)
:
ハーフパワーボタン (オプション)
1 一般的な注意
1.1 安全に関する表示とその意味
危険
この表記は、 重傷あるいは死亡事故につながる危険性が
ある場合に注意を促すために使われます。
警告事項
この表記は、 重傷あるいは死亡事故につながる可能性が
ある場合に注意を促すために使われます。
注意
この表記は、 軽傷あるいは所持物の損傷が発生する可能
性がある場合に使われます。
注意事項
この表記は、 本製品を効率良く取り扱うための注意事項
や役に立つ情報を示す場合に使われます。
1.2 記号の説明と注意事項
警告表示
一般警告
事項
電気に関す
る警告事項
高温に関す
る警告事項
義務表示
ご使用
前に取扱説
明書をお
読みくだ
さい
保護メガネ
を着用して
ください
保護ヘル
メットを着
用してくだ
さい
耳栓を着
用してくだ
さい
保護手袋
を着用して
ください
粉じんの多
い作業にお
いては、
防じんマス
クを着用し
てください
ja
208
Printed: 29.05.2017 | Doc-Nr: PUB / 5071045 / 000 / 04Printed: 29.05.2017 | Doc-Nr: PUB / 5071045 / 000 / 05
略号
リサイク
ル規制部品
です
回転 + 打撃 ハツリ作業 チゼル角度
調整
電圧 電流 電力 交流
周波数 無負荷
転数
毎分回転数 直径
二重絶縁 盗難防止シ
ステム搭載
ロックシン
ボル
機種名造番号の表示箇所
機種名は銘板上、 また製造番号はモーターハウジング
の側面に表示されています。 当データを御自身の取扱
説明書にメモ書きしておき、 お問い合わせなどの必要
な場合に引用してください。
機種名
製品世代 03
製造番号
2 製品の説明
2.1 正しい使用
本体はニューマチック構造の打撃機構を備えた電動コンビハンマードリルです。 TE 60‑ATC はアクティブトルクコ
ントロール (ATC) 機能を搭載しているので、 穿孔作業時の安全性がさらに向上します。
本体はコンクリート、 材、 金属、 木材への穴明け作業に適しています。 さらに、 ハツリ作業にも使用できます。
本体は電子過負荷保護機構 (スピードレギュレーター) を装備しています。 連続作業でモーターが過負荷状態にな
ると、 モーターの回転数が自動的に低下し、 必要な場合はモーターが停止します。 スイッチを放してから再度押す
ことにより、 モーターは再びフルパワーで動作します。 再稼動時は、 安全のため本体を両手でしっかりと保持して
ください。
本体は、 一定条件を満たしていれば、 攪拌に適しています 「アクセサリー」 「ご使用方法」 を参照)
本体はプロ仕様で製作されており、 本体の使用、 保守、 修理を行うのは、 認定、 訓練された人のみに限ります。
これらの人は、 遭遇し得る危険に関する情報を入手していなければなりません。 本体および付属品の、 使用法を
知らない者による誤使用、 あるいは規定外使用は危険です。
健康を損なう恐れのある母材 (アスベストなど) の加工は許されません。
作業区域としては、 建設現場、 工場での改修 改築 新築工事などが考えられます。
本体は乾燥環境でのみ使用してください。
周囲状況を考慮してください。 火災や爆発の恐れがあるような状況では、 本体を使用しないでください。
本体を接続する主電源が銘板に表示されている電圧、 周波数と一致することを必ず確認した上で使用してください。
取扱説明書に記述されている使用、 手入れ、 保守に関する事項に留意してご使用ください。
けがの可能性を防ぐため、 必ずヒルティ純正の、 クセサリーや先端工具のみを使用してください。
本体の加工や改造は許されません。
2.2 チャック
クイックリリースクリックチャック TE‑Y(SDS max.) TE 60 / TE 60‑ATC
2.3 スイッチ
快適な穴明け/ハツリ作業を実現した無段変速スイッチ
機能切替スイッチ 回転+打撃、 ハツリ作業、 チゼル角度調整 (24 方向の調整が可能)
ja
209
Printed: 29.05.2017 | Doc-Nr: PUB / 5071045 / 000 / 04Printed: 29.05.2017 | Doc-Nr: PUB / 5071045 / 000 / 05
フルパワーあるいはハーフパワーの出力選択 (ATC)
ハツリモードでのスイッチロック
2.4 グリップ
調整式振動吸収サイドハンドル
振動吸収グリップ (ATC)
2.5 安全機構
トルクリミッター方式安全クラッチ
電子式インターロック (電源遮断後の本体の不意の作動を防止)(故障かな? と思った時」 の章を参照)
ATC「アクティブトルクコントロール」(TE 60-ATC)
2.6 潤滑
ギア部と打撃機構用に個別の潤滑チャンバー
2.7 アクティブバイブレーションリダクション (ATC)
本体には 「アクティブバイブレーションリダクション」(AVR) システムが搭載されており、 AVR なしの場合と
比べて振動値を大幅に低減します。
2.8 盗難防止システム TPS(ATC)
本体にはオプションで 「盗難防止システム TPS」 取り付けることができます。 本体に盗難防止システムが取り
付けられている場合は、 権限を有する作業者のみがロック解除して使用することができます。
2.9 インジケーターランプ
サービスインジケーター 「手入れと保守/サービスインジケーター」 の章を参照)
盗難防止システム (ATC) のインジケーター 「ご使用方法/盗難防止システム TPS(オプション) の章を参照)
ハーフパワーインジケーター 「ご使用方法/回転+打撃/ハツリ作業」 の章を参照
2.10 本体標準セット構成品
1 サイドハンドル付き本体
1 グリス
1 ウエス
1 取扱説明書
1 本体ケース
2.11 延長コードを使用する場合
使用の目的に応じて、 十分な導体断面積をもつ適切な延長コードのみを使用してください。 本体の出力低下やコー
ドの過熱が発生する恐れがあります 延長コードに損傷がないか定期的に点検してください。 損傷した延長コード
は交換してください。
推奨する最低導体断面積および最大コード長
導体断面積
1.5 mm² 2.0 mm² 2.5 mm² 3.5 mm²
主電源電圧 100 V
20 m 40 m
主電源電圧 110 ... 127 V
20 m 25 m 30 m 40 m
主電源電圧 220 ... 240 V
30 m 50 m
導体断面積が 1.25 mm² の延長コードは使用しないでください。
2.12 屋外工事の場合の延長コード
屋外工事の場合には、 認可マーク付きの専用延長コードのみを使用してください。
ja
210
Printed: 29.05.2017 | Doc-Nr: PUB / 5071045 / 000 / 04Printed: 29.05.2017 | Doc-Nr: PUB / 5071045 / 000 / 05
2.13 発電機、 変圧器を使用する場合
本体は下記の条件を満たした場合、 発電機および変圧器で使用することができます 本体の銘板に記された出力の
2 倍以上の出力 (ワット) があること、 作動電圧が常に定格電圧の + 5 % ... 15 % であること、 周波数が 50 ...
60 Hz であること、 決して 65 Hz を超えないこと、 自動電圧調整器とスタート時増幅機能があること。
他の電動工具を、 同時に同じ変圧器 発電機で使用しないでください。 他の工具を、 同時にスイッチオン/オフす
ることにより、 電圧降下あるいは過電圧が発生し、 本体に損傷を与えることがあります。
3 先端工具、アクセサリー、消耗品
名称
略号 製品の説明
ハンマードリルビット
TE 60 / TE 60‑ATC 12… 40 mm
剥がし作業用ビット
TE 60 / TE 60‑ATC 40… 80 mm
パーカッションコアビット
TE 60 / TE 60‑ATC 45… 100 mm
ダイアモンドコアビット PCM
TE 60‑ATC 42… 102 mm
チゼル
TE 60 / TE 60‑ATC
ブルポイント、 コールドチゼル、
ケーリングチゼル (TE‑Y コネクショ
ンエンド付き)
木工用ドリルビット
∅1032mm
鉄工用ドリルビット
∅Max.20mm
名称 略号 商品番号、 製品の説明
サイドハンドルアセンブリー
デプスゲージアセンブリー
2021281
アンカー打設工具
TE 60 / TE 60‑ATC
TE‑Y コネクションエンド付きア
カー打設工具
チャックホルダー
TE FY‑BA‑C
アダプター
盗難防止システム TPS(カンパ
ニーカード、カンパニーリモート、
およびロック解除キー TPS-K
き)
206999、 オプション
キーレスチャック
シャンク形状が円または六角の木材お
よび鉄工ビット用
シャンク形状が円または六角の不燃
材用攪拌ツール
∅80120mm
集じん装置
TE DRS‑B TE DRS‑S
TE DRS‑BK
TE 60(3) は、 規定のアンカー打設工具を使用しての HDA アンダーカットアンカーの打設に適しています。
サイズ
電気亜鉛メッ
キ処理
HDA‑P
HDA‑T、 電気
亜鉛メッキ
処理
HDA‑PF
HDA‑TF、シ
ラダイジング
処理
HDA‑PR
HDA‑TR
ステンレス
ンカー打設
工具
M10
xxxx
TE‑Y‑HDA‑ST
20 M10
M12
xxxx
TE‑Y‑HDA‑ST
22 M12
ja
211
Printed: 29.05.2017 | Doc-Nr: PUB / 5071045 / 000 / 04Printed: 29.05.2017 | Doc-Nr: PUB / 5071045 / 000 / 05
4 製品仕様
技術データは予告なく変更されることがあります。
注意事項
本体は様々な電圧仕様で製作しています。 銘板に記載されている本体の定格電圧と定格電力の表示を確認してくださ
い。
本体
TE 60 / TE 60‑ATC
定格電力
1,300 W
定格電圧/定格電流
100V14.5A
110V14.8A
127V12.8A
電圧 220 V6.7 A
電圧 230 V6.9 A
電圧 240 V7.0 A
周波数
50… 60 Hz
重量 (EPTA プロシージャ 01/2003 に準拠) TE 60
6.4 kg
重量(EPTA プロシージャ 01/2003 に準拠)TE 60‑ATC
7.5 kg
本体寸法 (長 x x 高) TE 60
480 mm x 115 mm x 274 mm
本体寸法 (長 x x 高) TE 60-ATC
490 mm x 115 mm x 293 mm
全負荷回転数
350/min
1 回当たりの打撃力 (EPTA プロシージャ 05/2009
に準拠、 フルパワー)
7.3 J
1 回当たりの打撃力 (EPTA プロシージャ 05/2009
に準拠、 ハーフパワー) TE 60‑ATC
3.6 J
注意事項
本体は、 客様設備の商用電源への接続位置における最大許容回路インピーダンス Zmax 0.378+j0.236 Ω 以下で
あるという条件において、 当該の標準規格に適合しています。 本体の設置者あるいは経営者の責任において、 本体
が必ずインピーダンス Zmax 以下の接続位置に接続されていることを確認し、 必要に応じて電力業者に照会し
ください。
技術情報
チャック TE 60 / TE 60‑ATC
TE‑Y
EN に準拠した保護クラス
電気絶縁保護クラス II(二重絶縁)
注意事項
本説明書に記載されている振動レベルは、 EN 60745 に準拠した測定方法に基づいて測定したものです。 電動工具
を比較するのにご使用いただけます 振動負荷の暫定的な予測にも適しています。 記載されている振動レベルは、
電動工具の主要な使用方法に対する値です。 電動工具を他の用途で使用したり、 異なる先端工具を取り付けて使
用したり、 手入れや保守が十分でないまま使用した場合には 振動レベルが異なることがあります。 このような相
違により、 作業時間全体で振動負荷が著しく高くなる可能性があります。 振動負荷を正確に予測するためには、
体のスイッチをオフにしている時間や、 本体が作動していても実際には使用していない時間も考慮しなければなりま
せん。 このような相違により、 作業時間全体で振動負荷が著しく低くなる可能性があります。 作業者を振動によ
る作用から保護するために、 にも安全対策を立ててください (例 電動工具およびの先端工具の手入れや保守、
手を冷やさないようにする、 作業手順の編成)
騒音/振動について (EN 60745‑2‑6 に準拠)
TE 60(ATC 搭載) のサウンドパワーレベル
112 dB (A)
TE 60(ATC 搭載) のサウンドプレッシャーレベル
101 dB (A)
TE 60 のサウンドパワーレベル
107 dB (A)
TE 60 のサウンドプレッシャーレベル
96 dB (A)
定格騒音レベルに対する不確実性
3dB(A)
ja
212
Printed: 29.05.2017 | Doc-Nr: PUB / 5071045 / 000 / 04Printed: 29.05.2017 | Doc-Nr: PUB / 5071045 / 000 / 05
TE 60(ATC 搭載) 3 軸の振動値 (振動ベクトル合計)
コンクリートへの回転+打撃、 a
h, HD
11 m/s²
ハツリ作業、 a
h, Cheq
10.5 m/s²
3 軸の振動値に対する不確実性 (K)
1.5 m/s²
TE 60 3 の振動値 (振動ベクトル合計)
コンクリートへの回転+打撃、 a
h, HD
18.5 m/s²
ハツリ作業、 a
h, Cheq
15.5 m/s²
3 軸の振動値に対する不確実性 (K)
1.5 m/s²
5 安全上の注意
注意事項
5.1 に記載された安全上の注意事項は、 電動工具に関す
る全ての基本的な安全情報を含んでおり、 準拠する規
格に応じた注意事項がこの取扱説明書に記載されてい
ます。 したがって、 この取扱説明書で説明する機器に
は関係のない注意事項が含まれていることもあります。
5.1 電動工具の一般安全注意事項
a)
警告事項
安全上の注意および指示事項をすべてお読みくだ
さい。 安全上の注意および指示事項に従わない場
合、 感電、 火災、 重度のけがをまねく恐れがあり
ます。 安全上の注意および指示事項が書かれた説明
書はすべて大切に保管してください。 安全上の注意
で使用する用語 「電動工具」 とは、 お手持ちの電
動ツール (電源コード使用) およびバッテリーツー
(コードレス) を指します。
5.1.1 作業環境に関する安全
a) 作業場はきれいに保ち、 十分に明るくしてくださ
い。 ちらかった暗い場所での作業は事故を起こす
恐れがあります。
b) 爆発の危険性のある環境 (可燃性液体、 ガスおよび
粉じんのある場所) では電動工具を使用しないでく
ださい。 電動工具から火花が飛散し、 粉じんや揮
発性ガスに引火する恐れがあります。
c) 電動工具の使用中、 子供や無関係者を作業場へ近づ
けないでください。 作業中に気がそらされると、
体のコントロールを失ってしまう恐れがあります。
5.1.2 電気に関する安全注意事項
a) 電動工具の接続プラグは電源コンセントにきちん
と適合しなければなりません。 プラグは絶対に変
更しないでください。 アースした電動工具と一緒に
アダプタープラグを使用しないでください。 オリジ
ナルのプラグと適切なコンセントを使用することに
より、 電の危険を小さくすることができます。
b) パイプ、 ラジエーター、 電子レンジ、 冷蔵庫など
のアースされた面に体の一部が触れないようにして
ください。 体が触れると感電の危険が大きくなりま
す。
c) 電動工具を雨や湿気から保護してください。 電動工
具に水が浸入すると、 感電の危険が大きくなりま
す。
d) 電動工具を持ち運んだり、 吊り下げたり、 コンセ
ントからプラグを抜いたりするときは、 必ず本体
持ち、 電源コードを持ったり引っ張ったりしない
ください。 電源コードを火気、 オイル、 鋭利な刃
物、 本体の可動部等に触れる場所に置かないでく
ださい。 コードが損傷したり絡まったりしている
と、 感電の危険が大きくなります。
e) 屋外工事の場合には、 屋外専用の延長コードのみ
を使用してください。 屋外専用の延長コードを使
用すると、 感電の危険が小さくなります。
f) 湿った場所で電動工具を作動させる必要がある場合
は、 漏電遮断機を使用してください。 漏電遮断機
を使用すると、 感電の危険が小さくなります。
5.1.3 作業者に関する安全
a) 電動工具を使用の際には、 油断せずに十分注意し、
常識をもった作業をおこなってください。 疲れて
る場合、 薬物、 医薬品服用およびアルコール飲用に
よる影響下にある場合には電動工具を使用しないで
ください。 電動工具使用中の一瞬の不注意が重傷
の原因となることがあります。
b) 作業保護具および保護メガネを常に着用してくださ
い。 けがに備え、 電動工具使用状況に応じた粉じ
んマスク、 耐滑性の安全靴、 ヘルメット、 耳栓な
どの作業保護具を使用してください。
c) 電動工具の不意な始動は避けてください。 電動工具
を電源および/またはバッテリーに接続する前や本
体を持ち上げたり運んだりする前に、 本体がオフに
なっていることを必ず確認してください。 オン/オ
フスイッチが入っている状態で電動工具のスイッチ
に指を掛けたまま運んだり、 電源に接続したりする
と、 事故の原因となる恐れがあります。
d)
電動工具のスイッチを入れる前に、 必ず調節キー
レンチを取り外してください。 調節キーやレンチ
が本体の回転部に装着されたままでは、 けがの原
因となる恐れがあります。
e) 作業中は不安定な姿勢をとらないでください。 足元
を安定させ、 常にバランスを保つようにしてくだ
い。 これにより、 万一電動工具が異常状況に陥っ
た場合にも、 切な対応が可能となります。
f) 作業に適した作業着を着用してください。 だぶだ
ぶの衣服や装身具を着用しないでください。 髪、
衣服、 手袋を本体の可動部に近づけないでくださ
い。 だぶだぶの衣服、 装身具、 長い髪が可動部に
巻き込まれる恐れがあります。
ja
213
Printed: 29.05.2017 | Doc-Nr: PUB / 5071045 / 000 / 04Printed: 29.05.2017 | Doc-Nr: PUB / 5071045 / 000 / 05
g) じんシステムの接続が可能な場合には、 これらの
システムが適切に接続、 使用されていることを確
認してください。 吸じんシステムを利用することに
より、 じん公害を防げます。
5.1.4 電動工具の使用および取扱い
a) 無理のある使用を避けてください。 作業用途に適し
た電動工具を使用してください。 適切な電動工具
の使用により、 能率よく、 スムーズかつ安全な作業
が行えます。
b) スイッチに支障がある場合には、 電動工具を使用し
ないでください。 スイッチで始動および停止操作の
できない電動工具は危険ですので、 修理が必要で
す。
c) 本体の設定やアクセサリーの交換を行う前や本体
を保管する前には電源プラグをコンセントから抜く
か、 バッテリーを取り外してください。 この安全
処置により、 電動工具の不意の始動を防止すること
ができます。
d) 電動工具をご使用にならない場合には、 子供の手の
届かない場所に保管してください。 電動工具に関す
る知識のない方、 本説明書をお読みでない方によ
る本体のご使用はお避けください。 未経験者によ
る電動工具の使用は危険です。
e) 電動工具は慎重に手入れしてください。 可動部分が
引っ掛かりなく正常に作動しているか、 電動工具
の運転に影響を及ぼす各部分が破損損傷してい
ないかを確認してください。 電動工具を再度ご使
用になる前に、 損傷部分の修理を依頼してくださ
い。 発生事故の多くは保守管理の不十分な電動工
具の使用が原因となっています。
f) 先端工具をきれいに保ってください。 手入れのゆ
きとどいた先端工具を使用すると、 作業が簡単か
つ、 スムーズになります。
g) 電動工具、 アクセサリー、 先端工具などは本説明書
内の指示に従って使用してください。 この際、作業
環境および用途に関してもよくご注意ください。
定された用途以外に電動工具を使用すると危険な状
況をまねく恐れがあります。
5.1.5 サービス
a) 電動工具の修理は必ず認定サービスセンターにお申
し付けください。 また、必ず純正部品を使用してく
ださい。 これにより電動工具の安全性が確実に維
持されます。
5.2 ハンマーに関する安全上の注意
a) 耳栓を着用してください。 騒音により、 聴覚に悪
影響が出る恐れがあります。
b) 本体に付属の補助ハンドルを使用してください。
れ以外のハンドルを使用すると、 コントロールを
失ってけがをする恐れがあります。
c) 隠れた電線や装置自体の電源コードに先端工具が接
触する可能性のある作業を行う場合は、 必ず本体
の絶縁されたグリップを持ってください。 通電し
ているケーブルと接触すると、 本体の金属部分に
も電圧がかかり、 感電の危険があります。
5.3 その他の安全上の注意
5.3.1 作業者に関する安全
a) 本体は必ず両手でグリップを掴んで確実に保持して
ください。 グリップ表面は乾燥させ、清潔に保ち、
オイルやグリスで汚さないようにしてください
b) 本体に集じん装置を取り付けないで作業をする場
合、 作業される方は防じんマスクを着用しなけれ
なりません。
c) 休憩を取って緊張をほぐし、 指を動かして血の巡り
を良くするように心がけてください。
d) 回転部分には手を触れないでください。 本体の電
源は必ず作業場で入れてください。 回転部分、
に回転している先端工具は負傷の原因となります。
e) 作業中、 常に電源コード、 延長コードが本体の背
後にくるようにしてください。 作業中の落下を防
止することができます。
f) 攪拌を行う場合、 機能切替スイッチを 「回転+打
撃」 位置へ回してください。 保護手袋を着用して
ください。
g) 本体で遊んではいけないことを子供に伝えてくださ
い。
h) 本体は、 子供や体の弱い人が指示を受けずに使用す
るには向いていません。
i) 含鉛塗料、 特定の種類の木材、 鉱物、 金属など
の母材から生じた粉じんは、 健康を害する恐れが
ります。 業者や近くにいる人々が粉じんに触れ
り吸い込んだりすると、 アレルギー反応や呼吸器疾
患を起こす可能性があります。 カシやブナ材など
の特定の粉じんは、 特に木材処理用の添加剤 (ク
ロム塩酸、 木材保護剤) が使用されている場合、
発ガン性があるとされています。 アスベストが含
れる母材は、 必ず専門家が処理を行うようにして
ださい。 できるだけ集じん装置を使用してくださ
い。 集じん効果を高めるには、 当電動工具に適し
たヒルティ推奨の木材 / 物粉じん用移動式集じ
ん機を使用してください 作業場の換気に十分配
慮してください。 フィルタークラス P2 の防じん
マスクの着用をお勧めします 処理する母材につ
て、 各国で効力を持つ規定を遵守してください。
5.3.2 電動工具の慎重な取扱いおよび使用
a) 作業材料を固定します。 作業材料を締め付ける時
は、 クランプあるいは万力を使用してください。
この方が手で押さえるよりも確実であり、 本体を
手で自由に操作することができます。
b) 使用する先端工具がチャック機構に適合し、 チャッ
ク内にしっかりと固定されていることを確認してく
ださい。
5.3.3 電気に関する安全注意事項
a) 作業を開始する前に、 作業場に埋設された電線、
ス管や水道管がないかを金属探知機などで調査して
ください。 例えば、 作業中に誤って先端工具が電
線に触れると、 本体の金属部分とケーブルが通電
る可能性があります。 この場合、 感電による重大
な事故が発生する危険があります。
b) 本体の電源コードを定期的に点検し、 コードに損
傷がある場合は資格のある修理スペシャリストに交
ja
214
Printed: 29.05.2017 | Doc-Nr: PUB / 5071045 / 000 / 04Printed: 29.05.2017 | Doc-Nr: PUB / 5071045 / 000 / 05
換を依頼してください。 電動工具の電源コードが損
傷した場合は、 専用の承認された交換用電源コード
と交換してください。 交換用電源コードはヒルティ
サービスセンターにご注文ください。 延長コード
を定期的に点検し、 損傷している場合は交換してく
ださい。 作業中、 損傷した電源コード、 延長コー
ドには触れないでください。 不意に始動しないよう
に電源コードをコンセントから抜きます 損傷し
た電源コードや延長コードは感電の原因となり危
険です。
c) 導電性のある母材に対して作業を頻繁に行う場合
は、 期的にヒルティサービスセンターに本体の点
検を依頼してください。 本体表面に導電性のある
粉じんや水分が付着すると、 時に感電の恐れがあり
ます。
d) 屋外で使用する場合は、 必ず最大作動電流 30 mA
の漏電遮断機(RCD)を介して本体を電源に接続し
てください。 漏電遮断機を使用すると、 感電の危
険が小さくなります。
e) 原則として、 動電流が最大 30 mA 漏電遮断機
(RCD) をご使用になるよう推奨します。
5.3.4 作業場の安全確保
a) 作業場の換気に十分配慮してください。 作業場
の換気が十分でないと、 粉じんによる汚染で健康
害される恐れがあります。
b) 剥がし作業の場合には、 作業側と反対の領域を保
護してください 剥がれた部分が脱落、落下して他
人を傷つける危険があります。
5.3.5 個人保護用具
本体使用中、 業者および現場で直近に居合わせる人々
は保護メガネ、 保護ヘルメット、 耳栓、 保護手袋およ
び防じんマスクを着用しなければなりません
6 ご使用前に
6.1 サイドハンドルの取付けと位置決め 2
1. 不意に始動しないように電源コードをコンセントか
ら抜きます。
2. サイドハンドルのグリップを反時計方向に回して、
サイドハンドルのクランピングバンドを緩めます
3. サイドハンドル (クランピングバンド) をチャッ
クに通し、 ハウジングにはめ込みます。
4. サイドハンドルをご希望の位置に回します。
5. 注意クランピングバンドが装置の専用の溝にはまっ
ていることを確認してください。
サイドハンドルのグリップを時計方向に回して、
しっかりと固定します。
6.2 デプスゲージ (オプション) の取付け
1. サイドハンドルのグリップを反時計方向に回して、
サイドハンドルのクランピングバンドを緩めます。
2. デプスゲージをサイドハンドルのクランピングバン
ドの下に押し込み、 2 つのガイド穴に通します。
3. グリップを回してサイドハンドルを締め付けてくだ
さい。 同時にデプスゲージが固定されます。
6.3 本体のロック解除
「ご使用方法/盗難防止 TPS(ATC) の章を参照して
ください。
6.4 延長コードおよび発電機または変圧器の取付
「製品の説明/延長コードを使用する場合」 の章を参
照してください。
7 ご使用方法
注意
本体は、その用途に応じて高いトルクを発生します。
イドハンドルを使用して、 本体を常に両手で支えてくだ
さい。 作業者は、 先端工具が突然噛んだ場合に備えて
ください。
注意
常に機能切替スイッチが正しい機能の位置に設定されて
いるか注意してください。
注意
緩んだ機械部品を締め付ける時はクランプあるいは万力
を使用してください。
ja
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注意
先端工具の使用に先立ち、 その都度損傷および不均等
な摩耗のないことを点検してください。
7.1 準備
注意
先端工具は使用することで熱くなるので、 先端工具の交
換時には保護手袋を着用してください。
7.1.1 デプスゲージの調整
1. デプスゲージの固定ネジを緩めます。
2. デプスゲージをご希望の位置にセットします。
3. デプスゲージを固定ネジでしっかりと締め付けま
す。
7.1.2 先端工具の装着 3
1. 不意に始動しないように電源コードをコンセントか
ら抜きます。
2. 先端工具のコネクションエンドが汚れていないか、
グリスが塗布されているか確認します。 必要であ
れば、 コネクションエンドの汚れを取り除き、
グリスを薄く塗ってください。
3. 防じんカバーのシーリングリップが汚れていない
か確認します。 必要であれば、 防じんカバーの
汚れを落とし、 シーリングリップに損傷がある場
合は防じんカバーを交換してください。
4. 先端工具をチャックに挿入し、 軽く押し付けなが
らガイド溝に収まるまで回します。
5. カチッと噛み合う音がするまで奥に差し込みます。
6. 先端工具を引っ張り、 しっかりと固定されている
か確認します。
7.1.3 先端工具の取外し 4
1. 不意に始動しないように電源コードをコンセントか
ら抜きます。
2. チャックロックスリーブを引き戻して、 ャック
を開いてください。
3. 先端工具をチャックから引き抜いてください。
7.2 操作
注意
母材の加工作業で、 母材の破砕片が生ずる場合があ
ります。 保護メガネ、 保護手袋、 および集じん装置
を使用していない場合は防じんマスクを着用してくださ
い。 破片が身体の一部、 眼などを傷つけることもあり
ます。
注意
作業工程で騒音が発生します。 耳栓を着用してくださ
い。 過剰な騒音で聴力の低下を招く場合もあります。
注意
休憩を取って緊張をほぐし、 指を動かして血の巡りを
良くするように心がけてください。
7.2.1 盗難防止システム TPS(ATC)
注意事項
本体 (ATC 搭載の場合) にはオプションで 「盗難防
止システム」 を取り付けることができます。 本体に盗
難防止システムが取り付けられている場合は、 権限を
有する作業者のみがロック解除して使用することができ
ます。
7.2.1.1 本体のロック解除 5
1. 電源コードをコンセントに差し込みます。 黄色
の盗難防止保護ランプが点滅します。 これで本体
は、 ロック解除キーからの信号を受信可能な状
態になります。
2. ロック解除キーをロックシンボルに近づけます
本体がロック解除されると、 黄色の盗難防止ラン
プが消灯します。
注意事項作業場所の移動や停電などのために電源ス
イッチを切った場合、 本体は約 20 分の間作動可能
状態に保たれます。 イッチオフの時間がこれよ
り長くなると本体はロックされるので、 ロック解
除キーで新たにロックを解除してください。
7.2.1.2 本体の盗難防止機能の作動
注意事項
盗難防止システムの作動と使用法に関する詳しい情報
は、 取扱説明書 「盗難防止システム」 をご覧ください。
7.2.2 回転 打撃 6
注意事項
低温での作業打撃機構を作動させるためには、本体温
度が最低運転温度に達している必要があります。 最低
運転温度まで上げるには、 本体先端を直接サポート面に
当てて本体をアイドル回転させます。 必要であれば、
打撃機構が始動するまでこの動作を繰り返します。
1. 機能切替スイッチを 「回転+打撃」 の位置へ回し
て、 きちっと止めます。 作動中に機能切替スイッ
チを操作しないでください。
2. サイドハンドルをご希望の位置に回し、 正しく、
しっかりと固定されていることを確認します
3. 電源コードをコンセントに差し込みます。
4. 穿孔能力を指定します (オプション)
注意事項電源コードをコンセントに差し込むと、
本体は常にフルパワー穿孔に設定されます。
注意事項ハーフパワー穿孔に設定するには、「ハー
フパワー」 ボタンを押します。 パワーインジケー
ターが点灯します。「ハーフパワー」 ボタンをも
う一度押すと、 体は再びフルパワー穿孔に切り
替わります。
5. ビット先端をご希望の穴明け位置に当てます。
6. ントロールスイッチをゆっくりと握り込みます
(ドリルビットが穴のセンターをとらえるまで低
穿孔)
7. その後コントロールスイッチを一杯に握り込んで、
100 %のパワーで穿孔します。
8. 過剰な押し付けはおやめください。 押し付けるこ
とによって打撃力が強くなることはありません。
押し付けを少なくした方が先端工具をより長くお使
い頂けることになります。
ja
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9. 貫通直前には穿孔速度を落とし、 母材裏面が剥
離するのを防止してください。
7.2.3 アクティブトルクコントロール (TE 60‑ATC)
本体はトルクリミッター方式安全クラッチに加えて、
ATC(アクティブトルクコントロール) 機能を備えて
います。 このシステムは穿孔作業中の安全性に配慮し
た設計で、ドリル回転軸に突然の回転力が生じた場合、
瞬時にシャットオフ機能が働きます。 例えば穿孔中に
ドリルビットが鉄筋を噛んだり、 意に先端工具が曲
がったりした場合にこの機能が働きます。 ATC システ
ムが作動してシャットオフになった場合は、 ントロー
ルスイッチを一旦放し、 モーターの回転が止まったあと
に再び握り込んで本体を再始動します (クリックシグナ
ル音が出れば再始動できます) 本体が常に反時計回り
の方向 (作業者から見て) に回る分だけのスペースが
あるところで、 作業を行ってください。 それができな
い場合は ATC システムが効きません。
7.2.4 ハツリ作業 7
注意事項
チゼルは 24 方向に 15° ずつ) 角度調整可能です。
これによってコールドチゼルでもスケーリングチゼルで
も、 最適の角度で作業できます。
注意
機能切替スイッチが「チゼル角度調整」位置のままで作
動させないでください。
1. チゼル角度を調整するには、 機能切替スイッチを
「チゼル角度調整」 の位置へ回して、 きちっと止め
ます。
2. サイドハンドルをご希望の位置に回し、 正しく、
しっかりと固定されていることを確認します。
3. チゼルをご希望の位置に回します。
4. チゼルをロックするには、 機能切替スイッチを
「ハツリ作業」 の位置へ回して、 きちっと止めま
す。 作動中に機能切替スイッチを操作しないでく
ださい。
5. ハツリ作業を開始するには、 電源コードをコンセ
ントに差し込みます。
6. ハツリ能力を指定します (ATC)
注意事項電源コードをコンセントに差し込むと、
本体は常にハツリフルパワーに設定されます。
注意事項ハツリハーフパワーに設定するには、
「ハーフパワー」ボタンを押します。 ハツリパワー
インジケーターが点灯します。「ハーフパワー」
ボタンをもう一度押すと、 本体は再びハツリフル
パワーに切り替わります。
7. チゼル先端をご希望のハツリ位置に当てます。
8. コントロールスイッチを一杯に握り込みます。
7.2.5 回転のみ
専用のコネクションエンドを使用すると、 回転のみの作
動が可能になります。 ヒルティ先端工具シリーズから
これらの先端工具を入手することができます。 例えば
シャンク形状が円になっている木工用または鉄工用ドリ
ルビットをキーレスチャックに挿入し、 回転のみの作動
を行うことができます。 その際、 機能切替スイッチは
「回転+打撃」 の位置にロックしておきます。
7.2.6 スイッチロック 8
ハツリモードで作業する場合、 コントロールスイッチ
を作動状態でロックできます。
1. グリップ上部のスイッチロックを前にスライドさせ
ます。
2. コントロールスイッチを一杯に握り込みます。
本体は連続動作モードになります。
3. ロックを解除するには、 スイッチロックを戻しま
す。
本体の電源が切れます。
7.2.7 撹拌
1. 機能切替スイッチを 「回転+打撃」 の位置へ回し
て、 きちっと止めます。
2. キーレスチャックをホルダーに挿入します。
3. 攪拌ツールを装着します。
4. 先端工具を引っ張り、 しっかりと固定されている
か確認します。
5. サイドハンドルをご希望の位置に回し、 正しく、
しっかりと固定されていることを確認します
6. 電源コードをコンセントに差し込みます。
7. 撹拌する材料の入った容器内に攪拌ツールを保持し
ます。
8. コントロールスイッチをゆっくりと握り込んで撹拌
を開始します。
9. その後コントロールスイッチを一杯に握り込んで、
100 %のパワーで穿孔します。
10. 材料が容器から外に飛び散らないように攪拌ツール
を操作します。
8 手入れと保守
注意
不意に始動しないように電源コードをコンセントから
抜きます。
8.1 先端工具と金属部品の手入れ
先端工具とチャックの表面に付着した汚れを取り除きま
す。 時折、 油を染みこませた布で表面を磨いて腐食か
ら守ってください。
8.2 本体の手入れ
注意
本体、特にグリップ表面を乾燥させ、清潔に保ち、オイ
ルやグリスが付着していないようにしてください。
剤、 磨き粉等のシリコンを含んだ清掃用具は使用しない
でください。
ja
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通気溝が覆われた状態で本体を使用しないでくださ
い。 通気溝を乾いたブラシを使用して注意深く掃除し
てください。 本体内部に異物が入らないようにしてく
ださい。 定期的に、 少し湿した布で本体表面を拭いて
ください。 スプレーやスチームあるいは流水などによ
る清掃は避けてください。 電気上の安全面に悪影響が
出る可能性があります。
8.3 サービスインジケーター
注意事項
本体はサービスインジケーターを装備しています。
インジケーター 赤色で点灯 本体の作動時間がサービス時期に達して
います。 本体は、 サービスインジケー
ターが点灯してから、 数時間使用する
ことができますが、 その後は自動遮断
装置が働き、 本体は作動しなくなりま
す。 サービスインジケーターが点灯し
たら、メンテナンスのため本体を弊社営
業担当またはヒルティ代理店販売店へ
お預けください。
赤色で点滅
「故障かな? と思った時」の章を参照し
てください。
8.4 保守
警告事項
本体の電気系統部分の修理は訓練された修理スペシャリ
ストのみができます。
本体の全ての表面パーツに損傷がないか、 また全ての装
置が支障なく作動するか確認してください。 パーツが損
傷していたり、 装置が正しく作動しない場合は、 本体
を使用しないでください。 修理が必要な際は、 弊社営
業担当またはヒルティ代理店販売店にご連絡くださ
い。
8.5 手入れと保守を行った後の点検
手入れ、 保守の作業を済ませた後は、 ての安全機構
が装着され、 正常に作動していることを確認しなければ
なりません。
9 故障かな? と思った時
症状
考えられる原因 処置
本体が始動しない。
主電源が供給されていない。
別の電動工具をつなぎ、作動するか確
認する。
電源コードあるいはプラグの故障。
修理スペシャリストに点検を依頼し、
必要な場合には交換する。
発電機がスリープモード。
発電機に別の電気負荷 (ランプ等)
をかける。 その後、 本体をオフにし
て再びオンにする。
その他の電気的故障。 理スペシリスに点検を頼す
る。
電源遮断後に電子式インターロックが
アクティブになった。
本体をオフにして再びオンにする。
コントロールスイッチの故障。
修理スペシャリストに点検を依頼し、
必要な場合には交換する。
打撃がない。
本体温度が低すぎる。 本体を最低運転温度まで暖める。
以下の章を参照してください7.2.2
回転 打撃 6
本体が作動せず、 インジケー
ターが赤色で点滅する。
本体に損傷がある。 修理が必要な際は、 弊社営業担当ま
たはヒルティ代理店販売店にご連
絡ください。
本体が作動せず、 インジケー
ターが赤色で点灯する。
カーボンブラシの摩耗。
修理スペシャリストに点検を依頼し、
必要な場合には交換する。
ja
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症状 考えられる原因 処置
本体が作動せず、 インジケー
ターが黄色で点滅する。
本体がロック解除されていない (盗
難防止システムが取り付けられている
ATC 搭載機の場合)
本体をロック解除キーでロック解除す
る。
本体機能がフルに発揮されな
い。
延長コードが長すぎる、 または導体
断面積が小さすぎる。
許容された長さと十分な導体断面積を
持つ延長コードを使用する。
コントロールスイッチの握り込みが不
十分。
コントロールスイッチを一杯に握り込
む。
「ハーフパワー」 ボタンが押されてい
る(ATC
「ハーフパワー」 ボタンを押します。
供給電源の電圧が低すぎる。
本体を別の供給電源に接続する。
ドリルビットが回転しない。
機能切替スイッチがロックされてい
ない、 または 「ハツリ作業」 位置か
「チゼル角度調整」 位置になってい
る。
停止位置の機能切替レバーを 「回
+打撃」 に動かす。
ドリルビット/チゼルをチャッ
クから取り出せない。
チャックが完全に開いていない。
チャックロックスリーブを後ろに十分
引きながら先端工具を抜く。
サイドハンドルが正しく取り付けられ
ていない。
サイドハンドルを緩めて、クランピン
グバンドとサイドハンドルが奥でロッ
クされるように正しい位置に装着しな
おす。
10 廃棄
本体の大部分の部品はリサイクル可能です。 リサイクル前にそれぞれの部品は分別して回収されなければなりませ
ん。 多くの国でヒルティは、 古い電動工具をリサイクルのために回収しています。 詳細については弊社営業担当ま
たはヒルティ代理店 販売店にお尋ねください。
EU 諸国のみ
本体を一般ゴミとして廃棄してはなりません。
古い電気および電子工具の廃棄に関するヨーロッパ基準と各国の法律に基づき、 使用済みの電気工具
は一般ゴミとは別にして、 環境保護のためリサイクル規制部品として廃棄してください。
11 本体に関するメーカー保証
保証条件に関するご質問は、 最寄りのヒルティ代理店
販売店までお問い合わせください。
ja
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12 EU 規格の準拠証明(原本)
名称 コンビハンマードリル
機種名
TE 60 / TE 60‑ATC‑AVR
製品世代
03
設計年
2010
この製品は以下の基準と標準規格に適合してい
ることを保証します2016 4 19 日まで
2004/108/EG 2016 4 20 日以降2014/30/EU、
2006/42/EG2011/65/EU、EN 60745‑1EN 60745‑2‑6、
EN ISO 12100.
Hilti Corporation Feldkircherstrasse 100
FL‑9494 Schaan
Paolo Luccini Tassilo Deinzer
Head of BA Quality and Process
Management
Executive Vice President
Business Area Electric Tools &
Accessories
Business Unit Power
Tools & Accessories
05/2015 05/2015
技術資料
Hilti Entwicklungsgesellschaft mbH
Zulassung Elektrowerkzeuge
Hiltistrasse 6
86916 Kaufering
Deutschland
ja
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