Hilti SCM 22-A 取扱説明書

タイプ
取扱説明書
SCM 22-A
日本語
Printed: 06.06.2019 | Doc-Nr: PUB / 5075280 / 000 / 06
Printed: 06.06.2019 | Doc-Nr: PUB / 5075280 / 000 / 06
***** 社内文書 ***** 06.06.2019 / 08:46:00 - H2\DOK-Projekt\System\SCM_22-A-G1\JPN\SCM22-A_P1
SCM 22-A
オリジナル取扱説明
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日本語 1
1 文書について
1.1 本書について
ご使用前に本書をすべてお読みくださいこのことは、安全な作業と問題のない取扱いのための前提条
件となります。
本書および製品に記載されている安全上の注意と警告表示に注意してください。
取扱説明書は常に製品とともに保管し、の人が使用する場合には、製品と取扱説明書を一緒にお渡し
ください。
1.2 記号の説明
1.2.1 警告表示
警告表示は製品の取扱いにおける危険について警告するものです。以下の注意喚起語が使用されていま
危険
危険
この表記は、重傷あるいは死亡事故につながる危険性がある場合に注意を促すために使われます。
警告
警告
この表記は、重傷あるいは死亡事故につながる可能性がある場合に注意を促すために使われます。
注意
注意
この表記は、軽傷あるいは物財の損傷が発生する可能性がある場合に使われます。
1.2.2 本書の記号
本書では、以下の記号が使用されています
使用前に取扱説明書をお読みください
本製品を効率良く取り扱うための注意事項や役に立つ情報
リサイクル可能な部品の取扱い
工具およびバッテリーを一般ゴミとして廃棄してはなりませ
1.2.3 図中の記号
図中では以下の記号が使用されています
この数字は本取扱説明書冒頭にある該当図を示しています
付番は図中の作業手順の順序に対応していて、本文の作業手順とは一致しない場合があります
概要図には項目番号が付されていて、製品概要セクションの凡例の番号に対応していま
この記号は、製品の取扱いの際に特に注意が必要なことを示しています。
1.3 製品により異なる記
1.3.1 記号
製品には以下の記号が使用されている場合があります
無負荷回転数
直流
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2 日本語
毎分回転数
直径
ソーブレード
無線データ転送
Li-Ionen バッテリー
使用されているHilti Li-Ion バッテリーのモデルシリーズ正しい使の章の記載に注意してくだ
さい。
1.4 製品情報
製品はプロ仕様で製作されておりその使用、保守、修理を行うのは、認定を受けトレーニング
された人のみに限ります。これらの人は、遭遇し得る危険に関する情報を入手していなければなりません。
製品およびアクセサリーの使用法を知らない者による誤使用あるいは規定外の使用は危険です。
機種名および製造番号は銘板に表示されています。
製造番号を以下の表に書き写しておいてください。ヒルティ代理店やサービスセンターへお問い合わせ
の際には、製品データが必要になります。
製品データ
機種名 SCM 22A
製品世代 01
製造番号
1.5 適合宣言
当社は、単独の責任において本書で説明している製品が有効な基準と標準規格に適合していることを宣言し
ます。適合宣言書の複写は本書の末尾にあります。
技術資料は本書の後続の頁に記載されています
Hilti Entwicklungsgesellschaft mbH | Zulassung Geräte | Hiltistraße 6 | 86916 Kaufering, DE
2 安全
2.1 電動工具の一般安全注意事項
警告事 本電動工具に付属のすべての安全上の注意、示事項、および製品仕様をお読みくださ
い。以下の指示を守らないと、感電、火災および/または重傷事故の危険があります。
安全上の注意および指示事項が書かれた説明書はすべて大切に保管してください
安全上の注意で使用する用「電動工具」とはお手持ちの電動ツール(電源コード使用)またはバッテリー
ツール(コードレス)を指します。
作業環境に関する安
作業場はきれいに保ち、十分に明るくしてくださいちらかった暗い場所での作業は事故の原因となり
ます。
爆発の危険性のある環境(可燃性液体、ガスおよび粉じんのある場所)では電動工具を使用しないでく
ださい。電動工具から火花が飛散し、粉じんや揮発性ガスに引火する恐れがあります。
動工具の使用中子供や無係者を作場へ近づけなでくださ作業に気がそされると
本体のコントロールを失ってしまう恐れがあります。
電気に関する安全注意事項
電動工具の接続プラグは電源コンセントにきちんと適合しなければなりません。プラグは絶対に変更し
ないでください。保護接地した電動工具と一緒にアダプタープラグを使用しないでください。オリジナ
ルのプラグと適切なコンセントを使用することにより、感電の危険を小さくすることができます。
パイプ、ジエーター、電子レンジ、冷蔵庫などのアースされた面に体の一部が触れないようにしてく
ださい。体が触れると感電の危険が大きくなります。
電動工具を雨や湿気から保護してください。電動工具に水が浸入すると、感電の危険が大きくなります。
電動工具を持ち運んだり、吊り下げたり、コンセントからプラグを抜いたりするときは、必ず本体を持
ち、電源コードを持ったり引っ張ったりしないでください。電源コードを火気、オイル鋭利な刃物
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日本語 3
可動部等に触れる場所に置かないでください。電源コードが損傷したり絡まったりしていると、感電の
危険が大きくなります。
屋外工事の場合には、必ず屋外専用の延長コードを使用してください。屋外専用の延長コードを使用す
ると、感電の危険が小さくなります。
湿った場所で電動工具を作動させる必要がある場合は、漏電遮断器を使用してください。漏電遮断器を
使用すると、感電の危険が小さくなります。
作業者に関する安全
電動工具を使用の際には油断せずに十分注意し、常識をもった作業をおこなってください。れてい
る場合、薬物、医薬品服用およびアルコール飲用による影響下にある場合には電動工具を使用しないで
ください。電動工具使用中の一瞬の不注意が重傷の原因となることがあります。
個人用保護具および保護メガネを常に着用してください。負傷の危険を低減するために、電動工具の使
用状況に応じた粉じんマスク、耐滑性の安全靴、ヘルメット、耳栓などの個人用保護具を着用してくだ
さい。
電動工具の意図しない始動を防止して下さい。電動工具を電源および/またはバッテリーに接続する前
や本体を持ち上げたり運んだりする前に、本体がオフになっていることを必ず確認してください。オン
/オフスイッチが入っている状態で電動工具のスイッチに指を掛けたまま運んだり、電源に接続したり
すると、事故の原因となる恐れがあります
電動工具のスイッチを入れる前に、必ず調節キーやレンチを取り外してください。調節キーやレンチが
本体の回転部に装着されたままでは、けがの原因となる恐れがあります
作業中は不安定な姿勢をとらないでください。足元を安定させ、常にバランスを保つようにしてくださ
い。これにより、万一電動工具が異常状況に陥った場合にも、適切な対応が可能となります。
作業に適した作業着を着用してください。だぶだぶの衣服や装身具を着用しないでください。髪、衣服、
手袋を本体の可動部に近づけないでください。ぶだぶの衣服、装身具、長い髪が可動部に巻き込まれ
る恐れがあります。
吸じんシステムの接続が可能な場合には、これらのシステムが適切に接続、使用されていることを確認
してください。吸じんシステムを利用することにより、粉じん公害を防げます。
電動工具の取扱いに熟練している場合にも、正しい安全対策を遵守し、動工具に関する安全規則を無
視しないでください不注意な取扱いは、ほんの一瞬で重傷事故を招くことがあります。
電動工具の使用および取扱い
無理のある使用を避けてください。作業用途に適した電動工具を使用してください。適切な電動工具の
使用により、能率よく、スムーズかつ安全な作業が行えます。
スイッチが故障している場合には、電動工具を使用しないでください。スイッチで始動および停止操作
のできない電動工具は危険ですので、修理が必要です。
本体の設定やアクセサリーの交換を行う前や本体を保管する前には電源プラグをコンセントから抜き、
および/または脱着式のバッテリーを取り外してください。この安全処置により、電動工具の意図しな
い始動を防止することができます。
電動工具をご使用にならない場合には、子供の手の届かない場所に保管してください。電動工具に関す
る知識のない方、本説明書をお読みでない方による本体のご使用は避けてください未経験者による電
動工具の使用は危険です。
電動工具とアクセサリーは慎重に手入れしてください。可動部分が引っ掛かりなく正常に作動している
か、電動工具の運転に影響を及ぼす各部分が破損・損傷していないかを確認してください電動工具を
ご使用になる前に、傷部分の修理を依頼してください。事故の多くは保守管理の不十分な電動工具の
使用が原因となっています。
先端工具は鋭利で汚れのない状態を保ってください。お手入れのゆきとどいた先端工具を使用すると、
作業が簡単かつ、スムーズになります。
電動工具アクセサリー、端工具などは、れらの説明書に記載されている指示に従って使用してく
ださい。その際は、業環境および用途についてもご注意ください。指定された用途以外に電動工具を
使用すると危険な状況をまねく恐れがあります。
リップとグリップ面は乾燥した清潔な状態に保ちオイルやグリスの付着がないようにしてくだ
い。グリップやグリップ面が滑りやすい状態になっていると、期していない状況が発生した際に電動
工具を安全に使用/制御できません。
バッテリー工具の使用および取扱い
ッテリーを充する場合は、ずメカー推奨の充電器使用してください特定タイのバッテ
リー専用の充電器を他のバッテリーに使用すると、火災の恐れがあります。
電動工具には、必ず指定されたバッテリーを使用してください。指定以外のバッテリーを使用すると、
負傷や火災の恐れがあります。
使用されていないバッテリーの近くに、事務用クリップ、硬貨、キー、釘、ネジ、その他の小さな金属物
を置かないでください。電気接点の短絡が起こることがあります。バッテリーの電気接点間が短絡する
と、火傷や火災が発生する危険があります
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正しく使用しないと、液漏れが発生することがあります。その場合、漏れた液には触れないでください。
もしも触れてしまった場合は、水で洗い流してください。バッテリー液が眼に入った場合は、水で洗い
流してから医師の診察を受けてください流出したバッテリー液により、皮膚が刺激を受けたり火傷を
負う恐れがあります
損傷したあるいは変更が加えられたバッテリーは使用しないでください。損傷したあるいは変更が加え
られたバッテリーは予測不可能な挙動により爆発あるいは負傷事故を発生させる危険があります。
ッテリーは火気あるいは高温に曝さないでください。気あるいは 130 °C(265 °F)超える高
は、爆発の原因となることがあります。
充電に関するすべての指示事項に従い、バッテリーあるいはバッテリー工具は、決して取扱説明書に記
載された温度範囲外で充電しないでください正しくない充電あるいは許容温度範囲外での充電によ
り、バッテリーが破壊され火災が発生する危険があります。
サービス
電動工具の修理は必ず認定サービスセンターにお申し付けください。た、必ず純正部品を使用してく
ださい。これにより電動工具の安全性が確実に維持されます。
傷したバッテーは決して手入れ保守を行わないでださい。ッテリーの保守作はすべて
メーカーあるいは権限のあるお客様サービスセンターが行うものとします。
2.2 すべてのソーに対する安全上の注意
切断作業
危険:切断領域やソーブレード付近に手を差し出さないでください。片方の手で補助グリップまたは
モーターハウジングを保持してください両手でソーを保持すれば、ソーブレードで手を負傷すること
はありません。
作業材料の下側をつかまないでください。保護カバーは、作業材料の下側に出るソーブレードから手を
保護することはできません。
切り込み深さを作業材料の厚さに合わせてください。作業材料の下に出る部分を歯の全高より小さくし
てください。
断する作業材を手や足で支えなでください。業材は安定した支持具固定してください
身体の一部が触れたり、ソーブレードが噛んだり制御不能に陥ったりする危険を最小限に抑えるため、
作業材料を正しく固定することは重要です。
隠れた電線に先端工具が接触する可能性のある作業を行う場合は、ず電動工具の絶縁されたグリップ
のみを持つようにしてください。通電しているケーブルと接触すると、電動工具の金属部分にも電圧が
かかり感電の危険があります。
縦切断の際には必ずストッパーまたはストレートエッジガイドを使用してください。これにより切断精
度を高め、ソーブレードが噛む可能性を低減することができます。
常に適切な取り付け穴(星形または丸形など)付いた正しいサイズのソーブレードを使用してくださ
い。ソーの取り付け部に合っていないソーブレードを使用すると、転が不安定になったり、制御不能
になったりする恐れがあります。
ソーブレードワッシャー/スクリューが損傷していたり、適切でない場合、決してこれらを使用しない
でください。ソーブレードワッシャー/スクリューは、最適な出力と作動安全性を確保するためにご使
用のソー専用に製造されたものです。
反動 - 原因とそれに対する安全上の注意
反動は、ソーブレードが引っかかったり噛んだりしたときや、ソーブレードが正しく設置されていない
ときに起こる突然の反応動作で、制御不能になったソーが作業材料から浮き上がって作業者に向かって
跳ね返ることがあります。
ソーブレードが閉じたカットギャップでっかかったり噛んだりするとソーブレードがブック
れ、モーター力でソーが作業者の方向に跳ね返ります。
ソーブレードが切断時にずれたり正しく配置されていないと、後部のソーブレードエッジの歯が作業材
料の表面に引っかかり、ソーブレードがカットギャップから外れて作業者の方に跳ね返ることがありま
す。
ソーの取り扱いが正しくないと、反動が生じます。反動は、以下に示すような適切な予防措置を取ることで
防止することができます。
ソーは両手でしっかりと支え反力を受け止めることができるように腕を構えます。ソーブレードは必
ず側部をつかみ、決してソーブレードが身体のすぐ前にくることのないようにしてください。反動があ
る場合、サーキュラーソーは後方に跳ね返ることがありますが適切な予防措置を講じていれば反力を
抑えることができます。
ソーブレードが噛んだ場合あるいは作業を中断する場合は、ソーをオフにしてソーブレードが停止す
までソーを静かに作業材料内に保持してください。ソーブレードが動いている間はソーを作業材料か
ら離したり後方へいたりしないでくさいそうしないと動が発生する危険ありますソー
レードが噛んでしまったことの原因を確認し、それを取り除いてください。
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作業材料に挿入されているソーを再び作動させる場合は、ソーブレードをカットギャップの中央に配置
し、歯が作業材料に引っかかっていないかチェックします。ソーブレードが噛んでいると、切断を再開
したときにソーブレードが作業材料から飛び出たり、反動が発生する可能性があります。
噛んだソーブレードにる反動の危険を最限に抑えるために型プレートは支持てください。
大型プレートはそれ自身の重みでたわむことがあります。プレートは、カットギャップ付近と縁部の両
側で支える必要があります。
切れ味の悪くなったソーブレードや損傷したソーブレードは使用しないでください。ソーブレードの歯
の切れ味が悪い場やソーブレードがしく合っていない合、ットギャップ狭くなりすぎて、
摩擦が大きくなったり、ソーブレードの噛みや反動が起こります。
切断の前に、切り込み深さ調整および切り込み角度の調整を締め付けてください。切断中に調整が変化
すると、ソーブレードが噛んだり反動が発生する可能性があります。
既存の壁やその他の見通しのきかない領域で切断を行う場合は特に注意してください。切断時に押し
込まれたソーブレードが隠れている対象物にブロックされ、跳ね返る可能性があります。
下部保護カバーの機
使用の前には回、部保護カバー正常に閉じているどうかを点検してださい。部保護カ
バーがスムーズに動かず、すぐに閉じない場合は、ーを使用しないでください。下部保護カバーを開
いた位置のまま固定しないでください。ソーをうっかり床に落とした場合、下部保護カバーが変形する
可能性があります保護カバーを戻りレバーで開いて、カバーが自由に動くこと、すべての切り込み角
度および深さでソーブレードや他の部分と接触しないことを確認してください。
下部保護カバー用スプリングの機能を点検してください。下部保護カバーとスプリングが正常に作動し
ない場合は、使用前にソーの整備を依頼してください。損傷した部品、固着した付着物、り屑の堆
積は下部保護カバーの作動を鈍らせます
「プランジカットおよび斜め切断のような特別な切断の場合のみ手で下部保護カバーを開いてくだ
さい。下部保護カバーを戻りレバーで開きソーブレードが作業材料に入り込んだらすぐにレバーを放
してください。他のすべての切断作業の場合、下部保護カバーは自動的に作動しなければなりません。
ワークベンチまたは床にソーを置く場合は、必ず下部保護カバーでソーブレードを保護してください。
保護されていないソーブレードが遅延作動すると、ソーが切断方向と反対に動いてその方向にある物体
を切断します。この場合、ソーの遅延作動時間に注意してください。
2.3 その他の安全上の注
作業者に関する安全
本体の加工や改造は絶対に行わないでください。
耳栓を着用してください。騒音により、聴覚に悪影響が出る恐れがあります。
本体は必ず付属の安全装置と共に使用してください
休憩を取って緊張をほぐし、指を動かして血行を良くするように心がけてください
本体は、体の弱い人が指示を受けずに使用するには向いていません。
本体は子供の手が届かないところに保管してください。
製品の電源は必ず作業場で入れてください。
本体を保管および搬送するときは、バッテリーを取り外してください。
製品を頭より上の高さで使用しないでください。
ソーブレードを横に押し付けて製品を制動しないでください。
本体作動中は、テンションフランジやテンションボルトに触れないでください。
ソーブレードが回転しているときに、スピンドルロック用のプッシュボタンを押さないでください。
本体を人に向けないでください
ソーブレードと加工する母材にフィード力を合わせ、ソーブレードがブロックされたり反動が起こらな
いようにします。
金属切り屑は鋭く、負傷の原因となることがあります。 衣服はボタンなどをかけてしっかりと着用し、
切り屑が手袋、靴あるいは衣服に入り込まないようにしてください。
金属切り屑が飛散する場所に注意してください。 切り屑は熱く、火災、火傷および切創事故の原因とな
ることがあります。
歯の先端が過熱しないようにしてください。
各国の労働安全衛生法に従ってください。
怪我の可能性を防ぐため、必ずHilti 純正のアクセサリーや先端工具のみを使用してください。
含鉛塗料、特定の種類の木材、コンクリート/石材、石英を含む岩石、鉱物および金属などの母材から
生じた粉じんは、健康を害する恐れがあります。作業者や近くにいる人が粉じんに触れたり吸い込んだ
りすると、アレルギー反応や呼吸器疾患を起こす可能性があります。カシやブナ材などの特定の粉じん
は、特に木材処理用の添加剤クロム塩酸木材保護剤)が使用されている場合、発ガン性があるとさ
れています。アスベストが含まれる母材は、必ず専門家が取り扱うようにしてください。できるだけ
じん装置を使用してください。集じん効率を高めるには、適切な可動集じん装置を使用してください。
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必要に応じてそれぞれの粉じんに適した防塵マスクを着用してください。作業場の換気に十分配慮して
ください。処理する母材について、各国で効力を持つ規定を遵守してください。
電気に関する安全注意事項
作業を開始する前に、作業場に埋設された電線、ガス管や水道管がないかを金属探知機などで調査して
ください。例えば作業中に誤って先端工具が電線に触れると、本体の金属部分とケーブルが通電する
可能性があります。この場合、感電による重大な事故が発生する危険があります。
バッテリーの慎重な取扱いおよび使用
LiIon バッテリーの搬送、保管、作動については特別規定を守ってください。
バッテリーは高温と火気を避けて保管してください爆発の恐れがあります。
バッテリーを分解したり、挟んだり、80 °C(176°F)以上に加熱したり、燃やしたりしないでください。
これを守らないと、火事、爆発、腐食の危険があります
損傷したバッテリー例えば亀裂や破損箇所があったり、電気接点が曲がっていたり、押し戻されてい
たり、引き抜かれているバッテリー)は、充電することも、そのまま使用を続けることもできません。
バッテリーを他の電気器具の電源用に使用しないでください。
バッテリーが掴めなくなるほど熱くなる場合は、障している可能性があります。本体を監視可能な火
気のない場所に可燃性の資材から十分に距離をとって置き、ましてください。バッテリーを冷ました
後、Hilti サービスセンターにご連絡ください。
2.4 サーキュラーソーに関するその他の安全上の注意
ハンドサーキュラーソーは、必ずスイッチをオンにした状態で作業材料に対して動かすようにしてく
さい。
切断ラインの上下に障害物がないようにしてください。ねじ、ネイル、あるいはこれに類するものを
切断しないでください。
サーキュラーソーを頭より高い位置で使用しないでください
ソーブレードは、決して側方へと押し当てて制動させないでください。
歯の先端が過熱しないようにしてください。
常に切断対象物に適合したソーブレードを使用してください。
2.5 バッテリーの慎重な取扱いおよび使用
LiIon バッテリーの搬送、保管、作動については特別規定を守ってください。
バッテリーは高温、直射日光および火気を避けて保管してください。
バッテリーを分解したり、挟んだり、80 °C 以上に加熱したり、燃やしたりしないでください。
衝撃を受けたことのあるバッテリー、1 m を超える高さから落下したことのあるバッテリー、あるいは
その他の損傷を被っているバッテリーを使用あるいは充電しないでください。この場合には、必ず最寄
りのHilti サービスセンターにご連絡ください。
バッテリーが掴むことのできないほどに熱くなっている場合は、故障している可能性があります。製品
を監視可能な火気のない場所に可燃性の資材から十分に距離をとって置き、冷ましてください。この場
合には、必ず最寄りのHilti サービスセンターにご連絡ください。
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3 製品の説明
3.1 製品概要
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10 日本語
@
補助グリップ
;
スイッチオンロック
=
ON/OFF スイッチ
%
グリップ
&
充電状態および故障インジケーター
(
追加機(充電状態インジケーター作動
付きリリースボタン
)
切り屑容器
+
振動防止カバーの操作レバー
§
駆動スピンドル
/
ベースプレート
:
振動防止カバー
平行ストッパー
$
ソーブレードの位置チェック
£
LED /覗き窓
|
保護カバー
¡
スピンドルロックボタン
Q
ポインター/切断線チェック
W
平行ストッパー用クランプ
E
バッテリー
R
切り込み深さ設定用リリースレバー
T
アレンレンチ
Z
サポートフランジ
U
テンションフランジ
I
テンションボルト
O
回転方向矢印
3.2 正しい使用
本書で説明している製品は充電式サーキュラーソーです。金属あるいは金属製の作業材料の切断作業専用の
工具です。
規定の特性データ(直径、全負荷回転数、厚さなど)に適合しないソーブレードやカットオフおよび研磨
ディスク、また高合金高速度鋼(HSS 鋼)製ソーブレードを使用してはなりません。木材あるいは木製の作
業材料、プラスチック石膏、ファイバーボードおよび複合材の切断に使用してはなりません。
本製品には、必ずHilti B 22 シリーズの Li-Ion バッテリーを使用してください。
これらのバッテリーには、必ずHilti の C4/36 シリーズの充電器を使用してください。
3.3 Li-Ion バッテリーのインジケーター
Li-Ion バッテリーの充電状況および本体の不具合は、Li-Ion バッテリーのインジケーターにより表示されま
す。Li-Ion バッテリーの充電状態は、2 つのバッテリーリリースボタンのいずれかを押すと表示されます。
状態 意味
4 個の LED が点灯。 充電状態:75 %...100 %
3 個の LED が点灯。 充電状態:50 %...75 %
2 個の LED が点灯。 充電状態:25 %...50 %
1 個の LED が点灯。 充電状態:10 %...25 %
1 個の LED が点滅、本体は作動可能状態。 充電状態:< 10 %
1 個の LED が点滅、本体は作動不能状態。 バッテリーが過熱あるいは完全に放電している。
4 個の LED が点滅、本体は作動不能状態。 本体の過負荷あるいは過熱。
コントロールスイッチの操作中、およびこのスイッチから指を放してから 5 秒が経過するまでの間
は、充電状態を確認することはできません
バッテリーのインジケーターの LED が点滅している場合は、「故障時のヒントの章の注意事項を
認してください。
3.4 平行ストッパー
シングルアームの平行ストッパーにより、作業材料エッジに沿った正確な切断または同じ寸法のストリップ
の切断が可能です。
平行ストッパーはベースプレートの両側に取り付けることができます。
3.5 本体標準セット構成
サーキュラーソー、ソーブレード、アレンレンチ、平行ストッパー、取扱説明書。
安全な作動のために、必ず純正のスペアパーツと消耗品を使用してください。本製品向けに弊社が承
認したスペアパーツ、消耗品およびアクセサリーは、弊社営業担当またはHilti Store にお問い合わせ
いただくか、あるいはwww.hilti.group でご確認ください
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3.6 アクセサリー
テンションフランジサポートフランジ、テンションボルト。
4 製品仕様
4.1 サーキュラーソー
SCM 22-A
定格電圧
21.6 V
重量(EPTA プロシージャ 01 に準拠)
4.1 kg
ソーブレード直径
160 mm … 165 mm
メインブレード厚
1.2 mm
切り込み幅
1.6 mm
ソーブレードの取り付け穴
20 mm
定格無負荷回転数
3,500/min
最大切り込み深さ
57 mm
動作温度
−10 ℃ … 50 ℃
保管温度
−30 ℃ … 70 ℃
4.2 バッテリー
バッテリー作動電圧
21.6 V
作動時の周囲温度
−17 ℃ … 60 ℃
保管温度
−20 ℃ … 40 ℃
充電開始時のバッテリー温度
−10 ℃ … 45 ℃
4.3 騒音および振動値について(EN 62841 準拠)
本説明書に記載されているサウンドプレッシャー値および振動値は、規格に準拠した測定方法に基づいて測
定したものです。電動工具を比較するのにご使用いただけます。曝露値の暫定的な予測にも適しています。
記載されているデータは、電動工具の主要な使用方法に対する値です。電動工具を他の用途で使用したり、
異なる先端工具を取り付けて使用したり手入れや保守が十分でないまま使用した場合には、データが異な
ることがあります。このような相違により、作業時間全体で曝露値が著しく高くなる可能性があります。
曝露値を正確に予測するためには、本体のスイッチをオフにしている時間や、本体が作動していても実際に
は使用していない時間も考慮しなければなりません。このような相違により、作業時間全体で曝露値が著し
く低くなる可能性があります。
作業者を騒音および/または振動による作用から保護するために、他にも安全対策を立ててください(例
電動工具および先端工具の手入れや保守手を冷やさないようにする、作業手順の編成)
騒音排出値
SCM 22-A
サウンドパワーレベ (L
WA
)
104 dB(A)
サウンドパワーレベルの不確実性 (K
WA
)
3 dB(A)
サウンドプレッシャーレベル (L
pA
)
93 dB(A)
サウンドプレッシャーレベルの不確実性 (K
pA
)
3 dB(A)
合計振動値
SCM 22-A
金属切断時の排出振動値 (A
h, M
)
0.82 m/s²
不確実性 (K)
1.5 m/s²
Printed: 06.06.2019 | Doc-Nr: PUB / 5075280 / 000 / 06
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5 ご使用方法
5.1 作業準備
5.1.1 バッテリーを充電す
1. 充電の前に充電器の取扱説明書をお読みください。
2. バッテリーと充電器の電気接点は汚れがなく、乾燥していることを確認してください。
3. バッテリーは許可された充電器で充電してください。
5.1.2 バッテリーを装着す
注意
負傷の危険 短絡あるいはバッテリーの落下!
バッテリーを装着する前に、バッテリーの電気接点と製品の電気接点に異物がないことを確認してくだ
さい。
バッテリーが正しくロックされていることを常に確認してください。
1. はじめてお使いになる前にはバッテリーをフル充電してください。
2. ロックの音が聞こえるまでバッテリーを本体ホルダーに装着します。
3. バッテリーがしっかりと装着されていることを確認してください。
5.1.3 バッテリーを取り外
1. バッテリーのロック解除ボタンを押します。
2. バッテリーを本体のホルダーから引き抜きます。
5.1.4 ソーブレードを取り外す
警告
火傷の危険 熱い先端工具、テンションフランジまたはテンションボルトおよび鋭いソーブレードエッジ
よる危険。
先端工具の交換時には、保護手袋を着用してください。
1. バッテリーを取り外します。
2. ソーブレードのテンションボルトにアレンレンチを取り付けます。
3. スピンドルロックボタンを押して、その状態を保ちます。
4. アレンレンチでソーブレードのテンションボルトを回し、スピンドルロックボタンを完全にかみ合わせ
ます。
5. アレンレンチを使用して回転方向矢印の方向に回してテンションボルトを緩めます。
6. テンションボルトと外側のテンションフランジを取り外します。
7. 振動防止カバーを開いて、ソーブレードを外します。
必要に応じて清掃のためにサポートフランジを取り外すことができます。
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5.1.5 ソーブレードを取り付ける
注意
損傷の危険 不適切なソーブレードを使用したりあるいはソーブレードが正しく装着されていない
ソーを損傷させる可能性があります。
必ず本サーキュラーソーに適したソーブレードを使用してくださいソーブレード上の回転方向矢印に
注意してください。
必ず許容回転数が本製品に表記されている最高回転数以上のソーブレードを使用してください。
取り付けるソーブレードが技術的な要求を満たし、よく切れることを確認してください。鋭いソーブ
レードは正常な切断の前提条件です。
1. サポートフランジとテンションフランジを清掃します。
2. サポートフランジを正しい方向で駆動スピンドルに取り付けます。
3. 振動防止カバーを開きます。
4. 新しいソーブレードを取り付けます。
ソーブレードおよび本体に表示されている回転方向矢印に注意してください。両方の矢印が一致
していなければなりません。
5. 外側のテンションフランジを正しい方向に取り付けます。
6. テンションボルトを取り付けます。
7. ソーブレードのテンションボルトにアレンレンチを取り付けます。
8. スピンドルロックボタンを押します。
9. アレンレンチを使用してテンションボルトを回転方向矢印と反対の方向に回してテンションフランジを
固定します。
スピンドルロックボタンがロックします
10. ご使用前に、ソーブレードがしっかり正しく固定されているか点検してください。
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5.1.6 切り込み深さを調整する
1. 切り込み深さ調整のリリースレバーを緩めてください。
2. 製品を斜めに動かして持ち上げ、リリースレバーを締め付けて切り込み深さを調整します。
5.1.7 切り屑容器を空にす
警告
負傷の危険 熱いあるいは鋭い切り屑による危険
切り屑容器を空にする際は保護手袋を着用してください。
1. バッテリーを取り外します。
2. 切り屑容器を後方へ引きます。
3. 半分に分かれた切り屑容器をそれぞれ旋回させて、切り屑容器を空にします。
4. 切り屑容器をカバーに取り付けてロックされるまでスライドします。
5.2 作業
5.2.1 スイッチオン
スイッチオンロックを押した状態で ON/OFF スイッチを押して製品をオンにします。
5.2.2 スイッチオフ
ON/OFF スイッチを放して本体を停止させます。
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5.2.3 ポインターに基づく切断
作業材料を動かないように固定します。
ソーブレードが作業材料の下で自由に回転できるように、作業材料を配置してください。
製品の ON/OFF スイッチがオフになっていることを確認してください。
製品とベースプレートを作業材料上に置きます。その際、ソーブレードがまだ作業材料と接触しない
ようにしてください
1. バッテリーを装着します。
2. スイッチオンロックを押した状態で ON/OFF スイッチを押して製品をオンにします。
3. 製品を適切な作業速度に合わせ、ポインターに沿って作業材料を切断します。
5.2.4 切り屑ダクトが詰まった場合の作業手順
1. バッテリーを取り外します。
2. 切り屑容器を取り外します。
3. 切り屑ダクトを清掃します。
場合によっては、ソーブレードを取り外す必要があります。 → 頁 12
4. 本体の可動部分が引っ掛かりなく正常に作動しているか、製品の運転に影響を及ぼす各部分が破損・
傷していないかを確認してください。
6 手入れと保守
警告
バッテリーを装着した状態における負傷の危険
手入れや保守作業の前に必ずバッテリーを取り外してください!
本体の手入れ
強固に付着した汚れは慎重に除去してください。
通気溝を乾いたブラシで入念に清掃してください。
ハウジングは必ず軽く湿らせた布で清掃してくださいシリコンを含んだ清掃用具はプラスチック部品
をいためる可能性があるので使用しないでください。
Li-Ion バッテリーの手入れ
バッテリーは清潔に保ち、オイルやグリスで汚さないようにしてください。
ハウジングは必ず軽く湿らせた布で清掃してくださいシリコンを含んだ清掃用具はプラスチック部品
をいためる可能性があるので使用しないでください。
湿気が入り込まないようにしてください
保守
目視確認可能なすべての部品について損傷の有無を、作エレメントについては問題なく機能すること
を定期的に点検してください。
損傷および/または機能に問題のある場合は、本製品を使用しないでください。直ちHilti サービスセ
ンターに修理を依頼してください。
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手入れおよび保守作業の後は、すべての安全機構を取り付けて機能を点検してください。
安全な作動のために、必ず純正のスペアパーツと消耗品を使用してください。本製品向けに弊社が承
認したスペアパーツ、消耗品およびアクセサリーは、弊社営業担当またはHilti Store にお問い合わせ
いただくか、あるいはwww.hilti.group でご確認ください
6.1 防じんカバーの清掃
チャックの防じんカバーは、清潔な乾いた布で定期的に清掃してください。
シーリングリップをていねいに拭き、Hilti グリスを薄く塗布します。
シーリングリップに損傷がある場合は、防じんカバーを必ず交換してください。
6.2 手入れと保守を行った後の点検
手入れ、保守の作業を済ませた後は、すべての安全機構が取り付けられ、正常に作動するか点検して
ください。
振動防止カバーをチェックするには、操作レバーにより振動防止カバーを完全に開きます。
操作レバーから手を放した後、振動防止カバーは素早くかつ完全に閉じなければなりません
7 バッテリー装置の搬送および保管
搬送
注意
搬送時の予期しない始動
お使いの製品は、必ずバッテリーを装着していない状態で搬送してください!
バッテリーを取り外します。
バッテリーは決して梱包しない状態で搬送しないでください。
本体とバッテリーを長距離にわたって搬送した後には、使用の前に損傷がないかチェックしてください。
保管上の注意事項
注意
故障したあるいは液漏れしたバッテリーによる予期しない損
お使いの製品は、必ずバッテリーを装着していない状態で保管してください!
本体とバッテリーは、できるだけ涼しくて乾燥した場所に保管してください。
バッテリーを太陽の直射下、ラジエーターの上、窓際等で保管しないでください。
本体とバッテリーは、子供や権限のない人が手を触れることのないようにして保管してください。
本体とバッテリーを長期間にわたって保管した後には、使用の前に損傷がないかチェックしてください。
8 故障時のヒント
この表に記載されていない、るいはご自身で解消することのできない故障が発生した場合には、弊社
営業担当またはHilti 代理店・販売店にご連絡ください。
8.1 サーキュラーソーは作動不能状態
故障 考えられる原因 解決策
LED 表示がない。 バッテリーが完全装着されてい
ない。
バッテリーを装着します。
バッテリーが放電している。 バッテリーを充電します。
1 個の LED が点滅。 バッテリーが放電している。 バッテリーを充電します。
バッテリーの温度が高すぎる、また
は低すぎる。
バッテリーを適切な温度まで冷
やす/暖める。
4 個の LED が点滅。 サーキュラーソー短時間の過負
荷。
コンッチ
を放し、改めてコントロールス
イッチを操作する。
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Hilti SCM 22-A 取扱説明書

タイプ
取扱説明書