V-Lux 5

Leica V-Lux 5 クイックスタートガイド

  • Leica V-LUX 5 の取扱説明書の内容を読み込みました。カメラの機能、操作方法、トラブルシューティングなど、ご不明な点がございましたらお気軽にご質問ください。4Kフォト機能や高倍率ズームなど、このカメラの特長に関する質問にもお答えできます。
  • バッテリーの充電時間はどれくらいですか?
    4Kフォト撮影にはどの程度のSDカードが必要ですか?
    カメラを清掃するにはどうすれば良いですか?
    メモリーカードのフォーマット方法は?
    液晶モニターの角度調整は可能ですか?
143


このたびは Leica V-LUX 5 をお買い上げいただき、ありがとうございます。この説明書
をよくお読みください。また、お読みになったあとは、必ず保管してください。

あなたが撮影や録音したものは、個人として楽しむ以外は、著作権法上権利者に無
断では使用できません。
個人として楽しむ目的であっても、撮影を制限している場合がありますのでお気を
つけください。
製造日は、保証書とパッケージのシールに印字されています。
年月日は YYYY.MM、あるいは YYYY.MM.DD で表示されています。

本書に記載のイラスト・メニュー画面などは実物と多少異なる場合があります。


充電式
リチウムイオン
電池使用

最寄りのリサイクル協力店へ
詳細は、一般社団法人 JBRC のホームページをご参照ください。
ホームページ http://www.jbrc.com

端子部をセロハンテープなどで絶縁してください。
分解しないでください。


このシンボルマークは EU 域内でのみ有効です。
製品を廃棄する場合には、最寄りの市町村窓口、または販売店で、正し
い廃棄方法をお問い合わせください。
EU
144


人への危害、財産の損害を防止するため、必ずお守りいただくことを説明しています。


「死亡や重傷を負うおそれが大きい内容」です。

「死亡や重傷を負うおそれがある内容」です。

「軽傷を負うことや、財産の損害が発生するおそれがある
内容」です。

してはいけない内容です。
実行しなければならない内容です。
145



以降は、「バッテリー」と表記)
液もれ・発熱・発火・破裂の原因になります。
指定外のものは使わない
分解や加工(はんだづけなど)、加圧、加熱(電子レンジやオーブンなどで)しない
水などの液体や火の中へ入れたりしない
炎天下(特に真夏の車内)など、高温になるところに放置しない
端子部( )に金属を接触させない
落下や衝撃を与えない
バッテリーの液もれが起こったら、お買い上げの販売店にご相談ください。液が身体
や衣服についたら、水でよく洗い流してください。液が目に入ったら、失明のおそれ
があります。すぐにきれいな水で洗い、医師にご相談ください。

指定以外の充電器で充電すると、液もれ・発熱・発火・破裂などを起こし、けがをする
原因になります。
146



煙が出たり、異常なにおいや音がする
映像や音声が出ないことがある
内部に水や異物が入った
電源プラグが異常に熱い
本体や AC アダプターが破損した
そのまま使うと火災・感電の原因になります。
AC アダプターを使っている場合は、電源プラグを抜いてください。
電源プラグがすぐ抜けるよう、AC アダプターは容易に手が届く位置にある電源コン
セントに接続してください。
電源を切り、販売店にご相談ください。
AC 
感電や、ショートによる火災の原因になります。
加工しない・傷つけない
熱器具に近づけない
傷んだら使わない
差し込みがゆるい電源コンセントには使わない
たこ足配線や定格外(交流 100 V 240V 以外)で使わない
ぬれた手で抜き差ししない

感電や、ショートによる火災の原因になります。
定期的に乾いた布でふく(ほこりなどがたまると、湿気などで絶縁不良となり、火災
の原因になります)
根元まで確実に差し込む
接点部周辺に金属類(クリップなど)を放置しない


内部には電圧の高い部分があり、感電の原因になります。

ショートや発熱により、火災・感電・故障の原因になります。
機器の近くに水などの液体の入った容器や金属物を置かないでください。
特にお子様にはご注意ください。



147


火災や爆発の原因になります。
粉じんの発生する場所でも使わない


感電の原因になります。
本体や AC アダプターには、金属部があります。

事故の誘発につながります。
歩行中も、周囲や路面の状況に十分注意する

事故の誘発につながります。


誤って飲み込むと、身体に悪影響を及ぼします。
万一、飲み込んだら、すぐ医師にご相談ください。

誤ってショルダーストラップを首に巻きつけ、事故につながるおそれがあります。

けがや事故の原因になります。
首に掛けての使用はしない

本機の温度の高い部分に長時間、直接触れていると低温やけど
の原因になります。
長時間ご使用の場合は、三脚などをお使いください。
血流状態が悪い人(血管障害、血液循環不良、糖尿病、強い圧迫を受けて
いる)や皮膚感覚が弱い人などは、低温やけどになりやすい傾向がありま
す。
148

 Bluetooth 

運航の安全に支障をきたすおそれがあります。
Bluetooth 機能は、電源を切っても機能が働く場合があります。Bluetooth 機能を停止さ
せるためには、次の順で選択してください。
セットアップメニューの[Bluetooth]を選ぶ
Bluetooth メニューから[Bluetooth]を選ぶ
で[OFF]を選び、MENU/SET]ボタンを押す
やむをえずこのような環境でカメラ本体を使用するときは、無線 LAN 機能
を使用しないでください。ただし、航空機の離着陸時など、カメラ本体の
使用が禁止されている場合もありますので注意してください。


本機からの電波がペースメーカーの作動に影響を与える場合があります。
 15 cm 
本機からの電波がペースメーカーの作動に影響を与える場合があります。

本機からの電波が自動制御機器に影響を及ぼすことがあり、誤動作による事故の原因に
なります。

本機からの電波が医療用電気機器に影響を及ぼすことがあり、誤動作による事故の原因
になります。



149

 AF 
誤って発光した場合、視力障害などの原因になることがあります。

視力障害などの原因になることがあります。
乳幼児を撮影するときは、1 m 以上離してください。


やけどの原因になることがあります。
発光熱によって煙などが出る原因になることがあります。
発光直後は、しばらく触らないでください。

火災や感電の原因になることがあります。
異常に温度が高くなるところ(特に真夏の車内やボンネットの上など)
油煙や湯気の当たるところ
湿気やほこりの多いところ

通電状態、またはバッテリーを入れたまま放置すると、絶縁劣化やろう電などにより、
火災の原因になることがあります。
長期間使わないとき
お手入れのとき
AC 
内部に熱がこもると、火災の原因になることがあります。
本棚やラックの中など狭い空間に設置しない
新聞紙、テーブルクロス、カーテンなどで覆って放熱を妨げない

集光により、内部部品が破損し、火災の原因になることがあります。

ひもが切れて本機が落下し、けがや破損の原因になることがあります。
150


MENU/SET]ボタンを押してメニューの設定をすることを示しています。
AE/AF LOCK]、[ DISP]、[
]などは、それぞれの表示のボタンを示しています。
本書では、メニュー設定の手順を次のように説明しています。
 
本書ではカーソルボタンの上下左右を で表します。

アイコンが黒く表示されている撮影モードでは、記載されているメニューや機能を
選択 / 実行できます。
(カスタムモード)は登録した撮影モードによって使える機能が変わります。
151

 .....................................144

 .................................................152
 .....................................................153
 /  .....................153
 .................................154
 .....................................156
 .............................157
レンズキャップを付ける ...................157
ショルダーストラップを付ける .......157
レンズフードを付ける .......................158
バッテリーやカードを
入れる・取り出す ............................... 159
充電する ...............................................160
モニター面を表にする .......................161
言語、日時を設定する .......................161
EVF]ボタン
(ファインダー撮影) ...........................162
カメラの構え方 ................................... 162
シャッターボタン(写真を撮る)......163
 .................................................164
 .................167


 .................168

/ ...........169
4K  ...................................170

/
 ...............173
4K  ...........................176

 .............................................180
Wi-Fi/Bluetooth
Wi-Fi
®
/Bluetooth
®

 .............................................183


 .............................................184
 .........................................................185
 LAN  ....................189
 .....................192
152
準備・基本操作



下記のような状態で使用すると、レンズやモニター、ファインダー、外装ケースが
破壊される可能性があります。また、誤動作や、画像が記録できなくなることもあ
ります。
本機を落とす、またはぶつける
レンズ部やモニターを強く押さえつける




タッチ操作が誤認識される場合があります。

露付きは、温度差や湿度差があると起こります。レンズやモニター、ファインダー
の汚れ、かび、故障の発生原因になりますのでお気をつけください。
露付きが起こった場合、電源を切り、2 時間ほどそのままにしてください。周囲の温
度になじむと、曇りが自然に取れます。

本機およびカードの不具合で撮影や録音されなかった場合の内容の補償については
ご容赦ください。



153
準備・基本操作

お使いの前に、付属品をご確認ください。
バッテリーパック AC アダプター
USB 接続ケーブル ショルダーストラップ
レンズキャップ レンズキャップひも
ホットシューカバー レンズフード
取扱説明書(本書)
 / 
品揃え豊富なライカの交換部品 / アクセサリーの情報については、Leica Camera AG
ホームページをご確認ください:
www.leica-camera.com
本機をお使いの際は、本書または Leica Camera AG が指定するアクセサリー(バッテ
リー、AC アダプターなど)のみお使いください。また、これらのアクセサリーは本機
でのみお使いください。当社製以外のアクセサリーを使用した場合、製品の故障・損
傷につながる可能性があります。



 

メモリーカードは別売です。
本書では、バッテリーパックを「バッテリー」と表記します。
本書では SD/SDHC/SDXC メモリーカードを「メモリーカード」あるいは「カード」
と表記します。
付属品の種類や形状は、購入された国や地域によって異なる場合があります。
小物部品については乳幼児の手の届かないところに適切に保管してください。
包装材料などは商品を取り出したあと、適切に処理をしてください(→ 143)。
準備・基本操作
154

1
 164
2
 163
3

4
 176
5
F
󱤘󱣢󱤶󱣱󱣺󱤪󱤶
N4 /

6
 /W
󱤲󱣥󱤧󱤯󱣼
IRELESS 
7

8
F
󱤘󱣢󱤶󱣱󱣺󱤪󱤶
N5
9
 161
10
 165
11
 157
12
 /
AF 
13

14

15

 153
ホットシューカバーは、誤って飲み込む
のを防ぐため、乳幼児の手の届くところ
に置かないでください。
1
2
3
4
5
6
7
8910
13
17
18
19
20
21
1412 15 16
11
22
23
242526
28
29
27
16

17
 162
18

19
 162
20
 162
21
F
󱤘󱣢󱤶󱣱󱣺󱤪󱤶
N8 /EVF 162
22
 169
23

24
F
󱤘󱣢󱤶󱣱󱣺󱤪󱤶
N1
25
F
󱤘󱣢󱤶󱣱󱣺󱤪󱤶
N2
26
F
󱤘󱣢󱤶󱣱󱣺󱤪󱤶
N3 /
 164
27

28

29

35 mm 
画像横縦比[3:2]時の数値になります。
(動画撮影時は、画面に表示される焦点
距離を参考にしてください)
155
準備・基本操作
FN9FN13
撮影画面の[ ]タブをタッチすると表示されます。
30
AE/AF L
󱤰󱤆󱣱
OCK
31

32
F
󱤘󱣢󱤶󱣱󱣺󱤪󱤶
N6 /Q
󱣱󱣥󱤆󱣱󱤤󱤎󱤨󱥄
MENU
33

34
 180
35
D
󱤊󱣤󱣼󱤚󱤯󱣥
ISP
36
M
󱤤󱤎󱤨󱥄
ENU/S
󱣾󱤆󱤋
ET 165
37
 165
 ISO 



38
F
󱤘󱣢󱤶󱣱󱣺󱤪󱤶
N7 /
 180/
 167
39
R
󱤭󱤥󱥄󱤋
EMOTE
40
HDMI
本機とテレビを HDMI マイクロケーブル
で接続すると、写真や動画をテレビで
見ることができます。
41
USB/C
󱤄󱤦󱥄󱣻
HARGE 160
42
 /  159
43
 159
44

ねじの長さが 5.5 mm 以上の三脚を
取り付けると、本機を三脚にしっかり
固定できない場合や、本機を傷つける
場合があります。
45
 166/ 
33
34
35
36
37
38
39
40
41
4445 4243
30 31 32
準備・基本操作
156
SD 規格に準拠した次のカードが使用できます。
  
SD メモリーカード 512 MB 2 GB
本機は UHS- UHS Speed Class 3 規格の SDHC/
SDXC メモリーカードに対応しています。
SDHC メモリーカード 4 GB 32 GB
SDXC メモリーカード 48 GB 128 GB
 4K 
以下の SD スピードクラスや UHS スピードクラスに対応したカードをお使いください。
SD スピードクラスや UHS スピードクラスとは、連続的な書き込みに関する速度規格
です。カードのラベル面などでご確認ください。
  
FHD/HD Class 4 以上
4K/ UHS Speed Class 3
4K  / UHS Speed Class 3
カードは、誤って飲み込むのを防ぐため、乳幼児の手の届くところに置かないでください。

本機で撮影する前に、カードをフォーマットします。


 

157
準備・基本操作


レンズ保護のため、撮影しないときはレンズキャップを付けてください。
レンズキャップひもで本機をぶら下げたり、振り回したりしないでください。
電源スイッチを[ON]にするときは、必ずレンズキャップを外してください。
レンズキャップひもがショルダーストラップなどとからまないようにお気をつけく
ださい。
1

2

ここをつまむ
レンズキャップひもは、誤って飲み込むのを防ぐため、乳幼児の手の届くところに置かないでく
ださい。

落下防止のため、ショルダーストラップを付けてご使用いただくことをお勧めします。
1
 


2 cm 以上出しておく
ショルダーストラップは肩に掛けてお
使いください。
首に掛けて使用しないでください。
けがや事故の原因になります。
ショルダーストラップは乳幼児の手の
届かないところに保管してください。
誤ってショルダーストラップを首に
巻きつけ、事故につながるおそれが
あります。
準備・基本操作
158

レンズフードをゆがませるような持ち方はしないでください。
電源スイッチが[OFF]になっていることを確認してください。
フラッシュはあらかじめ閉じてください。
1


レンズ先端の取り付け位置
レンズフードの取り付けマーク
2

3


マークが合う位置まで回す
確実にレンズフードが付いていることを確認して、画像にレンズ
フードが映っていないことを確認してください。
フラッシュ撮影時は、フラッシュ光がレンズフードに遮られて画面の下が暗くなり(ケラレ)
調光できなくなるため、レンズフードを外すことをお勧めします。
一時的にレンズフードを外して運ぶ(仮収納)
159
準備・基本操作

電源が切れていることを確認してください。
1
 OPEN
 / 
OPEN]( ) [ LOCK(閉じる)
2


バッテリー: 奥まで確実に挿入し、バッテリーに
レバー(
)がかかっていることを
確認する。
カード: 「カチッ」と音がするまで押し込む。
端子部には触れない。
3
 / 
開閉レバーを[LOCK]側にスライドする。


レバー( )を矢印方向へ引く。

カードの中央を押す。
押す
引く
ライカ純正バッテリー BP-DC12 をご使用ください。
ライカカメラ AG では、他社製バッテリーの品質については一切保証できません。
カードやバッテリーの取り出しは、電源を切り、画面の Leica 表示が消えてから行ってください。
準備・基本操作
160

 BP-DC12 
 10 30



USB/CHARGE
カメラを立てたとき、いちばん下にある端子です。
端子の向きを確認し、まっすぐ入れる。
(向きを逆にすると、端子が変形して故障の原因になります)
また、誤った端子には接続しないでください。故障の原因になります。
充電ランプ(赤色)
AC アダプター(付属)
電源コンセントへ
USB 接続ケーブル(付属)
パソコン
電源を入れておく

AC  180
パソコンからの充電時間は、パソコンの給電能力によって異なります。
付属の USB 接続ケーブル以外は使わないでください。
付属の AC アダプター以外は使わないでください。
161
準備・基本操作

1 2 3
1
 180
2
 180
3



モニターを使用しないときは、汚れや傷防止のためモニターを内側に収納しておくことをお勧め
します。

お買い上げ時は日時が設定されていません。
1
ON
2
MENU/SET
3
MENU/SET
[時計を設定してください]と表示されます。
4
MENU/SET
5


6
MENU/SET
7
MENU/SET

8
MENU/SET
9
MENU/SET

準備・基本操作
162
EVF
1
EVF 
 /   
 / 
ファインダーに目や物を近づけると、アイセンサー(
により自動的にファインダー表示に切り換わります。
目や物を離すとモニター表示に戻ります。

ファインダー内に表示される文字がはっきり見えるまで
視度調整ダイヤルを回して調整してください。
EVF ECO30fps


フラッシュ発光部や AF 補助光ラン
プ、マイク、スピーカーを指などで
塞がないでください。
スピーカー
AF 補助光ランプ
マイク
レンズ鏡筒をつかんで撮影しないでください。
レンズ収納時に指を挟むおそれがあります。
/