D&B Y-Series, Y-Series Rigging 取扱説明書

  • d&b audiotechnik Y-Seriesラインアレイスピーカーのリギングマニュアルの内容を理解しています。安全な設置、運用、メンテナンスに関する質問にお答えします。ArrayCalcソフトウェアの使い方や、各種リギングハードウェアの使用方法、風速や許容荷重に関する情報など、マニュアルに記載されている内容についてご質問ください。
  • Y-Seriesフライングフレームの最大許容荷重は?
    風速が強い場合、どうすればいいですか?
    ArrayCalcソフトウェアは何のために使いますか?
    二次セーフティーとは何ですか?
    リギング作業を行う際の注意事項は?
Y
Y-Series
リギングマニュ 1.5 ja
!
!
概説
Y-Series リギングマニュ
バージョン 1.5 ja, 04/2020, D2718.JP .01
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本マニュルは 製品と共に保管するか常に参照でき
全な場所に保管してください
本説明書の最新版が発行されていないかd&b ウェブサ
トで定期的にチックされることをお 勧めします。
本製品を再販される場合には、製品と共に本マニュルを
販売先にお渡しください。
d&b 製品を販売される時は、お客様に対し 本マニュ
を使用前に十分読んでおくことを 喚起してください 。必
要なマニュルは 製品に同梱されています。もし追加の
マニュルが 必要な場合には、d&b に注文してください
d&b audiotechnik GmbH & Co. KG
Eugen-Adol󲍵-Str. 134, D-71522 Backnang,
T +49-7191-9669-0, F +49-7191-95 00 00
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目 次
1 安全にご使用いただくために............................................ 4
1.1 用途............................................................................................ 4
1.2 安全に関す注意.................................................................. 4
1.3 許容荷重量/シムセーフティー ............................... 4
1.4 風圧荷重................................................................................... 4
1.5 d&b ArrayCalc シミュョンソフトウェア
TI 385.......................................................................................... 5
1.6 安全に関す注意.................................................................. 5
2 Y-Series リギングコンセプト............................................ 6
2.1 Z5390 Y フライングフレー 各部の概要...................... 6
2.2 Z5392 Y セーフティチェーンセット ............................ 10
2.3 Z5391 Y ホイトコネクターチェーン のオプシ
ョン ......................................................................................... 10
2.4 リングコッ ........................................................................ 11
2.5 ロッキングピン.................................................................... 12
2.6 ロードアダプター............................................................... 13
2.7 フライングフレームの 吊り下げ..................................... 13
2.8 二次セーフティー ............................................................... 15
2.9 レームのスプレイリン .............................................. 16
2.10 ケールピック ................................................................. 17
2.11 キャビネットのリギン 機構....................................... 17
3 Y-Series arrays and assembly..................................... 20
3.1 全般的な準備........................................................................ 21
3.2 Flown arrays............................................................................. 21
3.3 ツアーリングカート アッセンブリー........................... 28
3.4 Ground stacks.......................................................................... 33
4 Safety and system checks.............................................. 37
4.1 Mechanical setup..................................................................... 37
4.2 Wiring....................................................................................... 37
5 Hoisting and securing the array................................. 38
5.1 Hoisting the array..................................................................... 38
5.2 Securing the array.................................................................... 38
6 撤去.......................................................................................... 39
6.1 一般的な手順........................................................................ 39
6.2 ツアーリングケースの 撤去.............................................. 39
7 お手入れと点検/廃棄...................................................... 41
7.1 運搬/保管............................................................................. 41
7.2 外観及び機能的検査........................................................... 41
7.3 廃棄.......................................................................................... 42
8 EC 適合宣言........................................................................... 43
目 次
d&b Y-Series リギングマニュル 1.5 ja 3
安全にご使用いただくために
1.1 用途
Y-Series のリギン金具(フライングフレー 、ロードア
ダプター、ロッキングピンは、必ず本マニュルに 記載
されている内容に従っ d&b Y-Series ラウドスピーカーと
の組み合わせのみで使用してください
1.2 安全に関す注意
設置およびセットアップは、事故防止のための有効な
国内規則 (RPA) を遵守す資格および権限のある担当
者のみが行ってください
サスペンション/固定ポイントが意図した用途に適し
ていることを確認するのは、アセンブリの設置者の責
任となります
使用前に必ず目視および機能検査を行ってください
製品の適切な機能と安全性に疑いがある場合は、直ち
に使用を中止しなければなりま
Þ 41 ページの 7 章 "お手入れと点検/廃棄" も合わせて
ご覧ください。
1.3 許容荷重量/シムセーフティー
注意!
Z5390 Y フライングフレー は、最大 24 台の x Y-TOP キ
ャビネット 、または 10 x Y-SUB キャビネットを SUB コラ
ムとし つまり総重量 540 kg (1191 lb) ま吊り下げら
れるように設計されています(安全使用荷重限界).
リギン金具は、最大 10 台の x Y-TOP キャビネット 、ま
たはシムの 総重量が 220 kg (485 lb) 以下であれば、
いかなる垂直スプレイアンルでもフライングすること
ができます。
他のアレイ設定に関し 、必ず d&b ArrayCalc シミュ
ョンソフトウェアを 用い荷重状態を確認してくだ
さい
1.4 風圧荷重
警告!
怪我や機器損傷の恐れがあります!
風速が 6 bft (22-27 knot、時速 39-49 km、25-31 mph)を
超え 場合、ラウドスピーカーを 頭上でフライングさせ
事は推奨できま
風速が 8 bft (34-40 knot、時速 62-74 km、
39-46 mph)を超え場合:
アレイの周囲に人がいないか確認してください
アレイを下ろし、安全を確保してください
1 安全にご使用いただくために
d&b Y-Series リギングマニュル 1.5 ja4
安全にご使用いただくために
1.5 d&b ArrayCalc シミュレーョンソフトウェア /TI
385
音響性能と安全性のため、d&b のデザインには必ず d&b
ArrayCalc をご使用ください。Microsoft Windows(XP 以降)
と Mac OS X(10.4.10 以降)に対応するネイィブなス
ンドアローン・アプリケーョンは
www.dbaudio.com
てダウンロード可能です。
の使用法につい 技術文書「ArrayCalc is described in "TI
385 d&b Line array design, ArrayCalc のシムデザイン
Z5390 Y フライングフレー 」に記載されています。TI
385 には、許容荷重範囲内の一般的なアレイ構成の例も含
まれています。この技術文書を熟読頂くことで ArrayCalc
の操作や特徴につい特に機構的な荷重状態と限界に関
の 知識を身につけることができます。
TI は、
www.dbaudio.com の d&b ウェブサイトでダウンロー
ド可能です。
また当社では、本社にて定期的に開催している d&b ライ
ンアレイトレーニングセミナーに参加されることをお勧
めしています 。日本でのトレーニングやセミナー等のご
要望やお問い合わせは、d&b audiotechnik の d&b Japan にご
連絡ください。
1.6 安全に関す注意
製品は必ず 2 人で運搬してください
組み立てを行う際は、落下などによる危険に注意を払っ
ください。作業者はヘルメット 等を着用し、作業に適す
服装で保護してください
リギン金具(フライングフレー ロードアダプター)
ツアーリングケー ラウドスピーカーキャビネットのマ
ニュルに 記載されている操作方法を順守してください
ェーンモーターが動作している 時は、下に人がいた
人が通ったりしないようにしてください
アレイにはいかなる場合も登らないでください
d&b ArrayCalc
d&b Y-Series リギングマニュル 1.5 ja 5
Y-Series リギングコンセプト
2.1 Z5390 Y フライングフレー 各部の概要
本製品をご使用になる前に、下表の付属品が揃っているこ
と、そし 機器に輸送中に 損傷が無かったかどうかをご
確認ください。
Z5390 Y フライングフレー は、下記の装備と付属品で構
成されています
Z5390 Y フライングフレー 上下から見た図
2 Y-Series リギングコンセプト
d&b Y-Series リギングマニュル 1.5 ja6
Y-Series リギングコンセプト
番号 名称 仕様
[1]
[2]
Z5390 Y フライングフレー
フライングフレームのセン
ターバー
Z5390 Y フライングフレー は、下記の装備と付属品で構成されています
Z0707/Z0708, Y8/Y12.重量:20 kg (44 lb).
Z0709 Y-SUB.重量:52 kg (115 lb).
Y フライングフレー の全金具を含む重量は 19 kg (42 lb)です。
[3]
[4]
Z5392 Y セーフティチェーン
セット
セーフティーポイント
Z5392 Y セーフティチェーンセット はフライングフレームに 付属しています
フライングフレームには 2 箇所のセーフティーポイントが 用意されています
付属の Y セーフティチェーンセット を使用し、各ポイントにある 1.5 シャック
に二次セーフティー 機器を取り付けてください。Þ 15 ページの 2.8 章 "二次セ
フティー "をご参照ください。
[5] Y ロードアダプター フライングフレームには 2 つロードアダプターのが付属していますので 、1点、
または 2 点吊りが可能です。各ロードアダプターには 2 つの 10 mm ロッキン
ピン、そし 1 つの 1.5 t シャックルが 付属していますÞ 13 ページの 2.6 章 "
ロードアダプター"をご参照ください。
[6] Y ロードアダプター ロータ
クランプ
加え、付属の Y ロードアダプター ロータクランプを d&b Z5147 ロータクラン
プを組み合わせて 1 点吊りにすることで、シムの 総重量を 500 kg/1100 lb
に拡張することが可能です。Þ 13 ページの 2.6 章 "ロードアダプター"をご参照
ください。
[P] ロードアダプター収納場所 運搬中は、必ずロードアダプターを収納場所に取り付けてください。Þ 13 ペー
ジの 2.6 章 "ロードアダプター"Þ 13 ページの 章 "ロードアダプターを収納場所
へ取り付ける"をご参照ください。
[7] フロントリン(フレー フライングフレームには 、2 つの追加フロントリン、そし 2 つの 8 mm ロッ
キングピンが付属します。8 これらを使用することで、以下のセットアップにお
てフラインフフレー 上部に Y-Series キャビネットをマウントすることが 可能
です:
コラ 最上部に Y-SUB キャビネットを 加えた混合 Y-Series アレイ(を参照くださ
い)
フライングフレームをグランドサポートと Y-Series グランドスタック(<を
参照ください。).
[8]
マウンィングプレート フライングフレームには 、Teqsas LAP-TEQ ラインアレイポジショニングツール 等、
業界標準の傾斜計に適合するマウンィングプレートが 付属します
[9] スプレイリン(フレー スプレイリンクはY-Series ラウドスピーカーキャビネットのフロントリンクと
続し、レームに 1 台目のキャビネットを 固定するために使用します。工場出荷
状態ではフレームのスプレイリンクは «ポジション Y8/Y12»に設定されています
Y-SUB キャビネットを 接続す際は、スプレイリンクを«ポジション Y-SUB»に移動
てください Þ 16 ページの 2.9 章 "フレームのスプレイリン "をご参照くだ
さい。
運搬中は、必ずスプレイリンクを収納ポジションに畳み、所定のロッキングピン
で保護してください
[10] ケールピック レー 後部の O リングは所定のロッキングピンを取り外し 引き出し、ケー
ルピックを 取り付けることが可能です。Þ 17 ページの 2.10 章 "ケールピ
ク"をご参照ください。
d&b Y-Series リギングマニュル 1.5 ja 7
Y-Series リギングコンセプト
2.1.1 フライングフレー 使用説明ラベル
番号 仕様
[2] 使用説明ラベルが記載された、フライングフレームのセンターバー
[2.1] センターバー上部にはメインのグリッドとし 45 個の穴があり、5 個単位の目盛りがついています。Y ロード
アダプターを取り付けることで、フライングフレームを 1 点、または 2 点で吊り下げることができます。
Þ 13 ページの 2.6 章 "ロードアダプター" と Þ 13 ページの 2.7 章 "フライングフレームの 吊り下げ" をご参照
ください。
[2.2a]
[2.2b]
«ポジション Y8/Y12»時のスプレイリン (フレー )取り付け位置.
この追加穴を使用し 、スプレイリンクを所定のロッキングピンで収納ポジション )に固定します。
Þ 16 ページの 2.9 章 "フレームのスプレイリン "をご参照ください。
[2.3a]
[2.3b]
«ポジション Y-SUB»時のスプレイリン (フレーム )取り付け位置.
この追加穴を使用し 、スプレイリンクを所定のロッキングピンで収納ポジション )に固定します。
Þ 16 ページの 2.9 章 "フレームのスプレイリン "をご参照ください。
[2.4] グランドスタック用のグリッド穴:フレー 上部に Y8/Y12 キャビネットが 取り付けられている際、1 台目の
キャビネット (最下部)のスプレイリンクのセッティングは 、グリッドによっ –7°、 –3.5°、 0°、+3.5° 又
は+7°に設定することができます。(Þ 33 ページの 3.4 章 "Ground stacks"をご参照ください。)
[2.5] フライングフレームが Y-SUB キャビネット 下部に取り付けられている場合(コラ 最上部に Y-SUB キャビネ
トを加えた混合 Y-Series アレイ)、この 2 つの穴に「最後の」Y-SUB キャビネットのリアリンクを 、所定のキャ
ビネットのロッキングピンとケールピックのロッキングピンを 使用してフレームに 固定します。(Þ 26 ペ
ジの 3.2.3 章 "混合アレイ", Þ 26 ページの 章 "2.アレイに 2 つ目のフレームを 取り付ける"をご参照くださ
い。).
d&b Y-Series リギングマニュル 1.5 ja8
Y-Series リギングコンセプト
2.1.2 寸法図
Z5390 Y フライングフレー 傾斜計マウンティングプレート [8]
寸法 mm [イン]
Z5390 Y フライングフレー の寸法 mm [インチ
d&b Y-Series リギングマニュル 1.5 ja 9
Y-Series リギングコンセプト
2.2 Z5392 Y セーフティチェーンセット
Z5392 Y セーフティチェーンセット に付属す Y フライ
グフレー は、二次セーフティー 機器とし使用され
ます。Þ 15 ページの 2.8 章 "二次セーフティー " も合わ
せてご覧ください。
仕様
吊り下げチェーン (DIN EN 818) 2 本、8 mm
グレード 8
フックを含む全長 416 mm (16.4")
最大アン b
Max
60°
最大荷重 3.35 t (b:0° - 45°)
2.5 t (b:46° - 60°)
2.3 Z5391 Y ホイトコネクターチェーン のオプション
Z5391 Y ホイトコネクターチェーン は、Y ロードアダプ
ター付属の 1.5 t シャックルによっ 、Y フライングフ
とチェーンモーターを接続するために使用します。
53 cm (21")の全長はほとんどの 2 t モーターチェーンコ
テナに十分なスペースを 確保し、アレイを 1 点吊りに
した場合の垂直バランスを保ちます。
仕様
吊り下げチェーン (DIN EN 818)
1 本、8 mm
グレード 8
フックを含む全長 535 mm (21")
最大荷重 2 t
d&b Y-Series リギングマニュル 1.5 ja10
Y-Series リギングコンセプト
2.4 リングコッ
リングコッタは 、Y-Series リギングシムの 以下の部品
におい所定の部品が緩んだり、外れてしまうことを
ぐために使用します:
SUB キャビネットのリアリンクの 固定ボルト
レームのスプレイリン 、ケールピックの 固定ボ
ルト
ロードアダプター付属の 1.5 t シャック、フライン
レームのセーフティーポイントの 固定ボルト
Z5147 ロータクランプの固定ボルト
リングコッタの機能
工場出荷状態では、リングコッタは 外れることが無いよう
ロックされています
レームのスプレイリンクのポジション 変更、シャック
の交換といった修正を行う際には、一時的にコッタを取り
外し、後に取り付け直す必要がある可能性があります。
その場合は以下の手順で作業を行ってください
1. ロック解除
リン部分を垂直軸の上部に持っ 来ることで、ロッ
クを解除します。
2. 取り外し
後ろの U 字部分を押し下げることで、リン部分がボ
ルトから外れます。
3. 取り付けとロック
垂直軸をボルトの穴に差し込ん 取り付け、リン
分を垂直軸の下側に持っ 来ることでロックします。
リングコッ
ロックされたリングコッ
d&b Y-Series リギングマニュル 1.5 ja 11
Y-Series リギングコンセプト
2.5 ロッキングピン
警告!
怪我や機器損傷の恐れがあります!
キャビネットのロッキングピンとリギン 機器を連結し
ているスチールワイアーは 、キャビネットを 吊り下げた
り、毛中をかけるためのものではありまんキャビネット
の重量は、常にフロントとスプレイ/リアリンクとラウ
ドスピーカー 前後部のリグン金具部、フライングフレー
ムの組み合わせだけで支えられます。
吊り下げて荷重をかける前に、全てのロッキングピンが
全に挿入されてい ロックされているかを必ず確認し
ください。
Y-Series ラウドスピーカーキャビネットとフライングフ
ムには、以下の 3 タイプのロッキングピンが 付属し
います:
イプ
[A]
32 mm ロッキングピン 10 本
ロードアダプター用
イプ
[B]
40 mm ロッキングピン 8 本
キャビネットのスプレイ /リアリン、フ
ムのスプレイリンクとケールピック
イプ
[C]
18 mm ロッキングピン 7 本
ラウドスピーカーキャビネットのフロントリ
、フレー
メモ: 上記以外のリギン金具に取付けられているロ
ッキングピンはチールワイヤで 固定されています
このチールワイヤは 、マニュルのイラストには
かれていま
機能性 (クイックロック機構)
上記に記載されているロッキングピンは 全て同じクイッ
クロック機構となっています 。次の手順に従ってくださ
い:
1. ボタンを押してロックを 解除します。 ( [r]).
2. ロッキングピンを目的のリンまたはソケットから
完全に外します。
3. その状態のままロッキングピンを目的のリンまた
はソケットに完全に挿入します。
4. l ボタンを離すことでピンをロックします。 ( [l]).
5. ロッキングピンが確実にロックされているかどうか
を、ピンを軽く引っ張っ 確認します。
ロッキングピンの取り付け
イプのピンによる[C]
d&b Y-Series リギングマニュル 1.5 ja12
Y-Series リギングコンセプト
2.6 ロードアダプター
フライングフレームには 2 種類のロードアダプターが付
属しています
イプ
1:
2 x Y ロードアダプター。1 点、または 2 点吊り
下げ用。
イプ
2:
Y ロードアダプター ロータクランプ x 1。d&b
Z5147 ロータクランプ と組み合わせることで
最大シ 重量 500 kg /1100 lb までの 1 点
吊りに対応。
両タイプともレームのセンターバーへの 取り付け方向
に応じてフルグリッド(穴間の 1/1 刻み)またはハー
グリッド(穴間の 1/2 刻み)で取り付けることができま
す。
センターバー片側に刻印されている穴位置は、ロードアダ
プターを取り付ける際の目印となります
メモ: Y ロードアダプター ロータクランプの取り付け
も同様です。
フライングフレームへのロードアダプター 取り付け
警告!
怪我や機器損傷の恐れがあります!
ロードアダプターを取り付ける前に、1.5 t シャックルが
ロードアダプターに正確に取り付けられ、リングコッタで
ロックされているかを確認してください
吊り下げて荷重をかける前に、ロードアダプターがフレー
ムのセンターバーに適切に取り付けられ、両方のロッキン
グピンが完全に挿入され、ロックされているかを必ず確認
てください
フライングフレームのセンターバーにロードアダプター
を取り付けて固定するには、2 本の 10 mm ロッキングピ
ンを使用します。
メモ: 左側のイラストのように 、2 本のロッキングピン
は互いに逆向きに取り付けることを推奨します。
ロードアダプターを収納場所へ取り付ける
運搬中は、ロードアダプターを収納場所 [P]へ取り付けて
ください。
この場合は左側のイラストのように 2 本のロードアダプ
ターを上から同じ向きに取り付けてください。
2.7 フライングフレームの 吊り下げ
Y フライングフレー の吊り下げは、吊り下げ方法(1
点、または 2 点吊り)に応じて、1 つ、または 2 つの Y ロ
ードアダプターを使用し 行います
ロードアダプターをフライングフレームのセンターバー
に取り付け、固定するには 2 本のロッキングピンを使用
します。Þ 13 ページの 2.6 章 "ロードアダプター" Þ 13
ページの 章 "フライングフレームへのロードアダプター
取り付け")
ロードアダプターの取り付け例:
左:ルグリッド(穴間の 1/1 刻み)時:穴位置 17
右:ハーフグリッド (穴間の 1/2 刻み)時:穴位置 17.5
d&b Y-Series リギングマニュル 1.5 ja 13
Y-Series リギングコンセプト
2.7.1 1 点吊り使用時
1 点吊り設定の際は、Y ロードアダプター の位置によっ
アレイ全体の垂直エイミン角度が決まります。
対応す取り付け穴位置は ArrayCalc で算出されます。
ArrayCalc
メモ: エイミン角度は、アレイを完全にセットアップ
し、適切に吊り下げた状態で正常となります
取り付け
1. ArrayCalc で算出されたセンターバーの穴位置を確認
し、その位置にロードアダプターを取り付けます。
ArrayCalc の算出が 0.5 単位だった場合(ハーフグリ
ッド)は、それに応じてロードアダプターを回転さ
せてください。
2. ロードアダプターのシャックルにホイトコネク
ーチェーンまたはモーターフックを 取り付けてくだ
さい。
2.7.2 Z5147 ロータクランプのオプション
総シ 重量が 500 kg (1100 lb)までの Y-Series アレイ
は、d&b Z5147 ロータクランプを使用することで、垂直、
または水平方向に 1 点吊りすることも出来ます。クラン
プは、直径が 50 mm (2”)以下のバーやトラスに対応しま
す。
対応す取り付け穴位置は ArrayCalc で算出されます。
取り付け
1. ArrayCalc で算出されたセンターバーの穴位置を確認
し、その位置にロードアダプターロータクランプを
り付けます。
ArrayCalc の算出が 0.5 単位だった場合(ハーフグリ
ッド)は、それに応じてロードアダプターを回転さ
せてください。
2. ロータクランプをロードアダプターに取り付けます。
メモ: ロータクランプに同梱されているマニュルの
取り付け方法を熟読してから 作業を行ってください
ArrayCalc で表示される 1 点吊り時の穴位置
ArrayCalc で表示される 1 点吊り時の穴位置
d&b Y-Series リギングマニュル 1.5 ja14
Y-Series リギングコンセプト
2.7.3 2 点吊り使用時
2 点吊り使用時のアレイ全体の垂直角度は、アレイが完全
にセットアップされ、使用位置ま上がった後にモーター
のバラン 決定します
対応す取り付け穴位置は ArrayCalc で算出されます。
取り付け
1. ArrayCalc で算出されたフライングフムのセン
ーバーの前後の穴位置を確認し、その位置にロードア
ダプターを取り付けます。(注意:1/1 刻みのフルグ
リッド)
2. ロードアダプターのシャックルにホイトコネク
ーチェーンまたはモーターフックを 取り付けてくだ
さい。
2.8 二次セーフティー
警告!
怪我や機器損傷の恐れがあります!
落下防止の二次セーフティーは 必ずメインの吊り点とは
異なる独立した吊り点に取り付けるようにし、ムの
総荷重量を満たすようにしてください
追加セーフティー 機器を取り付ける際は、メインの吊り点
が何らかの理由によっ 外れた場合にアレイの落下、ある
いは横揺れが起きないように注意してください
Z5390 Y フライングフレー には 2 箇所のセーフティー
ポイント [4] が用意されており1.5 t シャックルによっ
二次セーフティー 機器を取り付けることができます。
二次セーフティー 機器は、フライングフレーム 付属の d&b
d&b Z5392 Y セーフティチェーンセット を推奨します。
取り付け
Y セーフティチェーンセット の 2 本のチェーンと 、フ
ムの連結バーに設置された 2 箇所のセーフティーポイ
ント[4]間の距離[d]が、セーフティーチェーンセットの
大アン 角 (b
Max
)である 60°以下の二等辺三角形となる
ように取り付けます。
1. セーフティー 機器を取り付ける前に、左側のイラス
のように 1.5 t つの 2 t シャック [S] がフレームのセ
フティーポイント [4]に適切に取り付けられてお
り、緩まないようにリングコッ [C]でロックされ
いる事を確認します。
2. セーフティーチェーンを 取り付け、ェーンにねじれ
が無いか、フック [H]が左側のイラストのように 正し
い向き取り付けられているかを確認します。
ArrayCalc で表示される 2 点吊り時の穴位置
d&b Y-Series リギングマニュル 1.5 ja 15
Y-Series リギングコンセプト
2.9 レームのスプレイリン
スプレイリンクのポジション
工場出荷状態では、スプレイリンクは
«ポジション Y8/Y12»固定されています
フライングフレームに 取り付けるキャビネットの 種類
(Y8/Y12、または Y-SUB)に応じて、下記の Þ 16 ペー
の 章 "スプレイリンクのポジションを 変更す"に記載さ
れた手順でフレームのスプレイリンクのポジションを
更す必要があります。
レームのスプレイリンク – «ポジション Y8/Y12»
レームのスプレイリンク – «ポジション Y-SUB»
スプレイリンクの収納ポジション
運搬中はスプレイリンクを収納ポジションへ畳み、ロッキ
グピンで固定することができます
スプレイリンクの収納ポジション«ポジション Y8/Y12»
スプレイリンクの収納ポジション«ポジション Y-SUB»
スプレイリンクのポジションを変更す
警告!
怪我や機器損傷の恐れがあります!
レームのスプレイリンクの 固定ボルト[B] は、アレイの
総荷重を担います。
ボルトが適切に取り付けられ、リングコッ [C]でロック
されていることを必ず確認してください
スプレイリンクのポジション 変更は、以下の手順で行っ
ください:
d&b Y-Series リギングマニュル 1.5 ja16
Y-Series リギングコンセプト
1. スプレイリンクを収納ポジションに固定しているロ
ッキングピンを取り外し、スプレイリンクを引き出し
ます。
2. 固定ボルトのリングコッタのロックを 解除し、取り外
します。
3. 固定ボルトを引き抜き、スプレイリンクを取り外しま
す。
4. 新たなポジションにスプレイリンクを 取り付け、固定
ボルトを挿入します。
5. 固定ボルトをリングコッタで 適切にロックします。
2.10 ケールピック
フライングフレームに 付属している O リングを使用し、
ケールピックを 取り付けることができます。ケー
ックの 取り付けは、以下の手順で行ってください
1. O リングを収納ポジションに固定しているロッキン
グピンを取り外します。
2. O リングを引き出し、ロッキングピンで再度固定しま
す。
2.11 キャビネットのリギン 機構
Y-Series キャビネットと Y フライングフレー 、または隣
接するラウドスピーカーと 接続は、キャビネット 前部左
右に設置されているフロントリン そしてキャビネット
後部中央に設置されているスプレイ/リアリンクによっ
てシテマチックに 行うことができます。
全てのリギン 金具はキャビネットにあらかじめマウン
トされており、必要に応じて引き出すことができます
ケーブルピック
d&b Y-Series リギングマニュル 1.5 ja 17
Y-Series リギングコンセプト
2.11.1 フロントリン機構
Y8/Y12
Þ
ロックピンを取り外すだけです
バネ機構が内蔵されていますので フロントリン
は自動的に滑り出てきます
Y-SUB
Þ
上のロックピンを取り外すだけです
バネ機構が内蔵されていますので フロントリン
は自動的に滑り出てきます
SUB キャビネットのフロントリン 機構は、4 種類の異な
るセッティングを 行うことができます:
a. SUB to フレー (Þ 図 1)
b. キャビネット 間のスプレイ角が 0°の SUB to SUB (Þ
図 2)
c. キャビネット 間のスプレイ角が 2.5°の SUB to SUB (フ
リー Þ 図 3)
d. キャビネット 間のスプレイ角が 2.5°の SUB to SUB(ブ
ロック Þ 図 4)
このセッティングでは 、キャビネットが 折り畳まれる
のを防ぐことができます。
図 1: SUB to フレー
図 2: スプレイ角が 0°の SUB
to SUB
図 3: スプレイ角が 2.5°の SUB
to SUB、フリー
図 4: スプレイ角が 2.5°の SUB
to SUB、ブロック
2.11.2 スプレイ/リアリン機構
所定のロッキングピンを取り外し、スプレイ/リアリン
を引き出します。
Y8/Y12 フロントリン機構
Y-SUB フロントリンク機構
スプレイ/リアリン機構
d&b Y-Series リギングマニュル 1.5 ja18
Y-Series リギングコンセプト
2.11.3 Y8/Y12 キャビネットのスプレイ 角のプリセット
隣り合うキャビネット 間のスプレイ角は、0°から 14°の範
囲を 1°刻みで設定することができます。スプレイ角は、
後部中央のリギン金具で設定します。
ロッキングピンを所定の穴に挿入し、固定します。.
2.11.4 Y8/Y12 のスプレイリンクの収納ポジション
アレイ最下部のキャビネットのスプレイリンクは 必ず収
納ポジションに畳んでください
メモ: In this case, the lowest cabinet can be set to the following
splay angles: 3°, 5° and 7° to 14°.
7°にプリセットされたスプレイ角
Y8/Y12 のスプレイリンクの収納ポジション
d&b Y-Series リギングマニュル 1.5 ja 19
Y-Series arrays and assembly
Y8 Line array 8-deep,
dual pickpoint operation,
shown with:
Z5391 Y ホイトコネクターチ
ーン Z5392 Y セーフティチェーン
セット Refer to Þ 22 ページの
3.2.1 章 "Y8/Y12 アレイ"
Y-SUB column shown with 2.5°
splay between the cabinets
Refer to Þ 24 ページの 3.2.2 章 "Y-
SUB コラ"
Mixed array with
Y-SUB at the top of the array
Refer to Þ 26 ページの 3.2.3 章 "混
合アレイ"
ツアーリングカート assembly
Refer to Þ 28 ページの 3.3 章 "ツア
ーリングカート アッセンブリー"
Y8/Y12 Ground stack
Refer to Þ 33 ページの
3.4.1 章 "Y8/Y12 ground stack"
Y-SUB Ground stack
Refer to Þ 35 ページの 3.4.2 章 "Y-
SUB スタック"
Mixed ground stack
Refer to Þ 36 ページの
3.4.3 章 "Mixed ground stack"
3 Y-Series arrays and assembly
d&b Y-Series リギングマニュル 1.5 ja20
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