Dell Latitude E6510 ユーザーガイド

ブランド: Dell

モデル: Latitude E6510

タイプ: ユーザーガイド

このマニュアルも適しています

Dell™ Latitude ON™ Flash

リモート管理

IT 管理者用ガイド

概要

XML 設定ファイルを書く

ソフトウェア配布のための自己解凍 (SFX) ファイルを準備する

リモートでクライアントに Latitude ON Flash のアップグレードを行なう

参照 A ： Latitude ON Flash の XML スキーマ

注意： Latitude ON および Precision ON はシステムにより交互に使用されます。本書では、Latitude ON および Precision ON 両方

の機能についての記述にはLatitude ON の名称を統一して用いています。

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http://www.splashtop.com/dellcommercial/cm/credits.html.

Initial release: October 2009

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概要

本書は以下の Latitude ON Flash リモート管理機能についての情報を提供します：

ユーザに Latitude ON Flash の更新を促す

定期的パスワード更新を設定する

希望の設定を選択する

Latitude ON Flash のリモート設定手順の概要は以下のとおりです。

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XML 設定ファイルを書く

Latitude ON Flash は XML を用いてリモートで構成設定を行なうことができます。このセクションではリモート設定のための XML コードサ

ンプルをいくつか提供します。

注記：Latitude ON Flash の設定を始める前にテキストエディタを使用して XML コマンドを書く必要があります。

ChangeAllUserPassword.xml

リモート設定が配布されたあと、ユーザが最初のログイン時にパスワードを変更していることを以下のコードで確認することができます：

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>

<cmdstore xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"

xsi:noNamespaceSchemaLocation=" DVMRemoteCmd.xsd">

<cmd>

</cmd>

</cmdstore>

ChangeUserPassword.xml

以下のコードは特定のユーザがパスワードを変更できるようにするものです：

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>

<cmdstore xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"

xsi:noNamespaceSchemaLocation=" DVMRemoteCmd.xsd">

<cmd>

</cmd>

</cmdstore>

<singleUser action="changePassword" user="User">上記のステートメントがこのように変更されている場合 <singleUser

action="changePassword" user="User1">、ユーザUser1のアカウントは次回のシステムログインの際に変更するよう指示されます。

DeleteAllUsers.xml

以下のコードはすべてのユーザを削除します（デフォルトユーザを除く）：

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>

<cmdstore xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" xsi:noNamespaceSchemaLocation="

DVMRemoteCmd.xsd">

<cmd>

</cmd>

</cmdstore>

DeleteUser.xml

以下のコードは特定のユーザアカウントを削除します（ユーザ）：

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>

<cmdstore xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"

xsi:noNamespaceSchemaLocation=" DVMRemoteCmd.xsd">

<cmd>

</cmd>

</cmdstore>

上記の例では、 <singleUser action="deleteUser" user="User"></singleUser> の行でユーザUserのアカウントを削除します。

他のユーザアカウントを削除するには、Userを削除するユーザのアカウントに置き換えてください。

ConfigBattery.xml

以下のコードはユーザが電源の設定を行なえるようにするものです：

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>

<cmdstore xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"

xsi:noNamespaceSchemaLocation=" DVMRemoteCmd.xsd">

<cmd>

</cmd>

<cmd>

</configPower>

</cmd>

</cmdstore>

上記の例で：

ステートメント <configPassword interval="10">は10日毎にユーザがパスワード変更していることを確認するものです。

ステートメント<battery backlight="1" poweroff="5">は（コンピュータがバッテリーモードを使用している場合）1分動作し

ていない場合 Latitude ON Flash をスリープモードにし無操作状態が5分になると電源を切るものです。

ステートメント<acpower backlight="5" poweroff="10">は、コンピュータが AC 電源利用のときに、無操作状態が5分になると

Latitude ON Flash をスリープモードにし10分の無操作状態で電源を切るものです。

ConfigPassword.xml

以下のコードはユーザがパスワードを変更できるようにするものです：

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>

<cmdstore xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"

xsi:noNamespaceSchemaLocation=" DVMRemoteCmd.xsd">

<cmd>

</cmd>

</cmdstore>

ステートメント<configPassword interval="10">はユーザに10日毎にパスワードの変更を強制します。

ResetAllUsers.xml

以下のコードはすべてのアカウントを元のデフォルト状態にリセットします。

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>

<cmdstore xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"

xsi:noNamespaceSchemaLocation=" DVMRemoteCmd.xsd">

<cmd>

</cmd>

</cmdstore>

ResetUser.xml

以下のコードは特定のアカウントを元のデフォルト状態にリセットします。

<?xml version=”1.0” encoding=”utf-8”?>

<cmdstore xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"

xsi:noNamespaceSchemaLocation=" DVMRemoteCmd.xsd">

<cmd>

</cmd>

</cmdstore>

<singleUser action=”resetUser” user=”User”>もし上記のステートメントが以下のように変更されている場合<singleUser

action=”resetUser” user=”abcd.efgh”>、アカウントabcd.efghは初期デフォルト値にリセットされます。

MultiCommands.xml

1つの XML ファイルで複数のコマンドを実行可能です。以下の例は複数の個人ユーザをリセットし初期デフォルト状態に戻すことができるこ

とを示すものです；また同じファイルの中で他の複数の個人ユーザに対しパスワードを変更しなければならない旨通知することができます。

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>

<cmdstore xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"

xsi:noNamespaceSchemaLocation=" DVMRemoteCmd.xsd">

<cmd>

</cmd>

<cmd>

</cmd>

<cmd>

</cmd>

<cmd>

</cmd>

</cmdstore>

上記の例では、tユーザ"User1" および "User2" のアカウントがリセットされ、"abcd.efgh" および "ijkl.mnop" の

アカウントにはパスワードを変更しなければならない旨通知されます。

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ソフトウェア配布のための自己解凍 (SFX) ファイルを準備する

Microsoft

Systems Management Server (SMS) と Microsoft

System Center Configuration Manager (SCCM) のいずれも XML 設

定ファイルを配布することができないため、 BTFremote.exe 、 XML 設定ファイル、および XML スキーマファイルの個別ファイルを、

WinRAR や WinZip などのソフトウェアを使用して、圧縮ファイルにパッケージングする必要があります。

以下の例は WinRAR を使って自己解凍で実行可能な SFX ファイルプログラム (.exe) を作成する手順一覧です。注記：WinRAR の正確な

ユーザインタフェースはお使いの WinRAR のバージョンにより異なります。

１．File Explorer ウィンドウでは、select each file to be included in the 配布のための SFX アーカイブに含まれた各ファイルを選択し

ます。例えば、BTFRemote.exe、ChangeAllUsersPassword.xml、そしてDVMRemoteCmd.xsdという名前のファイルを選択する

と仮定します。

２．ファイルグループのところで右クリックします。右クリックのポップアップメニューで、アーカイブに追加...コマンドを選択します。

３．（その他多くのオプションのうち）ダイアログボックスが開き以下の操作を行います：

ファイルネームを割り当てる（デフォルトでは、ペアレントフォルダの名前が使用されます）。

RAR アーカイブ形式を選択する。

希望のアーカイブオプションを選択する。

４．OKをクリックして.rarファイルを作成します。

５．新しく作成した.rarアーカイブファイルをダブルクリックします。

６．WinRARウィンドウのツールバーにあるSFXアイコンをクリックします。

７．開いたダイアログボックスの中にある、Advanced SFX options...ボタンをクリックします。

８．Advanced SFX optionsダイアログボックスで、現在のフォルダに作成ボタンをクリックします。

９．セットアッププログラム/抽出後実行フィールドで、.exeファイルの名前（この例では、BTFRemote.exe）を入力します。

10．OKをクリックします。そのあと.exe（自己解凍）ファイルが作成されます。このファイルをつかって SMS または SCCM サーバで

Latitude ON Flash 構成設定を配布します。

注記：NOTE: 重要事項として SFX 自己解凍.exeファイルはサイレントインストールでセットアップする必要があります。この操作

コマンドはプログラムのプロパティダイアログボックスのコマンドラインフィールドに入力する必要があります。.exeコマンド名から

なるコマンドの最初の部分は、/s /v"qnのオプションが続きます。そのため、例えば、作成した SFX ファイルにDispatch.exeと

名前をつけた場合、サイレントインストールのために出力されるコマンドは以下のようになります：

Dispatch.exe /s /v"qn

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20091002en

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リモートでクライアントに Latitude ON Flash のアップグレードを

行なう

システム管理者は選択したクライアント、またはすべてのクライアントに対し、リモートで透過的に新しいバージョンの Latitude ON Flash

をアップデートすることができます。これは Microsoft

SMS (Systems Management Server) ソフトウェア配布サービスを利用して行な

うことができます。アップグレードはサイレントで実行するよう設定する必要があります。

アップグレードの際、管理者は以下の選択が可能です：

すべてのユーザの現在の設定で特定のものを保存する

ユーザ設定をリセットしすべての基本アカウントを保存する

すべてのアカウントを削除しアップグレードを新規インストールとして扱う

これは以下のコマンドラインパラメータで達成されます。希望のコマンドラインはプログラムのプロパティダイアログボックス（全般タブ）

のコマンドラインフィールドに入力する必要があります。

Setup.exe /s /v"qn MODE=X"

Xがあるところはモードナンバーです。

1. 値が割り当てられていない場合は、MODE=1 はデフォルト値です。コマンドラインは Latitude ON Flash の新しいバージョンにアップ

グレードしすべてのユーザデータは保持されます。

2. MODE=2はすべての既存アカウントとパスワードを保持し、 Latitude ON Flash をアップデートする際にその他のすべてのデータを消去

します。

3. MODE=3 はすべてのアカウントを削除し Latitude ON Flash のアップグレードを新規インストールとして扱います。

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参照 A Latitude ON Flash の XML スキーマ

以下は参考のため提供するものです。

DVM Remote Command XSD ファイル (DVMRemoteCMD.xsd)

<?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?>

<xs:schema elementFormDefault="qualified" xmlns:xs="http://www.w3.org/2001/XMLSchema">

<xs:simpleType name="dvmCmd">

<xs:restriction base="xs:string">

<xs:enumeration value="deleteUser" />

<xs:enumeration value="resetUser" />

<xs:enumeration value="changePassword" />

</xs:restriction>

</xs:simpleType>

<xs:complexType name="cmdType">

<xs:choice>

<xs:element name="singleUser">

<xs:complexType>

<xs:attribute name="action" type="dvmCmd" use="required" />

<xs:attribute name="user" type="xs:string" use="required" />

</xs:complexType>

</xs:element>

<xs:element name="allUser">

<xs:complexType>

<xs:attribute name="action" type="dvmCmd" use="required" />

</xs:complexType>

</xs:element>

<xs:element name="configPassword">

<xs:complexType>

<xs:attribute name="interval" type="xs:unsignedInt" use="required" />

</xs:complexType>

</xs:element>

<xs:element name="configPower">

<xs:complexType>

<xs:sequence>

<xs:element minOccurs="1" maxOccurs="1" name="battery">

<xs:complexType>

<xs:attribute name="backlight" type="xs:unsignedInt" use="required" />

<xs:attribute name="poweroff" type="xs:unsignedInt" use="required" />

</xs:complexType>

</xs:element>

<xs:element minOccurs="1" maxOccurs="1" name="acpower">

<xs:complexType>

<xs:attribute name="backlight" type="xs:unsignedInt" use="required" />

<xs:attribute name="poweroff" type="xs:unsignedInt" use="required" />

</xs:complexType>

</xs:element>

</xs:sequence>

</xs:complexType>

</xs:element>

</xs:choice>

</xs:complexType>

<xs:complexType name="cmdstoreType">

<xs:sequence minOccurs="1" maxOccurs="unbounded">

<xs:element name="cmd" type="cmdType" />

</xs:sequence>

</xs:complexType>

<xs:element name="cmdstore" type="cmdstoreType" />

</xs:schema>

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