Casio AP-650M 取扱説明書

カテゴリー
楽器
タイプ
取扱説明書
MA1301-C Printed in China
C
Ȏ151-8543 ూ̱᥆ດែԖట႔1-6-2
J
AP650-JA-1C
՘੥ᝢ஥ంᴥίᜳంҝຍᴦ
ȦɁ՘੥ᝢ஥ంɂǾȝᝣɒȾȽȶȲȕȻɕǾ
ίᜳంȻȻɕȾǾ۾ҒȾίከȪȹȢȳȨȗǿ
AP-650M
● 別紙の「安全上のご注意」をお読みの上で、
正しくお使いください。
● スタンド、イス、譜面立ての組み立て方法は、
本書の52 ページをご覧ください。
AP650_J_Cover1-4.fm 1 ページ 2012年12月12日 水曜日 午後12時6分
本書に記載されている社名および商品名は、それぞれ各社の登録商標および商標です。
Manufacturer:
CASIO COMPUTER CO., LTD.
6-2, Hon-machi 1-chome, Shibuya-ku, Tokyo 151-8543, Japan
Responsible within the European Union:
CASIO EUROPE GmbH
Casio-Platz 1, 22848 Norderstedt, Germany
CEマー
は、ヨーロッパ
地域
基準適合
マー
JIS C 61000-3-2適合品
本装置は、高調波電流規格「JIS C 61000-3-2」に適合しています。
1
AP650_J.book 3 ページ 2012年7月12日 木曜日 午後7時37分
2
目次
全体ガイド ......................................................4
各部の名称........................................................................................4
設定内容の保存と、操作のロックについて..................6
工場出荷時の状態に戻すには ..............................................6
ご使用上の注意 .............................................................................6
電源の準備 ......................................................7
電源の入れ方、切り方 ................................................................7
いろいろな音色で弾いてみる....................8
音色を選んで弾いてみる.........................................................8
2 つの音色を重ねる(レイヤー).........................................8
2 つの音色を左右に分ける(スプリット).....................9
オクターブ単位で音域を変え
(オクターブシフト)............................................................... 10
音色の明るさを調節する(ブリリアンス)................ 10
音の響きを変える(リバーブ).......................................... 11
音に厚みをつける(コーラス).......................................... 11
アコースティックピアノの音の特徴を
調整する ......................................................................................... 11
メトロノームを鳴ら.......................................................... 12
ペダルを使ってみる ............................................................... 13
2 台ピアノにして弾いてみる(デュエット)........... 14
自動伴奏を鳴らす編集する...................15
自動伴奏を鳴らして演奏する .......................................... 15
お勧めの音色やテンポにする
(ワンタッチプリセット)..................................................... 17
メロディーの音に和音をつけ
(オートハーモナイズ).......................................................... 18
編集してオリジナルのリズムを作る
(リズムエディット)............................................................... 18
曲を聴く....................................................... 21
音色のデモ曲を聴く ............................................................... 21
ミュージックライブラリーを
1 曲ずつ聴いてみよう ..........................................................21
外部から読み込んだ曲を聴く
(ユーザーソング)....................................................................22
USB メモリーに保存したオーディオデータを
再生するには...............................................................................24
ミュージック プリセット ....................... 25
プリセットのデータを呼び出す.....................................25
オリジナルのプリセットを作ろ
(ユーザープリセット)..........................................................26
音やリズムの設定を登録する
(レジストレーション)............................. 30
演奏を録音する(ソングレコーダー)... 32
内蔵のソングメモリーへ録音してみる
(ソングレコーダー)............................................................... 32
2 曲以上録音する.....................................................................33
曲の演奏パートごとに録音する
(トラック録音)..........................................................................33
録音したデータを消去する................................................34
録音した演奏の一部を録り直す
(パンチイン録音)....................................................................35
USB メモリーへの録音
(オーディオレコーダー).....................................................36
その他の設定 .............................................. 39
設定するには...............................................................................39
演奏の準備...............................................................................................................................52
イスを組み立てる..................................................................52
スタンドを組み立てる .......................................................53
コード類を接続する.............................................................55
譜面立て・ヘッドホンフックの取り付け..............56
ピアノ天板の開け方/閉め方........................................57
電源について............................................................................58
ヘッドホンを接続するには............................................. 58
オーディオ機器やアンプと接続するには .............59
付属品・別売品について.................................................. 59
AP650_J.book 2 ページ 2012年7月12日 木曜日 午後7時37分
目次
3
USB メモリーを使用する .......................42
一般のオーディオデータ(WAV ファイル)
USB メモリーに保存するに........................................ 43
USB メモリーを本機に装着する取り外す ........... 43
USB メモリーをフォーマットする ............................. 44
本機のデータを USB メモリーに保存する............. 44
USB メモリーから本機へデータを読み込む......... 45
USB メモリーのデータを消去する ............................. 46
USB メモリーのデータのファイル名を
変更する ......................................................................................... 46
USB メモリーの曲を再生するには ............................. 47
エラーメッセージ一.......................................................... 48
パソコンとの接続について .....................49
パソコンと接続する ............................................................... 49
MIDI 機能を使ってみる....................................................... 49
データをパソコンに保存するパソコンから
読み込む ......................................................................................... 50
資料................................................................60
困ったときは............................................................................... 60
製品仕様 ......................................................................................... 61
保証アフターサービスについて .................................. 62
音色リスト.................................................................................... 63
ドラム音色リスト .................................................................... 65
リズムリスト............................................................................... 66
ミュージック プリセット リスト.................................. 68
ソングリスト............................................................................... 70
指定できるコード種一覧.....................................................71
コード例一覧............................................................................... 72
MIDI インプリメンテーションチャート
AP650_J.book 3 ページ 2012年7月12日 木曜日 午後7時37分
4
全体ガイド
本書の巻末にある資料に、各部の番号を掲載しています。切り離してご活用ください。
各部の名称
1bn bo bp bq br bs bt ck
5 6 7 8 9 bk bl bm3
24
dk dl dm dn do dp dq dr ds
cmcl cn co cp cq cr cs ct
er
eq
dt
em en eo
ep
ek el
【底面部】
【前面部】
背面
AP650_J.book 4 ページ 2012年7月12日 木曜日 午後7時37分
全体ガイド
5
●本ボタンやつまみの操作を、これらの番号と名前で説明します。
)マークの数字は参照ページです。
1P(電源)ボタン )6, 7
2VOLUME
音 量
つまみ )7
3METRONOME
メトロノーム
ボタン )12, 13
4SONG RECORDER
ソング レコーダー
ボタン )32, 33, 34, 35, 36, 37
5POPS/DANCE/ROCK
ポップス/ダンス/ロック
ボタン )15, 19, 27
6JAZZ/EUROPEAN
ジャズ/ヨーロピアン
ボタン )15, 19, 27
7LATIN
ラテン
ボタン )15, 19, 27
8WORLD
ワールド
ボタン )15, 19, 27
9COUNTRY/VARIOUS
カントリー/バリアス
ボタン )15, 19, 27
bk BALLAD
バラード
ボタン )15, 19, 27
bl PIANO RHYTHMS
ピアノ リズム
ボタン )15, 19, 26
bm USER RHYTHMS
ユーザー リズム
ボタン )15, 19, 26
bn RHYTHM
リズム
, MUSIC LIBRARY
ミュージック ライブラリー
ボタン
)14, 15, 17, 22, 23
bo INTRO
イントロ
, REPEAT
リピート
ボタン )17, 23, 24, 36
bp NORMAL/FILL-IN
ノーマル/フィルイン
, sREW
早戻し
ボタン )17, 23, 27, 35
bq VARIATION/FILL-IN
バリエーション/フィルイン
, dFF
早送り
ボタン )17, 23, 27, 35
br SYNCHRO/ENDING
シンクロ/エンディング
, PAUSE
一時停止
ボタン
)16, 17, 23, 35
bs START/STOP
スタート/ストップ
, PLAY/STOP
演奏/停止
ボタン
)16, 21, 22, 23, 24, 25, 32, 33, 35, 37, 47
bt ACCOMP ON/OFF
アカンプ オン/オフ
, PART
パート
ボタン
)10, 15, 16, 21, 23, 47
ck TEMPO
テンポ
, RHYTHM EDITOR
リズム エディター
,
MUSIC PERSET
ミュージック プリセット
ボタン )12, 15, 18, 25, 26
cl 液晶画面
cm GRAND PIANO
グランド ピアノ
ボタン )8, 10
cn ELEC PIANO
エレクトリック ピアノ
ボタン )8
co ORGAN
オルガン
ボタン )8
cp STRINGS
ストリングス
ボタン )8
cq VARIOUS
バリアス
ボタン )8
cr GM TONES
GM トーン
ボタン )6, 8
cs FUNCTION
ファンクション
ボタン )6, 7, 10, 11, 13, 14, 18, 24, 25,
33, 34, 37, 38, 39, 44, 46, 47, 50
ct w/NO
いいえ
, q/YES
はい
ボタン
)
8, 10, 11, 12, 14, 15, 16,
18, 22, 23, 24, 25, 26, 33, 34, 35, 36, 37, 38, 39, 44, 45,
46, 47
dk BANK
バンク
, REVERB
リバーブ
ボタン )11, 30, 31
dl REGISTRATION 1/A
レジストレーション 1
, CHORUS
コーラス
ボタン
)11, 25, 30, 31, 47
dm REGISTRATION 2/B
レジストレーション 2
, HAMMER RESPONSE
ハンマーレスポンス
,
EXIT
エグジット
ボタン )20, 24, 25, 26, 29, 30, 31, 33, 35, 37,
47
dn REGISTRATION 3
レジストレーション 3
/C, STRING RESONANCE
ストリングレゾナンス
,
uボタン )10, 25, 29, 30, 31, 35, 39, 46, 47
do REGISTRATION 4
レジストレーション 4
/D, LID SIMULATOR
リドシミュレーター
,
iボタン )10, 25, 29, 30, 31, 34, 35, 39, 44, 46, 47
dp STORE
ストア
, ENTER
エンター
ボタン
)10, 20, 26, 27, 29, 31, 44, 45, 46
dq SPLIT
スプリット
, SPLIT POINT
スプリット ポイント
ボタン )9, 14, 14
dr AUTO HARMONIZE
オート ハーモナイズ
,
USB DEVICE MODE
ユーエスビー デバイス モード
ボタン )18, 50
ds AUDIO RECORDER
オーディオ レコーダー
, LOAD/SAVE
ロード/セーブ
ボタン
)24, 36, 37, 38, 44, 45, 46, 47
dt ペダルコネクター )56
ek USB
ユーエスビー
メモリー端子 )43
el USB
ユーエスビー
端子 )49
em LINE OUT
ライン アウト
R, L/MONO端子 )59
en LINE IN
ライン イン
R, L/MONO端子 )59
eo MIDI
ミディ
OUT/IN
アウト/イン
端子 )59
ep 電源端子(DC 24V )55
eq PHONES
ホンズ
端子 )58
er 電源ランプ
AP650_J.book 5 ページ 2012年7月12日 木曜日 午後7時37分
6
全体ガイド
本機では、各種設定の内容を電源を切った後も保存したり、
タンをロックして誤操作を防いだりすることができます。
しくは39~41ページ「その他の設定」の、「設定内容の保存」
「操作のロック」をご参照ください。
本機のデータや設定などシステムの内容をすべて初期化し
て、工場から出荷したときの状態に戻すことができます。
1.
本機の電源を切ります。
2.
ボタンcr
GM TONEScs
FUNCTIONを両
方一緒に押しながらボタン1
Pを押します
本機の電源が入り、システムの初期化をしばらく行っ
た後に、演奏できる状態になります。
電源のオンオフ操作については、7ページ「電源の入れ方、
切り方」をご参照ください。
「安全上のご注意」と併せてお読みください。
設置上のご注意
本機を次のような場所に設置しないでください。
直射日光のあたる場所、温度の高い場所。
極端に温度の低い場所。
ラジオや、テレビ、ビデオ、チューナーに近い場所(これら
を近くに置いた場合、本機には特に障害はありませんが、
近くに置いたラジオやテレビの側に雑音や映像の乱れが
起こることがあります)
本機のお手入れについ
お手入れにベンジン、アルコール、シンナーなどの化学薬
品は使わないでください。
鍵盤などのお手入れは柔らかな布を薄い中性洗剤液に浸
し、固く絞ってお拭きください。
付属品・別売品
付属品や別売品は、本機指定のものをご使用ください。指定以
外のものを使用すると、火災・感 電けがの原因となることが
あります。
ウエルドライン
外観にスジのように見える箇所がありますが、これは、樹脂成
形上の“ウエルドライン”と呼ばれるものであり、ヒビやキズ
ではありません。ご使用にはまったく支障ありません。
音のエチケット
楽しい音楽も時と場合によっては気になるものです。特に静
かな夜間には小さな音でも通りやすいものです。周囲に迷惑
のかからない音量でお楽しみください。窓を閉めたり、ヘッド
ホンを使用するのもひとつの方法です。お互いに心を配り、
い生活環境を守りましょう。
本書の内容については万全を期して作成いたしましたが、
万一ご不明な点や誤りなど、お気付きの点がございました
らご連絡ください。
本書の一部または全部を無断で複写することは禁止され
ています。また、個人としてご利用になるほかは、著作権法
上、当社に無断では使用できませんのでご注意ください。
本書および本機の使用により生じた損失、逸失利益または
第三者からのいかなる請求についても当社では一切その
責任を負えませんので、あらかじめご了承ください。
本書の内容に関しては、将来予告なく変更することがあり
ます。
設定内容の保存と、
操作のロックについて
工場出荷時の状態に戻すには
ご使用上の注意
AP650_J.book 6 ページ 2012年7月12日 木曜日 午後7時37分
7
電源の準備
スタンドの組み立てが終わったら、電源を入れます。詳しく
は、52ページの「演奏の準備」を参照してください。
1.
ボタン1
P(本機の電源をコントロールする
ボタンを押して本機の電源を入れます
画面に“Please wait .の表示が出ている間は、
盤、ペダル、ボタンに触らないでください。誤動作の原
因になります。
2.
しばらくすると、液晶画面に下記が表示されます。
本機を演奏することができます。
2
VOLUMEつまみを使って、音量を調節します。
3.
本機の電源を切るには、ボタン1
Pを電源ラ
ンプが消灯するまで押し続けます
ボタン1
Pで電源を切ったあとも、本機は微電流が流れ
ているスタンバイ状態になっています。本機を長時間使用
しないとき、あるいは落雷のおそれがあるときは、必ずAC
アダプターをコンセントから外してください。
オートパワーオフ機能
本機を何も操作せずに一定時間放置すると、無駄な電力消費
を防ぐため自動的に電源が切れます。電源が切れるまでの時
間は、約4時間です。
下記の操作で一時的にオートパワーオフ機能をキャンセ
ルすることができます。
オートパワーオフ機能をキャンセルするには
1.
本機の電源が入っている場合は、ボタン1
P
を押していったん電源を切ります
2.
ボタンcs
FUNCTIONを押しながら、ボタン1
Pを押します。
オートパワーオフ機能がキャンセルされた状態で、
源が入ります。
上記の操作の後で電源を切り、ボタン1
Pだけを押して
電源を入れ直すと、オートパワーオフ機能は再び有効にな
ります。
電源の入れ方、切り方
【前面部】
電源ランプ
C
AP650_02_J.fm 7 ページ 2012年12月13日 木曜日 午後5時11分
8
いろいろな音色で弾いてみる
本機には250種類の音色(トーン)があります。音色は全部で6
つのグループに分かれています。
詳細は63ページ「音色リスト」をご参照ください。
音色の特徴を生かしたデモンストレーション用の自動演
奏曲をお聴きになれます。21ページ「曲を聴く」「音色の
デモ曲を聴く」をご参照ください。
1.
63ページ「音色リスト」で、鳴らしたい音色のグ
ループと番号を確認します
2.
ボタンcmcr
(音色グループ)を押して、グルー
プを選びます
“ORGAN”グループを選んだ場合
3.
ボタンct
wqで音色を選びます。
“002 Jazz Organ”を選んだ場合
wqを両方一緒に押すと、グループの中の001番の音
色になります。
wqを押し続けると、連続して番号を切り替えること
ができます。
ボタンcs
FUNCTIONを使って番号を素早く切り替え
ることもできます(39ページ)
2つの音色を重ねて鳴らして、1つの音色のように演奏するこ
とができます。
先に選ぶ音色を“メイン音色”後から重ねる音色を“レイ
ヤー音色”と呼びます。
1.
メイン音色を選びます。
:“GRAND PIANO”グループの“GRAND PIANO
MELLOW”を選ぶ場合ボタcm
GRAND
PIANOを押してからボタンct
wq
“006 GRAND PIANO MELLOW”を選びます
2.
レイヤー音色に選びたい音色のグループボタン
を、液晶画面に下記“LAYER ON”が表示され
るまで押し続けます
レイヤーオンになり、2つの音色が重なって鳴るように
なります。
押し続けたボタンのランプが点灯します。
:“VARIOUSグループを選んだ場合
3.
ボタンct
wqでレイヤー音色を選びます。
“006 Picked Bass”を選んだ場合
cm cn co cp cq cr ct
dq
cs
bt dn do dpdk dl
3
ckbn
音色を選んで弾いてみる
点灯
音色番号 音色名
2つの音色を重ねる(レイヤー)
点灯
レイヤー音色番号 レイヤー音色名
AP650_J.book 8 ページ 2012年7月12日 木曜日 午後7時37分
いろいろな音色で弾いてみる
9
4.
もとの1音色の状態に戻すには、音色グループボ
タンのいずれか1つを押します
重ねている2つの音色の音量バランスを調節できます。
39~41ページ「その他の設定」「レイヤー音色の音量(レ
イヤーバランス)をご参照ください。
左側の鍵盤(低音部)の音色を切り替えて、右側の鍵盤(高音
部)とは別の音色で演奏することができます。
このとき低音部に選ぶ音色を“スプリット音色”と呼び
ます。
: スプリット音色に“GMスラップベース1”を選んだ
場合
1.
ボタンdq
SPLITを押します。
ボタン
dq
のランプが点灯してスプリットオンになり、
盤が高音部と低音部に分かれて別々の音色になります。
2.
低音部の音色(スプリット音色)を選びます。
例: G M T O N E S グループの“GM SLAP BASS 1”
選ぶ場合は、ボタンcr
GM TONESを押してか
ら、ボタンct
wq“037 GM SLAP
BASS 1”を選びます。
3.
もとの1音色の状態に戻すには、ボタンdq
SPLITを押します
ボタンのランプが消灯して、スプリットを解除します。
あらかじめレイヤー(8ページ)で2つの音色を重ねておく
と、スプリットをオンにしたときに高音部でそれらの音色
を鳴らすことができます。
音色の分け目を変えるには
(スプリットポイント)
スプリットでの高音部の左端の鍵盤(スプリットポイント)
切り替えて、音色の分け目を変えることができます。
1.
液晶画面に下記“SPLIT POINT”が表示される
までボタンdq
SPLITを押し続けます
2.
高音部の左端(スプリットポイント)にしたい鍵
盤を押します
押した鍵盤がスプリットポイントになります。
3.
ボタンdq
SPLITを押します。
スプリットポイントの画面を終了します。
2つの音色を左右に分ける
(スプリット)
スプリット音色
“GMスラップベース1”
それまで選んでいた音色
“グランドピアノコンサート”
点灯
スプリット音色番号 スプリット音色名
点灯
低音部 高音部
スプリット
ポイント
スプリットポイントの鍵盤名
AP650_J.book 9 ページ 2012年7月12日 木曜日 午後7時37分
10
いろいろな音色で弾いてみる
たとえば前述のスプリット機能(9ページ)オンで演奏すると
きに、低音部の音が低すぎる、あるいは高音部の音が高す
るようなことがあります。そのような場合に、低音部や高音
部それぞれの音域をオクターブ単位で変えて弾くことがで
きます。
1.
ボタンcs
FUNCTIONを押しながら、
cm(GRAND PIANO)を押します
オクターブシフトの画面になります。
2.
ボタンbt
PARTを押して、音域を変えたい音
の種類を選びます
ボタンbt
PARTを押すごとに、下記のように音の
種類が切り替わります。
3.
ボタンct
wqで、選んだ音の音域を変更し
ます
-2 ~ 0 ~ 2オクターブの間で変更できます。
4.
ボタンcs
FUNCTIONを押します。
オクターブシフトの画面を終了します。
オクターブシフトは別の方法でも変更できます。詳しくは
39~41ページ「その他の設定」「オクターブシフト」をご
参照ください。
1.
ボタンcs
FUNCTIONを押します。
ボタンのランプが点灯して、液晶画面に“FUNCTION”
と表示されます。
2.
ボタンdo
iまたはdn
uを押して、下記の表
“Tmpr/Effect”を選びます
3.
ボタンdp
ENTERを押します。
“Tmpr/Effect”というグループの中の設定項目を選ぶ
画面になります。
4.
ボタンdo
iまたはdn
uを押して、下記の表
“Brilliance”を選びます
5.
ボタン
ct
w
q
で、音の明るさ(-3~0~3)を調
整します
wまろやかな柔らかい感じの音になる
q明るく硬い感じの音になる
6.
ボタンcs
FUNCTIONを押します。
ボタンのランプが消灯して、ブリリアンスの画面を終了
します。
ボタンcs
FUNCTIONの操作方法については、39~41
ページ「その他の設定」もご参照ください。
オクターブ単位で音域を変える
(オクターブシフト)
音域の変更量
(オクターブ単位)
音の種類
U1(Upper1):メイン音色の音(スプリットオン時の高音部1)
U2(Upper2):レイヤー音色の音(スプリットオン時の高音部2)
L1(Lower1):スプリット音色の音(スプリットオン時の低音部)
音色の明るさを調節する
(ブリリアンス)
点灯
AP650_J.book 10 ページ 2012年7月12日 木曜日 午後7時37分
いろいろな音色で弾いてみる
11
1.
ボタンcs
FUNCTIONを押したまま、ボタンdk
REVERBを押します
リバーブ(音が響く効果)のタイプ(種類)の選択画面に
切り替わります。
2.
ボタンct
wqで、タイプを選びます。
リバーブのタイプを、下記の5種類から選びます。
0 O F F(オフ)
1 R o o m
2: Hall
3: Large Hall
4 Stadium
3.
ボタンcs
FUNCTIONを押します。
リバーブタイプの画面を終了します。
1.
ボタンcs
FUNCTIONを押したまま、ボタンdl
CHORUSを押します
コーラス(音に厚みを加える効果)のタイプ(種類)の選
択画面に切り替わります。
2.
ボタンct
wqで、タイプを選びます。
コーラスのタイプを、下記の5種類から選びます。
0: OFF(オフ)
1 L i g h t C h o r u s
2: Chorus
3: Deep Chorus
4 Flanger
3.
ボタンcs
FUNCTIONを押します。
コーラスタイプの画面を終了します。
本機のピアノ音色は、アコースティックピアノの響きを特徴付
ける要素を内蔵しています。それぞれ、4段階で調整できます。
HAMMER RESPONSE(ハンマーレスポンス)
STRING RESONANCE(ストリングレゾナンス)
LID SIMULATOR(リドシミュレーター)
本機の天板を開閉しても、LID SIMULATORの設定値は
変化しません。
1.
ボタンcs
FUNCTIONを押したまま、設定した
い要素に対応しているボタンを押します
2.
ボタンct
wqで、設定値を選びます。
3.
ボタンcs
FUNCTIONを押します。
設定画面を終了します。
ピアノ音色には、他に次の要素があります。
● キーオフシミュレーター
音の響きを変える(リバーブ)
音に厚みをつける(コーラス)
アコースティックピアノの音の
特徴を調整する
鍵盤を押してから音が鳴るまでの時間のズレを調整します。
設定値
1:速め 2:グランドピアノのイメージ
3:やや遅め 4:遅め
アコースティックピアノ特有の響き方(弦の共鳴)を調
整します。
演奏する曲やイメージにあった響きを選ぶことができます。
設定値
1:抑えめ 2:やや抑えめ 3:響く 4:よく響く
グランドピアノの天板の開き具合による音の鳴り方の違
いを調整します。
設定値
1:天板を閉じている状態
2:天板を少し開けている状態
3:天板が全開の状態
4:天板を取り外している状態
鍵盤から指を離したときの音の減衰
AP650_02_J.fm 11 ページ 2012年7月13日 金曜日 午後2時18分
12
いろいろな音色で弾いてみる
1.
ボタン3
METRONOMEを押します。
メトロノームが鳴ります。
2.
もう一度ボタン
3
METRONOMEを押します。
メトロノームが停止します。
拍子を変えるには
2~6拍子の中からメトロノームの拍子を選べます。
0拍子を選ぶと、どの拍も同じ音が鳴ります。拍子にかかわら
ず練習するのに便利です。
1.
液晶画面に下記“METRONOME BEAT”が表
示されるまでボタン3
METRONOMEを押
し続けます
2.
ボタンct
wqで拍子を選びます。
3.
ボタン3
METRONOMEを押します。
メトロノームの拍子画面を終了します。
テンポ(速さ)を変えるには
ボタンck
TEMPO wqで調節する(だんだん速くした
り遅くしたりする)方法と、好みのテンポにあわせてボタンを
連打する方法(タップ入力)の2種類があります。
方法1ボタンck
TEMPO wqでテンポを調節
する
1.
ボタンck
TEMPO wqでメトロノームの
テンポを調節します
ボタンを押すごとにテンポ値(1分間あたりの拍数)が1
ずつ切り替わります。
ボタンを押し続けると、連続して素早く切り替えるこ
とができます。
テンポ値は20~255の間で設定できます。
方法2ボタンを連打してテンポを決める
(タップ入力)
「1、2、3、4」とカウントするように4回ボタンをたたいて、
座にそのテンポにすることができます。
1.
鳴らしたいテンポにあわせてボタンck
TEMPOTAPを4回押します
4回押したタイミングに応じたテンポに切り替わり
ます。
まずこの方法でだいたい好みのテンポにしておいて
から、前述の「方法1」で微調整をするなど、2種類の方
法を組み合わせて使うと便利です。
メトロノームを鳴らす
1拍目に点灯します それ以外の拍に点灯します
テンポ値
4回押します
AP650_J.book 12 ページ 2012年7月12日 木曜日 午後7時37分
いろいろな音色で弾いてみる
13
鍵盤の音量とのバランスを変えるには
(メトロノームボリューム)
鍵盤の音量はそのままに、メトロノームの音量のみを変えて
バランスを調節することができます。
1.
ボタンcs
FUNCTIONを押しながら、ボタン3
METRONOMEを押します
メトロノームの音量画面が表示されます。
2.
ボタンct
wqでメトロノームの音量(0~
42)を調節します
3.
ボタンcs
FUNCTIONを押します。
ボタンのランプが消灯して、メトロノームの音量画面を
終了します。
メトロノームの音量は、別の操作方法で調整することもで
きます。詳しくは39~41ページ「その他の設定」「メトロ
ノームの音量」をご参照ください。
ダンパー、ソフト、ソステヌートの3つのペダルがあります。
【各ペダルの働き】
● ダンパーペダル
演奏中にこのペダルを踏むと、鍵盤で弾いた音の余韻が非常
に長くなります。
GRAND PIANO音色(CONCERT、MODERN、CLASSIC、
MELLOW、BRIGHT)を選んでいる場合は、実際のグランド
ピアノでダンパーペダルを使用している時のような共鳴
効果(ダンパーレゾナンス)も生み出せます。また、途中ま
で踏んで軽く効果をかける「ハーフペダル」にも対応して
います。
● ソフトペダル
演奏中にこのペダルを踏むと、ペダルを踏んでから鍵盤で弾
いた音が弱まるだけでなく、音色が柔らかく聞こえる効果が
得られます。
● ソステヌートペダル
このペダルを踏んだ時点で押さえている鍵盤の音だけ、ペダ
ルを離すまで余韻が長くなる効果が得られます。
メトロノームの音量
ペダルを使ってみる
ソフトペダル ダンパーペダル
ソステヌートペダル
AP650_J.book 13 ページ 2012年7月12日 木曜日 午後7時37分
14
いろいろな音色で弾いてみる
鍵盤を中央から左右に分けて、2台ピアノにして連弾ができ
ます。左側で先生がお手本演奏をして、右側で生徒さんが同じ
メロディーを弾く練習にも使えますし、ピアノ曲の左手パー
トと右手パートを2人で分担して合奏する、といった楽しみ
方もあります。
【ペダル】
1.
ボタンbn
MUSIC LIBRARYを押して、ボタン
の下側のランプを点灯させます
2.
ボタンcs
FUNCTIONを押しながら、ボタンdq
SPLITを押します
デュエットのオンオフ画面が表示されます。
この表示のときには鍵盤で演奏することはできま
せん
3.
ボタンctqを押して、オンにします。
ボタンdq
SPLITのランプが点滅します。
4.
ボタンcs
FUNCTIONを押します。
デュエットのオンオフ画面を終了して、デュエットオン
で演奏できるようになります。
5.
デュエットを終了するには、ボタンdq
SPLIT
を押します
ボタンのランプが消灯してデュエットオフに戻り
ます
デュエットのオンオフは、別の操作方法で切り替えること
もできます。詳しくは39~41ページ「その他の設定」
「デュエット」をご参照ください。
デュエットでの音域を変更するには
(デュエットオクターブシフト)
左右の鍵盤それぞれの音域をオクターブ単位で変更でき
ます
1.
ボタンcs
FUNCTIONを押しながら、ボタンdq
SPLITを押します
デュエットのオンオフ画面が表示されます(14ページ
「2台ピアノにして弾いてみる(デュエット)の手順2)
この設定がオフのときは、ボタンctqを押してオ
ンにしてください。
2.
左側鍵盤に4つある“ド”の中から、中央ド(C4)
にしたい鍵盤を選んで押します
C4の音が鳴って、左側鍵盤の音域が変更されます。
: 左端の“ド”を押したときは、下図のように左側鍵
盤の音域が変更されます。
3.
同様に、右側鍵盤のいずれかの“ド”を押して、
側鍵盤の音域を変更します
4.
ボタンcs
FUNCTIONを押します。
ボタンのランプが消灯して、デュエットのオンオフ画面
を終了します。
変更した音域で演奏できるようになります。
デュエットを解除すると、音域の変更はクリアされて最初
の音域に戻ります。
2台ピアノにして弾いてみる
(デュエット)
C3 C4 C5 C6 C3 C4 C5 C
6
右側鍵盤左側鍵盤
(中央ド)(中央ド)
左右共用
ダンパーペダル
左側鍵盤用
ダンパーペダル
右側鍵盤用
ダンパーペダル
(ハーフペダル可能)
点灯
C4 C5 C6 C7 C3 C4 C5 C6
最初の音域より1オクターブ高い 最初の音域のまま
左端の“ド”
(押した鍵盤)
AP650_J.book 14 ページ 2012年7月12日 木曜日 午後7時37分
15
自動伴奏を鳴らす編集する
自動伴奏とは、お好みの伴奏リズムを選び、左手でコード(和
音)を押すだけで、選んだリズムにあった伴奏(ドラム、ギター
などの演奏)が自動に鳴る機能です。1人でバンド演奏のよう
なアンサンブルをお楽しみいただけます。
本機は180種類のリズムを内蔵しており、7つのグループに分
かれています。またそれらの内蔵リズムを編集してオリジナ
ルのリズム(ユーザーリズム)を作り、8つ目のグループに保
存することもできます。詳細は66ページ「リズムリスト」をご
参照ください。
1.
ボタンbn
RHYTHMを押して、ボタンの上側の
ランプを点灯させます
自動伴奏を鳴らせるようになります。
押すごとに上下のランプが交互に点灯します。
2.
66ページ「リズムリスト」で、鳴らしたいリズム
のグループと番号を確認します
3.
ボタン5bm
(リズムグループ)を押して、
グループを選びます
“LATIN”グループを選んだ場合
4.
ボタンct
wqを押して、リズムを選びます。
:“005 Samba 2”を選んだ場合
5.
ボタンck
TEMPO wqで、テンポ(速さ)
調節します
テンポの調節方法はメトロノーム(12ページ)と同様
です。
ボタンckwqを両方一緒に押すと、選んで
いるリズムのお勧めのテンポになります。
6.
ボタンbt
ACCOMP ON/OFFを押して、ボタ
ンのランプを点灯させます
アカンプオン(すべての楽器パートが鳴る状態)になり
ます。
ランプを消灯させてアカンプオフにすると、打楽器の
パート(ドラム、パーカッション)だけが鳴ります。
ボタンを押すたびにオンとオフが交互に切り替わり
ます。
bn
5 6 7 8 9 bk bl bm ct
ckbtbr bs dr
cs
bo bp bq dm dp
cm cn co cp
dn do
自動伴奏を鳴らして演奏する
点灯
点灯
リズム番号 リズム名 小節 テンポ
点灯
C
AP650_02_J.fm 15 ページ 2012年12月12日 水曜日 午後12時2分
16
自動伴奏を鳴らす・編集する
7.
ボタンbr
SYNCHRO/ENDINGを押します。
コードを押さえると自動伴奏がスタートする状態(シン
クロ待機オン)になります。
続いてボタンbo
INTROまたはbq
VARIATION
を押すと、イントロ(前奏)またはバリエーション(変
化形)の待機状態になります。イントロやバリエー
ションについては、17ページ「自動伴奏に変化をつけ
るには(伴奏パターン)をご参照ください。
8.
コード入力鍵盤(左側の鍵盤)でコードを押さえ
ます
コードが入力されて、自動伴奏がスタートします。
コードを押さえずにボタンbs
START/STOPを押
すと、打楽器のパートだけが鳴ります。
: コードC(ドミ・ソ)を押さえる。
9.
左手でいろいろなコードを押さえて、右手でメ
ロディーを弾きましょう
簡単にコードを押さえられる「カシオコード」など、
コード入力方法にはいくつかの種類があります。次章
「コードの入力方法を選ぶには」をご参照ください。
ボタンbp
NORMALbq
VARIATIONで伴奏に
変化をつけることもできます。17ページ「自動伴奏
に変化をつけるには(伴奏パターン)をご参照くだ
さい。
10.
自動伴奏を止めるには、ボタンbs
START/
STOPを押します
ボタンbsではなくボタンbr
SYNCHRO/ENDING
を押すと、エンディング(終止形)を鳴らして自動伴奏
を終了します。エンディングについては17ページ「自
動伴奏に変化をつけるには(伴奏パターン)をご参照
ください。
鍵盤の音量はそのままに、自動伴奏の音量だけを変えてバ
ランスを調節することができます。詳しくは39~41ペー
「その他の設定」「自動伴奏の音量」をご参照ください。
コード入力鍵盤の範囲を変えるには、スプリット機能のス
プリットポイント(9ページ)を変更します。スプリットポ
イントより左側の鍵盤がコード入力鍵盤になります。
コードの入力方法を選ぶには
コードの入力方法は、下記の5種類から選べます。
フィンガード1(1Fingered 1)
フィンガード2(2Fingered 2)
フィンガード3(3Fingered 3)
カシオコード(4CASIO Chord)
フルレンジコード(5Full Range)
1.
液晶画面に“CHORDS”と表示されるまで、ボタ
bt
ACCOMP ON/OFFを押し続けます
2.
ボタン
ct
w
q
で、コード入力方法を選びます。
3.
ボタンbt
ACCOMP ON/OFFを押します。
コード入力方法の画面を終了します。
フィンガード1、2、3について
これらは、コード構成音のままに鍵盤を押さえて入力する方
法です。一部のコードでは構成音を省略して、1~2鍵でも入
力できます。
入力できるコードの種類と鍵盤の押さえかたについては、71
ページ「指定できるコード種一覧」をご参照ください。
点滅
コード入力鍵盤 メロディー鍵盤
フィンガード1: コードの構成音の鍵盤を押さえます。
フィンガード2: フィンガード1とは違い、6thの入力はでき
ません。
フィンガード3: フィンガード1とは違い、一番低い鍵盤の音
をベース音として、分数コードを入力する
ことができます。
コード入力方法
コード入力鍵盤
AP650_J.book 16 ページ 2012年7月12日 木曜日 午後7時37分
自動伴奏を鳴らす・編集する
17
カシオコードについて
簡単な指使いで、次の4種類のコードを演奏できます。
2つ目以降の鍵盤は、1つ目より右側なら白鍵か黒鍵かを問わ
ず、どれでもかまいません。
フルレンジコードについて
すべての鍵盤でコードの入力とメロディー演奏ができます。
入力できるコードの種類と鍵盤の押さえかたについては、71
ページ「指定できるコード種一覧」をご参照ください。
自動伴奏に変化をつけるには(伴奏パターン)
自動伴奏で鳴るフレー(パターン)には、下記の6種類があり
ます。これらのパターンを演奏中に切り替えて、伴奏に変化を
つけることができます切り替えはボタン
bo
br
で行います。
※1 曲のはじめに鳴らします。
鳴り終わると、自動でノーマルパターンに進みます。
その前にボタンbqを押すと、鳴り終ってからバリエー
ションパターンに進みます。
※2 ノーマルパターンに一時的に変化をつけます。
鳴らすには、ノーマルパターンの途中にボタンbpを押し
ます。
※3 バリエーションパターンに一時的に変化をつけます。
鳴らすには、バリエーションパターンの途中にボタン
bqを押します。
※4 曲の最後に鳴らします。
鳴り終わるとともに、自動伴奏も止まります。
自動伴奏のリズムごとに、そのリズムに良く合った音色やテ
ンポを、ワンタッチで呼び出します。
1.
ボタンbn
RHYTHMを約2秒間以上、押し続け
ます
今選んでいるリズムで演奏するのに適した音色、テンポ
などが呼び出されます。
またコードを入力して伴奏をスタートできる状態(シン
クロ待機オン)になります。
2.
鍵盤でコードを押さえて演奏します。
自動伴奏もスタートします。
ユーザーリズム“USER RHYTHMS”グループの001 ~
010番)ではワンタッチプリセットを使用することはでき
ません。
コードの種類 例
メジャーコード
コード名と同じ音名の鍵盤を1
つ押します。
たとえばCメジャーを入力す
るには、コード入力鍵盤の、C
(ド)を押します。1オクターブ
違う鍵盤でもかまいません。
C(Cメジャー)
マイナーコード
メジャーコードの押さえ方に
えて、それより右の鍵盤を1つ押
します。
Cm(Cマイナー)
セブンスコード
メジャーコードの押さえ方に
えて、それより右の鍵盤を2つ押
します。
C7(Cセブンス)
マイナーセブンス
コード
メジャーコードの押さえ方に
えて、それより右の鍵盤を3つ押
します。
Cm7(Cマイナーセブンス)
コード入力鍵盤
CCDE F
#b
EF
#
GA
b
AB
B
b
CCDE F
E
#b
音名
CCDE F
#b
EF
#
GA
b
AB
B
b
CCDE F
E
#b
CCDE F
#b
EF
#
GA
b
AB
B
b
CCDE F
E
#b
CCDE F
#b
EF
#
GA
b
AB
B
b
CCDE F
E
#b
メロディー鍵盤
コード入力鍵盤
お勧めの音色やテンポにする
(ワンタッチプリセット)
イントロ
(前奏)
※1
ノーマル
(基本形)
バリエーション
(変化形)
エンディング
(終止形)
※4
bo bp bq br
ノーマル
フィルイン ※2
バリエーション
フィルイン ※3
AP650_J.book 17 ページ 2012年7月12日 木曜日 午後7時37分
18
自動伴奏を鳴らす・編集する
右手で弾くメロディーの音に和音を追加して、メロディーに
厚みをつけます。和音の追加のしかたを12種類(タイプ)の中
から選べます。
1.
ボタンdr
AUTO HARMONIZEを押します。
2.
ボタンct
wqを押して、オートハーモナイ
ズのタイプを選びます
3.
ボタンdr
AUTO HARMONIZEを押します。
オートハーモナイズの画面を終了します。
4.
鍵盤でコードを入力しながらメロディーを弾き
ます
入力したコードに対応した和音が、メロディーの音に加
わります。
内蔵の自動伴奏を編集して、オリジナルの自動伴奏(ユーザー
リズム)を作ってみましょう。
ノーマルやイントロなどの伴奏パターン(17ページ)ごとに、
楽器パート(ドラム、ベースなど)を選んで、オンオフや音量な
どの内容を変えていきます。
1.
編集したいリズム番号を選びます。
2.
ボタンcs
FUNCTIONck
RHYTHM
EDITORを両方一緒に押します
自動伴奏の編集画面になります。
3.
編集する伴奏パターンを、ボタンbobrで選び
ます
押したボタンのランプが点灯して、どの伴奏パターンの
編集中かを示します。
ボタンbpbqは、押すごとにノーマルとフィルイン、
バリエーションとフィルインが交互に切り替わり
す。フィルインを選んでいるときはランプが点滅し
ます。
: イントロを選んだ場合
メロディーの音に和音をつける
(オートハーモナイズ)
タイプ
番号 タイプ名 内容
00 Off オートハーモナイズを解除します
01 Duet 1 演奏したメロディーの下に、クローズな(2~
4度ほど離れた)ーモニーを1音加えます。
02 Duet 2 演奏したメロディ音の下に、オープンな(4~
6度以上離れた)ハーモニーを1音加えます。
03 Country カントリーの演奏に適したハーモニーを加
えます。
04 Octave 1オクターブ下の音を加えます
05 5th 5度上の音を加えます。
06 3-Way
Open
2声(演奏したメロディーと合わせて3声)
オープンハーモニーを加えます。
07 3-Way
Close
2声(演奏したメロディーと合わせて3声)
クローズハーモニーを加えます。
08 Strings ストリングス演奏に適したハーモニーを加
えます。
09 4-Way
Open
3声(演奏したメロディーと合わせて4声)
オープンハーモニーを加えます。
10 4-Way
Close
3声(演奏したメロディーと合わせて4声)
クローズハーモニーを加えます。
11 Block ブロックコード音を加えます。
12 Big Band ビッグバンド演奏に適したハーモニーを加
えます。
タイプ番号 タイプ名
編集してオリジナルのリズムを
作る(リズムエディット)
bo bp bq br
AP650_J.book 18 ページ 2012年7月12日 木曜日 午後7時37分
自動伴奏を鳴らす・編集する
19
4.
編集する楽器パートを、ボタ
5
bm
で選びます。
選んだ楽器パート名が表示されます。楽器パートには下
記の8種類があります。
ボタン5bmを押しても、ボタンのランプの光り方は
変化しません。ランプの点灯は、そのパートに伴奏
データがあることを示しています。
: ベースを選んだ場合
5.
選んだ楽器パートを編集します。
編集することができる内容は次の表のとおりです。
ボタンdn
u
do
i「項目」を選び、ボタンct
wq「設定値」を変えます。「ショートカット
のボタン」を押して「項目」を選ぶこともできます。
ボタンctwqを両方一緒に押すと初期値
になります。
編集の途中にボタンbs
START/STOPを押すと、
そのときの編集内容で伴奏パターンを鳴らすことが
できます。さらにボタンbt
ACCOMP ON/OFF
押すと、編集している楽器パートだけを鳴らすことが
できます。
6.
以上の手順3~5を繰り返して、伴奏パターン、
楽器パートごとの編集作業を進めます
7.
すべての編集作業が終了したら、リズムに適し
たテンポに調節します
ここで選んだテンポが、初期テンポとして記録され
ます。
56789bkblbm
楽器パート
ドラム
パーカッ
ション
ベース コード1 コード2 コード3 コード4 コード5
楽器パート名ベース
項目 内容 設定値
ショート
カット
ボタン
Rhythm
Select:
リズム
他のリズム番号を指定
して、パートの伴奏デー
タをそのリズム番号の
ものに差し替えます。
※1
001~190:
リズム番号
※2 ※3
cm
Tone
Select:
音色
パート演奏の音色(楽
器)を、指定した番号の
音色に切り替えます。
001~250:
音色番号 ※2 ※4 cn
Prt:
オンオフ
パートごとに鳴らすか
鳴らさないかを選びま
す。
OFF: 鳴らさない
ON: 鳴らす
co
Vol:
音量
パートごとに音量を調
節します。 000~127
Pan:
パンニング
(定位)
パートの楽器音が、左右
どの辺から聴こえるか
を調節します。
-64~0~63※5
Reverb:
リバーブ
パート音へのリバーブ
効果(11ページ)のかか
り度合いを調節します。
000~127
cp
Chorus:
コーラス
パート音へのコーラス
効果(11ページ)のかか
り度合いを調節します。
000~127
※1 差し替えを実行すると、それまで編集した内容はすべて
クリアされます。
※2 最初のグループの001番からの通し番号です。
通し番号は、63ページ「音色リスト」66ページ「リズム
リスト」をご参照ください。
※3 イントロでは8つの楽器パートですべて共通のリズム番
号になります。たとえばコード1にリズム003番を割り
当てると、他の7つの楽器パートも自動的にリズム003
番になります。その後コード2を編集するときにリズム
を004番に変えると、先ほど設定したコード1のリズム
も004番に変わってしまいます。
またイントロと同様にエンディングも、8つの楽器パー
トが共通のリズム番号になります。
※4 ドラムパートとパーカッションパートではドラム
セット音色(音色番号237 ~ 250)のみ選ぶことがで
きます。
またベースとコード15では、ドラムセット音色を
選ぶことはできません。
※5 値が小さいほど左から、大きいほど右から聴こえます。
“0”で中央になります。
AP650_J.book 19 ページ 2012年7月12日 木曜日 午後7時37分
  • Page 1 1
  • Page 2 2
  • Page 3 3
  • Page 4 4
  • Page 5 5
  • Page 6 6
  • Page 7 7
  • Page 8 8
  • Page 9 9
  • Page 10 10
  • Page 11 11
  • Page 12 12
  • Page 13 13
  • Page 14 14
  • Page 15 15
  • Page 16 16
  • Page 17 17
  • Page 18 18
  • Page 19 19
  • Page 20 20
  • Page 21 21
  • Page 22 22
  • Page 23 23
  • Page 24 24
  • Page 25 25
  • Page 26 26
  • Page 27 27
  • Page 28 28
  • Page 29 29
  • Page 30 30
  • Page 31 31
  • Page 32 32
  • Page 33 33
  • Page 34 34
  • Page 35 35
  • Page 36 36
  • Page 37 37
  • Page 38 38
  • Page 39 39
  • Page 40 40
  • Page 41 41
  • Page 42 42
  • Page 43 43
  • Page 44 44
  • Page 45 45
  • Page 46 46
  • Page 47 47
  • Page 48 48
  • Page 49 49
  • Page 50 50
  • Page 51 51
  • Page 52 52
  • Page 53 53
  • Page 54 54
  • Page 55 55
  • Page 56 56
  • Page 57 57
  • Page 58 58
  • Page 59 59
  • Page 60 60
  • Page 61 61
  • Page 62 62
  • Page 63 63
  • Page 64 64
  • Page 65 65
  • Page 66 66
  • Page 67 67
  • Page 68 68
  • Page 69 69
  • Page 70 70
  • Page 71 71
  • Page 72 72
  • Page 73 73
  • Page 74 74
  • Page 75 75
  • Page 76 76
  • Page 77 77

Casio AP-650M 取扱説明書

カテゴリー
楽器
タイプ
取扱説明書