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バッテリー 1 01:Goal Zeroは、最新かつ最高のバッテリーテクノロジーを活用して、あらゆる人生の
冒険においてあなたと共にします。 万能で軽量なリチウムイオンバッテリーから強力屈強な鉛蓄
電池について、お使いの Goal Zeroバッテリーを最適な状態に保つために有用なアイデアをここに
いくつかまとめました。
i. バッテリーにもエクササイズが必要です。バッテリーにとって最も良いことは、そのバッテリー使うこ
とです。 充電をしない状態で長期間放置することはしないでください。 Goal Zero Yeti を充電するこ
となく保管する場合は、保管する前にフル充電の状態にしてください。
ii. 「バッテリーのメモリー効果」の通説。
かつてのニッケルカドミウム(NiCd)電池のせいで、充電バッテリーを充電する前には、完全に充電
を使い切った(ディープ・サイクリングと呼ばれる)ほうがよいという通説が広まっています。 NiCd バ
ッテリーについてはこれは正しいですが、 GOAL ZERO 発電所に使用されている高度なリチウムお
よび鉛蓄電池を含む、今日通常目にするデバイスのバッテリーには、そのような「使い切る」作業は
必要ありません。 逆にバッテリーのディープ・サイクリングは避けるべきです。ほとんどの場合、逆効
果となります。
iii. 「スタジアム効果」について。
バッテリーの充電を行うと、「スタジアム効果」が起こります。 最初のうちはどんどん充電していきま
すが、最後の数パーセントになると充電速度が急激に落ちることがあります。 スタジアムのドアが開
放されると最初はどんどん席が埋まっていく様子を想像してください。最初は何百もの空席があるの
で、自分が座りたい席を見つけるのは簡単です。 最終的に空いている席は少なくなり、他の人をよけ
ながら座りたい席を探すことになります。そのような席を見つけるのにはもっと時間がかかります。
バッテリーの充電にも同じ理論が当てはまります。 エネルギーの流れが最初に空いている場所を見
つけるのは容易なのですが、時間の経過とともに空いている場所が少なくなり、そのような場所をエ
ネルギーが埋めるにはもっと時間がかかるのです。
iv. 説明書を読んでください。
読むのに時間がかかるかもしれませんが、お使いのデバイスに対してバッテリーですべきこと、して
はいけないこと を調べるには説明書がベストな方法です。 説明書を読めば、バッテリーを良好な状
態に保つための方法が分かります。
バッテリーと太陽光充電について
ソーラー101:GOAL ZERO では、太陽光によってお使いのデバイスを充電するのがさらに簡単に
なりました。太陽光を発明したのは我々ではありませんが、それを究めたのは我々です。 太陽光で
お使いのデバイスを充電する際に覚えておくべき事柄を以下に紹介します。
i. ソーラーパネルは、太陽光のエネルギーを蓄えるのではなく、集めるのです。
エネルギーを「集め」、「蓄え」、「使う」方法をお教えします。太陽光を使ってお使いのデバイスを充電
するベストな方法です。 太陽光により太陽のエネルギーを「集め」ます。 発電所にそのパワーを「蓄
え」ます。 発電所を「使って」お使いのデバイスに昼も夜もパワーを供給します。 本当に電気が必要
なときは、お使いのデバイスを NOMAD Solar Panel の背面部にある接続箱に直接接続して太陽光
から充電することができます。
ii. 太陽光充電の時間計算はどれも同じではありません。
ソーラーパネルの製造メーカーのほとんどは、次の公式を使って充電時間を計算しています。デバ
イスのワット時 / ソーラーパネルのワット数 = ソーラー充電時間。 理論的には、13 ワットのソーラー
パネルは、50 ワット時間のバッテリーを 3.84 時間(50/13 = 3.84)で充電できることになります。ソー
ラーパネルのカタログにはこのような数字が書かれています。 しかし全てのメーカーの間でテスト
結果を標準化するために、このようなテストは試験室の環境で行われています。 実際は、晴天の日に
は、ソーラーパネルに記載されたワット数のおよそ 50~75% を拾います。GOAL ZERO のエンジニ
アたちはこの方法で製品のパッケージ記載されている太陽光による充電時間を計算しています。
iii. ソーラーパネルは曇りの日でも使うことができます。
ソーラーパネルは、雲を貫通する太陽からの赤外線、紫外線、可視光線を使うからです。 曇りの日に
はソーラーパネルの効率は下がりますが、それでも太陽から貴重なエネルギーを集めることができ
るのです。
iv. 適切な角度が大切です。
ソーラーパネルを太陽に対して適切な角度で保つことで、太陽光による効率が劇的に向上します。
適切な角度に置いて、あとは自然の力に任せましょう。