Hilti TE DRS-4-A 取扱説明書

タイプ
取扱説明書

Hilti TE DRS-4-A集塵モジュールに関する簡潔な情報を以下に示します。このモジュールは、Hilti TE 4-A22回転ハンマーと併用して、乾式鉱物材料の作業時に発生する粉塵を大幅に削減するのに役立ちます。ストローク長調整、掘削深さ調整、集塵容器の取り外しと清掃など、使用方法やメンテナンス方法についても説明されています。安全上の注意事項も含まれており、適切な保護具の着用が推奨されています。

Hilti TE DRS-4-A集塵モジュールに関する簡潔な情報を以下に示します。このモジュールは、Hilti TE 4-A22回転ハンマーと併用して、乾式鉱物材料の作業時に発生する粉塵を大幅に削減するのに役立ちます。ストローク長調整、掘削深さ調整、集塵容器の取り外しと清掃など、使用方法やメンテナンス方法についても説明されています。安全上の注意事項も含まれており、適切な保護具の着用が推奨されています。

オリジナル取扱説明書
TE DRS‑4‑A 集じんモジュール
ご使用前にこの取扱説明書を必ずお読みくださ
い。
この取扱説明書は必ず工具と一緒に保管してくだ
さい。
他の人が使用する場合には、本体と取扱説明書
を一緒にお渡しください。
目次
1 一般的な注意 71
2 安全上の注意 72
3 製品の説明 72
4 製品仕様 72
5 ご使用前に 72
6 ご使用方法 73
7 手入れと保守 74
8 故障かな? と思った時 74
9廃 74
10 本体に関するメーカー保証 74
11 EU 規格の準拠証明 (原本) 75
1 この数字は該当図を示しています。 図は取扱説明書
の冒頭にあります。
この取扱説明書で 「モジュール」 と呼ばれる工具は、
常に TE DRS-4‑A 集じんモジュールを指しています。
各部名称 1
@
サクションヘッド
;
ストロークリミットボタン
=
デプスゲージ
%
フィルター付きダストコンテナ
&
ダストコンテナのロック解除ボタン
(
DRS のロック解除ボタン
)
ガイド (ドリル本体)
+
ドリル本体のカバースライダー付き電気接続部
§
DRS の電気接続部
1 一般的な注意
1.1 安全に関する表示とその意味
危険
この表記は、 重傷あるいは死亡事故につながる危険性が
ある場合に注意を促すために使われます。
警告事項
この表記は、 重傷あるいは死亡事故につながる可能性が
ある場合に注意を促すために使われます。
注意
この表記は、 軽傷あるいは所持物の損傷が発生する可能
性がある場合に使われます。
注意事項
この表記は、 本製品を効率良く取り扱うための注意事項
や役に立つ情報を示す場合に使われます。
1.2 記号の説明と注意事項
警告表示
一般警告
事項
義務表示
ご使用
前に取扱説
明書をお
読みくだ
さい
機種名製造番号の表示箇所
機種名はモジュール上に表示されています。 ヒルティ代
理店やサービスセンターへお問い合わせの際には、 必ず
当データを引用してください。
機種名
製品世代01
製造番号
ja
71
Printed: 03.10.2014 | Doc-Nr: PUB / 5200614 / 000 / 00
2 安全上の注意
注意! 注意事項のすべてをよくお読みください。 ご使
用のヒルティロータリーハンマードリルの取扱説明書
に記載されている安全上の注意を遵守してください。
注意事項に従わない場合、 重大な負傷をまねく恐れがあ
ります。 安全ガイドを大切に保管してください。
TE DRS-4‑A が取り付けられている場合でも、 あらゆ
る用途にヒルティロータリーハンマードリルのサイドハ
ンドルを使用してください。
2.1 塵埃
当モジュールは発生した塵埃をかなりの割合で集じんし
ますが、 全て残らず集じんするわけではありません。
警告事項粗削り、 研磨、 切断、 穿孔により生じた
粉じんの中には、 発がん性物質として知られている化
学物質や、 出産時に障害を及ぼしたり、 不妊症、 気管
障害あるいはその他の障害をもたらす化学物質が含まれ
ているものもあります。 化学物質の一例としては、
含鉛塗料の鉛やレンガ、 コンクリート、 石材、 天然石
の結晶石英あるいは化学処理が施された建材の砒素およ
びクロムが挙げられます。 このような作業をどのくら
いの頻度で行うかにより、 被る危険性は変わってきま
す。 このような化学物質による負担をできるだけ少な
くするために、 使用者および周囲の人は、 換気の良
い場所で作業を行い、 安全装備を使用してください。
特定の粉じんに適しており、 微粒子を通さず、 粉じん
を顔や身体から遠ざける防じんマスクを使用してくだ
さい。 粉じんに長時間触れないようにしてください。
保護服を着用してください。 粉じんに触れた場合、
鹸と水で洗ってください。 口や鼻、 目から粉じんを取
り込んでしまったり、 粉じんが肌に長時間触れていた場
合、 健康を脅かす化学物質の摂取を促進する可能性があ
ります。
3 製品の説明
3.1 正しい使用
TE DRS4A(01) 集じんモジュールはヒルティ
TE 4‑A22(02) ロータリーハンマードリル専用のアク
セサリーです。
TE DRS‑4-A は、 乾いた無機物母材の加工用の吸じんシ
ステムです。
金属や木材への穿孔には、 当集じんモジュールは適しま
せん。
当モジュールはプロ仕様で製作されています。 当モ
ジュールの使用、 保守、 修理を行うのは、 認定、
練された人に限ります。 これらの人は、 遭遇し得る危
険に関する情報を入手していなければなりません。
当モジュールおよび本体の、 使用法を知らない者によ
る誤使用、 あるいは規定外使用は危険です。
けがを防止するため、当モジュールはヒルティ TE 4‑A22
ロータリーハンマードリルにのみ使用してください。
モジュールの加工や改造は許されません。
健康に害を及ぼす危険のある母材 (アスベストなど)
の加工については、 各国の規定に従ってください。
4製
技術データは予告なく変更されることがあります。
モジュール
TE DRS-4‑A
消費電力
60 W
消吸引能力
250 l/min
重量
1.0kg(2.2lb.)
有効長
Max. 96 mm (3²⁵⁄₃₂″)
使用 TE‑C ハンマードリルビット、
5… 16 mm (³⁄₁₆...⁵⁄₈)
5 ご使用前に
注意
設定作業を行う前に、 本体のスイッチがオフになってい
ること、 バッテリーが取り外されていること、 および
スイッチオンロック (正回転/逆回転切り替えスイッチ
が中立の位置) が有効になっていることを確認してくだ
さい。
5.1 集じんモジュールの取り付け 2
注意事項
フィルターが一杯になると塵埃が溢れることがあるの
で、 フィルターは定期的に空にしてください。 防じん
マスクを着用してください。
ja
72
Printed: 03.10.2014 | Doc-Nr: PUB / 5200614 / 000 / 00
注意事項
集じんモジュールに内蔵されているサクションファン
は、 専用モーターから動力を得ます。 このモーター
の電源は本体バッテリーから供給されます。
注意事項
集じんモジュールを取り付ける前に、 本体への固定ポイ
ント、 特に本体の電気接続部に埃や他の障害物がないこ
とを確認してください。 集じんモジュールを取り付け
た後は、 正しく固定されていることを確認してくださ
い。
注意事項
充電式ドリルの場合は、 正回転/逆回転切り換えスイッ
チを中立位置にしてください。
1. ドリルビットを本体から取り外します。
2. デプスゲージをサイドハンドルから取り外します。
3. 集じんモジュールをドリル本体のガイドに沿って、
ロックされるまで挿入します。
5.2 集じんモジュールの取外し
1. ドリルビットを本体から取り外します。
2. DRS ロック解除ボタンを押して、 その状態を保ち
ます。
3. 集じんモジュールを本体から下方へ引き抜きます。
6 ご使用方法
6.1 準備
注意
設定作業を行う前に、 本体のスイッチがオフになってい
ること、 バッテリーが取り外されていること、 および
スイッチオンロック (正回転/逆回転切り替えスイッチ
が中立の位置) が有効になっていることを確認してくだ
さい。
6.1.1 長さの調節 (ストローク長の調節) 3
注意
ストロークリミットボタンを押すと、 テレスコープ部
分がロック解除されて最 100 mm(3¹⁵⁄₆″) 飛び
出ることがあります。
注意事項
通常、ストローク長はドリルビット全長 170 mm(6″)
に調節されています。 これより短いドリルビットの場
合は、 ストローク長を適切に調節する必要があります。
1. 長さを調節するには、 ストロークリミットボタン
を押して、 その状態を保ちます。
2. ドリルビットを装着したドリル本体を壁に当て、
ビットが壁に触れるまで押し付けます。
3. ストロークリミットボタンから指を放します。
6.1.2 穿孔長の調整 デプスゲージ) 4
注意事項
アンカー施工用の穿孔などで正確な穿孔長が必要な場合
は、 試し穿孔を行って穿孔長を点検してください。
1. デプスゲージのボタンを押し、 その状態を保った
まま、 希望の穿孔長になるまでリングをずらしま
す。
2. デプスゲージのボタンから指を放します。
6.2 操作
注意
ご使用のヒルティロータリーハンマードリルの取扱説
明書に従ってください。 けがを防止するため、 当モ
ジュールは 「正しい使用」 の章で挙げたドリル本体に
のみ使用してください。
警告事項
健康に害を及ぼす危険のある母材 (アスベストなど)
の加工については、 必ず各国の規定に従ってください。
6.2.1 ダストコンテナを空にする 5
注意事項
フィルターが一杯になると塵埃が溢れることがあるの
で、 フィルターは定期的に空にしてください。 防じん
マスクを着用してください。
注意事項
清掃の際、 フィルター部品に触れないでください。
た圧縮エアによる清掃は避けてください。 フィルター部
品を損傷することがあります。
1. ドリル本体を水平に保ち、 時間作動させます。
これで集じんモジュールに溜まっていた塵埃の残り
がダストコンテナに吸引されます。
2. ダストコンテナのロック解除ボタンを押して、
の状態を保ちます。
3. ダストコンテナを集じんモジュールから下へ引き
抜きます。
4. ダストコンテナを軽く叩いて塵埃を取り去りま
す。 塵埃が溢れないように コンテナは適時空に
してください。
5. 空のダストコンテナを下から集じんモジュールには
め込み、 ロックします。
ja
73
Printed: 03.10.2014 | Doc-Nr: PUB / 5200614 / 000 / 00
7 手入れと保守
7.1 モジュールの手入れ
注意
水、 オイル、 グリス、 洗浄剤は使用しないでください。
集じん装置の清掃には、 必ず乾いたブラシと清掃用の布
を使用してください。 防じんマスクを着用してくださ
い。
7.2 サクションヘッドを交換する 6
1. 集じんモジュールを本体から取り外します。
2. サクションヘッドのリリースボタンを押して、
の状態を保ちます。
3. 古いサクションヘッドをガイドから上方へ引き出し
ます。
4. 新しいサクションヘッドをガイドに挿入し、 ロッ
クされるまで押し込みます。
7.3 保守
モジュールの全ての表面パーツに損傷がないか、 また
全ての装置が支障なく作動するか確認してください。
パーツが損傷していたり、 装置が正しく作動しない場
合は、 モジュールを使用しないでください。 修理が必
要な際は、 弊社営業担当またはヒルティ代理店販売
店にご連絡ください。
8 故障かな? と思った時
症状 考えられる原因 処置
塵埃が溢れ出る
ダストコンテナが満杯 ダストコンテナを空にする
フィルターの故障
フィルターを交換する。
サクションヘッドの故障
サクションヘッドを交換する
サクションヘッドブラシの摩耗
サクションヘッドを交換する
ドリルビットがサクションヘッ
ドの中央にこない
集じんモジュールが本体に正しく装
着されていない
集じんモジュールを本体に正しく装着
する
9廃
本体の大部分の部品はリサイクル可能です。 リサイクル前にそれぞれの部品は分別して回収されなければなりませ
ん。 多くの国でヒルティは、 古い電動工具をリサイクルのために回収しています。 詳細については弊社営業担当ま
たはヒルティ代理店販売店にお尋ねください。
10 本体に関するメーカー保証
保証条件に関するご質問は、 最寄りのヒルティ代理店
販売店までお問い合わせください。
ja
74
Printed: 03.10.2014 | Doc-Nr: PUB / 5200614 / 000 / 00
11 EU 規格の準拠証明(原本
名称 集じんモジュール
機種名
TE DRS‑4‑A
製品世代
01
設計年
2014
この製品は以下の基準と標準規格に適合している
2004/108/EG 2006/42/EG
2011/65/EU、 EN ISO 12100.
Hilti Corporation Feldkircherstrasse 100
FL‑9494 Schaan
Paolo Luccini Tassilo Deinzer
Head of BA Quality and Process
Management
Executive Vice President
Business Area Electric Tools &
Accessories
Business Unit Power
Tools & Accessories
07/2014 07/2014
技術資料
Hilti Entwicklungsgesellschaft mbH
Zulassung Elektrowerkzeuge
Hiltistrasse 6
86916 Kaufering
Deutschland
ja
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Printed: 03.10.2014 | Doc-Nr: PUB / 5200614 / 000 / 00
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Hilti TE DRS-4-A 取扱説明書

タイプ
取扱説明書

Hilti TE DRS-4-A集塵モジュールに関する簡潔な情報を以下に示します。このモジュールは、Hilti TE 4-A22回転ハンマーと併用して、乾式鉱物材料の作業時に発生する粉塵を大幅に削減するのに役立ちます。ストローク長調整、掘削深さ調整、集塵容器の取り外しと清掃など、使用方法やメンテナンス方法についても説明されています。安全上の注意事項も含まれており、適切な保護具の着用が推奨されています。