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クラスタのメンテナンス
Dell™PowerEdge™ClusterSE600Wシステム インストール&トラブルシューティング
クラスタノードへのネットワークアダプタの追加
同じ IP サブネットにあるクラスタノードの IP アドレスの変更
WindowsServer2003を実行中のクラスタからのノードの削除
クォーラムディスクでの chkdsk /f の実行
破損したクォーラムディスクからの復旧
Windows Server 2003 でのクラスタサービスアカウントパスワードの変更
クラスタディスクの再フォーマット
本項では、ノードの追加と削除、IP アドレスの変更、破損したクォーラムディスクからの復旧、およびクラスタ構成の再フォーマットについて説明します。
クラスタノードへのネットワークアダプタの追加
この手順では、両方のクラスタノードに最新の Microsoft Windows
®
Service Pack が適用された Microsoft
®
Windows Server
®
2003、および Microsoft Cluster Services(MSCS)が
インストールされていることを前提としています。
1. すべてのクラスタリソースを、アップグレードするクラスタノードからクラスタ内の別のノードに移動します。
特定のノードへのクラスタリソースの移動については、MSCS のマニュアルを参照してください。
2. アップグレードするクラスタノードの電源を切ります。
3. そのシステムに追加のネットワークアダプタを取り付けます。拡張カードをシステムにインストールする手順については、PowerEdge システムの『インストール&トラブルシューティング』を参照
してください。
4. ノードの電源を入れて、Windows OS を起動します。
5. 必要に応じて、ネットワークアダプタのドライバをアップデートします。
6. 次の手順でネットワークアダプタのアドレスを設定します。
a. スタート® コントロールパネル® ネットワーク接続 の順にクリックします。
b. 接続 ウィンドウ内で、システムに取り付けた新しいネットワークアダプタを確認します。
c. 新しいネットワークアダプタを右クリックして、プロパティ を選択します。
d. 固有の静的 IP アドレス、サブネットマスク、およびゲートウェイを割り当てます。
たとえば、ノード内の既存のネットワークアダプタのアドレスが 192.168.1.101 で、サブネットマスクが 255.255.255.0 なら、2 番目のネットワークアダプタには IP アドレス
192.168.2.102 とマスク 255.255.255.0 を割り当てることができます。
7. OK をクリックし、ネットワークアダプタのプロパティを終了します。
8. スタート® プログラム® 管理ツール® クラスタアドミニストレータ の順にクリックします。
9. ネットワーク タブをクリックします。
10. 新規のリソースが「New Cluster Network」という名前で作成されていることを確認します。
新しいリソースの名前を変更するには、リソースを右クリックし、新しい名前を入力します。
11. すべてのクラスタリソースを別のクラスタノードに移動します。
12. 手順 2 ~ 手順 11 を各クラスタノードで繰り返します。
インストールおよび IP アドレスの割り当てが正しく行われていれば、新しいネットワークアダプタリソースのすべてがオンラインで表示され、ping コマンドに正常に応答します。