IDEC FC6A形 MICROSmart 温調モジュール 取扱説明書

タイプ
取扱説明書
B-1733(3)
FC6A 形
温調モジュール
ユーザーズ マニュアル
序-1 FC6A形マイクロスマート 温調モジュール ユーザーズ マニュアル
安全上のご注意
• 本製品の取り付け、配線作業、運転および保守・点検を行う前に、本書をよくお読みいただき、正しくご使用ください。
• 本製品は弊社の厳しい品質管理体制のもとで製造されておりますが、万一本製品の故障により重大な事故や損害の発生のおそれ
がある用途へご使用の際は、バックアップやフェールセーフ機能をシステムに追加してください。
• 本書では、誤った取り扱いをした場合に生じることが想定される危険の度合いを「警告」「注意」として区分しています。それぞ
れの意味するところは、次のとおりです。
取り扱いを誤った場合、人が死亡または重傷を負う可能性があります。
取り扱いを誤った場合、人が傷害を負うか物的損害が発生する可能性があります。
FC6A 形マイクロスマートは、高度な信頼性・安全性が必要とされる用途への使用を想定しておりません。これらの
用途に使用しないでください。
• 上記以外でも、機能・精度において高い信頼性が求められる用途で使用する場合は、組み込まれるシステム機器全
般として、フェールセーフ設計や冗長設計等の処置を講じたうえで使用してください。次に具体例を記載します。
非常停止回路やインタロック回路などは FC6A 形マイクロスマートの外部回路で構成してください。
出力回路のリレー、トランジスタなどの故障により、出力が ON あるいは OFF の状態を維持することがありま
す。重大事故の可能性のある出力信号については、外部に状態を監視する回路を設けてください。
FC6A 形マイクロスマートは自らの自己診断機能により、内部回路もしくはユーザープログラムの異常を検出
し、ユーザープログラムの実行を停止させ出力を OFF させる場合があります。出力が OFF 時に組み込まれたシ
ステムが危険に陥らないよう、回路を構成してください。
• 取り付け、取り外し、配線作業および保守・点検は必ず電源を切って行ってください。感電および火災発生のおそ
れがあります。
• 本製品の設置、配線、ユーザープログラムの入力および操作を行うには専門の知識が必要です。専門の知識のない
一般消費者が扱うことはできません。
本書に記載の指示にしたがって取り付けてください。取り付けに不備があると落下、故障、誤動作の原因となります
• 本製品は、装置内への組み込み設置専用品ですので、装置外には設置しないでください。
• カタログ、本書に記載の環境下で使用してください。高温、多湿、結露、腐食性ガス、過度の振動・衝撃のある所
で使用すると感電、火災、誤動作の原因となります。
本製品の使用環境の汚損度は " 汚損度 2" です。汚損度 2 の環境下で使用してください。(IEC60664-1 規格に基づく)
• 移動・運送時などに本製品を落下させないでください。本製品の破損や故障の原因となります。
• 配線は印加電圧、通電電流に適した電線サイズを使用し、端子ねじは規定締付トルクで締め付けてください。
• 設置・配線作業時に配線くずやドリルの切り粉などが本製品内部に入らないように注意してください。配線くずな
どが本製品内部に入ると火災、故障、誤動作の原因になります。
• 定格にあった電源を接続してください。定格と異なる電源を接続すると火災の原因になるおそれがあります。
電源ラインの外側には、IEC60127 準拠品のヒューズをご使用ください。(FC6A 形マイクロスマートを組み込んだ機
器を欧州に出荷する場合に適用)
出力回路には、IEC60127 準拠品のヒューズをご使用ください。(FC6A 形マイクロスマートを組み込んだ機器を欧州
に出荷する場合に適用)
サーキットブレーカは、EU 承認品をご使用ください(FC6A 形マイクロスマートを組み込んだ機器を欧州に出荷する
場合に適用
I/O フォース機能の使用、運転、停止などの操作は、十分に安全を確認してから行ってください。操作ミスにより機
械の破損や事故の原因になることがあります。
本製品から直接保護接地に接続しないでください。保護接地は装置側で M4 以上のねじを使用して接地してくださ
い。(FC6A 形マイクロスマートを組み込んだ機器を欧州に出荷する場合に適用)
• 分解、修理、改造等は行わないでください。
本製品は電子部品や電池を含んだ製品です。廃棄する場合は、廃棄される国・自治体の法規制にしたがい廃棄してくださ
FC6A形マイクロスマート 温調モジュール ユーザーズ マニュアル 序-2
はじめに
本書は、FC6A 形マイクロスマートのシステム構成、仕様および取り付け方法などの説明および各種機能について記載しています。
本書をよくお読みいただき、製品の機能および性能をご理解のうえ、正しくご使用くださいますようお願い致します。
関連マニュアル
ご利用目的に応じて以下をご覧ください。
改定履歴
ご注意
本書に関するすべての権利は、IDEC 株式会社に帰属しています。弊社に無断で複製、転載、販売、譲渡、賃貸することはできま
せん。
• 本書の内容については、将来予告なく変更することがあります。
• 製品の内容につきましては万全を期しておりますが、ご不審の点や誤りなど、お気付きの点がございましたら、お買い求めの販
売店またはお問い合わせ窓口までご連絡ください。
商標について
WindLDR および MICROSmart は、IDEC 株式会社の日本国での登録商標です。
記載されているその他の会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。
名称 内容
FC6A形マイクロスマート
ユーザーズ マニュアル
FC6A形マイクロスマートの製品仕様、設置と配線の方法、プログラミングのための基本的な操作や
ファンクション設定の設定方法、デバイスや命令の一覧およびトラブル対策について説明していま
す。
FC6A形マイクロスマート
通信 マニュアル
FC6A形マイクロスマートの通信に関する仕様や機能の説明、設定方法および使用例を記載していま
す。
FC6A形マイクロスマート
温調モジュール
ユーザーズ マニュアル(本書)
温調モジュールの仕様、機能について説明しています。
ラダープログラミング マニュアル プログラミングのための基本的な操作およびデバイスや命令の一覧、各種命令の動作
について説明
しています。
2015 年 12 月 初版発行
2017 年 8 月 第 2 版発行
2018 年 3 月 第 3 版発行
2023 年 11 月 第 4 版発行
序-3 FC6A形マイクロスマート 温調モジュール ユーザーズ マニュアル
法規および適合規格に関して
本製品が対応している各国の法規および適合規格について以下に記載します。
欧州法規・規格
本製品は以下の欧州指令に適合しています。
- 低電圧指令
- EMC 指令
- RoHS 指令
- RE 指令(FC6A-PC4 のみ)
これらの指令に対応するため、本製品は以下に示す国際規格および欧州規格にもとづき、設計・評価されています。
- IEC/EN 61131-2: 2007
- EN IEC 63000: 2018
- EN301 489-1 V2.1.1& EN301 489-17 V2.1.1(FC6A-PC4 のみ)
北米法規・規格
本製品は UL から以下の認証を取得しています。
- UL508*1
- UL61010-1*1
- UL61010-2-201*1
- CSA C22.2 No.142*1
- CSA C22.2 No.61010-1*1
- CSA C22.2 No.61010-2-201*1
- ANSI/ISA 12.12.01
- CAN/CSA C22.2 No.213
船舶規格
本製品は以下の船級協会から認証を取得しています。
(FC6A-C16R1DE、FC6A-C16P1DE および FC6A-C16K1DE は認証を取得しておりません。
- ABS(アメリカ船級協会)
- DNV GL(DNV GL 船級協会)
- LR(ロイド船級協会)
- NK(日本海事協会)
ブリッジ(船橋)及びデッキ(甲板)での使用は認証を取得しておりません。
適用規格や EU 指令の詳細はお買い求めの販売店にお問い合わせいただくか、弊社 Web サイトにてご確認ください。
*1 FC6A 形マイクロスマートの内、一部機種は対応しておりません。適用規格についての詳細は弊社宛にお問い合せください。
FC6A形マイクロスマート 温調モジュール ユーザーズ マニュアル 序-4
本書で使う略語、総称、用語
項目 内容
FC6A形 CPUモジュール、増設モジュール、増設拡張モジュール、HMIモジュール、カート
リッジベースモジュール、カートリッジの総称です。
CPUモジュール All-in-One CPUモジュール、CAN J1939 All-in-One CPUモジュール、Plus CPUモジュー
ルの総称です。
All-in-One CPUモジュール FC6A-C*****E のCPUモジュールの総称です。
16点タイプ 入出力の合計点数が16点のAll-in-One CPUモジュールの総称です。
(FC6A-C16****)
24点タイプ 入出力の合計点数が24点のAll-in-One CPUモジュールの総称です。
(FC6A-C24****)
CAN J1939 All-in-One CPUモジュール FC6A-C40***EJ のCPUモジュールの総称です。
Plus CPUモジュール FC6A-D****CEE のCPUモジュールの総称です。
Plus16点タイプ 入出力の合計点数が16点のPlus CPUモジュールの総称です。
(FC6A-D16*****)
Plus32点タイプ 入出力の合計点数が32点のPlus CPUモジュールの総称です。
(FC6A-D32*****)
40点タイプ 入出力の合計点数が40点のCPUモジュールの総称です。
(FC6A-C40****)
AC電源タイプ 電源仕様がAC電源のCPUモジュールの総称です。
(FC6A-C****AE、FC6A-C****AEJ)
DC電源タイプ DC24V電源タイプ、DC12V電源タイプのCPUモジュールの総称です。
DC24V電源タイプ 電源仕様がDC24VのCPUモジュールの総称です。
(FC6A-C****CE、FC6A-C****CEJ、FC6A-D****CEE)
DC12V電源タイプ 電源仕様がDC12VのCPUモジュールの総称です。
(FC6A-C****DE、FC6A-C****DEJ)
リレー出力タイプ 出力がリレー出力のCPUモジュールの総称です。
(FC6A-C**R**E、FC6A-C**R**E*)
トランジスタ出力タイプ トランジスタシンク出力タイプ、トランジスタプロテクトソース出力タイプのCPUモ
ジュールの総称です。
トランジスタシンク出力タイプ 出力がトランジスタシンク出力のCPUモジュールの総称です。
(FC6A-C**K**E、FC6A-C**K**E*、FC6A-D**K*CEE)
トランジスタプロテクトソース
出力タイプ
出力がトランジスタプロテクトソース出力のCPUモジュールの総称です。
(FC6A-C**P**E、FC6A-C**P**E*、FC6A-D**P*CEE)
増設モジュール I/Oモジュール、通信モジュール、温調モジュールの総称です。
I/Oモジュール デジタルI/Oモジュール、アナログI/Oモジュールの総称です。
デジタルI/Oモジュール デジタル入力モジュール、デジタル出力モジュール、デジタル入出力混合モジュール
の総称です。
デジタル入力モジュール 入力端子を装備したデジタルI/Oモジュールの総称です。
(FC6A-N****)
デジタル出力モジュール 出力端子を装備したデジタルI/Oモジュールの総称です。
(FC6A-R***、FC6A-T****)
デジタル入出力混合モジュール 入力端子、出力端子を装備したデジタルI/Oモジュールの総称です。
(FC6A-M*****)
アナログI/Oモジュール アナログ入力モジュール、アナログ出力モジュール、アナログ入出力混合モジュール
の総称です。
アナログ入力モジュール 入力端子を装備したアナログI/Oモジュールの総称です。
(FC6A-J***、FC6A-J4CN*、FC6A-J4CH**、FC6A-J8CU*)
アナログ出力モジュール 出力端子を装備したアナログI/Oモジュールの総称です。
(FC6A-K***)
アナログ入出力混合モジュール 入力端子、出力端子を装備したアナログI/Oモジュールの総称です。
(FC6A-L03CN* 、FC6A-L06A*)
通信モジュール シリアル通信モジュールの略称です。
シリアル通信モジュール FC6A-SIF52、FC6A-SIF524の総称です。
温調モジュール FC6A-F2M*、 FC6A-F2MR*の総称です。
増設拡張モジュール 増設拡張モジュール一体型、増設拡張モジュール分離型マスター、増設拡張モジュー
ル分離型スレーブの総称です。
増設拡張モジュール一体型 FC6A-EXM2、FC6A-EXM24の総称です。
序-5 FC6A形マイクロスマート 温調モジュール ユーザーズ マニュアル
WindLDR の名称
増設拡張モジュール分離型マスター FC6A-EXM1Mのことです。
増設拡張モジュール分離型スレーブ FC6A-EXM1S、FC6A-EXM1S4の総称です。
HMIモジュール FC6A-PH1のことです。
カートリッジベースモジュール FC6A-HPH1のことです。
カートリッジ I/Oカートリッジ、通信カートリッジの総称です。
I/Oカートリッジ デジタルI/Oカートリッジ、アナログI/Oカートリッジの総称です。
デジタルI/Oカートリッジ デジタル入力またはデジタル出力を拡張するI/Oカートリッジの総称です。
(FC6A-PN4、 FC6A-PT*4)
アナログI/Oカートリッジ アナログ入力またはアナログ出力を拡張するI/Oカートリッジの総称です。
(FC6A-PJ2A、FC6A-P*2**)
通信カートリッジ RS232C通信カートリッジ、RS485通信カートリッジ、Bluetooth通信カートリッジの
総称です。
RS232C通信カートリッジ FC6A-PC1のことです。
RS485通信カートリッジ FC6A-PC3のことです。
Bluetooth通信カートリッジ FC6A-PC4のことです。
WindLDR FT2J形のコントロール機能設定用のエディタです。またFC6A形のラダープログラム
作成用のソフトウェアです。
USBケーブル USBメンテナンスケーブル(HG9Z-XCM42)、USB-miniBポート用延長ケーブル
(HG9Z-XCE21)の総称です。
ユーザープログラム ラダープログラミングソフトウェアWindLDRで設定されるファンクション設定および
ラダープログラムを一つにまとめたデータのことです。
ファンクション設定 コントローラの各種設定内容です。
[設定]タブ、モジュール構成エディタで設定する内容です。
ラダープログラム メインプログラム、サブルーチンプログラム、ユーザー定義マクロの総称です。
メインプログラム
先頭行がラダープログラムのエントリーポイントであるプログラムです。エントリー
ポイントとは、ラダープログラムが実行される開始点のことです。ラダープログラム
エディタの[メインプログラム]タブで作成します。
サブルーチンプログラム
次のいずれかのプログラムです。
メインプログラム内の LABEL 命令から LRET 命令までのプログラム
WindLDR のサブルーチン機能で作成したプログラム
(ラダープログラムエディタのタブでは、[# サブルーチン](#:サブルーチン
の番号)で表示されます)
ユーザー定義マクロ
WindLDRのユーザー定義マクロ機能で作成したプログラムです。
(ラダープログラムエディタのタブでは、[# ユーザー定義マクロ(#:ユーザー
定義マクロの番号)で表示されます)
ソースデバイス 演算の対象となるデバイス(演算命令を実行するためのデータの格納場所)のことで
す。
デスティネーションデバイス 演算結果を格納するデバイス(演算命令の実行結果のデータの格納場所)のことで
す。
デバイスの範囲外 デバイスタイプでサポートされているデバイスアドレスの範囲外の意味で使用してい
ます。
項目 内容
本文中の使用名称 WindLDR 操作手順
ファンクション設定 [設定] タブの[ファンクション設定] グループ
モニタ [オンライン] タブの[モニタ] で[モニタ] から[モニタ開始] をクリック
PLC ステータス [オンライン] タブの[PLC 本体] で[ステータス] をクリック
通信設定 [オンライン] タブの[通信] で[設定] をクリック
Modbus マスターリクエストテーブル
[設定] タブの[ファンクション設定] で[通信ポート] をクリックし、表示される[ファンクショ
ン設定]ダイアログボックス内で、[通信ポート]の[通信モード]から“Modbus RTUマスター
または“Modbus TCPクライアント”を選択
アプリケーションボタン
メニューバーの左側に表示されるボタン。クリックすると[新規][保存][名前を付けて保存]
などのメニューや最近使ったプロジェクト、ならびに[WindLDR オプション] や[WindLDR の終
了] ボタンを表示
FC6A形マイクロスマート 温調モジュール ユーザーズ マニュアル 序-6
本書で使う絵記号
本書では、説明を簡潔にするために次の絵記号を使用しています。
絵記号 意味
取り扱いを誤った場合、人が死亡または重傷を負う可能性がある項目について記載していることを示します。
取り扱いを誤った場合、人が傷害を負うか物的損害が発生する可能性がある項目について記載していることを示します
本製品を使用するにあたり守っていただきたいことや、操作するうえで誤りやすい事項について記載していることを示します
その項目に関する補足情報や覚えておくと役に立つ情報を記載していることを示します。
序-7 FC6A形マイクロスマート 温調モジュール ユーザーズ マニュアル
FC6A形マイクロスマート 温調モジュール ユーザーズ マニュアル 序-8
目次
安全上のご注意............................................................................................................................................................................................................................................序 -1
はじめに ........................................................................................................................................................................................................................................................... -2
本書で使う略語、総称、用語..............................................................................................................................................................................................................序 -4
本書で使う絵記号.......................................................................................................................................................................................................................................序 -6
第1章 概要 ...............................................................................................................................................................................................1-1
温調モジュールについて............................................................................................................................................................................................................................1-1
第2章 温調モジュールの仕様...............................................................................................................................................................2-1
温調モジュール................................................................................................................................................................................................................................................2-1
第3章 設置と配線...................................................................................................................................................................................3-1
取付穴寸法 ..........................................................................................................................................................................................................................................................3-1
配線 .........................................................................................................................................................................................................................................................................3-2
第4章 温調モジュールの主要機能 ......................................................................................................................................................4-1
温調モジュールによる温調制御.............................................................................................................................................................................................................4-1
定値制御 ...............................................................................................................................................................................................................................................................4-4
オートチューニング / オートリセット ..............................................................................................................................................................................................4-7
プログラム制御.............................................................................................................................................................................................................................................4-10
加熱・冷却制御.............................................................................................................................................................................................................................................4-14
差分制御 ............................................................................................................................................................................................................................................................4-14
カスケード制御.............................................................................................................................................................................................................................................4-15
外部 PV モード...............................................................................................................................................................................................................................................4-18
第5章 温調モジュールのデバイス割付 ..............................................................................................................................................5-1
温調モジュールのデバイス割付.............................................................................................................................................................................................................5-1
制御レジスタ .....................................................................................................................................................................................................................................................5-2
制御リレー ..........................................................................................................................................................................................................................................................5-2
データレジスタ割付......................................................................................................................................................................................................................................5-7
第6章 WindLDRによる温調モジュールの設定 .................................................................................................................................6-1
温調モジュール設定手順............................................................................................................................................................................................................................6-1
モジュール構成エディタの説明.............................................................................................................................................................................................................6-6
[温調モジュール設定]ダイアログボックスの説明 ..................................................................................................................................................................6-7
モニタ画面説明.............................................................................................................................................................................................................................................6-53
第7章 アプリケーション例...................................................................................................................................................................7-1
アプリケーション例1................................................................................................................................................................................................................................7-1
アプリケーション例 2.................................................................................................................................................................................................................................7-9
アプリケーション例 3..............................................................................................................................................................................................................................7-16
第8章 トラブルシューティング ..........................................................................................................................................................8-1
対処方法 ...............................................................................................................................................................................................................................................................8-1
付録................................................................................................................................................................................................................付 -1
温調モジュール機能リファレンス....................................................................................................................................................................................................付 -1
出力動作説明 ................................................................................................................................................................................................................................................. 付 -5
温調モジュールのパラメータ初期値...............................................................................................................................................................................................付 -9
索引................................................................................................................................................................................................................索 -1
序-9 FC6A形マイクロスマート 温調モジュール ユーザーズ マニュアル
FC6A形マイクロスマート 温調モジュール ユーザーズ マニュアル 1-1
1
第1章 概要
この章では、温調モジュールの概要を理解していただくため、温調モジュールの種類と最大接続台数について説明します。
十分ご理解したうえで、温調モジュールを有効に活用してください。
 
温調モジュールについて
温調モジュールは、温度を調節するモジュールです。目標値(SP)と測定値(PV)の偏差を打ち消すように調節動作を行います。
温調モジュールは、増設モジュールであり、FC6A 形の CPU モジュールに接続して使用する必要があります。出力仕様の違いによ
り、2 種類の温調モジュールがあります。
温調モジュールの入力は電圧、電流、熱電対、測温抵抗体に対応し、出力はリレー接点、無接点電圧(SSR 駆動用)と電流に対応
しています。
温調モジュールの設定には、WindLDR の[増設モジュール設定]ダイアログボックスを使用します。
下表に温調モジュールの一覧を示します。
温調モジュール一覧
最大接続台数
温調モジュールの最大接続台数は CPU モジュールにより異なります。各 CPU モジュールでの温調モジュールの最大接続台数の詳
細は、FC6A 形マイクロスマート ユーザーズ マニュアル「第 2 章 温調モジュール」を参照してください。
システムソフトウェア
温調モジュールのシステムソフトウェアは WindLDR を使用して最新のシステムソフトウェアに更新できます。
最新のシステムソフトウェアに更新する方法の詳細は、FC6A 形マイクロスマート ユーザーズ マニュアル「付録 システムソフト
ウェア」を参照してください。
モジュール種類 入出力点数 種類 形番
リレー接点出力タイプ 入力 2
熱電対(K、J、R、S、B、E、T、N、PL-Ⅱ、C(W/Re5-26)
測温抵抗体(Pt100、JPt100)
電圧(0~1V 、0~5V、1~5V、0~10V)
電流(0~20mA、4~20mA) FC6A-F2MR1
出力 2 リレー接点
無接点電圧出力(SSR 駆動用)
/ 電流出力タイプ
入力 2
熱電対(K、J、R、S、B、E、T、N、PL-Ⅱ、C(W/Re5-26)
測温抵抗体(Pt100、JPt100)
電圧(0~1V 、0~5V、1~5V、0~10V)
電流(0~20mA、4~20mA) FC6A-F2M1
出力 2 無接点電圧(SSR駆動用)/電流
第1章 概要
1-2 FC6A形マイクロスマート 温調モジュール ユーザーズ マニュアル
FC6A形マイクロスマート 温調モジュール ユーザーズ マニュアル 2-1
2
第2章 温調モジュールの仕様
この章では、温調モジュールの名称と機能、仕様について説明します。
 
温調モジュール
各部の名称と機能
[ ]内は、温調モジュール本体での LED の表示です。
LED 詳細
例)FC6A-F2M1
OUT0
EVT0
AT0
MT0
F/P0
R/H0
R/L
OUT1
EVT1
AT1
MT1
F/P1
R/H1
PWR
第2章 温調モジュールの仕様
2-2 FC6A形マイクロスマート 温調モジュール ユーザーズ マニュアル
①形式表示
温調モジュールの形番と仕様を記載しているラベルです。
②電源表示 LED[PWR]
点灯:温調モジュールに電源が供給されている
点滅:外部電源(DC 24V)供給異常時
消灯:温調モジュールに電源が供給されていない
③制御出力表示 LED[OUT0, OUT1]
点灯:制御出力が ON
消灯:制御出力が OFF
点滅:電流出力の場合のみ 100ms 周期で出力操作量に対応したデューティ比で点滅します。
出力操作量が 20% の場合、20ms ON、80ms OFF となります。
④イベント出力表示 LED[EVT0, EVT1]
点灯:警報 1 ~警報 8、ループ異常警報のいずれかが発生した場合
消灯:いずれの警報も発生していない場合
⑤オートチューニング / オートリセット表示 LED[AT0, AT1]
点滅:オートチューニングまたはオートリセット実行時
消灯:オートチューニングまたはオートリセット停止時
⑥手動モード表示 LED[MT0, MT1]
点灯:手動モード時
消灯:自動モード時
⑦定値制御モード / プログラム制御モード表示 LED[F/P0, F/P1]
点灯:プログラム制御モード選択時
消灯:定値制御モード選択時
⑧プログラム制御実行 / ホールド表示 LED[R/H0, R/H1]
点灯:プログラム制御の実行中、または定値制御の制御許可中
点滅:プログラム制御のホールド中、またはプログラム制御実行中の停電復帰時
消灯:プログラム制御の停止中、または定値制御の制御禁止中
⑨外部 SP 有効 / 無効表示 LED[R/L]
点灯:外部設定入力が有効
消灯:外部設定入力が無効
⑩端子名表示
端子名を記載しています。
⑪ケーブル接続端子
ケーブルを接続するための端子です。端子台タイプ(3.81mm ピッチ)、スプリングクランプ方式です。
⑫増設コネクタ
増設モジュールおよび CPU モジュールを接続するコネクタです。
機種一覧
モジュール種類 ケーブル接続端子の種類 入出力点数 種類 形番
無接点電圧出力(SSR 駆動用)
/電流出力タイプ
端子台タイプ(3.81mmピッ
チ)
入力 2
電圧入力(0~10V, 0~5V, 1~5V, 0~1V)
電流入力(4~20mA, 0~20mA)
熱電対(K, J, R, S, B, E, T, N, PL-Ⅱ,C
測温抵抗体(Pt100, jPt100) FC6A-F2M1
出力 2 電圧出力(12VDC デジタル出力)
電流出力(4~20mA)
リレー接点出力タイプ 端子台タイプ(3.81mmピッ
チ)
入力 2
電圧入力(0~10V, 0~5V, 1~5V, 0~1V)
電流入力(4~20mA, 0~20mA)
熱電対(K, J, R, S, B, E, T, N, PL-Ⅱ,C
測温抵抗体(Pt100, jPt100) FC6A-F2MR1
出力 2 リレー出力
FC6A形マイクロスマート 温調モジュール ユーザーズ マニュアル 2-3
第2章 温調モジュールの仕様
2
電源仕様
性能仕様
入力仕様
形番 FC6A-F2M1 FC6A-F2MR1
外部電源 電源電圧 DC24V
許容変動範囲 DC20.4~28.8V
端子配列 「端子配列と配線例」(2-8頁)参照
コネクタ 挿抜回数 100回以上
モジュール DC5V 65mA 65mA
内部消費電流 DC24V 0mA 0mA
モジュール内部消費電力
 :全点 ON DC24V 換算 0.44W 0.44W
モジュール外部供給電源部の消費電流 150mA(24VDC) 150mA(24VDC)
形番 FC6A-F2M1, FC6A-F2MR1
入力方式、
入力レンジ
電圧
0~10V
0~5V
1~5V
0~1V
電流 4~20mA
0~20mA
熱電対
K -200 ~ +1370 ℃ -328 ~ +2498 ℉
K(小数点付き) -200.0 ~ +400.0 ℃ -328.0 ~ +752.0 ℉
J -200 ~ +1000 ℃ -328 ~ +1832 ℉
R 0 ~ 1760 ℃ 32 ~ 3200 ℉
S 0 ~ 1760 ℃ 32 ~ 3200 ℉
B 0 ~ 1820 ℃ 32 ~ 3308 ℉
E -200 ~ +800 ℃ -328 ~ +1472 ℉
T -200.0 ~ +400.0 ℃ -328.0 ~ +752.0 ℉
N -200 ~ +1300 ℃ -328 ~ +2372 ℉
PL-Ⅱ 0 ~ 1390 ℃ 32 ~ 2534 ℉
C(W/Re5-26) 0 ~ 2315 ℃ 32 ~ 4199 ℉
測温抵抗体
Pt100 -200 ~ +850 ℃ -328 ~ +1562 ℉
Pt100(小数点付き) -200.0 ~ +850.0 ℃ -328.0 ~ +1562.0 ℉
JPt100 -200 ~ +500 ℃ -328 ~ +932 ℉
JPt100(小終点付き) -200.0 ~ +500.0 ℃ -328.0 ~ +932.0 ℉
入力インピーダンス
電圧 1MΩ以上(0~1Vレンジ)
100kΩ以上(その他のレンジ)
電流 50Ω以下
熱電対 1MΩ以上
測温抵抗体 1MΩ以上
AD 変換
サンプリング時間 100ms
サンプリング間隔 100ms
総合入力遅延時間 サンプリング時間 + サンプリング間隔 + 1スキャンタイム
入力の種類 シングルエンド入力
動作モード 自己スキャン
変換方法 ΣΔ型ADC
第2章 温調モジュールの仕様
2-4 FC6A形マイクロスマート 温調モジュール ユーザーズ マニュアル
入力誤差 25 ℃時の最大誤差
熱電対
フルスケールの±0.2%以内または±2℃(4℉) のどちらか大きい値
冷接点補償精度: ±1.0℃以下
例外)
  R, S: 0~200℃(0~400℉) は±6℃(12℉) 以内
  B:精度保障不可(0~300℃(0~600℉)
  K, J, E, T, N:フルスケールの+/-0.4% (0℃(32℉) 未満)
測温抵抗体 フルスケールの±0.1%以内または±1℃(2℉) のどちらか大きい値
電圧、電流 フルスケールの±0.2%以内
温度係数 フルスケールの±0.005%/℃
データ
デジタル分解能
電圧 12000(14bit)
電流 12000(14bit)
熱電対
種類 摂氏(℃) 華氏(℉)
K 1570 2826
K(小数点付き) 6000 10800
J 1200 2160
R 1760 3169
S 1760 3169
B 1820 3277
E 1000 1800
T 6000 10800
N 1500 2700
PL-Ⅱ 1390 2503
C(W/Re5-26) 2315 4168
測温抵抗体
種類 摂氏 華氏
Pt100 1050 1890
Pt100(小数点付き) 10500 18900
JPt100 700 1260
JPt100(小数点付き) 7000 12600
1 階調あたりの入力
電圧
0~10V:0.83mV
0~5V:0.416mV
1~5V:0.333mV
0~1V:0.083mV
電流 4~20mA:1.333μA
0~20 mA:1.666μA
熱電対
種類 1 階調あたりの入力値
K 1 ℃(℉ )
K(小数点付き) 0.1 ℃(℉ )
J 1 ℃(℉ )
R 1 ℃(℉ )
S 1 ℃(℉ )
B 1 ℃(℉ )
E 1 ℃(℉ )
T 0.1 ℃(℉ )
N 1 ℃(℉ )
PL-Ⅱ 1 ℃(℉ )
C(W/Re5-26) 1 ℃(℉ )
形番 FC6A-F2M1, FC6A-F2MR1
FC6A形マイクロスマート 温調モジュール ユーザーズ マニュアル 2-5
第2章 温調モジュールの仕様
2
*1 任意設定とは、デジタル分解能データを任意データ(下限値、上限値を任意に設定)にスケール変換して使用する機能で、上限値 / 下
限値の範囲設定(-32768 ~ +32767)はデータレジスタで指定します。
*2 範囲外入力検出はアナログモジュールのステータスに反映されます。
入力等価回路
データ
1 階調あたりの入力
測温抵抗体
種類 1 階調あたりの入力値
Pt100 1 ℃(℉ )
Pt100(小数点付き) 0.1 ℃(℉ )
JPt100 1 ℃(℉ )
JPt100(小数点付き) 0.1 ℃(℉ )
アプリケーションでのデータ形式 -32768~+32767の範囲でチャンネルごとに任意に設定可能*1
単調性 あり
範囲外入力検出 検出可能*2
耐ノイズ
ノイズ試験中の最大瞬時偏差 フルスケールの±4%以下
入力フィルタ あり
ノイズイミュニティの推奨ケーブル 電流/電圧:シールド付き2芯ケーブル
その他:シールド無し2芯ケーブル
クロストーク なし
絶縁
入力-電源回路間 トランス絶縁
入出力-内部回路間 フォトカプラ絶縁
入力間 フォトカプラ絶縁
入力誤配線時の影響 非破壊
最大許容定常過負荷(非破壊 ) DC15V以下(0-1VレンジはDC5V以下)、50mA以下
入力方式、入力レンジの変更 ソフトウェアプログラミング
校正(誤差の調整) 不可
例)-5V を入力した際、任意設定をしなければ 1024 と表示されますが、上限値= 1000、下限値 =-1000 と任意設定すると -500
と表示され、入力電圧値が直感的に読み取りやすくなります。
形番 FC6A-F2M1, FC6A-F2MR1
第2章 温調モジュールの仕様
2-6 FC6A形マイクロスマート 温調モジュール ユーザーズ マニュアル
出力仕様
出力等価回路
形番 FC6A-F2M1 FC6A-F2MR1
出力方式、
出力レンジ
デジタル出力 トランジスタプロテクトソース出力
(DC12V出力) リレー出力
アナログ出力 4~20mA -
負荷
デジタル出力 Max 40mA(DC12V)
アナログ出力 550Ω以下 -
リレー出力
5A 250V AC(抵抗負荷)
5A 30V DC(抵抗負荷)
3A 250V AC(誘導負荷 cosφ=0.4)
3A 30V DC(誘導負荷 L/R=7ms)
負荷の種類 抵抗負荷 抵抗負荷/誘導負荷
DA 変換
アナログ出力セットリング時間 80ms -
デジタル出力遅延時間 ON->OFF:10ms
OFF->ON:5ms
リレー出力遅延時間 ON->OFF:15ms
OFF->ON:15ms(バウンス含む)
総合出力遅延時間 アナログ出力:セットリング時間+入力サンプリング時間(100ms)
デジタル出力/リレー出力:出力遅延時間+比例周期(1~120sec)
出力誤差
25 ℃時の最大誤差 フルスケールの±0.5%
温度係数 フルスケールの±0.01%/℃
出力リップル フルスケールの±0.2%以下
オーバーシュート 0%
データ
デジタル分解能 1000階調(10bit)
1 階調あたりの出力値 0.0016mA(4 - 20mA)
単調性 あり
電流ループの開放 検出不可
耐ノイズ
ノイズ試験中の最大瞬時偏差 フルスケールの±4%以下
ノイズイミュニティの推奨ケーブル 電流/電圧:シールド付き2芯ケーブル
クロストーク 1LSB
絶縁 出力-電源回路間 トランス絶縁
出力-内部回路間 フォトカプラ絶縁
出力誤配線時の影響 非破壊
出力方式、出力レンジの変更 ソフトウェアプログラミング
定格の精度を保つための校正 不可
FC6A-F2M1(無接点電圧出力(SSR 駆動用) FC6A-F2M1(電流出力) FC6A-F2MR1
FC6A形マイクロスマート 温調モジュール ユーザーズ マニュアル 2-7
第2章 温調モジュールの仕様
2
出力の遅延について
プログラム性能
項目 仕様
時間設定精度 設定時間の±0.5%以内
停電復帰後の進行時間誤差 最大6分
第2章 温調モジュールの仕様
2-8 FC6A形マイクロスマート 温調モジュール ユーザーズ マニュアル
端子配列と配線例
FC6A-F2M1、FC6A-F2MR1
*1 OUT0:リレー出力、OUT1:無接点電圧 / 電流出力の接続例を示しています。両方の出力仕様を持った機種は存在しません。
接続の際には、下図の位置に印加電圧、通電電流に適した IEC60127 承認ヒューズを入れてください。
(FC6A 形を組み込んだ機器を欧州に出荷する場合に適用)
熱電対は危険電圧部(DC 60V または DC 42.4V ピーク以上の部分)に接続しないでください。
• 電源投入前に必ず配線を確認してださい。誤った配線を行うと温調モジュールが破損する恐れがあります。
• より線
および複数の電
を端子台に配線する場合は、必ず端子台用の棒端子を使用してください。
詳細は、「第 3 章 端子」(3-2 頁)を参照してください。
端子台タイプ 適合コネクタ: FC6A-PMTC11PN02(ネジ締めタイプ)
FC6A-PMTC17PN02(ネジ締めタイプ)
FC6A-PMSC11PN02(スプリングクランプタイプ)
FC6A-PMSC17PN02(スプリングクランプタイプ)
FC6A-F2M1
NC I1- I1+ I1+’ I1+’’ NC NC I0- I0+ I0+’ I0+’’ NC NC NC 0V 24V
Q1- NC Q1+ NC Q0- NC Q0+ NC NC NC NC
B’ B A RTD B’ B A RTD
OUT0
EVT0
AT0
MT0
F/P0
R/H0
R/L
OUT1
EVT1
AT1
MT1
F/P1
R/H1
PWR
PID
*1
*1
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IDEC FC6A形 MICROSmart 温調モジュール 取扱説明書

タイプ
取扱説明書