510 パラメーターについて
510 は、VCO、VCF、VCA の 3 つの機能を持った 3 in 1 モジュールです。
いくつかの端子は内部でパッチングされており、少ないパッチングで音作りをすることが可能です。
内部パッチングは、端子にプラグを挿すことで解除することができます。
© 2018 Roland Corporation
510
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VCO
VCO OUT
VCO(矩形波、三角波、のこぎり波)を出力し
ます。
PW(パルスウィズ・コントロール)
パルスウィズ(矩形波の上下幅の比)を設定し
ます。
※ 対称矩形波にするときは、スライダーを「50%」
の位置をに合わせます。
PW MOD
(パルスウィズ・モジュレーション・コントロール)
PW IN 端子から入力された電圧による、パルス
ウィズの変調の深さを設定します。
RANGE
VCO の音域を切り替えます。
32’から 2’まで 5 オクターブの音域を、上下
に 1 オクターブずつ移動することができます。
※ 位置を 8’に合わせ、MOD IN KEY に 2V
の電圧の電圧を加えると、中央の C の音程に
なります。
TUNE
VCO の音域を微調節します。
CV インプット 2 アッテネーター
MOD IN 2 端子から入力された電圧のレベルを
調節します。
MOD IN KEY/2
VCO をコントロールする電圧を入力します。
VCF
SIG IN 1/2
オーディオ信号を入力します。
SIG IN レベル・コントロール
SIG IN 端子から入力された信号のレベルを調節し
ます。
FREQ(カットオフ周波数)
フィルター(Low Pass Filter)のカットオフ周波
数を調節します。
※ 値を小さくするとカットオフ周波数が低くなり、
高域の信号成分が通らなくなります。また値を
大きくするとカットオフ周波数が高くなり、入力
された信号をそのまま出力します。
RES(レゾナンス)
カットオフ周波数付近の周波数成分を強調します。
※ レゾナンスを上げることにより VCF を発振させ
ることができます。効果音の音源としての使用
はもとより、KYBD CV によりVCF を使ってキー
ボードの音階を出すこともできます。
HPF(ハイ・パス・フィルター)
HPF(High Pass Filter)のカットオフ周波数を調
節します。
※ OFF は原波形が素通りします。1、2 と値を上
げるとカットオフ周波数が上がり、高音域の信号
だけが 通るようになります。
OUT
出力端子です。VCF からの信号を出力します。
CV インプット・アッテネーター
MOD IN KEY / 2 端子から入力された電圧のゲ
インを調節します。
MOD IN KEY/2
VCF の特性をコントロールする電圧を入力します。
VCA
SIG IN 1/2
オーディオ信号を入力します。
SIG IN レベル・コントロール
SIG IN 端子から入力された信号のレベルを調節し
ます。
インジケーター
出力信号の状態(信号出力状態:緑、過大出力状態:
赤)を表示します。
LIN / EXP コントロール・モード
オーディオ信号に対して、コントロール電圧または
INITIAL つまみの設定を線形(Linear)に働かせ
るか、指数関数的(Exponential) に働かせるかを
選びます。
INITIAL(イニシャル・ゲイン)
VCA のイニシャル・ゲイン(コントロール電圧がまっ
たくないときのゲイン)を調節します。
※ コントロール電圧のみで動作させるときは、LIN
/ EXP コントロール・モードの設定に従って、0
(LIN のとき)または 1 付近(EXP のとき)にイ
ニシャル・ゲインを設定してください。
OUT LOW/HIGH
出力端子です。VCA からの信号を出力します。
OUT LOW からは OUT HIGH よりも低いレベル
の信号が出力されます。
CV インプット・アッテネーター
MOD IN 1 / 2 端子から入力された電圧のゲイン
を調 節します。
MOD IN 1 / 2
VCA をコントロールする電圧を入力します。
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パルスウィズについて
矩形波で上側と下側の波の幅が、対称でないものを非対称矩形波と呼び、その矩形波の上下の幅の比(正確には 1 周期内で上側の波が占める割合)を表
す数値をパルスウィズと言います。パルスウィズの値によって、倍音の構成が大きく変化し、音が変化します。
※ パルスウィズが 1/n のとき、n 倍の倍音の成分が欠落します。1/3(33%)のときでは、3、6、9・・・倍の倍音が抜けることになります。また、パルス
ウィズをコントロール電圧(LFO、ENV など)でコントロールすることを、PWM(パルスウィズ・モジュレーション)とよびます。