SICK WLD16 取扱説明書

  • こんにちは! SICK WLD16シリーズ光電センサの操作説明書の内容を理解しています。このセンサは、様々な反射器に対応し、最大10mの検出範囲を持つ反射型光電センサです。設置方法、配線方法、トラブルシューティング、技術データなどについてご質問があれば、お気軽にお尋ねください。
  • センサが作動しない場合、どうすればよいですか?
    使用可能な反射器の種類は?
    センサの最大検出範囲は?
    センサの電源電圧は?
説明されている製品
WLD16
メーカー
SICK AG
Erwin-Sick-Str.1
79183 Waldkirch
Germany
法律情報
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オリジナルドキュメント
このドキュメントは SICK AG のオリジナルドキュメントです。
8020352.10DR | SICK
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73
コンテンツ
71 安全情報................................................................................ 75
71.1 一般的な安全上の注意事項.................................................................. 75
71.2 UL 認証に関する注意事項.................................................................... 75
72 正しいご使用方法.................................................................. 75
73 操作/表示要素........................................................................ 75
74 取付........................................................................................ 76
75 電気的設置............................................................................. 76
76 コミッショニング.................................................................. 78
77 トラブルシューティング....................................................... 80
78 分解および廃棄...................................................................... 80
79 メンテナンス......................................................................... 81
80 技術仕様(抜粋).................................................................. 81
コンテンツ
74
8020352.10DR | SICK
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71 安全情報
71.1 一般的な安全上の注意事項
コミッショニング前に取扱説明書をよくお読みください。
本製品の接続取付コンフィグレーションは、訓練を受けた技術者が
行ってください。
2006/42/EC
NO
SAFETY
本製品は、EU の機械指令を満たす人体保護用の安全コンポーネントで
はありません。
コミッショニング前に、湿気や汚れから機器を保護してください。
本取扱説明書には、センサのライフサイクル中に必要となる情報が記載されて
います。
71.2 UL 認証に関する注意事項
The device must be supplied by a Class 2 source of supply.
UL Environmental Rating: Enclosure type 1
72 正しいご使用方法
WLD16 とはリフレクタ形光電センサ (以下センサと呼ぶ) で、物体、動物または人
物などを光学技術により非接触で検知するための装置です。機能させるにはリフ
レクタが必要です。製品を用途以外の目的で使用したり改造したりした場合は、
SICK AG に対する一切の保証請求権が無効になります。
73
操作/表示要素
20
Ø 12,9
Ø 4,1
39,9
55,4
45,5
5
42
29,9
6
3
6,5
15
27,8
7,7
7,8
7,2
35,5
4,1
16
8,3
55,7
4
3
21,8
8,7
2
1
5
6
図 64: 寸法図 1、ケーブル
1
光軸の中心、投光器
2
光軸の中心、受光器
20
M12
18
Ø 4,1
39,9
55,4
55,7
45,5 5
7
42
29,9
52,9
6
17,5
3
6,5
15
28
7,5
35,5
4,1
4
3
16
5
6
21,8
8,7
2
1
図 65: 寸法図 2、オスコネクタ
安全情報 71
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75
3
取付穴、Ø 4.1 mm
4
接続
5
緑色の LED 表示: 動作電圧有効
6
黄色 LED 表示: 受光ステータス
74 取付
センサとリフレクタを適切な取付ブラケットに取付けます (SICK 付属品カタログ
を参照)。センサとリフレクタの位置を互いに合わせます。
センサの締付トルクの最大許容値< 1,3 Nm を遵守してください。
75
電気的設置
センサの接続は無電圧 (V
s
= 0 V) で行わなければなりません。接続タイプに応じ
て以下の情報を遵守してください:
コネクタ接続: ピン割り当てに注意
ケーブル: 芯線色
すべての電気機器を接続してから供給電圧 (V
s
> 0 V) を印加、あるいは電源を入れ
てください。
配線図の説明 (表 29 - 表 30)
アラーム = アラーム出力 (表 32)
ヘルス = アラーム出力 (表 32)
Q / Q = スイッチング出力
DC: 10 ... 30 V DC
表 29: DC
WLD16 -24112xxxZZZ
-34112xxxZZZ
-1x112xxxZZZ -24111xxxZZZ
-34111xxxZZZ
-1x111xxxZZZ
1
+ (L+)
2
Q Q
Q Q
3
- (M)
4
Q Q
Q Q
1
2
4 3
1 = 茶
2 = 白
3 = 青
4 = 黒
0.14 mm
2
AWG26
1
2
4 3
1 = 茶
2 = 白
3 = 青
4 = 黒
0.14 mm
2
AWG26
74 取付
76
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表 30: DC
WLD16 -24115x
xxZZZ
-34115x
xxZZZ
-1x115x
xxZZZ
-24113x
xxZZZ
-34113x
xxZZZ
-1x113x
xxZZZ
-24116x
xxZZZ
-34116x
xxZZZ
1x116xx
xZZZ
-24114x
xxZZZ
-34114x
xxZZZ
1x114xx
xZZZ
1
+ (L+)
2
アラー
アラー
アラー
アラー
ヘルス ヘルス ヘルス ヘルス
3
- (M)
4
Q Q
Q Q
Q Q
Q Q
1
2
4 3
1 = 茶
2 = 白
3 = 青
4 = 黒
0.14 m
m
2
AWG26
1
2
4 3
1 = 茶
2 = 白
3 = 青
4 = 黒
0.14 m
m
2
AWG26
1
2
4 3
1 = 茶
2 = 白
3 = 青
4 = 黒
0.14 m
m
2
AWG26
1
2
4 3
1 = 茶
2 = 白
3 = 青
4 = 黒
0.14 m
m
2
AWG26
表 31: プッシュ / プル
Q
プッシュプル
( 100 mA)
+ (L+)
Q
‒ (M)
+ (L+)
Q
‒ (M)
Q
プッシュプル
( 100 mA)
+ (L+)
Q
‒ (M)
+ (L+)
Q
‒ (M)
75.1 追加機能
アラーム
アラーム出力: このセンサ (WLD16) には、センサ能力が低下している場合に通報す
る、故障前通報出力 (配線図 [参照 表 32] の「アラーム」) が備わっています。その
LED 表示灯が点滅します。考えられる原因: センサまたはリフレクタの汚れ、
ンサ位置のずれ。良好状態: LOW (0)、汚れがひどい場合: HIGH (1)。
電気的設置 75
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77
ヘルス
ヘルス出力: このセンサ (WLD16) には、センサ能力が低下している場合、またはケ
ーブルが中断された場合に通報を行なう事前故障通知出力 (配線図 [参照 表 32]
の「ヘルス」) 機能が備わっています。考えられる原因: センサまたはリフレクタの
汚れ、センサの調整不良、ケーブルの損傷。良好状態: HIGH (1)、汚れがひどい場
合、またはケーブル断線時: LOW (0)。その際黄色の LED 表示灯が点滅します。
表 32: アラーム / ヘルス
アラーム ( 100 mA) ヘルス ( 100 mA)
+ (L+)
Alarm
‒ (M)
+ (L+)
Health
‒ (M)
+ (L+)
Alarm
‒ (M)
+ (L+)
Health
‒ (M)
76 コミッショニング
1
光軸調整
センサを適切なリフレクタに合わせて光軸調整します。赤色の投光軸がリフレクタの
中央に照射されるように位置決めします。センサからリフレクタへの視界が遮られた
り、光路に対象物があってはなりません [図 66 参照]。センサおよびリフレクタの光
学的開口の視界を遮るものが一切ないことを確認してください。
図 66: 光軸調整
2
検出距離
センサとリフレクタの間隔を対応する図 [図 67 を参照] と照合します (x = 検出距離、
y = 予備能)。
75 電気的設置
78
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0
100
10
1
Operating reserve
4
3
1
7
6
5
2
4
(13.12)
8
(26.25)
12
(39.37)
16
(52.49)
Distance in m (feet)
Sensing range
WLD16P-xxxxx1xx
図 67: 特性曲線 1
1
リフレクタ PL22
2
リフレクタ P250
3
リフレクタ PL20A
4
リフレクタ PL30A
5
リフレクタ PL40A
6
リフレクタ C110
7
リフレクタ PL80A
図 68: 棒グラフ 1
0
100
10
1
2
3
4
1
Operating reserve
4
(13.12)
8
(26.25)
12
(39.37)
16
(52.49)
Distance in m (feet)
Sensing range
WLD16P-xxxxx1xx
図 69: 特性曲線 2
1
リフレクタ PL20 CHEM
2
リフレクタ PL250 CHEM
3
リフレクタ P250H
4
リフレクタ PL40 Antifog
0
0.25 3
5
0.25 8
12
0.25 5
7
1
2
3
4
Sensing range
Distance in m (feet)
Sensing range max.
4
(13.12)
8
(26.25)
12
(39.37)
16
(52.49)
0.25 6
9
図 70: 棒グラフ 2
コミッショニング 76
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79
0
100
10
1
WLD16P-xxxxx1xx
2
(6.56)
6
(19.69)
10
(32.81)
Operating reserve
Distance in m (feet)
Sensing range
4
(13.12)
8
(26.25)
図 71: 特性曲線 3
1
REF-IRF (50x70 mm)
0
0.3 3
4.5
1
Sensing range
Distance in m (feet)
Sensing range max.
2
(6.56)
4
(13.12)
6
(19.69)
1
(3.28)
3
(9.84)
5
(16.4)
図 72: 棒グラフ 3
77
トラブルシューティング
トラブルシューティングの表は、センサが機能しなくなった場合に、どのような対
策を講じるべきかを示しています。
LED 表示灯/故障パターン 原因 対策
スイッチング出力がに従っ
た動作を示さない。
表 31 - 表 32
短絡 電気的接続を点検する
黄色の LED が点滅 センサとリフレクタの間隔
が大きすぎる / 光軸がリフ
レクタの方に向けて完全に
調整されていない / リフレ
クタが適切ではない / フロ
ントカバーおよび/またはリ
フレクタが汚れている。
検出距離を点検する / 光軸調
整を点検する / SICK のリフ
レクタを推奨します。 / 光学
面の洗浄 (センサおよびリフ
レクタ)
78
分解および廃棄
センサは必ず該当国の規制にしたがって処分してください。廃棄処理の際には、
きるだけ構成材料をリサイクルするよう努めてください(特に貴金属類)
注意事項
バッテリー、電気および電子デバイスの廃棄
国際的指令に従い、バッテリー、アキュムレータ、および電気または電子デバ
イスは、一般廃棄物として廃棄することはできません。
法律により、所有者は、本デバイスの耐用年数の終了時に本デバイスをそれぞ
れの公的な回収場所まで返却することが義務付けられています。
製品、梱包または本文書に記載されているこの記号は、製品がこれら
の規制の対象であることを示します。
77 トラブルシューティング
80
8020352.10DR | SICK
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79 メンテナンス
SICK センサはメンテナンスフリーです。
定期的に以下を行うことをお勧めしています:
レンズ境界面の清掃
ネジ締結と差込み締結の点検
機器を改造することは禁止されています。
記載内容につきましては予告なしに変更する場合がございますのであらかじめご
了承ください。指定された製品特性および技術データは保証書ではありません。
80
技術仕様(抜粋)
WLD16P
検出範囲(リフレクタを用いた場合 PL80A) 0.25 m ... 10 m
光点のスポット径/距離 Ø 60 mm (5 m)
供給電圧 U
v
DC 10 ... 30 V
消費電流 ≤ 30 mA
1
< 50 mA
2
出力電流 I
max.
≤ 100 mA
最大応答時間 ≤ 500 μs
3
スイッチング周波数 1000 Hz
4
保護等級 IP66, IP67, IP69K
保護クラス III
回路保護 A, B, C, D
5
周辺温度 (作動中) –40 °C ... +60 °C
1
16VDC...30VDC、負荷なし
2
10VDC...16VDC、負荷なし
3
負荷のある信号経過時間
4
明暗比率 1:1 の場合
5
A = U
V
電源電圧逆接保護
B = 出入力 逆接保護
C = 干渉パルス抑制
D = 出力の過電流保護および短絡保護
メンテナンス 79
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