Roland DP-90 取扱説明書

カテゴリー
デジタルピアノ
タイプ
取扱説明書

このマニュアルも適しています

* 5 1 0 0 0 2 8 3 7 8 - 0 3 *
録音
演奏録音す
演奏を録音することができます。
録音た曲 CD
録音した曲をパソコンにコピーして CD に書き込むことができます。
いろ音で
本機にはたくさんの音色が内蔵されています。
いろいろな音色を選んでみましょう。
2 つの音色を重ねて弾
1 つの鍵盤で 2 つの音色を重ねて鳴らすことができます。
右手左手音色で弾
鍵盤を左右に分けてそれぞれ別の音色を選んで鳴らすことができます。
2 人で
まるで 2 台のピアノを弾くように、鍵盤を左右に分けて演奏することができます。
練習
メトロノームを鳴らすことができます。
内蔵曲に合わせて練習す
本機にはたくさんの曲が内蔵されています。
曲名は『内蔵曲一覧』(別紙)をご覧ください。
片手ずつ練習す
曲に合わせて片手ずつ練習できるように、曲の「右手」と「左手」のパートを選
んで再生できます。
んな
14
ページ
20
ページ
15
ページ
16
ページ
22
ページ
36
ページ
24
ページ
26
ページ
29
ページ
2
環境やさ
省電力
一定時間が経過す電源が切れ
演奏や操作をやめてから 30 分経過すると、自動的に電源が切れます。
※自動で電源を切りたくない場合は「オート・オフ」(P.39)で設定できます。
39
ページ
調節
鍵盤弾いたきの
演奏者の好みに合わせて、鍵盤を弾いたときのタッチ感を調節できます。
に響をつ
ホールで演奏しているような残響音(アンビエンス)を加えることができます。
音の明を調節
ピアノの音をキラキラとした明るい音や、高音を抑えた落ち着いた音に調節する
ことができます。
19
ページ
18
ページ
18
ページ
21
ページ
43
ページ
45
ページ
44
ページ
便利
な機能
鍵盤や曲の調
「トランスポーズ機能」を使うと、鍵盤や曲を移調して演奏することができます。
が効かな
「パネル・ロック機能」を使うと、誤ってボタンを押して音色や設定が変わって
しまうことを防ぐことができます。
和音の響きを調節
サウンドボード・ビヘイビアでピアノ響板の鳴りかたを変えることによって、和
音の響きを変えることができます。
調律法変え
バロックなどの古典音楽の調律に変えることができます。
3
かんたん操作ガイド 各部の名称とはたらき 演奏する前に 演奏する 練習する 便利な機能 資料
ファンクション・モード
目次
こんなことができます . 2
かんたん操作ガイド. 6
各部の名称とはたらき . 10
演奏する前に. 12
フタを開ける 12
フタを閉じる 12
電源を入れる/切る  13
演奏する. 14
いろいろな音で演奏する 14
音色を選ぶ 14
2 つの音色を重ねる(デュアル演奏) 15
右手と左手を違う音色にする(スプリット演奏) 16
お好みの音に調整する 18
音に響きをつける(アンビエンス) 18
音の明るさを調節する(ブリリアンス) 18
鍵盤を弾いたときのタッチ感を変える(キー・タッチ) 19
鍵盤を 2 つに分けて 2 人で演奏する(ツインピアノ) 20
移調して演奏する(トランスポーズ) 21
練習する. 22
メトロノームを使って練習する 22
テンポを変える 22
拍子を変える 22
メトロノームの音量を変える  23
カウント音をつけて演奏のタイミングを合わせる 23
曲に合わせて練習する 24
曲を選ぶ/再生する 24
曲を連続して再生する(オール・ソング・プレイ) 25
曲と鍵盤演奏の音量バランスを調整する(ソング・バランス) 25
曲のテンポを変えて練習する  26
片手ずつ練習する(パート・ミュート) 26
曲の一部をくり返して練習する(AB リピート) 28
練習している曲を録音する  29
SMF 録音する 29
録音した曲に重ねて録音する  30
SMF 録音した曲をオーディオに変換する 33
オーディオ録音する 34
曲を演奏しやすい調に変える(オーディオ・トランスポーズ) 35
オーディオ・ファイルでカラオケをする(センター・キャンセル) 35
オーディオ録音した曲(WAV ファイル)をパソコンで CD にする 36
名前をつけて曲を保存する 37
曲の名前を変更する 38
便利な機能. 39
一定時間が経つと自動で電源が切れるようにする(オート・オフ) 39
電源を切っても設定が変わらないようにする(メモリー・バックアップ) 39
お買い上げ時の設定に戻す(ファクトリー・リセット) 40
保存した曲をコピーする(コピー・ソング) 40
保存した曲を削除する(デリート・ソング) 41
メモリーを初期化する(メディアの初期化) 42
ボタンが効かないようにする(パネル・ロック) 43
いろいろな設定をする(ファンクション・モード). 44
デュアル演奏の音量バランスを変える(デュアル・バランス) 44
他の楽器と音の高さを合わせる(マスター・チューニング)44
調律法を変える(調律法) 44
曲の主音を設定する(主音) 44
ピアノ独特の調律手法にする(ストレッチ・チューニング)44
ダンパー・ペダルを踏んだときの共鳴音を鳴らす(ダンパー・レゾナンス) 44
鍵盤を弾いたときの共鳴音を調節する(ストリング・レゾナンス) 44
鍵盤を離すときの音を鳴らす(キー・オフ・レゾナンス) 45
グランドピアノ本体の共鳴音を調整する(キャビネット・レゾナンス) 45
和音を構成する 1 1 つの音の輪郭を調節する(サウンドボード・ビヘイビア) 45
トランスポーズする対象を選ぶ(トランスポーズ・モード)45
音の高さをオクターブ単位で変える(オクターブ・シフト)45
録音するときの形式を選ぶ(録音モード) 45
4
目次
ペダルの効果のかけかたを変える(右ペダル・パート) 45
ペダルのはたらきを変える(中央ペダル機能) 45
シーケンサーとつないだときの 2 度鳴りを防ぐ(ローカル・コントロール) 46
MIDI 送信チャンネルを変える(MIDI 送信チャンネル) 46
曲の名前を変更する(セーブ・ソング) 46
保存した曲をコピーする(コピー・ソング) 46
保存した曲を削除する(デリート・ソング) 46
メモリーを初期化する(メディアの初期化) 46
USB ドライバーを設定する(USB ドライバー) 46
USB メモリーの設定を切り替える(USB メモリー・モード) 46
映像機器をコントロールする(VisualControl モード) 47
VisualControl のチャンネルを設定する(VisualControl チャンネル) 47
一定時間が経つと自動で電源が切れるようにする(オート・オフ) 47
電源を切っても設定が変わらないようにする(メモリー・バックアップ) 47
お買い上げ時の設定に戻す(ファクトリー・リセット) 47
故障かな?と思ったら . 48
こんな表示が出たら. 50
音色一覧. 51
組み立てかた. 52
主な仕様. 54
安全上のご注意 . 55
使用上のご注意 . 57
アイボリー・フィール鍵盤について 59
CD ドライブを取り付ける 59
索引....................................................................62
お問い合わせの窓口. 63
本機を正しくお使いいただくために、ご使用前に「安全上のご注意」(P55)「使用上のご注意」(P57)をよくお読みください。また、
機の優れた機能を十分ご理解いただくためにも、取扱説明書をよくお読みください。取扱説明書は必要なときにすぐに見ることができ
るよう、手元に置いてください。
1
2
囲みの中のボタンを 1 つ押します。
手順説明のの見か
ボタンを2 つ押します。 数字は手順番号を表しています。 ボタンを押しながら、別のボタンを押します。
©2012ローランド株式会社本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。
5
かんたん操作ガイド 各部の名称とはたらき 演奏する前に 演奏する 練習する 便利な機能 資料
ファンクション・モード
電源も設定を記憶ておがでプ)
本機はさまざまな設定を変更することができますが、電源を切ると初期設定に戻ります。
メモリー・バックアップすることで、変更した設定を記憶しておくことができます。
39
ページ
たん操作
音の明るを調節する(ブス)
鍵盤を弾いたときや、曲を再生したときの音の
明るさを調節します。
ブリリアンスをオンにする
[Brilliance]ボタンを押して点灯させる。
音の明るさを調節する
[Brilliance]ボタンを押しながら[-][+]ボタンを押す。
18
ページ
響きをつけ(アビエンス
音にコンサート・ホールで演奏しているような
響きをつけます。
アンビエンスをオンにする
[Ambience]ボタンを押して点灯させる。
音の響きを調節する
[Ambience]ボタンを押しながら[-][+]ボタンを押す。
18
ページ
移調て演奏す
ポーズ)
鍵盤を弾いた音や曲を
移調します。
トランスポーズをオンにする
[Transpose]ボタンを押して点灯さ
せる。
移調の幅を調節する
[Transpose]ボタンを押しながら
[-][+]ボタンを押す。
21
ページ
鍵盤を変
(キー
鍵盤を弾いたときの
タッチ感を変えます。
キー・タッチをオンにする
[KeyTouch]ボタンを押して点灯さ
せる。
キー・タッチを調節する
[KeyTouch]ボタンを押しながら
[-][+]ボタンを押す。
19
ページ
曲の音量を調節す
バラ
再生する曲の音量を変
えることで、鍵盤で演
奏する音量とのバランスを調節します。
ソング・バランスをオンにする
[SongBalance]ボタンを押して点
灯させる。
ソング・バランスを調節する
[SongBalance]ボタンを押しながら
[-][+]ボタンを押す。
25
ページ
1.
[Key.Touch]ボタンを押しながら[Transpose]ボ
タンを押す。
2.
(Slow Fast)ボタンで
「Backup」を選ぶ。
3.
[Song]ボタンを押す。
4.
(Fast)ボタンで「Y」を選ぶ。
全体の音量を調節す
音量を調節します。
大きく小さく
6
かんたん操作ガ
鍵盤を分けて 2 人で演奏ピア
鍵盤を左右に分けて、2 人で同じ音域を演奏します。
ツインピアノをオンにする
[TwinPiano]ボタンを押して点灯させる。
音の鳴りかたを変える
[TwinPiano]ボタンを押しながら[-][+]ボタンを押す。
1
右側領域の鍵盤の音は左スピーカーよりも右スピーカーから
大きく鳴ります。
左側領域の鍵盤の音は右スピーカーよりも左スピーカーから
大きく鳴ります。
2
右側領域の鍵盤の音は右スピーカーから、左側領域の鍵盤の
音は左スピーカーから鳴ります。
20
ページ
右手左手で違音色する(ス演奏)
鍵盤を左右に分けて、それぞれ違う音色で演奏します。
スプリットをオンにする
[Transpose]ボタンを押しながら[TwinPiano]ボタンを押す。
音色を変える
右手の音色
1音色ボタンを押す。
2[-][+]ボタンを押す。
左手の音色
1[Transpose]ボタンと[TwinPiano]ボタン
を押しながら音色ボタンを押す。
2[Transpose]ボタンと[TwinPiano]ボタン
を押しながら[-][+]ボタンを押す。
鍵盤の分かれる位置
(スプリット・ポイント)
を変える
[Transpose]ボタンと[TwinPiano]ボタンを押しながら、
スプリット・ポイントにする鍵盤を押す。
16
ページ
音色を選ぶ
1 つの音色を選ぶ
音色ボタンを 1 つ押してから、[-][+]ボタンを押す。
1 つ押す
2 つの音色を重ねる(デュアル演奏)
音色ボタンを 2 つ押す。
2 つ押す
音色を変える
音色 1 [-][+]ボタンを押す。
音色 2
点灯している右側の音色ボタンを押しながら[-][+]
ボタンを押す。
14
ページ
15
ページ
7
かんたん操作ガイド 各部の名称とはたらき 演奏する前に 演奏する 練習する 便利な機能 資料
ファンクション・モード
かんたん操作ガ
曲を選ぶ
曲を選びます。
曲を選ぶ
1.
[Song]ボタンを押す。
カテゴリー
曲名
曲番号
2.
[-][+]ボタンで曲を選ぶ。
USB メモリーに保存した曲を選ぶ
1.
[Song]ボタンを押す。
2.
[Song]ボタンを押しながら[-][+]
ボタンを押して「S」を選ぶ。
USB メモリー
3.
[-][+]ボタンで曲を選ぶ。
24
ページ
ームを使
メトロノームを鳴らします。
メトロノームをオンにする
[Metronome]ボタンを押して点灯させる。
メトロノームの音量を調節する
[Metronome]ボタンを押しながら[-][+]ボタンを押す。
22
ページ
音色名、曲名、設定値などさまざまな情報を表示します。
音色名音色番号
音色のバエー選ぶ/設定変え
音色のバリエーションや曲を選んだり、いろいろな設定を変え
たりします。
•[-][+]ボタンを押し続けると、値が連続的に変化し
ます。
•値を速く大きくしたいときは、[+]ボタンを押しなが
ら[-]ボタンを押します。
•値を速く小さくしたいときは、[-]ボタンを押しなが
ら[+]ボタンを押します。
•値を初期値に戻したいときは、[+]ボタンと[-]ボ
タンを同時に押します。
ポや拍子を変え
メトロノームや曲のテンポを変えます。
テンポを変える
(Slow Fast)ボタンを押す。
拍子を変える
[Metronome]ボタンを押しながら[ (Slow
Fast)ボタンを押す。
22
ページ
8
かんたん操作ガ
再生すパーを選ぶ(パー
再生するパートを選びます。
右手パートを選ぶ [Right]ボタンを押して点灯させる。
左手パートを選ぶ [Left]ボタンを押して点灯させる。
その他のパートを選ぶ [Accomp]ボタンを押して点灯させる。
パートのミュート音量を変える
音量を変えたいパートのいずれかのボタンを押しながら、[-]
[+]ボタンを押す。
26
ページ
が効かないにす(パネ
ディスプレイに「Lock」と表示されるまで、
[ABRepeat]ボタンを押し続ける。
パネル・ロックを解除する
もう一度[ABRepeat]ボタンを押し続ける。
43
ページ
再生す/録音す
曲を再生したり録音したりします。
曲の先頭に戻す (Reset)ボタンを押す。
再生/停止する
(Play/Stop)ボタンを押す。
録音待機にする 停止中に[
(Rec)ボタンを押す。
録音する
録音待機中に[
(Play/Stop)ボ
タンを押す。
巻き戻しする
(Bwd)ボタンを押す。
早送りする
(Fwd)ボタンを押す。
全曲再生する
[Song]ボタンを押しながら (Play/Stop)ボタンを押す。
新規録音する
1.
演奏する音色を選ぶ。
2.
(Rec)ボタンを押す。
3.
(Play/Stop)ボタンを押して録音を始める。
4.
(Play/Stop)ボタンを押して停止する。
重ね録音する
1.
演奏する音色を選ぶ。
2.
重ね録音する曲を選ぶ。
3.
(Rec)ボタンを押す。
4.
[+]ボタンを押す。
5.
録音するパートのボタンを押して点滅させる。
6.
(Play/Stop)ボタンを押して録音を始める。
7.
(Play/Stop)ボタンを押して停止する。
29
ページ
24
ページ
25
ページ
29
ページ
30
ページ
曲の一部をて練習す(AB ピー
曲の一部をくり返して鳴らします。
1.
(Play/Stop)ボタンを押して、曲を再生
する。
2.
リピートを開始したい位置で[AB.Repeat]ボタン
を押す。
3.
リピートを終了したい位置でもう一度[AB.Repeat]
ボタンを押す。
28
ページ
9
かんたん操作ガイド 各部の名称とはたらき 演奏する前に 演奏する 練習する 便利な機能 資料
ファンクション・モード
各部の名称
[Power](電源)ス
電源をオン/オフします。
※本機は、演奏や操作をやめてから 30 分経過すると、自動的
に電源が切れます(お買い上げ時の設定)
オート・オフで電源が切れてから再び電源を入れるときは、
[Power](電源)スイッチを入れ直してください。
自動で電源を切る必要がない場合は、『一定時間が経つと自動
で電源が切れるようにする(オートオフ)(P39)に記載の手
順で「AutoO󰮏」を「OFF」に設定してください。
13
ページ
パーダル
音に余韻を与えたいときに使います。このペダルを踏んでいる間、鍵盤から指を離しても音が切れずに長い余韻が続き
ます。踏みかたで余韻の深さを調節することができます。
アコースティック・ピアノでは、ダンパー・ペダルを踏んだときに、弦が開放された音や弾いた鍵盤の音が他の弦に共
鳴して豊かな響きと広がりが加わります。また、ハーフ・ペダル奏法では、音の芯(しん)がすぐに消えて豊かな広が
りや響きだけが残り、独特な音の余韻になります。本機ではこの開放音(ダンパー・ノイズ)や共鳴音(ダンパー・レ
ゾナンス)を再現するのはもちろんのこと、ハーフ・ペダル奏法時の独特な余韻も再現しています。
ペダル
このペダルを踏んだときに押さえていた鍵盤の音だけに余韻を与えます。
ダル
音に柔らかさを与えたいときに使います。
このペダルを踏んだまま鍵盤を弾くと、通常同じ強さで弾いたときの音よりも柔らかい音が出ます。アコースティック
ピアノの左側のペダルと同じはたらきです。
ペダルを踏む深さによって、音の柔らかさが微妙に変わります。
ペダル
ヘッドホンを使わないときは、ヘッドホン・フックにヘッドホ
ンをかけておくことができます。
※ヘッドホン・フックにヘッドホン以外のものをかけたり、無理な力を加
えたりしないでください。ヘッドホン・フックを破損することがありま
す。
パネル
ここに並んでいるボタンやスライダーで本機を操作します。
『かんたん操作ガイド』
6
9
ページ
USB ー端子
USB メモリーをつなぐ
と、曲を再生したり保
存したりできます。
USB メモリーを使うと、以下のことができます。
• パソコンにある WAVE ファイルや MIDI ファイル(SMF)
を本機で再生できます。
• 本機の演奏をオーディオ録音できます。
• オーディオ録音した曲を、パソコンで再生したり、CD にしたりでき
ます。
※USB メモリーは挿入方向や表裏に注意して、確実に奥まで差し込んで
ください。また無理な挿入はしないでください。
※USB メモリーは、ローランドが販売しているものを使用してください。
それ以外の USB メモリーを使用したときの動作は保証できません。
37
ページ
24
ページ
USB 端子
市販の USB ケーブルを使用して、本機
USB 端子とお使いのパソコンの USB
端子をつなぐと、以下のことができま
す。
• MIDI に対応したソフトウェアで再生した
SMF を本機で鳴らすことができます。
• シーケンサー・ソフトウェア(別売)との間
MIDI 情報をやりとりして、より多彩な音
楽制作、編集などができます。
10
各部の名称はた
Phones(ヘ)端子
ステレオのヘッドホンをつなぎます。
本機にはヘッドホン端子が 2 つあるので、2 人で
同時にヘッドホンを使うことができます。
Input)端子
デジタルオーディオプレー
ヤーなどのオーディオ再生機
器をつなぐと、オーディオ再
生機器の音を本機から鳴らす
ことができます。
音量はオーディオ再生機器側
で調整します。
ヘッドホンによっては、ヘッドホンの変換プラグ
が付属しているものがあります。ヘッドホンの変
換プラグを Phones 端子に挿したままにしている
と、ピアノから音が鳴りません。ピアノから音が
鳴らないときは、Phones 端子をご確認ください。
※他の機器と接続するときは、誤動作や故障を防ぐため、必ずすべての機器の音量を絞り、すべての機器の電源を切ってください。
※抵抗入りの接続ケーブルを使用すると、Input 端子に接続した機器の音量が小さくなることがあります。抵抗の入っていない接続ケー
ブルを使用してください。
Output(ア)端子
アンプ内蔵スピーカーなどをつ
なぐと、それらから本機の音を
鳴らすことができます。
背面
DC.In 端子
付属の AC アダプターを
つなぎます。
※つなぐときは、必ず[Power]
(電源)スイッチがオフになっ
ていることをご確認ください。
MIDI 端子
MIDI 機器とつなぎ
ます(P47)
53
ページ
Pedal 端子
専用スタンドのペダル・
コードをつなぎます。
53
ページ
接地端子
設置条件によっては本体の金属部に触れ
ると、違和感を覚えたりざらつくような
感じになるときがあります。これは人体
にまったく害のない極微量の帯電による
ものですが、気になる方は、必要に応じ、
接地端子を使って外部のアースか大地に
接地してご使用ください。接地した場合、
設置条件によってはわずかにハム(うな
り)が混じる場合があります。なお接続方法がわからないときはロー
ランドお客様相談センターにご相談ください。
接続してはいけないところ
• 水道管(感電の原因になります)
• ガス管(爆発や引火の原因になります)
• 電話線のアースや避雷針(落雷のとき危険です)
11
かんたん操作ガイド 各部の名称とはたらき 演奏する前に 演奏する 練習する 便利な機能 資料
ファンクション・モード
を開
!
•フタは、必ず両手で開け閉めしてください。本機のフタは、
手を離してもゆっくり閉まる構造になっていますが、少し
だけ開けたときなどは、すぐに閉まります。指などをはさ
まないようにご注意ください。
•小さなお子様が使用される場合は、大人の方が補助してく
ださい。
•ピアノを移動するときは、危険防止のため必ずフタを閉じ
てください。
1.
フタを両手で持ち上げて開きます。
アーム
アーム
2.
ブラインドを閉じ、譜面台を開きます。
ブラインド
譜面台
1.
フタを閉じるときは、必ず譜面台を閉じて、ブラインド
を立てます。
ブラインド
譜面台
2.
フタを両手で持ち、静かにおろします。
!
フタを開け閉めするときは、フタやアームの隙間に指など
をはさまないように、十分ご注意ください。
演奏
12
演奏す前に
電源入れ/切る
正しく接続したら(P11)必ず次の手順で電源を入れてくださ
い。手順を間違えると、誤動作をしたり故障したりすることが
あります。
!
電源を入れる/切るときは、音量を絞ってください。音量
を絞っても電源を入れる/切るときに音がすることがあり
ますが、故障ではありません。
オン
オフ
1
3
2
小さく 大きく
電源入れ
1.
[Volume]スライダーを左いっぱいまで動かして、音
量を最小にします。
2.
[Power](電源)スイッチを押します。
数秒後には、鍵盤を弾いて音を出せるようになります。
※本機は回路保護のため、電源をオンにしてからしばらくは
動作しません。
3.
[Volume]スライダーで音量を調節します。
鍵盤を弾いて音を鳴らしながら、音量を調節してください。
スライダーを右側に動かすと音が大きくなり、左側に動かすと
音が小さくなります。
本機は小さな音量にしても演奏の強弱がはっきりと聴き取
れ、大きな音量にしてもクリアな音のまま鳴るように設計
されています。
電源
1.
[Volume]スライダーを左いっぱいまで動かして、音
量を最小にします。
2.
[Power](電源)スイッチを押します。
電源が切れます。
自動で電源を切ない場合は「オ
」の設定を OFF ださ !
本機は演奏や操作をやめてから 30 分経過すると、自動
的に電源が切れます(お買い上げ時の設定)
オート・オフで電源が切れてから再び電源を入れるとき
は、[Power](電源)スイッチを入れ直してください。
自動で電源を切る必要がない場合は、『一定時間が経つ
と自動で電源が切れるようにする(オートオフ)(P39)
に記載の手順で「AutoO󰮏」を「OFF」に設定してくだ
さい。
!
電源が切れると本機の設定は初期化されま
す。電源を入れ直しても設定が変わらない
ようにするには、『電源を切っても設定が
変わらないようにする(メモリー・バック
アップ)(P47)の手順で設定を保存してく
ださい。
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かんたん操作ガイド 各部の名称とはたらき 演奏する前に 演奏する 練習する 便利な機能 資料
ファンクション・モード
演奏
な音で演奏す
本機では、ピアノやピアノ以外のさまざまな音(347 種類)で演奏を楽しむことができます。
これらの音を「音色」といいます。音色は 5 つのグループに分けられ、それぞれ音色ボタンに割り当てられています。
音色選ぶ
まずは、ピアノの音色を鳴らしてみましょう。
電源を入れると音色は、「Concert」になります。
1
2
1.
音色ボタンを押して、音色グループを選びます。
現在選ばれている音色番号と音色名が表示されます。
音色グルー
音色ボタン 説明
Piano[Grand]ボタン グランドピアノの音色が選べます。
Piano[Early]ボタン 古い時代のピアノの音色が選べます。
[EPiano]ボタン ポップスやロックで多用されるエレクトリック・ピアノの音色が選べます。
[Strings]ボタン バイオリンなどの弦楽器の音を中心に、オーケストラで用いられる楽器の音色が選べます。
[Other]ボタン
オルガンやベース、伴奏用の音色など、さまざまな音色が選べます。
※音色番号 43 51 を選ぶと鍵盤でドラム・セットの音や SFX が鳴らせます。
※JazzOrg BaladOr などのロータリー効果(*1)のかかるオルガン音色を選んでいるときに[Other]ボタンを押す
と、ロータリー効果のうねりの速さを変えることができます。
詳しい音色については、『音色一覧』(P51)をご覧ください。
*1 ロータリー効果は、回転スピーカーを使ったときのように音にうねりをつける効果です。ロータリー効果は「速い」と「遅い」の 2
種類があります。
2.
[-][+]ボタンを押して、音色グループの中から音色のバリエーションを選びます。
※ドラム・セット音色や SFX(効果音)セット音色を選ぶと、音の鳴らない鍵盤があります。
音色試聴すデモ)
1.
音色ボタンを押しながら[ (Play/Stop)ボタンを押します。
各音色グループの最初の音色を使ったトーン・デモが再生されます。
2.
トーン・デモを終えるときは[Song]ボタン、または[ (Play/Stop)ボタンを押します。
VIMA.TUNES をお使いの場合
本機に CD ドライブ(別売)をつなぐと(P59)別売の VIMA CD-ROM(VIMATUNES)を再生することができます。
VIMA CD-ROM(VIMATUNES)の各曲には、その曲の雰囲気に合った「おすすめ音色」が設定されています。
VIMA CD-ROM(VIMATUNES)の曲を選ぶと、おすすめ音色が本機の音色ボタン[EPiano][Strings][Other]
に割り当てられ、それら 3 つの音色ボタンが点滅します。それらの点滅している音色ボタンを押すと、おすすめ音色が
選ばれて、選んだ曲を再生しながらその曲にあった音色で演奏できるようになります。
14
演奏す
2 つの音色を重ね(デアル演奏)
1 つの鍵盤で、2 つの音色を同時に重ねて鳴らすことができます。このような演奏を「デュアル演奏」といいます。
ここでは、ピアノとストリングスの音色を重ねて鳴らしてみます。
1
2
1.
Piano[Grand]ボタンを押しながら[Strings]ボタンを押します。
両方のボタンが点灯します。
鍵盤を弾くと、ピアノとストリングスの音色が重なって鳴ります。
※スプリット演奏(P16)やツインピアノ(P20)をオンにしているときは、デュアル演奏はできません。
※音色の組み合わせによっては、音色 2 にエフェクトがかからないため、音色の聞こえかたが変わることがあります。
※Piano[Grand]と Piano[Early]の音色を重ねることはできません。
アル音色の選びかた
音色名 対応するボタン 音色を選ぶ方法
音色 1 左側の音色ボタン [-][+]ボタンを押します。
音色 2 右側の音色ボタン 音色 2 になっている音色ボタン(点灯している右側の音色ボタン)を押しながら、[-][+]ボタンを押します。
2.
デュアル演奏を終えるときは、音色ボタンのいずれか 1 つを押します。
進んだ使いかた
音色 2 の音の高さをオクターブ単位で変える: 『オクターブ・シフト』(P45)
ダンパー・ペダルをかけるパートを決める: 『右ペダル・パート』(P45)
2 つの音色の音量バランスを変える: 『デュアル・バランス』(P44)
本機の一部の音色では、その音色に最適な効果(エフェクト)が設定されています。
ロータリー効果もエフェクトのひとつです。
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ファンクション・モード
演奏す
右手左手を音色(ス演奏)
ある鍵を境に鍵盤右側と左側のそれぞれで違う音色で演奏することができます。
このような演奏を「スプリット演奏」といい、鍵盤が分かれる位置を「スプリット・ポイント」といいます。
21
1.
[Transpose]ボタンを押しながら[Twin.Piano]ボタンを押します。
ディスプレイに「SPLIT」と表示されます。
右側の音色名
スプリットがオンになると、鍵盤設定は以下のようになります。
スプリット・ポイント(電源投入時:F.3)
左側の音色 右側の音色
2.
スプリット演奏を終えるときは、もう一度[Transpose]ボタンを押しながら[Twin.Piano]ボタンを押します。
※音色の組み合わせによっては、左手音色にエフェクトがかからないため、音色の聞こえかたが変わることがあります。
進んだ使いかた
ダンパー・ペダルをかけるパートを決める:『右ペダル・パート』(P45)
右側の音色を変え
1
2
1.
音色ボタンを押します。
現在右側で選ばれている音色番号と音色名が表示されます。
2.
[-][+]ボタンを押します。
別の音色が選ばれます。
16
演奏す
左側の音色を変え
1
2
1.
[Transpose]ボタンと[Twin.Piano]ボタンを押しながら、音色ボタンを押します。
現在左側の鍵盤で選ばれている音色番号と音色名が表示されます。
2.
[Transpose]ボタンと[Twin.Piano]ボタンを押しながら、[-][+]ボタンを押します。
別の音色が選ばれます。
進んだ使いかた
左手音色の音の高さをオクターブ単位で変える:『オクターブ・シフト』(P45)
鍵盤が分か位置(スを変
スプリット・ポイント
電源投入時:F.3
設定したスプリット・ポイント
は左側の最高音になります。
スプリット・ポイントが設定できる範囲(B1 B6)
1
左側の音色 右側の音色
1.
[Transpose]ボタンと[Twin.Piano]ボタンを押しながら、スプリット・ポイントにする鍵を押します。
押した鍵がスプリット・ポイントになり、その鍵がディスプレイに表示されます。
画面 設定値
B1 B6
(初期値:F#3)
※#
は「”」と表示されます。
本機の設定は電源を切ると消えて初期
設定に戻りますが、『メモリー・バッ
クアップ』(P39)の手順で設定を保存
することができます。
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ファンクション・モード
演奏す
お好みの音調整す
本機は、音に響きをつけたり、音の明るさを変えたりすることができます。
に響つけ(アビエ
本機の音に、コンサート・ホールなどで演奏しているような心地よい響きをつけることができます。
この効果を「アンビエンス効果」といいます。
2
1 3
1.
[Ambience]ボタンを押します。
[Ambience]ボタンが点灯します。
2.
[Ambience]ボタンを押しながら[-][+]ボタンを押します。
ディスプレイにアンビエンスのかかり具合の値が表示されます。
画面 設定値 説明
1 10
(初期値:5)
数値が大きいほどアンビエンスが深くかかります。
3.
アンビエンス効果を解除するときは、もう一度[Ambience]ボタンを押します。
[Ambience]ボタンが消灯します。
※音色ごとにアンビエンスのかかり具合を設定することはできません。どの音色にも同じように効果がかかります。
音の明を調節す(ブス)
鍵盤を弾いたときや、曲を再生したときの音の明るさを調節します。
2
1 3
1.
[Brilliance]ボタンを押します。
[Brilliance]ボタンが点灯します。
本機の設定は電源を切ると消えて初期設定
に戻りますが、『メモリー・バックアップ』
(P39の手順で設定を保存することができま
す。
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演奏す
2.
[Brilliance]ボタンを押しながら[-][+]ボタンを押します。
ディスプレイに音の明るさの値が表示されます。
画面 設定値 説明
-10 0 10
(初期値:5)
+の値にすると明るい音になり、-の値にすると落ち着いた音になります。
3.
音の明るさの効果を解除するときは、もう一度[Brilliance]ボタンを押します。
[Brilliance]ボタンが消灯します。
鍵盤弾いたチ感を変(キー
演奏者の好みに合わせて、鍵盤を弾いたときのタッチ感を調節できます。
2
1 3
1.
[Key.Touch]ボタンを押します。
[KeyTouch]ボタンが点灯します。
2.
[Key.Touch]ボタンを押しながら[-][+]ボタンを押します。
ディスプレイにキー・タッチの値が表示されます。
画面 設定値 説明
FIX 鍵盤を弾く強さに関係なく、一定の強さで音を鳴らします。
L2 最も軽い鍵盤タッチになります。
L1
「M」より弱いタッチでフォルティシモ(󰮏)が出せるので、鍵盤が軽くなったように感じられます。
力の弱いお子様でも、演奏しやすい設定です。
M
最も自然なタッチで弾けます。アコースティック・ピアノに一番近いタッチです。
[KeyTouch]ボタンが消灯しているときは、この設定値になります。
H1
(初期値)
「M」より強いタッチで弾かないとフォルティシモ(󰮏)が出せなくなるので、鍵盤タッチが重くなっ
たように感じられます。ダイナミックに弾くとき、さらに感情が込められます。
H2 最も鍵盤タッチが重くなります。
3.
キー・タッチを解除するときは、もう一度[Key.Touch]ボタンを押します。
[KeyTouch]ボタンが消灯します。
本機の設定は電源を切ると消えて初期設定
に戻りますが、『メモリー・バックアップ』
(P39)の手順で設定を保存することができ
ます。
本機の設定は電源を切ると消えて初期設定
に戻りますが、『メモリー・バックアップ』
(P39の手順で設定を保存することができま
す。
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かんたん操作ガイド 各部の名称とはたらき 演奏する前に 演奏する 練習する 便利な機能 資料
ファンクション・モード
演奏す
鍵盤 2 分け 2 で演奏
鍵盤を左右の領域に分けて 2 人で同じ音域で演奏し、まるでピアノが 2 台あるかのように使うことができます。
この機能を「ツインピアノ」といいます。
ツインピアノを使うと、先生のお手本に合わせて一緒に演奏するなどの練習が簡単にできるようになります。
31
1.
[Twin.Piano]ボタンを押します。
[TwinPiano]ボタンが点灯し、「Concert」の音色が選ばれます。
ツインピアノをオンにすると、鍵盤、ペダルの設定は図のようにな
ります。
!
ツインピアノがオンのときは、ダンパー・レゾナンスがかからないため、ピアノの音が異なって聞こえることがあります。
2.
演奏する音色を選びます(P14)
左右の鍵盤は同じ音色になります。
3.
ツインピアノを解除するときは、もう一度[Twin.Piano]ボタンを押します。
[TwinPiano]ボタンが消灯します。
音の鳴を切替えモー
1
1.
[Twin.Piano]ボタンを押しながら[-][+]ボタンを押します。
ディスプレイにツインピアノ・モードが表示されます。
画面 設定値 説明
1
(初期値)
右側領域の鍵盤の音は左スピーカーよりも右スピーカーから大きく鳴ります。
左側領域の鍵盤の音は右スピーカーよりも左スピーカーから大きく鳴ります。
ヘッドホンを使うときは相手側の演奏が聞こえます。
2
右側領域の鍵盤の音は右スピーカーから、左側領域の鍵盤の音は左スピーカーから鳴ります。
ヘッドホンを使うときは右側領域の鍵盤の音はヘッドホンの右耳から、左側領域の鍵盤の音はヘッド
ホンの左耳から鳴ります。
※アンビエンスはオフになります。
※音色によっては、音が左右に分かれないことがあります。
左側鍵盤の.
ダンパー・ペダル
右側鍵盤の.
ダンパー・ペダル
通常の鍵盤
ツインピアノ
境目
20
1 / 1

Roland DP-90 取扱説明書

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