周囲温度 ―システムが置かれている場所や部屋の温度。
周辺 機器 ―コンピュータに接続される内蔵装置または外付け装置(ディスケットドライブ、キーボードなど)。
シリアルポート ―一般に、コンピュータにモデムを接続するとき使用される I/O ポート。コンピュータのシリアルポートは、9 ピンのコネクタが使用されていることで識別できます。
診断 プログラム ―システム用の総合テストセット。
シンプルディスクボリューム ―単一の動的物理ディスク上の空き領域で構成されるボリューム。
ストライピング ―3台以上のハードディスクドライブを並べて 1 台のディスクドライブのように使用し(これをディスクアレイといいます)、データを各ディスクに分割して読み書きの速度を向上させる技
法です。ストライピングに使用される各ディスク内のスペース(ストライプ)は、各ディスクとも同じ容量です。仮想ディスクでは、ディスクアレイ内の一組のディスクのセットに対して複数のストライプを設定
することもできます。「ガーディング」、「ミラーリング」、「RAID」も参照してください。
スパニング ―ディスクボリュームをスパニング、つまり連結して、複数のディスク上の未割り当てスペースを単一の論理ボリュームにまとめる技法。複数ディスクを装備したシステム上のすべてのディ
スク容量およびすべてのドライブ文字をより効率的に使用できます。
セットアップユーティリティ ―コンピュータのハードウェア構成やパスワード保護などの機能を設定して、システムの動作をカスタマイズするための BIOS プログラム。セットアップユーティリティは
NVRAM に保存されるため、設定は再度変更しない限り有効に維持されます。
ターミネータ ―一部のデバイス(SCSI ケーブルの終端に接続されるデバイスなど)では、ケーブル内信号反射や不正信号を防止するための終端処理が必要です。このようなデバイスを連結する場
合は、ジャンパまたはスイッチを変更するか、デバイスの設定ソフトウェアで設定を変更して、ターミネータを有効または無効にする必要があります。
ディレクトリ ―ディレクトリを使用すると、関連性のあるファイルをディスク上で「逆ツリー」の階層構造に編成することができます。各ディスクには 1 つの「ルート」ディレクトリがあります。ルートディレク
トリから分岐する下位のディレクトリは「サブディレクトリ」といいます。サブディレクトリの下には、さらに別のディレクトリが枝状につながっていることもあります。
デバイスドライバ ―オペレーティングシステムやプログラムが周辺機器と正しくインタフェースできるようにするためのプログラム。デバイスドライバには、ネットワークドライバのように、システム起動時
に config.sys ファイルからロードされるものや、(通常 autoexec.bat ファイルによって)メモリ常駐プログラムとしてロードされるものがあります。その他のドライバは、各プログラムの起動時にロー
ドされます。
内蔵プロセッサキャッシュ ―プロセッサに内蔵された命令キャッシュとデータキャッシュ。
内蔵ミラーリング ―内蔵ミラーリングによって 2 台のドライブを同時に物理的にミラーリングすることができます。内蔵ミラーリング機能はコンピュータのハードウェアによって実現されます。「ミラーリン
グ」も参照してください。
パーティション ―fdiskコマンドを使用すると、ハードドライブをパーティションと呼ばれる複数の物理セクションに分割できます。各パーティションには複数の論理ドライブを格納できます。各論理ドラ
イブは format コマンドを使用してフォーマットする必要があります。
バス ―コンピュータ内部の各コンポーネント間のデータ伝送経路。たとえば、拡張バスは、プロセッサがコンピュータに接続された周辺機器用のコントローラと通信するための経路です。また、アドレス
バスとデータバスは、プロセッサと RAM 間の通信に使用されます。
バックアップ ―プログラムやデータファイルのコピー。安全対策として、コンピュータのハードディスクドライブは定期的にバックアップしてください。また、システム設定を変更する場合は、前もって重要
な起動ファイルをオペレーティングシステムからバックアップしておきます。
バックアップバッテリー ―コンピュータに電源が入っていないとき、メモリの特別なセクションに保存された日付、時刻、システム設定情報を保持するために使用されます。
パリティ ―データブロックに関連する冗長情報。
ビープコード ―システムのスピーカーから聞こえるビープ音のパターンによる診断メッセージ。たとえば、1 回鳴った後にもう 1 回鳴ってから連続して 3 回鳴った場合、ビープコードは 1-1-3 です。
ピクセル ―ビデオ画面上の単一の点。画像は、ピクセルを縦横に配置することで作成されます。ビデオの解像度(640 x 480 など)は、上下左右に並ぶピクセルの数で表します。
ビット ―システムによって認識される情報の最小単位。
ビデオアダプタ ―モニターと組み合わせることで、コンピュータにビデオ機能を提供する論理回路。ビデオアダプタは、システム基板に組み込まれている場合や拡張スロットに装着する拡張カードの場
合があります。
ビデオ解像度 ―800x600などのビデオ解像度は、横のピクセル数×縦のピクセル数の形で示したものです。特定の解像度でプログラムの画面を表示するには、ディスプレイがその解像度をサポ
ートしていて、適切なビデオドライバがインストールされていなければなりません。
ビデオドライバ ―選択された色数と希望の解像度を、グラフィックモードのアプリケーションプログラムやオペレーティングシステムの画面に表示するためのプログラム。取り付けたビデオアダプタに合
わせて、対応するビデオドライバが必要になることもあります。
ビデオメモリ ―ほとんどの VGA ビデオアダプタと SVGA ビデオアダプタには、システムの RAM とは別に、メモリチップが内蔵されています。プログラムが表示できる色数は、主として取り付けられた
ビデオメモリの容量によって決まります(他の要因としては、ビデオドライバとモニターの性能があります)。
フォーマット ―ファイルを格納できるように、ハードドライブやディスケットを設定すること。無条件でフォーマットを行うと、ディスクに格納された全データが消去されます。
フラッシュメモリ ―コンピュータに取り付けたまま、ディスケット内のユーティリティを使用して再プログラミングできる EEPROM チップ。一般の EEPROM チップは、特別なプログラミング用の装置を
使用しなければ書き換えはできません。
ブレード ―プロセッサ、メモリ、ハードドライブを組み込んだモジュール。このモジュールは、電源装置とファンを搭載したシャーシに取り付けます。
プロセッサ ―演算機能と論理機能の解釈と実行を制御するコンピュータ内部の主要な演算チップ。通常、特定のプロセッサ用に書かれたソフトウェアを別のプロセッサ上で実行するには、ソフトウェア
の改訂が必要です。「CPU」はプロセッサの同義語です。
プロテクトモード ―コンピュータの動作モード。プロテクトモードでは、オペレーティングシステムを通じて次のことが実現されます。
l 最大 4 GB のメモリアドレススペース(80286 プロセッサでは 16 MB まで)
l マルチタスク
l 仮想メモリ(ハードドライブを使用して、アドレッシング可能なメモリを増加させる技法)
32 ビットの Windows 2000 と UNIX オペレーティングシステムは、プロテクトモードで実行されます。MS-DOS はプロテクトモードでは実行できません。
ヘッドレスシステム ―キーボード、マウス、モニターを接続しなくても機能するコンピュータまたはデバイス。通常、ヘッドレスシステムはインターネットブラウザを使用してネットワーク経由で管理しま
す。