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ワイヤー
ワイヤーはフレーム内を通っています。いかなる
電気システムも、正しく機能するにはワイヤーお
よび接続部が無傷に保たれておく必要がありま
す。Lyncシステムの接触部は高品質なポジティブ-
エンゲージメントタイプであり、耐 水性 があります。
ワイヤーまたは接続部は、過剰な水分(バイクを水
に浸したり高圧洗浄機を使用するなど)から避ける
ようにしてください。回路がショートし、Lyncのライ
トが機能しなくなる恐れがあります。Lyncとの走行
このセクションでは、Lync ライトシステムに関する
簡単な操作手順について説明します。
図8
ヘッドライトおよびテールライ
ト用ボタンの付いたコントロー
ルパネル
コントロールパネル
コントロールパネルはトップチューブ下側(ヘッド
チューブ付近)にあります(図8)。コントロールパネ
ルには2つのボタンがあります; フロントボタンは
ヘッドライト用、リアボタンはテールライト用です。
これらのボタンでライトを操作します。
ライト
Lyncシステムのヘッドライトはヘッドチューブ内
に搭載されています(図7)。スイッチで電源を切
る、ハイあるいはローモードが選べます。テールラ
イトは2個あります; リアドロップアウトに片側1つ
ずつ搭載されています。テールライトはスイッチで
点灯モード、点滅モードあるいは電源を切ること
ができます。
Lyncシステムのライトはメンテナンスの必要があ
りません; ライトにはLEDが用いられ、バルブが切
れることがないからです。(バッテリーパックは充
電され、接続されている状態で)ライトが点かない
場合、ディーラーにて点検してください。
Lyncのヘッドライトは「見るための」システムであ
り、道路前方を照らします。このシステムは1点に集
中した光のライトを採用していますが、「見られる
ための」ライトのような、幅広く拡散する光は発し
ません。従って夜間でのライディングには、「見られ
るための」ライトをバイクに装着してください。
ヘッドライトは2mmの六角レンチで角度調整が行
えます。調整ネジはライト上部(図7)の、カバー内
にあります。ネジが止まる位置以上、無理には回さ
ないでください;締め過ぎるとブラケットを破損す
る恐れがあります。
図7
フレームのヘッドチューブ上にあ
るヘッドライト
警告:特にバイクが静止した状態で、点
灯させたまま長時間放置すると、ヘッドライ
トが熱を持つことがあります。
角度調整ネジ
トレック Lync オーナーズマニュアル 付録 | システムの構成部品