FXA3200 セットアップガイド
◆機器への接続と設定方法
本製品は、Webブラウザを使用してネットワーク経由で設定を行います。
■Webブラウザで設定する
Webブラウザを起動し、アドレスバーにhttp://に続けて本製品のIPアドレスを入力してください。初めて接
続する場合は、出荷時設定IPアドレスは192.168.0.1ですので、次のように入力します。
http://192.168.0.1/
本製品に接続すると、「ログイン画面」が表示されます。
表示されない場合は、
PCのIPアドレス設定、ブラウザ設
URLのいず
れかが間違っている可能性があります。ログイン画面では
「
ユーザー名」と「パスワード」を入力し、「OK」ボタン
ユーザー名:admin」、「パスワード:
」に設定されていますので、初めて接続するときは上記
OK」ボタンをクリックしてください。
ログイン画面
また、セキュリティ向上のため、パスワードを変更することをお推めします。
◆Webブラウザで設定する
右図中の①
から「設定」を選び、
(同②)を参
同③)ボタンをクリックし、本製品に設定を一時的
すべての設定完了後、設定を保存し、本製品を再起
動することで設定が有効になります。
/再起動」(同④)をクリックし
「保存」だけ行い、必要に応じて後で「再起動」をしても問題ありません。そのとき、保存しただけでは
本製品の設定は変更されないので、必ず後で再起動をするようにしてください。
※ 各機能の説明および設定方法については、当社ホームページ上に公開されている説明書または、「ヘルプ」を参照してくださ
い。
◆本体仕様
有線
部
イーサネット規格
、
、
、
10/100/1000Mbps / 半二重(Half Duplex)、全二重(Full Duplex) / 2
無線
対応規格
IEEE802.11n, IEEE802.11g, IEEE802.11b
1-14ch (14chはIEEE802.11b のみ)
データ転送
速度 *2
300 - 6.5Mbps[MCS0 - 15, Short/Long GI] (自動)
54, 48, 36, 24, 18, 12, 9, 6Mbps(
固定
自動
固定
自動
無線
IEEE802.11ac IEEE802.11n, IEEE802.11a
チャネル
19ch(36, 40, 44, 48ch[W52], 52, 56, 60, 64ch[W53],100, 104, 108, 112, 116, 120, 124, 128, 132, 136,
データ転送
速度 *2
1300 - 7.2Mbps[MCS0 - 9, Short/Lon g GI] (
自動
450 - 6.5Mbps[MCS0 - 23, Short/Long GI] (
自動
54, 48, 36, 24, 18, 12, 9, 6Mbps(固定/自動)
セキュリティ
IEEE802.11ac/n
WPA(AES), WPA2(AES), WPA-PSK(AES), WPA2-PSK(AES),
WSL(
上記暗号と併用可
IEEE802.11a/b/g
WEP, WPA(AES, TKIP), WPA-PSK(AES,TKIP), WPA2(AES, TKIP), WPA2-PSK(AES,TKIP),
IEEE802.1X,
上記暗号と併用可
アンテナ
:チップアンテナ×
内蔵
、
:チップアンテナ×
内蔵
外形寸法
本体のみ:
突起物を含まず
壁面設置パネル取り付け時:
突起物を含まず
質量
本体のみ:
、
壁面設置パネル取り付け時:
入力電圧範囲
±
ジャック
、
1.58A (5VDC入力時), 0.21A(PoE給電48V時)
使用周囲温度
℃
使用周囲湿度
ただし、結露しないこと
17ms以内 (100VAC@25℃), 低電圧検出時、自動的にリセットを行う
耐ノイズ性
ラインノイズ
ライン
、信号ライン
/±1kV (IEC61000-4-4 Level 3
、
静電耐久
接触
/±4kV (IEC61000-4-2 Level 2
、
気中
/±8kV (IEC61000-4-2 Level 3
、
耐振動性 掃引耐久
10 - 57Hz/片振幅
0.035 mm 57 - 150Hz/0.5G
、
、
方向
各
分
準拠、
準拠
10G X、Y、Z方向11ms正弦半波 (JIS C 60068-2-27準拠、IEC 60068-2-27準拠)
規格
電波法
工事設計認証、
クラス
、
準拠
*1 LANポート1のみ
*2 無線LAN規格の理論値であり、実際のデータ転送速度を示すものではありません。
*3 オプションACアダプタ FX-AC053およびオプションPoEユニットPOW-CB60 ATの場合。
◆外形寸法図
外形寸法図
(
本体のみ
)
外形寸法図
(
コネクタカバー装着
)
◆安全情報の表記
本書では、人身事故や機器の破壊をさけるため、次のシンボルで安全に関する情報を提供しています。内容を良く理解し、安全に
機器を操作してください。
この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、人が死亡または重傷を負う危険が差し迫って生じることが想定される内容を示
しています。
この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、人が損害を負う可能性が想定される内容および物的損害のみの発生が想定され
る内容を示しています。
◆使用上の注意
■速度表記について
本書や設定画面等で使用する送信レートのリンク速度の数値は、無線LAN規格の理論上の最大値であり、実際のデータ転送速度を
示すものではありません。
■無線免許について
本製品は、電波法における「小電力データ通信システムの無線局の無線設備」であり、無線免許は必要ありません。
本製品の内部を改造することは法律で禁止されています。また、本製品は、国内の電波法により認定されたもので、海外ではご使
用になれません。
■セキュリティに関する注意事項
無線LANでは、LANケーブルを使用する代わりに、電波を利用してパソコン等と無線アクセスポイント間で情報のやり取りを行う
ため、電波の届く範囲であれば自由にLAN接続が可能であるという利点があります。その反面、電波はある範囲内であれば障害物
(壁等)を越えてすべての場所に届くため、セキュリティに関する設定を行っていない場合、以下のような問題が発生する可能性があ
ります。
通信内容を盗み見られる
悪意ある第三者が電波を故意に傍受し、IDやパスワードまたはクレジットカード番号等の個人情報、メールの内容等の通信内容を
盗み見られる可能性があります。
不正に侵入される
悪意ある第三者が、無断で個人や会社内のネットワークへアクセスし、
・個人情報や機密情報を取り出す(情報漏洩)
・特定の人物になりすまして通信し、不正な情報を流す(なりすまし)
・傍受した通信内容を書き換えて発信する(改ざん)
・コンピュータウィルスなどを流しデータやシステムを破壊する(破壊)
などの行為をされてしまう可能性があります。
本来、無線LANカードや無線アクセスポイントは、これらの問題に対応するためのセキュリティの仕組みを持っていますので、無
線LAN製品のセキュリティに関する設定を行って製品を使用することで、その問題が発生する可能性は少なくなります。
無線LAN機器は、購入直後の状態においては、セキュリティに関する設定が施されていません。
したがって、お客様がセキュリティ問題発生の可能性を少なくするためには、無線LANカードや無線LANアクセスポイントをご使
用になる前に、必ず無線LAN機器のセキュリティに関するすべての設定をマニュアルにしたがって行ってください。
なお、無線LANの仕様上、特殊な方法によりセキュリティ設定が破られることもあり得ますので、ご理解の上、ご使用ください。
セキュリティの設定などについて、お客様ご自分で対処できない場合には、テクニカルサポートセンターまでお問い合わせくださ
い。
当社では、お客様がセキュリティの設定を行わないで使用した場合の問題を充分理解した上で、お客様自身の判断と責任において
セキュリティに関する設定を行い、製品を使用することをお奨めします。
■電波干渉に関する注意
本製品が使用する2.4GHz帯域では、電子レンジ等の産業・科学・医療用機器のほか、移動体識別用の構内無線局(免許を要する無線
局)および特定小電力無線局(免許を要しない無線局)ならびにアマチュア無線局(免許を要する無線局)が運用されています。
1. 本製品を使用する前に、近くで移動体識別用の構内無線局および特定小電力無線局ならびにアマチュア無線局が運用されていな
いことを確認してください。
2. 万一、本製品から移動体識別用の構内無線局に対して有害な電波干渉の事例が発生した場合は、速やかに使用周波数を変更する
か電波の発射を停止した上、テクニカルサポートセンターまでご連絡いただき、混信回避のための処置等(例えばパーティショ
ンの設置など)についてご相談ください。
3. 無線端末同士を近くに配置すると、相互干渉のために通信速度が低下することがあります。
目安として、ステーション間は1m、アクセスポイントとステーション間は3m、アクセスポイント間は3m程度の間隔を空けるよ
うにしてください。
4. その他、本製品から移動体識別用の特定小電力無線局あるいはアマチュア無線局に対して有害な電波干渉の事例が発生した場合
など何かお困りのことが起きたときは、テクニカルサポートセンターまでお問い合わせください。
■用途制限
本商品は人の生命に直接関わる装置等(*1)や人の安全に関与し、公共の機能維持に重大な影響を及ぼす装置等(*2 )を含むシステムに
使用できるよう開発・製作されたものではありませんので、それらの用途に使用しないようにしてください。
5.2GHz帯および5.3GHz帯での屋外使用は、電波法により禁止されています。
また、日本国外での使用は、当該国の電波関連法令に抵触する恐れがあります。日本国外では使用しないでください。
*1 生命維持装置や手術室用機器などの医療用機器など *2 原子力発電所の主機制御システム、原子力施設の安全保護系システ
ム、その他安全上重要な系統およびシステム、集団輸送システムの運転制御システムおよび航空管制制御システムなど
◆取り扱い上の注意事項
周囲に発火性、腐食性のガスがある場所で使用しないでください。爆発、火災、感電、故障の原因となります。
・ 本製品は、精密な電子部品でできていますので、衝撃、振動の加わる場所での使用、保存は避けてください。
誤動作、発熱、故障、破損の原因になります。
・ 高温や低温の場所、また温度変化の激しい場所での使用、保存は避けてください。誤動作、発熱、故障、破損の原因になりま
す。
・ 直射日光のあたる場所や、ストーブなどの発熱する器具の近くでの使用、保存は避けてください。誤動作、発熱、故障、破損の
原因になります。
・ 強い磁界、電波を発生する機器の近くでの使用、保存は避けてください。誤動作、発熱、故障、破損の原因になります。
・ 異常な臭いや過熱に気がつきましたら、ただちに電源ケーブルを抜いてください。
・ 異常や故障が発生しましたら、お買い求めの販売店、またはテクニカルサポートセンターへご連絡ください。
・ 本製品は機能追加、品質向上のため予告なく仕様を変更する場合があります。
継続的にご利用いただく場合でも、必ず当社ホームページの解説書を読み、内容を確認してください。
・ 物を載せるなどして、本製品の通風孔を塞がないでください。
・ 本製品を改造しないでください。改造をしたものに対しては、当社は一切の責任を負いません。
・ 製品を移動・譲渡する場合、本書(セットアップガイド)を必ず添付してください。
・ 本製品の運用を理由とする損失、逸失利益などの請求につきましては、前項にかかわらず、いかなる責任も負いかねますので
あらかじめご了承ください。
・ 本製品の修理・交換は、センドバックとなります。
・ 無線LAN機器は、設置環境・本体の設定・ネットワークシステムの通信負荷などの要因により、無線通信が正常に動作しない
場合があります。お客様の使用用途に合った環境で、事前に検証を行い問題ないことを確認してください。無線LAN機器の
導入/設置については、無線LANのネットワークシステム構築に精通しているシステムインテグレータなどの専門業者に依頼
してください。
・ 別機種の無線LAN機器から本製品へ置き換えて使用される際は、製品仕様や機能などの違いにより、ネットワークシステムの
再構築が必要となる場合があります。本製品をご採用する際は、実際にご使用になる環境において、当社の貸出機を使用して
評価を十分に行って頂くことを推奨いたします。
・ 過電流や過電圧(雷サージ等)の影響を受けるような場所で使用する際には、全ての進入経路(電源線、LAN、アースなど)に
対して適切なサージ保護デバイス(SP D)を選定し使用してください。SPDの選定/導入/設置については、専門の業者で行って
ください。
・ SDカードの挿入、取り外しは、本製品の電源を切った状態で行ってください。
株式会社コンテック
大阪市西淀川区姫里
〒
https://www.contec.com
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