Contec FXA3020 取扱説明書

タイプ
取扱説明書
FXA3020 ットアップガイド
IEEE802.11n/a/b/g 無線LAN
クセスポイント外付けアンテナ用 (/子局)
FXA3020 セットアップガイド
本製品は、無線LAN標準規格のIEEE802.11n/a(W52/W53/W56)/b/gに準拠し、ワイド入力電源(5 - 30VDC)
PoEに対応したアクセスポイントです。
◆構成品リスト
□本体
(FXA3020)1
□コネクタカバー
(本体に取り付け済
)1
□セットアップガイド
(本書)1
□マグネット…
2
□添付ネジ…
2
アンテナ…2
アンテナキャップ…2
ユーザ登録のご案内/保証書…1
□シリアル
No. ラベル…1
■説明書について
本製品の説明書は、当社ホームページにてPDFファイルとして提供しています。説明書ではハードウェア
の設定、外部機器との接続、製品仕様などの情報を記載しておりますので、必要に応じて参照ください。
お問い合わせ
製品の使い方、初期不良、動作異常、環境対応など製品の技術的なお問い合わせに、専門技術スタッフが
迅速かつ親切丁寧に対応します。
当社ホームページから https://www.contec.com/ お問い合わせください。
他に、E-mailtsc@jp.contec.comTEL050-3736-7861 でも対応しております。納期、価格、故障修理
ご依頬、寿命部品交換のご依頼は、当社製品取り扱いの販売代理店へお問い合わせください。
◆アダプタ(オプション)
ACアダプタ: FX-AC053 □延長用ケーブル(0.5 m) FX-ANT-C05
□同軸ケーブル(12m) FX-ANT-C12 □同軸ケーブル(25m) FX-ANT-C25H
2.4GHz平面アンテナ FX-ANT-A1 2.4GHz無指向性高利得コリニアアンテナ*1 FX-ANT-A2
5GHz/2.4GHz無指向性アンテナ*2 FX-ANT-A7 2.4GHz指向性高利得八木アンテナ(短距離)*1 FX-ANT-A3
□取付ブラケット: FX-BRA20 2.4GHz指向性高利得八木アンテナ(長距離)*1 FX-ANT-A5
PoE給電ユニット POW-CB50 AF PoE給電ユニット POW-CB60AT
*1同軸ケーブル(FX-ANT-C12, FX-ANT-C25H)が別途必要。 *2製品添付のダイポールアンテナと同じです
※詳細は、当社ホームページでご確認ください。
◆出荷時のおもな初期設定
本製品は、
Web
ブラウザを使用してネット
ワーク経由で設定を行います。PCと本製品
LANケーブルで有線LAN接続し、Web
ラウザでデフォルトIPアドレスにアクセス
してください。本製品の初期設定は右表の
とおりとなります。
設定項目
デフォルト値
IP
アドレス
192.168.0.1
サブネットマスク
255.255.255.0
ESSID
LocalGroup
暗号化
なし
ユーザ
admin
パスワード
pass
各部の名称と機能
(1)
セキュリティスロット
(2)
INITボタン
(3)
LANポート
(4)
DCジャック
(5)
電源コネクタ
(6)
電源抜け防止フック
LED表示 INITボタン
LED
の名称
状態
表示内容
No.
項目
動作
/
機能
POWER
点灯
動作中
1
INIT
本製品を初期化する(出荷時設
定に戻す)場合に使用します。
このボタンを押すと
POWER,WLAN,LANの各
LEDが点滅を始めます。点滅
し始めて点灯に変わるまでの
(3)に、このボタンを離
すと本体のすべての設定が、
次回の起動後に出荷時設定に
戻ります。
点滅 (一定間隔)
起動中
(
電源投入から動作中まで
)
消灯
電源がOFF状態
LAN
点灯
有線
LAN
接続
点滅
有線
LAN
データ送受信
消灯
有線LAN未接続
WLAN
点灯
無線LAN接続
点滅 無線LANデータ送受信
* INITボタンをONOFFして初期化すると
き、OFFした後もしばらく点滅が続きま
す。これは内蔵メモリのファイルを削除し
ていることを示します。点滅が終わるまで
に電源を切るなどすると、内蔵メモリ内の
ファイルが破損し、本製品が正常に起動で
きなくなる場合があります。必ず、点滅終
了後に再起動してください。
点滅 (一定間隔)
レーダー波チェック中
(W53,W56使用時)
消灯
無線
LAN
未接続
POWER/ LAN/ WLAN
3つ同時点滅
ファームウェア
書き込み中 *1
POWER/LAN
2
回点滅
/
点灯
DHCP
取得エラー
*1
ログファイルの書き込みを除きます
(
点滅しません
)
◆コネクタカバーの取り外し
コネクタカバー
中心[図中(1)] 上下を軽く押しながらカバー全体をスラ
[図中(2)]させ、コネクタカバーを取り外してください。
VCCI
クラス
A
注意事項
この装置は、クラス
A情報技術装置です。この装置を家庭環境で使用すると電波妨害を引き起こすことがあります。この場合に
は使用者が適切な対策を講ずるよう要求されることがあります。
VCCI-A
◆アンテナの接続
本製品のアンテナ方式である「
MIMO方式」では、2つのアンテナを
同時に使用します。アンテナを接続する際は、
2つのアンテナを接続
してご使用ください。以下に添付のアンテナの取り付け方法を示しま
す。
(1)
右図のようにアンテナをまっすぐに伸ばした状態で、本体のコネ
クタに差し込みます。
(2)
アンテナを向ける方向を決め、コネクタのネジを締め付けます。
アンテナの根元の白い樹脂部分をアンテナが回転しないように押
さえつつ、黒いネジ部分を締めてください。
(3)
黒いネジ部分が緩まないことを確認した後、添付のアンテナキャ
ップをアンテナに通し、アンテナコネクタ部を覆います。
(4)
アンテナを任意の角度に折り曲げます。
アンテナコネクタにアンテナを未接続状態やアンテナが緩んだ状態で使用すると、本製品の故障に繋がる可能性がありま
す。必ずアンテナを接続した状態で使用してください
静電気により本製品の故障に繋がる可能性がありますので、アンテナコネクタを素手で触るのは止めてください。
電源供給
■オプションAC
アダプタ
(FX-AC053)
を使用する場合
コネクタカバーの
開口部よりDCプラグを通し、ACアダプタのDC
ラグを本製品の
DCジャックに接続してください。
コネクタ部に設けた電源抜け防止フック
引っ掛けることにより、
DC
プラグの抜けを防止することができます。
PoEで電源供給する場合は、電源コネクタからの電源供給およびAC
アダプタと併用しないで
ください。
■電源コネクタから電源供給する場合
電源コネクタを使用して、外部から電源
供給できます。電源ケーブルは、右記に
示す部品および相当品をご使用くださ
い。
機能
電源コネクタ:
MC1,5/3-ST-3,5(PHOENIX CONTACT)
対応ケーブルAWG28-16(ケーブル長はケーブルの電圧降下分を含めて、
源仕様を満たしていることが条件です。)
ピン番号
信号名
意味
1
Vi+
電源(5-30VDC±5%)
2
Vi-
電源
(GND)
3
FG
フレームグランド
電源ケーブルは間違いのないように作成してください。特にハウジングのピン番
号を間違えて使用すると、機器故障や事故の原因となる恐れがあります。
入力電圧範囲5 - 30VDC±5%10ms以内に4.75VDC以上の入力電圧範囲内で立
ち上がる電源を使用してください。それ以外での電源供給では、機器の故障や事
故の原因となる恐れがあります。
AC
アダプタにて電源供給する場合は、電源コネクタからの電源供給と併用しない
でください。
◆有線LAN
の接続
本製品の
LANポートにLANケーブルを接続してください。
本製品とPCまたはHUB間のケーブル長100m以下にしてください。
PoE給電時または、100BASE-TXを使用する場合はカテゴリ5以上のケーブル、
10BASE-Tを使用する場合はカテゴリ3以上のケーブルを使用してください。
◆セキュリティワイヤー取り付け
コネクタ部に設けられたセキュリティスロットに市販のセキュリテ
ィワイヤーを取り付けることができます。
推奨
セキュリティワイヤー:
KOKUYOEAS-L41、・BuffaloBSL4DS、・SANWA SUPPLYSL-31S
◆コネクタカバーの取り付け
本製品にコネクタカバーを取り付けてください。
◆マグネットを使用しての設置
添付のマグネットを本体裏面に
2か所あるマグネット取り付け位置に
取り付けてください。マグネットを矢印方向に押し込みながら、マ
グネット全体を取り付け穴に差し込み取り付けてください。
マグネットを磁気に弱いものには近づけないでください。
スチールデスクなどに取り付けたまま本製品をずらすと、塗装面によってはキズ
がつくことがあります。
◆添付ネジを使用して設置
右図を参考に壁面に添付ネジの頭を約
3mm程度残し、丈夫で垂直な
壁面にネジを
2つ打ち込んでください。
本体裏面の取り付け穴にネジ頭を引っかけて取り付けてください。
無線
LANの特性上、高く見晴らしが良い位置に設置したほうが電波
の届く範囲が広がりますので、できるだけ高い位置に設置すること
をお奨めします。
また、金属
/コンクリート製の壁(鉄骨を含む)
に本製品を近づけすぎる
と通信品質の劣化を引き起こす可能性がありますので注意してくだ
さい。
落下の危険があるため、ネジを利用して天井設置はできません。天井設置などが
必要な場合は、オプションの取付ブラケットを使用してください。
本製品の通風孔をふさぐと製品内部の温度上昇により、故障の原因となりますの
で十分に注意してください。
DFS機能について
DFS
対応チャネル(5GHzのみ)に設定時は、レーダー波を検出した場
合、気象
レーダーなどへの電波干渉を避けるために、チャネルを変
更する必要がありますので、以下の点にご注意
ください。
DFS対応チャネル (周波数:5GHz)
チャネル
DFS
機能
W5236, 40, 44, 48
無効
W53
52, 56, 60, 64
有効
W56
100, 104, 108, 112, 116, 120,
124, 128, 132, 136, 140
有効
起動後、1分間、当該チャネルにレーダー波がないかの確認を行うため、少なくと1分以上の時間が必要となります。
起動時もしくは、起動中にレーダー波が検出された場合、設定チャネルとは別のチャネルを使用しなければならないため、別のチャネルで起動する場合があります。
設定DFS対応チャネルで起動後も、運用中にチャネルを変更する場合があります
レーダー波を検出した場合、検出後30分間電波を停止する必要があるため30分間は検出チャネルを使用できません。
注意
入力電圧
(V)
30
5
4.75
10
時間
(ms)
入力電圧
(V)
30
5
4.75
10
時間
(ms)
注意
注意
注意
注意
FXA3020 セットアップガイド
◆機器への接続と設定方法
本製品は、Webブラウザ使用してネットワーク経由で設定を行います。
Webブラウザで本製品へ接続する
Webブラウザを起動し、アドレスバーにhttp://に続けて本製品のIPアドレスを入力してください。初めて
続する場合は、出荷時設定IPアドレスは192.168.0.1ですので、次のように入力します。
http://192.168.0.1/
本製品に接続すると、「ログイン画面」が表示されます。
表示されない場合は、
PCIPアドレス設定、ブラウザ設
定、またはブラウザのアドレスバーに入力する
URLのいず
れかが間違っている可能性があります。
ログイン画面
ログイン画面では「ユーザ名」と「パスワード」を入力し、「OK」ボタンをクリックしてログインし
ください。出荷時設定では「ユーザ名:adm in」、「パスワード:pass」に設定されてますので、初め
て接続するときは上記を入力し「OK」ボタンをクリックしてください。
また、セキュリティ向上のため、パスワード変更することをお推めします。
Webブラウザで設定する
左側のメニュー(
右図中の①
)
から「設定」を選び、
開いたメニューから設定項目を選んでください。
設定項目の詳細については、「ヘルプ」
(同②)を参
照してください。
設定は、それぞれのページで変更後、必ず「確定」
(
同③)ボタンをクリックし、本製品に設定を一時的
に記憶させる必要があります。
すべての設定完了後、設定を保存し、本製品を再起
動することで設定が有効になります。
左側メニューの「保存
/再起動」(同④)をクリックし
てください。
「保存」だけ行い、必要に応じて後で「再起動」をしても問題ありません。そのとき、保存しただけでは
本製品の設定は変更されないので、必ず後で再起動をするようにしてください。
各機能の説明および設定方法については、当社ホームページ上に公開されている説明書または、「ヘルプ」を参照してください。
設定の保存には5 - 10秒程度かかります。その間、本体前面のPOWERWLANLE Dが同時に点滅します。“保存完了”の表示
まで、再起動、電源の切断しないでください。保存中に再起動や電源の切断が行われた場合、設定ファイルやファームウェアな
どが破損し、正常に起動できなくなる恐れがあります
仕様
項目
仕様
ユニットタイプ
ステーション/アクセスポイント/リピータ
有線
LAN
イーサネット規格
IEEE802.3(10BASE-T)
IEEE802.3u(100BASE-TX)
IEEE802.3af
データ転送速度/通信方式/
ポート数
10/100Mbps
/半二重
(Half Duplex)
、全二重
(Full Duplex)
1
無線
LAN
対応規格
IEEE802.11n, IEEE802.11a, IEEE802.11b, IEEE802.11g
IEEE802.
11n
チャネル
5GHz
19ch(36, 40, 44, 48ch[W52], 52, 56, 60, 64ch[W53],
100, 104, 108, 112, 116, 120, 124, 128, 132, 136, 140ch[W56])
2.4GHz
帯:
13ch (1 - 13)
データ転送速度 *1
300 - 6.5Mbps[MSC0 - 15, Short/Long GI] (固定/自動)
IEEE802.
11a
チャネル
19ch(36, 40, 44, 48ch[W52], 52, 56, 60, 64ch[W53],
100, 104, 108, 112, 116, 120, 124, 128, 132, 136, 140ch[W56])
データ転送速度
*1
54, 48, 36, 24, 18, 12, 9, 6Mbps(
固定
/
自動
)
IEEE802.11b
チャネル
14ch (1 - 14 )
データ転送速度
*1
11, 5.5, 2, 1Mbps(
固定
/
自動
)
IEEE802.11g
チャネル
13ch (1 - 13 )
データ転送速度 *1
54, 48, 36, 24, 18, 12, 9, 6Mbps(固定/自動)
セキュリティ
IEEE802.11n
WPA(AES), WPA2(AES), WPA-PSK(AES), WPA2-PSK(AES),
WSL(
上記暗号と併用可
)
IEEE802.11a/b/g
WEP(open/ Shared Key /Auto), WPA(AES, TKIP), WPA-PSK(AES,TKIP),
WPA2(AES, TKIP), WPA2-PSK(AES,TKIP), IEEE802.1X(EAP-TLS,
PEAP),
WSL(
上記暗号と併用可
)
アンテナ
無指向性ダイポールアンテナ
(2.14dBi)
×
2 MIMO
外形寸法
(mm)
本体のみ:
136.2(W)×100.0(D)×31.0(H)
電源ケーブル抜け防止フック含む
コネクタカバー装着時:170.0(W)×100.0(D)×31.0(H)
添付アンテナ装着時は外形寸法図を参照ください
質量
220g(
本体のみ
)
250g(
コネクタカバー装着時
)
260g(
添付アンテナ×
2
装着
)
280g(
添付アンテナ×
2
およびコネクタカバー装着時
)
電源
入力電圧範囲
5VDC
±
5% (DC
ジャック
)
5 - 30VDC
±
5% (
電源コネクタ
)
36 - 57VDC (PoE)
定格入力電流
0.83A (5VDC入力時), 0.15A (30VDC入力時) (Max.), 0.13A (PoE給電48V)
環境仕様
使用周囲温度
0 - 40
使用周囲湿度
10 - 90%RH (
ただし、結露しないこと
)
浮遊粉塵
特にひどくないこと
腐食性ガス
ないこと
耐振動性
掃引耐久
10 - 57Hz/
片振幅
0.035 mm 57 - 150Hz/0.5G
XYZ方向 40(JIS C 60028-2-6準拠、IEC 60068-2-6準拠)
耐衝撃性
10G X
Y
Z
方向
11ms
正弦半波
(JIS C 60068-2-27
準拠、
IEC 60068-2-27
)
耐ノイズ性
*2
ラインノイズ
AC
ライン
2kV
、信号ライン
/±1kV
(IEC61000-4-4 Level 3
EN61000-4-4 Level 3)
許容瞬時停電時間*2
17ms以内 (100VAC@25), 低電圧検出時、自動的にリセットを行う
静電耐久
間接気中放電
±8kV (IEC61000-4-2 Level 3
EN61000-4-2 Level 3)
規格
電波法
工事設計認証、
VCCI
クラス
A
RoHS
準拠
*1 無線LAN規格の理論値であり、実際のデータ転送速度を示すものではありません
*2 オプションACアダプタ FX-AC053およびオプションPoEユニットPOW-CB60ATにて確認。
◆用途制限
本商品は人の生命に直接関わる装置等(*1)や人の安全に関与し、公共の機能維持に重大な影響を及ぼす装置等(*2)を含むシステムに使用できるよう
発・製作されたものではありませんので、それらの用途に使用しないようにしてください。
*1 生命維持装置や手術室用機器などの医療用機器 *2 原子力発電所の主機制御システム、原子力施設の安全保護系システム、その他安全上重要
な系統およびシステム集団輸送システムの運転制御システムおよび航空管制制御システム
5.2GHz
帯および5.3GHz帯での屋外使用は、電波法により禁止されています。
また、日本国外での使用は、当該国の電波関連法令に抵触する恐れがあります。日本国外では使用しないでください。
◆速度表記について
本書や設定画面等で使用する送信レートのリンク速度の数値は、無線LAN規格の理論上の最大値であり、実際のデータ転送速度を示すものではありません
◆使用上の注意
本製品は、電波法における「小電力データ通信システムの無線局の無線設備」であり、無線免許は必要ありません。
本製品の内部を改造することは法律で禁止されています。また、本製品は、国内の電波法により認定されたもので、海外ではご使用になれません
◆外形寸法
外形寸法図(本体のみ) 外形寸法図(コネクタカバー・アンテナ装着)
◆安全情報の表記
本書では、人身事故や機器の破壊をさけるため、次のシンボルで安全に関する情報を提供しています。内容を良く理解し、安全に
機器を操作してください
この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、人が死亡または重傷を負う危険が差し迫って生じることが想定される内容を示
しています。
この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、人が損害を負う可能性が想定される内容および物的損害のみの発生が想定され
る内容を示しています。
◆セキュリティに関する注意事項
無線LANでは、LANケーブルを使用する代わりに、電波を利用してパソコン等と無線アクセスポイント間で情報のやり取りを行うため、電波の届く
範囲であれば自由LAN接続が可能であるという利点があります。その反面、電波はある範囲内であれば障害物(壁等)を越えてすべての場所に届
ため、セキュリティに関する設定を行っていない場合、以下のような問題が発生する可能性があります。通信内容を盗み見られる悪意ある第三者
電波を故意に傍受し、IDやパスワードまたはクレジットカード番号等の個人情報、メールの内容等の通信内容を盗み見られる可能性があります
不正に侵入される悪意ある第三者が、無断で個人や会社内のネットワークへアクセスし、
・個人情報や機密情報を取り出す(情報漏洩)
・特定の人物になりすまして通信し、不正な情報を流す(なりすまし)
・傍受した通信内容を書き換えて発信する(改ざん)
・コンピュータウィルスなどを流しデータやシステムを破壊する(破壊)
などの行為をされてしまう可能性があります。
本来、無線LANカードや無線アクセスポイントは、これらの問題に対応するためのセキュリティの仕組みを持っていますので、無LAN製品の
セキュリティに関する設定を行って製品を使用することで、その問題が発生する可能性は少なくなります
無線LAN機器は、購入直後の状態においては、セキュリティに関する設定が施されていません
したがって、お客様がセキュリティ問題発生の可能性を少なくするためには、無線LANカードや無線LANアクセスポイントをご使用になる前に
必ず無線LAN機器のセキュリティに関するすべての設定を説明書にしたがって行ってください。
なお、無線LANの仕様上、特殊な方法によりセキュリティ設定が破られることもあり得ますので、ご理解の上、ご使用ください。セキュリティの
設定などについて、お客様ご自分で対処できない場合には、テクニカルサポートセンターまでお問い合わせください。
お客様がセキュリティの設定を行わないで使用した場合の問題を充分理解した上で、お客様自身の判断と責任においてセキュリティに関する設定
行い、製品を使用することをお奨めします。
◆電波干渉に関する注意
本製品が使用する2.4GHz帯域では、電子レンジ等の産業・科学・医療用機器のほか、移動体識別用の構内無線局(免許を要する無線局)および特定
電力無線局(免許を要しない無線局)ならびにアマチュア無線局(免許を要する無線局)が運用されています。
1. 本製品を使用する前に、近くで移動体識別用の構内無線局および特定小電力無線局ならびにアマチュア無線局が運用されていないことを確認し
てください。
2. 万一、本製品から移動体識別用の構内無線局に対して有害な電波干渉の事例が発生した場合は、速やかに使用周波数を変更するか電波の発射を
停止した上、テクニカルサポートセンターまでご連絡いただき、混信回避のための処置等(例えばパーティションの設置など)についてご相談
ください。
3. 無線端末同士を近くに配置すると、相互干渉のために通信速度が低下することがあります。
目安として、ステーション間は1m、アクセスポイントとステーション間は3m、アクセスポイント間は3m程度の間隔を空けるようにしてくだ
い。
4. その他、本製品から移動体識別用の特定小電力無線局あるいはアマチュア無線局に対して有害な電波干渉の事例が発生した場合など何かお困り
のことが起きたときは、テクニカルサポートセンターまでお問い合わせください。
◆取り扱い上の注意事項
周囲に発火性、腐食性のガスがある場所で使用しないでください。爆発、火災、感電、故障の原因となります。
本製品は、精密な電子部品でできていますので、衝撃、振動の加わる場所での使用、保存は避けてください。
誤動作、発熱、故障、破損の原因になります。
高温や低温の場所、また温度変化の激しい場所での使用、保存は避けてください。誤動作、発熱、故障、破損の原因になります。
直射日光のあたる場所や、ストーブなどの発熱する器具の近くでの使用、保存は避けてください。誤動作、発熱、故障、破損の原因になります。
強い磁界、電波を発生する機器の近くでの使用、保存は避けてください。誤動作、発熱、故障、破損の原因になります。
異常な臭いや過熱に気がつきましたら、ただちに電源ケーブルを抜いてください。
異常や故障が発生しましたら、お買い求めの販売店、またはテクニカルサポートセンターへご連絡ください。
本製品は機能追加、品質向上のため予告なく仕様を変更する場合があります
継続的にご利用いただく場合でも、必ず当社ホームページの説明書を読み、内容を確認してください。
物を載せるなどして、本製品の通風孔を塞がないでください。
本製品を改造しないでください。改造をしたものに対しては、当社は一切の責任を負いません
製品の移動・譲渡する場合、本書(セットアップガイド)を必ず添付してください。
本製品の運用を理由とする損失、逸失利益などの請求につきましては、前項にかかわらず、いかなる責任も負いかねますのであらかじめご了承ください。
本製品の修理・交換は、センドバックとなります。
無線LAN機器は、設置環境・本体の設定・ネットワークシステムの通信負荷などの要因により、無線通信が正常に動作しない場合があります。お客様の使用用途に
った環境で、事前に検証を行い問題ないことを確認してください。無線L AN機器の導入/設置については、無LANのネットワークシステム構築に精通しているシス
テムインテグレータなどの専門業者に依頼してください。
別機種の無線L AN機器から本製品へ置き換えて使用される際は、製品仕様や機能などの違いにより、ネットワークシステムの再構築が必要となる場合があります。
製品をご採用する際は、実際にご使用になる環境において、当社の貸出機を使用して評価を十分に行って頂くことを推奨いたします。
過電流や過電圧(雷サージ等)の影響を受けるような場所で使用する際には、全ての進入経路(電源線、LAN、アースな)に対して適切なサージ保護デバイス(SPD)
選定し使用してくださいSPDの選定/導入/設置については、専門の業者で行ってください。
発行
株式会社コンテック
大阪市西淀川区姫里
3-9-31
555-0025
201810改訂
https://www.contec.com/
NA03768 (LYSB383)
10122018_rev3 [02052016]
本製品および本書は著作権法によって保護されていますので無断で複写、複製、転載、改変することは禁じられています。
Copyright 2015 CONTEC CO., LTD. All Rights Reserved.
危険
注意
危険
注意
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Contec FXA3020 取扱説明書

タイプ
取扱説明書