のバイ・ワイヤリングとバイ・アンピング
バイ・ワイヤリング(2配線)とは、高域・低域周波数が独立してわかれている配線を通して、伝送さ
れることです。バイ・アンピング法(2増幅)では、2つ目の配線とは別に、当然のことながら2つ目の
末端アンプも追加して必要となります。主にバイ・アンピング法では、再生性能を高めることが可能
です。
各QUANTUMスピーカーは、特殊な接続端子によって、従来の配線・増幅方法に加え、バイ・ワイヤ
リングやバイ・アンピングも行えるようにつくられています。4つのねじ込み接続は、すぐ見分けが
つくようになっています。上部の2つは高音用スピーカーに、下部の2つは低音用スピーカーに、繋
ぎます。プラス端子およびマイナス端子は出荷時に金属製ブリッジで橋絡されていますので、バイワ
イヤリング接続およびバイアンプ接続の場合にはこれらを取り除いてください。スピーカーの正しい
接続方法については、図4a(従来の方法)、図4b(バイ・ワイヤリング)、図4c(バイ・アンピング
法)をご覧ください。
MAGNAT QUANTUM CENTER 73
センタースピーカー、QUANTUM CENTER 73 は、その他のQUANTUMモデルと外観も音響もぴったり
合う よう、つくられています。このスピーカーは、テレビのすぐ上か下に置いてください。その他 に
ついては、前章の一般注意事項をご覧ください。
MAGNAT QUANTUM 731A
アクティブ・サブウーファー QUANTUM 731A は、QUANTUMシリーズの他の各スピーカーと外観も
音響もぴったり合うよう、つくられています。付属の別冊取扱い説明書をご覧ください。
AVレシーバーへの接続
図5と6は、AVレシーバーへの接続バリエーションです。
図5:サブウーファー・アウトレットなしのAVレシーバー
図6:サブウーファー・アウトレット付きのAVレシーバー
修理を必要としないためのアドバイス
MAGNATのスピーカーはすべて、トーンコントロールが中央のポジションに設定されている時、つま
りアンプのリニア再生状態の場合には、最良の音質が出るように調整されています。トーンコントロ
ールのつまみを大きく回すと、低音および/または高温にかかるエネルギーが増加して、ボリューム
が高い場合にはスピーカーが損傷することがあります。
ボックスの使用負荷よりもずっと高い出力パワーが出せるアンプをお持ちの場合は、音量を無理に上
げると、非常にまれではありますが、スピーカーが損傷する場合があります。
しかし、出力パワーがもっと弱いアンプの場合ですと、強力なアンプよりもずっと早くボリュームが
上がるので、中程度の音量でもボックスを損傷する恐れがあります。このようなボリュームの上げ過
ぎは明らかに測定可能で耳に聞き取れるひずみを起こし、スピーカーにとって致命的です。
したがって、ボリュームを調整の場合にはひずみにはくれぐれもご注意ください。そして、ひずみが
出た場合にはただちにボリュームを下げてください。大きい音量を好まれる方は、アンプが、少なく
ともボックスが堪えられるだけの出力パワーに抑えるよう、ご注意ください。
一般には…
アンプ、チューナー、およびCDプレイヤーは、低価格の製品に限らず、耳には聞こえないような、
高周波の振動を再生することがあります。お持ちの高音用スピーカーが低い、または中程度のボリュ
ームで音が出なくなることがございましたら、専門の技術者に点検してもらってください。
35