083152-0008-H1

Simplicity 083152-0008-H1 ユーザーマニュアル

  • Briggs & Stratton エンジン 83100 の操作マニュアルの内容を読み込みました。安全な操作方法、メンテナンス、トラブルシューティングなど、このエンジンに関するご質問にお答えできます。オイルの種類や交換方法、燃料の適切な使用方法、一酸化炭素中毒の予防など、マニュアルに記載されている情報に基づいてご説明します。
  • エンジンオイルの推奨粘度は何ですか?
    燃料の種類は何を使用すれば良いですか?
    エンジンを始動する際の注意事項は何ですか?
    一酸化炭素中毒のリスクを軽減するにはどうすれば良いですか?
21
著作権 © Briggs & Stratton, LLC, Milwaukee, WI, USA.著作権所有。
本マニュアルには、エンジンに伴う危険とリスクを認識し、それらを回避するための安
全に関する情報が含まれています。また、エンジンの適切な使用方法や注意事項につい
ても説明しています。Briggs&Stratton, LLC は、このエンジンがどのような装置に電力
を供給するかを必ずしも把握しているわけではないため、これらの説明書と装置の説明
書を読み、理解することが重要です。将来、参照するために、これらの説明の原本を保
管しておいてください。
注本マニュアルの図およびイラストは参考のために提示されており、モデルによって
は異なる場合があります。質問がある場合は販売店にお問い合わせください。
交換部品や技術的なサポートに関しては、下記にエンジン・モデル、タイプ、コード番
号を購入の日付とあわせて記入して下さい。これらの番号はエンジンに記載されていま
す( 機能とコントロール のページを参照)。
購入日
エンジン モデル - タイプ - トリム
エンジン シリアル番号
リサイクル情報
全ての包装、使用済みオイル、バッテリーは適用される国
の規定に従って リサイクルして下さい。
運転者の安全
安全警告記号およびシグナルワード
安全警告記号は 人身傷害につながる危険についての安全情報を示します。シグ
ナルワード(危険警告注意)は、警告記号と共に傷害の可能性および重篤性の可能
性を示します。また、危険シンボルは危険のタイプを表すために使用される場合があり
ます。
危険とは、避けられなかった場合に、死亡または重大な負傷につながる危険を
指します。
警告とは、避けられなかった場合に、死亡または重大な負傷につながる可能性
のある危険を指します。
注意とは、避けられなかった場合に、軽度または中程度の負傷につながる可能
性のある危険を指します。
通知は、危険に関するものではないものの、重要な情報を意味します。
危険を意味する記号およびその説明
人身傷害の起因となる危険
についての安全情報。
作業機の操作あるいはサービ
ス前に必ずこの取扱説明書を
読み、理解して下さい。
火災の危険 爆発の危険性
感電の危険性 有毒煙の危険
表面過熱の危険性 騒音の危険性- 長く使用する
場合、防音保護具の使用を推
奨。
異物がはねる危険性- 目の
保護具を推奨。
爆発の危険性
凍傷の危険性 反動の危険性
切断の危険性- 可動部品 化学的危険性
過熱の危険性 腐食の危険性
安全のために
警告
Briggs & Stratton® エンジンは、 ファンカート、ゴーカート、子供の リクリエー
ション用又はスポーツ用全地形対応車(ATV)、モーターバイク、ホバークラフト、
飛行製品、もしくは、Briggs & Stratton が承認していない競争に使用する車両の動力
として 設計されたものではなく、また、この様な用途に使うことはできません。競
走用車両向け製品についての情報は、 www.briggsracing.comをご参照下さい。ユー
ティリティーでの使用やside-by-side ATV車での使用については、 Briggs & Stratton
エンジン・アプリケーションセンター(1-866-927-3349)へご連絡下さい。 不適切な
エンジンの使用方法は深刻な傷害や死亡に繋がります。
警告
燃料及びその気化ガスは非常に燃えやすく、爆発しやすいです。
火災及び爆発は、重度の火傷や死亡事故の原因となります。
燃料を補給する場合
エンジンを切り、 燃料キャップを外す前に少なくとも2分間エンジンを冷やして
下さい。
燃料タンクは屋外、 或いは換気の良い場所で充填して下さい。
燃料タンクを過剰充填しないでください。燃料の膨張を許容するために、燃料タ
ンクの首 の底部より上に充填しないでください。
燃料は、 スパーク、直火、パイロット・ランプ、熱、その他の引火の原因となる
ものから遠ざけてください。
ひびや漏れがないか定期的に燃料ライン、タンク、キャップ、およびフィッティ
ングを確認します。必要に応じて交換します。
燃料がこぼれた場合は、 蒸発するまでエンジンの始動を待ってください。
エンジンを かける時
スパークプラグ、 マフラー、燃料キャップエおよびエアクリーナー(装備されて
いる場合)が適切に設置及び固定されていることを確認します。
スパークプラグを 外した状態ではエンジンのクランクを回さないで下さい。
エンジンがガソリンを 吸い込みすぎて点火しない場合は、(装備されている場
合)チョークをOPEN / RUNの位置に設定し、 (装備されている場合)スロット
ルをFASTの位置にしてエンジンが始動するまでクランクを回して下さい。
装置 運転の際
燃料がこぼれる角度まで、 エンジンおよび器具を傾けないでください。
キャブレーターを絞っての エンジン停止は行わないで下さい。
エア クリーナーアセンブリー(装備されている場合)やエアフィルター (装備さ
れている場合)を外した状態で、エンジンを始動したり運転したりしないで下さ
い。
オイルを交換する時
上部のオイル注入 チューブからオイルを抜き取る場合は、燃料タンクは空でない
と燃料が漏れて火災や 爆発を起こす可能性があります。
保守の為に ユニットを傾ける場合
メンテナンスのために、器具やエンジンを傾ける必要がある際には、 (エンジン
に取り付けられている場合)燃料タンクが空でないと燃料が漏れて火災や爆発を
起こす可能性があります。
機器の 輸送時
燃料タンクを空にし、燃料遮断バルブを CLOSEDの位置にして運搬してくださ
い。
燃料またはタンクに燃料が入った 機器の保管
燃料の気化ガスに引火する可能性があるので、暖房炉、 ストーブ、給湯器、その
他のパイロット・ランプや 着火源のある器具からは離して保管して下さい。
Not for
Reproduction
22 BRIGGSandSTRATTON.com
警告
エンジン始動は スパークを起こします。
火花は近くのガスに 引火する場合があります。
爆発や火事を 引き起こす可能性があります。
周辺で天然ガスや LPガスが漏れている場合、決してエンジンを起動しないで下さ
い。
蒸気が可燃性のため、 圧縮型の起動用液体は使用しないで下さい。
警告
毒性ガスの危険 エンジンからの排気ガスには有毒な一酸化炭素が含まれ、 吸うと数
分で死に至る危険があります。一酸化炭素は「透明、無味、無臭」です。排気ガスの
臭気を感じなくても、 一酸化炭素に晒されている危険があります。本製品の使用中
に 吐き気、めまい、脱力感を感じた場合は 「直ちに」使用を中止し、十分に換気し
てください。医療機関を受診してください。一酸化炭素中毒のおそれがあります。
本製品は 窓、戸口、換気口からは遠ざけて屋外でのみ使用し、 一酸化炭素が蓄積
して居住空間に吸い込まれる可能性が 無いようにしてください。
電池式の 一酸化炭素警報器、またはバッテリーバックアップを備えたプラグイン
式一酸化炭素警報器を メーカーの説明書に従って取り付けてください。火災報知
機では 一酸化炭素を検出できません。
たとえ換気のために ファンを使用している場合や扉や窓を開けている場合でも、
本製品を 屋内、車庫、地下室、床下、倉庫など、部分的に囲まれた場所では 使用
しないでください。このような場所では一酸化炭素は素早く蓄積され、たとえ本
製品の 使用を中止した後でも何時間もその場に残ります。
本製品は必ず 風下に設置し、エンジンの排気口は居住空間に向けないでくださ
い。
警告
起動コードの 急速な巻き戻し(キックバック)により、 手を外すより先に、手や腕
がエンジンの方へ引っ張られることがあります。
骨折、 挫傷、痣、捻挫の可能性があります。
エンジンの始動時には、 抵抗を感じるまで始動用のコードをゆっくり引き、 次に
素早く引く事により反動を防ぎます。
エンジンを起動する前には、 他の機器やエンジンロードは全て取り除いて下さ
い。
ブレード、インペラ、プーリ、スプロケット等の直接的取り付けている機器部品
は しっかりと固定されている必要があります。
警告
回転部分は、 手、髪の毛、衣類、またはアクセサリに触れたり縺れたりする可能性
があります。
この結果として外傷性切断や 重症な裂傷が起きる可能性があります。
保護具を使用して 器具を運転して下さい。
手足は 回転部品から離れるようにして下さい。
長い髪は結び、 宝飾品類は取り外します。
絡まる危険があるので、ゆるい 衣類やひもが垂れる衣類は避けて下さい。
警告
運転中のエンジンは 熱を発生します。特にマフラーなどのエンジン部品は非常に熱
くなります。
接触により、 重篤な火傷をもたらす場合があります。
落ち葉、草、枝等の可燃のゴミに 火が付く場合があります。
マフラー、エンジン・シリンダ、フィンは 冷ましてから触れて下さい。
マフラーとシリンダー付近にたまったゴミを 除去して下さい。
カリフォルニア州 公共資源規範セクション4442では、排気システムにスパーク・
アレスターを搭載し、 セクション4442に定める通りに有効な作業順序で整備され
ていない限り、 森林、低木、または草で覆われた土地でエンジンを使用 または運
転することは違反となります。その他の州または連邦政府の管轄でも 同様の法律
が存在します。本エンジンに搭載の排気システム向けに 設計されたスパーク・ア
レスターの入手については、 OEM業者、小売店、またはディーラーにお問い合わ
せください。
警告
不測のスパークは、火災や電気ショックの原因となります。
意図的でなく 始動することは、混線、外傷性切断や裂傷の原因となります。
火災の危険
調整や修理を行う前には 次の事を行って下さい。
スパーク・プラグの配線を外して、スパーク・プラグから離しておいて下さい。
バッテリーを負端子側で外してください(電動スタートのエンジンのみ)。
的確な器具のみ使用してください。
ガバナ・スプリング、リンク、その他の部品に手を加えてエンジンの速度を上げ
ないで下さい。
交換部品は、元の部品と同デザインであり、又同位置に設置されなければなりま
せん。 他の部品は、同じようにはうまく行かず、装置に損傷を与え、結果として
けがをさせるかも知れません。
後に運転中に砕け散る可能性があるので、 フライホイールを金づちや固い物体で
叩かないで下さい。
スパークのテストを行う場合
認定されたスパークプラグテスターを使用してください。
スパーク・プラグを 取り外した状態では、スパークの点検はしないでください。
機能と制御
エンジン制御部
挿絵との比較。(図、 1 2) をお持ちのエンジンと比べて、様々な機能やコントロールの
位置をよく理解して下さい。
A. エンジンID番号 モデル‐ タイプ - コード
B. スパーク・プラグ
C. エア・クリーナー
D. チョーク
E. 起動コードハンドル
F. 指ガード
G. (備わっている場合)スロットル・コントロール
H. 停止スイッチ(装備されている場合)
I. 燃料タンク及びキャップ
J. オイル・ドレン・プラグ
K. オイル注入部
L. マフラー、(備わっている場合)マフラー・ガード、(備わっている場合)スパーク・
アレスタ
M. (装備されている場合は、)ギア減速部を交換して下さい。
N. 燃料遮断
エンジン制御系統のシンボルおよびその意
エンジン速度- 高速 エンジン速度- 低速
エンジン速度- 停止 オン- オフ
エンジン始動- チョーク
閉
エンジン始動- チョーク開
Not for
Reproduction
23
燃料キャップ
燃料遮断バルブ- 開
燃料遮断バルブ- 閉
燃料レベル- 上限
過剰充填しないでくださ
い
運転
推奨オイル
オイル容量:仕様の項目を参照してください。
通知
本エンジンはオイルが入っていない状態でBriggs & Strattonより出荷されています。
機器製造者あるいは販売店によってエンジンにオイルが追加されている場合がありま
す。初めてエンジンをかける場合は、先にオイルレベルを確認し、必ず本説明書の指
示に従ってオイルを追加して下さい。オイルが入っていない状態でエンジンを始動さ
せると修理不可能な損傷を引き起こし、保証の対象外となります。
最適な性能を得るために、Briggs & Stratton
®
純正オイルのご使用が推奨されます。ま
た、グレードSF、SG、SH、SJ以上に分類される高性能清浄オイルもご使用になれま
す。特殊な添加剤は使用しないでください。
屋外温度によって、エンジンに適したオイル粘度が異なります。下記のチャートを参照
して、予想される屋外温度の範囲に最も適した粘度を選択してください。屋外動力機器
に使われるエンジンは通常、5W-30グレードの化学合成オイルで正常に動作します。機
器を高温の条件下でご使用になる場合、Vanguard
®
15W-50グレードの化学合成オイル
で機器を最良の状態に保護することができます。
A SAE 30 - 40°F(4°C)以下でSAE 30を使用すると、エンジンがかかりにく
くなります。
B 10W-30 - 80°F(27°C)以上で10W-30を使用すると、オイル消費量が増加す
ることがあります。オイル量をこまめに確認してください。
C 5W-30
D 化学合成オイル 5W-30
E
Vanguard
®
化学合成オイル 15W-50
オイル・レベルの確認
図参照 3
オイルの追加や確認の前に
エンジンの水平を確認して下さい。
オイル充填区域のゴミを清掃して下さい。
1. 検油棒を取り外して(A、図 3)汚れていない布で拭いて下さい。
2. 検油棒を設置して下さい (A、図 3)。回したり締めたりしないで下さい。
3. 検油棒を取り外して、オイルのレベルを確認して下さい。検油棒の満タンの表示
の上部にあるのが、正しいオイル・レベルです(B、図 3)。
4. オイル・レベルが低い場合は、ゆっくりエンジンのオイル充填口にオイルを足し
て下さい(C、 Figure 3)。あふれ出るまで充填して下さい。
5. 検油棒を再設置して締めて下さい(A、図3)。
低オイル保護システム (装備の場合)
一部のエンジンは低オイル・センサーを装備しています。オイルが低い場合は、セン
サーは警告灯を稼働するか、エンジンを停止させます。エンジンを停止し、再度エンジ
ンを始動させる前に次の手順に従って下さい。
エンジンの水平を確認して下さい。
オイルのレベルを確認して下さい。オイルのレベルの確認参照。
オイルのレベルは低い場合は、正しい量のオイルを加えて下さい。エンジンを始
動させて、警告灯(装備の場合)が稼働されていない事を確認して下さい。
オイルのレベルが低くない場合は、エンジンを始動しないで下さい。オイルの問
題の訂正には、Briggs & Stratton認定のサービス・ディーラーにご連絡ください。
推奨燃料
燃料は次の条件を満たさなければなりません。
汚染されていない、新しい無鉛ガソリン。
87 オクタン/87 AKI(91 RON)以上。高高度での使用は以下を参照してくださ
い。
エタノール含有率が10%以下のガソリン(ガソノール)は使用可能です。
通知 E15やE85などの承認されていないガソリンを使用しないでください。ガソリ
ンにオイルを混入したり、代替燃料で運転するためにエンジンを改造しないでくだ
さい。承認されていない燃料を使用するとエンジンの部品を損傷させる原因になりま
す。こうした損傷は保証の対象になりません。
燃料システムにガム質が形成されるのを防ぐため、補給するときは燃料に燃料安定
剤を混ぜてください。保管を参照してください。すべての燃料は同じではありませ
ん。始動または性能の問題が生じた場合、燃料供給業者またはブランドを変更してく
ださい。このエンジンは、ガソリンで動作することが保証されています。気化器付き
エンジンの排出制御システムは、EM(エンジンモディフィケーション)です。電子
式燃料噴射装置付きエンジンの排出制御システムは、ECM(エンジンコントロールモ
ジュール)、MPI(マルチポートインジェクション)、そして装備されている場合には
O2S(酸素センサー)です。
高地
5000フィート(1524 m)以上の高地では、最低限85 オクタン/85 AKI (89 RON) の
ガソリンが許容されます。
キャブレター・エンジンでは、高地調整を行って性能を保って下さい。この調整を行
わない運転では、性能の劣化、燃料消費の増加、および排気の増加が生じます。高地
調整の情報については、Briggs & Stratton認定のサービス・ディーラーにご連絡下さ
い。2,500フィート (762 m) 以下の高度では、高地調整の状態でのエンジンの運転は推
奨しません。
電子燃料注入 (EFI) エンジンでは、高地調整は不要です。
燃料の追加
図参照 4
警告
燃料およびその蒸気は非常に燃えやすく、爆発の危険性があります。
火災または爆発による重傷な火傷や死亡の可能性があります。
燃料の追加に際して
燃料キャップを取り除く前に、エンジンを停止し少なくとも2分間は冷却して下
さい。
燃料タンクは屋外または良く換気された場所で充填して下さい。
燃料タンクを一杯にし過ぎないで下さい。燃料の膨張を考慮して、燃料タンクの
頸部の下部以上には充填しないで下さい。
燃料は火花、裸火、パイロットランプ、熱及びその他の引火元から離して下さ
い。
燃料ライン、タンク、キャップ、装具についてひび割れや漏れを頻繁に確認して
下さい。必要に応じて交換して下さい。
燃料がこぼれた場合は、蒸発を待ってエンジンを開始して下さい。
1. 燃料キャップ区域の埃とゴミと清掃して下さい。燃料キャップを取り外して下さ
い。
2. 燃料タンク(A, 図 4)に燃料を充填して下さい。燃料の膨張を考慮して、燃料タン
クの頸部の下部以上には充填しないで下さい(B)。
3. 燃料キャップを再設置して下さい。
エンジンの起動と停止
図をご参照下さい、 5
Not for
Reproduction
24 BRIGGSandSTRATTON.com
エンジンの始動
警告
起動コードの急速な巻き戻し(キックバック)により、手を外すより早く、手や腕がエ
ンジンの方へ引っ張られることがあります。
骨折、挫傷、痣、捻挫の可能性があります。
エンジンを起動する時は、起動コードを抵抗を感じる位置までゆっくりと引き、
その後、すばやく引いて、キックバックを防いで下さい。
警告
燃料及びその気化ガスは非常に燃えやすく、爆発しやすいです。
火災及び爆発は、重度の火傷や死亡事故の原因となります。
エンジン起動時
スパークプラグ、マフラー、燃料キャップ、(備わっている場合)エアクリーナー
が正しい位置にちゃんと固定されていることを確認して下さい。
スパークプラグを取り外した状態でエンジンのクランクを回さないで下さい。
エンジンがオイルを吸い込み過ぎた時は、(備わっている場合)チョークをOPEN /
RUN 位置に設定し、(備わっている場合)スロットルをFAST位置へ動かし、エン
ジンが起動するまでクランクを回します。
警告
有毒ガスの危険 エンジンの排気には一酸化炭素が含まれています。これは僅か数分
で人間を死に至らしめる有毒ガスです。 このガスは透明・無臭・無味です。 たとえ
排気の匂いがしなくても、一酸化炭素に曝されることは有りえます。 この製品の使
用中に気分が悪くなったり、目眩がしたり、力が入らなかったりしたら、直ちに運転
を停止して、新鮮な空気にあたって下さい。 医師の診察を受けて下さい。 一酸化炭
素中毒にかかった疑いがあります。
この製品は屋外でのみ運転して下さい。人の居住する空間に一酸化炭素ガスが貯
留・滞留する危険を避けるため、運転は窓、ドア、換気孔、ベントから遠く離れた
場所で行って下さい。
電池式の一酸化炭素警報器、またはバッテリーバックアップを備えたプラグイン
式一酸化炭素警報器をメーカーの説明書に従って取り付けてください。 火災報知
機では一酸化炭素を検出できません。
たとえ換気のためにファンを使用したり扉や窓を開けている場合でも、本製品を
屋内、車庫、地下室、床下、倉庫、その他部分的に囲まれた場所で使用しないで
ください。 このような場所では一酸化炭素は素早く蓄積され、たとえ本製品の使
用を中止した後でも何時間もその場に残ります。
本製品は必ず風下に設置し、エンジンの排気口は居住空間に向けないでくださ
い。
通知 本エンジンはオイル無しの状態でBriggs & Strattonより出荷されています。
エンジンの始動前に、本説明書の指示通りにオイルを入れる事をご確認下さい。 オ
イル無しのエンジンの始動は、修理不可能な状態の結果となり保証が及びません。
注機器にはリモコン装置が付いている場合もあります。 リモコン装置の位置と操作法
については、機器マニュアルをご参照下さい。
1. エンジンオイルを点検します。 オイル・レベルの確認 項を参照。
2. 備わっている場合は、機器の駆動コントロール部が切り離されていることを確認
します。
3. 備わっている場合は、停止スイッチを押して(A, 図  5)ONの位置にして下さ
い。
4. 備わっている場合、スロットル制御部(B、 図  5)をFAST位置へ動かします。 エ
ンジンをFAST位置で運転します。
5. 備わっている場合は、チョーク制御部(C、図  5)を動かしてCHOKEの位置にし
ます。
注通常、暖かい状態のエンジンを再起動する時は、チョークは不要です。
6. 備わっている場合、燃料遮断スイッチ(D、図  5)をOPENの位置へ押します。
7. スターター・コードのハンドル (E、図  5)をしっかり持って下さい。 抵抗を感
じるまで起動コード・ハンドルをゆっくり引き、次に素早く引きます。
警告
起動コードの急激な収縮(反動)により、コードを離すより早く手及び腕がエンジン
に引き寄せられます。 骨折、挫傷、痣、捻挫の可能性があります。 エンジンを起動
する時は、起動コードを抵抗を感じる位置までゆっくりと引き、その後、すばやく引
いて、キックバックを防いで下さい。
8. エンジンが暖まって来たら、チョーク・コントロール(C、図  5)を移動させて
RUNの位置にします。
注何度か試してもエンジンが起動しない時は、ウェブサイト
BRIGGSandSTRATTON.com をご覧になるか、 1-800-233-3723 (合衆国内)に電話下
さい。
エンジンを停止
警告
燃料及びその気化ガスは非常に燃えやすく、爆発しやすいです。
火災及び爆発は、重度の火傷や死亡事故の原因となります。
キャビュレータのチョークによるエンジンの停止は行わないで下さい。
1. 備わっている場合は停止スイッチ、 停止スウィッチ( A、図 5)を動かしてSTOPの
位置にします。
備わっている場合はスロットル・コントロールを使い、 スロットルコントロール
(B)を動かしてSLOW位置に、次にSTOP位置にします。
2. エンジン停止後、備わっている場合は燃料遮断スイッチ(D、 図 5)をCLOSED位
置にします。
保守
通知 保守中にエンジンを傾ける際は、燃料タンクがエンジンに搭載されている場
合は空にし、スパークプラグ側を上にして下さい。燃料タンクが空では無い状態で
エンジンがどの方向にでも傾けられると、オイルまたはガソリンによるエア・フィル
ターおよび/もしくはスパークプラグの汚染によりエンジンの始動が困難になる可能
性があります。
警告
燃料タンクがエンジンに搭載されている場合にユニットを傾ける必要のある保守を行
う場合には、燃料が漏れ出して火災や爆発を起こす可能性があるのでタンクを空にし
て下さい。
エンジンおよびエンジンの部品の保守とサービスについては、Briggs & Strattonの認定
されたサービス・ディーラーに依頼される事をお勧めします。
通知 正常な操作のためには本エンジンの構成部品が適所に有る必要があります。
警告
不用意な火花は、火災や電気ショックを起こす可能性があります。
不用意なエンジンの始動により、絡まり、外傷性切断、裂傷が生ずる可能性がありま
す。
火災の危険性
調整や修理を行う前には、
スパークのワイヤを取り外し、スパークプラグからは離しておいて下さい。
バッテリーを陰極で取り外して下さい(電動始動のエンジンのみ)
適切なツールのみを使用して下さい。
エンジン速度の増加の為に、ばね調速機、リンク、その他の部品を改ざんしない
で下さい。
交換部品が同じ設計のものであり、元の部品と同じ位置への設置される事を確認
して下さい。その他の部品の場合は、同じ性能は得られず、ユニットの破損や怪
我を招く可能性があります。
フライホイールは後に運転中に割れる可能性があるので、金槌や硬い物体でフラ
イホィールを打たないで下さい。
火花の試験をする場合、
認可されたスパークプラグのテスターを使用して下さい。
スパークプラグを取り外した状態で、火花の点検を行わないで下さい。
排出規制管理サービス
排出規制用の装置・システムの保守、交換、修理は、オフロードエンジンを扱う修理施
設や修理人が実施できます。ただし、排出規制管理サービスを「無料」で受ける場合
は、認定ディーラーがこれを実施する必要があります。排出規制鑑定書をご参照下さ
い。
保守スケジュール
最初の5時間
Not for
Reproduction
25
オイルの交換
8時間ごと、或いは毎日
エンジン・オイル・レベルの点検して下さい
マフラー及びコントロール付近を清掃して下さい
吸気グリルを清掃して下さい
25時間ごと、或いは年に一回
エア・フィルター
1の清掃
プレ・クリーナー
1の清掃
50時間ごと、或いは年に一回
エンジンオイルの交換して下さい
マフラーおよびスパーク・アレスターの点検を下さい
100時間ごと
(装備されている場合は、)ギア減速油を交換して下さい。
年に一回
スパーク・プラグの交換を交換して下さい
燃料フィルターの交換をして下さい
プレ・クリーナーを交換して下さい
オイル冷却システムの清掃
1
1
埃の多い状態や、浮遊するゴミがある場合にはより頻繁に清掃して下さい。
キャブレターとエンジン速度
キャブレターやエンジン速度を決して調節なさらないで下さい。キャブレターは大半
の条件下で効率良く運転できるよう工場で設定されています。ガバナのバネ、リンク
部品、その他の部品を改造してエンジン速度を変えないで下さい。調節が必要な場合
は、Briggs & Strattonの認定サービスディーラーへサービスをお申し付け下さい。
通知 設備メーカーでは、設備に取り付けるエンジンの最高速度を指定していま
す。この速度を決して超えないで下さい。設備の最高速度や工場で設定したエンジン
速度が不明な時は、Briggs & Stratton の認定サービスディーラーへお問合せ下さい。
設備の安全で正しい運転のために、エンジン速度を調節できるのは資格を持つサービ
ス技術者のみです。
スパーク・プラグのサービス
図参照 6
ワイヤゲージ(B)を使用してギャップ(A、図 6)を確認して下さい。必要に応じて
ギャップを再設定して下さい。スパーク・プラグを設置し、推奨トルクまで締めて下さ
い。ギャップの設定もしくはトルクについては、仕様の項目を参照して下さい。
注一部の地域では、地域の法律により点火信号を抑圧するレジスター・スパーク・プ
ラグの使用が義務づけられています。本エンジンに最初にレジスター・スパーク・プラ
グが装備されていた場合には、交換部品も同じタイプにして下さい。
排気システムのサービス
警告
運転中のエンジンは熱を生じます。エンジン部品、特にマフラーは非常に高温にな
ります。
接触による重篤な高温火傷の可能性があります。
木の葉、草、低木の様な可燃性のゴミには火がつく可能性があります。
手を触れる前に、マフラー、エンジン・シリンダー、フィンを冷却させて下さ
い。
マフラー区域およびシリンダー区域より、蓄積されたゴミを取り除いて下さい。
森林や低木や草に覆われた土地では、California Public Resource Code, Section
4442に定義された有効に作動している状態に保守されたスパーク・アレスターを
装備しない排気システムは、Section 4442の違反となります。他州、連邦管轄権
下でも同様の法律が存在する可能性があります。本エンジンに設置された排気シ
ステム用に設計されたスパーク・アレスターの入手については、器具の元の製造
者、販売者、或はディーラーにご連絡下さい。
マフラーおよびシリンダー区域より、蓄積されたゴミを取り除いて下さい。ひび割れ、
腐食、その他の破損についてマフラーの点検を行なって下さい。装備されている場合に
は、デフレクターあるいはスパーク・アレスターを取り外し、破損と炭素による詰りを
点検して下さい。破損が見つかった場合には、運転前に交換部品を設置して下さい。
警告
交換部品が同じ設計のものであり、元の部品と同じ位置への設置される事を確認して
下さい。その他の部品の場合は、同じ性能は得られず、ユニットの破損や怪我を招く
可能性があります。
エンジンオイルの交換して下さい
図をご参照下さい、 7、 8
使用済みのオイルは危険な廃棄物であり、適切に廃棄しなければなりません。 家庭ゴ
ミと一緒に廃棄しないで下さい。 安全な廃棄とリサイクル施設については、地方自治
体、サービス・センター、ディーラーにご確認下さい。
オイルの抜き方
1. エンジンが切れているが未だ暖まっている状態で、スパーク・プラグの配線(D、
図 7) を切断して、スパーク・プラグから離します(E)。
2. 検油棒(A、図  8)を抜き取ります。
3. オイル排出栓(F、図   8)を外して下さい。 オイルは認可された容器に排出
して下さい。
注各種オイル排出栓 (G、図  8) がエンジンに設置されています。
4. オイルを抜き取った後は、オイル排出栓(F、 図  8)を取り付けて締めます。
オイルの注入
エンジンの水平を確認して下さい。
オイル充填口付近のゴミを清掃して下さい。
オイル容量については 仕様 項目をご覧ください。
1. 検油棒を抜き出して(A,図 8) 清潔な布で拭いて下さい。
2. エンジンオイル注入部へオイルをゆっくりと足し入れます(C、図 8)。 溢れ出るま
で充填して下さい。
3. 検油棒(A、図 8)を抜き取ります。 回したり、締めたりしないで下さい。
4. 検油棒を取り外して、オイルの液位を点検します。 正しいオイルレベルは、検油
棒のインジケーターの一番上です(B、 図8)。
5. もう一度取り付けて締め付けます(A、図 8)。
6. スパーク・プラグ(E)をスパーク・プラグ配線 (D、図 7) に接続して下さい。
ギア減速油を交換して下さい。
図をご参照下さい、 9, 10
6:1 ギア減速部 (図 9)
お手元のエンジンに6:1 ギア減速部が装備されている場合は、次の方法でサービスを
行って下さい、
1. オイル充填プラグ(A、図 9)およびオイル・レベル・プラグ(B)を取り外して下さ
い。
2. オイル充填プラグ(C、図 9)を取り外し適切な容器にオイルを排出して下さい。
3. オイル・ドレンプラグをもう一度取り付けて締め付けます(A、 図  9)。
4. 充填は、ゆっくりギア潤滑油( 仕様 項参照) をオイル充填穴 (D、 図 9)に流し込ん
で下さい。 オイル・レベル口(E)からオイルが溢れ出るまで流し込み続けて下さ
い。
5. オイル・レベル・プラグをもう一度取り付けて締め付けます(B、 図  9)。
6. オイル充填プラグをもう一度取り付けて締め付けます(A、 図  9)。
注オイル充填プラグ(A、図 9)の換気口(F)は、図に表わされた様にギア・ケースの上部
に設置して下さい。
2:1 ギア減速部 (図 10)
2:1 ギア減速部 (G、図 10) はオイル交換が不要です。
サービス・エア・フィルター
図をご参照下さい、 11、 12
警告
燃料及びその気化ガスは非常に燃えやすく、爆発しやすいです。
火災及び爆発は、重度の火傷や死亡事故の原因となります。
エア・クリーナ-・アセンブリー(装備されている場合)やエア・フィルター(装
備されている場合)を外した状態でエンジンの始動や運転をしないで下さい。
Not for
Reproduction
26 BRIGGSandSTRATTON.com
通知 フィルターの清掃に加圧されたエアや溶剤を使用しないで下さい。 加圧され
たエアはフィルターを破損させる可能性があり、溶剤はフィルターを溶かします。
サービス要件については 保守表 参照。
各種モデルでは発砲あるいは紙フィルターが使用されます。 一部のモデルでは洗って
再利用可能なオプションのプレ・クリーナーが使用されます。 本説明書の挿絵とお持
ちのエンジンに設置されたタイプとを比較して、指示に従ってサービスを行って下さ
い。
発泡剤製空気フィルタ
1. 止め具 (A、図  11)を緩めて下さい。
2. カバーを取り外します(B、 図  11)。
3. 止め具(D, 図11)とワッシャ(E)を取り外します。
4. キャビュレータにゴミが落ちない様に、注意して発砲素材 (C、図 11) をエア・
フィルター・ベースから取り外します。
5. サポート・カップ(F、図 11)を発砲素材(C)から取り外します。
6. 液体洗剤と水で、発砲素材を洗います(C、 図  11)。 清潔な布にくるんで発砲素
材を絞り、水気を切ります。
7. 発砲素材 (C、図 11) を汚れていないエンジン・オイルに浸して下さい。 余分な
エンジンオイルを切るために、清潔な布にくるんで発砲素材を絞ります。
8. サポート・カップ(F、図 11)を発砲素材(C)に挿入します。
9. 発砲素材 (C、図 11)をエア・フィルター・ベース(G)に設置し次にスタッド(H)
に設置して下さい。 発砲素材がエア・フィルター・ベースに正しく組み付けら
れ、ワッシャ (E) および止め具 (D)での固定を確認して下さい。
10. カバー (B、図 11) を設置して止め具 (A)で固定して下さい。 止め具が固く締まっ
ている事を確認して下さい。
Paper Air Filter
1. Loosen the fastener(s) (A, Figure12).
2. Remove the cover (B, Figure12).
3. Remove the fastener (E, Figure12).
4. To prevent debris from falling into the carburetor, carefully remove the pre-cleaner
(D, Figure12) and the filter (C) from the air filter base (F).
5. To loosen debris, gently tap the filter (C, Figure12) on a hard surface. If the filter is
excessively dirty, replace with a new filter.
6. Remove the pre-cleaner (D, Figure12) from the filter (C).
7. Wash the pre-cleaner (D, Figure12) in liquid detergent and water. Allow the pre-
cleaner to thoroughly air dry.Do notoil the pre-cleaner.
8. Assemble the dry pre-cleaner (D, Figure12) to the filter (C).
9. Install the filter (C, Figure12) and the pre-cleaner (D) to air filter base (F) and onto
stud (G). Make sure the filter is properly assembled to air filter base and secure
with fastener (E).
10. Install the cover (B, Figure12) and secure with the fastener(s) (A). Make sure the
fastener(s) is tight.
サービス冷却システム
警告
運転中のエンジンは熱を生じます。エンジン部品、特にマフラーは非常に高温になり
ます。
接触による重篤な高温火傷の可能性があります。
木の葉、草、低木の様な可燃性のゴミには火がつく可能性があります。
手を触れる前に、マフラー、エンジン・シリンダー、フィンを冷却させて下さ
い。
マフラー区域およびシリンダー区域より、蓄積されたゴミを取り除いて下さい。
通知 エンジンの清掃には水を使用しないで下さい。水は燃料システムの汚染を招
く可能性があります。エンジンの清掃にはブラシか乾いた布でご使用下さい。
このエンジンは空気冷却です。埃やゴミにより空気の流れが制限されエンジンの過熱を
招く可能性があり、性能の不良とエンジンの短命化を招きます。
1. ブラシか乾いた布を使用して、吸気グリルよりゴミを取り除いて下さい。
2. リンケージ、バネ、コントロールをが汚れない様にし下さい。
3. 装備されている場合には、マフラーの背後の区域に可燃なゴミが無いようにして
下さい。
4. 装備されている場合は、オイル冷却フィンに埃やゴミが無いようにして下さい。
一定期間後は、シリンダー冷却フィンにゴミが蓄積してエンジンの過熱を招く可能性
があります。このゴミに関しては、エンジンの部分的な分解を行わないと取り除けませ
ん。保守スケジュールに推奨された空気冷却システムの点検と清掃をBriggs & Stratton
の認定サービス・ディーラーにご用命下さい。
保管
警告
燃料及びその気化ガスは非常に 燃えやすく、爆発しやすいです。
火災または爆発により、重度の火傷や 死亡事故を引き起こす可能性があります。
燃料またはタンクに燃料が入った 機器の保管
燃料の気化ガスに引火する可能性があるので、 暖房炉、ストーブ、給湯器、その
他の パイロット・ランプや着火源のある器具からは離して保管して下さい。
燃料系統
図を参照してください:13
エンジンは水平の状態で保管します(通常の操作位置)。燃料を燃料タンクに充填しま
す(A、図 13)。燃料が膨張してもよいよう、燃料タンクのネック部分(B)を超えな
いように給油します。
燃料を保存容器で30日以上保管すると、燃料が劣化するおそれがあります。燃料を容
器に入れる際には、燃料劣化防止剤メーカーの説明書にそって、燃料に燃料劣化防止
剤を追加してください。燃料を新鮮に保ち、燃料関連の問題や燃料系統の汚染を減らす
ことができます。
エンジンからの燃料の抜き取りは、燃料劣化防止剤を加える際には必要ありません。
保管する前にエンジンを2分間かけて、燃料と劣化防止剤を燃料系統内で循環させま
す。
エンジン内のガソリンに燃料劣化防止剤が添加されていない場合、既定の容器にガソリ
ンを抜き出す必要があります。燃料が切れて止まるまでエンジンを回し続けます。鮮度
を保つため、保存容器にも燃料劣化防止剤を使用することを推奨します。
エンジン・オイル
エンジンが温まっているうちに、エンジン・オイルを交換して下さい。エンジン・オイ
ル交換の項目を参照。
トラブルシューティング
定かでない場合については、最寄りの代理店にご連絡頂くか、
BRIGGSandSTRATTON.com あるいは次の電話番号 1-800-233-3723 (合衆国内)。
仕様
モデル、83100
排気量 7.74ci (127cc)
孔 2.441in (62mm)
ストローク 1.654in (42mm)
オイル容量 18 - 20oz (,54 - ,59L)
ギア減速オイル・タイプ 80W-90
ギア減速オイル容量 4oz (,12L)
スパーク・プラグの隙間 .030in (,76mm)
スパーク・プラグのトルク 180lb-in (20Nm)
アーマチャー間エア・ギャップ .006 - .010in (,15 - ,25mm)
吸気バルブのクリアランス .005 - .007in (,13 - ,18mm)
排気バルブのクリアランス .005 - .007in (,13 - ,18mm)
海抜1000フィート(300m)毎にエンジンのパワーは3.5%、77°F (25° C)以上の
10° F (5.6° C) 毎に1%減少します。 エンジンは、15°までの角度では充分運転可能で
す。 傾斜地で安全に運転できる許容限度については、機器の運転マニュアルをご参照
下さい。
サービス部品 - モデル、Model 183100
サービス部品 部品番号
標準エア・フィルター 797258
大容量エア・フィルター 796970
スパーク・プラグ 797235
スパーク・プラグ用レンチ 89838, 5023
Not for
Reproduction
27
サービス部品 - モデル、Model 183100
スパーク・テスター 19368
エンジン及びエンジン部品のメンテナンスやサービスについては全て、Briggs &
Stratton認定ディーラーにご相談下さい。
電力定格個別のガソリン・エンジン・モデルの合計電力定格は、SAE (Society of
Automotive Engineers) code J1940 Small Engine Power & Torque Rating Procedure
に従ってラベル付けされており、SAE J1995に従って評価されています。ト
ルク値はラベルに”rpm”と表されたエンジン用には2600 RPMで得、その他
のものついては3060 RPMであり、馬力は 3600 RPMで得ます。総電力曲線は
www.BRIGGSandSTRATTON.COMでご覧下さい。正味電力値は排気およびエア・ク
リーナー設置で計られ、総電力値はこの付属物無しで計られています。実際の総エン
ジン電力は正味電力より高くなり、周囲の運転条件やエンジンの個体差を含む要因に
影響を受けます。エンジンが設置される製品の広範な品数があり、特定の電力器具で
ガソリン・エンジンが定格電力を出せない場合もあります。この差については、エンジ
ンの各種構成部品(エア・クリーナー、排気、充電、冷却、キャブレター、燃料ポンプ
等)を含みこれに限られない要因によるものであり、適応の限界、周囲の運転条件(温
度、湿度、高度)およびエンジン個別の差異によります。製造および容量の限界によ
り、Briggs & Strattonはこのエンジンにより高い定格電力のエンジンで代行する可能性
があります。
保証
Briggs & Strattonエンジン保証
2019年1月付け
限定保証
Briggs & Strattonは、以下に記載した保証期間中、材質または仕上がりの欠陥あるいは
その両方が認められる一切の部品について無料にて修理または交換を行なうことを保証
します。本保証に基づいて修理または交換を行なうための製品配送費用はご購入者の負
担となります。本保証は以下に述べた期間内のみ有効であり、以下の条件に従うものと
します。保証サービスについては、BRIGGSandSTRATTON.COMのディーラー位置表
示マップで、最寄りの認定サービスディーラーをご確認下さい。ご購入者は認定サービ
スディーラーにご連絡の上、製品を認定サービスディーラーにて検査および試験を受け
られる状態にしてください。
その他に明示された保証はありません。商品性、特定目的への適合性を含む黙示的な
保証は、以下に記載される保証期間または法によって許された範囲に限定されます。
発的または派生的な損害に対する責任は、法律で排除が認められている範囲で除外され
ます。州や国によっては、黙示的保証期間に制限を設けることが認められない場合や、
付随的、または結果的に生じる損害に対する責任の除外や制限が認められない場合があ
り、お客様に上記の制限や除外が適用されない可能性があります。この保証は特定の法
的権利を付与するものですが、その他に、州ごと国ごとに異なるそれ以外の権利が認め
られる場合もあります
4
標準保証規約
1, 2, 3
Vanguard®、業務用シリーズ
3
家庭用 - 36か月
業務用 - 36か月
XR シリーズ
家庭用 - 24か月
業務用 - 24か月
その他のデュラボア™ 鋳鉄スリーブ付きエンジン
家庭用 - 24か月
業務用 - 12か月
その他全てのエンジン
家庭用 - 24か月
業務用 - 3か月
1
これらは弊社の標準保証規約です。ただし、今後、本文書の発行時には未定で
あった追加的な保証対象範囲が加わる可能性があります。お使いのエンジンに関
する現在の保証規約の一覧については、BRIGGSandSTRATTON.comのサイトで
参照して頂くか、最寄りのBriggs & Stratton認定サービスディーラーにお問合せ下
さい。
2
電力の代わりに主電源として、または業務用の目的でスタンバイ発電
機、25MPHを超える多目的四輪車に使用される器具のエンジンについては保証は
ありません。競技または業務用/レンタルトラックにて使用されるエンジンにつ
いては保証されません。
3
スタンバイ発電機にインストールされたVanguard:24か月の家庭用で、業務用
は保証されていません。2017年7月より前に製造の業務用シリーズ:家庭用で24
か月、業務用で24か月。
4
オーストラリアでは弊社の製品保証は、豪州消費者法により適用除外が
認められていません。お客様は、重大な不良が見つかった場合の交換あ
るいは払い戻しを受けることができ、その他一切の合理的に予測可能な
損失または損害に対する補償を受ける権利を有します。また、商品が許
容品質に到達しておらずその不良が重大な不良ではない場合、お客様は商
品の修理または交換を受ける権利を有します。保証サービスを受けるに
は、BRIGGSandSTRATTON.COMにある当社のディーラー位置表示マップにて最
寄りの認定サービスディーラーを見つけるか、電話(1300 274 447)、電子メー
ル([email protected])、または郵便(Briggs & Stratton
Australia Pty Ltd, 1 Moorebank Avenue, NSW, Australia, 2170)にて最寄りの認定
サービスディーラーにお問合せください。
保証期間は最初の小売店または業務用消費者による購入日から開始するものとします。
「家庭用」とは、最終消費者による個人的な家庭における用途を意味します。「業務
用」とは、業務目的、収益を生んだりレンタルする目的を含むその他一切の用途を意味
します。エンジンが業務用に一度でも使用された場合、その後は本保証の目的において
業務用のエンジンとみなされます。
購入時のレシートを保管しておいてください。保証サービス請求時に最初の購入年月日
の証明となるものをお客様から提示されない場合、保証期間の決定に製品の製造年月日
が使用されます。Briggs & Stratton製品の登録はブリッグス & ストラットン製品の保
証サービスを受けるために必須ではありません。
保証について
この制限付き保証は、エンジン関連の材料および/または製作面での問題のみを対象と
し、エンジンが取り付けられている装置に関する交換や払い戻しは対象に含まれませ
ん。通常のメンテナンス、チューンナップ、調整、正常な損耗はこの保証では対象に含
まれません。同様に、エンジンが改変・変造されている場合や、エンジンのシリアル番
号が損なわれたり取り外されたりしてる場合、保証は適用されません。この保証には、
以下によって引き起こされたエンジンのダメージや性能上の問題は対象に含まれませ
ん。
1. Briggs & Strattonの純正部品ではない部品の使用
2. 不十分であったり、汚染されていたり、あるいは不適当な等級の潤滑油でのエン
ジンの運転
3. 汚れた燃料、古い燃料、エタノール成分を10%以上含むガソリンの使用や、液化
石油、天然ガスなど本来はBriggs & Stratton製エンジンの運転用に指定されていな
い代替燃料の使用
4. エアクリーナーの保守や再組立が不適切なために生じたエンジンへの汚れ侵入
5. ロータリー芝刈り機カッターブレードの対物衝突、ブレードアダプタ、インペラ
その他クランク軸に結合する装備の不適切な取付けや締め付け不足、Vベルトの
締め過ぎ
6. Briggs & Strattonの供給品ではないクラッチ、トランスミッション、機器制御部等
の関連部品やアセンブリ
7. 冷却フィンやフライホイール付近を塞いだり詰まらせる刈り取った草、土、ゴ
ミ、ネズミ等の巣による過熱、または充分な換気無しでのエンジンの操作
8. スピードの出し過ぎ、エンジン取付けの緩み、カッターブレードやインペラの緩
みや不均衡、クランク軸への装備の不適切な取付けによって生ずる、過大な振動
9. 器具についての誤使用、定期点検の欠落、配送、取扱、保管、また不適切なエン
ジンの設置。
保証サービスは、当社 Briggs & Stratton 修理店を通してのみご提供いたしま
す。BRIGGSandSTRATTON.COMのディーラー位置表示マップで、最寄りの認定サー
ビスディーラーを探すか、1-800-233-3723(米国)にお電話下さい。
80004537(改訂F)
Not for
Reproduction
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