Roland GA-112 取扱説明書

タイプ
取扱説明書

このマニュアルも適しています

© 2012 ローランド株式会社 本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。
取扱説明書
GA-212
30cm(12 インチ)カスタムスピーカーを 2 本搭載
した、200W 出力のギターアンプです。
GA-112
30cm(12 インチ)カスタムスピーカーを 1 本搭載
した、100W 出力のギターアンプです。
「プログブ・プ」幅広豊かなギターを表現
COSM テクノロジーによる新開発の「プログレッシブ・アンプ」を搭載。「プログレッシブ・アンプ」によるオリジナルのドライブ・コント
ロールによって、ゲインだけでなくギターアンプの動作特性を連続して滑らかに変化させることができます。これにより、抜けの良いクリー
サウンドや粘りのあるクランチサウンド、さらには、ハイゲインのスーパーエクストリームまで、すべてのプレイに最適なサウンドと、
歪みに応じた弾き心地を豊かに表現できます。
直感的な操作
GA-212 GA-112 は 4 つのチャンネルを装備し、それぞれに別々の音色を設定することができます。また、つまみの位置は LED 指標で表
示されます。チャンネルに応じて瞬時に切り替わり、一目で音色を確認できます。チャンネル設定は操作のたびに自動で保存されます。専用フッ
ト・コントローラーを接続すれば、足元で GA をコントロールすることもできます。
簡単操作の基本機能拡張性を装備
3 バンド EQ に加え、プレゼンスやミッドブーストで多彩な音作りができます。さらに、専用設計のリバーブで空間効果を得ることができます。
エフェクト・ループは独立 2 系統装備で、チャンネルごとの設定も可能です。ライブ・パフォーマンスやレコーディングに必要な基本機能を
搭載しています。またリンク接続も簡単にでき、より迫力のある音で演奏を楽しむことができます。
COSM と
COSM(Composite Object Sound Modeling)とは、電気回路や構造、素材など、音に影響するさまざまな
要素を解析し、それらを組み合わせて再構築していくローランド独自のモデリング技術です。
本機は、省エネルギー対応のため、オートオフ機能を搭載しています。演奏や操作をやめてから約 4 時間経過すると自動的に電源が切れます。
工場出荷時にはオート・オフ機能は「ON」になっています。
自動で電源を切る必要がない場合は P.6 に記載の[AUTO OFF]スイッチを「OFF」にしてください。
「ギタリストが必要とするステージ用ギターアンプとは…」その追求から GA は生まれました。
ローランドの答え、それは“ギタリストの感性に響くサウンド”と“直感的な操作性”を持ったアンプです。
これらにフォーカスし、ギタリストが満足するサウンド・キャラクターとシンプルな操作性、そしてライブで要求される機能を兼ね備えた
“ライブ・アンプ”を生み出しました。
弾き手の心を揺さぶる音質探求のため、幾度にわたる音質検証を重ねました。その結果、チューブ、ソリッドステートの枠を超えたローラン
ド独自のオリジナル・アンプが完成しました。
また、操作性にも真剣に向き合いました。コントロールに気を取られることなく演奏だけに集中したいという思いは、すべてのギタリスト共
通のものです。簡単かつ直感的操作をコンセプトに、誰もが自在に扱えるアンプとして設計されています。
ローランドの長きに渡るギター・アンプ経験と、培われた技術を基に開発された次世代ステージ用ギター・アンプ。それが GA です。
専用フット・コントローラー(GA FOOT CONTROLLER)は別売品です。
2
安全上のご注意
本機を正しくお使いいただくために、ご使用前に『安全上のご注意』(P.2)と『使用上のご注意』(P.3)をよくお読みください。また、本機
の優れた機能を十分ご理解いただくためにも、取扱説明書をよくお読みください。取扱説明書は必要なときにすぐに見ることができるよう、
手元に置いてください。
警告
異物や液体を入れない、液体の入った
容器を置かない
本機に、異物(燃えやすいもの、硬貨、
針金など)や液体(水、ジュースなど)
を絶対に入れないでください。また、
この機器の上に液体の入った容器を置
かないでください。ショートや誤動作
など、故障となることがあります。
異常や故障が生じたときは電源を切る
次のような場合は、直ちに電源を切っ
て電源コードをコンセントから抜き、
お買い上げ店またはローランドお客様
相談センターに修理を依頼してくださ
い。
電源コードやプラグが破損したとき
煙が出たり、異臭がしたりしたとき
異物が内部に入ったり、液体がこぼれ
たりしたとき
機器が(雨などで)濡れたとき
機器に異常や故障が生じたとき
お子様の取り扱いに注意する
お子様のいる場所で使用する場合、お
子様の取り扱いやいたずらに注意して
ください。必ず大人のかたが、監視/
指導してあげてください。
落としたり、強い衝撃を与えたりしない
本機を落としたり、本機に強い衝撃を
与えないでください。
タコ足配線はしない
電源は、タコ足配線などの無理な配線
をしないでください。特に、電源タッ
プを使用している場合、電源タップの
容量(ワット/アンペア)を超えると
発熱し、コードの被覆が溶けることが
あります。
海外でそのまま使用しない
外国で使用する場合は、お買い上げ店
またはローランドお客様相談センター
に相談してください。
電源コードのアースを確実に取り付け
電源コードのアースを確実に取り付け
てください。感電の恐れがあります
(P.7)
結露したときはコンセントに接続しな
極端に温湿度の違う場所に移動すると、
内部に水滴がつく(結露する)ことが
あります。
この状態で本機をコンセントに接続す
ると、故障の原因になります。
数時間放置して結露がなくなるまでは、
コンセントに接続しないでください。
警告
分解や改造をしない
本機を分解したり、改造したりしない
でください。
個人で修理や部品交換はしない
修理/部品の交換などで、取扱説明書
に書かれていないことは、絶対にしな
いでください。必ずお買い上げ店また
はローランドお客様相談センターに相
談してください。
次のような場所で使用や保管はしない
次のような場所に設置しないでくださ
い。
温度が極端に高い場所(直射日光の当
たる場所、暖房機器の近く、発熱する
機器の上など)
水気の近く(風呂場、洗面台、濡れた
床など)や湿度の高い場所
湯気や油煙が当たる場所
塩害の恐れがある場所
雨に濡れる場所
ほこりや砂ぼこりの多い場所
振動や揺れの多い場所
不安定な場所に設置しない
本機を、ぐらつく台の上や傾いた場所
に設置しないでください。必ず安定し
た水平な場所に設置してください。
警告
電源プラグは AC100V の電源コンセ
ントに差し込む
電源プラグは、必ず交流(AC)100V
の電源コンセントに差し込んでくださ
い。
付属の電源コードを使用する
電源コードは、必ず付属のものを使用
してください。また、付属の電源コー
ドを他の製品に使用しないでください。
電源コードを傷つけない
電源コードを無理に曲げたり、電源
コードの上に重いものを載せたりしな
いでください。電源コードに傷がつき、
ショートや断線の結果、火災や感電の
恐れがあります。
大音量で長時間使用しない
本機を単独で、あるいはアンプ、スピー
カーと組み合わせて使用した場合、設
定によっては永久的な難聴になる程度
の音量になります。大音量 で、長時間
使用しないでください。万一、聴力低
下や耳鳴りを感じたら、直ちに使用を
やめて専門の医師に相談してください。
3
使用上のご注意
電源について
本機を、インバーター制御の製品やモーターを
使った電気製品(冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、
エアコンなど)と同じコンセントに接続しない
でください。電気製品の使用状況によっては、
電源ノイズによって本機が誤動作したり雑音が
発生したりすることがあります。電源コンセン
トを分けることが難しい場合は、電源ノイズ・
フィルターを取り付けてください。
接続するときは、誤動作や故障を防ぐため、必
ずすべての機器の電源を切ってください。
電源スイッチを切って本機上の LED が消えて
も、本機は主電源から完全に遮断されてはいま
せん。完全に電源を切る必要があるときは、本
機の電源スイッチを切った後、コンセントから
プラグを抜いてください。そのため、電源コー
ドのプラグを差し込むコンセントは、本機にで
きるだけ近い、すぐ手の届くところのものを使
用してください。
本機は、演奏や操作をやめてから約 4 時間経過
すると自動的に電源が切れます(工場出荷時の
設定)自動で電源を切る必要がない場合は6ペー
ジに記載の手順で[AUTO OFF]スイッチを
「OFF」にしてください。
設置について
本機の近くにパワー・アンプなどの大型トラン
スを持つ機器があると、ハム(うなり)を誘導
することがあります。この場合は、本機との間
隔や方向を変えてください。
本機をテレビやラジオの近くで動作させると、
テレビ画面に色ムラが出たりラジオから雑音が
出たりすることがあります。この場合は、本機
を遠ざけて使用してください。
本機の近くで携帯電話などの無線機器を使用す
ると、着信時や発信時、通話時に本機から雑音
が出ることがあります。この場合は、無線機器
を本機から遠ざけるか、電源を切ってください。
直射日光の当たる場所や発熱する機器の近く、
閉め切った車内などに放置しないでください。
また、至近距離から照らす照明器具(ピアノ・
ライトなど)や強力なスポット・ライトで長時
間同じ場所を照らさないでください。変形、変
色することがあります。
本機の上にゴム製品やビニール製品を長時間放
置しないでください。変形、変色することがあ
ります。
本機にシールなどを貼らないでください。はが
す際に外装の仕上げを損なうことがあります。
設置条件(設置面の材質、温度など)によっては、
本機のゴム足が設置した台などの表面を変色ま
たは変質させることがあります。ゴム足の下に
フェルトなどの布を敷くと、安心してお使いい
ただけます。この場合、本機が滑って動いたり
しないことを確認してからお使いください。
本機の上に水の入った容器、殺虫剤、香水、ア
ルコール類、マニキュア、スプレー缶などを置
かないでください。また、表面に付着した液体は、
速やかに乾いた柔らかい布で拭き取ってくださ
い。
お手入れについて
お手入れは、柔らかい布で乾拭きするか、固く
絞った布で汚れを拭き取ってください。同じ所
ばかり強くこすると、仕上げを損なうことがあ
ります。
変色や変形の原因となる、ベンジン、シンナー、
アルコール類は使用しないでください。
修理について
お客様が本機を分解、改造された場合、以後の
性能について保証できなくなります。また、修
理をお断りする場合もあります。
修理に出される場合、記憶した内容が失われる
ことがあります。大切な記憶内容はメモしてお
いてください。修理するときには記憶内容の保
存に細心の注意を払っておりますが、メモリー
部の故障などで記憶内容が復元できない場合も
あります。失われた記録内容の修復に関しまし
ては、補償も含めご容赦願います。
当社では、本機の補修用性能部品(製品の機能
を維持するために必要な部品)を、製造打切後
6 年間保有しています。この部品保有期間を修
理可能の期間とさせていただきます。なお、保
有期間を過ぎた後でも、故障箇所によっては修
理可能の場合がありますので、お買い上げ店、
またはローランドお客様相談センターにご相談
ください。
その他の注意について
記憶した内容は、機器の故障や誤った操作など
によって失われることがあります。失っても困
らないように、大切な記憶内容はメモしておい
てください。
本体メモリーの失われた記憶内容の修復に関し
ましては、補償を含めご容赦願います。
故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、
入出力端子などに過度の力を加えないでくださ
い。
ケーブルを抜くときは、ショートや断線を防ぐ
ため、プラグ部分を持って引き抜いてください。
本機は多少発熱することがありますが、故障で
はありません。
音楽をお楽しみになる場合、周囲に迷惑がかか
らないように、音量に十分注意してください。
輸送や引っ越しをするときは、本機が入ってい
た箱と緩衝材、または同等品で梱包してくださ
い。
本機が入っていた梱包箱や緩衝材を廃棄すると
きは、各地域のゴミの分別基準に従ってくださ
い。
エクスプレッション・ペダルは、必ず指定の
もの(別売:Roland EV-5、BOSS FV-500L、
BOSS FV-500H)をお使いください。他社製品
を接続すると、本体の故障の原因になる場合が
あります。
接続ケーブルには抵抗入りのものがあります。
抵抗入りのケーブルを使用すると音が極端に小
さくなったり、まったく聞こえなくなったりす
る場合があります。抵抗の入っていない接続ケー
ブルをお使いください。
他社製の接続ケーブルを使用する場合、仕様に
ついてはケーブルのメーカーにお問い合わせく
ださい。
著作権について
Roland、BOSS、COSM は、日本国およびそ
の他の国におけるローランド株式会社の登録商
標または商標です。
文中記載の会社名及び製品名は、各社の登録商
標または商標です。
MMP(Moore Microprocessor Portfolio)
マイクロプロセッサーのアーキテクチャーに関
する TPL(Technology Properties Limited)
社の特許ポートフォリオです。当社は、TPL 社
よりライセンスを得ています。
本製品には、イーソル株式会社のソフトウェア
プラットフォーム「eCROS ™」が搭載されて
います。
注意
風通しのよい場所に設置する
本機は、風通しのよい、正常な通気が
保たれている場所に設置して、使用し
てください。
電源コードはプラグを持って抜き差し
する
電源コードを機器本体やコンセントに
抜き差しするときは、必ずプラグを持っ
てください。
電源コードのプラグを定期的に掃除す
定期的に電源プラグを抜き、乾いた布
でゴミやほこりを拭き取ってください。
また、長時間使用しないときは、電源
プラグをコンセントから抜いてくださ
い。電源プラグとコンセントの間にゴ
ミやほこりがたまると、絶縁不良を起
こして火災の原因になります。
注意
コードやケーブルは煩雑にならないよ
うに配線する
接続したコードやケーブル類は、煩雑
にならないように配慮してください。
特に、コードやケーブル類は、お子様
の手が届かないように配慮してくださ
い。
動くと危険な場合は、すべてのキャス
ターをはずす
本機を設置するときや車に積むときな
ど、動くと危険な場合は、すべてのキャ
スターをはずしてください。
上に乗ったり、重いものを置いたりし
ない
本機の上に乗ったり、機器の上に重い
ものを置いたりしないでください。
注意
濡れた手で電源コードを抜き差ししない
濡れた手で電源コードのプラグを持っ
て、機器本体やコンセントに抜き差し
しないでください。
移動するときはすべての接続をはずす
本機を移動するときは、電源プラグを
コンセントから抜き、外部機器との接
続をはずしてください。
お手入れするときは電源コードをコン
セントから抜く
お手入れをするときには、電源を切っ
て電源プラグをコンセントから抜いて
ください(P.6)
落雷の恐れがあるときは電源コードを
コンセントから抜く
落雷の恐れがあるときは、早めに電源
プラグをコンセントから抜いてくださ
い。
4
各部の名称
パネル
[MID BOOST]
中音域のブーストをオン/オフします。
[BASS]
低音域の音質を調節します。
[MIDDLE]
中音域の音質を調節します。
[TREBLE]
高音域の音質を調節します。
INPUT 端子
エレキ・ギターをつなぎます。ギターの出力レベ
ルに応じて HIGH、LOW を使い分けます。通常
HIGH に接続します。特に出力が大きく歪みや
すいギターの場合は、LOW に接続します。
[MANUAL]ン、[CH 1][CH 4]
GA-212、GA-112 のフロント・パネルの各つまみには、演奏中やチャンネル切り換え時のセッ
ティングが一目で確認できるよう、オリジナルの光る LED 指標が装備されています。
また、シンプルに構成された操作系により、直感的にコントロールできます。
[MANUAL]
電源投入時には MANUAL で動作します。
MANUAL では、光る LED 指標とつまみは常に一致します。
の LED
LED 指標はつまみの値を表示します。
[CH 1][CH 4]ボタンを押して、チャンネル(設定)を切り換えると、
つまみの LED 指標も瞬時に切り替わります。
[MANUAL]ボタンを押すと、現在のつまみの位置に LED 指標が表示されるようになり
ます。
記憶されたつまみの設定が最大値で、ノブの位置が最小値の場合、設
定値を下げるにはノブを一度右に回してから調節してください。逆の
場合は一度左に回してから調節してください。
PROGRESSIVE AMP
PROGRESSIVE AMP は最新の COSM
技術により設計されたオリジナル・ア
ンプです。プリアンプ部、パワー・ア
ンプ部の動作を連続的に変化させるこ
とにより、幅広いサウンドを自在に作
り出すことができます。
[DRIVE]み/
[BOOST]
歪み具合を調節します。
[BOOST]
ボタン
[DRIVE]つまみの操作
最小値〜最大値
OFF クリーン〜クランチ
ON
クランチ〜
スーパー・エクストリーム
BOOST がオンのとき、専用フット・コン
トローラー(P.8)のドライブ端子にエクス
プレッション・ペダルを接続するとクリー
ンからスーパー・エクストリームまで変化
させることができます。
[VOICE]
音のキャラクターを変化させます。
[VOLUME]
音量を調整します。
ジケータ
[DRIVE]つまみで歪み具合を調節する
と、歪みの度合いによってサウンド・
インジケーターの色が変わります。(暗
いステージでの使用時など、LED の表
示が気になる場合はオフにすることも
できます。
設定方法…
10ページ
各部の名称はた
5
[EFX LOOP A][EFX LOOP B]ボタ
リア・パネルの EFX LOOP A B 端子に接続した、外部エフェクトの
オン/オフを切り換えます。
[ON](電源)
本機の電源をオン/オフします。
電源を入れ
正しく接続したら(P.6)、必ず次の手順で電源を入れてください。手順
を間違えると、誤動作をしたり故障したりすることがあります。
電源を入れる/切るときは、音量を絞ってください。音量を絞っても電源
を入れる/切るときに音がすることがありますが、故障ではありません。
本機は回路保護のため、電源をオンにしてからしばらくは動作しません。
1.
LINE OUT 端子以外に接続されている機器の電源を
入れてください。
2.
本機の電源を ON にします。
3.
LINE OUT 端子に接続されている機器の電源を入れ
てください。
電源を切
1.
電源を切るときは、各機器の音量を絞ってから、電
源を入れるときと逆の手順で電源を切ります。
注意
本機は、演奏や操作をやめてから約 4 時間経過すると自動的に電源が
切れます(工場出荷時の設定)自動で電源を切る必要がない場合は6ペー
ジに記載の手順で[AUTO OFF]スイッチを「OFF」にしてください。
完全に電源を切る必要があるときは、本機の電源スイッチを切った後、
コンセントからプラグを抜いてください。詳しくは『使用上のご注意』
の『電源について』(P.3)をお読みください。
[MASTER]
全体の音量を調節します。
[PRESENCE]
中・高音域につやのある輪郭
を与えます。音抜けをよくし
たいときに効果的です。
[REVERB]
リバーブのかかり具合を調
節します。
[CH 1][CH 4]
[CH 1]〜[CH 4]ボタンには、フロント・パネルのすべてのつまみとボタン([MASTER]つまみを除く)の設定が記憶されます。最後
に動かしたつまみの位置を覚えているため、特に設定を保存する必要はありません。
4 通りのフロント・パネルの設定を切り換えます。
設定を記憶できる範囲
[MANUAL]ボタン、[CH 1]〜[CH 4]ボタンの設定を他のチャンネルに
コピーすることができます。
コピー元の[MANUAL]ボタ
ンまたは[CH 1]〜[CH 4]
ボタンを押したまま…
1
コピー先の[CH 1]〜
[CH 4]ボタンを押します。
2
[MANUAL]ボタンをコピー先に選ぶことはできません。
自動でチャンネル設定を記憶するのではなく、
ライト操作で各チャンネル設定を記憶する方法
に切り換えることもできます。ライト操作では
[CH 1]〜[CH 4]ボタンを数秒間押し続ける
と設定が記憶されます。
設定方法…
10ページ
各部の名称はた
6
パネ(機器の接続)
AC IN 端子
付属の電源コードを接続
します。
電源コードの接続につい
ては
7
ページ
をご覧
ください。
FOOT CONTROL/LINK IN、LINK OUT 端子
FOOT CONTROL 端子
フット・コントローラーの GA FOOT CONTROL
子にステレオ・ケーブルで接続します。
必ずステレオ・ケーブルを使用してください。
電源コンセントへ
[AUTO OFF]
注意
一定時間が経つと自動で電源が切れる
「オート・オフ機能」をオン/オフします。
オート・オフ機能がオンのときは、演奏や
操作をやめてから約 4 時間経過すると、自
動的に電源が切れます。
自動で電源を切る必要がない場合は、この
スイッチを「OFF」に設定します。
オート・オフで電源が切れてから再び電源
を入れるときは、[ON](電源)スイッチ
(P.5)を入れ直すか、[AUTO OFF]スイッ
チを「OFF」にしてください。
MAIN IN 端子
マルチ・エフェクターなどで作った音をそのまま出力し
たい場合は、MAIN IN 端子に接続します。
GA-212 A 端子に入力した音を左側、B 端子に入力
した音を右側のスピーカーから鳴らします。A 端子のみ
に接続した場合は、左右のスピーカーで同じ音が鳴りま
す。B 端子のみに接続した場合は右側のスピーカーだけ
が鳴ります。
GA-112 A 端子と B 端子に入力した音をミックスし
てスピーカーで鳴らします。
注意
オート・オフ機能がオンのとき、MAIN IN からの信号のみ
が入力されている状態で、約 4 時間他の操作がなければ電源
が切れます。
LINE OUT 端子
外部の PA システムやレ
コーダーなどの機器を接
続します。
LINK IN 端子、LINK
OUT 端子
GA をリンク接続するときに
使います
詳しくは…
9
ページ
THRU TUNER OUT 端子
INPUT 端子からのギターのダイレクト音が出力されま
す。
本機をリンク接続する場合に使用します。
詳しくは…
9
ページ
また、
チューナーを接続することもできます。
1
各部の名称はた
7
EFX LOOP A、B 端子
外部エフェクターを接続します。
A、B 2 系統があります(モノラル)
SEND 端子に外部エフェクターのインプットを、RETURN 端子に外部エフェクターのアウトプットを接続します。
[LOOP]
「PARALLEL」にすると、外部エフェクト音とダイレクト音がミックスされます。
「SERIES」にすると、外部エフェクト音のみになります。
「SERIES」に設定しているとき、外部エフェクターの音量が絞られていたり、電源が入っていなかったりすると音が出ません。
[LEVEL]
エフェクト・ループの入出力レベルを切り換えます。接続機器の入出力レベルに応じて「+4dBu」 と「-10dBu」を切り換えてください。接
続機器の入出力レベルが高い場合は「+4dBu」に設定し、低い場合は「-10dBu」に設定します。
使用される電源状況によっては SEND、RETURN に接続されている 2 本のケーブルが広がった状態で配置されているとノイズを拾
いやすくなる可能性があります。ケーブルは束ねた状態で配置してください。
他の機器と接続するときは、誤動作や故障を防ぐため、必ずすべての機器の音量を絞り、すべての機器の電源を切ってください。
抵抗入りの接続ケーブルを使用すると、インプット(INPUT、MAIN IN、RETURN 端子)に接続した機器の音量が小さくなることがあります。抵抗の入っていな
い接続ケーブルを使用してください。
電源の接続
感電を防ぐために付属の電源コードを使用し、アースを確実に取り付けてくだ
さい。
付属の電源コードには、感電と機器の損傷を防ぐためにアース用電極端子を加
えた 3 端子のプラグがついています。
コンセントが接地コンセント(端子穴が 3 個)の場合そのままコンセント
にプラグを挿し込んでください。
コンセントがアースターミナル付コンセント(端子穴が 2 個)の場合
プラグに 2P-3P 変換器をつけ、アース接続後コンセントに挿し込みます。
アース接続は必ず、電源プラグをコンセントに挿し込む前に行なってくだ
さい。
アース接続を外す場合は、必ず電源プラグをコンセントから抜いてから行
なってください。
コンセントにアース端子がない場合は、電気工事店に接地工事を依頼してくだ
さい。
なお、接続方法がわからないときは、ローランドお客様相談センターにご相談
ください。
接地コンセント
ターミナル付き
コンセント
アース接続
または
2P-3P 変換器
(付属)
電源コード
(付属)
(GA-212、GA-112)
リアパネル
2P-3P 変換器
N L
外部エフェクター
OUTPUTINPUT
※ 1 FOOT CONTROL/LINK INLINK OUT
FOOT CONTROL/LINK IN 端子には、リンク接続する GA-212、GA-112 または
専用の GA FOOT CONTROLLER (GA-FC) 以外の機器は接続しないでください。
LINK OUT 端子には、リンク接続する GA-212、GA-112 以外の機器は接続しない
でください。
本機は(TRS)タイプの端子を装備しており、次のように配線されています。
TIP
RING
SLEEVE(GND)
各部の名称はた
8
専用ロー(別売)
ローーの接続
ローーの操作方法
ペダルを使
エクスプレッション・ペダル(Roland EV-5、BOSS FV-500L、BOSS FV-500H:別売)を接続すると、ペダルを使って DRIVE の値と音量を
変化させることができます。
DRIVE 端子
DRIVE をコントロールします。BOOST がオフのときはクリーンからクランチまで、BOOST がオンのときはクリーンからスーパーエクストリー
ムまで変化させることができます。
DRIVE 端子に接続したエクスプレッション・ペダルでは、ドライブの値を 0 からパネル上の現在の
DRIVE の値までコントロールできます。ペダルを最も踏み込んだときにパネル上のつまみで設定したド
ライブの値になります。
VOLUME 端子
音量をコントロールします。ボリューム奏法やミュートが可能です。
この端子に接続したエクスプレッション・ペダルでコントロールできるボリュームはパネル上の[VOLUME]とは異なります。ペダル
の操作と[VOLUME]つまみの指標は連動しません。
エクスプレッション・
ペダルでコントロール
できるドライブの値
(例)
ファンクション
モードのときに
点滅します。
フットコントローラーでチャンネルの切り換えができます。また、[FUNCTION]スイッチを押すことで BOOST、MID BOOST、EFX LOOP A、
EFX LOOP B、REVERB のオン/オフが切り換えられます。
フット・コントローラーによる BOOST、MID BOOST、EFX LOOP A、EFX LOOP B、REVERB のオン/オフはチャンネルに記憶さ
れません。
GA-212/GA-112 FOOT CONTROL LINK IN 端子にステレオ・ケーブルで接続します。
必ずステレオ・ケーブルを使用してください。
抵抗の入っていないケーブルを使用してください。
の MINIMUM VOLUME
エクスプレッション・ペダルの[MINIMUM VOLUME]つまみで、ペダルを
戻したときの値(最下限値)を設定することができます。
の DRIVE
DRIVE 端子にエクスプレッション・ペダルを接続しているとき、チャンネル切り換え後の DRIVE の値をチャ
ンネルに記憶している値ではなく、現在のペダルの値にすることができます。設定方法…
10
ページ
[MINIMUM
VOLUME]
つまみ
エクスプレッション・ペダルは、必ず指定のもの(別売:Roland EV-5、BOSS FV-500L、BOSS FV-500H)をお使いください。他
社製品を接続すると、本体の故障の原因になる場合があります。
9
本機接続す
本機をリンク接続することができます。リンク接続することでさらに音圧を得られ、大規模なステージで迫力のある演奏ができます。
以下のように接続することで、フット・コントローラーのチャンネル切り換え操作や、エクスプレッション・ペダルの操作を接続先のアン
プにも反映することができます。
フット・コントローラーへ
ステレオ・ケーブル
標準ケーブル
リア・パネル
リア・パネル
プの重ね
本機は、スタックして(積み重ねて)使用することができます。
スタックは 1 台まで可能です。2 台以上積み重ねないでください。スタックする際には、以下の点に十分注意して行ってください。
必ず、安定した水平な場所で使用してください。
万一の転倒や落下によるケガなどの危険を防止するために、持ち上げる際には、必ず 2 人以上で行ってください。
指をはさまないようにご注意ください。
本機を積み重ねるときは上下のアンプのコーナーがしっ
かりかみ合うように位置を合わせてください。コーナー
がかみ合っていないと転倒する恐れがあります。
GA-212 GA-112 を積み重ねることはできません。
積み重ねるときは、すべてのアンプからキャスターを取
り外してください。
GA-212 の
工場出荷時には、キャスターを取り外してあります。
キャスターは図のように脱着できます。
ギターを接続するアンプ
ウラ面
ウラ面
フロントパネルの INPUT 端子
フロント・パネル
リンク接続先のアンプ
接続する際は接続先のアンプの
[MASTER]つまみを 0 にして
ください。接続後、音量調節を
してください。
ギターが HIGH に接続されてい
るときは HIGH に、ギターが
LOW に接続されているときは
LOW に接続してください。
本機のフロント面
OK
NG
電源のオン・オフ時には接続しているすべての
機器の音量を絞ってください。
10
グラ
POWER
AMP
SPEAKER
LINE OUT
THRU/TUNER OUT
FOOT CONTROLLER
EXP PEDAL VOLUME
POWER
AMP
SPEAKER
MAIN IN A
EFX LOOP A
SEND
EFX LOOP A
RETURN
EFX LOOP B
RETURN
EFX LOOP B
SEND
MAIN IN B
MASTER
AMPLIFIER
INPUT (LOW)
INPUT (HIGH)
LOOP [SERIES/PARALLEL]
REVERB
フット・コントローラー接続時のみ
GA-212 のみ
DRIVE VOLUME
その他の設定
本機は特定のボタンを押しながら電源を入れることで、以下の設定をすることができます。
設定 操作
工場出荷時の設定に戻す(※) [EFX LOOP B][CH 4]を押しながら電源 ON
チャンネルへの記憶方法
自動でチャンネル設定を記憶する(初期設定) [EFX LOOP A]を押しながら電源 ON
ライト操作(P.5)でチャンネル設定を記憶する [EFX LOOP B]を押しながら電源 ON
チャンネル切り換え後の
DRIVE の値
チャンネルに記憶された値(初期設定) [VOICE]を押しながら電源 ON
現在のエクスプレッション・ペダルの値 [BOOST]を押しながら電源 ON
サウンド・インジケーター
色表示を有効にする(初期設定) [MID BOOST][VOICE]を押しながら電源 ON
色表示を無効にする [MID BOOST][BOOST]を押しながら電源 ON
リンク・モードを設定する
接続先のアンプは接続
元の設定に従って動作
します。
フット・コントローラーの操作(チャンネル切り
替え、EXP ペダル、REVERB オン/オフ)をリン
ク接続先のアンプに反映する(初期設定)
[EFX LOOP A][MID BOOST]を押しながら電源 ON
本体のフロントパネル(MASTER を除く)、フッ
ト・コントローラーすべての操作をリンク接続先
のアンプに反映する
[EFX LOOP B][MID BOOST]を押しながら電源 ON
リンク接続元のアンプのチャンネル設定を接続先のアンプにコピーする
接続先のアンプの電源を入れた状態で、接続元のアンプの[EFX LOOP A]
[EFX LOOP B][MID BOOST]を押しながら電源 ON
各チャンネルの設定も工場出荷時の状態に戻ります。
11
主な仕様
Roland GA-212
Roland GA-112Guitar Amplier
GA-212 GA-112
定格出力 200W 100W
規定入力レベル
INPUT HIGH:-10dBu
INPUT LOW:-0dBu
MAIN IN A、B:-10dBu
EFX LOOP A、B RETURN:-10dBu、+4dBu(選択可)
規定出力レベル
LINE OUT:-10dBu
EFX LOOP A、B SEND:-10dBu、+4dBu(選択可)
THRU TUNER OUT:-10dBu
スピーカー 30cm×2 30cm×1
コントロール
[ON](電源)スイッチ
[AUTO OFF]スイッチ
[VOICE]ボタン
[BOOST]ボタン
[MID BOOST]ボタン
EFX LOOP [A][B]ボタン
EFX LOOP A、B [LOOP]スイッチ
EFX LOOP A、B [LEVEL]スイッチ
[MANUAL]ボタン
[CH 1]〜[CH 4]ボタン
[MASTER]つまみ
[DRIVE]つまみ
[VOLUME]つまみ
[BASS]つまみ
[MIDDLE]つまみ
[TREBLE]つまみ
[PRESENCE]つまみ
[REVERB]つまみ
インジケーター
サウンド・インジケーター
LED つまみ ×7([MASTER]つまみを除くすべて)
VOICE
BOOST
MID BOOST
EFX LOOP A、B
MANUAL
CH 1 〜 CH 4
接続端子
AC IN 端子
INPUT HIGH LOW 端子(標準タイプ)
MAIN IN A、B 端子(標準タイプ)
LINE OUT 端子(標準タイプ)
FOOT CONTROL LINK IN 端子(TRS 標準タイプ)
LINK OUT 端子(TRS 標準タイプ)
THRU TUNER OUT 端子(標準タイプ)
EFX LOOP A、B SEND 端子(標準タイプ)
EFX LOOP A、B RETURN 端子(標準タイプ)
消費電力 75W 45W
外形寸法 GA-212:715(幅)×337(奥行)×560(高さ)mm GA-112:615(幅)×337(奥行)×504(高さ)mm
質量 32.0kg 24.5kg
付属品
キャスター ×4(GA-212 のみ)
電源コード
2P-3P 変換器
取扱説明書
保証書
ローランド ユーザー登録カード
別売品 GA FOOT CONTROLLER(GA-FC)
0 dBu 0.775 Vrms
製品の仕様や外観は、改良のため予告なく変更することがあります。
* 5 1 0 0 0 2 4 8 5 5 - 0 3 *
  • Page 1 1
  • Page 2 2
  • Page 3 3
  • Page 4 4
  • Page 5 5
  • Page 6 6
  • Page 7 7
  • Page 8 8
  • Page 9 9
  • Page 10 10
  • Page 11 11
  • Page 12 12

Roland GA-112 取扱説明書

タイプ
取扱説明書
このマニュアルも適しています