設置・取扱説明書, コンフォート 220, 250, 252 J (#78917) 3
3. 一般的な安全注意事項
必ずお読みください。
ターゲットグループ
この開閉装置の接続と始動は、資格があり、教育を受けた専門作業者し
か行ってはなりません。
この説明の意味における、資格があり、教育を受けた専門作業者とは、
- 一般的な、また特殊な安全規則と事故防止規則の知識があり、
- 関連する電気技術規則の知識があり、
- 適切な安全装備の使用と手入れについての教育を受け、
- 電気専門工により十分な教育を受け、また監督され、
- 電気が原因で起きうる危険を認識することができ、
- EN 12635 (設置と使用に対する要求)を適用する際の知
識がある人です。
保証
機能と安全に関する保証のために、この取扱説明書の中の注意事項を
守ってください。警告の指摘が無視された場合、怪我や資材損傷が起き
る恐れがあります。
注意事項を守らないために起きる損傷に対しては、メーカーは責任を負
いません。
電池、ヒューズ、白熱電球は、保証の対象外です。
設置のエラーやドアとドア開閉装置の損傷を回避するために、必ず、こ
の説明書の施工注意を守ってください。製品は、それに属する設置・取
扱説明書を読み、理解するまでは、運転してはなりません。
設置・取扱説明書は、ドア設備の経営者に渡し、保管してもらって
ください。
説明書は、操作、検査、整備のための重要な注意事項を含んでいます。
この製品は、メーカーの宣言と安全基準一致宣言の中であげられた指
令や規格に基づき製造されます。製品は、安全技術上、全く問題のない
状態で出荷されました。
電動の窓、ドア、門扉は、最初の始動の前に、また必要に応じ、しかし最
低毎年1度、専門家に検査してもらう必要があります
(文書による証明書が必要です)。
使用目的に適った使用
この電動開閉システムは、ガレージドアの開閉のためにのみ使用するよ
うに決められています。
運転は、乾燥した空間でしか行ってはなりません。
最大牽引力と押し力を守ってください。
ドアの必要条件
ドアは、
- (バネの調整により)
セルフホールディングの位置で止まらなければなりません。
- 動きが軽くなければなりません。
この取扱説明書の中の注意事項以外に、一般に有効な安全規則と事
故防止規則を守ってください。当社の販売・納品条件が適用されます。
電動開閉システムの設置に対する注意事項
• ドアの作動状態が良好であることを確認してください。
• ドアがどの位置でも止まることができることを確認してください。
• ドアがたやすく、開と閉の方向に動かせることを確認してください。
• ドアが正しく開き、あるいは閉まることができることを確認してください。
• 不必要な部品(例えば、ロープ、チェーン、ブラケットなど)は全部、
ドアの前から取り除いてください。
• 開閉装置の設置後に必要でない全ての設備は、
作動しない状態にしてください。
• 配線工事を開始する前に、駆動の電源は必ず切ってください。
配線工事中は、必ず電源は切られたままであることを確認してください。
• その地域特有の保護規定を守ってください。
• 電源配線と制御装置の配線は、必ず離してください。
制御装置の電圧は、 24 V DCです。
• 開閉装置は、ドアを閉めた状態でのみ、取り付けてください。
• すべてのインパルス送信機や制御装置(例えば、ワイヤレス
コードスイッチ)は、ドアから見える位置に、しかし、
ドアの可動部品から十分離して、取り付けてください。取り付けの高さ
は、最低でも1,5mとってください。
• 指挟みに対する警告サインボードは、良く見えるところに、常に、
取り付けておいてください。
• 設置作業終了後、ドアの部品が公の歩道や車道にはみ出し
ていないように、確認してください。
電動開閉システムの始動に対する注意事項
ドア設備の経営者、あるいはその代理人には、設備の始動後、操作方
法を十分に教えてください。
•子供がドア制御装置で遊ぶことができないように、確保してください。
• ドアを動かす前に、人やものがドアの危険範囲にないように確
認してください。
• すべての緊急コマンド装置は、始動の前にテストしてください。
• 運転中のドアや動かした部品に、決して手を出さないでください。
• ドア設備に詰めたり、挟んだりするするところがあるかもしれないので、
注意してください。
EN 13241-1の規則を守ってください。
電動開閉システムの整備に対する注意事項
故障のない機能を保証するために、次の点を定期的にチェックし、場合
により、整備してください。ドア設備での作業の前に、開閉装置の電源は
必ず切ってください。
• ドアが障害物に触れた時に、ドアが逆方向に動くかどうか、毎月チェ
ックしてください。 そのために、動く方向に合わせ、高さ/幅50 mm
の障害物をドアが動く場所に置いてください。
• 「開」と「閉」方向の負荷感知自動遮断装置の調節をチェックしてく
ださい。
• ドアシステムと開閉システムのすべての可動部品をチェックしてくだ
さい。
• ドア設備に、摩耗や損傷がないかどうか、チェックしてください。
• ドアが軽く手で動かすことができるかどうか、チェックしてください。
電動開閉システムの掃除に対する注意事項
次のものは、掃除のために決して使用しないでください:直接の噴射水、
高圧洗浄装置、酸、アルカリ。