Broadcom Brocade X6 ダイレクタ仕様

ブランド: Broadcom

モデル: Brocade X6 ダイレクタ

タイプ: 仕様

特長

• 業界最先端のポート密度を備えた512個

のポートに拡張し、128 GbpsのBrocade

UltraScale ICL接続でインフラストラクチャ

を集約して、シンプルでフラットかつ

低遅延のファブリックを実現

• 32 Gbpsのリンクを介して、アプリケーション

の応答時間を最大71パーセント短縮

• 次世代のNVMeをストレージ・ファブリックに

シームレスに統合し、リアルタイムの遅延

監視を使用してNVMeのパフォーマンスを

最適化

• ファイバーチャネルの自動化機能により、

大規模環境のエンド・トゥ・エンドの管理を

簡素化し、操作を高速化

• 統合型ネットワーク・センサーによって、

ストレージ IOの健全性と性能の

プロアクティブなリアルタイム監視と

アラート生成を提供

• VMの性能を監視し、VMの異常を特定し

て、VMの性能を最適化するために、

ストレージ・ファブリック内で VMを可視化

• 柔軟性のあるアーキテクチャ設計により、

ファイバーチャネル、NVMe、FICON、または

FCoE接続を同時に使用して俊敏性を向上

• ファイバーチャネル、IP、FICON向けの

拡張性の高いエクステンション・

ソリューションにより、長距離接続での

レプリケーションを強化

仮想化ならびにオールフラッシュへと変遷するデータ

センターのネットワーク革新

場所や時間を問わず、あらゆるデバイスからデータにアクセスできることを

求めるユーザの存在によりデジタル・トランスフォーメーションは、ミッション・

クリティカルなストレージ環境を限界まで圧迫しています。データ量の急激

な増加や、性能、ビジネス・インテリジェンス、および運用効率を最大限に引き

出すという重圧に直面しているこの新しい時代に、企業が成功するには

ネットワークも進化する必要があります。

ダイナミックに変動しながら拡大していく、こ

うしたビジネス要件に対応するため、企業はよ

り高い一貫性、予測可能性、性能を提供する

インフラストラクチャを展開する必要がありま

す。しかし、従来のインフラストラクチャは、

増大するワークロードやフラッシュベースのスト

レージ・テクノロジが求める性能要件を満たす

設計になっていません。実際、古くなったネッ

トワークは、オールフラッシュ・データセンター

のパフォーマンスを低下させます。

コンピューティング・リソースとストレージ・

リソースにおけるイノベーションに対応できる

最新のストレージ・ネットワークは、データベー

ス、仮想サーバ、デスクトップ、重要な

アプリケーションを利用可能にし、フラッシュ

のすべての能力を引き出すことができます。

ストレージ・ネットワークを最新化することによ

り、生産性を最大化し、ストレージの投資効率

を高めることができます。それはネットワーク

環境を急速に拡大するときでさえ可能です。

さらに、第 6世代（ Gen 6）ファイバーチャネル

に追加された自動化テクノロジは、操作を

簡素化し、ビジネスの最適化や収益機会に

集中的に取り組むためにリソースを解放するこ

とにより、SAN管理に変革をもたらします。

Brocade X6ダイレクタを導入することによ

り、オールフラッシュ・データセンターに

シームレスに移行して、将来の技術革新と

運用効率をサポートするための基盤を構築で

きます。大規模な企業インフラストラクチャ

の拡大に対応するようスケーラビリティを

高めるため、モジュール型のビルディング・

ブロックを提供するだけでなく、NVMe

ストレージを最適化し、SAN管理タスクを

自動化するためのツールも提供します。

32 Gbpsという画期的なパフォーマンスは、

アプリケーションの応答時間を最大71

パーセント短縮し、IOのボトルネックをな

くします。また、フラッシュおよび次世代の

NVMeベース・ストレージのパフォーマンス

を最大限に引き出します。さらに、多様な

導入オプションとマルチプロトコルがもたら

す柔軟性により、次世代のストレージおよび

サーバの要件を満たすよう、ビジネスを

シームレスに適応、最適化することができま

す。このダイレクタは NVMeに対応している

ため、運用停止やハードウェア交換をするこ

となく、Brocade Gen 6ファイバーチャネル・

ネットワークと次世代のフラッシュ・

ストレージをシームレスに統合できます。さ

DATA SHEET

Brocade

Directors

Gen 6

ファイバーチャネル

ブロケードの Gen 6ファイバーチャネル

は、ミッション・クリティカルなストレージ

向けの最新のストレージ・ネットワー

ク・インフラストラクチャです。運用の

安定性、革新的な性能、向上したビジネ

スの俊敏性の実現により、データ・

アクセスの高速化、進化し続ける要求

への適応、そして事業継続性の推進を

可能にします。Gen 6のファイバーチャ

ネルおよびBrocade Fabric Vision

テクノロジを採用した Brocade X6

ダイレクタは、卓越した 32 Gbpsの性能、

データセンターで実績のある可用性、

シームレスなスケーラビリティ、および

自動化された操作より、より高い一貫性、

予測可能性、性能を実現し、運用効率

を向上させます。

大規模環境への導入に最適な

製品

とどまることのない拡大とミッション・クリティ

カルなアプリケーション要求を満たすよう

設計されたBrocade X6ダイレクタは、容量の

増加、より優れたスループット、より高いレベル

の耐障害性を必要とする、大規模環境に適し

たプラットフォームです。

Brocade X6ダイレクタには、2つのモジュラー・

モデルがあります。モジュラー・シャーシ設計

により、シームレスなストレージ接続と柔軟な

導入サービスがもたらされ、ビジネスの俊敏

性が向上します。大規模なエンタープライズ・

ネットワーク向けに作られた14UのBrocade

X6-8には、8個の縦型ブレード・スロットがあ

り、32 Gbpsファイバーチャネル・デバイス・

ポートを最大512個と、さらに 128 Gbps

Brocade UltraScale Inter-Chassis Link（ICL）

ポートを 32個収容します。中規模ネットワーク

向けに作られた8UのBrocade X6-4には、

4個の横型ブレード・スロットがあり、32 Gbps

ファイバーチャネル・デバイス・ポートを最大

256個と、さらに 128 Gbps UltraScale ICL

ポートを 16個収容します。各ブレード・スロット

には、3つのタイプのブレードを装着できま

す。デバイス接続用には、Brocade FC32-48

ファイバーチャネル・デバイス・ポート・ブレード

があり、32 Gbpsファイバーチャネル・ポート

を48個収容します。デバイス接続とISL接続

の場合、Brocade FC32-64ファイバーチャネ

ルのデバイス・ブレードは、Q-Flex接続で設計

された64個の32 Gbpsポートを洗練された

高密度のフォーム・ファクタで提供しているた

め、管理者は配線インフラストラクチャを

簡素化できます。Q-Flexポートを使用して

エッジ・スイッチをコアに集約し、Brocade X6

ダイレクタの Brocade FC32-64ポート・

ブレードと Brocade G620またはG630スイッ

チ間で高性能ISLを備えた高密度ファブリッ

クを形成できます。その結果、高密度のファブ

リックを構築するために効率的に拡大して、

データ需要の増大、ワークロード処理量の

増加、ラック・スペースの最大化による効率の

向上に対応できます。

長距離接続でのディザスタ・リカバリやデータ

保護ストレージ・ソリューションをサポートする

ために、Brocade SX6エクステンション・

ブレードにはファイバーチャネルと IPストレー

ジの柔軟なレプリケーション導入オプション

があり、16個の32 Gbpsファイバーチャネル・

ポート、16個の1/10ギガビット・イーサネット

（GbE）ポート、および2個の40 GbEポートが

提供されています。このブレードは、Brocade

X6ダイレクタ内の拡張機能とシームレスに

連携し、ブロック／ファイル／テープの

データ保護ソリューションを実装した、大規模

なマルチサイト・データセンター環境向けの

エクステンション・サービスを提供できます。

Brocade SX6ブレードを Brocade 7840

エクステンション・スイッチとともに導入する

と、プライマリ・データセンターとリモート・

データセンターやオフィス間を接続する

コスト効率の高い選択肢として、データセン

ター／エッジ・アーキテクチャを構成できます。

ブロケードのダイレクタは、長年の技術革新を

土台にし、ブロケード・システムのコア技術を

フルに活用して作られています。この技術は、

世界で最も厳しいデータセンター要件であ

る、99.999パーセントを超える稼働時間を誇

ります。また、無停止でホット・プラグ対応の

コンポーネントと、単一障害点がない設計を使用

しているBrocade X6は、今日のストレージ・

インフラストラクチャにおけるエンタープラ

イズ・クラスのダイレクタに最適です。

シンプルでオープンな自動化

により、生産性を向上

IT組織は、ゾーニング、インベントリ・レポート

の作成、運用検証チェックなどの反復的な

日常管理タスクの実行に時間の約半分を費

やしています。これらの反復的なタスクを

自動化することにより、効率を大幅に向上さ

せ、操作ミスの危険を劇的に低下させること

ができます。大規模なIT環境における自動

化では、一貫性と予測可能性を確保しながら

多様なインフラストラクチャ・コンポーネント

を統合して、運用効率と俊敏性を向上させま

す。20年にわたるストレージ・ネットワークの

技術蓄積を活用して、ブロケードは、

らに、Brocade FC32-64ポート・ブレードを

搭載したBrocade X6ダイレクタは、統合型ネッ

トワーク・センサーとIO Insightによって NVMe

ワークロードの高度な監視を実施することに

より、最適な性能を確保します。

新規に導入された自動化機能により、

DevOpsリソースはオープンな APIとAnsible

自動化エンジンを通じてSANリソースを迅速

に自動化し、オーケストレーションすることが

できます。ブロケードの自動化機能では、

プロビジョニングなどのリソースを大量に消費

するタスクを確実に実行し、ネットワークの

継続的な監視を運用可能にすることができま

す。そのため、人為ミスを排除しながら短時間

でタスクを完了できます。

Brocade Fabric Vision®テクノロジを備える

Brocade X6ダイレクタは、革新的なハード

ウェア、ソフトウェア、統合型ネットワーク・

センサーを併用することで、業界最高レベル

の運用安定性を実現し、アプリケーション・

パフォーマンスの見直しを可能にします。

Fabric Visionテクノロジは、ストレージ環境

の健全性の可視性を高めます。より的確な

制御とインサイトを提供し、問題の迅速な

特定や重要なサービス・レベル・アグリーメント

（SLA）の達成を実現します。

運用安定性の強化により事業

継続性を実現

Fabric Visionテクノロジを装備した Brocade

X6ダイレクタは、監視を簡素化し、運用

安定性を高め、コストを大幅に低減する、

優れたハードウェア／ソフトウェア・ソリュー

ションを提供します。Brocade Fabric Vision

テクノロジにIO InsightおよびVM Insightが組

み込まれたことで、企業は自社の環境および

個々のVMの性能をより深く把握できるよう

になりました。この可視性の強化により、

ホストやストレージ階層上でアプリケーションま

たはVMのパフォーマンスの低下を素早く特

定することが可能となり、問題解決までの時

間が短縮されます。Brocade FC32-64ポート・

ブレードを搭載した Brocade X6ダイレクタ

は、ネットワークのパフォーマンスに関する

統合された負荷のかからないリアルタイム監視

とアラート生成機能を利用し、IO Insightによ

る監視を強化してNVMe over Fibre Channel

のパフォーマンスを最適化できます。NVMe

over Fibre Channelトラフィックと VMの

プロアクティブな監視によって、最適な

ネットワークの健全性と性能を維持するため

の高度な診断と可視性を得ることができます。

IO Insightは、統合型ネットワーク・センサーを

通してIO性能と動作を監視し、問題に関する

高度なインサイトを提供して、サービス・

レベルを確保します。この機能は、中断するこ

とも負荷をかけることもなく、すべての

デバイス・ポートからIO統計情報を集め、この

情報を、しきい値を設定してアラートを生成

する監視ポリシーに活用します。VM Insight

は、VMごとにIO Insightの可視性を応用しま

す。統合された VMレベル、アプリケーション・

レベル、およびデバイス・レベルのIO遅延と

IOPS監視により、管理者はアプリケーション

の性能のベースラインを設定し、性能の低下

の原因となっているVMまたは物理

レイヤーを特定できます。統合型ネットワーク・

センサーは、物理タップによる割り込みや

トラフィック停止を起こさないよう設計され

た、IOパフォーマンス管理を実現します。

Fabric Visionの革新的な監視、管理、診断

機能により、管理者は運用に影響が出る前に

問題を回避できます。次の機能があります。

•

Monitoring and Alerting Policy Suite

（

MAPS

）

ポリシー・ベースのしきい値監視と

アラート生成のソリューションを簡単に使用

できます。MAPSは、SCSIまたはNVMeの

ストレージ・インフラストラクチャの

健全性と性能をプロアクティブに監視して、

アプリケーションの稼働時間と可用性を維持

します。構築済みのルール・ベース／

ポリシー・ベースのテンプレートを活用し

て、MAPSはファブリック全体にわたるしき

い値の設定、監視、およびアラート生成を

簡素化します。管理者は、ファブリック全域

（または複数ファブリック）で共通のルール

とポリシーを使って一括した設定ができる

ほか、特定のポートやスイッチのポリシーを

カスタマイズすることもできます。管理者

はFlow VisionおよびVM Insightを使用し

て、VM性能低下の通知を受け取るために、

MAPSポリシーにVMフロー・メトリックに関

するしきい値を設定します。

•

Fabric Performance Impact

（

FPI

）監視

事前に定義されたMAPSポリシーを活用し

て、さまざまな遅延レベルや、ネットワーク

性能に悪影響を及ぼすスロー・ドレイン・デバイ

スを自動的に検知し、管理者に警告します。こ

の機能はさまざまな重大度の遅延を識別し、

原因となっているデバイスやボトルネックと

なっているポートの影響を受けているデバイス

を特定し、スロー・ドレイン・デバイスを自動的

に隔離して、バッファ・クレジットの枯渇を回避

します。

•

ダッシュボード

一目でわかる統合ビューは、

SAN全体の健全性を範囲外の状態の詳細と

ともに表示します。これにより管理者は傾向

を容易に把握し、スイッチやファブリックに

発生している問題を迅速に特定できます。

• 設定と運用監視ポリシーの自動管理スイート

（

COMPASS

）

スイッチとファブリックの構成

の自動化サービスによって、大規模な環境に

おける展開を簡素化し、一貫性を確保すると

ともに、運用管理を効率化します。管理者は、

テンプレートを新たに構成するか、既存の構成

を採用して、構成をファブリック全体にシー

ムレスに展開できます。また、COMPASS

を使って構成することで時間の経過に伴う

設定のずれを防いだり、Brocade Network

Advisorのダッシュボードからポリシー違反を

監視したりすることもできます。

•

Brocade ClearLink®

診断

ファイバー

チャネルの光トランシーバやケーブルの

光学的・電気的伝送信号品質を確認し、

高性能ファブリックの導入と保守を簡素化し

ます。ClearLink診断ポート（D_Port）は、

ファイバーチャネル・プラットフォームの高度

な機能の1つです。

インフラストラクチャ管理に求められる役割

と自動化のメリットがあるタスクを理解して

います。REST APIをスイッチと管理製品に

直接導入することにより、SAN管理ソリュー

ションを実現するための多様な選択肢を

提供します。ブロケードの堅牢なデータ

収集機能と自動化およびオーケストレーション・

ツール（ Ansibleなど）を組み合わせたIT

組織は、構成タスクを自動化することや、

パフォーマンスや健全性の変化を監視して

検出するために可視化することができます。

ブロケードの自動化ソリューションは、以下の

柱に基づいています。

• ファブリック・インベントリ、プロビジョニング、

運用状況の監視などの反復的な日常のタ

スクを自動化するために、標準のREST API

をスイッチから直接使用可能にします。

• システムをオープン・ソースのPyFOSであ

るPython言語と迅速に統合して、一般的な

SAN管理タスクを簡素化します。

• Ansibleを利用して、インフラストラクチャ

全体で自動化とオーケストレーションを

容易に拡張します。

Brocade Network Advisor

Brocade Network Advisorは、Gen 6

ファイバーチャネルの管理を簡素化し、問題

の診断と解決をプロアクティブに行えるよう

にすることで、使用可能時間を最大化し、

運用効率を高め、コストを削減します。

ウィザード形式のインタフェースにより

ファブリック、スイッチ、ポートをグループとし

て管理でき、導入および構成にかかる時間を

大幅に短縮します。カスタマイズ可能

なダッシュボードでは、Brocade Fabric Vision

テクノロジで収集したすべてのデータを含

め、性能と健全性の指標をグラフィカルに表

示できます。迅速にトラブルシューティングを

進めるために、管理者は、ダッシュボード・プレ

イバック機能を利用して、過去のイベントを

迅速に確認し、ファブリックの問題を特定でき

ます。効率良くアクションの優先順位を決め

てネットワーク性能を維持できるように、最も

関連性が高いデータのみを表示するようダッ

シュボードとレポートを構成できます。

Brocade Network Advisorは、標準 REST API

を介してプログラム可能なWebベースの

インタフェースを提供し、ゾーニング、

スクリプト作成、レポート作成を自動化して

運用タスクを削減します。管理タスクをさら

•

Flow Vision:

特定のアプリケーションや

データのフローの識別・監視・分析を行い、

処理性能の向上や、輻輳の回避、リソース

利用率の向上を実現します。Flow Visionに

は以下の機能があります。

–

Flow Monitor:

フロー全体を可視化しま

す。自動学習機能やフロー性能の無停止

監視機能を備えています。特定のホストか

ら複数のターゲットやボリュームへの

フローや、複数のホストから特定の

ターゲット /ボリュームへのフロー、特定の

ISLを通るフローなどを指定して監視で

き、さらに、特定のフレーム・タイプを

ボリューム単位で監視して、アプリケーション

の性能に影響するリソースの競合や輻輳

を特定することもできます。管理者は、IO

Insight機能によって、初回IO応答時間、IO

完了時間、保留IO数、SCSIまたはNVMe

over Fibre Channelトラフィックを実行し

ている特定のホストからターゲットまたは

ボリュームまでのフローのIOPSメトリック

を監視できます。管理者は、VM Insight

を使用して、VMごとのネットワーク・

スループットと IO統計情報を監視できます。

–

フロー学習

管理者は、特定のホスト／

ストレージ・ポートに行く、あるいはそこか

ら来るフロー、または ISL/IFL、FCIP

トンネルを通るすべてのフローを無停止で

検出し、ファブリック全体のアプリケーション

性能を監視できます。また、帯域消費が

最大／最小のデバイスを特定し、

キャパシティ・プランニングを管理できます。

–

フロー・ジェネレータ: 堅牢性を確保するた

め、データセンターのインフラストラクチャ

の事前テストや検証を行う組み込み型

トラフィック・ジェネレータです。

アプリケーションを展開する前に、経路を

検証し、光トランシーバ、ケーブル、

ポート、バックエンド接続、ISLの伝送信号

品質を確認することができます。

–

フロー・ミラーリング

管理者は、詳細な

分析のために収集可能な、特定のアプリ

ケーションとデータ・フローまたはフレーム・

タイプのコピーを無停止で作成できます。

•

Forward Error Correction

（

FEC

）

デバイス

接続およびISLのビット・エラーが修正でき

るようになり、伝送の信頼性と性能を向上

させます。FECはGen 6標準では必須と

なっていますが、ブロケードはGen 5でも

FECに対応します。

• クレジット・ロス回復

バッファ・クレジット・

ロスによる処理性能の低下と輻輳の問題

に対処できます。

に簡素化するために、管理者はイベント、履歴

データ、ベース・インベントリを素早く検索し

たり、フィルタを適用したりできます。さらに、

標準REST APIでBrocade Fabric Vision

テクノロジを活用することで、ファブリック全

体の健全性やパフォーマンスを、見やすい

ダッシュボードで可視化できます。

Brocade Fabric Vision

テクノロジ

Gen 6ファイバーチャネルの拡張機能であるIO

Insightを含むBrocade Fabric Visionテクノロジ

は、ストレージ・ネットワーク全体をよりよく把握

できるという、これまでにない可視性を提供し

ます。強力な監視、管理、診断ツールが統合さ

れたこの技術は、以下のようなメリットをもたら

します。

監視の簡素化



• ブロケードが 20年以上にわたって蓄積した

ストレージ・ネットワークのベスト・プラクティス

を、簡単な操作で展開できます。

• 主要な遅延および性能指標により、SCSIま

たはNVMeのストレージ IOの健全性と性能

に関する負荷のかからないリアルタイム

監視とアラート生成を活用できます。

• ドリルダウン機能を備えたダッシュボードに

ブラウザからアクセスして、ファブリック内を

包括的に確認できます。

運用安定性の向上



• プロアクティブな監視によって、一般的な

ネットワークの問題の50%を回避できます。

• ホットスポットを検知して、アプリケーション

の性能に影響が及ぶ前にネットワークの問題

を自動的に軽減できます。

• 想定される動きから逸脱しているIOを特定

し、障害の切り分けとトラブルシューティング

を促進します。

コストの大幅な削減



• 自動テスト／診断ツールによって、保守コスト

を約50%削減できます。

• 統合型ネットワーク・センサー、監視、および診

断機能により、高価なサード・パーティ製ツー

ルが不要となり、設備コストを大幅に削減で

きます。

• 統合されたIOメトリックでデバイスの構成を

調整し、ストレージ・パフォーマンスの最適化

とROIの向上を実現します。

高度に仮想化された、ミッション・

クリティカルなワークロードの

パフォーマンスを最大限に引

き出します。

進化するクリティカルなワークロードや

仮想化の高密度化は、より高く、より予測

可能なパフォーマンスを要求し続けていま

す。Brocade X6ダイレクタは、業界の先端を

行くGen 6ファイバーチャネルを採用するこ

とで、要求の厳しいワークロードに対し性能

向上を実現しました。32 Gbpsのポート・

スピード、および最大 16.2 Tbpsのシャーシ

帯域幅を提供し、高いIOと帯域幅を必要と

する次世代のアプリケーションに対応しま

す。ASICごとに1秒あたり最大5.66億フレーム

のスイッチングを実現するGen 6ファイバー

チャネル・テクノロジは、フラッシュ・ストレージ

の能力を最大限に引き出します。この画期的

なパフォーマンスの向上により、データ

集約型アプリケーションの応答時間が短縮

され、より多くのトランザクションをより短い

時間で処理し、SLAを向上することが可能と

なります。また、Brocade X6ダイレクタでは、

高密度のVM導入や大型ファブリックの

スループットが 2倍となり、スケーラビリティ

が向上しています。これにより、多くのストレー

ジ・デバイスをサポートし、ファイバーチャネル・

リンク数に見合った帯域幅要件を得ること

ができます。

Brocade X6ダイレクタは、優れた性能と帯域幅

をシャーシ内、スロット間、ポート上で実現し

ます。さらに、同じポート・グループ内のデータ・

トラフィックがスロット帯域幅を消費しない

ローカル・スイッチング機能により、遅延を減

らすと同時にワイヤー・レート性能のポート

数を最大化します。主な性能値は、次のとお

りです。

• Brocade X6-8: ノンブロッキング・

アーキテクチャ

– 最大512個の32 Gbpsポート

（UltraScale ICLを含むと640ポートに

相当）

› シャーシ総帯域幅20 Tbps（ポート

帯域幅+UltraScale ICL帯域幅）

› ファイバーチャネル・ポート帯域幅16

Tbps

› UltraScale ICL帯域幅4 Tbps

– スロットの帯域幅1.5 Tbps

• Brocade X6-4: ノンブロッキング・アーキ

テクチャ

– 最大256個の32 Gbpsポート（ UltraScale

ICLを含むと320ポートに相当）

› シャーシ総帯域幅10 Tbps（ポート帯域

幅+UltraScale ICL帯域幅）

› ファイバーチャネル・ポート帯域幅8 Tbps

› UltraScale ICL帯域幅2 Tbps

– スロットの帯域幅1.5 Tbps

スケールアウト型のシンプル

なネットワーク設計

ユーザは増え続けるデータに対応して、

ストレージ環境をシームレスにスケール

アウトする必要があります。Brocade

UltraScaleシャーシでは、光ファイバーによる

シャーシ間リンク（ICL）を使用して、QSFP

リンクで128 Gbpsの帯域幅を実現します。

これらのリンクは、最長 2キロメートルまで対

応し、最大 12基のBrocade X6ダイレクタを

接続できます。フラットでシンプルな高速

ファブリックを構成して、ネットワークを集約す

る一方、複雑さを緩和し、コストを低減します。

UltraScale ICLを利用することにより、シャーシ

間をスケーラブルなコア・エッジ構成や、

アクティブ／アクティブのメッシュ・トポロジ

で接続することができます。この高密度な

シャーシ・トポロジによって、スイッチ間配線

を75パーセント縮減することができ、また

最大25パーセントのポートを新たにサーバと

ストレージに用に解放します。これにより、

最小限のラック・スペース内の全体的なポー

ト密度が最大限に高まると同時に、サーバお

よびストレージ接続用の前面側のデバイス・

ポートが解放されます。

Brocade X6-8は、128個の32 Gbps

ポート（ 4.096 Tbps）に相当する 32個の

UltraScale ICLポートをサポートしています。

また、Brocade X6-4は、64個の32 Gbps

ポート（ 2.048 Tbps）に相当する 16個の

UltraScale ICLポートをサポートしています。

Gen 6のUltraScale ICLには下位互換性があ

るため、Gen 5のICLポートに接続できます。

この場合Gen 5の速度の16 Gbps（4×16）

で2 kmのQSFPと接続できます。

スケーラブルな、マルチ

プロトコル・エクステンション・

ソリューションで長距離接続と

レプリケーションを強化

各地に所在するデータセンターを接続するこ

とで、高度なデータ保護に対応するデータ・

モビリティを可能にします。エンタープライズ・

クラスのデータセンターでは、ミッション・

クリティカルなデータのレプリケーション

を、世界中のあらゆる場所へと高速、継続的、

簡単に実行できるディザスタ・リカバリ・

インフラストラクチャが必要になっています。

そこでストレージ管理者に求められるの

は、運用と設備のコストを最小限に抑えつ

つ、大量のデータ・レプリケーションを高い

セキュリティと信頼性で迅速かつ簡単に

実行することです。

Brocade SX6エクステンション・ブレードと組

み合わせることで、Brocade X6ダイレクタは、

ファイバーチャネルおよび IPストレージ環境

向けのデータセンター・エクステンション・

ソリューションを提供し、統合されたメトロ

／グローバル接続を実現します。この

ソリューションは、卓越した性能、強力な

セキュリティ、継続的な可用性、そして

シンプルな管理を実現することで、データ

センター間を流れるトラフィックの急増に

対応し、SLA遵守を維持します。さらに、

Brocade FC32-48ポート・ブレードでは、

10 Gbpsのネイティブ・ファイバーチャネル接続

も可能です。この接続は、インフライト

暗号化とインフライト圧縮に対応するほか

に、DWDMおよびダーク・ファイバーを介した

10 Gbpsのファイバーチャネルをオプション

でサポートします。

メインフレーム分野のトップ技術とリーダー

シップ

Brocade X6ダイレクタは、メインフレーム・ス

トレージ環境にシームレスなFICON接続を

提供します。Brocade X6は業界で最も高速

で、FICONインフラストラクチャに対し独自

の革新的な機能とともに信頼性と拡張性を

提供することで、z Systemメインフレームに

とって欠かせない存在であり、最高のROIの

実現につながります。ブロケードの技術は、

FICON標準の策定から、FICONに関わるさ

まざまな特許申請まで、メインフレーム向け

分野を主導してきた20年を超える経験の

上に築かれています。

柔軟な導入オプションで次世代

ストレージ要件に対応

フラッシュのメリットを完全に実現するには、遅

延の影響を受けやすい高性能なワークロード

を、NVMe over Fibre Channelを使用した

フラッシュベースのストレージに移す必要があ

ります。NVMeのシンプルさと効率性は、

フラッシュ・ストレージのパフォーマンスの劇

的な向上を可能にします。その上、NVMeは、

アプリケーションの応答時間を短縮し、何百も

のソリッド・ステート・ドライブの性能を活かして、

フラッシュを使用した仮想データセンター

全体のスケーラビリティを向上させます。

Brocade X6ダイレクタは、マルチプロトコル

接続によって柔軟性を高め、管理者が

ファイバーチャネル、NVMe、または FCoE

接続オプションを同時に使用して、次世代の

要件および設計アーキテクチャにシームレス

に適応できるようにします。企業は、運用停止

やハードウェア交換をすることなく、ブロケード

のGen 6ファイバーチャネル・ネットワーク

と次世代のNVMeをシームレスに統合でき

ます。高性能で低遅延のブロケードのGen 6

ファイバーチャネルと組み合わせたNVMeの

効率性を活用し、IOPSを高速化して、次世代

のデータセンターで必要とされる性能、

アプリケーションの応答時間、スケーラビリティ

を実現できます。Brocade FC32-64

ポート・ブレードを使用するBrocade X6

ダイレクタは、柔軟性のあるアーキテクチャ

設計にFCoEホスト接続のサポートを組み込

んで、俊敏性を向上させます。

投資保護という点では、Brocade X6

ダイレクタは、3世代前までの下位互換性を

提供し、4、8、16 Gbpsのファイバーチャネル

製品との接続をサポートします。さらに、

Brocade X6は、Gen 7のストレージにも対応

するネットワーク・プラットフォームとして、今

後の世代のファイバーチャネルもサポートし

ます。Brocade X6ダイレクタは、現在のGen 6

および今後の世代のモジュールをシャーシ

内に追加できます。

グローバル・サポート

グローバル・サポートは、耐障害性と効率性

に優れたSANインフラストラクチャの構築

を支援する高い技術力を有しています。

20年にわたるストレージ・ネットワークの

技術蓄積を活用して、世界最高水準の技術

サポート、実装サービス、移行サービスを

提供します。このサービスを利用すること

で、ハードウェアおよびソフトウェアへの

投資効果を最大限に高め、新しいテクノロジ

の導入を迅速化し、ネットワーク全体の

性能を最適化することが可能となります。

投資効果の最大化

ブロケードでは、テクノロジへの投資効果

の最大化を支援するために、販売パート

ナー各社と提携して、プロフェッショナル・

サービス、技術サポートを提供しています。

詳細については、ブロケード販売パート

ナーまでお問い合わせください。

Brocade X6ダイレクタは、シャーシごとに

Brocade SX6ブレードを 4枚まで拡張できま

す。各 Brocade SX6エクステンション・

ブレードは、16個の32 Gbpsファイバー

チャネル /FICON®ポート、16個の1/10 GbE

ポート、2個の40 GbEポートを装備してお

り、WAN接続を介して最大限のアプリケー

ション性能を実現するために必要な高帯域幅、

ポート密度、スループットを提供します。

また、最も要求の厳しいディザスタ・リカバリ

要件に対応します。

Brocade Fabric Visionテクノロジをデータセ

ンター間に拡張することにより、ストレージ・

ネットワーク全体にわたる優れたインサイト

と可視性がもたらされます。統合された強力

な監視、管理、診断ツールを持つFabric

Visionテクノロジは、運用中断や停止の影響

を最小限に抑えることができるため、無停止

のビジネス運営を実現します。ファイバー

チャネル/FICONのフローとIPストレージの

フローを1つのトンネルに統合することで、

運用管理が飛躍的に効率化されます。また、

カスタマイズ可能なブラウザ・ベースの

ダッシュボードを使用して、統合された

ファイバーチャネルとIPストレージを管理する

ことで、ストレージ管理者はネットワークの

健全性や処理性能を集中管理できます。

Brocade X6ダイレクタの仕様

システム・アーキテクチャ

シャーシシングル・シャーシ

Brocade X6-8は、最大 512個の32 Gbpsポート（ 128 Gbps（4×32 Gbps）UltraScale ICL

ポート（ 32 QSFPポート）を含むと640ポートに相当）を収容します。Brocade X6-4は、最大 256個の32 Gbps

ポート（ 16 UltraScale ICLポート（ 16 QSFPポート）を含むと320ポートに相当）を収容します。

それぞれ48ポートと 64ポートの 32 Gbpsファイバーチャネル・ブレードを使用して、ファイバーチャネル・ポート

（E、F、D、M、SIM、AE、EX）をサポートします。

制御プロセッサ冗長（アクティブ／スタンバイ）制御プロセッサ・モジュール

動作確認済み最大構成スイッチあたり6,000台のアクティブ・デバイス、Brocade Fabric OS®（FOS）ファブリック内 56台のスイッチ

で19ホップ、さらに大規模なファブリックはご要望に応じて検証

ファイバーチャネル・ブレード Brocade FC32-48ポート・ブレード : 48個の32 Gbps Gen 6ファイバーチャネル

Brocade FC32-64ポート・ブレード : 64個の32 Gbps Gen 6ファイバーチャネル

エクステンション・ブレード Brocade SX6エクステンション・ブレード : ファイバーチャネル・エクステンション（ 16個の32 Gbpsファイバー

チャネル・ポート）、およびIPネットワーク経由のIPエクステンション（ 16個の1/10 GbEポートと 2個の

40 GbEポート）

性能ファイバーチャネル : 4.25 Gbpsライン速度（全二重）、8.5 Gbpsライン速度（全二重）、10.53 Gbpsライン

速度（全二重）、14.025 Gbpsライン速度（全二重）、28.05 Gbpsライン速度（全二重）、4、8、16、32 Gbps

ポート速度の自動検出

使用SFPに応じて、4、8、10、16、32 Gbpsのポート速度を自動検出。4、8、16、32 Gbpsポート間の速度

マッチング。専用のSFPを使用して10 Gbpsのポート速度を実現

FCoE: 10 GbE、25 GbE、40 GbEのFCoE速度。10 GbE、25 GbE、40 GbE速度をサポートするには、

適切なQSFPトランシーバを使用する必要があります。

ISL trunking ISLトランクあたり最大 8個の32 Gbpsポートでフレームベースのトランキング、ISLトランクあたり最大

256 Gbps。DPSによるエクスチェンジ・ベースのISL間負荷分散をBrocade FOSに装備

UltraScale ICLトランキングコア・ルーティング（ CR）ブレード上のコネクタを介したシャーシ間結合

ブレードの種類に応じて、トランクごとに最大で以下のQSFPを構成可能:

• 2基のBrocade CR32-4ブレード間をつなぐ 512 Gbpsトランクを形成するには、トランク・グループ内で

最大4個の32 Gbps QSFPポートを接続します。トランクに含まれるQSFPポートが 4個以下の場合、

トランク内のポートを各ブレードの同じポート・グループに配置する必要があります。

• Brocade CR32-4とCR32-8ブレードの間をつなぐ 512 Gbpsトランクを形成するには、トランク・

グループ内で最大4個の32 Gbps QSFPポートを接続します。トランクに含まれるQSFPポートが 4個以

下の場合、トランク内のポートを各ブレードの同じポート・グループに配置する必要があります。

トランクには少なくとも2つのQSFP接続が必要です。また、Brocade CR32-8（CR32-4）と CR16-8

（CR16-4）のペアをつなぐには、最大 4個の16 Gbps QSFPトランクを形成します。

マルチシャーシ（ UltraScale ICLポートを使用）最大6,144個のノンブロッキングの 32 Gbpsファイバーチャネル・ポート、UltraScale ICLポート（ 8スロット型

シャーシあたり32ポート、または 4スロット型シャーシあたり16ポート、QSFP光トランシーバ）で、フル・

メッシュ構成の場合は最大9基、コア・エッジ構成の場合は最大12基のシャーシを接続します。

UltraScale ICL帯域幅

Brocade X6-8:

4.096 Tbps、32個のUltraScale ICLポートは 128個の32 Gbpsポートに相当します。

UltraScale ICLポートあたり 128 Gbpsの帯域幅を、1リンクの QSFP（32 Gbps×4）で提供します。

Brocade X6-4:

2.048 Tbps、32個のUltraScale ICLポートは 64個の16 Gbpsポートに相当します。

UltraScale ICLポートあたり 128 Gbpsの帯域幅を、1リンクの QSFP（32 Gbps×4）で提供します。

モデル共通

4本のUltraScale ICLの間でフレームベースのトランキングが有効化。DPSによって

エクスチェンジをフレーム・トランク全体に分散

シャーシ帯域幅

Brocade X6-8:

シャーシあたり20.5 Tbps: ポート帯域幅16.384 Tbps（512ポート×32 Gbps）データ速度＋

4.096 Tbps UltraScale ICL帯域幅（32×128 Gbps）

Brocade X6-4:

シャーシあたり10.2 Tbps: ポート帯域幅8.192 Tbps（192ポート×32 Gbps）データ速度＋

2.048 Tbps UltraScale ICL帯域幅（16×128 Gbps）

スロット帯域幅 1,536 Gbps（回線速度）で、Brocade FC32-48ブレードではラインレート性能、Brocade FC32-64

ブレードでは 1.33:1のオーバーサブスクリプション性能を実現

スケーラビリティ 239スイッチのフル・ファブリック・アーキテクチャ

最大フレーム・サイズ 2,112バイトのペイロード

フレーム・バッファ ASICスイッチングあたり15,360

Brocade X6ダイレクタの仕様

（続き）

スイッチの遅延

Gen 6

の

32 Gbps

速度の

Brocade FC32-48

および

FC32-64

のブレード

カットスルー・ルーティングを使用

し、32Gbpsで同一ブレード上の任意のポート間のローカル・スイッチングでは780ナノ秒未満（FECを含む）、

ブレード間では 2.6マイクロ秒

Brocade sX6

ブレード（ファイバーチャネル間）

カットスルー・ルーティングを使用し、32Gbpsで同一ブレード

上のポート間は780ナノ秒未満（FECを含む）、他のブレードとまたがるポート間では 2.6マイクロ秒

サービス・クラスクラス2、クラス 3、クラス F（スイッチ間フレーム）

ファイバーチャネル・ポート・タイプ

Brocade FC32-48

および

FC32-64

ポート・ブレード

F_ P o r t 、E_Port、EX_Port、M_Port、SIM、D_Por t

Brocade sX6

エクステンション・ブレード

F_ P o r t 、E_Port、EX_Port（FC）、VE_Port（GbE）

注

自動検出は、オプションのポート・タイプ制御とスイッチ・タイプ（U_Port）に基づいて行われます。

データ・トラフィック・タイプユニキャスト、マルチキャスト（ 255グループ）、ブロードキャストをサポートするファブリック・スイッチ

メディア・タイプ

Brocade FC32-48

ポート・ブレード

ホット・プラグ対応のBrocadeファイバーチャネル SFP+（32 Gbps

SWL/LWL）、SFP+（16 Gbps SWL/LWL/ELWL、10 Gbps SWL/LWL SFP）をサポート

Brocade FC32-64

ポート・ブレード

ホット・プラグ対応 QSFPコネクタ、4×32 Gbps SWLおよび4×16

Gbps SWL、MPO 1×12リボン・ケーブル・コネクタ（ 66 m OM3、100 m OM4）、4×32 Gbps 2 km QSFP

（固定4×32 Gbps速度およびSMF LC）、Brocade FC32-64 QSFPは4/8/16/32 Gbpsのみサポート

（10 Gbpsファイバーチャネルなし）、10 GbE、25 GbE、40 GbEのFCoE QSFPをサポート

Brocade sX6

エクステンション・ブレード

ホット・プラグ対応のBrocadeファイバーチャネル SFP28

（32 Gbps SWL/LWL）、SFP+（16 Gbps SWL/LWL/ELWL）、SFP+（10 Gbps FC SWL/LWL）、

イーサネット SFP（1 GbEカッパー、1 GbE 1000BASE-SX/LX/CWDM）、SFP+（10 GbE SR/LR）、SFP+

（10 GbEチューナブルDWDM 80 km）、QSFP（40 GbE SR4/LR4/ER4）をサポート

コア・ルーティング（

）ブレード、

Brocade CR32-4

および

CR32-8:

ホット・プラグ対応のBrocade

ファイバーチャネル QSFP（4×32 Gbps SWL、4×16 Gbps SWL、ICL接続用の4×16 Gbps 2 km QSFP）

をサポート

USB 制御プロセッサあたりUSBポート 1個（ファームウェアのダウンロード、サポート情報の保存、構成の

アップロード／ダウンロード用）

ファブリック・サービス Adaptive Networking（Traﬃc Isolation、QoS）、BB Credit Recovery、Brocade Advanced Zoning

（デフォルト・ゾーニング、ポート/WWNゾーニング、ピア・ゾーニング、ターゲット・ドリブン・ゾーニング、

ブロードキャスト・ゾーニング）、Dynamic Path Selection（DPS）、Extended Fabric、FDMI、FICON CUP、

Flow Vision、Frame Redirection、FSPF、Integrated Routing、IPoFC、ISL Trunking、Management Server、

Monitoring and Alerting Policy Suite（MAPS）、Conﬁguration and Operational Monitoring Policy

Automation Services Suite（COMPASS）、N_Port Trunking、NPIV、NTP v3、ポート・フェンシング、

Registered State Change Notiﬁcation（RSCN）、Reliable Commit Service（RCS）、Simple Name Server、

Virtual Fabric（Logical Switch、Logical Fabric）

拡張機能 DWDM、CWDM、FC-SONET機器をサポート、ファイバーチャネル・データの転送データの圧縮（Brocade

LZO）および暗号化（AES-GCM-256）、BB Credit Recovery、FCIP/IPエクステンションにおける Adaptive

Rate Limiting（ARL）、データ圧縮、Fast Write（FCIPのみ）、読み取り／書き込みテープ・パイプライニング

（FCIPのみ）、QoSをサポート

FICON FICON cascading、ロスレス DLSのサポート、FICON CUP、Advanced Accelerator for FICON（IBM z/

OS Global Mirror、読み取り／書き込みテープ・パイプライニング）

システム・コンポーネント

ファイバーチャネル・ポート

Brocade X6-8:

最大512個の32 Gbpsポート、ユニバーサル（ E_Port、F_ Po r t 、EX_Port、M_Port、D_

Port、SIM Port、FICON）

Brocade X6-4:

最大256個の32 Gbpsポート、ユニバーサル（ F_ P o r t 、E_Port、EX_Port、M_Port、D_

Port、SIM Port、FICON）

ファブリックの初期化 FC-SW 5.0準拠

スイッチング容量 1秒あたり135億フレームの総スイッチング容量（512ポート・シャーシのクラス2、クラス 3、クラス Fフレーム）

サービス・クラスクラス2、クラス 3、クラス F（スイッチ間フレーム）

ANSIファイバーチャネル・プロトコル FC-PH（ファイバーチャネルの物理的および信号インタフェース規格）

ポート間遅延ローカル・スイッチング

780ナノ秒未満（FECを含む）

ブレード間

2.6マイクロ秒

Brocade X6ダイレクタの仕様

（続き）

高可用性

アーキテクチャノンブロッキング共有メモリ、パッシブ・バックプレーン、冗長アクティブ／パッシブ制御プロセッサ、冗長

アクティブ／アクティブ・コア・スイッチング・ブレード、冗長WWNカード

シャーシ電源

Brocade X6-8:

• AC低ライン（ 100 VAC～120 VAC）用に電源が4基必要

• AC高ライン（ 200 VAC～240 VAC）用に電源が2基必要

• 高電圧AC（200 VAC～277 VAC）または高電圧DC（240 VDC～380 VDC）用に電源が2基必要

• デバイスはPSU 3基と一緒に、またはPSUなしで出荷されます（ 2+1の冗長性のために3基）。2基は

システム電力を供給しますが、優れた電力効率と2+2の冗長性を実現するには、電源を4基設置する

必要があります。

Brocade X6-4:

• AC低ライン（ 100 VAC～120 VAC）用に電源が2基必要

• AC高ライン（ 200 VAC～240 VAC）用に電源が1基必要

• 高電圧AC（200 VAC～277 VAC）または高電圧DC（240 VDC～380 VDC）用に電源が1基必要

• デバイスは電源2基と一緒に出荷されます。1基はシステム電力を供給しますが、優れた電力効率と

1+1の冗長性を実現するには、両方の電源を設置する必要があります。

冷却

Brocade X6-8:

• ファン・トレイ・アセンブリが 3基必要です。いずれかのファン・トレイのファンが 1基破損すると、破損状態

となります。

• アセンブリごとに 2基、合計で6基のファンがあります。Brocade X6-8でシステムを稼働させるには、6基

のファンのうち 5基が機能する必要があります。ファン・トレイ・アセンブリ 1基はホットスワップできます。

また、障害が発生した場合はただちに交換する必要があります。

Brocade X6-4:

• ファン・トレイ・アセンブリが 2基必要です。いずれかのファン・トレイのファンが 1基破損すると、破損状態

となります。

• アセンブリごとに 2基、合計で4基のファンがあります。Brocade X6-4でシステムを稼働させるには、4基

のファンのうち 3基が機能する必要があります。ファン・アセンブリ1基はホットスワップできます。また、

障害が発生した場合はただちに交換する必要があります。

排気式非ポート側から吸気し、ポート側へ排気します。ポート側から吸気し、非ポート側へ排気するオプションも

使用できます。

ソリューション可用性 99.999%の稼働時間を想定した設計、ホット・プラグ対応の冗長電源、ファン、WWNカード、プロセッサ、コア・

スイッチング、ポート・ブレード、オプティクス、オンライン診断機能、運用を止めないファームウェアの

ダウンロードと起動

管理

管理機能 HTTP、SNMP v1/v3（FE MIB、FC Management MIB）、SSH、Auditing、Syslog、Brocade Advanced Web

ツール、Brocade Network Advisor SAN EnterpriseまたはBrocade Network Advisor SAN Professional

Plus、Command Line Interface（CLI）、SMI-S準拠、RESTful API、アドオン機能の試用ライセンス

セキュリティ ISLのAES-GCM-256暗号化、DH-CHAP（スイッチとエンド・デバイス間）、FCAPスイッチ認証、FIPS 140-2

L2準拠、HTTPS、IPsec、IPフィルタリング、LDAP with IPv6、OpenLDAP、Port Binding、RADIUS、ユーザ

定義のロールベース・アクセス制御（RBAC）、セキュア・コピー（ SCP）、Secure RPC、SFTP、SSH v2、SSL/

TLS、Switch Binding、TACACS+、Trusted Switch

管理アクセス制御プロセッサごとに 10/100/1000イーサネット（ RJ-45）、ファイバーチャネル・インバンド、制御プロセッサ・

モジュールごとに1個のUSBとシリアル・ポート（ RJ-45）、DHCP/DHCPv6、Brocade Network Advisorを通し

たコール・ホームの統合

診断 IO監視のためのIO Insight（NVMeのIO InsightにはBrocade FC32-64ポート・ブレードが必要）、光

トランシーバとケーブルのClearLink診断機能として、電気／光ループバック、リンクのトラフィック／遅延／

距離、内蔵フロー・ジェネレータ、POSTおよび内蔵オンライン／オフライン診断（環境モニタリング、FCpingと

Pathinfo（FC traceroute）、フロー・ミラーリング、Frame Viewer、無停止のデーモン再起動、光モジュールの

健全性モニタリング、電源モニタリング、RAStraceロギング、Rolling Reboot Detection（RRD）など）

Brocade X6ダイレクタの仕様

（続き）

機械仕様

筐体

Brocade X6-8 12

ブレード・スロット

14Uのラック・マウント式シャーシ、4ポスト・ラック用の 27～31インチお

よび22インチのレール・キット、2ポスト・ラック用のミッド・マウント・キット

Brocade X6-4 8

ブレード・スロット

8Uのラック・マウント式シャーシ、27～31インチのレール、18～24インチ

のレール、4ポスト・ラック用の排気式ラック・マウント・キット、2ポスト・ラック用のミッド・マウント・キット

取り付けラック・マウント式、標準19インチEIAキャビネット用

サイズ

Brocade X6-8:

高さ: 61.23 cm（24.11インチ、14U）

幅: 43.74 cm（17.23インチ）

奥行き: 61.04 cm（24.04インチ）

Brocade X6-4

高さ: 34.45 cm（13.56インチ、8U）

幅: 43.74 cm（17.23インチ）

奥行き: 61.04 cm（24.04インチ）

Brocade X6-4

と排気式ラック・マウント・キット 

高さ: 40.00 cm（15.75インチ、9U）

幅: 43.74 cm（17.23インチ）

奥行き: 61.29 cm（24.09インチ）

システム重量

Brocade X6-8

35.61 kg（78.5ポンド）（シャーシのみ）

145.8 kg（321.5ポンド）フル装備の最大構成

Brocade X6-4

24.5 kg（54ポンド）（シャーシのみ）

68.95 kg（152.0ポンド）フル装備の最大構成

環境

温度動作時

0°C～40°C（32°F～104°F）

非動作時

-25°C～70°C（-13°F～158°F）

湿度 動作時湿度

40°C（104°F）および最大変化度10%/時で相対湿度5%～93%、結露なし

非動作時湿度

70°C（158°F）で相対湿度10%～93%、結露なし

高度最高3,000メートル（ 9,842フィート）

衝撃 動作時

10 g、11 ms、正弦半波

非動作時

20 g、11 ms、正弦半波

振動 動作時

5～10 Hz @ +5 db/Oct、10～200 Hz @ 0.0005 Grms、200～500 Hz @ -5 db/Oct、スケール

0.05 Grms

非動作時

3～10 Hz @ +5 db/Oct、10～200 Hz @ 0.0065 Grms、200～500 Hz @ -5 db/Oct、

スケール1.12 Grms

発熱量

Brocade X6-8

512

ポート構成

標準: 10,010 BTU/時、最大: 18,362 BTU/時

消費電力

標準: 2,933 W、最大 : 5,380 W

注

PSUが完全に冗長化されている、200 VACでの入力電力です。

Brocade X6-4

256

ポート構成

標準: 5,283 BTU/時、最大: 10,049 BTU/時

消費電力

標準: 1,548 W、最大 : 2,953 W

注

PSUが完全に冗長化されている、200 VACでの入力電力です。

Brocade X6ダイレクタの仕様

（続き）

消費電力

対応電源範囲標準の

電源

入力電圧

標準のAC入力:

範囲: 90～264 VAC、自動検出

標準: 100～240 VAC

消費電力

85～132 VAC: 1,450 W

180～264 VAC: 2,870 W

80 PLUS Platinum認証

高電圧（HV）電源

入力電圧

範囲: 90～132 VAC

標準: 100～120 VAC

範囲: 180～305 VAC

標準: 200～277 VAC

範囲: 192～400 VDC

標準: 240～380 VDC

消費電力

90～132 VAC: 1,450 W

180～305 VAC: 2,870 W

192～400 VDC: 2,870 W

Broadcom /

アバゴ・テクノロジー株式会社

〒

153-0042

東京都目黒区青葉台

4-7-7

青葉台ヒルズ

Tel

：

03-6407-2727 Email: brocade-pr[email protected]

http://jp.broadcom.com

Brocade, Fabric Vision, ClearLink, DCX, FICON, and the stylized B logo are among the trademarks of Brocade Communications

Systems LLC. Broadcom, the pulse logo, and Connecting everything are among the trademarks of Broadcom.

The term “Broadcom” refers to Broadcom Inc. and/or its subsidiaries.

For product information, please visit brocade.com.

注意：本ドキュメントは情報提供のみを目的としており、

Brocade

が提供しているか、今後提供する機器、機器の機能、サービスに関する明示的、

暗示的な保証を行うものではありません。

Brocade

は、本ドキュメントをいつでも予告なく変更する権利を留保します。

また、本ドキュメントの使用に関しては一切責任を負いません。本ドキュメントには、現在利用することのできない機能についての説明が含まれている

可能性があります。機能や製品の販売 / サポート状況については、上記問い合わせ先までお問い合わせください。

07/19 GA-DS-5721-09-JP

突入電流最大35 A、ピーク

周波数 50～60 Hz（標準: 50～60 Hz）

Broadcom Brocade X6 ダイレクタ仕様

ブランド: Broadcom

モデル: Brocade X6 ダイレクタ

タイプ: 仕様

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