Hilti HIT-P 8000 D 取扱説明書

タイプ
取扱説明書
HITP 8000 D
日本語
Printed: 18.05.2018 | Doc-Nr: PUB / 5151282 / 000 / 03
Printed: 18.05.2018 | Doc-Nr: PUB / 5151282 / 000 / 03
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1 文書について
1.1 本書について
ご使用前に本書をすべてお読みくださいこのことは、安全な作業と問題のない取扱いのための前提条
件となります。
本書および製品に記載されている安全上の注意と警告表示に注意してください。
取扱説明書は常に製品とともに保管し、の人が使用する場合には、製品と取扱説明書を一緒にお渡し
ください。
1.2 記号の説明
1.2.1 警告表示
警告表示は製品の取扱いにおける危険について警告するものです。以下の注意喚起語が使用されていま
危険
危険
この表記は、重傷あるいは死亡事故につながる危険性がある場合に注意を促すために使われます。
警告
警告
この表記は、重傷あるいは死亡事故につながる可能性がある場合に注意を促すために使われます。
注意
注意
この表記は、軽傷あるいは物財の損傷が発生する可能性がある場合に使われます。
1.2.2 本書の記号
本書では、以下の記号が使用されています
使用前に取扱説明書をお読みください
本製品を効率良く取り扱うための注意事項や役に立つ情報
リサイクル可能な部品の取扱い
工具およびバッテリーを一般ゴミとして廃棄してはなりませ
1.2.3 図中の記号
図中では以下の記号が使用されています
この数字は本取扱説明書冒頭にある該当図を示しています
付番は図中の作業手順の順序に対応していて、本文の作業手順とは一致しない場合があります
概要図には項目番号が付されていて、製品概要セクションの凡例の番号に対応していま
この記号は、製品の取扱いの際に特に注意が必要なことを示しています。
1.3 記号の説明
1.3.1 記号
製品には以下の記号が使用されています
各国の廃品回収システム
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2 安全
2.1 製品情報
製品はプロ仕様で製作されており、その使用、保守、修理を行うのは、認定を受けトレーニング
された人のみに限ります。これらの人は、遭遇し得る危険に関する情報を入手していなければなりません。
製品およびアクセサリーの使用法を知らない者による誤使用あるいは規定外の使用は危険です。
機種名および製造番号は銘板に表示されています。
製造番号を以下の表に書き写しておいてください。ヒルティ代理店やサービスセンターへお問い合わせ
の際には、製品データが必要になります。
製品データ
機種名 HITP 8000 D
製品世代 01
製造番号
2.2 適合宣言
当社は、単独の責任において本書で説明している製品が有効な基準と標準規格に適合していることを宣言し
ます。適合宣言書の複写は本書の末尾にあります。
技術資料は本書の後続の頁に記載されています
Hilti Entwicklungsgesellschaft mbH | Zulassung Geräte | Hiltistraße 6 | 86916 Kaufering, DE
2.3 安全上の注意
警告事 本電動工具に付属のすべての安全上の注意、示事項、および製品仕様をお読みくださ
い。以下の指示を守らないと、感電、火災および/または重傷事故の危険があります。
安全上の注意および指示事項が書かれた説明書はすべて大切に保管してください
作業環境に関する安
作業場はきれいに保ち、十分に明るくしてくださいちらかった暗い場所での作業は事故の原因となり
ます。
作業場の換気に十分配慮してください。
本体の使用中、子供や無関係者を作業場へ近づけないでください。作業中に気がそらされると、本体の
コントロールを失ってしまう恐れがあります。
作業場の整理整頓に心がけてください。故の原因となり得る危険物は作業区域から取り除いておいて
ください。作業場が整理整頓されていないと事故を引き起こすことがあります。
作業時には、圧縮空気ホースは常に本体から後方へと向かうようにしてください。これにより、圧縮空
気ホースに躓いて転ぶ危険を低減することができます。
作業中は足場に本体を固定してください。これにより落下を防止します。
作業者に関する安全
油断せずに十分注意し、常識をもった作業をおこなってください疲れている場合、薬物、医薬品服用
およびアルコール飲用による影響下にある場合には本体を使用しないでください本体使用中の一瞬の
不注意が重傷事故の原因となることがあります。
個人用保護具および保護メガネを常に着用してください。けがに備え、本体の使用状況に応じた粉じん
マスク、耐滑性の安全靴、ヘルメット、耳栓などの作業保護具を使用してください。
本体は、に両手でグリップを掴んでしっかりと保持してください。グリップは乾燥した清潔な状態を
保ってください。
意図しない始動を防止してください。本体を圧縮空気供給に接続する前や持ち上げたり運んだりする
に、本体がオフになっていることを確認してください。スイッチに指を掛けたまま本体を運んだり、
イッチがオンになっている状態で本体を圧縮空気供給に接続したりすると、事故の原因となる恐れがあ
ります。
作業中は不安定な姿勢をとらないでください。足元を安定させ、常にバランスを保つようにしてくださ
い。これにより、万一本製品が異常状況に陥った場合にも、適切な対応が可能となります
本体の取扱いに熟練している場合にも、正しい安全対策を遵守し、本体に関する安全規則を無視しない
でください。不注意な取扱いは、ほんの一瞬で重傷事故を招くことがあります。
電動工具をご使用にならない場合には、子供の手の届かない場所に保管してください。電動工具に関す
る知識のない方、本説明書をお読みでない方による本体のご使用は避けてください未経験者による電
動工具の使用は危険です。
機器とアクセサリーは慎重に手入れしてください可動部分が引っ掛かりなく正常に作動しているか、
本体の機能に影響を及ぼす各部分が破損・損傷していないかを確認してください。電動工具をご使用に
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なる前に、損傷部分の修理を依頼してください。故の多くは、保守管理の不十分な本体を使用したこ
とが原因で発生しています。
サービス
本体の修理は必ず認定サービスセンターにお申し付けください。また、ず純正部品を使用してくださ
い。これにより電動工具の安全性が確実に維持されます。
一般安全注意事項
本体の加工や改造は絶対に行わないでください。
怪我の可能性を防ぐため、必ずHilti 純正のアクセサリーや先端工具のみを使用してください。
必ず、本体用に許可されたフォイルパックを使用してください。
本体は開いてはなりません。
本体の先端部を手や身体の他の部分、あるいは他の人に押し付けないでください。
損傷した圧縮空気ホースは、Hilti サービスセンターに交換を依頼してください。
汚れたあるいは損傷したフォイルパックホルダーは使用しないでください。
フロントプレートおよびピストンプレートは汚れていてはなりません。
最上に作動しない場合および清掃作業の際には、本体の圧縮空気供給を接続解除してください
ミキシングノズルの交換は、ずフォイルパックに圧力がかかっていない状態で行ってください。送り
ボタンを操作してはなりません。
作業中断時にミキシングノズルが硬化した場合にはミキシングノズルを交換してください。
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3 製品の説明
3.1 概要
@
ミキシングノズル
;
フォイルパック
=
フォイルパックホルダー
%
シリンダー
&
ピストン後退ボタン
(
トリガー
)
圧縮空気接続部
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+
グリップ
§
吐出量調整部
3.2 正しい使用
本製品は、Hilti 社の様々な樹脂を吐出させるためのものです。
組み込まれている吐出機能は、特に連続使用に適したものとなっています。
吐出力は、圧縮空気により生成されます。
3.3 本体標準セット構成
ディスペンサー、フォイルパックホルダーおよび取扱説明書。
その他のご使用の製品用に許可されたシステム製品については、弊社営業担当またHilti Store にお問い合
わせいただくか、あるいはwww.hilti.group | USAwww.hilti.com でご確認ください。
4 製品仕様
重量(樹脂およびフォイルパックホルダーを含まない)
6.2 kg
圧縮空気接続部
1⁄4 インチ
最小運転圧
6 bar
最大入力圧
10 bar
最適な空気流量
250 ℓ/min
作業温度/周囲温度
5 40
搬送および保管時の推奨温度範囲
0 40
5 ご使用方法
5.1 すべての安全上の注意と取扱説明書の指示を守ってください
警告
化学物質による危険 誤った使用方法は負傷の原因となります。
ご使用になる前に、製品の安全データシート、梱包に記載された注意事項およびフォイルパックの取扱
説明書をご覧ください。
5.2 圧縮空気供給を確立する
注意
負傷の危険 圧縮空気による危険があります。
最大入力圧は 10 bar を超過してはなりません
圧縮空気供給を確立します。
5.3 フォイルパックを準備する
警告
負傷の危険 化学物質による危険があります。
フォイルパックを装着したフォイルパックホルダーが強い衝撃を受けたあるいは落下した後には、フォ
イルパックホルダーとフォイルパックに損傷がないか点検し必要に応じて交換してください。
ご使用の前に、フォ里宇パックのステッカーにある安全上の注意と作業条件をお読みになり、有効期
限に注意してください。
フォイルパックは必ずフォイルパックホルダーに装着した状態で吐出を行ってください。
本体は、内容量 1400 ml のHilti フォイルパックの吐出にのみ使用することができます。
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1. フォイルパックから封止キャップを取り外します。
2. ミキシングノズルをフォイルパックに取り付けます。
フォイルパックを新品と交換するたびにミキシングノズルも新品のものに交換してください。
3. フォイルパックを前方からフォイルパックホルダーに挿入します。
5.4 フォイルパックホルダーとフォイルパックを装填する
注意
負傷の危険 圧縮空気による危険があります。
圧力ピストン付近に手を出さないでください。
1. ピストンが完全に戻るまでピストン後退ボタンを押します。
2. フォイルパックホルダーを側方へスライドさせてフォイルパックホルダーアダプターに取り付けます
3. フォイルパックホルダーをフォイルパックホルダーアダプター内で 2 回に分けて「カチッという音が
2 回聞こえます」45° 回します。
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5.5 吐出量を調整する
吐出スイッチで希望の値に調整します。
5.6 本体を準備する
トリガーを押します。
吐出の開始時に使用せずに破棄する樹脂の量はそれぞれの樹脂の種類により異なります。フォ
イルパックの取扱説明書に記載されている破棄量を確認してください。
5.7 樹脂を注入する
警告
負傷の危険 固定具の落下による危険があります
作業に関する注意事項を守らないと、固定具の強度は保証できません。
樹脂は必ず既定の温度範囲内で使用するようにしてください
穿孔穴は空気が入らないように必要な樹脂量を注入する必要があります。
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1. ミキシングノズルを穿孔穴の底部まで差し込みます。
深い穿孔穴には延長ノズルを使用してください。
2. トリガーを押し、ミキシングノズルをゆっくり引き戻します。
5.8 ピストン戻し機能
注意
負傷の危険 圧縮空気による危険があります。
圧力ピストン付近に手を出さないでください。
ピストン後退ボタンを押します
5.9 フォイルパックを取り外す
注意
負傷の危険 圧縮空気による危険があります。
圧力ピストン付近に手を出さないでください。
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1. 圧力ピストンが完全に戻るまでピストン後退ボタンを押します。
2. フォイルパックホルダーをフォイルパックホルダーアダプター内で 2 回に分けて 45° 回します。
3. フォイルパックホルダーをフォイルパックホルダーアダプターから側方へと引き出します。
4. フォイルパックをフォイルパックホルダーから前方へと引き出します。
開封済みで後から再使用するつもりのフォイルパックは、フォイルパックホルダーに装着した状
態で製品内で保管する必要があります。
6 ディスペンサーの搬送および保管
本体の搬送、保管および手入れの前に、必ず圧縮空気供給を接続解除してください。
7 搬送、保管、手入れと保守
警告
負傷の危険 圧縮空気による危険があります。
搬送、保管、手入れや保守には圧縮空気接続を解除してください。
手入れ
強固に付着した汚れは慎重に除去してください。
ハウジングは必ず軽く湿らせた布で清掃してくださいシリコンを含んだ清掃用具はプラスチック部品
をいためる可能性があるので使用しないでください。
保守
目視確認可能なすべての部品について損傷の有無を、作エレメントについては問題なく機能すること
を定期的に点検してください。
損傷および/または機能に問題のある場合は、本体を使用しないでください。直ちにHilti サービスに修
理を依頼してください。
手入れおよび保守作業の後は、すべての安全機構を取り付けて機能を点検してください
安全な作動のために、必ず純正のスペアパーツと消耗品を使用してください。本製品向けに弊社が承
認したスペアパーツ、消耗品およびアクセサリーは、弊社営業担当またはHilti Store にお問い合わせ
いただくか、あるいはwww.hilti.group / www.hilti.com でご確認ください。
8 中国版 RoHS(有害物質使用制限に関するガイドライン)
下記のリンクより、有害物質を記載した表を確認できます:qr.hilti.com/r5250。
本書の最終ページに RoHS 表にリンクした QR コードがあります。
9 メーカー保証
保証条件に関するご質問は、最寄りのHilti 代理店・販売店までお問い合わせください。
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Hilti = registered trademark of Hilti Corp., Schaan 20180503
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