Omega DPI620G-QS 取扱説明書

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クイックスタートガイド Druck DPI 620 Genii

2 5 2013 K0542 初版 1-1

1 概要

Druck DPI620 Genii は、電気的計測および電源操作に使用できる、

HART

®

通信機能搭載のバッテリー駆動式計器です。 Druck DPI 620

Genii は、すべてのオプションアイテムに対応する電源機能とユー

ザーインターフェース機能も備えています。タッチスクリーンに

は最大 6 種類のパラメータを表示できます。

2 同梱品

Druck DPI 620 Genii には以下のアイテムが同梱されています。

•DC 電源 / 充電装置

• リチウムポリマー充電池

• 試験導線 (6 本セット )

•AC プローブ

• クイックスタートガイド

• スタイラス

3 オプションアイテム

Druck DPI 620 Genii では以下のオプションアイテムを使用できま

す。

• 圧力モジュールキャリア MC 620。 Druck DPI 620 Genii に直接

取り付け、完全統合型圧力計器を構成できます。

• 圧力モジュール PM 620。これを圧力モジュールキャリア

(MC 620) または圧力ステーション (PV 62X) に取り付けると、圧

力測定機能が向上します。

• 圧力ステーション PV 62X。圧力ステーションに Druck DPI 620

Genii を取り付けることにより、完全統合型圧力校正器を構成

できます。

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警告

3.1 電気に関する警告

• 感電または計器の破損を防ぐために、端末間、または端末

と接地 ( アース ) 間の接続電圧は 30V (CAT I) 以下にしてくだ

さい。

• 外部回路をメインから適切に絶縁してください。

• 感電を防止するため 20 Vrms を超える AC 電圧の測定に使

用するのは GE 指定の AC プローブ ( 部品番号 : IO620-AC) に

限ります。 IO620-AC 導線間、または導線と接地 ( アース )

間の接続電圧は 300V (CAT II) 以下にしてください。指定さ

れた接続部にのみ取り付けてください。

• 本計器はリチウムポリマー (Li ポリマー ) 充電池を使用して

います。爆発や火災を防ぐために、短絡や分解を避け、損

傷を受けないように保護してください。

• 爆発や火災を防ぐため、使用するバッテリーは GE 指定の

バッテリー ( 部品番号 : 191-356)、電源 ( 部品番号 : 191-

339)、充電装置 ( 部品番号 : IO620-CHARGER) に限ります。

• バッテリー漏れや熱の発生を防ぐために、充電装置および

電源の使用は 0 ～ 40 ℃ (32 ～ 104°F) の温度範囲に限りま

す。

• 電源の入力範囲は、 100 ～ 240VAC、 50 ～ 60Hz、 250mA、

設置カテゴリ (CAT) II です。

• 電源遮断装置を妨げない位置に電源を設置してください。

• ディスプレイに正確なデータを表示するために、電源をオ

ンにするとき、または別の計測機能や電源機能に切り替え

るときは、その前に試験導線を取り外してください。

• 危険

な圧力の解放

を防止するために、関連のパイプ、ホー

ス、設備がすべて適切な圧力定格を維持していること、安

全に使用できること、適切に取り付けられていることを確

認してください。

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4 バッテリーの取り付け

1. 5 本のポジドライブ (Pozidriv) ネジを外します (A) ( 「図 1 背面」

を参照 )。

2. バッテリーカバーを取り外します。

3. バッテリー配線の接続部とバッテリー室の接続部を確認しま

す。

4. バッテリー室にバッテリーを取り付けます。

5. バッテリーカバーを元の位置に戻します。

6. 5 本のポジドライブネジでカバーを留めます。

図 1 背面

5 バッテリーの充電

1. DC 電源 / 充電装置を本体側面の +5V

DC

接続部に接続します

( 「図 2 側面」を参照 )。

2. バッテリーは USB 接続により充電することもできます ( 「図 2

側面」を参照 )。

3. 充電時には計器をオンまたはオフの状態にしておくことがで

きます。ただし、オンの状態で充電すると時間がかかります。

5.1 バッテリー充電

充電方法充電時間

DC 電源 6.5 時間

外部充電装置 6.5 時間

ミニ USB 接続 13 時間

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6 基本モード

6 1 パワーオン

オフ状態からの場合 – ダッシュボードが表示されるまで電源

ボタンを ( 「図 2 側面」を参照 ) を押します。

6.2 パワーオフ

画面が消えるまで電源ボタンを押し続けます。

6.3 スリープモード

スリープモードにするには、電源ボタンを押してから放しま

す。

6.4 スリープモードからの復帰

「6.1 パワーオン」を参照

スリープモードから復帰すると、スリープモードになる前の

最後の画面が常に表示されます。

6.5 テーマ

GE Dark および GE Light の 2 種類のテーマを使用できます。光

のレベルに適したテーマを選択してください。テーマにアクセ

スするには Settings ( 設定 ) アイコンを選択します。

.

図 2 側面

+5V DC

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7 Druck DPI 620 Genii の各種モード ( 「図 3 ダッシュボード」

を参照 )

Druck DPI 620 Genii は以下の用途に使用できます。

• 校正器 (6 つのチャンネルに個別に機能を割り当てて使用 )

•HART

®

コミュニケータ

• FOUNDATION フィールドバスコミュニケータ

• スコープ

• メーター

• 校正器

7.1 ダッシュボードの操作

ダッシュボードは、画面に触れたまま指を上から下にスワイ

プして操作します。

機能画面は、画面に触れたまま指を右から左にスワイプして

操作します。

7.2 日付、時刻、言語の設定

日付、時刻、言語のメニューにアクセスするには、 Settings

( 設定 ) アイコンを選択します。

7.3 Druck DPI 620 Genii マニュアル

マニュアルにアクセスするには、ダッシュボードの Manual

( マニュアル ) アイコンを選択します。ダッシュボードのマ

ニュアルセクションには Druck DPI 620 Genii の操作に必要なす

べての情報が含まれています。

図 3 ダッシュボード - タッチスクリーン

機能

メニュー

設定

メニュー

スクロールイン

ジケータ

アクティブな機能を示す

インジケータランプ

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注記 :

フィールドバス機能はすべての装置に搭載されているわけ

ではありません。

8 ダッシュボードの機能の例

8.1 校正器

図 4 校正画面

このアプリケーションを使用して、入力を試験装置 / システムの

出力と比較します。

高度な校正器機能

• データロギング機能。試験結果を保存します。

• 文書化機能。自動手順を実行して結果を保存します。

8.2 HART

®

図 5 HART

®

画面

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HART® アプリケーションを使用して、以下を実行できます。

•HART® プロトコル装置との通信

•HART® 装置の設定の読み込みと変更

•HART® 装置の変数のトリムと校正

9 過電圧カテゴリ

IEC61010-1 で規定されている設置および測定の過電圧カテゴリに

ついて、以下に要約を示します。過渡過電圧の重大度を示す 4 段

階の過電圧カテゴリ (CAT I ～ CAT IV) が定義されています。

10 仕様全般

データシートを参照

11 環境条件

データシートを参照

12 カスタマーサービス

www.ge-mcs.com

過電圧

カテゴリ

説明

CAT I

重大度が最も低い過渡過電圧です。 CAT I の機器は主

電源に直接接続できません。 CAT I の機器の例として

は、プロセスループパワー式装置などがあります。

CAT II

単相電気設備用です。例としては、家庭用電気製品

や可搬工具などがあります。

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