取扱説明書（本書）
最初に読んでください。基本操作や使いかたを説明しています。
PDF マニュアル（Web からダウンロード）
リファレンス・マニュアル
本機のすべての機能について解説しています。
デ ータ・リスト
本機に収録されている音色、ドラム・キット、リズム・パターン、
効果音のリストです。
MIDI インプリメンテーション
MIDI メッセージの詳細資料です。
PDF マニュアルの入手方法
1.
パソコンなどで下記の URL を入力し
ます。
http://roland.cm/om
▼
2.
製品名「V-ComboVR-09」または
「V-ComboVR-730」を選んでください。
取扱説明書
VR-09
VR-730
本機を正しくお使いいただくために、ご使用前に「安全上のご注意」と「使用上のご注意」（『安全上のご注意』チラシと取扱説明書（P.32））をよくお読みください。
お読みになったあとは、すぐに見られるところに保管しておいてください。
© 2017 ローランド株式会社
2
シンセサイザー・
セクション
シンセサイザー音色を選ぶことができ
ます。
MODE ボタン
ワンタッチで、オルガン音
色、ピアノ音色、シンセサ
イザー音色を単独で鳴らす
ことができます。
本機の概要
音 色 セクション
本機には、オルガン、ピアノ、シンセサイザーの 3 つの音色セクションがあり、それぞれパネル上で独立しています。
2 つの音色を同時に鳴らしたり、鍵盤を 2 つの鍵域に分けて左右で異なる音色を鳴らしたりすこともできます。
オルガン・セクション
ハーモニック・バーを操作して、オル
ガン音色を作ることができます。
エフェクト／ロータリー
エフェクトやロータリー効果（回転スピーカー
のうねり効果）をかけることができます。
つまみやボタンを操作することで、リアルタイ
ムに音色を変化させることができます。
ピアノ・セクション
ピアノ音色を選ぶことができます。
参照
• 『音に効果を加える』（P.14）
• 『ロータリーを使う』（P.12）
レジ ストレー ション
音色やエフェクトの設定、組み合わせなどをレジストレー
ションに 登 録 す ることが で きます 。
レジストレーションに登録した設定を呼び出して、次々と
切り替えることができます。
ドラム・セクション
ドラム・セクション で は 、 以 下
のことができます。
• 鍵盤の演奏でドラム音色や効
果音を鳴らす（P.11）。
• 内蔵のリズム・パターン、
USB メモリーの曲を再生し
ながら演奏する（P.22、
P.24）。
• 演奏を録音する（P.23）。
• ルーパーを使ったパフォーマ
ンスをする（P.26）。
参照
『お好みの音色を選ぶ（レジストレーション）』（P.10）
参照
• 『音色を選ぶ』（P.9）
• 『オルガン音色を変化させる』（P.12）
• 『シンセサイザー音色を変化させる』（P.13）
• 『2 つの音色を組み合わせる』（P.18）
※ 図はVR-09です。
3
本機の概要 2
各部の名称とはたらき 4
フ ロ ント・ パ ネ ル .................................4
リア・パネル（機器を接続する） ......................6
演奏する前に 7
電池を入れる ....................................7
フェライト・コアの取り付けかた
..............................................7
電源を入れる／切る ...............................8
電源を入れる ................................8
電源を切る .................................8
デモ曲を聴く ....................................8
付属の USB メモリー・プロテクターの使いかた ...........8
音色を選ぶ 9
ワンタッチで音色を選ぶ ............................9
オルガン音色を選ぶ ...........................9
ピアノ音色を選ぶ ............................9
シンセサイザー音色を選ぶ .....................10
お好みの音色を選ぶ（レジストレーション） ..............10
レジ ストレー ション を 呼 び 出 す ...................10
レジストレーションのバンクを切り替える ...........11
レジ ストレー ション に 登 録 する ...................11
ドラム音色を選ぶ ................................11
オルガン音色を変化させる 12
ハーモニック・バーを使う ..........................12
ロータリーを使う ................................12
パ ーカッション を 使う. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 12
ビブラート／コーラスを使う ........................12
シンセサイザー音色を変化させる 13
音量の変化のしかたを変える（ATTACK、DECAY、
RELEASE） .....................................13
音質を変える（CUTOFF、RESONANCE） ............13
音に効果を加える 14
エフェクトをかける（EFX） .........................14
音色を変化させる／効果音を鳴らす（D-BEAM コントロー
ラー） .........................................15
D-BEAM コントローラーの設定をする ............15
音の高さを変える／ビブラートをかける
（ ピ ッ チ・ベ ンド ／ モ ジ ュ
レーション・レ バ ー ） ....................................16
音程をなめらかに変化させる（Portamento） ...........16
音程が変化する時間を設定する .................16
鍵域を変える 17
鍵域をオクターブ単位で上げ下げする（オクターブ） ......17
鍵域を移動する（トランスポーズ） ....................17
2 つの音色を組み合わせる 18
2 つの音色を重ねて演奏する（デュアル）. . . . . . . . . . . . . . . 18
ピアノ音色／シンセサイザー音色を組み合わせる ....18
オルガン音色とピアノ音色／シンセサイザー音色を組
み合わせる ................................18
デュアルを解除する ..........................18
右手と左手で違う音色を演奏する（スプリット） ...........19
デュアルの音色を左右の鍵域に振り分ける .........19
2 つのオルガン音色を組み合わせる ..............19
ピアノ音色とシンセサイザー音色を組み合わせる .....20
オルガン音色とピアノ音色／シンセサイザー音色を組
み合わせる ................................20
ドラム音色をロワー・パートで鳴らす ..............21
鍵盤の分かれる位置（スプリット・ポイント）を変える . 21
ス プ リット を 解 除 す る .........................21
リズム・パターンに合わせて演奏する 22
リズム・パターンを選ぶ／鳴らす .....................22
リズム・パターンのテンポを変える ...................22
リズム・パターンの音量を調節する ...................22
演奏を録音する 23
録音する ......................................23
曲を再生する ...................................24
曲の名前を変更する ..............................24
曲を削除する ...................................24
ルーパーを使う 26
ルーパーで録音する ..............................26
リズム・パターンを鳴らしながら録音する ..........27
オーディオ・ファイルを読み込んで再生／録音する ...27
フレーズを消去する ..........................27
フレーズを保存する ..............................27
便利な機能 28
一定時間が経過すると自動で電源が切れるようにする（Auto
O） .........................................28
レジストレーションを USB メモリーに保存する（Save
Registration） ..................................28
USB メモリーに保存したレジストレーションを読み込む
（Load Registration）. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 29
USB メモリーに保存したレジストレーションを 1 つずつ読み
込む（Load One Regist） .........................29
USB メモリーを初期化する（Format USB） ............30
シンセサイザー音色を初期化する ....................30
工場出荷時の設定に戻す（Factory Reset） ............30
各機能の詳細設定をする（メニュー） 31
主な仕様 31
安全上のご注意 32
使用上のご注意 32
目次
4
各部の名称とはたらき
フロント・パネル
1
2 3 4
5
6
7
8
9 10
11
12
13 14
15
番号 名称 説明 ページ
1
USB MEMORY 端子
USB メモリー（別売）を接続します。
録音した曲の保存や再生をしたり、レジストレーション・セットの保存や読み込みをしたり
することができます。
また、ワイヤレス USB アダプター（別売：WNA1100-RL）を装着することで、ワイヤ
レスに 対 応した ア プリケ ー ションを 使うことが で きます。
※ VR-730 の USB MEMORY 端子は、リア・パネルの右側にあります。
P.23
P.28
2
D-BEAM コントローラー
D-BEAM コントローラーに手をかざすことで、音にいろいろな効果をかけます。
［PITCH］ボタン オンにすると、D-BEAM コントローラーでピッチ（音の高さ）をコントロールできます。
P.15［SFX］ボタン オンにすると、D-BEAM コントローラーで効果音を鳴らすことができます。
［CONTROLLER］ボタン オンにすると、D-BEAM コントローラーに割り当てた機能をコントロールできます。
3
エ フェクト・ セク ション
音にエフェクトをかけます。
［OVERDRIVE］つまみ 音を歪ませる効果をかけます。
P.14
［TONE］つまみ 音質を調節します。
［COMPRESSOR］つまみ 音のバラツキを抑える効果をかけます。
［MFX］つまみ マ ル チ ・ エ フェクト を か け ま す 。
［DELAY］つまみ 音を遅らせて、山びこのような効果をかけます。
［REVERB］つまみ 音に残響を加える効果をかけます。
4
オル ガン・セクション
オルガン音色を選びます。また、オルガン音色を作ったり音量を調節したりできます。
ハー モニック・バ ー
オルガン音色を作ります。
演奏しながら、リアルタイムに音色を変化させます。
P.12
［LEVEL］バー オルガン・セクションの音量を調節します。 —
［TYPE］ボタン オルガン音色のバリエーションを選びます。 P.9
ORGAN［SPLIT］ボタン オルガンを 2 つの鍵域に分けます。 P.19
［UPPER/LOWER］ボタン ハーモニック・バーで音色を作るときに、パートを選びます。 P.19
［PERCUSSION］ボタン オルガン音色のパーカッション効果をオン／オフします。 P.12
［VIBRATO/CHORUS］ボタン オルガン音色のビブラート、コーラス効果をオン／オフします。 P.12
5
ディスプレイ
ディスプレイ 音色名など、いろいろな設定を表示します。 —
6
MODE［ORGAN］ボタン オルガン音色で演奏できます。 P.9
MODE［PIANO］ボタン ピアノ音色で演奏できます。 P.9
MODE［SYNTH］ボタン シンセサイザー音色で演奏できます。 P.10
※ 図はVR-09です。
各部の名称とはたらき
5
番号 名称 説明 ページ
7
CURSOR［
］［ ］ボタン パラメーターを選びます。 —
［VALUE］ダイヤル 値を変更します。 —
［MENU］ボタン メニューの画面に入ります。 P.31
［ENTER］ボタン 値の確定や操作の実行をします。 —
［EXIT］ボタン 1 つ前の画面に戻ったり、操作を中止したりします。 —
8
［TRANSPOSE］ボタン 鍵域を半音単位で上げ下げします。 P.17
OCTAVE［DOWN］［UP］ボタン
鍵域をオクターブ単位で上げ下げします。 P.17
9
ピアノ・セクション
ピアノ音色を選んだりピアノ音色の音量を調節したりします。
［PIANO］ボタン ピアノの音色を選びます。
P.9
［E PIANO］ボタン エレクトリック・ピアノの音色を選びます。
［CLAV］ボタン クラビ音色を選びます。
［OTHERS］ボタン パネル上に出ていないピアノ音色を選びます。
PIANO LEVEL［
］［ ］ボタン ピアノ・セクションの音量を調節します。 —
10
シン セサ イザ ー・セクション
シンセサイザー音色を選んだりシンセサイザー音色の音量を調節したりします。
SYNTH［SPLIT］ボタン 鍵域を分けて、2 つの音色を鳴らすことができます。 P.19
［BRASS］ボタン ブラス音色を選びます。
P.10
［STRINGS］ボタン ストリングス音色を選びます。
［SYNTH LEAD］ボタン シンセ・リード音色を選びます。
［BASS］ボタン ベース音色を選びます。
［PAD］ボタン シンセ・パッド音色を選びます。
［CHOIR］ボタン クワイア音色を選びます。
［SFX］ボタン 効果音を選びます。
［OTHERS］ボタン パネル上に出ていないシンセサイザー音色を選びます。
SYNTH LEVEL［
］［ ］ボタン シンセサイザー・セクションの音量を調節します。 —
11
レジ ストレ ーション
お好みの音色設定を登録したり呼び出したりすることができます。
［BANK］ボタン レジストレーションのバンクを選びます。 P.11
［1］〜［4］ボタン レジ ストレー ション（ 1 〜 4 ）を 選 び ます 。 P.10
［NEXT］ボタン 次 のレジ ストレ ー ションを 選 び ます 。 P.10
12
ドラム・セクション
ドラム・キットやリズム・パターン、曲を選んだり、鳴らしたりします。
［DRUM］ボタン ド ラ ム ・ キ ット を 選 び ま す 。 P.11
［TAP TEMPO］ボタン リズム・パターンのテンポを設定します。 P.22
DRUM LEVEL［ ］［ ］ボタン
ドラム・キットや曲、リズム・パターンの音量を調節します。 P.22
［LOOPER］ボタン ルーパー機能をオン／オフします。 P.26
［SONG/RHYTHM］ボタン 曲またはリズム・パターンを選びます。
P.22
P.24
［
］（REC）ボタン 演奏を録音します。
P.23
P.26
［ ］（START/STOP）ボタン
録音や再生を開始／停止します。 P.24
［
］［ ］ボタン 曲の再生位置を移動します。 P.24
13
鍵盤左側のコントローラー
［VOLUME］つまみ 全体の音量を調節します。 —
14
ROTARY SOUND［ON/OFF］
ボタン
回転スピーカー（ロータリー効果）をオン／オフします。 P.12
ROTARY SOUND［FAST/SLOW］
ボタン
回転スピーカーの速度を変えます。 P.12
15
ピッチ・ベンド／
モジュレ ーション・レバ ー
レバーを使って、リアルタイムに音に変化を加えます。 P.16
各部の名称とはたらき
6
EXT INPUT 端子
オーディオ・プレーヤーなどをステ
レオ・ミニ・プラグで接続すると、
接続した機器の音が OUTPUT 端
子から出力されます。音量は接続し
た機器側で調節してください。
※ 録音はできません。
EXPRESSION PEDAL 端子
エクスプレッション・ペダル（別売：EV シリーズ）を接続し
ます。
音量をコントロールすることができます。
※ エクスプレッション・ペダルは、必ず指定のものをお使
いください。他社製品を接続すると、本体の故障の原
因になる場合があります。
DAMPER 端子
ペダル・スイッチやダンパー・ペダル
（別売：DP シリーズ）を接続します。
音に余韻をつけることができます。
ペダルを踏んでいる間、鍵盤から指
を離しても音が切れずに余韻が続き
ます。
また、ルーパーの操作をすること
もできます（Damper Assign：
&
PDF）。
リア・パネル（機器を接続する）
OUTPUT 端子
アンプやミキサーなどを接
続して、音声を出力します。
PK IN 端子
ペダル鍵盤（別売：PK-9）を接続し
ます。
オルガンのペダル・パートを演奏す
ることができます。
PHONES 端子
ヘッドホン（別売）を接続します。
USB COMPUTER 端子
市販の USB ケーブルを使用して、本機とお使
いのパソコンを接続すると、演奏情報（MIDI
情 報 ）をやりとりすることが できます。
※ MIDI 端子と USB COMPUTER 端子の
MIDI 機能は同時に使用できません。
&
PDF
MIDI 端子
MIDI 機器と接続して演奏情報をや
りとりします 。
※ MIDI 端子と USB COMPUTER
端子の MIDI 機能は同時に使用
できません。
&
PDF
メモ
ペダル・スイッチ（別売：DP-2）
を接続して、ルーパーの操作を
することもできます（Expression
Assign：
&
PDF）。
※ 図はVR-09です。
DC IN 端子
付属の AC アダプターを接続します。
AC アダプターは、インジケー
ターのある面が上になるよう
に設置してください。
AC アダプターをコンセントに
接続すると、インジケーター
が点灯します。
※ 他の機器と接続するときは、誤動作や故障を防ぐため、必ずすべての機器の音量を絞
り、すべての機器の電源を切ってください。
※ MIDI OUT 端子に MIDI 機器を接続した状態で、本機の電源をオン／オフすると、
MIDI OUT 端子から予期しないデータが出力される場合があります。問題がある場
合は、本機の電源が入っている状態で MIDI 機器を接続／はずしてください。
※ エクスプレッション・ペダルを操作するときは、可動部と本体の間に指をはさまないよ
うに注意してください。お子様のいる場所で使用する場合は、必ず大人のかたが監視
／指導してください。
USB ケーブルを
接続するときは、
フェラ イト・コ ア を
取り付けてくださ
い（VR-730 のみ：
P.7）。
［POWER］スイッチ
電源をオン／オフします。
8 ページ
7
電池を入れる
市販の充電式ニッケル水素電池（単 3 形）を 8 本使うと、AC
アダプターを接続しなくても演奏することができます。
※ 電池の使いかたを間違えると、破裂したり、液漏れしたりする
恐れがあります。『安全上のご注意』『使用上のご注意』（『安
全上のご注意』チラシと取扱説明書（P.32））に記載の電
池に関する注意事項を守って正しくお使いください。
※ AC アダプターを使用する場合でも、電池を入れておけば、
万一本機から AC アダプターのコードが抜けても演奏が続け
られます。
使用できる電池について
電池で使用する場合は充電式ニッケル水素電池を使用して
ください。
充電式ニッケル水素電池を使用したときの連続使用時間
は、常温で約 5 時間です。（ただし、USB メモリー接続時
は約 3 時間です。連続使用時間は、使用状況などにより
異 な り ま す 。）
ご注意 !
アルカリ電池やマンガン電池は使用しないでください。
1.
本体底面にある電池カバーのツメを押しながら、電池蓋
をはずします。
※ 本機を裏返すときは、破損を防ぐためボタンやつまみなどを
保護してください。また、落下や転倒を引き起こさないよう取
り扱いに注意してください。
2.
＋、−の向きに注意して、電池をバッテリー・ケースに入
れます。
ご注意 !
電池の＋と−を間違えないように、指示どおり入れてください。
3.
電池カバーを確実に閉めます。
電池の交換時期
電池が消耗してくると、ディスプレイに「Charge Battery」と表
示されます。
使用を中断し、電池を充電してください。
ご注意 !
「Charge Battery」と表示されてからさらに使用を続けると、
「Battery Low!」と表示され、操作ができなくなります。
フェライト・コアの取り付けかた
USB ケーブルを使うときは、付属のフェライト・コアを取り付け
てください。
電磁ノイズ防止用ですので取り外さないでください。
1.
フェライト・コアをケーブルに取り付けます。
※ 必ず、本機側のプラグの間近（10cm 以下）に取り付けてく
ださい。
10cm 以下
2.
ケーブルをフェライト・コアに 1 周巻き付けます。
3.
カチッと音がするまで押し込みます。
ご注意 !
• フェライト・コアを取り付けるときは、指などをはさまないよ
うご注意ください。
• フェライト・コアを閉めるときは、ケーブルを無理にはさまな
いでください 。
また、ケーブルの太さによっては、1 周巻くとフェライト・コ
アが閉められないものがあります。1 周巻いて取り付けられ
る太さのケーブルをご使用ください。
VR-730 のみ
演奏する前に
演奏する前に
8
電源を入れる／切る
電源を入れる
1.
電源を入れる前に、以下を確認します。
• AC アダプターや周辺機器は正しく接続されていますか？
• 本機や接続している機器の音量は最小になっていますか？
2.
本機の［POWER］スイッチをオンにします。
3.
接続している機器の電源をオンにします。
4.
鍵盤を弾いて音を聴きながら、本機の音量と接続してい
る機器の音量を少しずつ上げて調節します。
電源を切る
1.
電源を切る前に、以下を確認します。
• 本機や接続している機器の音量は最小になっていますか？
2.
接続している機器の電源をオフにします。
3.
本機の［POWER］スイッチをオフにします。
4.
オート・オフ機能について
本機は、演奏や操作をやめてから一定時間経過すると自動
的に電源が切れます（Auto O 機能）。自動的に電源が切
れないようにするには、Auto O 機能を解除してください
（P.28）。
• 電源が切れると編集中の設定は失われます。残しておきた
い設定はあらかじめ保存しておいてください。
• 電源を再びオンにするときは、電源を入れ直してください。
デモ曲を聴く
デモ曲を聴いてみましょう。
1.
電源を入れます。
2.
［ ］（START/STOP）ボタンを押します。
3.
［ ］（START/STOP）ボタンを押します。
デモ曲の再生が始まります。
選ばれていたデモ曲の再生が終わると、次のデモ曲の再生が始
まります。
4.
［ ］（START/STOP）ボタンを押します。
デモ曲の再生が停止します。
メモ
［LOOPER］ボタンまたは［SONG/RHYTHM］ボタンが点
灯している場合は、［
］（START/STOP）ボタンを押し
てもデモ画面は表示されません。
※ これらのデモ曲を個人で楽しむ以外に権利者の許諾なく使用
することは、法律で禁じられています。
付属の USB メモリー・プロテクターの
使いかた
付属の USB メモリー・プロテクターは、VR-09 に接続した USB
メモリーの盗難防止にお使いいただけます。
ご注意 !
• 必ず付属のネジを使ってください。
• ネジを締める／はずすときは、必ず付属の六角レンチを使って
ください。ネジの頭に合っていないと、ネジの頭をつぶしてし
まうことが あります。
• ネジを締めるときは、締めつけすぎないようご注意ください。
六角レンチが空回りして、ネジの頭をつぶしてしまうことがあ
ります。
• ネジを締めるときは、時計方向に六角レンチを回してください。
ネジをはずすときは、反時計方向に六角レンチを回してくださ
い。
ゆるむ 締まる
• 取りはずしたネジは小さなお子様が誤って飲み込んだりするこ
とのないようお子様の手の届かないところへ保管してくださ
い。
• USB メモリー・ボックスに、異物（硬貨、針金など）を絶対
に入れないでください。
• USB メモリー蓋を開閉するときは、可動部と本体の間に指を
はさまないように注意してください。お子様のいる場所で使
用する場合は、必ず大人のかたが監視／指導してください。
VR-09 のみ
9
音色を選ぶ
ワンタッチで音色を選ぶ
MODE ボタンを使うと、オルガン、ピアノ、シンセサイザーの
音色を単独で鳴らすことができます。
参照
音色について詳しくは、『データ・リスト』（PDF）の『音色一覧』
をご覧ください。
『データ・リスト』（PDF）は、ローランドのホームページから
ダウンロードすることができます。
http://www.roland.co.jp/manuals/
オルガン音色を選ぶ
1.
MODE［ORGAN］ボタンを押します。
MODE［ORGAN］ボタンが点灯します。
ハーモニック・バー（P12）
音色 音 色 の バリエー ション
音量（［LEVEL］バー）
マ ル チ・エフェクト の タ イ プ （
&
PDF）
オクターブ（P17）
メモ
CURSOR［
］［ ］ボタンで項目にカーソルを合わせ、
［VALUE］ダイヤルを回すことで、音色のバリエーションと
マルチ・エフェクトのタイプを変更することができます。
オルガン音色のバリエーションを選ぶ
1.
オルガン・セクションの［TYPE］ボタンを押します。
2.
［VALUE］ダイヤルを回して、音色の種類を選びます。
メモ
• 鍵盤を弾くと、カーソルの位置にある音色を確認することがで
きます。
• ORGAN TYPE 画面が表示されている間に［TRANSPOSE］
ボタンを押すと、ORGAN TYPE 画面が保持されます。［EXIT］
ボタンを押すと、元の画面に戻ります。
• 本機のオルガン音色では、ビンテージ・オルガン独特の浅い
鍵盤位置での発音を再現しています。これを「クイック・ファ
イアリング機能」といいます。
• 本機のオルガン音色では、トーンホイール・オルガンの発音
原理をデジタル技術で忠実に再現した、「バーチャル・トーン
ホイール音源」を搭載しています。
ピアノ音色を選ぶ
1.
MODE［PIANO］ボタンを押します。
MODE［PIANO］ボタンが点灯します。
オクターブ（P17）
音色 音 色 の バリエー ション
音量
（PIANO LEVEL［
］［ ］
ボタン）
マ ル チ・エフェクト の タ イ プ （
&
PDF）
メモ
CURSOR［
］［ ］ボタンで項目にカーソルを合わせ、
［VALUE］ダイヤルを回すことで、音色のバリエーションと
マルチ・エフェクトのタイプを変更することができます。
ピ アノ音 色 の バリエ ー ションを 選 ぶ
1.
ピアノ・セクションの音色ボタンを押します。
2.
［VALUE］ダイヤルを回して、音色のバリエーションを選
びます。
メモ
• 鍵盤を弾くと、カーソルの位置にある音色を確認することがで
きます。
• 音色バリエーションの選択画面が表示されている間に
［TRANSPOSE］ボタンを押すと、選択画面が保持されます。
［EXIT］ボタンを押すと、元の画面に戻ります。
音色を選ぶ
10
シンセサイザー音色を選ぶ
1.
MODE［SYNTH］ボタンを押します。
MODE［SYNTH］ボタンが点灯します。
オクターブ（P17）
音色
音 色 の バリエー ション
音量
（SYNTH LEVEL［ ］［ ］
ボタン）
マ ル チ・エフェクト の タ イ プ （
&
PDF）
メモ
CURSOR［
］［ ］ボタンで項目にカーソルを合わせ、
［VALUE］ダイヤルを回すことで、音色のバリエーションと
マルチ・エフェクトのタイプを変更することができます。
シンセサイザー
音 色 の バリエ ー ションを 選 ぶ
1.
シンセサイザー・セクションの音色ボタンを押します。
2.
［VALUE］ダイヤルを回して、音色のバリエーションを選
びます。
メモ
• 鍵盤を弾くと、カーソルの位置にある音色を確認することがで
きます。
• 音色バリエーションの選択画面が表示されている間に
［TRANSPOSE］ボタンを押すと、選択画面が保持されます。
［EXIT］ボタンを押すと、元の画面に戻ります。
お好みの音色を選ぶ（レジストレーション）
オルガン、ピアノ、シンセサイザーの音色や組み合わせ、その
他の設定などお好みの設定に名前をつけて、レジストレーション
に登録することができます。
レジストレーションはボタン 1 つで瞬時に呼び出すことができます。
曲に応じて音色を切り替えることはもちろん、ライブ・パフォーマン
スのセッティングにも即座に対応することができます。
レジ ストレー ション は 、 4 つ のレジ ストレ ー ションを 1 つ の バ ンク
として構成されています。
バンクは 25 個あり、合計で 100 個のレジストレーションを登録
できます。
1
バンク
4 個 の レジ ストレ ー ション
=
バンク
2
3
4
25
メモ
• 工場出荷時は、同じ設定のレジストレーションが数バンク含ま
れています。
• レジストレーションは、USB メモリーにまとめて保存すること
ができます（P.28）。
• USB メモリーに保存したレジストレーションは、まとめて読み
込むことができます（P.29）。
レジ ストレ ー ションを 呼 び 出 す
1.
［1］〜［4］ボタンを押して、レジストレーションを選びます。
レジストレーション画面が表示されます。
マ ル チ・エフェクト の タ イ プ （
&
PDF）
レジストレーション番号
バンク番号
レジストレーション名
スプリットやデュアルの設定（P18）
オクターブ（P17）
音量
メモ
• レジストレーション番号にカーソルを合わせて［VALUE］ダイ
ヤルを回すと、レジストレーションを選ぶことができます。
• ［NEXT］ボタンを押すと、次のレジストレーションを選ぶこと
ができます。
• レジストレーション 4 が選ばれた状態で［NEXT］ボタンを押
すと、次のバンクのレジストレーション 1 が選ばれます。
音色を選ぶ
11
レジストレーションのバンクを切り替える
バンクを切り替える（Bank 1 ～ 4）
1.
［BANK］ボタンを押します。
BANK 画面が表示されます。
現在選ばれているバンク番号
2.
［1］〜［4］ボタンを押して、バンクを選びます。
3.
［1］〜［4］ボタンを押して、レジストレーションを選びます。
選んだバンクのレジストレーションに切り替わります。
バンクを切り替える（Bank 5 ～ 25）
1.
［BANK］ボタンを押します。
BANK 画面が表示されます。
2.
［VALUE］ダイヤルを回して、バンクを選びます。
3.
［ENTER］ボタンを押します。
4.
［1］〜［4］ボタンを押して、レジストレーションを選びます。
選んだバンクのレジストレーションに切り替わります。
レジ ストレ ー ションに 登 録 す る
1.
音色やエフェクトなどをお好みの設定にします。
2.
以下の画面が表示されるまで、［1］〜［4］のいずれか
のボタンを押し続けます。
3.
登録先を選びます。
CURSOR［ ］［ ］ボタンと［VALUE］ダイヤルで、登録先の
バンクとレジストレーション番号を選びます。
4.
レジストレーションの名前を設定します。
ボタン／ダイヤル 操作内容
CURSOR［
］［ ］
ボタン
変更する文字を選びます。
［VALUE］ダイヤル 文字を変更します。
MODE［ORGAN］
（Del）ボタン
文字を削除します。
MODE［PIANO］
（Space）ボタン
空白を挿入します。
5.
［ENTER］ボタンまたは MODE［SYNTH］（Write）ボ
タンを押します。
選んだレジストレーションに設定が登録されます。
参照
レジストレーションに登録される設定については、『リファレン
ス・マニュアル』（PDF）をご覧ください。
ドラム音色を選ぶ
本機では、鍵盤の演奏でドラム音色や効果音を鳴らすことができ
ます。
音の組み合わせはドラム・キットから選ぶことができます。
ドラム・キットを変えると、1 つ 1 つの鍵で鳴る音色が変わります。
参照
どの鍵にどの打楽器音が割り当てられているかは、『データ・
リスト』（PDF）の『ドラム・キット一覧』をご覧ください。
『データ・リスト』（PDF）は、ローランドのホームページから
ダウンロードすることができます。
http://www.roland.co.jp/manuals/
1.
［DRUM］ボタンを押して、点灯させます。
DRUM 画面が表示されます。
2.
［VALUE］ダイヤルを回して、ドラム・キットを選びます。
オクターブ（P17）
ド ラ ム ・ キ ット
音量
（DRUM LEVEL［
］［ ］
ボタン）
マ ル チ・エフェクト の タ イ プ （
&
PDF）
メモ
• ルーパー機能（P.26）を使ってドラム音色を重ね録音する
ことで、リズム・パターンのように使用することができます。
• 鍵盤を弾くと、カーソルの位置にある音色を確認することがで
きます。
• DRUM 画面が表示されている間に［TRANSPOSE］ボタン
を押すと、DRUM 画面が保持されます。［EXIT］ボタンを押
すと、元の画面に戻ります。
• ドラム・キットの音量は、DRUM LEVEL［
］［ ］ボタンで
調節できます（P.22）。
12
オルガン音色を変化させる
ハーモニック・バーを使う
ハーモニック・バーにはフィート（音の高さ）が異なる音が割り
当てられていて、これらの音を重ねることによっていろいろな種
類のオルガン音色を作ることができます。
ハーモニック・バーを完全に下げた状態が最も音量が大きく、完
全に上げた状態のときは音が鳴らなくなります。
上げる
（音量小）
下げる
（音量大）
1.
オルガン音色を選びます（P9）。
2.
ハーモニック・バーをスライドさせて、音量を調節します。
各フィートの音量が数字で表示されます。
オルガン音色に「Transistor Organ」を選ん
だときは
Transistor Organ（トランジスター・オルガン）は、フィートの
構成が異なります。
操作できるハーモニック・バーは以下のとおりです。それ以外の
ハーモニック・バーは無効になります。
パート（P19） 操作できるハーモニック・バー
アッパー・パート 16’、
8’、4’、
2 2/3’、2’（5 本）
ロワ ー・ パート 8’、4’、2’、1 3/5’（4 本）
右側の「 」と「 」アイコンのあるバーで、それぞれ「柔
らかい音」「明るい音」の音量を調節します。
この 2 つのバーを完全に上げていると、オルガン音色は鳴りません。
ロータリーを使う
回転スピーカーを使ったときのように、音にうねりをつけることが
できます（ロータリー効果）。
1.
ROTARY SOUND［ON/OFF］ボタンを押して、点灯
させます。
音にロータリー効果がかかるようになります。
2.
ROTARY SOUND［FAST/SLOW］ボタンを押して、
点灯／消灯を切り替えます。
ROTARY SOUND
［FAST/SLOW］ボタン
説明
点灯（FAST）
回転スピーカーを速く回転させたときの
効果が得られます。
消灯（SLOW）
回転スピーカーをゆっくり回転させたと
きの効果が得られます。
ロータリー効果を「FAST」から「SLOW」に切り替えると徐々
に音のうねりがゆっくりになり、「SLOW」から「FAST」に切り
替えると徐々に音のうねりが速くなります。
メモ
• FAST、SLOW 時の回転速度や、ロータリー効果を切り替え
てから変化するまでの速さを、ツイーターとウーファーで別々
に設定することができます（ROTARY：
&
PDF）。
• オルガン音色のみで演奏するときは、ピッチ・ベンド／モジュ
レーション・レバーでロータリー効果をコントロールすること
ができます。レバーを向こう側に倒すことで、ロータリー効
果のオン／オフや BRAKE を、レバーを左右に倒すことで、
FAST ／ SLOW を切り替えることができます。モジュレーショ
ン・レバーで操作するロータリー効果については、『リファレ
ンス・マニュアル』（PDF）をご覧ください。
• ペダル・スイッチ（別売：DP シリーズ）、エクスプレッション・
ペダル（別売：EV シリーズ）、ペダル鍵盤（別売：PK-9）のフッ
トスイッチ、または D-BEAM コントローラーを使って、FAST
と SLOW を切り替えることもできます（P.12、
&
PDF）。
パ ー カッションを 使う
音の立ち上がりにアタック感のある音を加えて、音にメリハリを
つけます。
1.
［PERCUSSION］ボタンを押して、点灯させます。
2.
CURSOR［ ］［ ］ボタンと［VALUE］ダイヤルで、
効果を選びます。
※ パーカッションをオンにすると、ハーモニック・バーの 1’の
音は出なくなります。
メモ
PERCUSSION 画面が表示されている間に［TRANSPOSE］
ボタンを押すと、PERCUSSION 画面が保持されます。［EXIT］
ボタンを押すと、元の画面に戻ります。
ビブラート／コーラスを使う
音の高さに周期的な揺らぎをつける、ビブラート効果をかけるこ
とができます。また、ノーマルな音にビブラート効果をかけた音
を混ぜ合わせて、音に厚みや広がりをつけるコーラス効果をかけ
ることができます。
1.
［VIBRATO/CHORUS］ボタンを押して、点灯させます。
2.
［VALUE］ダイヤルを回して、効果を選びます。
設定値 説明
V-1 弱いビブラート効果をかけます。
V-2
中ぐらいのビブラート効果をかけます。
V-3 強いビブラート効果をかけます。
C-1 弱いコーラス効果をかけます。
C-2 中ぐらいのコーラス効果をかけます。
C-3 強いコーラス効果をかけます。
メモ
VIBRATO/CHORUS 画面が表示されている間に
［TRANSPOSE］ボタンを押すと、VIBRATO/CHORUS 画
面が保持されます。［EXIT］ボタンを押すと、元の画面に戻り
ます。
13
本機では、パネル上のハーモニック・バーを使って、シンセサイ
ザー音色を変化させることができます。
メモ
• 2 つの音色で演奏（スプリット、デュアル）している場合
（P.13）、設定によって効果のかかりかたが変わります。
• オルガン音色と組み合わせているとき
オルガン音色のハーモニック・バーとして動作します。シン
セサイザー音色は変化しません。
• ピアノ音色と組み合わせているとき
ピアノ音色は変化させることはできません。シンセサイザー
音色のみに効果がかかります。
• シンセサイザー音色同士を組み合わせているとき
両方のシンセサイザー音色に効果がかかります。
• 1 つのピアノ音色で演奏するときにも、効果をかけることがで
きます。
• 特定のアコースティック音色（
&
PDF）では、DECAY、
CUTOFF、RESONANCE の効果はかかりません。
音量の変化のしかたを変える
（ATTACK、DECAY、RELEASE）
楽器の音が鳴り始めてから消えるまでの、音量の変化を描いた
線のことを、エンベロープといいます。
鍵盤では、鍵を押してから離すまでの音量の変化になります。
音量
鍵盤を押す 鍵盤を離す
時間
音の終わり
A D
S
R
A: ATTACK
D: DECAY
S: SUSTAIN
R: RELEASE
パラメーター 説明
ATTACK
鍵盤を押さえてから、音が立ち上がるまでの時
間
DECAY
音が立ち上がってから SUSTAIN のレベルに到
達するまでの時間
SUSTAIN 鍵盤を押している間、持続する音量
RELEASE 鍵盤を離してから、音が消えるまでの時間
本機では、ハーモニック・バーの左側 3 本のバーで、現在選ば
れている音色の ATTACK、DECAY、RELEASE の時間を変化
させることができます。
1.
シンセサイザー・セクションの音色を選びます（P10）。
2.
バーを動かして、各パラメーターの値を変化させます。
バー 設定値 説明
［ATTACK］
バー
-64 〜 63
バーを下げるほど音が立ち上がるまでの
時間が短くなり、上げるほど音が立ち上
がるまでの時間が長くなります。
［DECAY］バー -64 〜 63
バーを
下げる
ほど SUSTAIN のレベルに
下がるまでの時間が短くなり、
上げる
ほ
ど長くなります。
［RELEASE］
バー
-64 〜 63
バーを
下げる
ほど音が消えるまでの時間
が短くなり、
上げる
ほど音が消えるまで
の時間が長くなります。
バーを操作すると、画面に現在の設定値が表示されます。
メモ
• パラメーターの設定値が表示されている間は、［VALUE］ダ
イヤルを回して値を変えることができます。
• 各パラメーターの数値は、各音色に設定されている初期設定
値に対するオフセットで表されます。値「0」の状態（バーの
位置が中央「4」付近）が初期状態です。
• 設定画面が表示されている間に［TRANSPOSE］ボタンを
押すと、設定画面が保持されます。［EXIT］ボタンを押すと、
元の画面に戻ります。
音質を変える（CUTOFF、RESONANCE）
フィルターは、音の鳴りかたや特徴を決めているパラメーターの
ひとつです。
音の成分を周波数によって削ったり強調したりすることで音質を
変えることができます。
パラメーター 説明
CUTOFF
フィルターが効き始める周波数（カットオフ周波
数）
RESONANCE
フィルターのカットオフ周波数付近を強調する度
合い
本機では、ハーモニック・バーの右側 2 本のバーで、現在選ば
れている音色の CUTOFF、RESONANCE を変化させることが
できます。
1.
シンセサイザー・セクションの音色を選びます（P10）。
2.
バーを動かして、各パラメーターの値を変化させます。
バー 設定値 説明
［CUTOFF］
バー
-64 〜 63
カットオフ周波数を設定します。バーを
下げる
ほど音が丸く（暗く）なり、
上げ
る
ほど音が明るくなります。
［RESONANCE］
バー
-64 〜 63
カットオフ周波数付近の音を強調し、音
色にクセをつけます。バーを
下げる
ほど
音色のクセが弱くなり、
上げる
ほど音色
のクセが強くなります。
バーを操作すると、画面に現在の設定値が表示されます。
※ 設定によっては、ノイズや大きな音が出る場合があります。
接続しているミキサーやアンプの音量にご注意ください。
メモ
• パラメーターの設定値が表示されている間は、［VALUE］ダ
イヤルを回して値を変えることができます。
• 各パラメーターの数値は、各音色に設定されている初期設定
値に対するオフセットで表されます。値「0」の状態（バーの
位置が中央「4」付近）が初期状態です。
• 設定画面が表示されている間に［TRANSPOSE］ボタンを
押すと、設定画面が保持されます。［EXIT］ボタンを押すと、
元の画面に戻ります。
シンセサイザー音色を変化させる
14
音に効果を加える
エフェクトをかける（EFX）
音に効果（エフェクト）をかけて演奏することができます。本機には 7 系統のエフェクトが内蔵されており、それぞれ独立した設定ができます。
ロータリーを除く 6 系統のエフェクトは、「グローバル・コントロール」により、効果的にエフェクトをかけることができます。
メモ
• 2 つの音色で演奏（スプリット、デュアル）している場合（P.16）、設定によって効果のかかりかたが変わります。
デ ュ ア ル の と き ： 両方の音色に同じエフェクトがかかります。
ス プ リ ット の と き ： アッパー・パートにのみエフェクトがかかります（リバーブを除く）。ただし、オルガン音色をロワー・パートに割り当て
た場合は、すべてのパートに同じエフェクトがかかります。
• エフェクトの接続順は、以下のとおりです。
マルチ・エフェクトコンプレッサ ー オーバ ードライブ
ロータリー（P12）
トーン ディレイ リバーブ
演奏
曲
リズム・パターン
1.
音色を選びます（P9）。
メモ
最初からエフェクトがかかっている音色もあります。
エフェクトのかかり具合は音色によって異なります。
2.
各つまみを回して、エフェクトのかかり具合を調節します。
※ エフェクトの効果によっては、ノイズや大きな音が出る場合があります。
接続しているミキサーやアンプの音量にご注意ください。
3.
グローバル・コントロールとは
つまみひとつで、エフェクトを構成する複数のパラメーターを最適化す
ることができる技術です。
つまみ エ フェクト 説明
［OVERDRIVE］
つまみ
オー バ ードライブ
真空管アンプで歪ませたような、自然な歪みが得られます。
つまみを左に回しきると、効果がかかっていない状態になります。
つまみを右に回すほど、歪み具合が大きくなります。
［TONE］つまみ トーン
低域、高域の音質を調節します。つまみが中央に設定されているときが、フラットな特性です。
つまみを左に回すほど中域が強調され、音抜けがよくなります。バンド演奏に適しています。
右に回すほど低域と高域が強調され、派手な音になります。ソロ演奏に適しています。
［COMPRESSOR］
つまみ
コン プレッサ ー
大きなレベルの音を抑え、小さなレベルの音を持ち上げます。
ダイナミック・レンジを狭くして、バンドでの音抜けをよくする効果が得られます。
つまみを左に回しきると、コンプレッサー効果がかかっていない状態になります。
つまみを右に回すほど、全体の音量のバラツキが抑えられ、粒立ちのよい音になります。
［MFX］つまみ マ ル チ ・ エ フェクト
音そのものを変化させて、まったく違う種類の音に変える汎用マルチ・エフェクトです。
つまみを左に回しきると、効果がかかっていない状態になります。
メモ
• 選ばれているマルチ・エフェクトのタイプは、ディスプレイ下段に表示されます。
• カーソルをディスプレイ下段に移動して［VALUE］ダイヤルを回すと、マルチ・エフェクトのタイプを変更するこ
とができます。
• マルチ・エフェクトは、20 種類のタイプから選ぶことができます。メニューでマルチエフェクトのタイプを変更す
ることもできます（MFX Type：
&
PDF）。
［DELAY］つまみ ディレ イ
音を遅らせて、山びこのような効果をかけます。原音と重ねて、音に厚みと広がりを持たせることができます。
つまみを左に回しきると、効果がかかっていない状態になります。つまみを右に回すほど、ディレイ・タイム（原音が鳴っ
てから左右のディレイ音が鳴るまでの遅延時間）が長くなります。
メモ
ディレイは、6 種類のタイプから選ぶことができます。メニューでディレイ・タイプを変更することもできます（Delay
Type：
&
PDF）。
［REVERB］つまみ リバーブ
原音に残響を加え、空間の広さなどをシミュレートします。
つまみを左に回しきると、効果がかかっていない状態になります。つまみを右に回すほど、リバーブが深くかかります。
メモ
メニューでリバーブ・タイプやウォール・タイプ（壁の材質）を変更することができます（Reverb Type：
&
PDF、
Wall Type：
&
PDF）。
メモ
［
DELAY
］
つまみ、
［
REVERB
］
つまみを回すと、タイプが表示されます。
［
VALUE］ダイヤルを回してタイプを変更することができます。
設定画面が表示されている間に［TRANSPOSE］ボタンを押すと、設定画面が保持されます。［EXIT］ボタンを押すと、元の画面に戻ります。
音に効果を加える
15
音色を変化させる／効果音を鳴らす
（D-BEAM コントローラー）
フロント・パネル上にある D-BEAM コントローラーに手をかざす
だけで、音色を簡単に変化させたり、効果音を鳴らしたりするこ
とができます。
ライブでのパフォーマンスをよりいっそう引き立てることができま
す。
1.
D-BEAM［PITCH］、［SFX］、［CONTROLLER］ボタン
のいずれかを押して、点灯させます。
ボタン 説明
［PITCH］ボタン
D-BEAM コントローラーにかざした手の動きに
従って、ピッチ（音の高さ）が変わります。
※ オルガン音色とドラム音色にピッチはかかりま
せん。
［SFX］ボタン 効果音を鳴らします。
［CONTROLLER］
ボタン
D-BEAM コントローラーに割り当てた機能をコ
ントロ ー ルしま す 。
メモ
• ［SFX］ボタンには効果音を、［CONTROLLER］ボタンには
演奏に関する機能を割り当てることができます。
• 効果音の音量は、ドラム・セクションの音量と連動しています。
DRUM LEVEL［
］［ ］ボタンを押して、効果音の音量を
調節することができます（P.22）。
• スプリットしている場合（P.12）、アッパー・パートにのみ
［PITCH］ボタン、［CONTROLLER］ボタンの効果がかかり
ます。
2.
鍵盤を弾いて音を出しながら D-BEAM コントローラーに
手 を か ざし、 ゆっくりと上 下 さ せ ます 。
メモ
ピッチの変化幅を設定することができます（Pitch Bend
Range：
&
PDF）。
3.
D-BEAM コントローラーをオフにするときは、手順 1 で
押したボタンを押して、消灯させます。
D-BEAM コントローラーの有効範囲
D-BEAM コントローラーの有効範囲
は右の図のようになっています。有
効範囲から外れたところに手をかざ
しても効果は得られません。
D-BEAM コントローラーの有効範
囲は、強い直射日光の下では極端
に小さくなってしまいます。屋外で
D-BEAMコントローラーを使用すると
きにはご注意ください。
メモ
D-BEAM コントローラーは、周辺の明るさによって感
度が変化します。期待どおりの動作をしないときは、
感度を調節し直してください。D-BEAM Sensitivity
（
&
PDF）の値を大きくするほど感度が高くなります。
D-BEAM コントローラーの設定をする
1.
D-BEAM［SFX］、［CONTROLLER］ボタンのいずれか
を押して、点灯させます。
D-BEAM 画面が表示されます。
2.
［VALUE］ダイヤルを回して、D-BEAM でコントロール
したい効果音または機能を選びます。
設定値 説明
［SFX］ボタン
参照
効果音について詳しくは、『データ・リスト』（PDF）の『効果音一覧』
をご覧ください。
『データ・リスト』（PDF）は、ローランドのホームページからダウンロー
ドすることができます。
http://www.roland.co.jp/manuals/
［CONTROLLER］ボタン
Rotary Fast/Slow
ロータリー・スピーカーの回転速度の速い／遅
いを切り替えます。
Wheel Brake
トーンホイール・オルガンの電源を切ることによっ
て、トーンホイールの回転が停止していく様子
を再現します（トーンホイール・ブレーキ効果）。
※ オルガン音色以外には効果がありません。
Modulation
ビブラート効果が得られます。
※ ビブラートが効かない音色があります。
音色について詳しくは、『データ・リスト』
（PDF）の『音色一覧』をご覧ください。
NControl 1
特定のアコースティック音色に効果をつけます
（
&
PDF）。
NControl 2
3.
［EXIT］ボタンを押して、操作を終えます。
音に効果を加える
16
音の高さを変える／ビブラートをかける
（ピッチ・ベンド／モジュレーション・レバー）
鍵盤を弾きながらレバーを左に倒すとピッチ（音程）が下がり、
右に倒すとピッチが上がります。これをピッチ・ベンド効果といい
ます。
また、レバーを向こう側に倒すとビブラートがかかります。
これをモジュレーション効果といいます。
レバーを左または右に倒しながら向こう側に倒したときは、両方
の効果が同時に得られます。
メモ
• オルガン音色には、ピッチ・ベンド、モジュレーションはかかり
ません。オルガン音色のみで演奏するときは、ピッチ・ベンド
／モジュレーション・レバーでロータリー効果をコントロール
することができます。レバーを向こう側に倒すことで、ロータ
リー効果のオン／オフや BRAKE を、レバーを左右に倒すこと
で、FAST ／ SLOW を切り替えることができます。
• スプリットしている場合（P.12）、アッパー・パートにのみピッ
チ・ベンド、モジュレーションがかかります。
• ピッチの変化幅を設定することができます（Pitch Bend
Range：
&
PDF）。
• モジュレーション・レバーによるロータリー効果のオン／
オフを無効にすることができます（Modulation Lever：
&
PDF）。
• 以下のアコースティック音色では、モジュレーション・レバー
の操作でダイナミクス効果が得られます。
• N.Trumpet
• N.Alto Sax
• N.Flute
音程をなめらかに変化させる
（Portamento）
ポ ル タ メント
効果
は、はじめに弾いた鍵盤と次に弾いた鍵盤との
間の音程をなめらかに変化させる効果です。
ピアノ音色とシンセサイザー音色にポルタメント効果をかけるこ
とができます。
メモ
• 最初からポルタメントがかかっている音色もあります（初期設
定 ）。
• スプリットしている場合（P.12）、アッパー・パートにのみ
ポルタメント効果がかかります
1.
［MENU］ボタンを押します。
2.
［VALUE］ダイヤルを回して、「Portamento」を選びます。
3.
［ENTER］ボタンを押します。
4.
CURSOR［ ］［ ］ボタンを押して、「Portamento
Switch」を選びます。
5.
［VALUE］ダイヤルを回して、設定値を変えます。
設定値 説明
OFF ポルタメント効果をオフにします。
ON ポルタメント効果をオンにします。
DEFAULT 初期設定です。
6.
［EXIT］ボタンを数回押して、操作を終えます。
音程が変化する時間を設定する
ポルタメント効果で、音程が変化する時間を設定することができ
ます。
1.
［MENU］ボタンを押します。
2.
［VALUE］ダイヤルを回して、「Portamento」を選びます。
3.
［ENTER］ボタンを押します。
4.
CURSOR［ ］［ ］ボタンを押して、「Portamento
Time」を選びます。
5.
［VALUE］ダイヤルを回して、設定値を変えます。
設定値 0（短い）〜 127（長い）
6.
［EXIT］ボタンを数回押して、操作を終えます。
17
鍵域を変える
鍵域をオクターブ単位で上げ下げする
（オクターブ）
鍵盤で弾いた音の高さを 1 オクターブ単位で変えることができま
す。
1.
OCTAVE［ ］または［ ］ボタンを押します。
設定値 -3〜0〜3（オクターブ）
メモ
• 値が「0」以外に設定されていると、OCTAVE［DOWN］
または［UP］ボタンが点灯します。
• OCTAVE［DOWN］と［UP］ボタンを同時に押すと、値が「0」
に戻ります。
• 2 つの音色を組み合わせて演奏する場合、カーソルの位置で
オクターブを変えたい音色を選びます。
鍵域を移動する（トランスポーズ）
鍵域を移動（移調）して演奏することができます。
中央 C（C4）の鍵盤を、どの音程に移動するか設定します。
1.
［TRANSPOSE］ボタンを押しながら、［−］または［＋］
ボタンを押します。
ディスプレイにトランスポーズの設定が表示されます。
設定値 C0 〜 C8（半音単位）
メモ
• 値が「C4」以外に設定されていると、［TRANSPOSE］ボタ
ンが点灯します。
• ［TRANSPOSE］ボタンを押しながら［−］または［＋］ボタ
ンを押し続けると、設定値が早送りで切り替わり、各オクター
ブの C の音程でいったん止まります。
• ［TRANSPOSE］ボタンを押しながら［−］と［＋］ボタンを
同時に押すと、値が「C4」に戻ります。
• トランスポーズの設定が表示されている間は、［VALUE］ダ
イヤルを回して値を変えることもできます。
18
2 つの音色を組み合わせる
2 つの音色を重ねて演奏する（デュアル）
2 つの音色を重ねて鳴らすことを「デュアル」といいます。
※ オルガン音色同士を重ねて鳴らすことはできません。
パ ート 2
パ ート 1
ピアノ音色／シンセサイザー音色を組み合
わせる
ピアノ音色／シンセサイザー音色
ピアノ音色／シンセサイザー音色
1.
ピアノ・セクションとシンセサイザー・セクションから、2
つの音色ボタンを同時に押します。
選んだ音色ボタンが点灯し、DUAL 画面が表示されます。
パート 1 の設定
パート 2 の設定
マ ル チ・エフェクト の タ イ プ （
&
PDF）
メモ
• MODE［PIANO］ボタンと MODE［SYNTH］ボタンを同
時に押して、デュアルにすることもできます。
• 先に押したボタンの音色がパート 1 に割り当てられます。
音色を変更する
以下の手順で、音色を変更することができます。
2.
音色を選びます。
1. CURSOR［ ］［ ］ボタンを押して、変更したい音色を選びます。
2. ［VALUE］ダイヤルを回して音色を選びます。
メモ
点灯している音色ボタンを押すと、同じ音色ボタンの内の 2
つの音色を組み合わせることができます。
3.
各パートの音量を調節します。
LEVEL［ ］［ ］ボタンを押して、音量（0 〜 12）を調節します。
メモ
同じセクション内の音色同士を組み合わせている場合は、カー
ソルで選ばれている音色の音量が変化します。
4.
各パートのオクターブを設定します。
CURSOR［ ］［ ］ボタンで設定したい音色を選び、OCTAVE
［DOWN］［UP］ボタンでオクターブの設定をします。
オルガン音色とピアノ音色／シンセサイ
ザー音色を組み合わせる
オルガン音色
ピアノ音色／シンセサイザー音色
1.
MODE［ORGAN］ボタンと、ピアノ・セクションまた
はシンセサイザー・セクションの音色ボタンを同時に押し
ます。
MODE［ORGAN］ボタンと選んだ音色ボタンが点灯し、
DUAL 画面が表示されます。
メモ
• MODE［ORGAN］ボタンと、MODE［PIANO］ボタンま
たは MODE［SYNTH］ボタンを同時に押して、デュアルに
することもできます。
• 先に押したボタンの音色がパート 1 に割り当てられます。
音色を変更する
以下の手順で、音色を変更することができます。
2.
音色を選びます。
1. CURSOR［ ］［ ］ボタンを押して、パートを選びます。
2. ［TYPE］ボタン、音色ボタン、［VALUE］ダイヤルで音色を
選びます。
3.
音量を調節します。
ボタン／バー 説明
LEVEL［
］［ ］ボタン
ピアノ音色またはシンセサイザー音色
の音量（0 〜 12）を調節します。
［LEVEL］バー
オルガン音色の音量（0 〜 12）を調節
します。
4.
オクターブを設定します。
OCTAVE［DOWN］［UP］ボタンを押して、ピアノ音色または
シンセサイザー音色のオクターブの設定をします。
デュアルを解除する
以下の操作で、デュアルを解除することができます。
操作 説明
MODE ボタンのいずれかを押
す
押した ボタ ンの セクション に割り当 てら れ
ていた音色が鳴るようになります。
同じセクション内の音色同士を組み合わせ
ていた場合は、パート 1 に割り当てられ
ていた音色が鳴るようになります。
［EXIT］ボタンを押す
パート 1 に割り当てられていた音色が全
鍵域で鳴るようになります。
点灯していない音色ボタンを
押す
選んだ音色が鳴るようになります。
2 つの音色を組み合わせる
19
右手と左手で違う音色を演奏する（スプ
リット ）
右手と左手で違う音色を使って演奏することを「スプリット」とい
います。
鍵盤を 2 つの鍵域に分けて、右側をアッパー・パート、左側をロ
ワー・パートといいます。また、鍵盤が分かれる位置を「スプリッ
ト・ポイント」（P.21）といいます。
スプリット・ポイント（電源投入時：C4）
アッパー・パート
ロワ ー・ パート
C2 C4B2 C3 C6B5
デュアルの音色を左右の鍵域に振り分ける
一度重ねた 2 つの音色を、左右の鍵域に振り分けることができま
す。
1.
2 つの音色ボタンまたは MODE ボタンを同時に押して、
デュアルの設定にします（P18）。
メモ
先に押したボタンの音色がパート 1 に割り当てられます。
2.
SYNTH［SPLIT］または ORGAN［SPLIT］ボタンを押して、
点灯させます。
デュアル設定時にパート1に設定されていた音色がアッパー・パー
トに、パート 2 に設定されていた音色がロワー・パートに割り当
てられます。
2 つのオルガン音色を組み合わせる
オルガン音色
オルガン音色
1.
オルガン音色を選びます（P9）。
2.
ORGAN［SPLIT］ボタンを押して、点灯させます。
SPLIT 画面が表示されます。
マ ル チ・エフェクト の タ イ プ （
&
PDF）
オルガン音色のタイプ名
アッパー・パートの設定
ロワー・パートの設定
音量（［LEVEL］バー）
3.
［UPPER/LOWER］ボタンを押して、音色を変化させた
い パ ートを 選 び ます 。
［UPPER/LOWER］ボタン 選ばれるパート
点灯（UPPER） アッパー・パート
消灯（LOWER） ロワ ー・パ ート
選んだパートにカーソルが移動します。
4.
ハーモニック・バーをスライドさせ、オルガン音色を作り
ます。
パネル上のハーモニック・バーに連動して、選んだパートの音色
が変化します。
メモ
• ［PERCUSSION］ボタンは、アッパー・パートのオルガン音
色にのみ有効です。
• オルガンのタイプが Rock Organ または Jazz Organ の場
合、ビブラート効果やコーラス効果をかけるパートを設定する
ことができます（Vibrato/Chorus Part：
&
PDF）。
オルガンのタイプが Transistor Organ の場合は、この設定
にかかわらず、アッパー・パートとロワー・パート両方に効果
がかかります。
• ［LEVEL］バーで、オルガン音色の音量を調節できます。
［LEVEL］バーは、オルガンのアッパー／ロワー／ペダル・パー
トすべてに効きます。
※ すべてのパートが同じオルガン・タイプになります。
2 段鍵盤にして演奏する
本機の MIDI IN 端子に MIDI キーボード（別売）を接続
することで、2 段鍵盤にして演奏することができます。
アッパー・パート
ロワ ー・ パート
MIDI キーボード
本機
参照
詳しくは『リファレンス・マニュアル』（PDF）をご覧く
ださい。
2 つの音色を組み合わせる
20
ピアノ音色とシンセサイザー音色を組み合
わせる
ピアノ音色／
シンセサイザー音色
ピアノ音色／
シンセサイザー音色
1.
ピアノ音色またはシンセサイザー音色を選びます
（P9）。
2.
SYNTH［SPLIT］ボタンを押して、点灯させます。
SPLIT 画面が表示されます。
各パートの音色を変更する
手順 1 で選んだ音色は、アッパー・パートに割り当てられます。
以下の操作で、各パートの音色を変更することができます。
同じ音色ボタン内の、2 つの音色を組み合わせることもできます。
3.
各パートの音色を選びます。
1. CURSOR［ ］［ ］ボタンを押して、パートを選びます。
2. 音色ボタンと［VALUE］ダイヤルで、各パートの音色を選び
ます。
3. ［EXIT］ボタンを押して、SPLIT 画面に戻ります。
4.
各パートの音量を調節します。
LEVEL［ ］［ ］ボタンを押して、音量（0 〜 12）を調節します。
メモ
同じセクション内の音色同士を組み合わせている場合は、カー
ソルで選ばれている音色の音量が変化します。
5.
各パートのオクターブを設定します。
CURSOR［ ］［ ］ボタンでパートを選び、OCTAVE［DOWN］
［UP］ボタンでオクターブの設定をします。
オルガン音色とピアノ音色／シンセサイ
ザー音色を組み合わせる
ピアノ音色／
シンセサイザー音色
オルガン音色
または
オルガン音色
ピアノ音色／
シンセサイザー音色
1.
2 つのオルガン音色を組み合わせる設定、またはピアノ
音色とシンセサイザー音色を組み合わせる設定にします
（P19、P20）。
2.
パートを選んで、音色を変更します。
1. CURSOR［ ］［ ］ボタンまたは［UPPER/LOWER］ボタ
ンを押して、パートを選びます。
2. ［TYPE］ボタン、音色ボタン、［VALUE］ダイヤルで音色を
選びます。
3. ［EXIT］ボタンを押して、SPLIT 画面に戻ります。
3.
音量を調節します。
ボタン／バー 説明
LEVEL［
］［ ］ボタン
ピアノ音色またはシンセサイザー音色
の音量（0 〜 12）を調節します。
［LEVEL］バー
オルガン音色の音量（0 〜 12）を調節
します。
4.
オクターブを設定します。
CURSOR［ ］［ ］ボタンでパートを選び、OCTAVE［DOWN］
［UP］ボタンでオクターブの設定をします。
メモ
［UPPER/LOWER］ボタンでオルガン音色が割り当てられて
いないパートを選び、ハーモニック・バーを下げると、オルガ
ン音色を重ねることもできます。
ピアノ音色／
シンセサイザー音色
オルガン音色
+
オルガン音色
設定例：
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