8 SWING
クイックスタートガ イド
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ステップ 3: はじめに
SWING はじめに
概要
本 スタートアップ ガ イド で は 、SWING キ
ーボードコントローラーの設 定 方 法 の解
説と、その機能の簡単なご紹介をいたし
ます。
接続
ご使用のシステムへの SWING の接続方法
は 、本 ガ イ ド 冒 頭 の 接 続 例 を ご 参 照 く だ
さい。
ソフトウェアセットアップ
SWING は USB クラスコンプライアント
MIDI 機 器 で す の で 、ド ラ イ バ ー の イ ン ス ト
ール は不 要で す。SWING を Windows および
MacOS で 使 用 す る に あ た り 、追 加 の ド ラ イ
バーは不 要です。
ハードウェアセットアップ
まず USB 接 続と別売りの電源アダプタ
ー以外のシステムの接続をすべて完了し
て 、そ れ か ら 先 述 2 つの接続をおこない
ます。
SWING の USB ポートとコンピューターの
USB ポートを接続した場合は、コンピュー
ターから電源を供給します。電源スイッチ
は あ りま せ ん;コ ン ピ ュー タ ー が オ ン の 間
は常に オンに なります。
コ ン ピ ュ ー タ ー を 使 用 し な い 場 合 、本 ガ イ
ドの仕様ページに記載された定格に適合
し た 、オ プ シ ョ ン の 外 部 電 源 ア ダ プ タ ー を
使 用しま す。
サステ インフットスイッチ の 追 加 接 続 な
ど 、接 続 作 業 を す る 場 合 は 必 ず 、ま ず
SWING をオフにしてください。
初期設定
DAW をご使用になる場合、必ず MIDI 入力
を SWING に設定してください。通常、DAW
の“環境設定“ のページで設定します。
詳しくは お使いの DAW の取扱説明書を
ご参照ください。
SWING へ の 接 続 を 変 更 時 、ま た は 取 り 外
しの際は、すべての接続をおこなった後に
DAW を再起動する必要があります。
外部シンクまたは MIDI/USB MIDI シンクを
使用しない場合は、SWING 背面パネルのシ
ンクスイッチを、必ず ”INTERNAL(内部)”に
設 定してください 。
別の MIDI 機器と MIDI 接 続している 場 合
は 必ず、 SWING の MIDI 出 力 チ ャンネル を
正しく設 定してください 。MIDI チャンネル
は、SHIFT スイッチと、左から 16 個のキー
のいず れか を押して 設 定します。
Control Tribe ソフトウェアアプリケーション
は、MIDI 入出力チャンネルなどの SWING の
パラメーター設定に使 用できます。
注 意:操 作 中 に 外 部 MIDI 機器が制御不能
になった場合は、気づかないうちに SWING
の MIDI 出 力 チャンネル を変 えてしまってい
ないかどうかをご確認ください。
プレイング
SWING を動作中の USB ポートに接 続する
か 、オ プ シ ョ ン の 外 部 電 源 ア ダ プ タ ー に 接
続した場 合、SWING はセルフテストを実行
し、STOP スイッチが点 灯するとテストを終
了します。そ の 後プレ イ可能となりま す。
SWING をリセットするには、USB 接続また
は外部電源アダプターを接続した状態
で、OCT+/- の 両 スイッ チ を ホ ールドしま す。
その際 DAW または外部機器を再起動する
必 要 が あります。
キーボードをプレイすると、DAW プラグイ
ンシンセまたはスタンドアローンソフトウ
ェ ア シ ン セ の 制 御 、ま た は MIDI もしくは
CV 出力の接続を使用して外部シンセやそ
の 他 の 機 器 を 制 御します。
OCT+ および OCT- スイッチでは、上下いず
れの方向にも最大 4 オクターブ を増 減しま
す。増 減 す る オ ク タ ー ブ 数 が 増 え る ほ ど 、
ス イ ッ チ の 点 滅 速 度 が 上 が り ま す 。い ず れ
の ス イ ッ チ も 消 灯 し て い る 場 合 は 、キ ー ボ
ー ド は 初 期 設 定 に 戻 って い ま す。両 ス イッ
チを同時に押すと、初期設定に素早く復帰
します。
MODE( モ ー ド )、SCALE( ス ケ ー ル )、
および TEMPO(テンポ)
アルペジエーターまたはシーケンサー操
作の 間のみ 使 用で きるコントロールです。
いつで も調 節 可 能 です。
MODE(モード)
1. ARP( ア ル ペ ジ オ )モ ー ド で は 、MODE
ノブでプレイバック順を下記から設定
しま す:
UP(アップ)- 昇順
DOWN(ダウン) - 降順
INC(包含)- 両端のエンドノートを含
み、昇降してプレイします
EXC(除外) -両端のエンドノートを除
外し、昇降してプレイします
RAND(ランダム)- 全ノートをランダム
にプレイします
ORDER(順番)- ノートをレコーディング
した 順にプレイします
UP x2 - 各ノートを 2 度ずつ昇順でプ
レイ
DOWN x2 - 各ノートを 2 度ずつ降順で
プレイ
2. SEQ( シ ー ケ ン サ ー )モ ー ド で は 、MODE
ノブで 1 – 8 までのシーケンサープロ
グラムを保存、呼び出します。
SCALE(スケール)
1. SCALE ノ ブ で 、ノ ー ト の 継 続 時 間 を 下 記
か ら選 択しま す:
1/4、1/8、1/16、1/32
1/4T( ト リ プ レ ッ ト - 三 連 符 )、
1/8T、1/16T、1/32T
三連符とは、ノート 1 つのタイム内で
プ レ イ さ れ る 、等 間 隔 の 3 つのノート
です。
TEMPO(テンポ)
1. TEMPO ノブで、テンポを調節します。
2. 微調整は、SHIFT スイッチを押しなが
ら 、同 時 に TEMPO ノブを 回しておこな
います。
3. TAP スイッチ を 任 意 の テン ポ で 複 数 回
タップすることでも、テンポを変更で
きます。TAP スイッチ は 現 在 のレ ートで
点 滅します。TEMPO ノ ブ を 回 す と 、テ ン
ポはノブの設定値へ復帰します。
GATE( ゲ ー ト )お よ び SWING(スウィン
グ)
アルペジエーターまたはシーケンサープレ
イバックでのみ使用できるコントロールで
す。アルペジエーターまたはシーケンサー
の プ レ イ 中 に 、以 下 の 要 領 で 調 節 し ま す :
GATE(ゲート)
鍵盤の 5 つのキーにGATEと記されてお
り、10%、25%、50%、75%、そ し て 90% の選
択 肢 が あ り ま す 。こ れ は ノ ー ト の 継 続 時 間
で 、ノ ー ト 間 の タ イ ム に 対 す る パ ー セ ン テ
ージ をあらわします。
1. SHIFT スイッチと、上記キーのうち 1 つ
を押して GATE を 選 択 し ま す 。プ レ イ バ
ックを聴 いて 効 果 を確 認します。
SWING(スウィング )
鍵盤の右から 11 個のキーには SWING と記
されており、OFF (50%)、53%、55%、57%、
61%、67%、70%、73%、そ し て 75% の選択肢
が あります。
1. SHIFT スイッチと、上記キーのうち 1 つ
を押して SWING を 選 択 し ま す 。プ レ イ
バックを聴 いて効 果 を確 認します。
CHORD(コード)
コードモードでは、キー 1 つ を押してコー
ド を プ レ イ で き ま す 。コ ー ド は ARP モード
または SEQ モードで使用しますが、使用可
能ノート数とステップ数の上限に達してし
まいま す。
1. SHIFT スイッチと HOLD スイッ チ を 押 し 、
そのまま ホールドします。HOLD が素早
く点 滅します。
2. コ ー ド を 弾 き ま す( 最 大 8ノ ー ト )。
3. SHIFT スイッチと HOLD スイッチ をリリ
ースしま す。HOLD の点滅速度が遅く
なり、コードモードであることを示し
ます。
4. 任意のノートを押すと、コードがそのノ
ートに移調されてプレイされます。
5. コードモードを終了するには、SHIFT
スイッチと HOLD スイッチ を 再 度 押 し
ます。
6. SHIFT スイッチと HOLD スイッチ を ほ ん の
一 瞬 押 す と 現 在 の コ ー ド を 使 用 し 、両
スイッチをホールドすると、新しいコー
ド を 入 力 で き る よ う に な り ま す( 手 順 1
を繰り返します)。
7. 注意:コードモードの状態で(HOLDスイ
ッ チ が 点 滅 )、ア ル ペ ジ オ を ホ ー ル ド し
たい場合、HOLD を 再 度 押 す と 、点 滅 が
速くなります。そうするとコードモード
を保 持したままアル ペジオをホールド
します。HOLD を1度 だけ 押 すとホールド
モードを離 れ 、SHIFT+HOLD を押 すとコ
ードモードを終了します。
アルペジエーター操作
1. ARP/SEQ スイッチを ARP に設定します。
2. MODE ス イ ッ チ で 、プ レ イ バ ッ ク 順 を 選
択します。
3. SCALE スイッチ でノート継 続 時 間 を 設 定
します。
4. MODE、SCALE、GATE、SWING、お よ び TEMPO
を、プレイ前またはプレイ中に調節し
ます。
5. Play/Pause を 1 度 押します。TAP がテン
ポに合わせて点滅します。
6. HOLD が オ フの 場 合:
任意のノートを長 押しします。
リリースしたノートはアルペジオから
除 外 され ます。
ホールドしたノートに 新 たなノートが
追 加されます。
全ノートをリリースするとアルペジオ
が 停止しま す。
TAP が点滅中に、任意のノートを押すと
アル ペジ オ がスタートします。
STOP を押します。
7. HOLD がオンの場合:
任意のノートをすべて長押しします。
前のノートが 少なくとも1つホールドさ
れ て い る 場 合 は 、新 た な ノ ー ト が 付 加
され ます。
すべてのノートをリリースしても、プレ
イは 持 続します。
TAP が点滅中に、任意のノートを押すと
新たなアルペジオがスタートします。
STOP を押します。
HOLD がオンの間は、Play/Pause を使用
してアル ペ ジ オをプ レ イ/停止で き
ます。
注 意: Control Tribe アプリケーション
で、HOLD は 瞬 間 、ま た は ラ ッ チ に 設 定
で きます。
シーケンスのレコーディング
1. ARP/SEQ スイッチ を SEQ に 設 定します。
2. MODE で 1 – 8 のいずれかを選択しま
す。新 規 シ ー ケ ン ス は 選 択 し た 場 所 に
保 存されます。
3. SCALE を、任意のノート継 続時間に設 定
します。
4. REC を 1 度 押します。REC スイッチ が 赤
色になりま す。
5. シー ケンスのレコー ディング で は 、1度
に ノ ー ト を 1 回 押 し 、リ リ ー ス し ま す 。そ
の都度、シーケンスは次のステップへ
移 動しま す。
6. 休符は TAP ボタンを押して入 力します
(さらに休符を入力する場合は繰り返
し ま す )。
7. タイを入 力するには 、タイするノート
をホールドし、TAP を 押 し ま す( さ ら に
タイを入力する場合は繰り返します)
。レ ガ ー ト を 作 成 す る に は 、TAP をホー
ルドしながらレガートするノートを入
力 し ま す 。完 了 し た ら TAP をリリースし
ます。
8. STOP を押します。シーケンスは MODE
ノブ で 設 定した場 所 に保 存され ます。