Roland Lucina AX-09 取扱説明書

  • こんにちは!Roland Lucina AX-09の取扱説明書の内容を全て読み込みました。このシンセサイザーの使用方法、144種類のレギュラー・トーンと6種類のスペシャル・トーン、USBメモリー機能、MIDI接続など、あらゆる疑問にお答えできますので、お気軽にご質問ください!
  • 電源が入らないのですが、どうすればよいですか?
    音が出ないのですが、どうすればよいですか?
    USBメモリーのオーディオファイルが再生されないのですが、どうすればよいですか?
    FAVORITEメモリーにトーンを登録するにはどうすればよいですか?
    工場出荷時の設定に戻すにはどうすればよいですか?
2
主な特長
弾くのが楽しくなるサウンド !
• シンセサイザー音色はもちろん、ピアノ、オルガン、ストリングス、ブラス、ギターなど、
定番の 144 種類の音色を、その場で楽しむことができます。
• さらに、高品位で表現力豊かなスペシャル・トーン(音色)を 6 種類用意しました。
Lucina(ルシーナ)AX-09 用に作り込まれた高品位な 6 音色(シンセ・リード、ポリ・
シンセ、シンセ・ベース、バイオリン、トロンボーン、ジャズ・スキャット)を搭載して
います。
かんたん、扱いやすい !
• 電源を入れて、音色を選ぶだけ。かんたん操作で演奏を楽しむことができます。
• 電池対応&軽量コンパクトなスタイリッシュ・ボディーで、いつでもお気に入りの場所で
演奏できます。また、肩に掛けて演奏することもできるため、よりアクティブに、さまざ
まなシーンに対応します。
さらに演奏を楽しめる !
• D ビームコントローラー、モジュレーションバー、タッチコントローラーを使って、
シンセサイザーならではの多彩な演奏表現ができます。
• EXT IN 端子に携帯音楽プレーヤーなどをつないだり、USB メモリーのオーディオ再生
機能を使ったりして、お気に入りの曲に合わせて演奏を楽しむことができます。
ディスプレイのアルファベット対応表
A
A
B
B
C
C
D
D
E
E
F
F
G
G
h
H
i
I
J
J K
L
L
N
M
n
N
o
O
P
P
Q
Q
r
R
S
S
t
T
U
U
u
V W
X
X
Y
Y
Z
Z
©2010 ローランド株式会社 本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。
この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に『安全上のご注意』(P.24)と『使用上のご注意』(P.25)をよくお読みください。
また、この機器の優れた機能を十分ご理解いただくためにも、取扱説明書をよくお読みください。取扱説明書は必要なときにすぐに見ることができるよう、
手元に置いてください。
3
目次
主な特長. 2
ディスプレイのアルファベット対応表 . . . . . . . . . . . . .
2
各部の名称とはたらき. 4
フロント・パネル . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
4
本体裏面 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
5
リア・パネル . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
5
電池について. 6
電池を入れる . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
6
電池の残量を確認する . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
6
電池を取り出す . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
6
準備をする. 7
AC アダプターをつなぐ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
7
ストラップを取り付ける . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
7
スピーカーをつなぐ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
8
ヘッドホンをつなぐ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
8
電源を入れる . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
8
音(トーン)を選ぶ. 9
レギュラー・トーンを選ぶ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
9
スペシャル・トーンを選ぶ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
9
トーンを試聴する . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
9
よく使うトーンをメモリーに登録する(FAVORITE) .
10
さまざまな演奏機能を使う . 11
鍵域をオクターブ単位で高く/低くする . . . . . . . . . . .
11
鍵域を半音単位で高く/低くする . . . . . . . . . . . . . . . .
11
タッチ・コントローラーを使う . . . . . . . . . . . . . . . . .
11
タッチ・コントローラーのピッチ幅を設定する .
11
モジュレーション・バーを使う . . . . . . . . . . . . . . . . .
11
モジュレーション・バーの効果を設定する . . . .
12
D ビーム・コントローラーを使う . . . . . . . . . . . . . . . .
12
ASSIGNABLE の設定を変える . . . . . . . . . . . .
12
フット・ペダルを使う . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
13
演奏中に音が変わらないようにする(ロック機能) . . .
14
携帯音楽プレーヤーをつないで曲にあわせて演奏する
14
USB メモリーのオーディオ・ファイルにあわせて
演奏する . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
14
オーディオ・プレーヤーの設定をする . . . . . . . .
15
トーンの設定を変更する. 16
トーン・パラメーターを変更する . . . . . . . . . . . . . . . .
16
チューニングを変更する. 17
マスター・チューン . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
17
キー・スケール・チューン . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
17
鍵盤タッチの設定をする. 17
鍵盤を弾く強さを固定する . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
17
カウントイン/メトロノーム. 18
カウントインの設定をする . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
18
各種設定(ユーティリティー). 18
Lucina AX-09 のバージョンを確認する . . . . . . . . . .
18
USB ドライバの設定をする . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
18
Lucina AX-09 の設定を USB メモリーに
バックアップする . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
19
Lucina AX-09 の設定を USB メモリーから復元する
19
工場出荷時の設定に戻す
(ファクトリー・リセット) . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
19
他の機器をつなぐ. 20
MIDI 機器をコントロールする . . . . . . . . . . . . . . . . . .
20
送受信できる MIDI メッセージ . . . . . . . . . . . . .
20
MIDI 音源をつなぐ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
20
MIDI に関する設定を行う . . . . . . . . . . . . . . . . .
20
USB でパソコンにつなぐ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
21
映像をコントロールする(V-LINK) . . . . . . . . . . . . . .
21
トラブル・シューティング . 22
主な仕様. 23
エラー・メッセージ一覧. 23
安全上のご注意. 24
使用上のご注意. 25
MIDI インプリメンテーション・チャート. 26
索引 . 27
トーン・リスト. 28
4
各部の名称とはたらき
フロント・パネル
1 1819
14
11 12 13
7617 82
15
3
16
4 5 9 10
1. OCTAVE[+]/[-]ボタン
鍵盤のキーを 1 オクターブ単位で上げ下げします
(P. 11)
2.[TRANSPOSE]ボタン
このボタンを押しながら OCTAVE[+][-]ボタ
ンを押すと、鍵域を半音単位で上げ下げできます
(P. 11)
3. ディスプレイ
選択した音色、モード、設定したパラメーターの値な
どを表示します。
4.[SHIFT]ボタン
他のボタンと組み合わせて、いろいろな機能を実行し
ます。
5.[SPECIAL.TONE]ボタン
スペシャル・トーンを選択するときに押します。
6. TONE[1]~[6]ボタン
レギュラー・トーンのトーン・グループ、またはスペ
シャル・トーンを選択します。
7.[INC /+]/[DEC /-]ボタン
レギュラー・トーンのバリエーションを選びます。
8. FAVORITE[A]/[B]ボタン
お気に入りのトーンを登録できる FAVORITE メモ
リー(P. 10)のバンクを選びます。
9.[WRITE]ボタン
変更した Lucina AX-09 の設定や、FAVORITE に登
P. 10P. 18
保存可能な設定が変更されると、[SHIFT]ボタンを
押している間、点滅します。
10.[LOCK]ボタン
オンにしている間は音色が変更できません。演奏中に
誤ってボタンに触れて音色が変わることを防ぎます
(P. 14)
11.USB.MEMORY 端子
USB メモリー(別売)を挿します(P. 15)
12.[VOLUME]つまみ
音量を調節します。
13.D ビーム.
[PITCH][FILTER][ASSIGNABLE]
ボタン
D ビームをオン/オフします。
D ビームに手をかざして、音にいろいろな効果をかけ
ます(P. 12)
14.[V-LINK]ボタン
V-LINK のオン/オフを切り替えます(P. 21)
15.[AUDIO.PLAYER]ボタン
オンにすると USB メモリーのオーディオ・ファイル
を再生できる状態になります(P. 14)
16.[. ./ PREVIEW]ボタン
[AUDIO PLAYER]ボタンが点灯しているときは、
USB メモリーのオーディオ・ファイルを再生/停止
します。
[AUDIO PLAYER]ボタンが消灯しているときは、
現在選ばれている音色で、デモ演奏の再生/停止を行
います。
モジュレーション・バーを押さえながら[PREVIEW]
ボタンを押すと、カウントインが鳴ります。
5
17.MODULATION.BAR
(モジュレーション・バー)
TOUCH.CONTROLLER
(タッチ・コントローラー)
モジュレーション・バーを押すとビブラート(音を揺
らす効果)がかかります。演奏音を持続させるホール
ド機能に切り替えることもできます(P. 11)
タッチ・コントローラーに指を触れたまま左右に動か
すと、ピッチ(音の高さ)が変化します(P. 11)
18.ストラップ・ピン
付属のストラップをこのピンに取り付けます(P. 7)
19.ストラップ・ピン(A)
付属のストラップをこのピンに取り付けます。
このピンを使用するか、本体裏面のストラップ・ピン
(B)を使用するか、演奏スタイルに合わせて選んでく
ださい(P. 7)
本体裏面
1 2
1. ストラップ・ピン(B)
付属のストラップをこのピンに取り付けます。
このピンを使用するか、本体側面のストラップ・ピン
(A)を使用するか、演奏スタイルに合わせて選んでく
ださい(P. 7)
2. 電池ケース
3 ニッケル水素電池を入れます(P. 6)
リア・パネル
1 82 3 4 95 106 7
1. OUTPUT 端子(L/MONO、R)
音を出力します。アンプ内蔵スピーカーなどにつなぎ
ます。
モノラルで出力するときは L MONO 端子のみにつ
ないでください。
2. MIDI.OUT 端子
他の MIDI 機器をつなぐと、Lucina AX-09 から
MIDI 信号を送信して他の MIDI 機器を演奏できます(P.
20)
3. FOOT.PEDAL 端子
別売のローランド DP シリーズペダルをつなぎます。
エクスプレッション・ペダル(別売:EV-5)もつなぐ
ことができます(P. 13)
4.[POWER]スイッチ
電源をオン/オフします(P. 8)
付属の AC アダプター使用時に電源を完全に切る必要
がある場合は、まずこの POWER スイッチをオフにし
てから、AC アダプターをコンセントから外してくだ
さい。
5. DC.IN 端子
付属の AC アダプターをつなぎます(P. 7)
6. コード・フック
付属の AC アダプターのコードを固定します(P. 7)
7. 盗難防止用ロック( SECURITY.LOCK)
市販の盗難防止用セキュリティー・ワイヤーなどを接
続することができます。
http://www.kensington.com/
8. USB.COMPUTER 端子
Lucina AX-09 とパソコンを USB ケーブルでつなぎ
ます(P. 21)
9. EXT.IN 端子
携帯音楽プレーヤーなどをつなぎます。この端子に入
力された音は、OUTPUT 端子と PHONES 端子から
出力されます。(P. 14)
10.PHONES 端子
ステレオ・ミニ・プラグのヘッドホン(別売)をつな
ぎます(P. 8)
6
電池について
Lucina AX-09 を電池で駆動するには単 3 ニッケル水素電池が 8 個必要です。電池が消耗するまでの時
間は使用状態によって異なりますが、連続使用での目安は 4 時間です。
充電式電池について
充電式電池を使う場合、通常、充電を繰り返すたびに電池の寿命は短くなります。充電してもすぐに電池
がなくなる場合は、新しいものと交換してください。
電池を入れる
1. Lucina.AX-09 の電源をオフにします(P.8)
2. Lucina.AX-09 裏面にある電池ケースのカバー
を取り外します。
カバーのツメを押しながら、フタを上に持ち上げて外
します。
3. 電池を電池ケースに入れます。
このとき「+」と「-」のマークに従って正しい方向
で入れてください。
4. 電池ケースのカバーを閉めます。
※.本体を裏返す際は、ボタン、つまみなどを破損しないように、
新聞や雑誌などを重ねて本体の四隅や両端に敷いてください。
また、その際、ボタン、つまみなどが破損しないような位置に
配置してください。
※.本体を裏返す際は、落下や転倒を引き起こさないよう取扱いに
ご注意ください。
電池の残量を確認する
電池駆動中に電池の残量が少なくなる
と、ディスプレイに 3 つの点が点滅し
ます。その場合はなるべく早く電池を
入れ替えてください。
その後しばらくすると、ディスプレイに「
L o
」と表示
され、Lucina AX-09 の操作ができなくなります。
以下の方法で電池の残量を確認することもできます。
1.[SHIFT]ボタンを押しながら[LOCK]ボタン
を押します。
ディスプレイに電池残量がパーセントの値(「0」〜
「100」)で表示されます。
• 電池の残量の表示は目安です。
• AC アダプターがつながれているときに電池残量を確認す
ると、ディスプレイには常に「100」と表示されます。
電池を取り出す
電池を取り出すときは、本体の電源を切って電池ケー
スのカバーを外してから、電池を取り出します。
電池を使うときは以下に注意してください
• アルカリ電池、マンガン電池は使用しないでください。
• Lucina AX-09 AC アダプターが接続されていると、電池駆動になりません。
• 電池が入っているときに、電源を入れたまま電源コードをコンセントから抜き差ししたり、AC アダプターの DC プラグを本体から抜き差しすると、
電源が切れます。電源コードや AC アダプターは、必ず電源を切ってから抜き差ししてください。
• この機器に、異物(燃えやすいもの、硬貨、針金など)や液体(水、ジュースなど)を絶対に入れないでください。
• 電池の使いかたを間違えると、破裂したり、液漏れしたりします。次のことに注意してください。
• 電池の+と-を間違えないように、指示どおり入れてください。
• 新しい電池と一度使用した電池や、違う種類の電池を混ぜて使用しないでください。
• 長時間使用しないときは、電池を取り出しておいてください。
• 液漏れを起こした場合は、柔らかい布で電池ケースについた液をよくふきとってから新しい電池を入れてください。また、漏れた液が身体につ
いた場合は、皮膚に炎症を起こす恐れがあります。また眼に入ると危険ですのですぐに水でよく洗い流してください。
• 電池を、金属性のボールペン、ネックレス、ヘアピンなどと一緒に携帯したり、保管したりしないでください。
7
準備をする
ACアダプターをつなぐ
Lucina AX-09 は付属の AC アダプター、または単 3
ニッケル水素電池でお使いになれます。
1. Lucina.AX-09の電源がオフ([POWER]スイッ
チが OFF の位置)になっていることを確認しま
す。
2.[VOLUME]つまみを左いっぱい(最小)に回
します。
3. AC アダプターを Lucina.AX-09 リア・パネル
DC.IN 端子につないでから電源コンセントに
つなぎます。
AC アダプターは、インジ
ケーターのある面が上にな
るように設置してくださ
い。AC アダプターをコン
セントに接続すると、イン
ジケーターが点灯します。
AC アダプターのコードは図のようにコー
ド・フックに固定してください。誤って
コードを引っ張ってしまっても、プラグ
が抜けて電源が切れてしまうことや、DC
IN ジャックに無理な力が加わることを防
ぐことができます。
ストラップを取り付ける
以下の図を参考にして、
Lucina AX-09 にストラップ
を取り付けてください。
1. 下図のストラップ・ピンに、付属のストラップ
の一方を取り付けます。
2. もう一方のストラップ・ピンに、ストラップの
一方を取り付けます。
もう一方のストラップ・ピンは、図の A B 2
所にあります。どちらか使いやすい方に取り付けてく
ださい。身体の大きな方は、A に取り付けた方が安定
します。
A B
!
B のストラップピンを利用する場合、ストラップをねじっ
て、以下のように取り付けます。ねじらずに取り付けると、
ストラップが本体から外れる危険性があります。
ストラップ裏面
ストラップ表面
ねじる
8
スピーカーをつなぐ
Lucina AX-09 はアンプやスピーカーを内蔵していま
せん。音を出すにはリア・パネルの OUTPUT 端子に
アンプ内蔵スピーカー(以下スピーカーと記述)など
のオーディオ機器をつなぐか、ヘッドホンをご使用く
ださい。
オーディオ・ケーブル
(別売:PCS シリーズ)
でつなぎます。
モノラルで使用するときは、L/MONO 端子にのみつ
ないでください。
※.他の機器と接続するときは、誤動作やスピーカーなど
の破損を防ぐため、必ずすべての機器の音量を絞った
状態で電源を切ってください。
ヘッドホンをつなぐ
リア・パネルの PHONES 端子にヘッドホンをつなぎ
ます。
ステレオ・ミニ・プラグの
ヘッドホンがつなげます。
電源を入れる
※.正しく接続したら(P.8)必ず次の手順で電源を投入
してください。手順を間違えると、誤動作をしたりス
ピーカーなどが破損する恐れがあります。
1. Lucina.AX-09 とスピーカーの音量を最小にし
ます。
2. Lucina.AX-09のリアパネルにある[POWER]
スイッチを ON にします。
この機器は回路保護のため、電源をオ
ンしてからしばらくは動作しません。
3. スピーカーの電源を入れます。
4.[VOLUME]つまみを回して、音量を調整します。
つまみを少しずつ右に回しま
す。
鍵盤を弾きながら Lucina
AX-09 とスピーカーの音量
を調節してください。
電源を切る
1. Lucina.AX-09 とスピーカーの音量を最小にし
ます。
2. スピーカーの電源を切ります。
3. Lucina.AX-09 [POWER] スイッチを OFF
にします。
9
Lucina AX-09 では、ひとつひとつの音を「トーン」
と呼びます。トーンには、「レギュラートーン」と「ス
ペシャル・トーン」があります。
レギュラー・トーンを選ぶ
Lucina AX-09 には、ローランドのシンセサイザーか
らよりすぐった 144 種類のレギュラー・トーンが収
録されています。
レギュラー・トーンは、6 つのトーン・グループに分
類され、それぞれのグループに、24 種類のトーンが
あります。
1.[SPECIAL.TONE]ボタン、FAVORITE[A]
/[B]ボタンのいずれかのボタンが点灯してい
る場合は、点灯しているボタンを押して消灯さ
せます。
2. TONE[1][6]ボタンを押してトーングルー
プを選びます。
ボタンが点灯して、トーン・グループが選ばれます。
トーン・グループの名前は、各トーン・ボタンの下に
黒文字で表記されています。
電源を入れたときは、常に TONE[1] 1 番が選ばれます。
3.[INC /+]/[DEC /-]ボタンを押して、
グループ内のトーンを選びます。
それぞれのグループに 1 24 のトーンがあり、ディ
スプレイには選んだトーン番号(1 24)が表示さ
れます。
次のトーンを選ぶには[INC /+]ボタン、前のトー
ンを選ぶには[DEC /-]ボタンを押します。
• 各トーンについては巻末の『トーン・リスト』をご覧くだ
さい。
• トーンには、単音でしか鳴らないトーン(Monophonic
Tone)と、和音で演奏できるトーン(Polyphonic Tone)
があります。
• TONE ボタン下に黒文字で書かれているように、各トー
ン・グループは、さらに 2 種類のカテゴリーに分けられて
います。(たとえば、TONE[1]ボタンのグループには、
「SYNTH」と「PAD」の 2 つのカテゴリーがあります。
現在選んでいる(点灯している)トーン・グループの
TONE ボタンを押さえながら[INC /+]/[DEC /-]
ボタンを押すたびに、各カテゴリーの先頭のトーンを選ぶ
ことができます。
•[INC /+]/[DEC /-]ボタンを押し続けると、トー
ンを素早く選ぶことができます。もっと速く選ぶには、ボ
タンを押し続けた状態で、もう片方のボタンも押します。
リズムのトーンを選ぶ
GUITAR/BASS グループの 23、24 番のトーンはリ
ズムのトーンになっています。詳しくは巻末の「トー
ン・リスト」をご覧ください。
スペシャル・トーンを選ぶ
Lucina AX-09 には、専用に用意された 6 種類のス
ペシャル・トーンがあります。
1.[SPECIAL.TONE]ボタンを押して点灯させま
す。
2. TONE[1][6]ボタンを押してスペシャル
トーンを選びます。
スペシャル・トーンの名前は、各トーン・ボタンの下
に青文字で表記されています。
レギュラー・トーンに戻るには、[SPECIAL TONE]ボタ
ンを押してオフにします。
トーンを試聴する
[AUDIO PLAYER]ボタンがオフの状態で
[PREVIEW]ボタンを押すと、ボタンが点灯して現在
選んでいるトーンに最適なフレーズがデモ演奏されま
す。
フレーズを途中で停止する場合は、[PREVIEW]ボタ
ンをもう一度押して消灯させます。
音(トーン)を選ぶ
10
よく使うトーンをメモリーに登
録する(FAVORITE)
Lucina AX-09 には 12 個のトーンを登録しておくこ
とができる「FAVORITE(フェイバリット)メモリー」
があります。よく使うトーンをこのメモリーに登録し
ておけば、いつでも簡単に呼び出すことができます。
音量やリバーブといったトーンの設定を変更した状態
FAVORITE メモリーに登録することもできます
(P. 16)
FAVORITE メモリーに登録できるのは、レギュラートー
ンのみです。
FAVORITE にトーンを登録する
FAVORITE メモリーには、A および B 2 つのバン
クがあり、それぞれのバンクに 6 個のトーンを登録す
ることができます。
1. FAVORITE メモリーに登録するトーンを選びま
す。
2.[WRITE]ボタンを押して点灯させます。
3. FAVORITE.[A]/[B]ボタンを押して、登
録先のバンクを選びます。
押した FAVORITE ボタンが点灯します。
ディスプレイには
A -
(バンク「A」または
b -
(バンク「B」)と表示されます。
4. TONE[1]~[6]ボタンのうち 1 つを押し、
登録先のメモリーを選びます。
押したボタンが点灯し、FAVORITE メモリーにトー
ンが登録されます。また、[WRITE]ボタンが消灯し
ます。
レギュラートーンに戻るには、点灯している FAVORITE
[A]/[B]ボタンを押して消灯させます。
FAVORITE のトーンを呼び出す
以下の手順で、FAVORITE メモリーに登録したトー
ンを呼び出します。
1. FAVORITE.[A]/[B]ボタンを押して、呼
び出したいトーンが登録されているバンクを選
びます。
押した FAVORITE ボタンが点灯します。
2. TONE[1][6]ボタンのうち 1 つを押して、
現在のバンク内の FAVORITE メモリーを選び
ます。
[INC /+]/[DEC /-]ボタンを押して、同じバ
ンク内の FAVORITE メモリーを順に選ぶこともでき
ます。
• レギュラートーンに戻るには、点灯している FAVORITE
[A]/[B]ボタンを押して消灯させます。
• あらかじめ FAVORITE[A]/[B]には各カテゴリーの
レギュラー・トーンが登録されています。ファクトリー・
リセットすると、工場出荷時の状態になります。
11
Lucina AX-09 には、演奏の表現力を高めるさまざま
な演奏機能が搭載されています。
鍵域をオクターブ単位で高く/
低くする
鍵盤の音域をオクターブ単位で最大 3 オクターブまで
上下に移動できます。
設定値 3 3
1. OCTAVE[+]/[-]ボタンを押します。
ディスプレイに値が表示されます。
オクターブ設定が + 側のときは OCTAVE[+]ボタ
ンが、-側のときは OCTAVE[-]ボタンが点灯し
ます。
「0」に戻すには、OCTAVE[+]と[-]ボタンを同時
に押します。
OCTAVE[+]と[-]ボタンが消灯し、通常の音域に戻
ります。
鍵域を半音単位で高く/低くする
鍵盤の音域を半音単位で移動することができます。
普段あまり弾き慣れていない調の曲を演奏するときに
便利な機能です。
設定値 5 6
1.[TRANSPOSE]ボタンを押し続けます。
ディスプレイに現在の設定値が点滅して表示されま
す。
2.[TRANSPOSE]ボタンを押しながら
OCTAVE[+]/[-]ボタンを押して、値を
設定します。
3.[TRANSPOSE]ボタンを離すと、値が確定し
ます。
「0」以外の値を設定すると[TRANSPOSE]ボタン
が点灯します。
「0」の値に戻すには、[TRANSPOSE]ボタンを押しな
がら OCTAVE[+]と[-]ボタンを同時に押します。
[TRANSPOSE]ボタンが消灯し、通常の音域に戻ります。
タッチ・コントローラーを使う
タッチ・コントローラーに指を触れたまま左右に動か
して、演奏音のピッチ(音の高さ)を変化させること
ができます。中央より左側に触れると音が低く、中央
より右側に触れると音が高くなります。
タッチ・コントローラーのピッチ幅を設定する
タッチ・コントローラーを操作したときのピッチ(音
の高さ)の変化の幅を半音単位で設定します。たとえ
ば、「12」(12 半音= 1 オクターブ)に設定すると、タッ
チ・コントローラーの右端を触ったときにピッチが1
オクターブあがります。
1.[SHIFT]ボタンを押しながら、タッチ・コント
ローラーに触れます。
ディスプレイに現在のピッチ幅の設定値が点滅して表
示されます。
2.[SHIFT]ボタンを押したまま、[INC /+]/
[DEC /-](または OCTAVE[+]/[-]
ボタンを押して設定を変更します。
設定値 0 24(初期設定:2)
3.[SHIFT]ボタンを離します。
4. この設定を保存するには、[SHIFT]ボタンを押
しながら[WRITE]ボタンを押します。
モジュレーション・バーを使う
Lucina AX-09 を演奏しながらモジュレーション・
バーを押すと、音にビブラート(音を揺らす)効果を
かけることができます。
すべてのトーンに同じ効果がかかります。ただし、スペシャ
ル・トーンの 4 VIOLIN または 5 TROMBONE を選んで
いる場合は、楽器特有のダイナミクス(抑揚)が変化し、
よりリアルで表現力豊かな演奏をすることができます。
さまざまな演奏機能を使う
12
モジュレーション・バーの効果
を設定する
設定を変えれば、モジュレーション・バーを使って、
音をホールドしたり、ビブラート効果をかけながら音
をホールドしたりすることができます。
1.[SHIFT]ボタンを押しながら、モジュレーショ
ン・バーを押します。
ディスプレイに現在の設定値が点滅して表示されま
す。
2.[SHIFT]ボタンを押したまま[INC /+]/
[DEC /-](または OCTAVE[+]/[-]
ボタンを押して効果を設定します。
モジュレーション・バーを操作したときの効果を設定
できます。
設定値 説明
N o D
(MODULATION)
( 初期設定 )
演奏音にビブラート(音を揺らす)効果を
かけます。
h L D
(HOLD)
モジュレーション・バーを押している間、
演奏音が持続します。
C N B
(COMBINATION)
演奏音に、ビブラート効果とホールド効果
の両方をかけます。
すべてのトーンに同じ効果がかかります。ただし、スペシャ
ル・トーンの 4 VIOLIN または
5 TROMBONE を選んでいる場合は、ビブラート効果の
代わりに、楽器音のダイナミクス(抑揚)を変化させます。
3.[SHIFT]ボタンを離します。
4. この設定を保存するには、[SHIFT]ボタンを押
しながら[WRITE]ボタンを押します。
Dビーム・コントローラーを使う
D ビーム・コントローラーのセンサーの上に手をかざ
して動かせば、設定した機能に従って、音にさまざま
な効果を加えることができます。
D ビーム・コントローラーの有効範囲
D ビーム・コントローラーの有効範囲はおおよそ下の
図のようになっています。
有効範囲から外れた所に手をかざしても効果は得られ
ません。
※.D ビーム・コントローラーの有効範囲は、強い直射日
光の下では極端に小さくなってしまいます。屋外でD
ビーム・コントローラーを使用するときはご注意くだ
さい。
1. 以下のいずれかのボタンを押して、D ビーム・
コントローラーでコントロールしたい機能を選
びます。
ボタン 説明
PITCH
D ビーム・コントローラーの上に手をかざし
て動かすと、弾いた音のピッチ(音の高さ)
が変化します。
FILTER
D ビーム・コントローラーの上に手をかざし
て動かすと、弾いた音の音質が変化します。
※.トーンによっては、音質の変化がわかりに
くいものがあります。
ASSIGNABLE
設定した機能やコントロール・チェンジ情報
を送信します。
2. 鍵盤で演奏しながら D ビーム・コントローラー
の上に手をかざして上下にゆっくり動かします。
上記の手順 1 で押したボタンが点滅します。
3. D ビーム・コントローラーをオフにするには、
手順 1 で押したボタンをもう一度押して消灯さ
せます。
ASSIGNABLE の設定を変える
MIDI コントロール・チェンジ・ナンバー(CC)や機
能を[ASSIGNABLE]に割り当てて、パラメーター
をリアルタイムでコントロールできます。
1.[SHIFT]ボタンを押しながら[ASSIGNABLE]
を押します。
現在割り当てられている機能がディスプレイに点滅し
ます。
2.[SHIFT]ボタンを押したまま、[INC /+]/
[DEC /-](または OCTAVE[+]/[-]
ボタンを押して設定を変更します。
表示 設定値 説明
C 0 1
CC01
(MODULATION)
ビブラート(音を揺らす)効果が
かかります。
C 0 5
CC05
(PORTA TIME)
ポルタメント演奏で、音の高さが
変化する時間が変化します。
C 0 7
CC07(VOLUME) 音量が変化します。
13
表示 設定値 説明
C 1 0
CC10(PAN) パンが変化します。
C 1 1
CC11
(EXPRESSION)
抑揚が変化します。
C 6 4
CC64(HOLD) 音を持続させます。
C 6 5
CC65
(PORTAMENTO)
前に弾いた音の高さから、新しく
弾いた音の高さまでなめらかに音
をつなぐ効果がかかります。
C 6 6
CC66
(SOSTENUTO)
押されているキーの音を持続させ
ます。
C 7 1
CC71
(RESONANCE)
レゾナンスが変化します。値を大
きくするほど、シンセ特有のクセ
のある音になります。
C 7 2
CC72
(RELEASE TIME)
ノート・オフ(離鍵)してから、
音が消えるまでの時間(余韻の時
間)が変化します。
C 7 3
CC73
(ATTACK TIME)
音の立ち上がりの鋭さ(速さ)が
変化します。
C 7 4
CC74(CUTOFF)
カットオフが変化します。値を大
きくするほど音が硬く(明るく)
なり、小さくするほど音が柔らか
く(暗く)なります。
A F t
AFTERTOUCH
(初期設定)
Lucina AX-09 の各トーンに最適
な効果がかかります。
A d b
ADLIB
コードを弾いて、D ビーム・コン
トローラーの上に手をかざして動
かすと、そのコードでアルペジオ
演奏を行います。
D ビーム・コントローラーからの
距離で、演奏するコードのオクター
ブ幅が決まり、上下速度でアルペ
ジオ演奏の速度を操ります。
たとえば、右手で「ドレミソ」の
4 鍵を押さえた状態で D ビームに
かざした左手を動かすと、手の動
きに合わせて、「ドレミソドレミソ
ドレミソドレミソ ....」のようにフ
レーズが鳴ります。
S L o
SOLO SYNTH
D ビーム・コントローラーの上
に手をかざして動かすと、ピッチ
をコントロールして演奏するモノ
フォニック・シンセサイザーとし
て演奏ができます。
• トーンによっては効果がわかりにくいものがあります。
•[INC /+]/[DEC /-]ボタンを押し続けると、設定
値を素早く選ぶことができます。もっと速く選ぶには、ボ
タンを押し続けた状態で、もう片方のボタンも押します。
3.[SHIFT]ボタンを離します。
4. この設定を保存するには、[SHIFT]ボタンを押
しながら[WRITE]ボタンを押します。
フット・ペダルを使う
ペダル・スイッチ(別売:DP シリーズ)を FOOT
PEDAL 端子につなぐと、フット・ペダルを踏んでい
る間、鍵盤から手を離しても音が持続します。
また、さまざまな効果をかけることができます。
フット・ペダルをつなぐ
ペダルスイッチ(DP シリーズ)の他に、エクスプレッショ
ン・ペダル(EV-5)も接続できます。
!
エクスプレッション・ペダルは、必ず指定のもの(別売:
EV-5)をお使いください。他社製品を接続すると、本体の
故障の原因になる場合があります。
フット・ペダルの効果を設定する
[SHIFT]ボタンを押しながら[V-LINK]ボタンを 2
回押すと、画面に「
P D L
」と表示され、フット・ペダ
ルを踏んだときの効果を設定できます。
[SHIFT]ボタンを押したまま、[INC /+]/[DEC
/-](または OCTAVE[+]/[-])ボタンを押
して設定を変更します。
フット・ペダルのアサインとして設定できる機能は以
下のとおりです。
この設定を保存するには、[SHIFT]ボタンを押しな
がら[WRITE]ボタンを押します。
表示 設定値 説明
C 0 1
CC01(MODULATION)
ビブラート(音を揺らす)効
果がかかります。
C 0 5
CC05 (PORTA TIME)
ポルタメント演奏で、音の高
さが変化する時間が変化しま
す。
C 0 7
CC07(VOLUME) 音量が変化します。
C 1 0
CC10(PAN) パンが変化します。
C 1 1
CC11(EXPRESSION) 抑揚が変化します。
C 6 4
CC64(HOLD)
(初期設定)
音を持続させます。
C 6 5
CC65(PORTAMENTO)
前に弾いた音の高さから、新
しく弾いた音の高さまでなめ
らかに音をつなぐ効果がかか
ります。
C 6 6
CC66(SOSTENUTO)
押されているキーの音を持続
させます。
C 7 1
CC71(RESONANCE)
レゾナンスが変化します。値
を大きくするほど、シンセ特
有のクセのある音になります。
14
表示 設定値 説明
C 7 2
CC72
(RELEASE TIME)
ノート・オフ(離鍵)してか
ら、音が消えるまでの時間(余
韻の時間)が変化します。
C 7 3
CC73
(ATTACK TIME)
音の立ち上がりの鋭さ(速さ)
が変化します。
C 7 4
CC74(CUTOFF)
カットオフが変化します。値
を大きくするほど音が硬く
(明るく)なり、小さくする
ほど音が柔らかく(暗く)な
ります。
A F t
AFTERTOUCH
Lucina AX-09 の各トーンに
最適な効果がかかります。
P U P
PEDAL UP
次のトーン番号のトーンを選
びます。
P D n
PEDAL DOWN
直前のトーン番号のトーンを
選びます。
トーンによっては効果がわかりにくいものがあります。
ローランド製以外のペダルを使用する場合
ローランド製以外のペダルを使用する場合、ペダルの
極性が異なり、踏んだときと離したときの動作が逆に
なる場合があります。この場合は、ペダル極性の設定
を行います。[SHIFT]ボタンを押しながら[V-LINK]
ボタンを 3 回押すと
P o L
と表示されます。ここで、
[INC /+]/[DEC /-](または OCTAVE[+]
/[-])ボタンを押して、設定値を「
r E u
」にして
ください。
この設定を保存するには、[SHIFT]ボタンを押しな
がら[WRITE]ボタンを押します。
設定値 説明
S t d
(STANDARD)
(初期設定)
ローランド製ペダルの場合
r E u
(REVERSE)
ローランド製とは極性が逆のペダル
の場合
演奏中に音が変わらないように
する(ロック機能)
演奏中に誤ってトーン・ボタンを押して音が変わって
しまうことがないように、Lucina AX-09 では選んだ
音をロックしておくことができます。
1.[LOCK]ボタンが点灯するまでボタンを押し続
けます。
ロック機能がオンになり、ボタン操作によって音が変
わらないようになります。
再び音を切り替えられるようにするには、再度[LOCK]
ボタンが消灯するまで押し続けます。
携帯音楽プレーヤーをつないで
曲にあわせて演奏する
お使いの携帯音楽プレーヤーをつないで、お気に入りの
曲と一緒に Lucina AX-09 を演奏することができます。
1. Lucina.AX-09 EXT.IN 端子に携帯音楽プ
レーヤーをつなぎます。
EXT IN 端子に、ステ
レオミニケーブル(別
売)でつなぎます。
2. 携帯音楽プレーヤーを再生して、Lucina.
AX-09 を演奏します。
音量の調整、曲の選択などは、携帯音楽プレーヤーで
行います。
※.スピーカーなどの破損を防ぐため、必ずすべての機器の音量を絞った状
態で接続してください。
※.抵抗入りの接続ケーブルを使用すると、EXT.IN 端子に接続した機器の
音量が小さくなることがあります。このときは、抵抗の入っていない接
続ケーブル(ローランド:PCS シリーズなど)をご使用ください。
USBメモリーのオーディオ・フ
ァイルにあわせて演奏する
Lucina AX-09 では、パソコンで
USB メモリーにコピーしたオーディ
オ・ファイル(MP3、WAV、AIFF)
を再生し、それにあわせて演奏するこ
とができます。
パソコン上のオーディオ・ファイルを
USB メモリーにコピーする
あらかじめパソコンのオーディオ・ファイルを USB
メモリーのルート階層にコピーしておきます。
MP3、WAV、AIFF
USB ドライブにコピー
• 必ずローランド製の USB メモリーをご使用ください。
• 扱うことのできるオーディオ・ファイルは 99 個までです。
• ファイル名は半角文字にすることをお勧めします。全角文
字を使用した場合は、ディスプレイにファイル名が正しく
表示されません。
• ファイル名の文字数は半角 99 文字以内にしてください。
15
再生可能なオーディオ・ファイル
MP3
フォーマット MPEG-1 audio layer 3
サンプリング周波数 44.1kHz
ビット・レート
32 40 48 56 64 80
96 112 128 160 192
224 256 320kbps、
VBR(Variable Bit Rate)
WAV、AIFF
サンプリング周波数 44.1kHz
ビット数 8 16 24 ビット
USB メモリーを挿す
1. 下図のように USB メモリーを USB.MEMORY
端子に挿します。
!
• 本体の電源を入れたまま、USB メモリーの抜き差しをし
ないでください。本体や USB メモリー内のデータが失わ
れる可能性があります。
• USB メモリーは挿入方向や表裏に注意し、確実に奥まで
差し込んでください。また無理な挿入はしないでください。
• USB メモリーに多数のオーディオ・ファイルがある場合、
読み込みに時間がかかることがあります。
オーディオ・ファイルを再生する
1. オーディオ・ファイルをコピーした USB メモ
リーを、Lucina.AX-09 USB.MEMORY
子に挿しておきます。
2.[AUDIO.PLAYER]ボタンを押します。
[AUDIO PLAYER]ボタンが点灯、 ]ボタン
が点滅し、USB メモリーのオーディオ・ファイルが
再生できる状態になります。
再度[AUDIO PLAYER]ボタンを押すと、ボタンが
消灯し、オーディオ・ファイルを再生しない状態にな
ります。
USB メモリーが挿さっていない、または USB メモリーに
再生可能な曲が無い場合、
ボタンは点滅しません。
3. 曲を選びます。
[AUDIO PLAYER]ボタンを押し続けると、ディス
プレイに、現在選択されているオーディオ・ファイル
のファイル名の先頭 3 文字が表示されます。
オーディオファイル名に全角文字を使用した場合は、ディ
スプレイに正しく表示されません。
[AUDIO PLAYER]ボタンを押したまま[INC /+]
ボタンを押すと次の曲に、[DEC /-]ボタンを押す
と曲の先頭に(曲の先頭の場合は前の曲に)ジャンプ
します。
曲順はファイル名の順(数字、アルファベット大文字、小
文字の順)になります。
4. 曲を再生/停止します。
]ボタンを押すと、点滅していたボタンが点灯
状態になり、選択中のオーディオ・ファイルが再生さ
れます。
再生中に[ ]ボタンを押すと点灯していたボタ
ンが点滅し、再生が停止します。
再度[ ]ボタンを押すと、停止した位置から再
生が再開されます。
再生中に曲を変更する
再生中に[AUDIO PLAYER]ボタンを押しながら
[DEC /-]ボタンを押すと、いったん再生を中断し
て、現在の曲の先頭へ戻ります。同様に、[INC /+]
ボタンを押すと、後の曲の先頭に移動し、再生を再開
します。
曲の先頭で[AUDIO PLAYER]ボタンを押しながら[DEC
/-]ボタンを押すと、前の曲の先頭へ戻ります。
オーディオ・プレーヤーの設定
をする
1.[SHIFT]ボタンを押しながら[AUDIO.
PLAYER]ボタンを押すと、ディスプレイに現
在のオーディオ・プレーヤーの設定が点滅して
表示されます。
2.[SHIFT]ボタンを押したまま、再度[AUDIO.
PLAYER]ボタンを押して、パラメーターを切
り替えます。
しばらくすると設定値が表示されますので、[SHIFT]
ボタンを押したまま、[INC /+]/[DEC /-](ま
たは OCTAVE[+]/[-])ボタンを押して設定を
変更します。
パラメーター
設定値 説明
L u L
0 127
(初期設定:60)
オーディオ・ファイルの再
生音量レベル
P L Y
1 P
(SINGLE PLAY)
C P
(CHAIN PLAY)
(初期設定:
1 P
選択中の曲が再生終了後停
止する (SINGLE PLAY)
か、次の曲に進んで再生を
続ける (CHAIN PLAY)
を選びます。
3. この設定を保存するには、[SHIFT]ボタンを押
しながら[WRITE]ボタンを押します。
16
トーン・パラメーターを変更す
レギュラー・トーンの音量やリバーブなどのトーン・
パラメーターを変更し、FAVORITE メモリーに保存
することができます(P. 10)
※.スペシャル・トーンのトーン・パラメーターは変更で
きません。
1. トーン・パラメーターを変更するレギュラー・
トーンを選びます(P.9)
2.[SHIFT]ボタンを押しながら、手順 1 で選ん
だトーンの TONE ボタン(点灯している TONE
ボタン)を押します。
ディスプレイにパラメーター名(
P S
)が点滅表示し
た後、その設定値(
o F F
または
o n
)が表示されます。
3.[SHIFT]ボタンを押したまま、同じ TONE
タンを押して、パラメーターの種類を切り替え
ます。
パラメーターは下表の「パラメーター」欄の上から順
に切り替わります。
※.この設定を行っている間は、[SHIFT]ボタンから指
を離さないでください。
パラメーター
設定値 説明
P S
OFF、ON
ポルタメント・スイッチ
ポルタメントとは、前に弾いた音の
高さから、新しく弾いた音の高さま
でなめらかに音をつなぐ効果のこと
です。
P t N
0 127
ポルタメント・タイム
ポルタメント演奏で、音の高さが変
化する時間を設定します。値が大き
くなるほど、次の音の高さに移動す
る時間が長くなります。
u o L
0 127
ボリューム
トーンの音量を設定します。
r E u
0 127
リバーブ
大きなホールなどで演奏しているよ
うな残響を加えるエフェクトです。
値を大きくするほど、残響が深くか
かります。
r E L
–64 63
リリース・タイム(*1)
ノート・オフ(離鍵)してから、音
が消えるまでの時間(余韻の時間)
を調節します。値を大きくすると余
韻の時間が長くなります。
A t
–64 63
アタック・タイム(*1)
音の立ち上がりの鋭さ(速さ)を調
節します。値を大きくすると音の立
ち上がりがよりゆるやかになります。
パラメーター
設定値 説明
C U t
–64 63
カットオフ(*1)
カットオフの値を大きくするほど音
が硬く(明るく)なり、小さくする
ほど音が柔らかく(暗く)なります。
音がこもってしまうときや、逆に明
るすぎて浮いてしまうときは、これ
で調節してみましょう。
r E S
–64 63
レゾナンス(*1)
レゾナンスの値を大きくするほど、
シンセ特有のクセのある音になりま
す。レゾナンスの効果を強調したい
ときは、カットオフを少し低めに設
定するといいでしょう。
*1 ここで設定した値は、各トーンで設定された値に対して相対的にか
かります。値を 0 にすると、各トーンで設定された値になります。
4. パラメーターの設定値が表示されたら、[SHIFT]
ボタンを押したまま、[INC /+][DEC /-]
(または OCTAVE[+]/[-])ボタンを押
して設定を変更します。
• 値を素早く変えるには、[INC /+]/[DEC /-]ボタ
ンを押し続けます。もっと速く変えるには、もう片方のボ
タンも押します。
• 設定を変えている途中でも、鍵盤を弾いて、設定を確認す
ることができます。
5.[SHIFT]ボタンを離します。
※.この状態で他の音色を選んだり Lucina.AX-09 の電
源をオフにしたりすると、変更内容は失われます。こ
の設定を保存する場合は、次の手順で FAVORITE
モリーに登録してください。
6.[WRITE]ボタンを押します。
[WRITE]ボタンが点灯します。
7. FAVORITE.[A]ボタンまたは[B]ボタンを
押してバンクを選びます。
8. TONE[1]~[6]ボタンから 1 つを押して、
登録先のメモリーを選びます。
[WRITE]ボタンが消灯したら、登録の完了です。
トーンの設定を変更する
17
マスター・チューン
Lucina AX-09 全体のチューニングをします。表示の
値は A4 キー(中央のラ)の周波数です。
設定値 415.3 466.2Hz(初期設定:440.0Hz)
1.[SHIFT]ボタンを押しながら[TRANSPOSE]
ボタンを押します。
ディスプレイに「
N t n
」と表示された後、現在のマス
ター・チューンの値が点滅して表示されます。
ディスプレイには下 3 桁のみ表示されます(先頭の数
字「4」は省略されます)
2.[SHIFT]ボタンを押したまま[INC /+]/
[DEC /-](または OCTAVE[+]/[-]
ボタンを押してチューニングの値を設定します。
• 値を素早く変えるには、[INC /+]/[DEC /-]ボタ
ンを押し続けます。もっと速く変えるには、もう片方のボ
タンも押します。
• 設定を変えている途中でも、鍵盤を弾いて、設定を確認す
ることができます。
3.[SHIFT]ボタンを離します。
4. この設定を保存するには、[SHIFT]ボタンを押
しながら[WRITE]ボタンを押します。
キー・スケール・チューン
鍵盤の音律を、平均律またはアラビア風音階に設定す
ることができます。
設定値 説明
E Q L
(EQUAL)
(初期設定)
平均律
A r B
(ARABIC) アラビア風音階
1.[SHIFT]ボタンを押しながら[TRANSPOSE]
ボタンを 2 回押します。
ディスプレイに「
E Y
」と表示された後、現在のキー
スケール・チューンの設定が点滅表示されます。
2.[SHIFT]ボタンを押したまま[INC /+]/
[DEC /-](または OCTAVE[+]/[-]
ボタンを押してキー・スケール・チューンの値
を選びます。
設定を変えている途中でも、鍵盤を弾いて、設定を確認す
ることができます。
3.[SHIFT]ボタンを離します。
4. この設定を保存するには、[SHIFT]ボタンを押
しながら[WRITE]ボタンを押します。
チューニングを変更する
鍵盤タッチの設定をする
鍵盤を弾く強さを固定する
鍵盤を押さえる強さに関係無く、設定した音の大きさ
(ベロシティー)で演奏することができます。
1.[SHIFT]ボタンを押しながら [V-LINK] ボタン
を1回押します。
u E L
と表示された後、現在の設定値が表示されます。
2.[SHIFT]ボタンを押したまま、[INC /+]/
[DEC /-](または OCTAVE[+]/[-]
ボタンを押して、値を設定します。
設定値 説明
r A L
(REAL)
(初期設定)
鍵盤を押さえる強さに応じた音が出ます。
1 127
鍵盤を押さえる強さに関係なく、常に一定の大きさ
(ベロシティー)の音が出ます。
3.[SHIFT]ボタンを離します。
4. この設定を保存するには、[SHIFT]ボタンを押
しながら[WRITE]ボタンを押します。
18
Lucina AX-09のバージョンを
確認する
以下の手順でバージョンを確認してください。
1. FAVORITE[A][B]および[WRITE]ボタ
ンを同時に押しながら、Lucina.AX-09 の電源
を入れます。
ディスプレイに
U t L
と表示され、ユーティリティー
モードになります。
2. TONE[1]ボタンを押します。
ディスプレイに「
u E r
」と表示された後、お使いの
Lucina AX-09 のバージョンが表示されます。
続けてお使いになる場合は、Lucina AX-09 の電源を
切り、数秒待ってからもう一度電源を入れてください。
USBドライバの設定をする
Lucina AX-09 とパソコンを USB
ケーブルでつなぐ場合に、お使いのパ
ソコンに標準添付の USB ドライバを
使用するか、ローランドが提供する
USB ドライバを使用するかを選択し
ます。
Lucina AX-09 とパソコンを USB でつなぐ方法について
は『USB でパソコンにつなぐ』(P.21)をご覧ください。
1. FAVORITE[A][B]および[WRITE]ボタ
ンを同時に押しながら、Lucina.AX-09 の電源
を入れます。
ディスプレイに
U t L
と表示され、ユーティリティー
モードになります。
2. TONE[2]ボタンを押します。
ディスプレイに「
d r u
」と表示された後、現在の設定
値が表示され、[WRITE]ボタンが点滅します。
3.[INC /+]/[DEC /-]ボタンを押して、
設定値を選びます。
設定値 説明
G E n
(GENERIC)
(初期設定)
パソコンに標準添付の USB ドライバをお使い
のときに選びます。
通常はこのモードをお使いください。
u n D
(VENDOR)
ローランドのホームページからダウンロードし
USB ドライバをお使いのときに選びます。
4.[WRITE]ボタンを押して、設定を保存します。
5. Lucina.AX-09 の電源を入れなおします。
設定した USB ドライバが使用されるようになります。
各種設定(ユーティリティー)
カウントイン/メトロノーム
演奏する前にカウントを鳴らすことを「カウントイン」
といいます。モジュレーション・バーを押さえながら
[PREVIEW]ボタンを押すと、2 小節のカウントイン
が鳴ります。
また、以下の設定でカウント・モードを
N t r
(METRONOME)にすることで、メトロノームを鳴
らすこともできます。メトロノームは再度[PREVIEW]
を押すまで鳴り続けます。
※.[AUDIO.PLAYER]ボタンが点灯しているときはカ
ウントインは鳴りません。
カウントインの設定をする
1.[SHIFT]ボタンを押しながら[PREVIEW]ボ
タンを押すと、ディスプレイに現在のカウント
インの設定が点滅して表示されます。
2.[SHIFT]ボタンを押したまま、再度[PREVIEW]
ボタンを押して、パラメーターを切り替えます。
しばらくすると設定値が表示されますので、[SHIFT]
ボタンを押したまま、[INC /+]/[DEC /-](ま
たは OCTAVE[+]/[-])ボタンを押して設定を
変更します。
パラメーター
設定値 説明
C n t
o F F
(OFF)
C i n
(COUNT IN)
N t r
(METRONOME)
(初期設定:
C i n
カウント・モード
カウントインを鳴らすかメ
トロノームを鳴らすかを設
定します。
b P N
20 250
(初期設定:120)
カウントのテンポ
b A t
0.4、2.4、3.4、4.4、
5.4、6.4、7.4
(初期設定:4.4)
カウントの拍子
(2.4 2/4 拍子)
L u L
0 10
(初期設定:7)
カウントの音量
t y P
1(電子メトロノーム)
2(機械式メトロノーム)
3(パルス)
4(ビープ)
5(カウベル)
6(スティック)
(初期設定:2)
カウントの音色
3. この設定を保存するには、[SHIFT]ボタンを押
しながら[WRITE]ボタンを押します。
[PREVIEW]ボタンを押し続けるとディスプレイにカウン
トのテンポが表示されます。この状態で設定したいテンポ
に合わせて[SHIFT]ボタンを 4 回以上押すか、[INC /+]
/[DEC /-]ボタンを押すことでテンポを変更すること
ができます。
19
Lucina AX-09の設定をUSBメ
モリーにバックアップする
Lucina AX-09 の設定や FAVORITE
メモリーに登録したトーンの設定(P.
16)などをUSBモリー(別売)にバッ
クアップします。
1. あらかじめ USB メモリーを USB.MEMORY
端子に挿しておきます(P.15)
2. FAVORITE[A][B]および[WRITE]ボタ
ンを同時に押しながら、Lucina.AX-09 の電源
を入れます。
ディスプレイに
U t L
と表示され、ユーティリティー
モードになります。
3. TONE[3]ボタンを押します。
ディスプレイに「
b U p
」と表示され、[WRITE]ボタ
ンが点滅します。
4.[WRITE]ボタンを押します。
バックアップが開始されます。
5. ディスプレイに「
D n E
」と表示されたら、
Lucina.AX-09 の電源を入れなおします。
[WRITE]ボタンを押したときに、Lucina AX-09
USB メモリーが挿さっていないと、ディスプレイに
E r r
と表示されます。
Lucina AX-09の設定をUSBメ
モリーから復元する
『Lucina AX-09 の設定を USB メモ
ーにックアップする』(P.19保存
した設定を Lucina AX-09 に復元し
ます。
1. 設定が保存してある USB メモリーを USB.
MEMORY 端子に挿しておきます(P.15)
2. FAVORITE[A][B]および[WRITE]ボタ
ンを同時に押しながら、Lucina.AX-09 の電源
を入れます。
ディスプレイに
U t L
と表示され、ユーティリティー
モードになります。
3. TONE[4]ボタンを押します。
ディスプレイに「
r S t
」と表示され、[WRITE]ボタ
ンが点滅します。
4.[WRITE]ボタンを押します。
[WRITE] ボタンが点灯し、復元が開始されます。
5. ディスプレイに「
D n E
」と表示されたら、
Lucina.AX-09 の電源を入れなおします。
[WRITE]ボタンを押したときに、Lucina AX-09
USB メモリーが挿さっていない、または USB メモリー上
の所定の位置にバックアップされたデータがない場合は、
ディスプレイに「
E r r
」と表示されます。
工場出荷時の設定に戻す
(ファクトリー・リセット)
Lucina AX-09 の設定を工場出荷時の状態(初期設定)
に戻します。
!
• この操作を実行すると、FAVORITE メモリーに登録した
トーンの設定を含め、お買い上げ後に変更した設定内容は
すべて失われます。
• 設定を保存しておきたい場合は、工場出荷時の状態に戻す
前に、必ず USB メモリーにバックアップしておいてくだ
さい(『Lucina AX-09 の設定を USB メモリーにバック
アップする』(P.19)
1. FAVORITE[A][B]および[WRITE]ボタ
ンを同時に押しながら、Lucina.AX-09 の電源
を入れます。
ディスプレイに
U t L
と表示され、ユーティリティー
モードになります。
2. TONE[5]ボタンを押します。
ディスプレイに「
F C t
」と表示され、[WRITE]ボタ
ンが点滅します。
3. [WRITE] ボタンを押します。
[WRITE] ボタンが点灯し、ファクトリー・リセットが
開始されます。
!
[WRITE] ボタンが点灯している間は、ファクトリーリセッ
トを実行しています。この間は絶対に電源を切らないでく
ださい。Lucina AX-09 が故障することがあります。
4. ディスプレイに「
D n E
」と表示されたら、
Lucina.AX-09 の電源を入れなおします。
20
MIDI機器をコントロールする
Lucina AX-09 を単体で使う場合は、MIDI について
詳しい知識がなくても簡単に使えるようになっていま
すが、Lucina AX-09 を他の MIDI 機器につないでコ
ントロールしたい方のために、以下に MIDI に関する
説明をします。
MIDI は、Musical Instrument Digital Interface の略で、
電子楽器やパソコンなどの間で演奏情報などをやりとりす
ることができる統一規格です。
『MIDI インプリメンテーション・チャート』(P.26)は、
Lucina AX-09 が送受信できる MIDI メッセージを簡単に
確認できる表です。他の MIDI 機器と Lucina AX-09
MIDI インプリメンテーション・チャートを確認し、対応
している MIDI メッセージをお使いください。
送受信できる MIDI メッセージ
Lucina AX-09 では以下の MIDI メッセージを送受信
できます。
Lucina AX-09 は、MIDI メッセージを常に USB
COMPUTER 端子から受信します。
MIDI メッセージ 説明
ノート・オン/オフ.※1 送信 鍵盤のオン/オフ情報
ベロシティー 送信 鍵盤を弾く強さ
アフタータッチ
送信
A F t
」に設定された D ビーム
[ASSIGNABLE]ボタン、PEDAL
よるチャンネル・アフタータッチ
(鍵盤からは送信されません)
受信
チャンネルアフタータッチ、ポリフォ
ニック・アフタータッチ
Lucina AX-09 上では指定不可
プログラム・チェンジ 送信
バンク・セレクト.※2 送信 Lucina AX-09 上では指定不可
モジュレーション CC01、送信: MODULATION BAR
CC01(Modulation)
送信
D ビーム [ASSIGNABLE] ボタン、
PEDAL に割り当てられているコント
ロール・チェンジ・ナンバー
CC05(Porta-Time)
CC07(Volume)
CC10(Panpot)
CC11(Expression)
CC64(Hold)
CC65(Porta-Sw)
CC66(Sostenute)
CC71(Resonance)
CC72(ReleaseTime)
CC73(AttackTime)
CC74(Cutoff)
1 ローカル・コントロールは常にオンです。オフにはできません。Lucina
AX-09 の音色を鳴らさずに接続した外部音源をコントロールするには、
Lucina AX-09 OUTPUT 端子の接続を外すか、Lucina AX-09
音量、または接続しているアンプやミキサーの音量を下げてください。
2 Lucina AX-09 上では、送信するプログラム・チェンジ・ナンバー、バ
ンク・セレクト情報(CC00、CC32)を指定できませんが、内蔵音色
を選択すると、その音色のプログラム・チェンジ・ナンバー、バンク・
セレクト情報、(CC00、CC32、『トーンリスト』(巻末)を参照)が、
MIDI 設定(P. 20)に基づいて送信されます。
MIDI 音源をつなぐ
1. MIDI ケーブルを使って、Lucina.AX-09
MIDI.OUT 端子と、コントロールしたい MIDI
音源の MIDI.IN 端子をつなぎます。
MIDI 音源
MIDI IN 端子
必要に応じて、接続する MIDI 音源やシンセサイザー
をアンプやスピーカーなどに接続してください。詳細
はお使いの音源などの取扱説明書をお読みください。
MIDI に関する設定を行う
1.[SHIFT]ボタンを押しながら[V-LINK]ボタ
ンを 4 回押すと「
C h
、5 回押すと「
B n
、6
回押すと「
P C
」と画面に表示され、MIDI に関
する設定が行えるようになります。
2.[SHIFT]ボタンを押したまま、[INC /+]/
[DEC /-](または OCTAVE[+]/[-]
ボタンを押して設定を変更します。
パラメーター
設定値 説明
C h
1 16
(初期設定:1)
MIDI チャンネルの設定
B n
OFF, ON
(初期設定:OFF)
MSB/LSB を送信するかどうか
設定
P C
OFF, ON
(初期設定:ON)
プログラム・チェンジ情報を送
信するかどうか設定
3.[SHIFT]ボタンを離します。
4. この設定を保存するには、[SHIFT]ボタンを押
しながら[WRITE]ボタンを押します。
他の機器をつなぐ
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