PowerEdge R620

Dell PowerEdge R620 取扱説明書

  • こんにちは!Dell PowerEdge R720、R720xd、R620 の Dell Processor Acceleration Technology (DPAT) に関するユーザーマニュアルの内容を読み込み済みです。DPAT の有効化方法、設定手順、サポート対象サーバーなど、このマニュアルに関するご質問にお答えしますので、お気軽にご質問ください!
  • DPAT を有効にするにはどうすれば良いですか?
    DPAT を無効にするにはどうすれば良いですか?
    DPAT はどの Dell PowerEdge サーバーでサポートされていますか?
    DPAT 有効化に必要な最小 BIOS バージョンと iDRAC ファームウェアバージョンは?
Dell Processor Acceleration
Technology
はじめに
BIOS
で有効化される
Dell Processor Acceleration Technology
DPAT
)は、
ターボをオフにしてプロセッサが最も低い基本周波数で動作することを強制するよ
りも、優れた高性能なソリューションを提供し、同時により一貫性のあるターボ周波
数の状態を維持します。
DPAT
は、プロセッサがターボモードで動作しているときの
遷移時間を最小化し、その結果ジッターが減少してレイテンシが短縮されます。
Intel E5-2690
プロセッサが搭載された以下の
Dell PowerEdge
DPAT
がサポー
トされます。
DPAT の有効化
お使いのシステムで
DPAT
を有効にするには、
BIOS
セットアップで以下を変更し
ます。
1
必要なコア数の設定:
a
<F2>
を押して
セットアップユーティリティ
メニューを起動します。
b
Processor Settings
(プロセッサの設定)画面で、
Number of
Cores per Processor
(プロセッサ毎のコア数)を必要な値に設定しま
す。
メモ
: ターボの最高周波数は、有効となるコアが少ないほど上昇します。
2
次のいずれかの方法で、
BIOS
System Profile
(システムプロファイル)に
必要な変更を行います。
•BIOS
セットアップの
System Profile
(システムプロファイル)を
Performance
(パフォーマンス)モードに設定します。
または
PowerEdge
システム
最小
BIOS バージョン 最小 iDRAC
ファームウェアバージョン
R720 1.4.8 1.30.30
R720xd 1.4.8 1.30.30
R620 1.4.8 1.30.30
2013 - 03
System Profile Custom
(システムプロファイルカスタム)の選択肢を
使って変更します。
•BIOS
System Profile
(システムプロファイル)を
Custom
(カ
スタム)モードに設定します。
CPU Power Management
CPU
電源管理)を
Maximum
Performance
(最高パフォーマンス)モードに設定します。
Turbo Boost
(ターボブースト)モードを
Enabled
(有効)に設定
します。
次のモードのいずれかを使用して、
controlledturbo
コマンドで
DPAT
を有効に
する必要があります。
Dell Remote Access Controller Admin
RACADM
Web Services for Management
WSMAN
Dell OpenManage Deployment Toolkit
DTK
RACADM(ファームウェア RACADMSSH または Telnet セッション)
を使用した
DPAT の有効化
メモ
: 設定を開始する前に、LC および CSIOR が有効であることを確認します。
1
次のコマンドを実行して、
ControlledTurbo
Enable
(有効)に設定しま
す:
$ racadm set bios.procsettings.controlledturbo
Enabled
2
jobqueue
コマンドを使用して、コミットとホスト再起動ジョブを作成し
ます:
$ racadm jobqueue create BIOS.Setup.1-1 -r pwrcycle
-s TIME_NOW -e TIME_NA
3
設定が実施されるために、サーバーを再起動して
CSIOR
を実行します。
メモ
: BIOS 設定は、サーバーが再起動されて CSIOR を実行した後でのみ効力を生じ
ます。属性値の名前は大文字と小文字を区別します。
RACADM(ファームウェア RACADMSSH または Telnet セッション)
を使用した
DPAT の無効化
1
次のコマンドを実行して、
ControlledTurbo
Disable
(無効)に設定し
ます:
$ racadm set bios.procsettings.controlledturbo
Enabled
2
jobqueue
コマンドを使用して、コミットとホスト再起動ジョブを作成し
ます:
$ racadm jobqueue create BIOS.Setup.1-1 -r pwrcycle
-s TIME_NOW -e TIME_NA
3
設定が実施されるために、サーバーを再起動して
CSIOR
を実行します。
WSMAN を使用した DPAT の有効化と無効化
WSMAN
を使用して
DPAT
を有効化または無効化するには、次のコマンドを実行し
ます:
winrm i SetAttribute
http://schemas.dmtf.org/wbem/wscim/1/cim-
schema/2/root/dcim/DCIM_BIOSService?SystemCreationClass
Name=DCIM_ComputerSystem+CreationClassName=
DCIM_BIOSService+SystemName=DCIM:ComputerSystem+Name=
DCIM:BIOSService -u:%1 -p:%2 -r:https://%3/wsman -
SkipCNcheck -SkipCAcheck -SkipRevocationCheck -
encoding:utf-8 -a:basic -file:set_controlled_turbo.xml
メモ
: %1 には iDRAC userID%2 には iDRAC パスワードを、また %3 には iDRAC
IP
で置き換えます。
WSMAN を使用したターボの有効化
WSMAN
を使用してターボを有効にするには、
set_controlled_turbo.xml
に次の内容を使用します:
<p:SetAttribute_INPUT xmlns:p=
"http://schemas.dmtf.org/wbem/wscim/1/cim-
schema/2/root/dcim/DCIM_BIOSService">
<p:Target>BIOS.Setup.1-1</p:Target>
<p:AttributeName>ControlledTurbo</p:AttributeName>
<p:AttributeValue>Enabled</p:AttributeValue>
</p:SetAttribute_INPUT>
WSMAN を使用したターボの無効化
WSMAN
を使用してターボを無効にするには、
set_controlled_turbo.xml
に次の内容を使用します:
<p:SetAttribute_INPUT xmlns:p=
"http://schemas.dmtf.org/wbem/wscim/1/cim-
schema/2/root/dcim/DCIM_BIOSService">
<p:Target>BIOS.Setup.1-1</p:Target>
<p:AttributeName>ControlledTurbo</p:AttributeName>
<p:AttributeValue>Enabled</p:AttributeValue>
</p:SetAttribute_INPUT>
DTK を使用した DPAT の有効化
DTK
を使用して
DPAT
を有効にするには、次のコマンドを実行します。
Syscfg -controlledturbo=enable
DTK を使用した DPAT の無効化
DTK
を使用して
DPAT
を無効にするには、次のコマンドを実行します。
Syscfg -controlledturbo=disable
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