1. はじめに
Behringer C‑2 のお買い上げ、 誠にありがとうございます。 これは、 最高 品質の規格と最
高のオーディオパフォーマンスを提供するコンデンサー マイクです。
マイクはマッチドペアとなっており、 相互に適応されているので、 特に ステレオ録音に
最適です。 もちろん、 これらは個別に使用することも可 能となっています。
こうした顕著な特徴により、 マイクは、 スタジオや舞台で価値のあるツ ールとなります。
2. 電源供給
マイクを作動させるためには、 ファンタム電源 (+48 V) が必要となり ます。 不完全なフ
ァン タム 電 源 を 使 用したことで C‑2 に生じた損害に関 しては、 当社は一切責任を負い
ません。 ファンタム電源を入れる前に、 プレイバックシステムを消音状態にし、 C‑2 をミ
キサーのマイク入力端 子に接続してください。 ファンタム電源を入れてから数秒で C‑2
は安定 します。
3. マイクのインストール方法
マイクは、 両方ともカーディオイド指向となっています。 この指向性を 持ったマイクは、
サイドからではなく、 とりわけ前方からの音響を採取 します。 後方からマイクに到達
する音響はカットされます。 そのためカ ーディオイド指向は、 特に楽器またはボーカ
ル を 個 別にレコーディング する 際 に 適していま す。
このいわゆる「近接効果」はカーディオイド指向を持つマイクに典型的 な現象です。
マイクと音源の距離に応じて、 低周波数帯域のレベルが若 干上昇します。 距離が短
いほど、 この効果が強まります。 マイクの物理 的位置と角度を慎重に選ぶことで、
この近接効果を上手く利用し、 レコ ーディングに役立てることが出来ます。 感覚を掴
むためにも、 様々な位 置にマイクを設置する実験をしてみてください。
4. アプリケーションの状況
両方のマイクは、 対となって調整されます。 それ故、 特にステレオ録音 に適してい
ます。 アンサンブル全体または個々の共鳴体 (例えば、 打楽 器、 ピアノまたは合唱団)
がマイクロフォニック効果を生じるかどうか は別として、 このコンデンサーマイクのペ
アにより都度の録音の際に傑 出した空間の印象を獲得することができます。
もちろん、 それらを個々に使用することもできます。 カーディオイド指 向は、 特に、
より多くの音響源が存在する録音状況で好まれます。 望ま しくないことですが、 背後
から加わる音響が押さえられるので、 音響源 はうまく分けることができ、 フィードバッ
クも容易に避けることができ ます。
STUDIO CONDENSER MICROPHONES C-2
2 Matched Studio Condenser Microphones
V 2.0