Hilti DX 76 取扱説明書

  • こんにちは!Hilti DX 76 安全鋲打機の取扱説明書の内容を理解しています。この鋲打機は5重の安全対策を備え、様々なファスナーに対応できる多機能なツールです。使用方法、メンテナンス、トラブルシューティングなど、ご不明な点がございましたら、お気軽にご質問ください。
  • 空包が不発だった場合はどうすれば良いですか?
    ファスナーマガジンまたはファスナーガイドの交換方法は?
    貫入深さを調整するにはどうすれば良いですか?
282473
Bedienungsanleitung de
Operating instructions en
ja
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cn
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オリジナル取扱説明書
DX 76 安全鋲打機
ご使用前にこの取扱説明書を必ずお読みくださ
い。
この取扱説明書は必ず本体と一緒に保管してくだ
さい。
他の人が使用する場合には、 本体と取扱説明書
を一緒にお渡しください。
目次
1 安全上の注意 35
2 一般的な注意 37
3 製品の説明 38
4 アクセサリー、 消耗品 40
5 製品仕様 40
6 ご使用前に 41
7 ご使用方法 41
8 手入れと保守 44
9 故障かな? と思った時 46
10 廃棄 49
11 本体に関するメーカー保証 49
12 EU 規格の準拠証明 (原本) 49
13 CIP 検査合 50
14 使用者の健康と安全 50
1 この数字は該当図を示しています。 図は二つ折り
の表紙の中にあります。 取扱説明書をお読みの際は、
これらのページを開いてください。
この取扱説明書で 「本体」 と呼ばれる工具は、 常に
DX 76 全鋲打機を指しています。
各部名称 1
本体 DX 76
@
ファスナーマガジン MX 76
;
コンタクトピン
=
保護キャップ
%
サイクリンググリップ
&
空包ストリップガイドウェイ
(
装填チェックウィンドウ
)
威力調整つまみ
+
威力調整目盛り
§
保護クッションエンドキャップ
/
ボディ
:
グリップパッド
·
トリガー
$
ピストンガイドリリースレバー
£
スライディングスリーブ
|
マガジンケース
¡
ファスナーマガジン破片ガード
Q
ストッパー (エレメント)
W
通気溝
E
ファスナーガイド X‑76‑F‑15
R
破片ガード
摩耗部品
T
ピストン
Z
ピストンストッパー
1 安全上の注意
1.1 基本的な安全注意事項
この取扱説明書の各項に記された安全注意事項の外に、
常に下記事項を守らなければなりません。
1.1.1 空包の使用
必ずヒルティ製の空包またはそれと同等の品質の空包
を使用してください
ヒルティ製工具で品質の劣る空包を使用すると、 未燃焼
粉末が堆積し、 それが突然に爆発して使用者およびそ
の周囲にいる人に重傷を負わせる危険があります。
包は、 以下のいずれかの最低条件を満たしていなければ
なりません
a) 空包メーカーは、 EU 規格 EN 16264 に準拠した試
験に合格したことを証明できなければなりません ある
いは
b) CE 適合マークの表示がなければなりません (2013
7 月以降、 EU 内では表示が義務化)
注意事項
安全鋲打機用のすべてのヒルティ製空包は、 EN 16264
に準拠した試験に合格しています。 EN 16264 規格で
定められた試験は、 認定機関により実施される空包と工
具の規定の組合せによるシステム試験です。 工具名
称、 認定機関の名称およびシステム試験番号は、 空包
の梱包に表示されています。
梱包例については下記も参照してください:
www.hilti.com/dx-cartridges
1.1.2 作業者に関する安全
a) DX ファスニング装置を使用の際には、 油断せず
に十分注意し、 常識をもった作業をおこなってく
ださい。 疲れている場合、 薬物、 医薬品服用およ
びアルコール飲用による影響下にある場合には本体
ja
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を使用しないでください 本体使用中の一瞬の不注
意が重傷の原因となることがあります。
b) 不安定な姿勢はとらないでください。 足元を確かに
し、 常にバランスを保ちながら作業してください。
c) 本体の先端部を、 決して自分や周囲の人に向けない
でください。
d) 鋲打機の先端部を絶対に手や身体の他の部分 (ある
いは他の人) に押し付けないでください。
e) 作業中は、 作業関係者以外、 特に子供が近づかない
ようにしてください。
f) 本体を使用する際、 腕は軽く曲げた状態にしてくだ
さい (決して腕をピンと伸ばして突っ張らないよう
にしてください)
1.1.3 DX ファスニング装置の慎重な取扱いおよび使用
a) 用途に合った工具をご使用ください。 本体を本来
の目的以外には使用しないでください。 必ず、
示にしたがい、 不具合のない状態で使用してくださ
い。
b) 本体は作業面に対して垂直に押し付けてください。
c) 空包やネイルを装填してある本体は、 決して放置し
ないようにしてください。
d) 清掃や修理、 点検をする時、 休憩に入る時、 ある
いは保管する時には、 必ず事前に空包およびネイル
を取り出してください。
e) 未使用時には、 本体から空包とネイルを取り出し、
本体を乾いた高い場所に施錠し、 子供の手の届かな
い場所に保管してください。
f) 本体とアクセサリーに不具合がないか点検してくだ
さい。 本体を続けて使用する前に、 安全装置およ
びわずかな損耗のあるパーツについて、 作業に影響
を及ぼすことなく規定どおりの機能を発揮できるこ
とを確認する必要があります。 可動部分がスムーズ
に回転し、 動きに硬さがないか、 あるいはパーツ
に不具合がないか点検してください。 使用するパー
ツがしっかりと固定されて、 本体が支障なく作動す
るための条件が整っているか確認してください。
安全装置やパーツに不具合があり、 取扱説明書に解
決方法が明記されていない場合は、 弊社営業担当ま
たはヒルティ代理店販売店に適切な修理/交換
を依頼してください。
g) ず本体を母材に完全に垂直に押し付けてからトリ
ガーを操作してください。
h) 打鋲する際には、 母材に対して本体を常に直角に
保つようにしてください。 それによりネイルが母
材からそれて打鋲されるのを防止できます
i) 打ち込まれたファスナーに再度打鋲し直すと、 ファ
スナーが折れたり、 噛むことがありますので止めて
ください。
j) 一度使用した穴に打鋲しないでください。 ただし、
ヒルティにより指定されている場合を除きます。
k) 常にファスニングガイドラインを守ってください。
l) 可能な限り、 破片ガードを使用してください。
m) ガジン、 ファスナーガイドを手で引き戻さないで
ください。 場合によっては本体が打鋲可能状態にな
ることがあります。 打鋲可能状態になると、 身体
部分に鋲が打ち込まれる恐れがあります。
1.1.4 作業場の安全確保
a) 作業場の採光に十分配慮してください。
b) 本体を使用する場合は必ず作業場の通気を良くして
ください。
c) 打鋲にふさわしくない母材には、 決して打鋲し
ないでください。 溶接した鋼材や鋳物などの
固すぎる母材。 木材や石膏などの柔らかすぎる母
材。 ガラスやタイルなどの割れやすい母材。 これ
らの母材に打鋲すると、 ファスナーが折れたり、
欠けたり、 貫通する恐れがあります。
d) ガラス、 大理石、 プラスチック、 青銅、 真鍮、
銅、 自然石、 断熱材、 中空ブロック、 化粧タイ
ル、 薄い鋼板 (< 3 mm) 鋳物、 ALC には決し
てネイルを打鋲しないでください。
e) ファスナーを打鋲する前に 作業面の裏側や下方に
誰もいないことを確認してください。
f) 作業場の整理整頓に心がけてください。 事故の原
因となり得る危険物は作業区域から取り除いておい
てください。 作業場が整理整頓されていないと、
事故を引き起こすことがあります。
g) グリップ表面は乾燥させ、 清潔に保ち、 オイルやグ
リスで汚さないようにしてください。
h) 滑り止めのついた履き物を着用してください。
i) 周囲状況を考慮してください。 本体を雨、 雪にさ
らさないでください。 また本体が湿った状態あるい
は濡れた状態で使用しないでください。 火災や爆発
の恐れがあるような状況では 本体を使用しないで
ください。
1.1.5 機械的な危険性に対する安全対策
a) 正しいファスナーガイド/ファスナーの組み合わ
せを選択してください。 組合せを間違えますと、
ファスニング品質に影響が及ぶだけでなく、 怪我を
負ったり、 本体が重大な損傷を受けることがありま
す。
b) 本体用として認可されたヒルティ純正のファスナー
のみを使用してください。
c) マガジンが本体に正しく装着されていない時は、
ネイルを装填しないでください。 ネイルが跳ね返っ
て飛び出すことがあります。
d) 摩耗したピストンストッパーは使用しないでくださ
い。 また、 ピストンを加工しないでください。
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1.1.6 熱の危険性に対する安全対策
a) 本体が過度に熱くなった場合には、 冷ましてくださ
い。 最大打鋲数を超えないようにしてください。
b) 本体がまだ冷めていないうちに作業を行う必要があ
る場合は、 必ず保護手袋を着用してください。
c) プラスチックの空包ストリップが溶け始めた場合
は、 本体を冷ましてください。
1.1.7 爆発の危険性
a) 本体用として許可されたヒルティ純正の空包のみ
を使用してください。
b) 空包ストリップは本体から慎重に取り外してくださ
い。
c) 空包をマガジンストリップあるいは本体から無理矢
理外さないでください。
d) 使用しない空包は乾いた高い場所に施錠し、 子供の
手の届かない場所に保管してください。
1.1.8 個人保護用具
本体使用中や故障修理中、 作業者および現場で直近に居
合わせる人々は保護メガネ、保護ヘルメット、耳栓を着
用しなければなりません。
2 一般的な注意
2.1 安全に関する表示とその意味
危険
この表記は、 重傷あるいは死亡事故につながる危険性が
ある場合に注意を促すために使われます。
警告事項
この表記は、 重傷あるいは死亡事故につながる可能性が
ある場合に注意を促すために使われます。
注意
この表記は、 軽傷あるいは所持物の損傷が発生する可能
性がある場合に使われます。
注意事項
この表記は、 本製品を効率良く取り扱うための注意事項
や役に立つ情報を示す場合に使われます。
2.2 記号の説明と注意事項
警告表示
一般警告
事項
爆発
物に関す
る警告事項
高温に関す
る警告事項
義務表示
保護メガネ
を着用して
ください
保護ヘル
メットを着
用してくだ
さい
耳栓を着
用してくだ
さい
保護手
袋を着用し
てください
ご使用
前に取扱説
明書をお
読みくだ
さい
機種名 製造番号の表示箇所
機種名および製造番号は本体に貼られた銘板に表示され
ています。 当データを御自身の取扱説明書にメモ書き
しておき、 お問い合わせなどの必要な場合に引用してく
ださい。
機種名
製品世代 01
製造番号
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3 製品の説明
3.1 正しい使用
本体はプロ仕様で製作されており、 建設土木業や設備業者において、 鋼材へのファスナーの打鋲に使用されます。
本体は常にしっかりと保持してください。
本体の加工や改造はしないでください。
爆発や発火の危険のある場所では、 特に使用が許可されている場合を除き、 決して鋲打機を使用しないでください。
怪我を防止するため、 必ずヒルティ純正のファスナー、 空包、 付属品、 消耗品あるいは同等の品質を持つ製品を使
用してください。
取扱説明書に記述されている使用、 手入れ、 保守に関する事項に留意してご使用ください。
本体および付属品の、 使用法を知らない者による誤使用、 あるいは規定外使用は危険です。
本体の使用、 保守、 修理を行うのは、 訓練を受けた人のみに限ります。 これらの人は、 遭遇し得る危険に関する情
報を入手していなければなりません。
他のすべての火薬式安全鋲打機同様に、 本体、 マガジン、 空包およびファスナーは技術的に一体化されたユニット
を構成しています。 つまり、 本体専用にヒルティが製造したファスナーおよび空砲、 あるいはこれと同等品質の製
品を使用した場合にのみ、 本システムを使用しての正しいファスニングが確実なものとなります。 この条件を守る
ことを前提として、 当社はファスニングに最適な鋲打機として当本体をお勧めいたします。
本体の使用者およびその周囲の安全のために、 本体には 5 重の安全対策が採られています。 本体使用者およびそ
の作業区域の安全について
3.2 ピストン原理とピストンブレーキ
空包により生じたエネルギーはピストンに送られます。 このエネルギーによりネイル (鋲) を母材に打ち込みま
す。 このようなピストン原理を応用しているため、 本体は 「低速ツール」 に分類されます。 運動エネルギーの約
95 %はピストン内部で吸収されます。 ピストンはいかなる場合にも打鋲動作の終了時に本体内に停止されるので、
余剰エネルギーは本体内に留まります。 このため正しく使用していれば、 ファスナーの発射速度が 100 m/s を超
過して貫通が発生する危険はありません。
3.3 落下暴発防止装置
点火装置と接触圧ストロークの組合せにより、 本体を落としても暴発することがないように、 落下暴発防止装置を装
備しています。 本体が固い地面に落下して跳ね返っても点火することはありませんし、 どのような角度で当たって
も点火の心配はありません。
3.4 トリガー安全装置
トリガーを引いただけでは打鋲動作が開始されないように、 トリガー安全装置を装備しています。 本体の先端部が
固い対象物に完全に押し付けられている場合にのみ、 打鋲動作が可能となります。
3.5 接触圧安全装置
接触圧安全装置が装備されており、 打鋲動作を開始するには、 本体を 50 N 以上の力で確実に押し付ける必要があり
ます。
3.6 突発的暴発防止装
本体には、 突発的暴発防止装置が装備されています。 即ち、 トリガーを引いてから、 本体を押し付けたのでは動
作しない構造となっています。 要するに、 最初に本体を確実に押し付けてからトリガーを引いたのでなければ、
作を開始しません。
3.7 安全鋲打機 DX 76 用途とファスナープログラム
鋼材 (厚さ 6 mm ~ブロック) へのデッキプレートのファスニング
プログラム 品名
備考
ファスナー
X‑ENP‑19 L15 MX
マガジンストリップあたり
10 個のネイル
ファスナーマガジン
MX 76
ピストンセット
X‑76‑P‑ENP
プログラム
品名
備考
ファスナー
X‑ENP‑19 L15
シングルファスナー
ja
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Printed: 17.04.2014 | Doc-Nr: PUB / 5126034 / 000 / 02
プログラム
品名
備考
シングルファスナーガイド
X‑76‑F‑15
鋼材 (厚さ 3 6 mm) へのデッキプレートのファスニング
プログラム 品名 備考
ファスナー
ENP2K‑20 L15 MX
マガジンストリップあたり
10 個のネイル
ファスナーマガジン
MX 76
ピストン
X‑76‑P‑ENP2K
プログラム 品名
備考
ファスナー
ENP2K‑20 L15
シングルファスナー
シングルファスナーガイド
X‑76‑F‑15‑P
シアコネクターのファスニング
プログラム
品名
備考
ファスナー
X‑ENP‑21 HVB
シアコネクターにつき 2
シアコネクター
X‑HVB 50/ 80/ 95/ 110/ 125/
140
ファスナーガイド
X‑76‑F‑HVB
ピストン
X‑76‑P‑HVB
コンクリートへのデッキプレートのファスニン (DX-Kwik
プログラム 品名 備考
ファスナー
NPH2‑42 L15
ファスナーガイド
X‑76‑F‑Kwik
ピストン
X‑76‑P‑Kwik
ステップドリルビット
TX‑C 5/23
予備穿孔用ステップドリル
グリッドファスニング用ファスナー (直径 10 mm)
プログラム 品名 備考
ファスナー
EM8-15FP10 X-CRM8-15
FP10/ X‑CR M8
X‑FCM、X-FCM-F、X‑FCM‑R、
X‑FCP‑F X‑FCP‑R
け用
ファスナーガイド
X-76-F-10
ピストン
X‑76‑P-GR
ラムロッド ラムロッド
ファスナーを戻すのに使用
センタリングデバイス センタリングデバイス 25 ナーガイド X-76-F-
10
センタリングデバイス センタリングデバイス 30 ナーガイド X-76-F-
10
鋼材およびコンクリートへの種々のファスニングのためのファスナー (直径 10 mm)
プログラム 品名
備考
ファスナー
DS 27‑37、 DSH 57 P10
角棒のコンクリートおよび鋼
材へのファスニング用のネイ
ル、 62 mm 以上ではネイル
を予め打ち込んでおく必要が
ある
ja
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Printed: 17.04.2014 | Doc-Nr: PUB / 5126034 / 000 / 02
プログラム
品名
備考
ファスナー
EDS 19‑27 P10
角棒の鋼材へのファスニング
用のネイル
ファスナー
EW10-30 P10. X-EW10-27
P10、 X-EM10-24 P10
鋼材に使用する 10 mm
タッド
ファスナーガイド
X‑76‑F‑10
ピストン
X‑76‑P‑10
4 アクセサリー、消耗品
名称
商品番号、 製品の説明
本体ケース
DX 76 KD、 大型、 ロック可能なカートリッジボックス
付き
マガジンケース
DX 76 MX
清掃キット
DX 76 / 860‑ENP、 平ブラシ、 丸ブラシ 25、 丸ブラ
8、 プッシャー、 ウエス
ヒルティスプレー
ピストンとピストンストッパーのセット
X‑76‑PS
マガジンおよび単発用ファスナーガイドの保護
キャップ
チェックゲージ DX 76
空包タイプ 品名
最大充電 (米国仕様) 6.8/18 M (紫)
極強
6.8/18 M
高強 6.8/18 M
強6.8/18M
6.8/18 M
5製
技術データは予告なく変更されることがあります。
注意事項
* 正常な作動の場合
本体
DX 76 MX
重量 (マガジンを含む)
4.35 kg
本体寸法 (長 × × 高)
450mm×101mm×352mm
マガジン収納
10 個のファスナー
接触圧ストローク
32 mm
接触圧
190… 240 N
作業温度/周囲温度
-15… +50°C
最大平均打鋲数 *
600/h
ja
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Printed: 17.04.2014 | Doc-Nr: PUB / 5126034 / 000 / 02
6 ご使用前に
注意事項
ご使用前に取扱説明書をお読みください。
6.1 本体の点検
本体に空包ストリップが装填されていないことを確認し
てください。 本体に空包ストリップが装填されている場
合は、 サイクリンググリップで数回動かしながら、空包
抜き取り口から空包ストリップを引き出します。
本体のすべての表面パーツに損傷がないか、 またすべて
の装置が支障なく作動するか確認してください。 パー
ツが損傷していたり、装置が正しく作動しない場合は、
本体を使用しないでください。 修理が必要な際は、
弊社営業担当またはヒルティ代理店販売店にご連絡く
ださい。
ピストンとピストンストッパーが正しく取り付けられて
いるか、 た摩耗がないかを点検します。
7 ご使用方法
注意事項
両手で保持する際に、 通気溝や開放口を覆わないよう
に注意してください。
警告事項
打鋲作業中に、母材の破片が飛び散ったり、あるいは空
包マガジンの一部が飛び出すことがあります。 作業者お
よび現場で直近に居合わせる人は、 保護メガネと保護ヘ
ルメットを着用してください。 破片が身体の一部、
眼などを傷つけることもあります。
注意
ファスナーの打鋲は発射薬の点火によって行われま
す。 作業者および現場で直近に居合わせる人々は耳栓
を着用してください。 過剰な騒音で聴力の低下を招
く場合もあります。
警告事項
本体を身体部分 (手の平など) に押し付けると、
定に反して本体が打鋲可能状態になることがありま
す。 打鋲可能状態になると、 身体部分に鋲が打ち込ま
れる恐れがあります (ネイルまたはピストンによる怪我
の恐れ) 決して本体を身体部分に押し付けないでくだ
さい。
注意
打ち込まれたファスナーに再度打鋲し直すと、 ファス
ナーが折れたり、 噛むことがありますので止めてくださ
い。
注意
一度使用した穴に打鋲しないでください。 ただし、
ヒルティにより指定されている場合を除きます
注意
本体が過度に熱くなった場合には 冷ましてくださ
い。 最大打鋲数を超えないようにしてください。
7.1 操作
ファスニングガイドライン。 常にファスニングガイド
ラインを守ってください。
注意事項
詳しい仕様情報は、 各国のヒルティ社から入手可能な技
術ガイドライン、 あるいは必要に応じて、 各国の技術
法規をご参照いただくようにお願いします。
7.2 空包が不発だった場合の手順
不発、 即ち空包が点火しなかった場合は、 常に次の手
順で作業を進めてください。
本体を 30 間作業面に押し付けたままにします。
それでも点火しない場合は、 本体を作業面から離しま
す。 その時、 決して自分や周りの人に本体を向けない
でください。
空包ストリップをサイクリング動作により空包 1 個分
送ります。 空包ストリップの残りの空包を全部使い切っ
てください。 使用済みの空包ストリップを本体から取
り出し、 間違って再使用されることのないように廃棄し
てください。
7.2.1 マガジンへのファスナーストリップ装填 2
ファスナーストリップを上からマガジンに挿入し、 マガ
ジン内の最後のファスナーのワッシャーを噛み合わせま
す。
7.2.2 空包の選択 3
1. 鋼材強度と母材の取付物厚を決定します。
2. 適切な空包を選択して威力を調整します (空包
の推奨適用に基づく)
注意事項詳しい空包の推奨適用については、
当する認可基準またはヒルティのファスニングマ
ニュアルを参照してください。
ja
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Printed: 17.04.2014 | Doc-Nr: PUB / 5126034 / 000 / 02
7.2.3 空包ストリップ装填 4
空包ストリップを横のマガジンガイドに奥まで挿入しま
す。
7.2.4 連発用本体による打鋲 5
1. 本体を作業面に対して垂直に押し付けます。
2. トリガーを引いて打鋲します。
3. 次の打鋲を行うには、 サイクリンググリップを後
方に動かし、 続けて前方に動かします。
7.2.5 貫入深さの点検と調整 67
注意事項
威力調整つまみを回して本体の威力を調整します。(威
力設定 1 = 最小、 威力設定 4 = 最大)
1. チェックゲージを用いてファスナーの突出部を点
検します。
2. ファスナーの貫入深さが浅すぎる場合は、 威力を
上げます。 威力調整つまみで威力設定を 1 段階
上げます。 ファスナーの貫入深さが深すぎる場
は、 威力を下げます。 威力調整つまみで威力設定
1 段階下げます。
3. ファスナーを打鋲します。
4. チェックゲージを用いてファスナーの突出部を点
検します。
5. それでもまだファスナーの深さが浅すぎたり深すぎ
たりする場合は、 手順 2 ... 4 を繰り返して正しい
深さに打鋲されるように調整してください。
に応じてより強い空包、 またはより弱い空包を使
用してください。
7.3 本体からの空包とネイルの取り出し
7.3.1 本体からの空包の取り出し 8
警告事項
空包を空包ストリップあるいは本体から無理矢理外さな
いでください。
1. 空包抜き取り口から空包ストリップが見えるように
なるまで、 サイクリンググリップを数回動かしな
がら空包ストリップを送ります。
2. 空包ストリップを抜き取り口から引き出します。
7.3.2 連発用本体からのファスナーストリップの取り
出し 9
警告事項
本体に空包ストリップが装填されていないことを確認し
てください。 本体に空包ストリップが装填されている場
合は、 空包が見えるようになるまで本体のサイクリング
グリップを操作し、 空包抜き取り口から手で空包スト
リップを引き抜いてください。
注意
ファスナーストリップはスプリング力で飛び出します。
1. ファスナーストリップをマガジン 5 mm 押し込
み、 この位置に保持します。
2. 親指で赤のストッパーを前に押し、 この位置に保
持します。
3. マガジンからファスナーストリップを取り出しま
す。
7.4 ファスナーマガジンまたはファスナーガイド (ア
クセサリー) の交換
7.4.1 取り外し 
警告事項
本体に空包が装填されていないことを確認してくださ
い。 ファスナーマガジンまたはファスナーガイド内に
ファスナーが装填されていないことを確認してくださ
い。
注意
使用後は、 取り扱う部分が非常に熱くなっている可能
性があります。 本体が冷めていないうちに以下の作業
を行う必要がある場合は、 必ず保護手袋を着用してくだ
さい。
1. サイクリンググリップがスタート位置にあること
を確認してください。
2. ファスナーガイド (またはファスナーマガジン)
を外します。
3. ピストンガイドからピストンを取り外し ファス
ナーマガジンからピストンストッパーを取り外しま
す。
7.4.2 組み立て 
1. ピストンストッパーを、 位置を正しく合わせて
ファスナーガイド (またはファスナーマガジン)
に挿入します。
2. サイクリンググリップがスタート位置にあること
を確認してください。
3. 適切なピストンを本体のピストンガイドに挿入しま
す。
4. ファスナーガイド (またはファスナーマガジン)
を、 ピストンガイドのストップ位置までねじ込
み、 噛み合うところまで緩めます。
5. サイクリンググリップを前後に 1 回動かします。
7.5 シングルファスナーガイド (アクセサリー) によ
る打鋲
警告事項
本体に破片ガードが取り付けられていることを確認して
ください。
7.5.1 単発用本体へのファスナー装填 
1. 本体を回して、 ファスナーガイドを上方に向けま
す。
2. ファスナーを上方から本体に挿入します。
7.5.2 空包の選択 3
1. 鋼材強度と母材の取付物厚を決定します。
2. 適切な空包を選択して威力を調整します (空包
の推奨適用に基づく)
注意事項詳しい空包の推奨適用については、
当する認可基準またはヒルティのファスニングマ
ニュアルを参照してください。
7.5.3 空包ストリップ装填 4
空包ストリップを横のマガジンガイドに奥まで挿入しま
す。
ja
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7.5.4 単発用本体による打鋲
1. 本体を作業面に対して垂直に押し付けます。
2. トリガーを引いて打鋲します。
3. 次の打鋲を行うには、 サイクリンググリップを後
方に動かし、 続けて前方に動かします。
7.5.5 貫入深さの点検と調整 67
注意事項
威力調整つまみを回して本体の威力を調整します。(威
力設定 1 = 最小、 威力設定 4 = 最大)
貫入深さと威力設定を 7.2.5 章の 「貫入深さの点検と調
整」 に従って点検してください。
7.6 シアコネクターのファスニング (アクセサ
リー)  
警告事項
本体に破片ガードが取り付けられていることを確認して
ください。
7.6.1 HVB ファスナーガイドへのファスナーの装着
注意事項
シアコネクターの最初のファスナーの打鋲
1. 7.4 章の 「ファスナーマガジンまたはファスナーガ
イド (アクセサリー) の交換/取り付け」 に従っ
HVB ファスナーガイドを取り付けてください。
2. スライダーを動かして噛み合わせ、 数字 1 が見え
るようにします。
3. 本体を回して ファスナーガイドを上方に向けま
す。
4. ファスナーを上方から本体のマーク付き開口部に挿
入します。
7.6.2 空包ストリップ装填 4
注意事項
HVB シアコネクターのファスニングには、 最適な黒色
の空包を使用してください 場合によっては赤色の空包
も適しています。 詳しい空包の推奨適用については、
該当する認可基準またはヒルティのファスニングマニュ
アルを参照してください。
空包ストリップを横のマガジンガイドに奥まで挿入しま
す。
7.6.3 HVB ファスナーガイドによる打鋲 
1. シアコネクターをベースプレートに挿入します。
シアコネクターはマグネットで保持されます。
2. 本体を作業面に対して垂直に押し付けます。
3. トリガーを引いて打鋲します。
4. 次の打鋲を行うには、 サイクリンググリップを後
方に動かし、 続けて前方に動かします。
7.6.4 貫入深さの点検と調整 67
注意事項
威力調整つまみを回して本体の威力を調整します。(威
力設定 1 = 最小、 威力設定 4 = 最大)
貫入深さと威力設定を 7.2.5 章の 「貫入深さの点検と調
整」 に従って点検してください。
7.6.5 HVB ファスナーガイドへの 2 番目のファスナー
の装着 
注意事項
シアコネクターの 2 番目のファスナーの打鋲
1. スライダーを動かして噛み合わせ 数字 2 が見え
るようにします。
2. 本体を回して、 ファスナーガイドを上方に向けま
す。
3. ファスナーを上方から本体のマーク付き開口部に挿
入します。
7.6.6 HVB ファスナーガイドの装着 
1. ベースプレートをフレームに挿入して、 本体を作
業面に対して垂直に押し付けます。
2. トリガーを引いて打鋲します。
3. 次の打鋲を行うには、 サイクリンググリップを後
方に動かし、 続けて前方に動かします。
7.7 グリッドファスニング (アクセサリー)
警告事項
本体に破片ガードが取り付けられていることを確認して
ください。
7.7.1 グリッドファスナーガイド(F8)へのファスナー
の装着
1. 7.4 章の 「ファスナーマガジンまたはファスナーガ
イド (アクセサリー) の交換/取り付け」 従っ
てグリッドファスナーガイドを取り付けてくださ
い。
2. 本体を回して、 ファスナーガイドを上方に向けま
す。
3. ファスナーを上方から本体に挿入します。
7.7.2 空包ストリップ装填 4
空包ストリップを横のマガジンガイドに奥まで挿入しま
す。
7.7.3 グリッドファスナーガイドによる打鋲 
1. 本体を作業面に対して垂直に押し付けます。
2. トリガーを引いて打鋲します。
3. 可能ならばファスナー突出部をチェックして貫入長
を点検してください。
4. フランジを使用する場合は、 保持フランジを締め
付けてください (締め付けトルク 5 ... 8 Nm)
5. 次の打鋲を行うには、 サイクリンググリップを後
方に動かし、 続けて前方に動かします。
7.7.4 貫入深さの点検と調整 67
注意事項
威力調整つまみを回して本体の威力を調整します。(威
力設定 1 = 最小、 威力設定 4 = 最大)
貫入深さと威力設定を 7.2.5 章の 「貫入深さの点検と調
整」 に従って点検してください。
ja
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7.8 F10 ファスナーガイドによるファスニング
警告事項
本体に破片ガードが取り付けられていることを確認して
ください。
F10 ファスナーガイドによるファスニングはグリッド
ファスニング (7.7. 章) と同様の手順で行ってくださ
い。
7.9 コンクリートへのデッキプレートのファスニング
(DX Kwik アクセサリー)
警告事項
本体に破片ガードが取り付けられていることを確認して
ください。
7.9.1 DX Kwik ファスナーガイドへのファスナーの
装着
1. 7.4 章の 「ファスナーマガジンまたはファスナーガ
イド (アクセサリー) の交換/取り付け」 に従っ
DX Kwik ファスナーガイドを取り付けてくださ
い。
2. 本体を回して ファスナーガイドを上方に向けま
す。
3. ファスナーを上方から本体に挿入します。
7.9.2 空包ストリップ装填
注意事項
デッキプレートをコンクリートに留め付けるには、 最適
な青色の空包を使用してください。 詳しい空包の推奨
適用については、 該当する認可基準またはヒルティの
ファスニングマニュアルを参照してください
空包ストリップを横のマガジンガイドに奥まで挿入しま
す。
7.9.3 DX Kwik ファスナーガイドによる打鋲 
1. デッキプレートおよびコンクリート母材にステップ
ドリルで予備穿孔を行ってください。
2. ファスナーガイドから突出したネイルを予備穿孔し
た穴に挿入し、 本体を垂直に押し付けます。
3. トリガーを引いて打鋲します。
4. 次の打鋲を行うには、 サイクリンググリップを後
方に動かし、 続けて前方に動かします。
7.9.4 貫入深さの点検と調整 67
注意事項
威力調整つまみを回して本体の威力を調整します。(威
力設定 1 = 最小、 威力設定 4 = 最大)
貫入深さと威力設定を 7.2.5 章の 「貫入深さの点検と調
整」 に従って点検してください。
8 手入れと保守
注意
このタイプの工具を通常の作動条件下で使用した場合、
汚れが生じたり機能的に重要なパーツが磨耗すること
があります。 信頼性のある安全な作動のために、 定期
的な点検と手入れが欠かせません。 ヒルティは、 本体
の清掃、 ストンならびにピストンストッパーの点検
を、集中的に使用する場合は少なくとも日に 1 回、遅く
ても 3,000 発の打鋲後に実施することを推奨します。
警告事項
本体に空包が装填されていないことを確認してくださ
い。 ファスナーマガジンまたはファスナーガイド内に
ファスナーが装填されていないことを確認してくださ
い。
注意
使用中に本体が熱くなることがあります。 手に火傷を
負う場合があります。 l手入れと保守作業を行う際は、
保護手袋を着用してください。 本体を冷ましてくださ
い。
8.1 本体の手入れ
定期的に、 少し湿した布で本体表面を拭いてください。
注意事項
スプレーやスチームによる清掃は避けてください。 通気
溝が覆われた状態で本体を使用しないでください。 本体
内部に異物が入らないようにしてください。
8.2 保守
本体の全ての表面パーツに損傷がないか、 また全ての装
置が支障なく作動するか定期的に確認してください。
パーツが損傷していたり、 装置が正しく作動しない場
合は、 本体を使用しないでください。 修理が必要な際
は、 弊社営業担当またはヒルティ代理店販売店にご連
絡ください。
本体には必ず推奨された空包を使用し、 推奨された威
力設定で作動させてください。 空包の選択を間違った
り、 威力設定が高すぎると、 本体パーツが早期に故障し
てしまいます。
注意
DX 本体の汚れには、 健康を損なう恐れのある物質
含まれています。 清掃中に埃/汚れを吸い込まないで
ください。 食品に埃/汚れが付着しないようにしてく
ださい。 本体の清掃後には手を洗ってください。 本体
部品の手入れや保守/潤滑にグリスを使用しないでくだ
さい。 グリスを使用すると、 本体が正常に作動しなく
なることがあります。 ヒルティスプレーまたは同品質
の製品のみを使用してください。
ja
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8.2.1 ピストンを点検し、 ピストン/ピストンストッ
パーを交換する
警告事項
本体に空包が装填されていないことを確認してくださ
い。 ファスナーマガジンまたはファスナーガイド内に
ファスナーが装填されていないことを確認してくださ
い。
注意
使用後は、 取り扱う部分が非常に熱くなっている可能
性があります。 本体が冷めていないうちに以下の作業
を行う必要がある場合は、 必ず保護手袋を着用してくだ
さい。
注意事項
正常でない打鋲が繰り返されると、 ピストンおよびピス
トンストッパーが摩耗します。 ピストンに破断が認め
られる場合やピストンストッパーの合成ゴムが激しく摩
耗している場合は、 部品が寿命に達しています。
注意事項
ピストンとピストンストッパーの点検は定期的に (少な
くとも日に 1 回) 行ってください。
注意事項
ピストンおよびピストンストッパーを交換するには、
ファスナーマガジンまたはファスナーガイドのみを外す
だけでかまいません。 ピストンガイドを取り外す必要は
ありません。
1. ファスナーガイド (またはファスナーマガジン)
を外します。
2. ピストンをピストンガイドから引き出します。
3. ピストンに損傷がないか点検します。 損傷の形跡
が認められる場合は、 ストンおよびピストンス
トッパーを交換してください。
注意事項ピストンを水平面上にころがして、まっす
ぐに転がるか点検します。 摩耗したピストンは使
用しないでください。 また、 ピストンを加工しな
いでください。
4. ピストンの交換が必要な場合は、 ァスナーガイ
ドからピストンストッパーを取り外します。
5. 新しいピストンストッパーを、 位置を正しく合わ
せてファスナーガイド またはファスナーマガジ
ン) に挿入します
注意事項ピストンストッパーの開口部にヒルティス
プレーを吹き付けてください。
6. ピストンを本体のピストンガイドに挿入します。
7. ファスナーガイド (またはファスナーマガジン)
を、 ピストンガイドのストップ位置までねじ込
み、 噛み合うところまで緩めます。
8. サイクリンググリップを前後に 1 回動かします。
8.2.2 ピストンガイドの清掃    
警告事項
本体に空包が装填されていないことを確認してくださ
い。 ファスナーマガジンまたはファスナーガイド内に
ファスナーが装填されていないことを確認してくださ
い。
注意
使用後は、 取り扱う部分が非常に熱くなっている可能
性があります。 本体が冷めていないうちに以下の作業
を行う必要がある場合は、 必ず保護手袋を着用してくだ
さい。
1. サイクリンググリップがスタート位置にあること
を確認してください。
2. ファスナーマガジン (またはファスナーガイド)
を外します。
3. ピストンガイドからピストンを取り外し ファス
ナーマガジン またはファスナーガイド) からピ
ストンストッパーを取り外します。
4. 注意本体は必ずピストンガイドを上方にして保持し
てください。 これを守らないとピストンガイド
が落下することがあります。
ピストンガイドリリースレバーを回して外します。
5. 本体からピストンガイドを引き出します。
注意事項ピストンガイドをさらに分解する必要はあ
りません。
6. 本体のピストンガイドのシートを清掃します
7. ピストンガイドの内部と外部を大型ブラシで清掃し
ます。
8. 威力調整ピン用の穴を小型丸ブラシで、 また薬
室をテーパー形ブラシで清掃します。
9. ピストンガイドのスライダーとカラーにヒルティス
プレーでオイルを吹き付けます。
10. 本体内のスチール部品にヒルティスプレーでオイル
を吹き付けます。
注意事項ヒルティスプレー以外の潤滑剤を使用しま
すと、 ゴム部分が損傷する恐れがあります。
11. サイクリンググリップがスタート位置にあること
を確認してください。
12. ピストンガイドを本体に押し込みます。
13. ピストンガイドを軽く押し付けます。
注意事項レバーは、 ストンガイドを軽く押すこ
とによって (数 mm) 閉じることができます。
それでもレバーを閉じることができない場合は、
9 章の 「故障かな? 思った時」 を参照して
ください。
14. ピストンガイドを軽く押し付けながら、 レバーを
回して閉じます。
15. ピストンをピストンガイドに挿入します。
16. ピストンストッパーを取り付けます。
17. ファスナーガイド (またはファスナーマガジン)
を、 ピストンガイドのストップ位置までねじ込
み、 噛み合うところまで緩めます。
18. サイクリンググリップの後ろにあるハウジングの
ギャップから空包送り機構にヒルティスプレーでオ
イルを吹き付けます。
19. サイクリンググリップを前後に 1 回動かします。
8.3 手入れと保守を行った後の点検
手入れ、保守の作業を済ませた後、および空包を装填す
る前には、すべての安全装置が装着され、正常に作動す
ることを確認してください。
ja
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h
h
9 故障かな? と思った時
警告事項
修理作業を行う前に、 本体から空包とネイルを取り出してください。
症状 考えられる原因 処置
空包が送られない。
空包ストリップの損傷。 空包ストリップを交換する。
以下の章を参照してください7.3.1
本体からの空包の取り出し 8
本体傷。 ヒルティサービスセンターに連絡す
る。
空包ストリップを取り出せな
い。
本体の損傷、 または規定の打鋲数
超えたために過熱した。
本体を覚ましてから、 新たに空包ス
トリップを慎重に取り出してみる。
ピストンガイドを本体から取り外
す。 包スリーブが薬室内で引っか
かっている場合は、清掃キットの丸型
ロッドを使用してこれを取り除く。
それでも再発する場合は、 ヒルティ
サービスセンターに連絡する。
警告事項
空包をマガジンストリップあるいは本
体から無理矢理外さないでください。
空包が発火しない。 本体が完全に押し付けられていない。
本体を作業面に押し付け、 トリガー
を引く。
空包ストリップが空。 空包ストリップを取り出し、新品を装
填する。
マガジンまたはファスナーガイドが
しっかり締め付けられていない。
マガジンをさらに締め付ける。
単独の空包の不良。
サイクリング動作を繰り返し、 残っ
ている空包を使い切る。
本体の故障、 または複数の空包の不
良。
ヒルティサービスセンターに連絡す
る。
本体のサイクリング動作が行われてい
ない。
本体のサイクリング動作を行う。
以下の章を参照してください8.2.2
ピストンガイドの清掃    
ファスナーの打鋲が深すぎる。 鉄骨梁の打鋲位置がずれた。
鉄骨梁位置に印を付け、 打鋲をや
直す。
メタルプレートが母材上にぴったりと
重なるように施工面を修正してくださ
い。
正しくないピストンが取り付けられて
いる。
ピストン/ファスナーの組み合わせが
正しいか確認する。
ピストンが摩耗している。 ピス
換する。
ファスナーの打鋲が浅すぎる。 鉄骨梁のウェブ上に打鋲された。 最初のファスナーから位置をずらして
別のファスナーを打鋲する。
母材厚さおよび/または母材強度の変
化。
空包の推奨適用に基づき、 威力設
を上げる、 またはより強い空包を使
用する。
威力が小さすぎる。 空包推奨用に基づき、 威力設定
を上げる、 またはより強い空包を使
用する。
本体の汚れが激しい。 本体を清掃する。
ピストンが摩耗している。 ピス
換する。
ja
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Printed: 17.04.2014 | Doc-Nr: PUB / 5126034 / 000 / 02
h
h
h
症状 考えられる原因 処置
ファスナーの打鋲が浅すぎる。
本体の損傷。
ヒルティサービスセンターに連絡す
る。
正しくないピストンが取り付けられて
いる。
ピストン/ファスナーの組み合わせが
正しいか確認する。
ファスナーの打鋲深さが著し
く変動する。
本体が急激に押し付けられた。 急激な押し付けを避ける。
サイクリング動作が均等でない、また
は完全に行われない。
本体のサイクリング動作を完全に行
う。
本体の出力が不安定。
本体を清掃する。 新品の摩耗パーツ
を装着する。 それでも威力が変動す
る場合はヒルティサービスセンター
に連絡する。
折損。
ピストン先端部が摩耗している、また
は一部折れている。
ピストンとピストンストッパーを交
換する。
鉄骨梁のウェブ上に打鋲された。
本体を位置決めし直し、 別のファス
ナーを打鋲する。
母材厚さおよび/または母材強度の増
大。
推奨されたファスナーが使用されて
いるか点検する。 ファスナーが正し
い場合は、空包の推奨適用に基づき威
力設定を上げる、 またはより強い空
包を使用する。
本体が押し付けられたまま戻ら
ない。
ピストンがピストンストッパー内で
動かない。
ピストンとピストンストッパーを交
換する。
本体の汚れが激しい。
ピストンガイドを清掃する。 ピスト
ンが曲がっていないか点検する。
本体を清掃する。
以下の章を参照してください8.2.2
ピストンガイドの清掃    
空包ストリップの引っ掛かり、
の過熱。
症状 空包ストリップを取り出せな
い」 を参照。 最大打鋲数を守る
点火できない。 本体のサイクリング動作が正しく行わ
れなかった、 サイクリンググリップ
がスタート位置にない。
本体のサイクリング動作を完全に行
い、 イクリンググリップをスター
ト位置に戻す。
本体を完全に押し付ける前にトリガー
が引かれた。
本体を作業面に完全に押し付け、トリ
ガーを引く。
ファスナー送りの異常。
以下の章を参照してください7.2.1
マガジンへのファスナーストリップ装
2
以下の章を参照してください7.3.2
連発用本体からのファスナーストリッ
プの取り出し 9
マガジンまたはファスナーガイドが
しっかり締め付けられていない。
マガジンと単発用ファスナーガイド
を完全に締め付ける。
本体の損傷。
ヒルティサービスセンターに連絡す
る。
ja
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症状 考えられる原因 処置
点火できない。
本体の汚れが激しい。
ピストンガイドを清掃する。 ピスト
ンが曲がっていないか点検する。
本体を清掃する。
以下の章を参照してください8.2.2
ピストンガイドの清掃    
本体を完全に押し付ける前にトリガー
が引かれた。
本体を作業面に完全に押し付け、トリ
ガーを引く。
ファスナーが打鋲されない。
本体のサイクリング動作が正しく行わ
れなかった、 サイクリンググリップ
がスタート位置にない。
本体のサイクリング動作を完全に行
い、 イクリンググリップをスター
ト位置に戻す。
ファスナーが取り付けられていない。
ファスナーを本体に挿入する。
マガジン内のファスナー送り機構の故
障。
ヒルティサービスセンターに連絡す
る。
ピストンが取り付けられていない。 ピストンを本体に挿入する。
ピストンが折れている。 ピス
換する。
ピストンがリセットされない。 ヒル
る。
ファスナーガイドの汚れ。 付属のブラシを使用して、ファスナー
ガイドと関連パーツを清掃する。
ヒルティスプレーでオイルを吹き付け
る。
ファスナーガイド内でファスナーが
引っ掛かっている。
引っ掛かったファスナーを取り出
す。 ールマガジンからマガジンス
トリップのプラスチックのかすを取
り除く。 折損を防止する (上記参
照) 鉄骨梁から位置がずれないよう
にする。 必要に応じて鉄骨梁の位
に正確に印を付ける。
ファスナーガイドを本体に完全
に締め付けられない。
ピストンストッパーが逆に取り付けら
れている。
ファスナーガイドを外す。 ピストン
ストッパーを正しく装着し、 ファス
ナーガイドを再度取り付ける。
ピストンガイドのネジ端部の汚れ。 清掃し、 ネジ部にオイルを塗る。
ピストンを取り付けられない。 本体、 特にピストンガイドの汚れ。 ピストンガイドを清掃し、 ピストン
を取り付ける。
スライダーノーズがピストンガイド内
へ突出してピストンをブロックしてい
る。
スライダーノーズを前方に引いてロッ
クする。
ピストンガイドを取り付けられ
ない。
レバーが閉じている。 レバーを開く。
ピストンガイドの位置が正しくない。 ピストンガイドを正しい位置に差し込
む。
サイクリング動作がスムーズで
ない。
本体の汚れ。 本体を清掃する。
以下の章を参照してください8.2.2
ピストンガイドの清掃    
ja
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