Hilti GX 120-ME 取扱説明書

  • こんにちは!Hilti GX 120-ME ガス式鋲打機の取扱説明書の内容を読み終えました。このデバイスの使用方法、メンテナンス、トラブルシューティングなどに関するご質問にお答えできます。貫入深さ調整やガス缶交換方法、安全に関する注意事項など、この説明書に記載されているあらゆる情報についてお尋ねください。
  • ネイルが深く入りすぎる場合、どうすれば良いですか?
    打鋲できない場合、考えられる原因は何ですか?
    ガス缶の交換方法は?
    本体の手入れ方法を教えてください。
GX 120-ME
39201
ja
Printed: 28.11.2013 | Doc-Nr: PUB / 5069879 / 000 / 02
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G
as
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GAS
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-
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オリジナル取扱説明書
GX 120‑ME ガス式鋲打機
ご使用前にこの取扱説明書を必ずお読みくださ
い。
この取扱説明書は必ず本体と一緒に保管してくだ
さい。
他の人が使用する場合には、 本体と取扱説明書
を一緒にお渡しください。
目次
1 一般的な注意 1
2 製品の説明 2
3 アクセサリー、 消耗品 2
4 製品仕様 3
5 安全上の注意 4
6 ご使用前に 5
7 ご使用方法 6
8 手入れと保守 8
9 故障かな? と思った時 8
10 廃棄 11
11 本体に関するメーカー保証 11
12 EU 規格の準拠証明 (原本) 12
1 この数字は該当図を示しています 図は二つ折り
の表紙の中にあります。 取扱説明書をお読みの際は、
これらのページを開いてください。
この説明書で 「本体」 と呼ばれる工具は、 常に
GX 120-ME ガス式鋲打機を指しています。
各部名称、 操作部/表示部名称 1
@
グリップ
;
ロックボタンと貫入深さ調整スイッチ
=
ツールノーズ
%
サポートレッグ
&
マガジン (20 連発または 40 連発)
(
銘板
)
ガス缶収納室
+
ガス缶収納室カバー
§
通気溝
/
ロックレバー
:
トリガー
·
リセットボタン
$
ネイルプッシャー
£
ベルトフック
|
充填レベル表示
1 一般的な注意
1.1 安全に関する表示とその意味
危険
この表記は、 重傷あるいは死亡事故につながる危険性が
ある場合に注意を促すために使われます。
警告事項
この表記は、 重傷あるいは死亡事故につながる可能性が
ある場合に注意を促すために使われます。
注意
この表記は、 軽傷あるいは所持物の損傷が発生する可能
性がある場合に使われます。
注意事項
この表記は、 本製品を効率良く取り扱うための注意事項
や役に立つ情報を示す場合に使われます。
1.2 記号の説明と注意事項
警告表示
一般警告
事項
高温に関す
る警告事項
義務表示
保護メガネ
を着用して
ください
保護ヘル
メットを着
用してくだ
さい
耳栓を着
用してくだ
さい
保護手
袋を着用し
てください
略号
ご使用
前に取扱説
明書をお
読みくだ
さい
機種名 製造番号の表示箇所
機種名および製造番号は本体の銘板に表示されていま
す。 当データを御自身の取扱説明書にメモ書きしてお
き、 お問い合わせなどの必要な場合に引用してくださ
い。
ja
1
Printed: 28.11.2013 | Doc-Nr: PUB / 5069879 / 000 / 02
機種名 製品世代 01
製造番号
2 製品の説明
2.1 正しい使用
本体はコンクリート、 鋼材、 その他の DX ファスニン
グに適する母材 (ファスニングテクノロジーマニュアル
を参照) に打鋲できるガス式鋲打機です。
本体はプロ仕様で製作されており、 間仕切り工事および
他の使用に適した建築工事においてコンクリート、
材、 レンガ、 コンクリートブロック、 モルタル塗りブ
ロックへの打鋲に使用されます。
本体は、 ガス缶およびファスナーと共に「技術的に一体
化されたユニット」 を構成しています。 即ち、 本体用
に特別に製造されたヒルティのファスナーとガス缶を使
用した場合に限り、 全くトラブルの心配のないファスニ
ングが保証されます。 この条件を守ることを前提とし
て、 当社はファスニングに最適な鋲打機として当本体を
お勧めいたします。
本体は手持ち使用でのみお使いください。
本体の使用、 保守、 修理を行うのは、 訓練を受けた
人のみに限ります。 これらの人は、 遭遇し得る危険に
関する情報を入手していなければなりません
本体の加工や改造は許されません。
取扱説明書に記述されている使用、手入れ、保守に関す
る事項に留意してご使用ください。
本体および付属品の、 使用法を知らない者による誤使
用、 あるいは規定外使用は危険です。
3 アクセサリー、消耗品
名称
製品の説明
ガス缶
GC 20
マガジン
X‑120 GM 40/ X‑120 GM 20
サポートレッグ
X‑120 SL
ツールサポート
X‑120 TS
ネイル
長さ
マガジン収納
母材 (詳しい情報はヒ
ルティにお問い合わせ
ください)
X‑EGN 14MX 14 mm (¹/₂")
10
鋼材
X‑GHP 18MX 18 mm (¹¹/₁₆")
10
高強度コンクリート
/二次製品コンクリー
ト/鋼材
XGHP20MX 20mm(³/")
10
高強度コンクリート
/二次製品コンクリー
ト/鋼材
X‑GHP 24 MX
24 mm (¹⁵/₁₆")
10
高強度コンクリート
/二次製品コンクリー
ト/鋼材
X‑GN 20 MX 20 mm /₄")
10
ンクリート/モ
ルタル塗りブロック
(1 cm / ³/") /レン
ガ/コンクリートブ
ロック
X‑GN 27 MX 27 mm (1")
10
ンクリート/モ
ルタル塗りブロック
(1 cm / ³/") /レン
ガ/コンクリートブ
ロック
ja
2
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ネイル
長さ
マガジン収納
母材 (詳しい情報はヒ
ルティにお問い合わせ
ください)
X‑GN 32 MX 32 mm (1 ¹/₄")
10
ンクリート/モ
ルタル塗りブロック
(1 cm / ³/") /レン
ガ/コンクリートブ
ロック
X‑GN 39 MX 39 mm (1 ⁹/₁₆")
10
ンクリート/モ
ルタル塗りブロック
(1 cm / ³/") /レン
ガ/コンクリートブ
ロック
XGPN37MX 37mm(1¹/")
10
鋼板/薄い鋼材
その他のファスナー
名称
サイズ
配管固定用クリップ類
X‑FB; X‑DFB
X‑BX; X‑EMTC
X‑EMTSC
X‑EKS; X‑EKSC
8… 40 mm
³/₈"‑1"
¹/₂"‑1"
16… 40 mm
ケーブル用支持材
X‑EKB
16 ケーブルまで
ケーブル結束用ハンガー
X‑ECT
ボルト及び針金用ファスナー
X‑HS
X‑CC
M4 ... M8
W6 スタッド
ユニバーサルプラスチックワッシャー
X‑ET
4 製品仕様
技術データは予告なく変更されることがあります。
注意事項
本体は、 トランスミッターモジュールを装備しています。
本体 (マガジンを含む)
重量
3.8 kg (8.41 lb)
本体寸法 (長 x x 高)
431 mm X 134 mm X 392 mm (17" X 5 ¼" X 15 ½")
ネイル長
Max. 39 mm (Max. 1 ⁹/₁₆")
ネイル直径
3 mm(∅ 0.118 in) 2.6 mm(∅ 0.102 in)
マガジン収納
40 + 2 発または 20 + 2
接触圧ストローク
40 mm (1 ⁹/₁₆")
作業温度/周囲温度 (GC 20 ガス缶使用時)
-10… +40°C
最大打鋲数
1,200/h
エネルギー加速度換算値、 a
hw, RMS(3)
反動レベル B45 コンクリートに 1 mm の金属板を打
ち付けた場合 4.04 m/s²
ガス缶
容量 1 缶当たり 400
最適輸送温度および保管温度
+5… +25°C
成分
イソブタン、 プロパン
ja
3
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ガス缶 再充填禁止
高圧液化ガスが入っているガス缶。 ス缶は直射日光
を避けてください。
ガス缶は温度が 40 °C 下の場所に保管してください。
5 安全上の注意
5.1 基本的な安全情報
この取扱説明書の各項に記された安全注意事項の外に、
下記事項を必ず守ってください。
5.1.1 作業者に関する安全
a) DX ファスニング装置を使用の際には 油断せず
に十分注意し、 常識をもった作業をおこなってく
ださい。 疲れている場合、 薬物、 医薬品服用およ
びアルコール飲用による影響下にある場合には本
を使用しないでください 本体使用中の一瞬の不注
意が重傷の原因となることがあります。
b) 不安定な姿勢はとらないでください。 足元を確かに
し、 常にバランスを保ちながら作業してください。
c) 本体の先端部を、 決して自分や周囲の人に向けない
でください。
d) 鋲打機の先端部を絶対に手や身体の他の部分 (ある
いは他の人) に押し付けないでください。
e) 作業中は、 作業関係者以外、 特に子供が近づかない
ようにしてください。
5.1.2 DX ファスニング装置の慎重な取扱いおよび使用
a) 用途に合った工具をご使用ください。 本体を本来
の目的以外には使用しないでください。 必ず、
示にしたがい、 不具合のない状態で使用してくださ
い。
b) 本体を作業面に対して垂直に押し付けます
c) ガス缶やネイルを装填してある本体は、 決して放
置しないようにしてください。
d) 運搬時はガス缶を本体から取り出してください。
e) 清掃や修理、 点検をする時、 休憩に入る時、 ある
いは保管する時には、 必ず事前にガス缶およびネイ
ルを取り出してください。
f) 未使用時には本体からガス缶とネイルを取り外し、
乾いた高い場所に施錠し 子供が触れない状態で保
管してください。
g) 本体とアクセサリーに損傷がなく、 作業に影響を
及ぼすことなく規定どおりの機能を発揮できること
を確認する必要があります。 可動部分がスムーズ
に回転し、 動きに硬さがないか、 あるいはパーツ
に不具合がないか点検してください。 使用するパー
ツがしっかりと固定されて、 本体が支障なく作動す
るための条件が整っているか確認してください。
安全装置やパーツに不具合があり、 取扱説明書に解
決方法が明記されていない場合は、 弊社営業担当ま
たはヒルティ代理店販売店に適切な修理/交換
を依頼してください。
h) 本体は、 必ず腕を曲げた状態で操作してください
(腕を伸ばした状態で操作しないでください)
i) 必ず本体を母材に垂直に押し付けてからトリガー
を操作してください。
j) 打鋲する際には、 母材に対して本体を常に直角に
保つようにしてください。 それにより、 ネイルが母
材からそれて打鋲されるのを防止できます
k) 打ち込まれたファスナーに再度打鋲し直すと、 ファ
スナーが折れたり、 噛むことがありますので止めて
ください。
l) ヒルティから特に指定されている場合を除き、 すで
に穴が開いている箇所への打鋲は止めてください。
m) 常にファスニングガイドラインを守ってください。
5.1.3 作業場の安全確保
a) 作業場の採光に十分配慮してください。
b) 本体を使用する場合は必ず作業場の通気を良くして
ください。
c) 打鋲にふさわしくない母材には、 決して打鋲し
ないでください。 溶接した鋼材や鋳物などの
固すぎる母材。 木材や石膏などの柔らかすぎる母
材。 ガラスやタイルなどの割れやすい母材。 これ
らの母材に打鋲すると、 ファスナーが折れたり、
欠けたり、 貫通する恐れがあります。
d) ファスナーを打鋲する前に、 作業場の後方および下
方に人がいないことを確認してください。
e) 作業場の整理整頓に心がけてください。 事故の原
因となり得る危険物は作業区域から取り除いておい
てください。 作業場が整理整頓されていないと、
事故を引き起こすことがあります。
f) グリップ表面は乾燥させ、 清潔に保ち、 オイルやグ
リスで汚さないようにしてください。
g) 滑り止めのついた履き物を着用してください。
h) 周囲状況を考慮してください。 本体を雨、 雪にさ
らさないでください。 また本体が湿った状態あるい
は濡れた状態で使用しないでください。 火災や爆発
の恐れがあるような状況では 本体を使用しないで
ください。
5.1.4 機械的な危険性に対する安全対策
a) 本体専用として認可されたヒルティ純正のファス
ナーのみを使用してください。
b) マガジンが本体に正しく装着されていない時は、
ネイルを装填しないでください。 ネイルが跳ね返っ
て飛び出すことがあります。
ja
4
Printed: 28.11.2013 | Doc-Nr: PUB / 5069879 / 000 / 02
5.1.5 熱の危険性に対する安全対策
a) 本体が過度に熱くなった場合には、 冷ましてくださ
い。 最大打鋲数を超えないようにしてください。
b) 本体がまだ冷めていないうちに作業を行う必要があ
る場合は、 必ず保護手袋を着用してください。
5.1.6 ガス
高圧液化ガス
ガス缶および取扱説明書に記載されている使用上の注意
と応急処置についての説明を守ってください。
使用されるガスは非常に引火性の高いものです (内容
イソブタン、 プロパン)
ガス缶は再充填しないでください。
a) 損傷したガス缶は使用しないでください。
b) ガス缶を無理矢理に開けたり、 火の中に入れたり、
つぶしたり、 あるいは他の目的で再使用したりしな
いでください。
c) ガスを人や他の生き物に向けてスプレーしないでく
ださい。
d) ガスを全ての発火の元となる火気 火花、 口火、
静電気が発生する物質や表面の熱い物質等の近くな
どは避けてください。
e) 喫煙しながらの本体使用はしないでください。
5.1.6.1 保管上の注意事項
a) ガス缶を住居内や住居につながる倉庫等に保管しな
いでください。
b) ガス缶は通気性の良い 乾燥した場所でのみ保管し
てください。
c) ガス缶は子供の手の届かない場所に置いてくださ
い。
d) ガス缶は直射日光を避け、 温度が 40 °C 以下の場
所に保管してください。
e) 推奨保管温度は 5 °C ... 25 °C です。
5.1.6.2 応急処置
使用、 手入れ、 応急処置に関しては材料安全データシー
トをお読みください。
a) 直接液化ガスに触れると、 凍傷や重度のやけどを
負うことがありますのでご注意ください。
b) ガスを吸い込んでしまった場合は、 屋外に出て楽
な姿勢をとってください。
c) 意識を失った人がいる場合は、 横になれる安全な場
所に運びます。 呼吸が停止している場合は、 人工
呼吸を施し、 必要ならば酸素ボンベを使用します。
d) ガスが目に入ってしまった場合は、 目を開けたま
ま流水で数分間洗います。
e) ガスに触れてしまった場合は、 その部分を石鹸と温
水で十分に洗い流します。 その後でハンドクリーム
を塗ってください。
f) 必要な場合には、 医師の診察を受けてください。
5.1.7 安全機構
安全機構が損傷している場合や取り外されている場合
は、 本体を使用してはなりません。
6 ご使用前に
注意事項
ご使用前に取扱説明書をお読みください
6.1 ネイルの装填 2
1. ネイルプッシャーを引き下げてロックします。
注意事項ネイルプッシャーは確実にロックされてい
なければなりません。
2. ネイルをマガジンに装填します (10 本/ 1 スト
リップ × 最大 4 個)
3. ネイルプッシャーをロック解除し、 ゆっくりと前
方へ滑らせます。
6.2 ガス缶の装着 3
1. カバーを開きます。
2. ガス缶のバルブ側を、 缶クリップがロックされる
までガス缶収納室内に挿入します。
3. カバーを閉じます。
4. トリガーを操作しないで本体を 3 回押し付けます。
6.3 ガス缶の取り出し 4
1. ガス缶収納室カバーを開きます。
2. 缶クリップを押します。
3. ガス缶を取り出します。
4. ガス缶収納室を閉じます。
6.4 ガス缶の点検 5
注意事項
- ガス缶の充填レベルを点検するには、「GAS」 と記されているボタンを押します。 その際は本体を押し付けない
ように注意してください。
- 表示が 「空」 の場合でも、 技術的な理由により缶内には燃焼ガスがわずかだけ残っています。
ja
5
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3 個の LED が緑に点灯
ガス缶は満杯です
2 個の LED が緑に点灯
ガス缶の残量が半分です
1 個の LED が緑に点滅
ガス缶がほとんど空です。 早目にガス缶を交換してくださ
1 個の LED が赤く点灯
ガス缶が空です、 本体にガス缶が装着されていません、 あるいは適切で
ないガス缶が装着されています
7 ご使用方法
注意事項
両手で保持する際に、 通気溝や開放口を覆わないよう
に注意してください。
注意
打ち込まれたファスナーに再度打鋲し直すと、 ファス
ナーが折れたり、 噛むことがありますので止めてくださ
い。
警告事項
打鋲作業中に、 母材の破片が飛び散ったり、 あるい
は空包マガジンの一部が飛び出すことがあります。
散した破片で目や身体の一部を負傷することがありま
す。 作業者および現場で直近に居合わせる人は、
護メガネと保護ヘルメットを着用してください
注意
ガスと空気の混合気体に点火することにより、 ファス
ナー打鋲機構が作動します。 過剰な騒音で聴力の低下
を招く場合もあります。 作業者および現場で直近に居
合わせる人々は耳栓を着用してください。
警告事項
規定に従わずに本体を身体部分 (手の平など) に押し
付けると、 本体が打鋲可能状態になり危険です。 打鋲
可能状態になると、 身体部分に鋲が打ち込まれる恐れが
あります。 決して本体を身体部分に押し付けないでく
ださい。
警告事項
ネイルやファスナー (ワッシャー、 支持用金具、
リップ等) を装填した状態でツールノーズを引き戻さな
いでください。 事故が起こりやすくなります。
警告事項
マガジンの交換や手入れ/保守を行う前には必ず本体か
らガス缶とネイルを取り出してください 「ご使用方
法」 の章の ガス缶とネイルの取り出し」 を参照)
警告事項
高い打鋲速度で長時間使用した場合、 グリップ部分以
外の本体表面が高温になることがあります。 保護手袋
を着用してください。
7.1 操作 6
注意事項
マガジンにネイルが 3 本以上入っていないと、 鋲で
きません。
1. 本体を母材に対して垂直に当て、 ストップ位置ま
でしっかりと押し付けます。
2. トリガーを引いて打鋲します。
3. 打鋲後は本体を持ち上げて母材から完全に離してく
ださい。
7.1.1 クリップおよびその他の固定具の使用
クリップおよびその他の固定具を使用する場合は、 それ
ぞれのプラスチック部分をツールノーズに挿入してくだ
さい。
7.2 充填レベル表示 5
表示についての説明は 6.4「ガス缶の点検 (2 秒間)
を参照してください。
7.3 マガジンの装着と取り外し
7.3.1 マガジンの取り外し 7
1. ネイルプッシャーを引き下げてロックします
注意事項ネイルプッシャーは確実にロックされてい
なければなりません。
2. マガジンからネイルを全部取り出します。
3. ネイルプッシャーをロック解除し、 ゆっくりと前
方へ滑らせます。
4. ロックレバーをマガジンの下方へ押します。
5. マガジンを本体の前方へ傾けます。
6. マガジンを本体から取り外します。
7.3.2 マガジンの装着 8
1. マガジンを本体に引っ掛けます。
注意事項ロックレバーを開けておいてください。
2. マガジンを本体の方へ移動して、 本体にぴったり
合わせます。
3. ロックレバーを閉じてロックします。
ja
6
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B A
ET
C
7.4 ツールノーズ
7.4.1 ツールノーズの貫入深さ調整
注意事項
貫入深さ調整が 「+」 になっている場合、 ツールノー
ズは標準貫入深さに調整されています。
注意事項
貫入深さ調整が 「-」 になっている場合、 ツールノー
ズは浅めの貫入深さに調整されています。
注意事項
貫入深さ調整が 「-」 になっているのにネイルが常に
深く打鋲される場合は、 長めのネイルを使用します。
7.4.1.1 標準貫入深さの調整 9
貫入深さ調整を 「+」 位置にします。
7.4.1.2 貫入深さを浅く調整 9
注意事項
この調整は、 柔らかい母材 (柔らかいコンクリートな
ど) にランナー等を打ち付ける場合に適しています。
貫入深さ調整を 「-」 位置にします。
7.5 サポートレッグ
7.5.1 サポートレッグの装着 
1. サポートレッグをマガジンのスロットに直角に差し
込みます。
2. サポートレッグを上に 90 ° 回してロックします。
7.5.2 サポートレッグの取り外し 
1. バネ部を押してサポートレッグを緩めます。
2. サポートレッグを横に 90 ° 回します。
3. 直角になっているサポートレッグをマガジンから抜
き取ります。
7.6 ピストン位置不良の調整 
注意事項
ツールノーズを前に引き抜いてもスタートポジションに
戻らず、 リセットボタンが飛び出ている場合は、 ピス
トンの位置不良です。
リセットボタンを押して、 ピストンを正しい位置に戻し
ます。 これで打鋲を再開できます。 例外として、
セットボタンを押した後、 最初の打鋲は空打ち (ネイ
ルなし) になります。
リセットボタンを押します。
7.7 引っ掛かったネイルの除去
ピンが本体先端部に詰まった場合、 ペンチで取り除きま
す。 取り除けない場合は、 ヒルティサービスセンター
へ本体を送付してください。
7.8 ガス缶とネイルの取り出し
1. ガス缶収納室カバーを開きます。
2. 缶クリップを押してガス缶を取り出します。
3. ガス缶収納室カバーを閉じます。
4. ネイルプッシャーを引き下げてロックします
注意事項ネイルプッシャーは確実にロックされてい
なければなりません。
5. マガジンからネイルを取り出します。
6. マガジンのネイルプッシャーをロック解除し、
ゆっくりと前方へ滑らせます。
7.9 ファスニングガイドライン
注意事項
詳しい仕様情報は、 各国のヒルティ社から入手可能なファスニングテクノロジーマニュアルあるいは、 必要に応じ
て、 各国の技術法規をご参照いただくようにお願いします。
コンクリート
A = 最小幅寄せ距離 = 70 mm(2¾")
B = 最小打鋲間隔 = 80 mm(3¹/₈")
C = 最小母材 = 100 mm(4")
鋼材
A = 最小幅寄せ距離 = 15 mm(⁵/₈")
B = 最小打鋲間隔 = 20 mm(¾")
C = 最小母材 = 4 mm(⁵/32")
ja
7
Printed: 28.11.2013 | Doc-Nr: PUB / 5069879 / 000 / 02
B A
C
7.10 ベルトフック 
ベルトフックを使用すると ポジション 1 でベルト
に、 ポジション 2 で梯子や足場のフレームに本体を固
定することができます。
8 手入れと保守
警告事項
手入れと保守を行う前に本体からガス缶とネイルを取り
出してください。
注意
使用中に本体が熱くなることがあります。 手に火傷を
負う場合があります。 l手入れと保守作業を行う際は、
保護手袋を着用してください。 本体を冷ましてくださ
い。
8.1 本体の手入れ 
注意
ピストンディテクター、ネイルセンサー、マガジンディ
テクターを損傷しないように注意してください
1. 定期的にツールノーズからプラスチックのかすを取
り除いてください。
2. 通気溝が覆われた状態で本体を使用しないでくださ
い。 通気溝を乾いたブラシを使用して注意深く掃
除してください。
3. 本体内部に異物が入らないようにしてください。
4. 定期的に、 少し湿した布で本体表面を拭いてくだ
さい。
5. スプレーやスチームあるいは流水などによる清掃は
避けてください。
6. 常に、 本体グリップ部分がオイルやグリスで汚れ
ないようにしてください。
7. 洗剤、 磨き粉等のシリコンを含んだ清掃用具は使
用しないでください。
8. ヒルティ社のスプレーや同様の潤滑剤/磨き粉は使
用しないでください。
8.2 保守
本体の全ての表面パーツに損傷がないか、 また全ての装
置が支障なく作動するか確認してください。 パーツが損
傷していたり、 装置が正しく作動しない場合は、 本体
を使用しないでください。 修理が必要な際は、 弊社営
業担当またはヒルティ代理店 販売店にご連絡くださ
い。
8.3 手入れと保守を行った後の点検
手入れ、 保守の作業を済ませた後、 およびガス缶を装
着する前には、 貫入深さ調整が正しい位置にあること
(標準貫入深さ 「+」 確認してください。
9 故障かな? と思った時
警告事項
手入れと保守を行う前に本体からガス缶とネイルを取り出してください。
ja
8
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症状 考えられる原因 処置
ネイルの突出部が度々高すぎる
貫入深さ調整スイッチが「-」になっ
ている。
貫入深さ調整スイッチを 「+」 にす
る。
長すぎるネイルが選択されている。
短めのネイルを使用する。
母材が硬すぎる。
DX 装置の使用。
ンレット/アウトレットバルブが
汚れている、 または覆われている。
本体を清掃し、 手の位置に注意する。
問題が再発する場合は、ヒルティサー
ビスセンターに連絡してください。
ネイルが度々深く入りすぎる
(貫通) るいは固定クリップ
の折れ
打鋲威力が大きすぎる。
貫入深さ調整スイッチを 「-」 にす
る。
ネイルが短すぎる。
長めのネイルを使用する。
ネイルが折れる 貫入深さ調整スイッチが「-」になっ
ている。
貫入深さ調整スイッチを 「+」 にす
る。
長すぎるネイルが選択されている。
短めのネイルを使用する。
母材が硬すぎる。
DX 装置の使用。
斜めに押し付けられた。
サポートレッグを使用して母材に対し
て本体を直角に保つ。
以下の章を参照してください 7.5
ポートレッグ
ネイルが曲がる
貫入深さ調整スイッチが「-」になっ
ている。
貫入深さ調整スイッチを 「+」 にす
る。
長すぎるネイルが選択されている。
短めのネイルを使用する。
斜めに押し付けられた。
サポートレッグを使用して母材に対し
て本体を直角に保つ。
以下の章を参照してください 7.5
ポートレッグ
ネイルが鋼材に留まらない
母材厚が小さすぎる (4 mm 未満) 別のファスニング方法を選択する。
ネイル 1 セットを打鋲するのに
ガス缶 1 本で足りない
トリガーを操作しないで本体を頻繁に
押し付けると、 ガス消費量が多くな
る。
トリガーを操作しないで押し付けるこ
とを止める。
本体が押し付けられたまま戻ら
ない
ピストン位置不良。 リセットボタンを押す。
以下の章を参照してください 7.6
ピストン位置不良の調整 
ja
9
Printed: 28.11.2013 | Doc-Nr: PUB / 5069879 / 000 / 02
症状 考えられる原因 処置
本体が押し付けられたまま戻ら
ない
ネイル検知部がブロックされてい
る。 リセットボタンを押した後もボ
タンが飛び出ている (白い縁部がま
だ見える)
ガス缶を本体から取り出してマガジ
ンを取り外し、 ネイル検知部付近の
汚れを取り除く。
ネイルが引っ掛かっている。
ピンが本体先端部に詰まった場合、
ペンチで取り除きます。 取り除けな
い場合は、ヒルティサービスセンター
へ本体を送付してください。
以下の章を参照してください 7.7
引っ掛かったネイルの除去
打鋲ミスが頻繁に起きる 斜めに押し付けられた。
サポートレッグを使用して母材に対し
て本体を直角に保つ。
以下の章を参照してください 7.5
ポートレッグ
適切でないネイルが装填されている。
必要に応じて X-GHP ネイルを使用す
る。
母材が硬すぎる。
DX 装置の使用。
打鋲できない マガーが
る。
マガジンスライダーを開放する。
以下の章を参照してください 7.3
マガジンの装着と取り外し
マガジン内のネイルが少なすぎる
(2 個以下)
ネイルを追加装填する。
ファスナーガイドの不具合。
別のネイルマガジンを使用する (損
傷している場合がある)
マガジンを清掃する。
ガス缶が空。 充填レベルを点検するために「GAS」
と記されたボタンを押す。
1 個の LED が赤く点灯する場合は、
ガス缶が空、 新しいガス缶と交換す
る。
7.2「ガス缶の充填レベル表示」 を参
照してください。
本体にガス缶が装着されていない、
あるいは適切でないガス缶が装着され
ている。
ガス缶カバーを開いて、中味を点検す
る。
ガス缶が本体に装着されている場合は
「GAS」 と記されたボタンを押す。
1 個の LED が赤く点灯する場合は、
本体に適切でないガス缶が装着されて
いる。 適切なガス缶を装着する。
7.2「ガス缶の充填レベル表示」 を参
照してください。
新しいガス缶を装着したが、トリガー
を操作しないで 3 回押し付けなかっ
た。
トリガーを操作しないで、 本体を
3 回押し付ける。
本体が熱すぎる。
本体を冷やす。
問題が再発する場合は、ヒルティサー
ビスセンターに連絡してください。
ja
10
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症状 考えられる原因 処置
高温になった本体をしばらく
休ませた後、 打鋲できなくなる
打鋲速度が 1200 本/時よりはるかに
高かったので、ガス缶がほとんど空に
なった。
ガス缶を取り出して再装着する。
の後、 リガーを操作しないで 3
押し付ける。
ガス缶の充填レベルを点検する。
LED が赤く点灯する場合はガス缶が
空、 新しいガス缶と交換する。
本体を冷やす。
最大打鋲速度を 1200 本/時に保つ。
問題が再発する場合は、ヒルティサー
ビスセンターに連絡してください。
打鋲できない、 または散発的に
しか打鋲できない
作動時の環境条件が許容範囲外。 許容範囲を維持できるように、 でき
るだけ環境条件を整える。
別のファスニング方法を選択する。
ガス缶が作業温度になっていない。 ガス缶を作業温度にする GC 20
は- 10 °C ... + 40 °C)
ガス配分システム内で気泡が形成され
た。
ガス缶を取り出して再装着する。
本体が母材から完全に持ち上げられな
かった。
打鋲後は必ず母材から本体を完全に持
ち上げる。
ネイルをツールノーズから取り
出せない
ツールノーズ内でネイルが引っ掛かっ
ている。
ピンが本体先端部に詰まった場合、
ペンチで取り除きます。 取り除けな
い場合は、ヒルティサービスセンター
へ本体を送付してください。
以下の章を参照してください 7.7
引っ掛かったネイルの除去
クリップおよびその他の固定
具をツールノーズに挿入でき
ない
マガジンの残りがツールノーズに引っ
かかったままである。
マガジンの残りをツールノーズから取
り出す。
10 廃棄
本体の大部分の部品はリサイクル可能です。 リサイクル前にそれぞれの部品は分別して回収されなければなりませ
ん。 多くの国でヒルティは、 本体や古い電動工具をリサイクルのために回収しています。 詳細については弊社営業
担当またはヒルティ代理店 販売店にお尋ねください。 本体部品の分別については、 国の定める基準と関連法規お
よび国際法規に従ってください。
11 本体に関するメーカー保証
ヒルティは提供した本体に材質的または、 製造上欠陥が
ないことを保証します。 この保証はヒルティ取扱説明
書に従って本体の操作、 取り扱いおよび清掃、 保守が
正しく行われていること、 ならびに技術系統が維持され
ていることを条件とします。 このことは、 ヒルティ純
正の、 消耗品、 付属品、 修理部品のみを本体に使用す
ることができることを意味します。
この保証で提供されるのは、 本体のライフタイム期間
内における欠陥部品の無償の修理サービスまたは部品
交換に限られます。 通常の摩耗の結果として必要とな
る修理、 部品交換はこの保証の対象となりません。
上記以外の請求は、 拘束力のある国内規則がかかる請求
の排除を禁じている場合を除き一切排除されます。
りわけ、 ヒルティは、 本体の使用目的の如何に関わら
ず、 使用した若しくは使用できなかったことに関して、
またはそのことを理由として生じた直接的、 間接的、
付随的、 結果的な損害、 損失または費用について責任
を負いません。 市場適合性および目的への適合性につ
いての保証は明確に排除されます。
ja
11
Printed: 28.11.2013 | Doc-Nr: PUB / 5069879 / 000 / 02
修理または交換の際は、 欠陥が判明した本体または関連
部品を直ちに弊社営業担当またはヒルティ代理店販売
店宛てにお送りください。
以上が、 保証に関するヒルティの全責任であり、 保証
に関するその他の説明、 または口頭若しくは文書による
取り決めは何ら効力を有しません。
注意事項
ガス缶に表記されている有効期限に注意してください。
12 EU 規格の準拠証明(原本)
名称 ガス式鋲打機
機種名
GX 120‑ME
製品世代
01
設計年
2007
この製品は以下の基準と標準規格に適合していること
を保証します75/324/EEC、91/155/EEC、64/548/EEC、
EN ISO 12100、 EN 13752‑1:2008‑12 EN 50081‑2
EN 1127‑1 EN 417 ISO 8662‑11 AMD 1:2001-
12 EN 792‑13:A1:2008‑09 EN 60529:2000‑09
64/548/EECEN 55011:1998+A1:1999、CISPR 11:2003,
A1:2004、 IEC 61000‑6‑2:2005、 EN 61000‑6‑2:2001,
IS1:2005 、 IEC 61000‑6‑3:1996 、
EN 61000‑6‑3:2001 IEC 61000‑4‑2:1995
IEC 61000‑4‑3:2006 IEC 61000‑4‑8:1993:
A1:2000、 2006/42/EG、 2011/65/EU.
Hilti Corporation Feldkircherstrasse 100
FL‑9494 Schaan
Norbert Wohlwend Tassilo Deinzer
Head of Quality & Processes
Management
Head of BU Direct Fastening
BU Direct Fastening BU Direct Fastening
04/2013 04/2013
技術資料
Hilti Entwicklungsgesellschaft mbH
Zulassung Elektrowerkzeuge
Hiltistrasse 6
86916 Kaufering
Deutschland
ja
12
Printed: 28.11.2013 | Doc-Nr: PUB / 5069879 / 000 / 02
*39201*
39201
Hilti Corporation
LI-9494 Schaan
Tel.: +423 / 234 21 11
Fax:+423 / 234 29 65
www.hilti.com
Hilti = registered trademark of Hilti Corp., Schaan
W 3410 | 1013 | 2-Pos. 4 | 1
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Right of technical and programme changes reserved S. E. & O
.
39201 / A3
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