Sony NSRES200 ユーザーガイド

  • こんにちは!Sony NSRE-S200 拡張ストレージユニットの設置説明書について、ご質問にお答えします。このマニュアルには、NSR-1000シリーズへの接続方法、ハードディスクの取り扱い、トラブルシューティングなど、NSRE-S200の設置と使用に関する詳細な情報が記載されています。どのようなご質問でもお気軽にお尋ねください!
  • NSRE-S200をNSR-1000シリーズに接続するにはどうすればよいですか?
    NSRE-S200は何台のユニットを接続できますか?
    NSRE-S200のRAIDレベルは何ですか?
    NSRE-S200はラックマウントできますか?
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安全のために
ソニー製品は安全に充分配慮して設計されています。しかし、電気製品は、まち
がった使いかたをすると、火災や感電などにより死亡や大けがなど人身事故につな
がることがあり、危険です。
事故を防ぐために次のことを必ずお守りください。
安全のための注意事項を守る
この冊子の注意事項をよくお読みください。製品全般の注意事項が記されています。
定期点検をする
長期間、安全にお使いいただくために、定期点検をすることを、お願いします。外
観上は異常がなくても、使用頻度によって部品が劣化している可能性があり、故障
したり事故につながることもあります。詳しくは、お買い上げ店またはソニーの
サービス窓口にご相談ください。
故障したら使わない
すぐに、お買い上げ店またはソニーのサービス窓口にご連絡ください。
万一、異常が起きたら
m
a 電源を切る。
b 電源コードや接続コードを抜く。
c お買い上げ店またはソニーのサービス窓口に連絡する。
m
z 電源プラグをコンセントから抜くか、ブレーカーを落とす。
煙が出たら
異常な音、においがしたら
内部に水、異物が入ったら
製品を落としたり、キャビネットを破損したときは
炎が出たら
警告表示の意味
取扱説明書および製品では、次の
ような表示をしています。表示の
内容をよく理解してから本文をお
読みください。
この表示の注意事項を守らないと、
火災や感電などにより死亡や大け
がなど人身事故につながることが
あります。
この表示の注意事項を守らないと、
感電やその他の事故によりけがを
したり周辺の物品に損害を与えた
りすることがあります。
注意を促す記号
行為を禁止する記号
行為を指示する記号
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下記の注意を守らないと、 火災感電により死亡大け
につながることがあります。
電源コードを傷つけない
電源コードを傷つけると、火災や感電の原因となることがあります。
設置時に、製品と壁やラック(棚)などの間に、はさみ込んだりしない。
電源コードを加工したり、傷つけたりしない。
重いものをのせたり、引っ張ったりしない。
熱器具に近づけたり、加熱したりしない。
電源コードを抜くときは、必ずプラグを持って抜く。
電源コードを接続したまま、機器を移動しない。
電源コードや電源プラグが傷んだり、コンセントの差し込み口がゆるいとき
は使用しない。
万一、電源コードが傷んだら、お買い上げ店に交換をご依頼ください。
指定された電源コード、接続コードを使う
取扱説明書に記されている電源コード、接続コードを使わないと、感電や故障
の原因となることがあります。
日本国内で使用する場合
交流 100V でお使いください。
異なる電圧で使うと、火災や感電の原因となることがあります。
内部に水や異物を入れない
水や異物が入ると火災の原因となることがあります。
万一、水や異物が入ったときは、すぐに電源を切り、電源コードや接続コード
を抜いて、お買い上げ店にご相談ください。
水のある場所に設置しない
水が入ったり、ぬれたりすると、火災や感電の原因となることがあります。
雨天や降雪中、海岸や水辺での使用は特にご注意ください。
油煙、湯気、湿気、ほこりの多い場所には設置しない
上記のような場所に設置すると、感電の原因となることがあります。
取扱説明書に記されている仕様条件以外の環境での使用は、感電の原因となる
ことがあります。
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下記の注意を守らないと、火災感電により死亡大けが
につながることがあります。
重い製品の運搬は二人以上で
重量のある機器の開梱・運搬は、けがや事故を防ぐため、必ず二人以上で行っ
てください。
電源プラグの端子、および端子の取付け面にほこりが付着してい
る場合は、乾いた布でよく拭く
そのまま使用すると火災の原因となります。
電源プラグは、コンセントの奥まで確実に差し込む
火災、故障の原因となることがあります。
2台以上積み上げない
ラックを使用せずに2台以上積み上げると、機器が落下してけがの原因となる
ことがあります。
接続の際は電源を切る
電源コードや接続コードを接続するときは、電源を切ってください。感電や故
障の原因となることがあります。
ラックマウントレールに手や指をはさまない
ラックマウントした機器を収納するときおよび引き出すとき、ラックマウント
レールに手や指をはさみ、けがをすることがあります。
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下記の注意を守らないと、 けがをしたり周辺の物品に損害を与えるこ
とがあります。
通風孔をふさがない
通風孔をふさぐと内部に熱がこもり、火災や故障の原因となることがありま
す。風通しをよくするために次の項目をお守リください。
壁から 10 cm 以上離して設置する。
密閉された狭い場所に押し込めない。
毛足の長い敷物(じゅうたんや布団など)の上に設置しない。
布などで包まない。
あお向けや横倒し、逆さまにしない。
安全アースを接続する
安全アースを接続しないと、感電の原因となることがあります。
安全アースを取り付けることができない場合は、お買い上げ店にご相談くださ
い。
接続ケーブル類を正しく配置する
電源コードや接続ケーブル類を足に引っかけると、本機が落下・転倒してけが
の原因となることがあります。充分注意して接続、配置してください。
ファンが止まったままの状態で使用しない
ファンモーターが故障すると、火災の原因となることがあります。交換は、お
買い上げ店にご依頼ください。
内部を開けない
内部には電圧の高い部分があり、キャビネットや裏ぶたを開けたり改造したり
すると、火災や感電の原因となることがあります。内部の調整や設定、点検、
修理はお買い上げ店にご依頼ください。
転倒、移動防止の処理をする
大型の製品をラックに取り付け・取り外しするときは、転倒・移動防止の処理
をしないと、倒れたり、動いたりしてけがの原因となることがあります。
安定した姿勢で注意深く作業してください。
また、ラックの設置状況、強度を充分にお確かめください。
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下記の注意を守らないと、 けがをしたり周辺の物品に損害を与えること
があります。
安定した場所に設置する
ぐらついた台の上や傾いたところに設置すると、倒れたり落下したりして、故
障やけがの原因となることがあります。また、設置・取り付け場所の強度を充
分にお確かめください。
直射日光の当たる場所や熱器具の近くに設置・保管しない
内部の温度が上がり、火災や故障の原因となることがあります。
真夏の、窓を閉め切った自動車内では 50 ℃を越えることがありますので、ご
注意ください。
製品の上に乗らない、重い物を乗せない
倒れたり、落ちたり、壊れたりして、けがの原因となることがあります。
機器を移動する場合、あるいはお手入れの際は、電源を切って電
源プラグを抜く
電源を接続したままお手入れをすると、感電の原因となることがあります。
接続ケーブルなどもはずしてください。
長時間機器を使用しないときは、安全のため必ず電源プラグをコンセントから
抜いてください。
ぬれた手で電源プラグをさわらない
ぬれた手で電源プラグを抜き差しすると、感電の原因となることがあります。
ケーブルやコネクター部を定期的に点検する
ケーブルに傷があったりコネクターの接触が悪いと、接続不良による感電の原
因となることがあります。
1 年に 1 度は、ケーブルやコネクター部の点検をしてください。
定期的に内部の掃除を依頼する
長い間、掃除をしないと内部にホコリがたまり、火災や感電の原因となること
があります。
1 年に 1 度は、内部の掃除をお買い上げ店またはソニーのサービス窓口にご依
頼ください。(有料)
特に、湿気の多くなる梅雨の前に掃除をすると、より効果的です。
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目次
目次
安全のために.............................................................................. 16
その他安全上のご注意 ........................................................... 22
使用上のご注意 ........................................................................ 22
機能概要 ..................................................................................... 24
箱の中身を確認する ............................................................... 24
各部の名称 ................................................................................ 25
前面(カバーを開けた状態) ............................... 25
背面 .................................................................... 26
設置参考データ ........................................................................ 27
消費電流および、突入電流 ................................ 27
記録データ容量 .................................................. 27
設置する ..................................................................................... 27
ラックに設置しない場合 .................................... 28
本機をラックに設置する場合 ............................. 28
電源コードを接続する ........................................ 31
NSR-1000 シリーズと接続する ........................ 31
ほかの NSRE-S200 と接続する ........................ 31
電源を入れる / 切る ............................................................... 32
電源を切る ......................................................... 32
NSR-1000 シリーズから使えるようにするには ......... 32
その他 ......................................................................................... 33
STATUS LED の見かた .................................... 33
故障かな?と思ったら ........................................ 34
仕様 ............................................................................................. 34
NSRE-S200 ......................................................34
商標について
IPELA および は、ソニー株式会社
の商標です。
その他、本書に記載されているシステム名、製品名、会
社名は一般に各開発メーカーの登録商標または商標です。
なお、本文中では、® マークは明記していません。
録画内容の補償に関する免責事項
本機の不具合など何らかの原因で記録ができなかった場
合、不具合・修理など何らかの原因で記録内容が破損、
消滅した場合等、いかなる場合においても記録内容の補
償およびそれに付随するあらゆる損害について、当社は
一切の責任を負いかねます。また、いかなる場合におい
ても、当社にて記録内容の修復、復元、複製等はいたし
ません。あらかじめご了承ください。
権利者の許諾を得ることなく、本機に付属のソフト
ウェアおよび取扱説明書の内容の全部または一部を
複製すること、およびソフトウェアを賃貸すること
は、著作権法上禁止されております。
本機、および本機に付属のソフトウェアを使用した
ことによって生じた損害、逸失利益、および第三者
からのいかなる請求等につきましても、当社は一切
その責任を負いかねます。
本機の保証条件は、同梱の当社規定の保証書の規定
をご参照ください。
本機に付属のソフトウェアは、本機以外には使用で
きません。
ソニーが配布した本機用のソフトウェア以外のソフ
トウェアをインストールすることはできません。
本機、および本機に付属のソフトウェアの仕様は、
改良のため予告なく変更することがありますが、ご
容赦ください。
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その他安全上のご注意 / 使用上のご注意
その他安全上のご注
警告
設置の際には、容易にアクセスできる固定配線内に専用
遮断装置を設けるか、使用中に、容易に抜き差しできる、
機器に近いコンセントに電源プラグを接続してください。
万一、異常が起きた際には、専用遮断装置を切るか、電
源プラグを抜いてください。
重要
機器の名称と電気定格は、底面に記載されています。
本機をラックに設置するときは、ラックと本機の間に、
左右両側面に 4 cm 以上、後面に 10 cm 以上の空間を確
保してください。
使用上のご注意
安全上のご注意
本機の電源仕様に適合する電源を使用してください。
付属の電源コードを使用し、束ねたり、タコ足配線しな
いでください。定格をこえた電流が流れると、火災など
の原因となります。
使用するコンセントや電源コードが正しくアースされて
いることを確認してください。
カバー類を外した状態で使用しないでください。カバー
類を外した状態で使用すると、火災、感電の原因となる
ことがあります。カバー類を外す必要があるときは、必
ずお買い上げ店に依頼してください。
設置上のご注意
使用・保管場所
長期間ご愛用いただくために、次のような場所での使用
および保管は避けてください。
極端に暑いところや寒いところ(仕様を守ってお使いく
ださい。
直射日光が長時間あたるところや暖房器具の近く(真
夏、窓を閉め切った自動車内では 50 ℃を超えることが
ありますのでご注意ください。
湿気・ほこりの多いところ
激しい振動があるところ
強い磁気の発生するものの近く
強力な磁気を発生するテレビ、ラジオの送信所の近く
通風孔をふさがない
本機内の温度の上昇を防ぐため、本機の側面にある通風
孔をふさがないでください。本機の両側面、後面、上面
は、壁や天井から 10 cm 以上離してください。
本機を密閉された箱に入れて使用しないでください。
本機背面のファンの通風孔付近に、ケーブルやその他の
障害物がこないように設置してください。通風孔をふさ
ぐと内部に熱がこもり、火災や故障の原因となることが
あります。
本機をラックに設置して使用するときも、本機背面の
ファン、前面の通気孔付近に、ケーブルやその他の障害
物がこないように設置してください。また、動作環境が
上記の条件を満たす場所に設置してください。
23
使用上のご注意
水平位置で使用してください
本機は水平平面上で動作するように設計されています。
傾いた場所に設置しないでください。強い衝撃を与えな
いでください。
落としたりして強い衝撃を与えると故障することがあり
ます。
本機をラックに設置するときは、水平が保てるように取
り付けてください。高さを合わせないで取り付けると、
誤動作の原因となります。また、本機をラックに取り付
けたときに、ラックの重量バランスが崩れて転倒するこ
とを防ぐため、ラックに転倒防止金具などを取り付ける
ことをおすすめします。
お手入れについて
お手入れをする前に、電源プラグをコンセントから抜い
てください。
キャビネットやパネルの汚れは、乾いた柔らかい布で軽
くふき取ってください。汚れがひどいときは、中性洗剤
溶液を少し含ませた布で汚れをふき取り、乾いた布で仕
上げてください。
アルコール、シンナー、ベンジンや殺虫剤など、揮発性
のものをかけると、変質したり塗料がはげることがあり
ます。
本機前面の通風孔にほこりがたまることがあります。そ
の場合は、衝撃・振動を与えないように注意して除去し
てください。
輸送のときは
付属のカートン、または同等品で梱包し、急激な衝撃を
与えないようにご注意ください。
HDD 内蔵機器に対する注意事項
本機には、ハードディスクドライブ(以下 HDD と称す
る)が搭載されています。HDD は精密部品であり、衝
撃・振動・静電気・温度・湿度が原因で故障したり、
HDD 内のデータが破損する恐れがあります。本機を設
置・使用するときは、以下の注意事項をよくお読みのう
え、慎重に取り扱ってください。
衝撃・振動を与えない
衝撃・振動が加わると HDD が故障あるいは HDD 内の
データが破損される恐れがあります。
本機を輸送する場合は、指定の梱包材料で梱包してくだ
さい。台車などで搬送する場合は、振動の少ない台車を
使用してください。過度な衝撃・振動が加わると HDD
が故障するおそれがあります。
通電中は本機を移動しないでください。本機をラックか
ら出し入れするときも、必ず電源をオフにした状態で
行ってください。
ラック内にあるすべての HDD 搭載機器に衝撃を与えな
いでください。
本機をラックから出し入れするとき、ラック内に通電中
HDD 搭載機器がある場合は、必ずその機器の電源を
オフにしてください。
本機の外装を取り外さないでください。
本機を床などに置くときは、本機の底に必ず指定のゴム
脚がついている状態で、静かに降ろしてください。脚が
付いていない場合は、脚を取り付けてから置いてくださ
い。
振動を発生する機器の近くには置かないでください。
電源オフ後 30 秒間は作業しない
電源をオフにした後もしばらくの間は、HDD 内のディス
クは慣性で回転しており、ヘッドは不安定な状態にあり
ます。この期間は、通電中以上に衝撃・振動に弱い状態
です。電源オフ後、最低 30 秒間は軽い衝撃も与えないよ
うにご注意ください。30 秒以上経過すれば、(ディスク
が静止するので)作業を開始できます。
温度・湿度に関するご注意
適正範囲内の温度・湿度のある場所で、保管・使用して
ください。(仕様を守ってお使いください。
HDD に不良症状が現れた場合
万一、本機の HDD が故障した(不良症状が現れた)と思
われる場合でも、本機の取り扱いは、上記と同様に行っ
てください。不良内容の確認や不良解析を行うまでの損
傷の拡大を防ぎます。
HDD を含む有寿命部品の交換
HDD、ファン、バッテリーは有寿命部品として定期的な
交換が必要です。常温でのご使用の場合、2 3 年を目
安に交換してください。ただし、交換時間は目安であり、
部品の寿命を保証するものではありません。交換の際は
お買い上げ店にご相談ください。
24
機能概要 / 箱の中身を確認する
機能概要
NSRE-S200 は、ソニーのネットワークサーベイランス
サーバー NSR-1200/1100/1050H(以降、NSR-1000
シリーズと呼びます)専用の拡張ストレージユニットで
す。NSR-1000 シリーズに本機を 7 台まで接続できま
す。
大容量ハードディスクに長時間記録
大容量ハードディスクを内蔵していますので、高画質で
も長時間記録可能です。参考例として、「設置参考デー
タ」 (27 ページ)をごらんください。
省スペースの 2U、19 インチラックマウントタイプ
オプション(別売り)のラックマウントキットを使うと、
EIA STANDARD(ユニバーサルピッチ)の 19 インチ
ラックに設置できます。
高信頼性の実現
NSRE-S200 RAID 5
1)
に対応し、高信頼性を実現してい
ます。仮にハードディスクのうち 1 台が故障した場合でも、
システムの運用が継続できます。
1) RAID 5 とは、データだけでなくパリティと呼ばれる誤り訂
正符号も複数のハードディスクに分散して記録するシステム
です。これにより 1 台のハードディスクが故障しても、運用
を継続可能とする仕組みですが、データ復旧を保証するシス
テムではありません。また、故障したハードディスクを交換
後の再構築中は、内部処理の負荷が高くなりますので、設定
している記録レートで画像を記録できなくなる場合がありま
す。
重要
本書では、本機の設置、NSR-1000 シリーズとの接続に
ついて説明いたします。本機を使用するために必要な設
定などについては、NSR-1000 シリーズの『設置説明書』
および『ユーザーガイド』をご覧ください。
箱の中身を確認する
パッケージを開けたら、以下のものが揃っているかお確
かめください。付属品の中に欠けているものがあるとき
は、お買い上げ店にご連絡ください。
NSRE-S200 拡張ストレージユニット本体(1)
ミニ SAS ケーブル(1 m)(1)
電源コード(1)
フロントパネルキー(2)
設置説明書(本書)(1)
安全のために(1)
WEEE(冊子)
保証書(冊子)(1)
保証シート(1)
ゴム足(4)
メモ
上記以外に、説明書や書類などが同梱されている場合が
あります。
箱と梱包材は、本機を移動したり輸送したりするときに
必要です。捨てないで必ず保管してください。
ラックマウントキット(NSR-RM1)はオプション(別
売り)です。
25
各部の名称
各部の名称
前面(カバーを開けた状態)
A POWER LED
電源が入ると、緑色に点灯します。
スタンバイモードのときはアンバー色に点灯します。
B NETWORK LED
背面の LAN コネクターにそれぞれアクティビティが
あるときに緑色に点灯します。
C HDD LED
内蔵ハードディスクのアクセス時に緑色に点滅しま
す。 ハードディスクにエラーが発生したときはアン
バー色に点灯します。
D STATUS LED(1 4)
本機の起動時に、1→ 2 3 4 の順で点灯します。
また、エラーが発生したときには、ERROR LED
点灯/点滅するとともに STATUS LED が点灯し、
エラーの内容を表示します。
詳細は、「STATUS LED の見かた」33 ページ)を
参照してください。
E ERROR LED
エラーが発生した場合に点灯/点滅します。
F 電源スイッチ
押すと、電源が入ります(電源を切ることはできませ
ん)
G 鍵穴
付属の HDD トレイ施錠鍵を使って、フロントベゼ
ルをロックします。ロック時には、フロントベゼル
は引き出せません。また、フロントベゼルを引き出
した状態でロックしないでください。
ロック時とロック解除時の鍵穴の位置は、以下のと
おりです。
H 通風孔
本体前面から背面へのエアフローの入り口です。
通風孔をふさいだり、通風孔の内側のメッシュにほ
こりがたまったりして、エアフローが妨げられない
ようにしてください。エアフローが妨げられると内
部に熱がこもり、火災や故障の原因となることがあ
ります。
POWER NETWORK 1 2 3 4HDD 1 2 3 4 ERRORSTATUS
12345
678
ロック時 ロック解除時
26
各部の名称
背面
A ファン
ファンの通風孔をふさがないように注意してくださ
い。通風孔をふさぐと内部に熱がこもり、火災や故
障の原因となることがあります。
B 電源スイッチ
1 の方に押すと、電源が入ります。
C RS-232C 端子
メンテナンス用です。
D ミニ SAS 出力端子× 2
下流の NSRE-S200 に接続するためのミニ SAS
ケーブルを接続します。
上下の端子に違いはありません。
E ミニ SAS 入力端子
上流の NSR-1000 シリーズや NSRE-S200 に接続
するためのミニ SAS ケーブルを接続します
F LAN 端子
メンテナンス用です。
ご注意
安全のために、周辺機器を接続する際は、過大電圧
を持つ可能性があるコネクターをこの端子に接続し
ないでください。
G 電源端子
付属の電源コードを接続します。
231
65
4
7
27
設置参考データ / 設置する
設置参考データ
消費電流および、突入電流
記録データ容量
NSRE-S200 の記録データ容量は以下になります。
注)データ容量に関しては、1 GB 1,024 × 1,024 ×
1,024 =約 10 7,374 万バイトとして計算してい
ます。
設置する
設置場所のスペースや強度を充分確認してから、本機を
設置します。
本機の質量は約 12 kg で、大きさは以下のとおりです。
上から見たところ
フロントベゼルを閉じたとき
機種 電源 消費電流 突入電流
NSRE-S200
100 V 0.8 A
13 A
220 V 0.4 A
機種 記録データ容
NSRE-S200 1,396 GB
430 mm
417 mm
87 mm
417 mm
430 mm
377 mm
40 mm
417 mm
28
設置する
フロントベゼルを開けたとき
別売のラックマウントキットを使用すると、本機をラッ
クに据え付けることができます。
ラックに設置しない場合
付属のゴム足を本機に取り付ける。
底面が見えるようにして、立てて置き、ゴム足の接着面
を底面の四隅に貼り付けます。
図の位置を参考にして貼ってください。
本機をラックに設置する場合
オプション(別売り)のラックマウントキットを使用し
て、本機をラックマウントに設置します。
ご注意
本機のオプション(別売り)以外のラックマウントキッ
トを使用すると、火災や感電、けがなどの原因となりま
す。危険ですのでおやめください。
本機をラックに設置した場合、本機の上に重い物を載せ
ないでください。
あらかじめ本機を取り付ける位置を決め、ラックにフェ
ルトペンなどで印を付けておくことをおすすめします。
ラックの高さを合わせないで本機を取り付けると、誤動
作の原因となりますのでご注意ください。
ラックマウントキットのお求めは、お買い上げ店にご連
絡ください。
インナーレールを取り出す
レールアセンブリーからインナーレールを取り出します。
1
レールアセンブリーからインナーレールを、止まる
位置まで引き出す。
2
レールアセンブリーを裏返し、緑色のタブを矢印の
方向に引いてロックを解除しながら、インナーレー
ルを引き抜く。
3
同様にして、もう 1 本のレールアセンブリーからイン
ナーレールを引き抜く。
106 mm
117 mm
494 mm
377 mm
479 mm
377 mm
102 mm
123 mm
ゴム足
シールをはが
本体底面
レールアセンブリーの裏側
インナーレー
レールアセンブリー
緑色のタブ
29
設置する
メモ
インナーレールは本機に、レールアセンブリーは
ラックに取り付けます。
本機の準備をする
ラック取り付け金具とインナーレールを取り付けます。
1
付属の皿ネジを使って、本機側面の前側にラック取
り付け金具を取り付ける。
2
付属のナベネジを使って、インナーレールを取り付
ける。
ご注意
付属以外のネジを使用すると、故障の原因となりま
す。レールの取り付けには、必ず付属のネジを使用
してください。
ラックの準備をする
ラックにレールを取り付けます。
1
レールを取り付ける位置を決める。
レールを取り付ける位置に、フェルトペンなどで印
を付けておくことをおすすめします。
ご注意
レールの高さを合わせないで本機を取り付けると、
誤動作の原因となりますのでご注意ください。
2
ラックにレールを取り付ける。
1 お使いのラックに合わせて、レールの長さを調
節する。
2 付属のトラスネジとワッシャーを使って、前側
と後ろ側のフレームにレールを固定する。
ラック取り付
金具
皿ネジ
レール
ナベネジ
緑色のタブ
緑色のタブ
ワッシャー
トラス
ネジ
30
設置する
本機をラックに取り付ける
本機をラックに入れて固定します。
ご注意
けがや事故を防ぐため、必ず二人以上で行ってください。
1
レールアセンブリーからスライドレールを引き出す。
2
本機を持ち上げ、インナーレールをスライドレール
の溝(白い部分)に載せて、止まるところまでスラ
イドさせる。
3
緑色のタブを手前に引いてロックを解除しながら、
本機をラックの奥までスライドさせる。
4
付属のナべネジを使って、本機を固定する。
インナーレー
緑色のタブ
ナベネジ
31
設置する
電源コードを接続する
電源端子に付属の電源コードを接続します。
電源コードが抜けないように、金具で固定してください。
ご注意
設置の前には「安全上のご注意」 (22 ページ)をよく
お読みください。NSR-1000 シリーズを複数台、また
はほかの NSRE-S200 と組み合わせてご使用になる場
合には、電源の容量にもお気を付けください。
NSRE-S200 の消費電流および突入電流は、「設置参考
データ」 (27 ページ)をご覧ください。
NSR-1000 シリーズと接続する
NSRE-S200 に付属のミニ SAS ケーブルを使って、以下
のように NSR-1000 シリーズと NSRE-S200 を接続し
ます。
以下のようなツリー構成で、NSR-1000 シリーズに
NSRE-S200 7 台まで接続できます。
メモ
接続に使用するミニ SAS ケーブルは、NSRE-S200 に付
属されています。必ず付属ケーブルを使用してください。
NSRE-S200 の増設は、以下の順番で行ってください。
ご注意
NSR-1000 シリーズ、NSRE-S200 ともに、必ず接続を
行ってから電源を入れてください。
ほかの NSRE-S200 と接続する
NSRE-S200 に付属のミニ SAS ケーブルを使って、上流
または下流の NSRE-S200 接続します。
メモ
NSRE-S200 のミニ SAS 出力端子は、上下の端子に違い
はありません。
2
4567
3
1
NSRE-S200
NSR-1000 シリー
ミニ SAS 出力端子
ミニ SAS ケーブル
ミニ SAS 入力端子
NSRE-S200 NSRE-S200
NSRE-S200
ミニ SAS ケーブ
ミニ SAS 力端子
ミニ SAS 入力端
NSR-1000 シリーズ
NSRE-S200
ミニ SAS ケーブ
ミニ SAS 出力端子
ミニ SAS 入力端子
32
電源を入れる / 切る / NSR-1000 シリーズから使えるようにするには
電源を入れる / 切る
電源コードをコンセントに挿すと、電源が入ります。
一度電源を切った後は、本機前面または後面の電源ス
イッチを押すと、電源が入ります。
NSRE-S200 の電源が立ち上がった後に、NSR-1000
リーズの電源を入れてください。
ご注意
複数の NSR-1000 シリーズおよび NSRE-S200 でシス
テムを構成する場合は、突入電流を考慮して電源の配線
を行ってください。突入電流に関しては、「設置参考デー
タ」 (27 ページ)を参照してください。
前面の電源スイッチ
後面の電源スイッチ
電源が入ると、本機前面の POWER LED が緑色に点灯し
ます。
メモ
電源を入れた直後(約 15 秒間)にファンの大きな音がし
ますが、これは故障ではありません。
電源を切る
以下の順序で電源を切ります。
1
本機と接続している NSR-1000 シリーズをシャット
ダウンする。
2
本機の背面の電源スイッチを 1 の方向に 5 秒以上押
す。
電源が切れます。
NSR-1000 シリーズか
ら使えるようにするには
NSR-1000 シリーズの『設置説明書』を参照し、必要な
設定を行ってください。
POWER NETWORK 1 2 3 4HDD 1 2 3 4 ERRORSTATUS
33
その他
その他
STATUS LED の見かた
本機にエラーが発生すると、前面の ERROR LED が状況に応じて点滅または点灯し、STATUS LED は点灯します。
STATUS LED では、以下のようにエラーの状況を示します。
起動中のエラー
(起動中にエラーが発生すると、ERROR LED が点滅します)
STATUS LED および、ERROR LED を点灯で示して
います。
作動中のエラー
(作動中にエラーが発生すると、ERROR LED が点灯します)
1 2 3 4 ERRORSTATUS
エラー
コード
STATUS LED ERROR
LED
考えられる原
1点
SAS(LSI1068E)に問題が
あります。
2点
COM ポートに問題がありま
す。
3点
H/W モニターチップに問題が
あります。
4点
SAS(LSI1068E)に問題が
あります。
5 点滅 NVRAM に問題があります。
6点
SDRAM の初期化に失敗しま
した。
7 点滅 SDRAM に問題があります
8点使
9点使
A点使
B点使
C点使
D点使
E点使
F点使
1234
1234
1234
1234
1234
1234
1234
1234
1234
1234
1234
1234
1234
1234
1234
エラー
コード
STATUS LED ERROR
LED
考えられる原
1 点灯 温度が上昇しました。
2 点灯 未使用
3
電源のファンに問題がありま
す。
4 点灯 電圧供給に問題があります。
5
HDD ファン 1 に問題があ
ます。
6
HDD ファン 2 に問題があ
ます。
7
CTRL ボードの温度が上昇しま
した。
8 点灯 未使用
9 点灯 未使用
A 点灯 未使用
B 点灯 未使用
C 点灯 未使用
D 点灯 未使用
E 点灯 未使用
F 点灯 未使用
1234
1234
1234
1234
1234
1234
1234
1234
1234
1234
1234
1234
1234
1234
1234
34
仕様
故障かな?と思った
まず初めに、下記の項目をもう 1 度チェックしてみてく
ださい。それでも解決しないときは、お買い上げ店また
はソニー業務用商品相談窓口にご相談ください。
本機が起動しない
本機の電源スイッチがオンになっているか確認してくだ
さい。
電源コードが正しく接続されているか確認してください。
お使いのコンセントに他の機器を接続してみるなどし
て、コンセントが通電しているか確認してください。
本機前面の HDD LED で、ハードディスクがアクセス
中でない(HDD LED が点滅していない)ことを確認
してから、本機背面の電源スイッチを 1 の方向へ長押
し(10 秒程度)して強制的に電源を切ってください。
電源を切った後、再度電源を入れてください。
本機では、起動中にファイルシステムをチェックします
が、使用容量に応じてチェックにかかる時間が長くなり
ます。使用状況によっては、2 時間以上かかることもあ
ります。ファイルシステムのチェック中は、本機前面の
HDD LED が点滅します。
ハードディスクにアクセスできない
ハードディスクドライブが正しく取り付けられているか
確認してください。
本機前面の HDD LED で、どのドライブに異常がある
かを確認してください。ハードディスクが故障している
ときは、該当するハードディスクの LED がアンバー色
に点灯します。
ハードディスクへのアクセスが頻繁になると、HDD
LED が高速で点滅するため、明るい場所では消えてい
るように見えることがあります。
すぐに温度が上昇する
前面、側面、背面の通風孔がふさがれていたり、通風孔
にほこりがたまっていないか確認してください。
仕様
NSRE-S200
記憶装置
内蔵ハードディスクドライブ
2 TB(SATA-II 500 GB × 4 台)
ハードディスクドライブの容量計算に関し
ては、1 GB 1,000 × 1,000 × 1,000
10 億バイトとして計算しています。
外部コネクター
背面 ミニ SAS 入力(NSR-1000 シリーズ/
NSRE-S200 接続用、Mini SAS
(SFF-8088)、3.0 Gbit/s)(1)
ミニ SAS 出力(NSRE-S200 接続用、Mini
SAS(SFF-8088)、3.0 Gbit/s)(2)
メンテナンス用シリアル端子:RS-232C(1)
メンテナンス用 LAN 端子(100Base-TX/
10Base-T)(RJ-45)(1)
使用環境
動作温度:5 ~ 40 ℃
動作湿度:20 ~ 80%(最大湿球温度:30 ℃)
(結露のないこと)
保存温度: 20 ~+ 60 ℃
保存湿度:20 90%(最大湿球温度 35 ℃、結露のな
いこと)
電源・その他
電源: AC 100-127 V / 200-240 V(50/60 Hz)
消費電力:最大 350 W
外形寸法:430(W)× 87(H)× 417(D)mm
(突起含まず)
本体重量: 12 kg
別売りアクセサリー
ラックマウントキット NSR-RM1
仕様および外観は、改良のため予告なく変更することが
ありますが、ご了承ください。
必ず事前に記録テストを行い、正常に記録されていることを確認
してください。本機や記録メディア、外部ストレージなどを使用
中、万一これらの不具合により記録されなかった場合の記録内容
の補償については、ご容赦ください。
お使いになる前に、必ず動作確認を行ってください。故障その他
に伴う営業上の機会損失等は保証期間中および保証期間経過後に
かかわらず、補償はいたしかねますのでご了承ください。
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