SPD-SL ペダル
重要なお知らせ
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ユーザーマニュアルに記載されていない自転車への取付け、調整、交換など
につきましては購入された販売店または代理店へご相談ください。なお、自
転車安全整備士、自転車技士など専門知識を有する方むけのディーラーマ
ニュアルはウェブサイト(https://si.shimano.com)で公開しています。
安全のため、必ずこの「ユーザーマニュアル」をよくお読みの
上、正しく使用し、 いつでも確認できる状態にしておいてくだ
さい。
人への危害、財産の損害を防止するため、必ずお守りいただくことを説明して
います。誤った使い方をしたときに生じる危害や損害の程度を区分して、説明し
ています。
危 険
「死亡や重傷を負う内容」です。
警 告
「死亡や重傷を負うおそれがある内容」です。
注 意
「傷害を負うことや、財産の損害が発生するおそれがある
内容」です。
安全のために必ずお守りください
警 告
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製品の分解、改造は行わない。動作不良を起こし、突然に転倒して重傷を負
うおそれがあります。
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ペダルとクリート(シューズ)の装着・解除のメカニズムを使用前に理解する。
SPD-SLペダルは解除をしようと意図した場合のみ、解除されるように設計さ
れています。転倒した際に、自然に解除される設計ではありません。
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SPD-SL対応シューズを使用する。これ以外のシューズを使用すると、ペダル
からシューズが外れなくなったり、予期せずに外れたりすることがあります。
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クリートは、シマノ純正クリートを使用しシューズに確実に固定されていること
を確認する。クリートの固定が不十分な場合、クリートが解除されず転倒する
おそれがあります。
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ブレーキをかけ片足を地面につけて、クリートのペダルへの装着・解除を繰
り返し練習し、十分に足を慣らしてから走行する。
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最初は平地を走行し、クリートのペダルへの装着・解除に十分慣れる。
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ペダルのクリート固定力を、自分に最適な強さに調整してから走行する。クリー
ト固定力が低いと意図しない時に解除して、バランスを崩して転倒するおそれ
があります。また、クリート固定力が高いと解除しにくくなります。
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低速走行あるいは、停車する可能性がある場合(Uターン、交差点付近、登
り坂、見通しの悪いカーブなど)は、いつでも足を地面に着けるように、事前
にペダルからクリートを解除する。
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雨天時など、湿った地面を走行する場合は、ペダルのクリート固定力を通常
より弱くする。
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本来の脱着性能を維持するために、クリートおよびビンディング部に付着した
泥などは取除く。
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クリートが摩耗していないかどうか定期的にチェックする。摩耗している場合
はクリートを取替えて、走行前に必ずペダルのクリート固定力を調整してくだ
さい。
上記を厳守していただかないと、ペダルからシューズが外れなかったり、予
期せずに外れたりして転倒し、重傷を負うことがあります。
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道路を走行する際は必ずリフレクターを取り付ける。リフレクターが標準装備
されていないモデルには別売りのリフレクターがあります。適応するリフレク
ターに関しては販売店または代理店へご相談ください。
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リフレクターが損傷していたり汚れたままで乗車しない。自転車が確認されに
くく危 険 で す 。
使用上の注意
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乗車時のペダリングに異常を感じた時は再度点検をしてください。
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回転部分に異常のある場合は、調整が必要です。販売店または代理店へご
相談ください。
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通常の使用において自然に生じた摩耗および品質の経年劣化は保証いたしま
せん。
乗車前の日常点検項目
乗車前には下記に記載する項目を点検ください。異常のあった場合は販売店ま
たは代理店へご相談ください。
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締結部にガタ及び緩みはありませんか。
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磨耗により、クリートとペダルとのガタが大きくなっていませんか。
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クリートの脱着性能に異常はありませんか。
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ふだんと異なる音はしませんか。
各部の名称
締結部
ビンディング部
クリートの使用方法
装着方法
ペダルのビンディングに、クリートをななめうしろ方向から押し込みます。
解除方法
かかとを外側にひねった場合のみ解除できます。
使用上の注意:
片足を地面につけ、繰り返し装着・解除の練習を行い、解除時にご自分に最適
なクリート固定力になるようセットしてください。
ペダルのクリート固定力調整
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ペダルのクリート固定力の調整は、アジャストボルトを回転させてビンディン
グのバネ力を調整することで行えます。
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アジャストボルト1クリックで1段階調整できます。1回転は4クリックです。
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アジャストボルトは、各ビンディングの後部にあります。
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ビンディング解除時に最適なクリート固定力になるように調整してください。
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両ペダルのバネ力が等しくなるように、インジケーターの位置およびアジャス
トボルトの段階数で確認してください。
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アジャストボルトを時計方向に回すとクリート固定力が強くなり、反時計方向
に回すとクリート固定力が弱くなります。
インジケーター
2.5 mm六角レンチ
弱
強
弱 強
インジケーターが最強または最弱を示したら、それ以上ボルトを回さないでくだ
さい。
使用上の注意:
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不意にクリートが外れたり、意図した時に外れないことを防ぐためにも、クリー
ト固定力の調整を必ず行ってクリート固定力を確認してください。
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クリート固定力にばらつきがあると左右で脱着の感覚が異なるため、クリート
の脱着が難しくなる恐れがあります。クリート固定力は左右とも、同じように
調整してください。
クリートの交換
クリートは消耗品ですので、定期的に交換が必要です。
摩耗し解除が重く感じ始めたり、軽く感じ始めたら、早目に販売店または代理店
にて新しいクリートと交換してください。
使用上の注意:
クリートの色が付いている部分が摩耗したら新しいクリートに交換してください。
前方:•クリートの下地の黒色が見えるようになったら交換します。
後方:•図のA部まで摩耗したら交換します。
A部
前方
後方
リフレクターの取付け(別売品)
別売リフレクターがございます。ペダルのモデルによって異なりますので代理店
または販売店へご相談ください。
UM-41W0A-003
ユーザーマニュアル